- 449 名前:わたしはダリ?名無しさん? [2006/07/02(日) 14:06:52 ]
- 普通の人が審美眼を養う・・・しかないんじゃない。
マスの文化レベルを底上げしなくては。 そして、文化行政に情報公開させて一般の人が自由に意見を言えるようにする。 行政は一般国民の意見を尊重し、専門家の意見と突き合わせて吟味する。 絵画や美術品を扱う商売は作品の価値を正常な市場原理に従って判断するようになる。 こういう事いうと、「そんなことは無理。大衆に美術的価値の判断ができるわけがない」という人が 必ずいるが。おいらはそうは思わない。ファインアートが何か特別高尚で、優れた一部の人間にしか 理解できないんだという考え方には、賛成しない。 芸術と呼べる作品を創り出すことは、確かに少数の才能ある人間にしかできないだろう。 だけど、それらに触れて感動したり楽しんだりすることは、普通の人間にもできるはずだ。 絵画や彫刻にさほど興味の無い人もそりゃあいるだろうが、それは音楽や舞台芸術や文学作品でも同じことだ。 和田の言動にいみじくも表れていたが、「普通の人間にはわからない。専門家が見ればわかる」と、 大衆を馬鹿扱いして権威の威光に頼る美術業界の体質では、ファインアートから人心が離れて当然だ。 美術業界は、大衆にニセモノばかり見せて本当にすぐれた作品の紹介を怠っている。 ニセモノしか知らない大衆は「美術作品って退屈。理解できない」というところに流れてしまう。 なんの魅力もない絵を「自分にはどこがいいのかわからないが、プロが評価するんだからきっといい絵なんだろう」と 長いこと思わされてきた普通の人間がその「呪縛」を解いて、自分の感性を素直に信じることが第一歩なのでは。
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