- 599 名前:(*゚Д゚)さん mailto:sage [2013/02/12(火) 22:55:58.43 ID:m28TMIH5]
- 流しのところの電気がついてたので皿でも洗ってんのかなと思って覗いたら、
親父が読みすぎたせいかボロボロになった料理の本と遠足の時に持ってった弁当箱を見ながら泣いていた。 で、俺はその時ようやく、自分がとんでもないことをしたんだってことを自覚した。 でも初めて見る泣いてる親父の姿にびびってしまい、謝ろうにもなかなか踏み出せない。 結局俺はまた布団に戻って、そんで心の中で親父に何回も謝りながら泣いた。 翌朝、弁当のことや今までのことを謝った俺の頭を親父はまたぐりぐりと撫でてくれて、 俺はそれ以来親父の作った飯を残すことは無くなった。 親父は去年死んだ。病院で息を引き取る間際、悲しいのと寂しいのとで頭が混乱しつつ涙と鼻水流しながら 「色々ありがとな、飯もありがとな、卵焼きありがとな、ほうれん草のアレとかすげえ美味かった」とか何とか言った俺に対し、 親父はもう声も出せない状態だったものの微かに笑いつつ頷いてくれた。 弁当のこととか色々、思い出すたび切なくて申し訳なくて泣きたくなる。
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