- 653 名前:驍ニ、彼女が訪れたことがわかるほどの残り香
錯覚ではなく、開店時から満たされていたコーヒーの香りが なんとも言えない人体の変な臭いに変わった マスターは換気の為、真夏と真冬以外はドアや窓を開け放すようになった 夏と冬は彼女の車が見えなくなってから全部開けて換気していた そしてトイレが地獄と化した 彼女が使った直後のトイレに入った女性客が気絶して倒れて救急車で運ばれた マスターに「入店をご遠慮いただいたら?」と聞いたこともあるけど 「お客様ですから・・・言えません」と悲しく笑った そして彼女の初訪問以降、明らかに客足は減っていった 私の方が先に常連だったこともあり、頑張って通っていたけど そこに彼女はいないのに、ドアを開けた瞬間に臭うワキガ臭に耐えられず 週1から隔週、そのうち月1に減っていった 彼女が来るまでの2年間、すごく人気で繁盛していたのに 彼女以外の常連客はほぼ全員離れ、 ガラガラの状態でそれから3年営業してたけど この3月末で閉店したらしい この田舎町は、またcafeのない町になってしまった マスターは現在50歳前後だと思うけど、これからどうするんだろ 強烈なワキガは人の人生を狂わせるね・・・ [] - [ここ壊れてます]
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