- 954 名前:login:Penguin mailto:sage [2012/05/01(火) 18:54:28.83 ID:rS076r0O]
- >>936
意外と実際は伽藍とバザール言う所の、オープンなバザール型開発が行われてるプロジェクトは少ない。 実際は、表向きにはバザール型開発でも、その実態は閉鎖的な伽藍型開発で、身内からのパッチしか採用しないのが大多数。 部外者からのパッチは基本的に却下されるのがデフォだと思っていい。 どんなに有用なパッチを投稿しても、プロジェクトのコミュニティー内での人間関係を上手く構築できなければ、 基本的にパッチは採用されない。ここが非常に面倒くさい。 (単純に技術的に優秀なソースを書けば、それでオールOK・採用。というほど単純ではない。実際はもっと泥臭く人間臭い) 人間臭い側面を如実に現してる例の一つが、ハンス・レイザーのファイルシステムの件。 ソースコード内のコメントに憎まれ口や皮肉を書いたりしてたので、感情的な反発を猛烈に受けて、結局いまだに採用されてない。(おそらくこのまま消えてしまうだろう) オープンソース開発は、実際には意外と泥臭い側面が強い。 バグを見つけたら、バグのパッチを書く。ここまでは簡単なのだが、ここから先が難しい。コミュニティーに取り入って、コミュニティーの人間と仲良いフリして、信用を買わねばならない。 その後、やっとパッチ投稿する事実上の権利を得られて、まともにパッチレビューされて採用されるようになる。 よく簡単に「文句があるならパッチを送ればいいだろ」という台詞を聞くが、パッチ書くのなんてワケない。問題は、コミュニティーに取り入って人間関係を構築し信用を得る作業。ここがとにかく面倒というか泥臭い。 だから、実際はパッチを書いたら、勝手にフォークして勝手に個人でパッチ充てて個人的に使うという人が大多数となってしまい、多数の人間が似たようなパッチを重複して書くという無駄な自体が起こりがちになる。
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