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♂倒錯シンジきゅんハァハァ スレ♀ 2



1 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの mailto:sage [04/01/17 04:20 ID:4PJppt7U]
純情可憐なシンジきゅんは女の子のほうがお似合いだと思ったことはありませんか?
ここはシンジきゅんを女装、女性化させてアンアンいわせたり
実は元から女の子だったということにして萌えあがったりするスレです。

☆前スレ
倒錯シンジきゅんハァハァスレ
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342 名前:847 mailto:sage [04/02/28 14:04 ID:???]
「レイに更新されたIDカード渡すのを忘れちゃったの。 だからこれ、シンジ君に預けて
置くから、明日レイに渡しておいて」
夜、双子の住む部屋を訪れた赤木リツコは、玄関先でそれだけ言うとシンジにカードを
渡し、去って行こうとした。 が、女は数歩行った所で足を止め、振り返る。 そして
少年に二の句を継ぐ。
「あ、そうそう。 私は今からミサトの家に行くんだけど、あなた達もどう?」


汚い、と少年は思い、予想外に綺麗だ、と少女は驚く。 一般的な基準に照らせば、葛城
ミサトの部屋は少年の印象の方が正しいことになるだろう。 だが少女にとっては、この
程度の汚さは予想通りだった。 いや、酒瓶やビールの空き缶は散乱しているものの、
生ゴミが無い事には少女は軽い感嘆さえ覚えた程だ。 少女にはその理由が、ミサトが
己の職務に忙殺され、家で食事を摂る暇すら無いからだとは知る由も無かったが。
とは言え、今すぐに食事が出来る状況では無い。 なら、と少女。
「ボク達の部屋でご飯にしませんか? ちょうど今作ってたところだったし」
「あら、良いじゃない。 リツコもそれで良い?」
ミサトの言葉にリツコも頷く。
「まあ、私もこんな所でご飯食べたくないしね。 シヲリちゃんの所にお邪魔しましょ」
リツコの言葉に、少ないとは言え女としての矜持が反応したのであろう。 ミサトが言う。
「こんなところって何よ! あなたねえ、人の家に呼ばれといて―」
「シヲリちゃん、今日のご飯は何?」
ミサトの言を意に介した風も無く、リツコは少女に問う。 少女は苦笑しながら答える。
「今日はシチューですよ。 ほら、ミサトさんも、早くボクの家に行って晩御飯
食べましょう」
「は、はぁい…」
己の年齢の半分にも満たない子供に宥められ、ミサトはばつが悪そうに首肯く。
「あら、まるでシヲリちゃんがミサトのお母さんみたいね」
玄関に響く皆の笑い声。 雲一つ無い夜空には、鈍い銀色をした星達が瞬いている。
空を見上げた少女の頬を撫でる、暖かい夏の夜風。 いつもなら鬱陶しい筈の湿った
空気も、今の少女には気にならない。
―楽しいな―
少女は、そう、思った。

343 名前:847 mailto:sage [04/02/28 14:13 ID:???]
翌日の昼。 少女は今、綾波レイの部屋のドアの前に、一人で居る。 何故自分が此処に、
しかも一人で居るのか、少女自身ですら良く分からないが。
今日の朝少年がふと漏らした、更新カードを持って行かなければならないと言う呟き。
それを聞いた少女の脳裏に青い少女の裸体が浮かんだその瞬間、少女は少年の手にある
カードを奪い取っていたのだ。 明らかに不審がる少年を適当な理由を付けて丸め込み、
今、少女はカードを持って佇んでいる。
どうしてあの時カードを奪ったのか。 少女にも理由が分からない。 ただ奪ったその時、
半身には青い髪の少女の裸を見て欲しく無い、少女はそう思ったのだ。

己の不可思議な感情に暫時頭を悩ませていた少女は、油の切れたドアの開く軋んだ音を
聞いて顔を上げた。 ドアから出てきたのは、綾波レイ。
ドアの前に人間が居たことに驚いたのだろう、レイは殆ど感情を表さない紅玉を束の間
大きく見開いた。 が、すぐにいつもの彼女の相貌に戻り、少女の脇を通り抜けて階段を
下って行く。
「ちょ、ちょっと待ってよ綾波」
半ば予想の範囲内だったが、無視された格好になった少女は、レイの後姿を見ながら声を
かけた。 レイが踊り場で振り向く。
「何」
レイの声が響く。 その冷たく聞こえる声はしかし、彼女の心根を良く知る少女を
怯ませる程では無かった。
「リツコさんから綾波に新しいIDカード貰ってきたんだ。 これからネルフでしょ、
一緒に行こう」

レイもまた見た。 少女の眼、自分と同じ諦念に染まる眼を。 自分と違う色をした
少女の黒い瞳は、美しかった。
レイは、ただ頷く事しか出来なかった。






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