- 1 名前:スミレジン [2017/11/18(土) 23:42:10.40 ID:95AKQUFs.net]
- 現代の釣り竿はカーボンロッドが主流ですが、
高弾性カーボン、低樹脂カーボン、4軸カーボン、ナノアロイカーボンなどなど様々な技術が使われていますが 実際どういう技術で何がどれくらい違うのか、釣果にどれくらい影響するのか、メリットは何か、デメリットは何かを明確に知っている釣り人って少ないと思います。 ブログなんかをみてもかなり適当な記述が多いですし。 メーカー側もあえて語らず感性的な表現で濁していると思います。 なんかすっきりしないのでスレ立てしました。
- 344 名前:名無し三平 mailto:sage [2019/03/22(金) 03:38:13.48 ID:NJl0j2Wp.net]
- > 「こだわりの」
どこぞの西陣織とやらが頭に浮かんだw
- 345 名前:名無し三平 mailto:sage [2019/03/23(土) 21:38:40.65 ID:CHzz0eKn.net]
- ちょっとヒネた見方だな。
それが全てじゃないだろう。
- 346 名前:スミレジン mailto:sage [2019/03/24(日) 00:03:51.58 ID:kezetIki.net]
- >>344
自分はあれ、結構好きですけどね(笑) >>345 はい、その通りです。 それが全てではないんです。ただ、メディアに出るプロが新作の釣竿を正直に「うわーこれはダメなヤツだわ!」じゃプロとして二重の意味でダメなんですよね。 ダメな竿にも必ず美点はありますし、魅力を引き出して解説しなければいけない。 また、見ている視聴者をワクワクドキドキ、釣りに行きたく、道具を買う夢を与えなくてはなりません。 ただ、そのプロの表現力がともすれば視聴者、ユーザーにわかりにくくなってしまう現状もあると思うんです。 ↑の自分の書き込みはあくまで「悪魔の辞典」風ですので、かなりひねくれた、皮肉風の解説になってます。 これが全てではないですが、こんな視点なんかも心の片隅にあれば、メディアのプロの本音や、カタログの謳い文句の真意などを探るヒントになるかと思い書き込みました。
- 347 名前:名無し三平 [2019/03/24(日) 00:39:25.11 .net]
-
その手のプロの”ポエム”は、メーカーが用意・添削した作文では?w
- 348 名前:スミレジン mailto:sage [2019/03/25(月) 00:19:26.77 ID:2wJ8Dxg5.net]
- >>347
かもしれませんね。 ただ、自分がこのスレを立てたのは「皆で釣り竿についてワイワイ語りたい」と言うのと「自分の釣りに本当にピッタリ合った釣り竿を選んだ喜びを共有したい」と言うのがあります。
- 349 名前:スミレジン mailto:sage [2019/03/25(月) 00:50:17.39 ID:NIrwAn8e.net]
- と言うのも、自分が釣りにハマり釣り竿に興味を持ち始めた頃に思った事が
カタログやテスターが「何が言いたいのか全くわからねー」 だったんです。 >>347さんが言うようにメーカーが用意した売り文句、作文は 「圧倒的な感度を持ちながら、強烈なバットパワー、柔良く剛を制す、繊細な中に豪快さを持ち合わせ、 伝統的な調子を受け継ぎながら先進的な要素を持ち合わせ、シャープさとタメを感じつつ、強度と粘りの実現、魚を怒らせず、一気に浮かせる、軽快さと耐久性を両立し、ビギナーからエキスパートまで満足するパフォーマンスを実現した竿です。」 ちょっとオーバーに書きましたが、カタログの謳い文句がこんな感じで 「えっ!?ちょっと何言ってんだか10回読み返したけどわからん!」 と言うのがありました。
- 350 名前:名無し三平 [2019/03/26(火) 22:11:51.22 ID:wsEHkSu4.net]
- どこのメーカーもカタログには同じようなこと書いてると思う
- 351 名前:名無し三平 mailto:sage [2019/03/26(火) 22:40:08.85 ID:TB/QM6vI.net]
- 上記の「プロ」と対極にあるのがfcl laboの津留崎さん。
この人、文章は分かりにくいが、悪い面も含めてユーザーに非常に近い目線で自分の竿を語ってる。 なんで、信頼感がある。 まあ大きなメーカーだったらこんな人は無理だろうなあ。
- 352 名前:名無し三平 mailto:sage [2019/03/28(木) 14:11:37.80 .net]
- 鶴崎理論、興味深いよね。 何言ってるかちょっと分からないけどw
FCLの竿振ってみたいけどどこにも置いてないんだよなぁ〜
- 353 名前:スミレジン mailto:sage [2019/04/14(日) 22:08:41.49 ID:MP7NsFkH.net]
- おひさしぶりです。
スミレジンです。春ですね。 渓流は解禁になり、海はマダイ、クロダイのノッコミシーズン。 日中の釣りはポカポカ陽気で気持ち良いですね。渓流はまだまだ寒いですが動けば暑いくらいですし。
- 354 名前:スミレジン mailto:sage [2019/04/14(日) 22:19:14.21 ID:MP7NsFkH.net]
- 今回の話題、釣竿のテクノロジーは「投げ」です。投げ釣りと言うと砂浜で硬い竿にでっかいリール、キスやカレイを狙う、いわゆる投げ釣りが一番に思い付きますが、今回は「カゴ釣り」です。
なぜかと言うと投げ釣りはキャスティング大会、遠投のクラブなどもかつては盛んでしたし、遠投についての資料、議論はちょっと調べれば語り尽くされていますから、いまさら僕レベルが言えるような事は何もないという事。 それともう1つは僕がこの冬カゴ釣りの修行をみっちりとしてきた事にあります。(笑)
- 355 名前:スミレジン mailto:sage [2019/04/14(日) 22:32:53.39 ID:MP7NsFkH.net]
- 「カゴ釣り」ってなんやねん!って人もいれば「カゴ釣り」そんなの知っているよ!それがなんで「投げ」なんだよ!って人もいれば
「カゴ釣り」、「投げ」なるほどな! って人もいると思います。 一口に「カゴ釣り」と言ってもその地域毎に様々な仕掛けがあり、知らない地域の人にとっては「こんなカゴ釣りもあるのか!」と驚かれると思います。
- 356 名前:スミレジン mailto:sage [2019/04/14(日) 22:47:27.33 ID:MP7NsFkH.net]
- カゴ釣りの定義
簡単に言ってしまえば、仕掛けの重り部分に「カゴ」と呼ばれるコマセを入れるスペースがあり、カゴから放出されるコマセで魚を寄せ、それに同調させたハリス、針に付けたエサで魚を釣ると言うものです。 サビキ釣りや船のビシ釣りもカゴを使いますが、普通一般的にはカゴ釣りとは呼びません。 大抵は磯や、堤防などの陸っぱりの釣りであり、 フカセ釣りでは攻められない遠い距離、深い棚。 フカセ釣りでは狙えない深く、遠くにいる青物やマダイなどを狙う釣りになります。
- 357 名前:スミレジン mailto:sage [2019/04/14(日) 23:17:11.43 ID:MP7NsFkH.net]
- このように、フカセ釣り(コマセで本命の魚を近場に寄せて、また浮き上がらせて)狙う釣りでは成立しない。
遠くに泳ぐ、なおかつ深場の、さらに言えば、投げ釣りのような完全な底を狙うでもない。遠い、深い、でも底でもない、一般的には船で狙うような 魚をカゴと言う道具を使い釣る為の仕組みが 「カゴ釣り」の本質と言う事になると思います。
- 358 名前:スミレジン mailto:sage [2019/04/15(月) 08:27:25.21 ID:gbWLBqOw.net]
- カゴ釣りの起源
一般的にカゴ釣りと言うのは冷凍オキアミの出現と共に始まった釣りと言われています。 安価であり、冷凍保存でいつでもどこでも良質なコマセが手に入る事により 始まった、比較的新しく歴史の浅い釣りと言われています。 ですが、僕が調べた限りではオキアミが一般化する前からカゴ釣りと言う釣りは存在しており、オキアミがない時代からイワシなどのミンチ、おから、糠、砂などをカゴに入れ、フカセでは狙えない、遠くの深い棚の魚をターゲットにしたカゴ釣りは行われてきたようです。 オキアミ出現以前は極々一部の釣りマニアの釣りでしたが、オキアミの出現により広く一般的になった釣りと言うのが僕の見解です。
- 359 名前:スミレジン mailto:sage [2019/04/15(月) 08:53:43.34 ID:gbWLBqOw.net]
- カゴ釣りの起源、その2
これは僕がある釣り場で、そこの釣り場に40年程通う、僕より二周りほど年上の大先輩の釣り人が、さらに三周りほど年上の釣り人から聞いたカゴ釣りの昔話です。 昔々、ある釣り人が果樹園に面した磯の釣り場で、はるか遠くに大型の魚の群れを見つけました。 その釣り人はどうにかしてその魚の群れを釣りたいと考えましたが、 はるか遠くの魚はいくらコマセを撒いても寄ってこないし、仕掛けを遠くまで投げる事はできません。 「船であそこまで行く事が出来れば、沢山大物が釣れるのになあ。」 その釣り人は果樹園の斜面に寝転がり、遠くの大型の魚をうらめしそうに見つめていました。 ふと周りを見回すと古くなり、朽ち果てかけ捨てられた、果物の収穫用のカゴが目に付ました。 釣り人は閃きました。 朽ち果てた収穫用のカゴをバラし、小さな小さなカゴを編み込み作り上げました。 そのカゴにコマセを詰め、仕掛けにくくりつけ、遠くを目掛けて投げました。 カゴとコマセの重みで仕掛けははるか遠くへ飛び、コマセで魚は寄り、大型の魚は次々とその釣り人の針にかかりました。 これがカゴ釣りの始まりです。 と、言うものです。
- 360 名前:スミレジン mailto:sage [2019/04/16(火) 00:08:37.73 ID:OwvETUa/.net]
- ただ、これは口伝であり、脚色もあると思います。新しい釣り方と言うのは
誰か一人によって作られるものではなく、お遊びで変な仕掛けを試したり、仲間内で施行錯誤したり、また、離れた地域で同時多発的に出来た物が洗練され出来た物だと思います。 また、その地域の魚種や潮の流れ、地形、などにより様々に最適化、進化してきた物だと思います。
- 361 名前:スミレジン mailto:sage [2019/05/25(土) 00:43:59.00 ID:CBwa7eSD.net]
- 釣り竿のテクノロジー
番外編リールのテクノロジー。 スミレジンです。 このスレは釣り竿のテクノロジーを皆で語るスレですが、 今回カゴ釣り、それも両軸遠投カゴ釣りにおいて切り離せないリール。 アブガルシア、アンバサダーについての書き込みです。
- 362 名前:スミレジン mailto:sage [2019/05/25(土) 01:15:50.32 ID:CBwa7eSD.net]
- 突然の質問ですが貴方は「水」が怖いですか?
ちなみに僕は怖くて怖くてしかたないです。 「水」は陸上の生物の生命に必要不可欠な物ですが、それと同時に簡単に陸上の生物の生命を奪う物質でもあります。 磯の釣り人なら高波に死を覚悟した瞬間は一度はあると思いますし、 渓流釣り師なら膝上の流れに恐怖した記憶は必ずあると思います。
- 363 名前:スミレジン mailto:sage [2019/05/25(土) 01:28:52.85 ID:CBwa7eSD.net]
- かつての中世ヨーロッパでは錬金術というものが盛んに研究されていました。
それは世界は五大元素(火、水、土、風、空)で成り立っており、それを人間がいかにコントロールするかという学問でした。(時代により多少解釈ちがいますが、釣り板なので、まあそれは置いておいて。) 何が言いたいかと言うと、このように「水」というのは世界を構成する重要な要素であり、人間の生命維持に極めて重要であると同時に、人間の生命を簡単に奪ってしまう極めて恐ろしい物質でもある訳です。
- 364 名前:スミレジン mailto:sage [2019/05/25(土) 01:33:02.28 ID:0ZZBsi8L.net]
- 釣りの歴史というか、起源というものはその恐ろしい「水」にいかに距離を取るかとの闘いの側面でもあると言えます。
- 365 名前:スミレジン mailto:sage [2019/05/25(土) 02:00:54.11 ID:LtHIILgw.net]
- 極々初期は竿の長さを長くして
人間な安全な陸にいながら魚を狙うという物でした。 しかし釣り道具の進化によりリール、すなわち糸巻きというものが考案されさらに深く、遠くの魚を狙うようになりました。 世界最古のリールは中国の絵に描かれた、小船に乗った人がリールらしき物を付けた竿を持ってっていたようです。これはおそらく、船を利用し、竿の長さよりはるか深みの魚を狙う為のものでした。 さらにヨーロッパではフライフィッシングというものがありました。 これは教会の修道女が考案した釣り方云々と言う歴史があるようですが、それは今回あんまり関係ないので省きますが、 フライフィッシングというのは竿の長さの何倍もの糸をリールに収納し、それをあらかじめ引き出し、特殊な投げ方により遥か遠くの魚を狙う為の釣り方でした。
- 366 名前:スミレジン mailto:sage [2019/05/25(土) 02:07:06.56 ID:LtHIILgw.net]
- これらからもわかる通り、
釣りと言うのは魚という、極めて栄養価の互い食材をなんとか安全に効率よく、安全に採取するための試行錯誤の繰り返しでもあると言えます。
- 367 名前:スミレジン mailto:sage [2019/05/25(土) 02:27:07.07 ID:LaO0groX.net]
- ちょっと自分、酔っぱらっていて話が無茶苦茶になってしまいましたが、
何が言いたいかと言うと、釣りと言うのは「水」と言う恐怖の対象を克服しつつ、安全に確実に効率よく栄養価の高い魚と言う食料をえる為に進化してきた側面があります。
- 368 名前:名無し三平 [2019/05/25(土) 14:25:45.13 .net]
- おっ、そうだな。
- 369 名前:スミレジン mailto:sage [2019/05/25(土) 23:32:42.16 ID:CBwa7eSD.net]
- リール、つまり糸巻きの発明により釣糸を竿より長くする事が可能になりました。
最初期は片軸リールと言われるものであり、単純に糸を収納するだけのもので基本的には竿の長さより深い棚を狙う為の物。現代でもヘチ釣りやイカダ、カセ釣りなどに使われています。 例外的なのはフライフィッシングで片軸リールで有りながら遠い距離を狙う為に使われています。
- 370 名前:スミレジン mailto:sage [2019/05/25(土) 23:46:37.92 ID:G07eSAmp.net]
- その後両軸リールが発明されましたが、初期は片軸リールの強化版と言った所で基本的には深い棚を狙う為の物でした。
その後両軸リールはスプールの回転を制御するブレーキと言うものと、ハンドルとスプールの繋がりを断続するクラッチ機構の発明により仕掛けを投げて遠くに飛ばす用の物になりました。 また、現在のリールの主流であるスピニングリールは製糸工場の糸巻きの機構をヒントに発明され、開発当初から仕掛けを投げる事を念頭に開発されました。 他にもスピンキャストリールなどの特殊なリールもありますが、基本的にはどのリールもより深く、より遠くを求めて発明され、進化してきました。
- 371 名前:名無し三平 mailto:sage [2019/05/27(月) 09:19:42.81 ID:AXOd0kSn.net]
- 大昔に和歌山で紀州釣りをしてる老人を見たんだけど、
リールを使わず水を張ったタライに糸を回収してたぞ タライの中で円を描くように糸を沈めてた
- 372 名前:名無し三平 mailto:sage [2019/07/17(水) 07:23:35.52 ID:/gwOEg1g.net]
- >>370
続きが楽しみだ
- 373 名前:名無し三平 mailto:sage [2019/07/19(金) 13:23:57.95 ID:ciz8+kiW.net]
- 373
- 374 名前:名無し三平 [2019/10/10(木) 17:20:18.53 ID:nrQ+kix4.net]
- いったん浮上するわ
続きはよ
- 375 名前:名無し三平 [2019/12/03(火) 20:25:42 ID:7v4aINHn.net]
- ネタ切れだったんだな
- 376 名前:名無し三平 [2019/12/18(水) 13:48:25.40 ID:kxkcThpa.net]
- 主が全然来ないな
アンバサダーの話楽しみなんだけど ドラグ機構や遠心ブレーキの開発の話とかありそうだから早く帰っておいで
- 377 名前:名無し三平 mailto:sage [2020/01/12(日) 20:50:24 ID:ooJel+mm.net]
- FEP
- 378 名前:名無し三平 [2020/01/19(日) 22:24:32 ID:FGgXbcgl.net]
- >スミレジンさん
たまには来て続きをお願いします。 今また最初から読み返していますが、解りやすく楽しく読めます。 スミレジンさんの経験や知識をもう少し分けて欲しいのです。 気長に待つのでお願いします。 ageさせて頂きますね。
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