- 615 名前:特厨非FAN ◆AntiT24WoA mailto:sageマンに異議あり! [2005/12/14(水) 00:02:19 ID:???]
- >>605
これは難しいね。1レスで簡単に言ってしまうのは無責任かもしれない。 幾つかの立場を紹介しておこう。 @増税がそもそも悪だとする立場。 これは全ての増税を拒否する。「小さい政府」という考え方だね。 この立場には、リバタリアンと保守主義者が当てはまる。彼らのことをまとめて、新自由主義者と言う。 保守主義を自称するのに、増税を容認するのは、欧米政治学の学問的には、正しい立場とは言えない。 増税が必要なのではない、増税ありきの議論がそもそもおかしい、歳出削減努力が足りないだけだ、と。 「大きな政府」の立場からは、貧富の差が大きくなってしまう、という批判がある。 「大きな政府」はそもそも、貧富の格差を縮小する為に、税と財政出動にによって、 金持ちから貧者に金を再配分する、という考え方がバックボーンにある。 A増税をするなら、消費税を、という立場。 これは通常、同時に所得税増税や法人税増税には、反対する、という立場を併せ持っていることが多い。 基本的には、個人や法人がビジネスをして、収入を得る部分、ここから税を取るな、ということ。 ビジネスをするのに高税率がかかるんじゃ、創業意欲・就労意欲がなくなるだろう、という見解。 むしろ、欲望を満たす消費の部分に、課税をしろ、という議論です。 また、収入部分より、消費部分から課税した方が、脱税や節税などの不公平な部分がなく、 広く浅く取れる為に、公平だという議論がある。 ちなみに、この立場は、貯蓄性向が高い人に、より恩恵をもたらす。 また、低所得者層や、年金収入のみの高齢者層からも、税金を取れることがポイント。 累進課税を是とする消費税反対派からは、逆進制だという批判にさらされている。 これは、生活必需品は誰も同じであるのに、所得割合に対して、低所得者の方が、 額は同じでも、自分の所得に対する割合としては、高負担になっている、という見解。
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