- 258 名前:オーバーテクナナシー mailto:sage [2012/06/02(土) 16:39:18.22 ID:1tBQnyGx]
- >>256
軌道エレベータは地球に係留する。 繋ぎ留めないと、軌道エレベータ全体が巨大な静止衛星となり、東西方向に安定しない。 いわゆるJ2項問題。何もしないとインド洋のモルディブ諸島上空に移動してしまう。 このため実際の衛星では推進剤を使って指定した経度に留まり続け、推進剤が底を 付く前に他の静止衛星の邪魔にならないよう軌道を上げる。通称墓場軌道である。 軌道エレベータが考案されてからも、この問題への解が色々検討されたが、その中で最も 現実的と考えられているのが、地球にケーブルを固定後、カウンターウェイトの効果を増して、 エレベータ全体に外側への張力を掛けることである。 こうすれば外側を下にした振り子のようにケーブル全体が安定する。 カウンターウェイトの効果を増すには係留後カウンターウェイト部分からケーブルを繰り出して やるか、エレベータ自体を使って追加の荷重を引き上げても良い。 なのでケーブルはプラプラしないのよ。 大林組のプランでは、地球への係留は海上プラットホームを考えている。 クラークは余剰張力までは思いつかず、いろんな経度に立てた軌道エレベータを 静止軌道で東西に連結して自転車の車輪のように安定させる構想を持っていた。 静止軌道リングってやつね。対策自体がハードル高いのでクラークは軌道エレベータを 22世紀以降に想定していた(楽園の泉あとがき)。
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