- 847 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2012/02/04(土) 11:27:24.48 ID:9391O9mH]
- 日本特殊陶業、エンジン用プラグ開発を小牧に移管 2012/2/3 2:00
日本特殊陶業は自動車エンジン用点火プラグの開発部隊を本社工場 (名古屋市瑞穂区)から小牧工場(愛知県小牧市)に移す。 2010年に操業を休止した半導体パッケージの生産棟を開発拠点とし て使う。 小牧にある自動車用酸素センサーの開発部隊や14年に岐阜県可児市 で稼働するプラグ用絶縁体の工場と連携を深め、稼ぎ頭である自動 車部品事業の収益力を高める。 4月以降、本社工場でプラグの開発や品質保証、事業の企画、管理 を手掛けている約500人が小牧に移動する。小牧の半導体パッケージ 生産棟は10年にインテルへの供給を中止して以降、使っていなかった。 開発拠点として整備し直し、利用を始める。 小牧では現在、酸素センサーの開発を手掛けている。プラグとセンサー はともにエンジンの燃費効率向上に深く関わる。両方の開発部隊が連携 を深めることで商品力を高める。14年春に稼働予定の可児新工場との 直線距離も、本社工場に比べほぼ半分の20キロ弱に縮まる。 新工場に近い場所で開発を進め、プラグの中核部品である絶縁体の性能 向上につなげる。 同社はプラグとセンサーでともに世界首位の約4割のシェアを持つ。 両製品を軸とする自動車関連部門の売上高は12年3月期見込みで2077億円、 営業利益は308億円と高い収益力を誇る。一方、情報通信部門は約70億円 の営業赤字見通しで、パソコン向けMPU(超小型演算処理装置) パッケージ生産から撤退する方針を固めている。 当面は自動車関連に経営資源を投入して収益を高める意向で、 プラグ開発の小牧への移転により、技術開発のピッチを上げる。 老朽化が進んでいる本社工場は耐震補強工事を含めた再構築が課題と なっており、プラグ開発を移管した後も、他の機能を別の事業拠点に 移す動きが進みそうだ。
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