- 235 名前:卵の名無しさん [2008/01/16(水) 08:58:35 ID:+7sjYelS0]
- >>234続き
だが、がんのように深刻な病気の場合は、保険が適用される医療を尽くしても効果がなく、適用外の新しい薬や治療法に 望みを託すことが少なくない。現状では保険医療分も含めて全額自己負担となり、治療をあきらめるケースがある。 規制改革会議は既に3年前、この問題を提起し、その結果、混合診療を例外的に認める制度が拡大整備されてきた。 例えば、新たな治療法を医療機関が届け出て「先進医療」に認められると保険診療と併用できるようになった。 未承認の薬も、3か月に1度、混合診療適用の可否を検討する仕組みができた。 にもかかわらず、再び規制改革会議が注文をつけたのは、新制度がスタートした後も混合診療を認める条件が厳しく、 審査のスピードも遅いなど、十分に機能していないからだ。 議論再燃のきっかけとなったのは、東京地裁が「混合診療の禁止は違法」とする判決を出したことだ。 現状に不満を持つがん患者の訴えだった。判決に対して国は控訴している。 裁判は裁判として、患者の要望に応え切れない現行制度は、きちんと見直すべきであろう。
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