- 1 名前: [04/04/25 15:37]
- なんでだ?
江戸時代とか180cm越える武将がゴロゴロいたじゃん。 徳川吉宗やら宮本武蔵やら武田信玄もそうか? とにかくでかいやつ多かったじゃん。 つーか確かにいたじゃん。 それなのになんで明治時代になると急に平均身長150cmとかになってんの? 江戸時代は平均160cmはあったのに。 どういうこと?? おかしくねえか?それと室町やら平安時代の平均身長ってどうだったの?
- 136 名前:月に吠える [04/09/17 22:33:41]
- 「もんもん」は恥の上塗りを重ねているが、私は「日本人全体」「平均」
についても、「もんもん」に知識の光を投げかけてやることにする。 米には、必須アミノ酸が全種類含まれる。小麦はそうではない。 この点、米は小麦より優れている。小麦(パン・パスタなど)を常食 する地域の人々が、肉や乳製品を欠かさないのは、そうしなければ 必須アミノ酸を全種類摂れないからでもある。 ただし、必要摂取量を米だけで満たそうとすれば、嫌と言うほど 食べなければならず、現実的ではない。現代の日本人が米から摂る タンパク質は、必要摂取量の約5分の1である。 また、米にはビタミンA・C・Dが全くない。無機質も乏しく、 リンはあるが、カルシウムやナトリウムはほとんどない。 糠(ぬか)には脂質、ビタミンB1・B2・Eが含まれるが、通常は食べない。 糠味噌にして摂取しようとすれば、これも嫌と言うほど食べなければ ならず、塩分の摂り過ぎの方が心配されよう。 玄米は不味く、精米が好まれる。玄米の方が精米より栄養があるの だが、消化吸収率から見ると、玄米は90%、精米は98%なので、 どちらも栄養として利用される量はほぼ同じだという説もある。
- 137 名前:月に吠える [04/09/17 22:34:56]
- さて、江戸時代のある時期の日本人の体格は、縄文時代よりも
劣っていたくらいで、日本人史上最低だったとも言われる。 縄文時代は米を作っていなかったから、肉、木の実、草、虫(笑) などをバランスよく食べていた。 江戸時代は、新田開発などにより、武士(下級武士を除く)、 町人(貧民を除く)が、米を常食できるようになった(江戸後期 には富裕な農民も常食)。 というより、米に執着しすぎで、栄養が偏っていたのである。 1960年代の高度経済成長期を経て、日本人の食生活は洋風化した。 それに伴い、日本人の体格も飛躍的に向上した。60年生まれの 集団と70年生まれの集団を比べると、別の種族のように見える。 高度経済成長期以前の伝統的な食生活は、日本人に貧弱な体格しか 約束しなかった。栄養が偏っているため、病気に対する抵抗力も弱く、 平均寿命は短かった。 もっとも、洋風化したらばしたで、今度は成人病が増えたのでも あるが。日本人は、今なお乳製品の消費量が少なく、カルシウム 不足であり、まだ体位向上の余地があると言われている。
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