- 467 名前:Ilha Formosa 4 mailto:sage [2010/04/08(木) 16:14:52 ID:6pp79t0t]
- 彼の指先が、私の中に入ってくる。
堅く閉じた、しかし湿りつつあるそこを、乱暴にではなく、あくまでジェントルに、少しずつ拡げていく。 慣れたあの人とは、違う。 あの人とのセックスは、もっと動物的で、野蛮で、荒々しくて。 あの人とのそれは、もっと本能的な、他人との関係をまるで赤子のように求める、そんなセックスで。 もちろん、私の側もいつもの『知的な女』を、すっかり忘れてしまっていて。 こんなにロジカルなものでは、いつものそれはなくって。 それが、私にまだ知らぬ悦びを、きっと与えている。 あの人とのときの、ただ脊髄反射的な潤滑液の分泌とは違う、身体の奥底から彼を、私は求めている。 私のそこは、今だかつてない程に液体にまみれ、切なさが背筋を襲う。 理性と本能の狭間で、私の『女』が、彼を求める。 私の、いつの間にかすっかり開いてしまったそこに押し当てられる、避妊具越しの彼の肉茎。 いきり立つそれを彼は、私の肉芽に何度か擦り付けてから、再び入り口へと持ってくる。 「…加持君、来て。」 「ああ、りっちゃん…。」 刹那、彼が私の濡れそぼるそこを一気に奥まで貫いた。 ごりごりと子宮の入り口に当たるそれの感触に、私の脳を今までになかったような衝撃が突き抜けた。 「ぁ…あ…ッ…加持君ッ…加持君ッ…!」 私は、自分の精神を彼がどんどん侵していっているのを、静かに感じていた。 否、出てしまう声は、とてもお世辞にも静かとは言えなかった。 私に『男』を教えてくれたあの人のそれとは全く違う、それは快感だった。 もっと奥へ、奥へ彼を受け入れたかった。 彼の腰が差し込まれるたびに、私は抑えきれない声に自分でもどんどん飲み込まれていくような感覚に酔った。
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