- 11 名前:水先案名無い人 [2011/08/30(火) 19:20:22.68 ID:ADQSJtnQO]
- MUR「すんげーきつかったゾ〜」
YJ「何でこんなキツイんですかね。辞めたくなりますよ〜ぶ・か・つ〜」 ゴシゴシゴシ… MUR「木村洗い方上手いじゃん」 KMR「…ありがとうございます…」 YJ「………。あ、三浦さん上がったらビールですよ!多分冷えてますよ!」 MUR「おう、今日はいっぱい呑むぞ〜」 ゴシゴシゴシ… KMR「………」 YJ「………」 ガラガラ… MUR「フーッ!あっつ〜」 YJ「…何だ木村、悲しそうじゃないか?」 KMR「…だって…あのお爺さん…」 YJ「お爺さんじゃないだろ?三浦さん」 KMR「三浦さん…僕達の事を後輩か何かだと…?」 YJ「ま、アルツハイマーだからね。しょうがないね。」 KMR「言語障害がある事も…自分一人では風呂にも入れない事も…気づいてないんでしょうね…」 YJ「いいか木村、俺達ヘルパーにとって最も大切な事…、それは相手に介護を受けていると感じさせない事なんだよ(迫真)」 KMR「田所さん…」 YJ「やるせなくなる気持ちは分かる。だけど、そんな顔…三浦さんに見せるんじゃないぜ?」 ガラガラ… YJ「三浦さん、夜中腹減んないすか?」 MUR「腹減ったなぁ」 YJ「ですよねぇ、この辺にぃ旨いラーメン屋の…」 KMR「田所さん…」 半年後、三浦翁は息を引き取った… しかし、その尊顔は非常に穏やかだったという…
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