- 901 名前:おさかなくわえた名無しさん mailto:sage [2018/06/14(木) 22:50:35.97 ID:EjOBwlgp.net]
- もうだいぶ昔の話
通ってた高校には普通科の他にもいくつかの科があった。自分は外国語を専門にした科に在籍していて、専攻は英語だった。普通科との偏差値は10は違ったんじゃないかと思う。 附属の大学へ進学するとき、第一志望は英文科で出した。英文科の枠は一名。ところが通らず第二志望の学科になった。 英文科に決まったのは普通科の、それも正直言って成績が良くないタイプの子だった。 自分は英語科で留学経験あり、評定平均も高め。絶対いけると思ってたからすごいショックで、先生に抗議した。 理由は、その子がスポーツで優秀な成績をおさめたから。だった。附属の大学含め、その学校はスポーツが盛んだったのは確か。でもそれがまさか文系の進学にそんなに影響するとは思わなかった。 大学ではその子は当然ついていけない。今まで朝から晩まで部活漬けだった子が、いきなり古典英語についての授業なんかわかるわけもなかった。しょっちゅうレポートがわからない、とこちらにヘルプを出す。 最初の頃は何度も丁寧に教えたし、せっかく入ったんだしもったいないからしっかり頑張れ!なんて言ったりもしてたけど。ある日いきなりルーズリーフに書かれた日本語を持ってきて 「ねーこれ英訳してー。3限までに」 と言われた瞬間、何かがブチっと切れた。適当に訳した紙を
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