- 740 名前:エリート街道さん [2010/04/27(火) 21:29:32 ID:1JHrPFPG]
- 730 横浜国立大学の1期校問題について
新制大学発足の1949年、確かに横国は1期校でスタートしたのは事実であるが、 この時点では、3月上旬 に1期校、その発表をみて2期校が下旬に入試を実施 するという1950年以降の制度とは異なり、1期校は6月 8日から、2期校は15日 から入試が行われた。これは旧制高校1年修了生に旧帝大のほか、有力なもと 旧制大学の受験チャンスを与えるという目的に沿った制度で、東京教育大学、 一橋大学、東京工業大学、神戸大学、広島大学のほか旧官六の千葉大学、金沢大学、 熊本大学、旧女高師のお茶の水、奈良女子が2期校 にまわった。このような事情 からみて横国の1期校スタートは群馬大学や埼玉大学同様であってその優位 性を 物語るものではなかった。事実この年の横国経済学部の志願者は573名、入学者179名、 倍率3.4倍に 過ぎなかった。ところが1950年、2期校になると志願者は一挙3倍以上の 1778名に膨れ上がり、倍率も9.8倍にハネあがった。1951年、52年と2期校がつづけられ、 競争率は激化する一方だった。しかるに入学生の多くが東大、一工落ちで2期校コンプレックス が学内に充満したところから1953年に再び1期校に戻ったが工学部では志願者が半減した学科 もでて1954年、またも2期校に戻り、制度が廃止されるまで続いた。
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