- 795 名前:ジル mailto:sage [2007/06/08(金) 21:43:03 0]
- >>790
気分転換に。変な方を。 僕はメニューを開いたとたん、めまいを感じた。何だよ、横文字ばっかりじゃん。 ヤバイ、彼女が不安と期待の入り混じった目で僕を見ている。 ふ、こんなこともあろうかと、ちゃんと調べてきたんだ。ポケットからコソコソとメモ用紙を取り出す。 Menu Degustation え……と、なんて読むんだ?まあいいや。ウェイター。 「セルヴールとお呼びください」 うわ、いけすかないやつ。見ろよ、彼女が笑いをこらえてるじゃないか。 しかし、ここで切れるのは大人気ないからな。メニューの中から、メモと同じ見出しを見つけて指差す。これをちょーだい。 「かしこまりました」 ウェイターはそれを確認すると、店の奥に引っ込んだ。 ******* ……なんだこれ、テレビで見たことあるぞ。確かスズキのパイ包みとかいうやつだろ。 あのー、ウェイターさん? 「セルヴールとお呼びください」 ごめんなさい、せるぶーるさん。 「セル”ヴ”ゥール、です」 僕が頼んだのは、小皿料理がいろいろ出てくるコースのはずなんだけど。 「…………」 ん?なに顔を真っ赤にしてるんだ? 「フランス語なんか読めねぇんだから、仕方ねぇだろっ!」 ぎゃ、逆切れかよ…… 長くてゴメンよ。しょーもなくてゴメンよ。
|

|