- 578 名前:マンセー名無しさん mailto:sage [2010/09/21(火) 16:33:50 ID:k1hku87O]
- >>576
外に 100% 供給を依存する“ごま” 30カ国と52カ国、これが何を意味するのかお分かりでしょうか? 30カ国は、平成15年 (2003年) に日本がごまを輸入した国の数、52カ国は、この10年間に日本がごまを輸入したことのある国の 数です。食品の原材料となる農産物の貿易は、一般に輸出国の数が限られているという特徴があ りますが、ごまについては、商社のみなさんが世界中を駆けめぐって、私たちの生活に不可欠な ごまを集めているのです。 日本人の食生活に欠くことのできないごまは、かっては日本国内で広く栽培されていましたが、 いまでは統計に記録されるだけの生産がない状態になっています。収量が少なく採算性が低いこ とや栽培上の難しさがあることから、より収益性の高い作物へ生産転換が行われたことによるも のです。いまでは、世界最大の輸入国となりました。日本の食文化が、外国によって支えられて いる典型的な事例となっています。 ごまは、幹に鞘を形成しその中で種子である “ごま” が成熟します。この鞘の形成と成熟は下の方 の鞘から順次上の鞘へと進み、上の鞘が熟する頃には下の方の鞘ははじけて、種子が散乱するとい う特徴があります。このため、下の鞘がはじける直前に収穫することが必要になりますが、当然、 上の方の種子は成熟不十分という状態になります。したがって、こまめに農場を見回って収穫時 期を判断することが必要となり、機械化農業で対応することが難しい作物です。 このため、世界でもごまの主な生産国は、機械化農業が進んだ先進国ではなく、発展途上国とな っています。冒頭の30カ、52カ国も、ほとんどが発展途上国です。大豆が先進国の大規模機械化 農業により生産されていることに比べ、大きな相違点です。 www.oil.or.jp/topics/news20040628.html
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