- 536 名前:さてつ先生机下御待史 mailto:sage [2017/06/25(日) 17:40:52.47 ID:grBeqXeT.net]
- >>514
冗談ぬきにマンセー疲労症候群ちっくな(;´Д`) >>515 アトピーはそのものは厳しいね。特に大人で時間が経ったものは。 アトピーも最近は原因が色々分かってきていて、痒みと炎症と掻き毟るのを繰り返すことで神経の末端が皮膚表面の近くまで伸びちゃってさらに過敏になる、とか言われてて、 そうなるとちょっとその神経の伸びちゃった過敏さは鍼灸で戻すというのは難しい。 ただ、アトピーの患者さんは痒みだとか長い治療だとかでストレス相関でストレス、疲労が強いと症状も酷くなるというのはあるので、 そういう意味でアトピーそのものを寛解、完治させるというアプローチよりも、疲労やらストレスを軽減させて症状を緩和させる一手段としての方が現実的かと。 一昔前、15年20年くらい前、まだネットがなくてアトピービジネスと言われたものが色々巷に広まってた頃は、たしかに鍼とかで週1とかで根気よくやって治療したとかもあったし、 自分がアトピーで鍼灸、東洋医学で良くなったので鍼灸師を目指したという鍼灸師も多いが、今はアトピーの治療法とか原因とかの解明が徐々に進んできたので、 大人でもう何十年もアトピーの皮膚炎があるという人に毎週鍼やりましょうと言って寛解、治癒を目指すよりも、そういうアプローチの方が現実的だと思う。 俺も親戚の又従妹で生まれつきアトピーで近くに住んでた時に治療したりして、親戚だから色々聞いたり試したりしてみたけど、 仕事するようになるとどっちかっつーとアトピーの痒みもあるけどそれより肩こりとか疲れの方が気になると言って主訴が変わってきたり。 他にもアトピーの患者さんとか診るけど、もうアトピービジネス全盛の時代に民間療法あれこれ試して治療疲れしてるので、アトピーそのものの治療という主訴でかかる人が少ないね。 これが小児喘息とか小児アレルギー、小児のアトピーとかのアレルギーマーチの途中だと鍼灸漢方で治すところまで行ける可能性はあるけど、ちょっと通院の負担がおっきいかも。 俺も小児針で対応できる患児の場合は治療院に来てもらうよりやり方を教えて家でご両親にして貰ってる。 >さてつ先生はどこで開業なさってるんでしょうか? 都内だけど、遠くの迷医より近くの凡医。自分の生活動線の近くにあって治療費的にも通院自体もムリがない方がいい。 >>516 >抗不安薬の離脱症状の治療もやった事はありますか?その場合、どのぐらい和らげる事が出来るのでしょうか。 抗不安薬の離脱症状のケースも何例かあるけど、それは向うが減らしたいので鍼灸でどうにかしてくれ、というよりもう減らしつつあるけど別の愁訴で来て治療するケースが多いかな。 確かに新聞とかで一時的にBDZ系の抗不安薬の依存性の問題が取り上げられたけど、俺が実際に診た患者さんで減薬中でもそうでなくても、本当に依存性が問題とかそういうケースは少ない。 これはもう個々の患者さんのケースによるから何とも言えないけど、そもそも離脱症状が出るような減薬が必要なケースって 1.肝機能腎機能とかの問題でその薬が使えない 2.患者さん自身はもう薬要らないと考えているけど、こちらサイドから見るとまだベースの症状、疾患が完全に良くなってなく必要な状態 3.整形外科とか老人医療で主治医のチェックが甘く漫然と薬が処方されてるケース と言う方が多い。まぁここでは依存性について論じるのはちょっと専門外だし個々のケースによるので別にするが、 個人的に診たケースでは2.のまだお薬が必要なのに薬について抵抗感があって早く止めようとし過ぎるケースの方が圧倒的に多いね。 教科書的には減薬のペースって、抗不安薬にしても抗うつ薬、睡眠導入剤にしても、あ、飲むの忘れちゃったとかで気づいたら減ってた、というので自然と飲まなくなるというのが基本。 ただ、ストレスから来るうつ病とか不安神経症とか出てる人は、ある意味マジメでキッチリ服薬とかをする傾向にあって、あんまり適当に薬飲まないので、忘れてその内飲まなくなるというのになかなかならない。 なので、主治医がベースの抑うつなり不安感なりが減って、これはもうお薬要らないなぁと判断したらお薬の量を漸減的に減らすとか隔日で服用とかで減らしていく。
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