- 771 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2017/09/10(日) 16:53:49.35 ID:zNzGLLac.net]
- 原田武夫氏が主張する、そろそろ私達が知るべき「本当の日本」とは何か?
blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/0c04824ec6a194854a75e05384e558ce 私はこんなことを聞いたことがある。「アメリカの大統領が選ぶ閣僚たちの中には、必ずひとり『透視能力』を 持っている人物がいる。えてしてそれほど目立つことのない職務(たとえば労働長官など)に就いていたりする、 そうした人物たちが担っている役割は、大統領が重大な決断をするとき、彼らには見える『未来』に基づいて アドバイスをすることだ」 これと同じような話を、実はわが国の歴史の中でも見つけることができるのを読者はご存じだろうか。いわゆる 「陰陽師」だ。映画にもなった“安倍晴明”に代表される陰陽師も、また占い師のように普段は思われがちだが、 天武朝の昔から整えられ始めた「陰陽道」を営む彼らは、今の言葉でいうと「天文学」と「地学」を修める学者 のような存在であった。すなわち太陽や月、そして星々といった天体の様子を観察する一方で、草木や虫、 さらには土地そのものの様子から、大地の異変を事前に察知する。そのことが「陰陽師」が果たす大切な役割 だったのである。 そしてこの「陰陽師」が日食や月食といった当時の人々にとっては脅威であった天体現象がまもなく生じることを、 ひそかに、そう、時の天皇に対してだけ事前に伝えるということが、わが国では古代から行われていたのである。 これを「天文密奏」と言い、天皇たちにとっては統治のための大事な手段であったことが知られている。 なぜならば「陰陽師」たちから、自分だけにささやかれる天の異変について、あらかじめこれを予言することで、 時の天皇たちはその卓越した超人ぶりを発揮することができたからである。やがて訪れる太陽や月をめぐる 激変の中で、人々はあらかじめこれを予言した天皇のおそれ多さを口々に語り合い、その権威にひれ伏した というわけなのである。そう、世の東西を問わず「予言」とは昔から権力と隣り合わせのものなのである。
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