- 905 名前:901 mailto:sage [2010/04/20(火) 00:27:41 ID:T84YmE8i]
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「くっ、しまっ…。」 保村は痛みに倒れた。 敵うはずの無い敵。保村はそう思う事で納得し、静かに眠りについた。 暗闇の中、保村は彷徨った。 守るべき地球。護るべき宇佐美先生。 脳裏に横切る。 『こんな所で終わってたまるか…!!』 保村は目を覚まし、標的を探す。先程の少女はまだそこにいた。 しかし、さっきと違う所があった。 それは、保健室のベッドで寝ている事。少女が心配そうにこちらを見つめている事。 どうやら友兼の妹が言うには、保村が階段で倒れていて、保健室に連れていったが誰も居なかったので看病していたとの事。 あれは夢だったのだ。 俺がいて、皆がいて、部がある。 俺は大事なことを知らなかった。こんな簡単なことを。
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