- 1 名前:賢明なるWSD読者 mailto:sage [2007/10/23(火) 15:48:50 ID:x1RU7LbV0]
- ワールドサッカーダイジェストのモノクロページコラム、
スペイン欄担当記者へスス・スアレス(Jesus SUAREZ)について語るスレです。 前スレ:【賢明なる】WSDのヘスス・スアレス3【鮭の皆さん】 ex20.2ch.net/test/read.cgi/football/1184547565/ 過去ログ:【少しは】WSDのヘスス・スアレス 2【譲歩汁!】 ex20.2ch.net/test/read.cgi/football/1178297570/ 【クライフ狂】WSDのヘスス・スアレス【アンチレアル】 ex20.2ch.net/test/read.cgi/football/1163731277/ 関連スレ:サッカー・新聞・雑誌・書籍を語ろう 17冊目 ex20.2ch.net/test/read.cgi/football/1182591037/
- 6 名前: mailto:sage [2007/10/23(火) 15:57:27 ID:x1RU7LbV0]
- WSD No.240 2007/4.5号
ハビエル・アリスメンディ(デポルティボ/スペイン代表)インタビュー 〜 スアレス「ラシンでのレンタル生活を終えてアトレティコに戻った05-06シーズン、君の爆発を期待する者は少なくなかった。 ところが、当時の監督だったビアンチに冷遇され、結局はシーズン途中でデポルへ移籍することになったよね。 アルゼンチンでは名将と呼ばれていたビアンチだけど、実際のところ、彼は優秀な指導者だったの?」 ハビエル「あの頃のことは、できれば思い出したくないな。」 スアレス「これは日本の雑誌のインタビューだ。胸の内を打ち明けても問題はないと思うよ。」 ハビエル「……。ビアンチはね、リーガ・エスパニョーラというものをまるで理解していなかったし、理解しようとさえしなかった。 トレーニング方法ひとつとっても、スペイン流を一切受け入れず、自分のやり方を頑なに貫いたのさ。 はっきり言って、チーム全体が彼に不信感を抱いていた。正直、これだけ優秀な監督が国内にいるのに、 なぜわざわざビアンチのような外国人監督を連れてきたのか、僕にはさっぱりわからなかった。 たしかに、アルゼンチンでは名将だったのかもしれないけど、ヨーロッパでは何の実績も残していなかったんだからね。 彼がシーズン途中で解任(06年1月)されたのも、当然だと思うよ。あ、ちょっと言い過ぎたかな(笑)。」
- 7 名前: mailto:sage [2007/10/23(火) 15:58:57 ID:x1RU7LbV0]
- スアレス「大丈夫、心配ないよ(笑)。そんなアトレティコから、現在のデポルティボに移籍して、君は飛躍のきっかけをつかんだ。
ただ、いまのデポルティボのチームとしてのプレー内容は、決して周囲を満足させるものではないよね? 事実、リーガでは11位(25節終了時)と成績も芳しくない。」 ハビエル「僕らのプレー内容が良くないって? その意見には賛成しかねるな。 もちろん、僕らはバルサのようにはプレーしてはいないよ。だからこそ、この順位にいるわけだし。 だけど、戦力に見合った結果は残しているはずさ。たぶん、君は長くデポルを取材しているから、 目を閉じればすぐにマウロ・シルバやフラン、べベットの顔が浮かんで、 あの“スーペル・デポル”と呼ばれた素晴らしい時代を思い出すんだろう。 だけど、あれはもう過去の栄光だ。あの時代と今を比較しちゃいけないよ。」 スアレス「今のチームで、“スーペル・デポル”の再現は不可能だと?」 ハビエル「無理だろうね。なにより、選手個々のクオリティーが違いすぎる。 現実的に、今のメンバーでスペクタクルなフットボールなんて、できると思うかい? どんなに泥臭くてつまらない戦い方でも、とにかくひとつでも多くの勝ち点を掴み取ることが重要なんだ。 そうやって結果を得ることで、徐々に選手達も自信を身に付けていく。今はそんな時期なのさ。」
- 8 名前: mailto:sage [2007/10/23(火) 15:59:37 ID:x1RU7LbV0]
- スアレス「結果を求めるのはよく分かる。ただ、そのプロセスに多少の改善は必要なんじゃない?
単純にロングボールを放り込み、首尾よくゴールを奪えば、あとは自軍に引きこもる。 そんな旧態依然としたスタイルを、私は受け入れることはできない。」 ハビエル「そりゃあ僕だって、4-1とか5-2とか、派手な勝ち方をしたいさ。特に自分はフォワードだし、たくさんゴールも決めたい。 だけど冷静に考えて、今のデポルには、そんなフットボールができるようなポテンシャルはないんだ。 それに僕らは前半戦、アウェーで一度も勝てなくて(※アウェー初勝利は22節のビジャレアル戦)、 おかげで一時は降格の危機に瀕していた。『まずは結果を』って、そんなふうに考えるようになったのも仕方がないんだよ。」 スアレス「それで選手達は満足しているのかい?」 ハビエル「22節のビジャレアル戦に続き、24節のレアル・ソシエダ戦もアウェーで勝利を飾って、僕たちはようやくホッと一息つけたんだ。 プレー内容はよくなかったし、スペクタクルでもなかったよ。でも、みんな満足していた。 今の僕たちにとっては、なによりも勝つことが大切なんだ。」 スアレス「だけど、例えばポルト時代のモウリーニョ監督(現チェルシー)は、決してスーパーとは言えない集団を率いて、 質の高いフットボールを披露し、なおかつ結果も手に入れたよ。デポルにもやれないことはないはずだ。」 ハビエル「君の言いたいことはわかったよ。でも、少しは譲歩したほうがいい。 チームの置かれた状況はそれぞれ異なるものだし、ポルトとウチを比べること自体、ナンセンスだよ。 今のデポルにとって最優先すべきは、とにかく1部に残留すること。 選手のクオリティーを考えれば、やはり攻撃より守備に、重きを置かざるを得ないのさ」 〜 (※インタビュー全文ではないのであしからず)
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