- 262 名前:卵の名無しさん [2008/06/19(木) 10:37:48 ID:8dWkqeqZ0]
- 医療クライシス:脱「医療費亡国論」/3 効率追求なし
◇検査重複、薬は過剰 mainichi.jp/select/science/news/20080619ddm002040107000c.html 大阪市で診療所を営む男性医師は、70代の女性患者に聞かれた。 「薬、捨てていいですよね」 高血圧や腰痛などの持病があり、病院で各診療科を回って大量の薬をもらってきたという。既に診療所で処方した薬ばかり。 男性医師は「日ごろは近くの診療所を利用するが、いざという時に大病院へ入院できるようにと、診察券をもらうために 大病院も受診するというお年寄りは結構いる」と説明する。 同市内のクリニック院長は最近、疑問に思うことがある。検査のため別の診療所に患者を紹介すると、不要な検査をされることが増えたのだ。 血液検査の結果を添えて胃カメラを依頼したのに、血液検査もされる。内視鏡検査が上手な開業医に患者を紹介したところ、 血液検査や超音波検査などで約1万円もかかったと苦情を言われたこともある。 開業医が専門を生かして連携すれば、患者の利益になると思っていたが、検査過剰にもつながった。 「診療所も収益を上げないといけないのだろうが……」。納得がいかない。 ■ ■ 日本と同様の低医療費政策を続けた結果、医療が崩壊した英国では00年、ブレア政権が医療費の1.5倍増を打ち出した。しかも、 単に増やすだけではなく、国立最適医療研究所(NICE)などを設置し、効率性も追求する仕組みにした。 大手製薬会社エーザイ(東京都文京区)に05年3月、その英国から想定もしていなかった知らせが届いた。 同社のアルツハイマー型認知症治療薬「アリセプト」について、NICEが軽度の患者への使用制限を打診してきたのだった。
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