- 35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2011/01/08(土) 11:38:22 ID:uy7D2Rru.net]
- ここからは私の予てからの疑問。
私は保護主義の全ては否定しないし自由貿易の全ても肯定しないが、この人も含めて自由貿易を批判する識者は 必ず「ではアメリカが北〜中米だけで閉じ、保護主義に動くことも肯定するのか?」という一番肝心な質問に全く答えてくれない。 2つ目の疑問は決して経済的な話ではないが、共同体(全体)主義者は 「赤の他人の行動を強制することにどういう正当性があるのか?」(例えば昔の日本での強制お見合い結婚)という質問にも答えてくれない。 いわゆる「反グローバル主義」「反近代」の感情は分かる。 だがこれらの質問に誰一人答えてくれない。 でも一番面白かったのが「国家の品格」。 「理屈じゃねぇンだよ」「伝統だから正しい。意味がなくても伝統は正しい」とひたすら書いてあって、もうヤケクソな開き直りの思考放棄が潔かった。 そもそもの疑問として、 ・「日本は問題だらけ、だから変えなければ」 ↑一体どこの国のどの時代に比べて問題があると思ってるのか? バブル期を基準にしてるのか? 貧困層でも70年代より物質的に良い暮らししてる現実は否定できない。 で、上の2つ目の疑問に行きつくわけだが。 それとアジアの共同体は中国とインドが余りにも大きすぎるから、中国の属国か、逆に中国の囲い込み同盟の2択になってしまう。 貿易協定ならいざとなれば簡単に切れるが、1度始めたら2度とやり直せない移民を含む共同体構想を簡単に宣伝しないで欲しい。 何よりEU自身が、国家共同体は逆境時に団結がバラバラになると金融危機の時に証明した。 金融危機もギリシャ危機も、結局アメリカの助けを借りた口で共同体を押し売りされても…。
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