- 573 名前:非公開@個人情報保護のため [02/12/22 14:31]
- 工作船事件で巡視船乗組員にPTSD
−「銃撃戦の後遺症」 十管、カウンセリング実施 奄美大島沖で昨年12月、北朝鮮の工作船と銃撃戦になった海上保安庁の巡視船の 乗組員 数人に、事件が原因とみられる心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状が 出ていることが21日、分かった。 関係者の話では、症状があらわれた乗組員らは、巡視船での当直中に物陰から突然人 が飛び出してくるような不安を感じたり、巡視船内に残った弾痕を見て「ほんの少しずれて いれば自分の体を貫通する位置にあった」とショックを受け精神的に不安定になったりする など、銃撃戦の後遺症がみられるという。 事件後、第十管区海上保安本部では、定期的なカウンセリングを行うなど、PTSD予防の ために乗組員の精神的なケアを続けてきた。 十管の黒木正警備救難部長は「(PTSDの)症状があらわれた乗組員がいることを重く受け 止めている。治療については、専門家に委ねるしかない」と話している。 乗組員のケアに当たっている鹿児島大学教育学部の久留一郎教授は「事件発生 から1年。 記念日症候群はフラッシュバック(よみがえり)現象を引き起こしやすいため、今はきわめて 重要な時期だ。家族や職場など周りの温かい理解と支援 が大切なので、そっとしておいて ほしい」と語った。 事件は昨年12月22日、奄美大島沖の東シナ海で発生。巡視船の停船命令に応じず逃走 した工作船が突然発砲、海上保安官3人が腕などにけがをした。現場で対応に当たった 巡視船4隻のうち、3隻が計約170発被弾した。
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