- 1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2008/01/18(金) 17:22:51 ID:8KPJ8dQ5]
- ポケムヒのCMで冒頭で女が外人みたく「Oh!」というとき
- 267 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/26(火) 17:03:17 ID:7wYAFSQT]
- 日本人を操る第6の方法・リップサービスでおだてる
(「リップサービス・メロメロ・有頂天」という「ウブの方程式」) わが国では「ブタもおだてりゃ木に登る」という格言にもあるとおり、 人をほめちぎるリップサービスには裏があるので気をつけよう、という警戒心は誰もが持っている。 ところが、この警戒心がほとんど融解する条件があるのである。 その条件とは外国人、とくに欧米の白人にほめられることである。 正直な話、すべての日本人はその歴史的条件から欧米白人に対する根深い劣等感がある。 抜き難いコンプレックスがあるのである。 だから、欧米白人に「リップサービス」されるとすぐ舞い上がってしまうのだ。 これは庶民から知識人まで同じである。 否むしろ、知識人のほうが欧米文化を必死で学んでいるだけにいっそう根深いものがある。 このことは素直に認めるにはあまりに不快なことだが、下手に言い訳してごまかすよりも、 己の劣等感に深く向き合い自覚するほうが克服への一歩を踏み出せるのである。 わが国の高級官僚や政治学者、文化人といった欧米への留学経験のあるインテリ層が 帰国後に文芸評論家の江藤氏のように反米ナショナリズムの方向に流れてしまうか、 「ミスター円」と持ち上げられた榊原英資元財務審議官のように事実上アメリカの代弁者となってしまう、 といった二極化を引き起こすのは欧米コンプレックスのなせる技である。
- 268 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/26(火) 17:04:28 ID:7wYAFSQT]
- 欧米、ことにアメリカはかなり早い時期から
日本人の抜き難い欧米コンプレックスとそれが生むおだてに弱い国民性を見抜いている。 彼らは日本人にちょっと「リップサービス」してあげれば、 白人男性にほめそやされた日本女性のごとく、ノーベル賞にメロメロになる日本の知識人のごとく 日本人は舞い上がってしまう、ということをしっかり学習しているのである。 実際、明治以降今日までの日本人論は常に欧米を意識しつつ 「日本人優秀説」と「日本人劣等説」の間を行ったり来たりする、ということの繰り返しであった。 日本人の発明や軍事力、経済力が欧米を驚かすとすぐ「どんなもんだい」と得意になってしまうし、 逆に敗戦や経済不況ともなるとすぐ劣等感にさいなまれるのである。 わが国の保守派がよく「日本人の誇り」を強調するが、 真に誇り高い人物は勝っておごらず負けて屈せず首尾一貫している人をいうのであって、 昨日まで「反米愛国」「天皇陛下万歳」「鬼畜米英」と言っていたのが、 今日は「ああ! マッカーサー元帥様」でアメリカの走狗となるどこかの国の国民など 「誇り」などとはもともとはじめから無縁なのである。
- 269 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/26(火) 17:05:34 ID:7wYAFSQT]
- マッカーサーは連合国軍最高司令官として日本に君主のごとく君臨したが、
結構本気で日本人をほめているのである。 すると、これに情緒的に反応して、マッカーサーも日本人をほめていた式に すぐ舞い上がる日本人が出てくるのだが、マッカーサーの日本人評価は裏から見れば 賞賛が同時に屈辱ともなるような類の賞賛なのである。 たとえば、マッカーサーは日本人の規律と秩序正しさをたびたびほめているが、 これは裏から見れば日本人は権威と権力にただ盲従するだけの「羊のような」国民だ という屈辱的な評価なのである。 また、だからこそ、有名な「日本人の精神年齢は12歳」発言が出てくるのである。 そこを「勘違い」していると、ハーバード大学教授でありCIAとも深いかかわりのあった エズラ・ボーゲル氏に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」などとおだてられて舞い上がっているうち、 気がついたときには「日本はアメリカの属領である」とアメリカの 元国家安全保障問題担当特別補佐官だったブレジンスキー氏に公言されるような結果となるのである。 この「リップサービス・メロメロ・有頂天」を私は日本人の「ウブの方程式」と名づけている。 むろん、発展途上国の人々もこの日本人の「ウブの方程式」を見抜いている。 日本人をおだてれば金を引き出せると知っているのである。 日本人はなぜナメられるのか(洋泉社) 著者:中山治より抜粋
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