- 63 名前:さてつ様御机下 [2017/03/25(土) 22:51:27.85 ID:r2GSSgXM.net]
- 耳鳴りなんかは、耳鼻科なんかで「これは歳だから一生治んないよ。付き合うしかないね」って、まぁ教科書的には老人性耳鳴りなんかはそうなんだけど、そう言われてガックリ来た、
っていう患者さんとか来院すること多かった(最近の若い医師は流石にそういうの居ないけど)けど、同じことするんでも、「うーん、ちょっとやってみないと分からない部分はあるけど何とかやってみましょう。」 とか言って、治療後患者さんが着替えてる最中に「鍼をやると一時的に耳鳴りが強くなったりすることもありますが、それは結構が良くなったりで悪くなったのじゃないですからね」とか先制攻撃じゃないけど先に言っとくと安心してくれることもあるし 上の痛みと同じように数日で変化があることもあるんで様子見てという説明で納得して帰ってくれること多い。 そんで暫く治療してると「耳鳴りは全くないわけじゃないですけど、気になって眠れないとかそういうのは気にならなくなりますた(゚∀゚)」とかそういう風に変わること多い。 俺が「鍼一本の技術より」というのは、治療ってそういう患者さんの気持ちや治療院内での鍼での施術のみじゃなくて、気持ち的な不安感や日常生活での気になることとかそういうものも含めてのものだと思うから、 「五十肩で腕のROM改善しました!でも肩こりと耳鳴りで夜なかなか熟眠できません」じゃ意味ないでしょ? 手術成功だけど患者さん亡くなりましたと同じ状態じゃしょうがない。 この前も、仕事関係である初対面の鍼灸師の人に手紙書いたんだけど、返事が電話で来て、口癖なんだろうけど「いや素晴らしいお手紙を・・・自分の所の者にも言い聞かせてるんだけど・・・私が〇〇なるからそれはしっかり対処しておきますから・・・」と こっちが口挟む間もなくとうとうと上から目線(いや立場は向うが上なんだけどさ)で話されて、まぁこれ一般企業とかならこういう言い方しないよな、とか思った。 あとは、まぁこれはHowToというか奥の手だけど、コリとか執拗に言う患者さんはスパシーボでも「じゃあここに円皮鍼貼っておきます。」とか 耳鳴りの場合は敢えて目立つ聴宮とかに円皮鍼貼って置いたりすると、「やって貰った感」で満足して帰るとかある。 これがいくら東洋医学的に「残った耳鳴りは足の太谿というツボの方が効果あるから」と言って足首に貼ってもダメ。 あと、あまりにも毎回必ずコリが残るーとか言う患者さんで肩とか最初にしっかり治療しても、やっぱり治療後に言う人なんかは、敢えて最初に軽刺激にしといてコリを残しといて そんで終わってからやっぱりコリがーとか言う時にガッツリ響かしてそこをいつもよりしっかりやったという感想を持って帰ってもらったり。 まぁ肩井なんかは実際、座位単刺で最後に仕上げする方が効くんだけどね。ぶっ倒れるくらいやってやろうと思うとこれが意外と脳貧血起こさないんだわw でも押手で手前に身体を引っ張りながら倒れるなら自分の方に、という感じでやって。 あとお会計終わって患者さんが玄関出る瞬間にちょっと気になってる症状とかで「これから〜症状も出てくる季節ですしね」とか言うとポロっとそこで「そうなのよー」 とかあれこれ本当に気になってる症状やら話してくる人いる。 たまにそれを先に言えよという人もいるが、その時間も見越して治療時間や予約時間を設定したり、逆に多弁な患者さんは次の準備(実は予約ないけど)をするしぐさで席外したり。
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