- 659 名前:さてつ先生机下御待史 mailto:sage [2017/07/18(火) 05:29:58.19 ID:Vmbegxf5.net]
- >>652
何かマラソンとか体育会、実業団レベルでやっててのコンパートメント症候群なのか、経緯がワカランと何とも言えないが (通常、高校の部活程度でコンパートメントになったら無理せず休んで専門医の治療受けるし) それの後遺症でニューロパチー、腓骨神経麻痺、それによる脛の慢性痛というとレアなケースなのでやってみないと何とも言えないケース。 トラムセットもここ4〜5年外来で使われる事が出てきたお薬なので、 長期服用で疼痛下降性疼痛抑制系なんかに影響与えて鍼灸が効かなくなるという学会報告も聞いたことない。 むしろ疼痛神経、痛みを感じる神経の感じ方が増強とかはちょっとあり得ない気がする。 逆に痛みの悪循環を断ち切る意味では有用。 ちょっと調べた程度だが、トラムセットの中のオピオイドが脳内の痛覚受容受容体のμ受容体にはまって痛覚をブロックするが 鍼灸による鎮痛は脳内モルヒネ様物質の分泌や下降性疼痛抑制系だけじゃなく、 末梢神経の神経の興奮(オーバーシュート)やゲートコントロールなんかでの鎮痛作用もあるし あと意外とペインクリニックや整形なんかで見落とされがちなのが 腓骨神経麻痺なんかによる筋拘縮、ぶっちゃけコリなんかによる痛みなんかも大きな要因もあるので それが取れるだけでも楽になるケースはある。 オレも以前、繊維筋痛症でトラムセット長期服用してた患者さん診たことあるが トラムセットの副作用がキツくて筋肉がギューっと締め付けられる痛みが辛いとかでそれを鍼で和らげることで トラムセットの服用頻度が減ったというのもあった。 とくに足首が上がらないとかの麻痺があったりすると、そこの部分だけでなく、 歩行のみならず日常生活全般に動きの負荷、疲れが出るので、そういう意味でも単純に痛みだけの治療というより お医者さんは軽く見がちだけど、全身疲れを溜めないというのもQOLを良くして結果鎮痛効果も高くなる可能性はある。 痛みって(専門的に)修飾されるというけど、疲れたりイライラしてりゃ余計痛く感じるし、 体調が全体に悪くない、良ければそれほど気にならないとかあるのでそこの患部だけでなく全体的にやってみる価値はあると思う。 NSAIDsがあまり効かなくてという時にトラムセットはとても有用な薬だと思うが 漫然と使うより、鍼灸とかであれこれやってNSAIDsでいける時はそれで、辛い時はトラムセット使って とか出来ればそっちの方がいいし、トライしてムダとは思えない。 取り敢えずこれも通い易い鍼灸院で電話でまずちょっと聞いてみて、この場合はちょっと34回で効くかどうかは俺でもワカランので、6〜7回くらい経過見てダメならチェンジで。 また何かあれば遠慮なくどーぞ。 お大事に。
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