- 512 名前:オーバーテクナナシー [2018/02/09(金) 21:53:46.12 ID:JffoyobW.net]
- 科学誌『Nature』に掲載された同研究では、コクヌストモドキという昆虫を
約10年にわたり観察し、生物におけるオスの重要性を探究。 その結果、オスが存在する理由はズバリ、遺伝子プールの質を向上させ、 種の健康を高めるためだということがわかったそう。 競争がないと種は弱くなる 実験では、コクヌストモドキを90匹のオスが10匹のメスを奪い合う環境と、 メス1匹に対してオス1匹という競い合いが生じない環境におき繁殖の状態を観察。 すると、競争のある環境で繁殖を続けた子孫は体型がよりたくましく、 病気や近親交配に対する耐性も強くなっていることが確認できたとか。 つまり、たくさんいるオスの中から最も良質な遺伝子を選んで繁殖することで、 遺伝子の突然変異などをフィルタリングし、長期にわたる子孫繁栄、 種の存続につながっていたということだ。 研究を率いたマット・ゲイジ教授は、「繁殖のためオスが競い合うことは、 遺伝子の健康を向上させるためにとても重要な役割を果たしている」とコメント。 ちなみに、競争のない環境で繁殖させたコクヌストモドキは、 10世代目で途絶えてしまったそうだ。
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