- 107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2015/11/04(水) 22:10:50.06 ID:xq/L4haT.net]
- 南極大陸で年々失われていく氷よりも、増えている氷の量の方が多いとの研究結果を、米航空
宇宙局(NASA)のチームがこのほど発表した。事実ならば、南極氷床の融解が海面上昇に つながっているという従来の説は覆される。 NASAのチームは南極氷床の高さを人工衛星から計測したデータを調べ、その変化の様子から 結論を導き出した。 南極大陸は米国とメキシコを合わせたほどの面積。氷の増減は大陸全体で一律に起きている わけではない。南極半島を含む西南極の一部で氷床の融解が進む一方、東部や内陸部の 一部で氷が増加傾向にあることは、かねて指摘されていた。今回の研究では、この増加分が 減少分を上回ることが明らかになったという。 氷が増加しているのは、1万年前から続く降雪の増加が原因とみられる。雪は年月を経て積み 重なり、圧縮されて氷となる。 チームによれば、こうして1992〜2001年には年間1120億トンの氷が新たに加わった。 02〜08年はペースが下がり、年間820億トンの増加となった。 過去10年以上にわたる研究では、南極大陸やグリーンランド、世界各地の氷河から溶け出した 氷が、海面の上昇を引き起こしているとされてきた。西南極の氷床が融解すると、地球の海面は 約3メートル上昇するといわれている。しかし新たな研究結果では、南極大陸は差し引き計算すると 全体として氷が増えているため、海面上昇の要因ではないことになる。 これは必ずしも喜ばしい結果とは言えない。グリーンランドで起きている融解などの影響が、 従来の推定より大きいことを意味している可能性もあるからだ。 また研究チームの指摘によれば、西南極での氷床融解は次第に加速している一方、氷の増加 傾向は近年緩やかになってきた。そのため今後20年のうちに、減少分が増加分を上回ることが 予想されるという。 ソース/CNN www.cnn.co.jp/fringe/35072954.ht
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