- 797 名前:水先案名無い人 mailto:sage [2008/04/22(火) 22:42:22 ID:oE+A8x4P0]
- 979 名前:なごみ? メェル:sage 投稿日:2008/04/22(火) 03:53:31 ID:OtvHWXGl0
>>965 教えてくれてとん。 そして、自分も少しなごむ?話を。 ウチの爺様、隻腕の上に、もうすでに齢八十を越えるんだけど、足腰もシャッキリした、古い日本男児。下着もフンドシ。 それで家には、爺様が戦時中、特別に戦場に持ってゆくことの許された無銘の日本刀がある。(実戦でも使用したらしい。眉唾だけど。) まあ、それを踏まえて。 現在、自分は大学で留学生の世話を見てたりするんだが、うちが古い造りなので、古い家に興味のあるドイツ人二人が見学に来た。 で。当然、既に退職してる爺ちゃんと鉢合わせた。ハイカラにもニンテンドーwiiをプレイ中の。 それで古い話とかも聞けたら聞かせてくれと言ったら、爺様、まず切り出しが、「おめえら、ドイツ人か?」二人が肯定すると、嬉しそうに、 「ほうかほうか。だったら、お前ら、ホンモノは持ったこと無いだろ。良いもの持たせてやる。気をつけろよ。」と言って、 床の間から上記の日本刀をホイと、玩具のような扱いで手渡した。その時点でドイツ×2大興奮。 危ないから砥ぎ師さんに、ナマクラにはしてもらってあるものの、それでもホンモノの凄み。 ずらりと爺様が抜くと、二人の顔はもう真剣。しばらく色々話した後には、何とも言えない凄く良い顔で帰宅してった。 で。その事について爺様にお礼を言ったら、「昔、ドイツとは弁当の交換したんだよ。俺が握り飯で、あっちがサンドイッチ。ありゃあ不味かった。」 不味かったのかよ。と突っ込もうとすると、「でもまあ、互いの飯について話し合ったのは楽しかった。今日のはあのハナタカへの恩返しよ。」 と。若干恥ずかしそうにして、またゲームに戻ってしまった。 その次の日の朝、こっそりと自分の部屋の前で、]ω・`)「言い忘れてた。あの坊主たちに、爺さんにヨロシク。って伝えて。」 と、こっそり言う爺様になごんだ今日この頃。なごんだの自分だけかも。ごめん。
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