- 1 名前:名無し検定1級さん [2013/07/01(月) 16:13:20.92 ]
- 【独立開業したフリーター】某本で行政書士のことを、こう表現していたことを知り
俺は、ある一人の行政書士を思い出した。 数年前、俺が大学生の頃、暇つぶしで短期バイトをしていた職場で、いつも怒られてばかりの さえない30代の男がいた。そいつは休憩時間になると、毎回一人で寂しく漫画を読みふけっていた。 俺はそいつに興味を持ち、話しかけてみると、読んでいた漫画は「カバチタレ」 もっと話を聞いてみると、彼は高校卒業後からニート、フリーターを繰り返していて「カバチタレ」を見て 自分にはこれだ!と思い立ち、高卒なりに頑張って行政書士取得したそうです。 まずは親を安心させようと思い、行政書士資格をアピールして求人に応募しまくったそうですが 行政書士資格を評価してくれる企業は、どこにも無く、結果は散々 彼は危機感を感じ、思い切って行政書士で独立開業したそうです。しかし、仕事の依頼は全然無く 会費払うだけで赤字状態。だから、やむを得なくバイト生活を再開しているとのこと そして彼は言っていました「行政書士の肩書きを捨ててしまうと今までと同じになってしまう」 続けてこうも言いました「でも会費払う分、昔のフリーター時代より金銭的に厳しい・・」と。 あれから月日が流れ、俺は大学を卒業し某士業法人に就職した。仕事柄俺は、あの時の彼が どうなったのか?と、ふと思い出す時がある。ある日、俺が外出先へ行く途中、とある運送屋の 倉庫裏で「何度言えばわかるんだ!こんな簡単な事もできないのか!」と怒られている声が 聞こえてきたので何気なく覗いてみると、怒られていたのは・・・あの時の行政書士さんでした。 忘れもしない。あの猫背、薄ら禿散らかした髪、遠くから見てもはっきりわかる情けない八の字眉毛 そうです。あの行政書士さん職場は変わってましたが、まだバイト生活を続けていたのです。 さらに残念な事に、彼はしばらくして行政書士開業約2年半にピリオドを打ち、廃業したそうです。 風の噂では、彼は周囲の人に「普通のフリーターに戻りたい・・」と漏らしていたようです。 恐るべし、フリーターよりも貧乏な【独立開業したフリーター】行政書士 "独立開業したフリーター"このフレーズを聞くたびに、俺はあの行政書士を思い出す。 .
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