- 284 名前:名無し検定1級さん [2013/03/18(月) 19:58:41.95 ]
- 8回の奇策、海外メディアからも疑問の声
「相手は素晴らしいチーム。打者は積極的に打って来たし、特に投手陣が良くて、チャンスらしいチャンスもなかった。相手が勝ったということ」 試合後に山本浩二監督はそう語ったが、実際には日本に追撃のチャンスが訪れなかったわけではない。 5回裏には好投していた相手先発投手の負傷降板後に1死一、二塁の好機を作るも、稲葉篤紀、松田宣浩が連続三振。 6回にも相手のまずい守備もあって2死から3塁に走者を置くが、期待された阿部慎之助が空振り三振。 日本の打者たちはいずれもボール球の変化球に飛びついてしまい、降って沸いたような得点機を逃し続けた。 この拙攻の後、7回表に2番手の能見篤史がアレックス・リオスに2ランを浴びて、得点差は3点。 少なからず終戦ムードが漂い始めた中で、それでも8回に鳥谷敬、井端弘和、内川聖一の長短打で1点を返した日本の粘りは見事ではあった。 しかし、再び掴んだ絶好の追撃機に、この試合最後にして最大のミスが最悪のタイミングで飛び出すことになる。 1対3と点差を詰め、なおも1死1、2塁で打席には4番の阿部。 ベースボールの醍醐味と言える真っ向勝負の場面で、一塁走者だった内川が1、2塁間で挟まれ、2塁ベース上でタッチアウトになってチャンスをまたも潰してしまった。 「ダブルスチールを行っても良いというサインだった。井端のスタートが遅れたのでああいった結果になった。 投手のモーションが大きいというのはビデオを見て分かっていて、チャンスがあれば走るという話だった。 打者はスラッガーの阿部だったが、1つでも前の塁に行くという姿勢、作戦に悔いはない」 山本監督はそう説明したが、打席に日本最強の打者を迎え、しかも奇策で挑む相手は強肩で知られるヤディア・モリーナ捕手である。 果たして適切な戦術だったのかどうか、試合後には海外メディアからも疑問の声が飛んだのも仕方ないところだった。 浮き足立った上でミスを犯したのは内川だけではない
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