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13 名前:名無しに人種はない@実況はサッカーch mailto:sage [2010/09/04(土) 10:12:44 ID:QDLR9ErzP]
【カルチョ・スキャンダル】

カルチョ・スキャンダルとは、2006年5月に発覚したイタリアサッカー界の一大スキャンダルのこと。カルチョーポリとも呼ばれる。

〜概要〜
ユヴェントスのルチアーノ・モッジ元GMやアントニオ・ジラウド元CEOらが主犯格とされ、組織的に審判(主審、副審)を買収・脅迫し、自チームに有利な判定を行うよう指示していた。
また、イタリアサッカー協会 (FIGC) の元会長であるフランコ・カッラーロや審判協会 (AIA) の元会長であるトゥッリオ・ラネーゼもこれに協力していたとされており、
イタリアサッカー界の腐敗体質が世に知れ渡ることとなった。
ユヴェントスの他にもACミラン、フィオレンティーナ、ラツィオ、レッジーナが関与していた。

〜前史〜
1980年代後半から1990年代前半までは、ユヴェントスはリーグ優勝から遠ざかっていた。加えて、デッレ・アルピへ本拠地移転したことによって観客動員数が低下し、
さらに結びつきの強かったフィアットからのスポンサー資金が供給されなくなるなど、この頃のユヴェントスの状況は最悪の一言であった。1994年にマルチェロ・リッピを監督に、
ルチアーノ・モッジをGMに招聘するなどチームは大幅な刷新を行ったが、それでも前述の理由から、ACミランやインテルのような大型補強が行えない中での、
これらの悪条件でリーグ優勝を奪回することがもとめられていた。

〜浮上した2つの疑惑〜
ほどなくユヴェントスは常勝軍団の座を確固たるものにし、多くのタイトルを獲得することに成功した。元代表取締役の「アントニオ・ジラウド」、元副会長の「ロベルト・ベッテガ」を加えた
3人の幹部は揺るぎない地位を確立し、「ユーヴェ3巨頭」と称された。
1998年前後にかけて、ユヴェントスに疑惑が浮上する。1997-1998シーズンにおけるインテル戦での審判買収疑惑とドーピング疑惑である。
特に後述のドーピングについては、イタリア全土を巻き込んだかたちとなったが、確証までには至らなかった。







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