- 948 名前:おさかなくわえた名無しさん mailto:sage [2006/10/10(火) 00:10:06 ID:UGGDtAWj]
- 会社に派遣で来ていた小動物のようにいつもビクビクした男。
同じシマの机で4〜5人くらいが大騒ぎでそれぞれ仕事をこなしている際中に 「ねえ、〇〇君・・・。」と普通に呼びかけただけなのに 「ふぁー!!びっくりしました・・・!今のは俺にとっての真珠湾ですよ・・・。」と 蚊の泣くような声で返ってくる返事。 驚くような有名大学卒なんだけど、前職は何故かお坊さん。 「なんでお坊さんの修行やめたの?」という私の問いかけには 「いやあ、結局仏教もやりましたけど・・・、 俺にとっての『今回の任務』っていうだけだったんですよ・・・。 俺は世の中を相手に羊の毛の様な柔らかなメッセージを送りたいだけです・・・。 最近はそのための詩も書いています・・・。」 こんな調子のよくわからない禅問答で皆を悩ませた。 そんな彼は結局9月で派遣をクビになってしまったのだけど、プチ送別会の席で私に 「すみません・・・。本当は皆さんに筆で書いて渡したかったんですけど、 昨晩に墨汁を売ってる近所の店をネットで探したんですけど見つからなかったので・・・。 この別れの詩を△△さん(←私)が明日の朝一番に出社して・・・、課長は7時半には 出社しているのでそれより前にコピーして皆さんの机の上に置いといてください・・・。」 と4枚の紙を渡された。 その4つの詩のタイトルがこんな感じだったので、 内容も見ず私は本能的に「了解!」と嘘をついた。 今手元にあるのをタイトルだけそのまま書くと、 「ボリビアで行こう」 「アメリカの販売業者」 「ゴールドブレンド経由」 「ツテも無く樺太に移住」
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