- 487 名前:catt mailto:sage [2008/05/24(土) 16:43:25 ]
- >>486
あんまり才能無いだろうな。 で、わけわかんなくなったので戻すけど、>>427-428を書いた人の論点は以下の8点だろう。 それぞれについて見てみると、 1)美術を鑑賞するのに知識はいらない。 という最初の言葉と、以下 2)現代美術ではアーティストのコンセプトとその表現が見所であって それがないものはアートとは呼べない。 3)コンセプトがなければ 当然表現もできない。 4)小手先器用な人がそれなりに見える絵を描いても、コンセプトがなければそれはアートではない。 5)しかしアーティストには隠れ蓑があって「見る側に知識がないから、自分のアートがわからない」と言える。 >しかしそれは大間違いで、表現ができていない(またはコンセプトが端からない)から (中略) >この3-4歳のアーティストにどんなコンセプトがあると言うのか。そして何を表現していると言うのか。 ここまでの部分でいくつかの矛盾がある。 まず、「知識を持たずに鑑賞できるはずの美術」の見どころを「アーティストのコンセプトとその表現」としている点。 作家の「コンセプト」は、美術という文脈の中で作家がおのおの定義したものだ。 現代美術作品の鑑賞において「コンセプト」を鑑賞の主眼に置くとき、鑑賞者はその作家の定義したコンセプトを いかに理解し、そこに近づけるかを楽しむ物だろう。リチャードロングしかり、ボイスしかり。 この視点から言えば「見る側に知識がないから作家の表現が理解できない」は事実であり、作家側を責める言葉には なり得ない。これは1)の「美術を見るのに知識はいらない」という点を補完する論述になっていない。 (つづく)
|
|