- 546 名前:がくみく8 ◆1jnkY4.1/w mailto:sage [2009/08/23(日) 23:41:52 ID:NyrZ1X/o]
- 「おまいも出してもらえればよかったのにねぁー。男連中も出てるんだし」
「褌でネタ要員にしたかったのであろう?」 「ん、当り。つかコンボ出ない。無理。がくぽ、コンプしておいてー」 「……それでよいのか?ゲームとして」 「あー、いいのいいのー」 エディットが目当てでゲーム購入したものの、普段音ゲーをしないマスターは、 あっさりと諦めて、攻略をがくぽに押し付けた。 確かに。画面から出た身でならゲームをプレイすることが出来た。 音楽なら専門分野。300bpm、64/1拍を認識して違うことなく歌える身なのだから、 曲を覚えるまでもなく、画面を見ただけであっさりとクリアしてしまった。 「うっは、テラチートwww」 次の日の夜、仕事から帰ってきたマスターは、モジュール、アイテム、 全てを揃えたセーブデータを受け取った。 「あ、主。エディットのデータ、決して消すでないぞ?」 「はぁ。別にいいけど。そこまでいじってたの?」 「やっぱり本物の方が良いな。では」 そう言い残して、がくぽはPCへと戻った。 「別に興味無さそうだったのに。ま、見るなとは言ってないよなwww」 数分経過。 「なんじゃあこりゃああああ!!ミクの乳とケツのアップばっかりじゃんか!」 しかも、アングルが変わるのみで、モーションもろくに使わず。 「……あいつ、いつの間にこんなヤツになったんだろう……頭悪い男子中学生か……」 後日談。 「スクール水着なら露出も少ないから構わぬぞ」 「ちゃんと持ってきたから行こう!」 「しっかりと全身に耐水タイプの日焼け止めを塗ってだな…」 ……結局、ローションプレイ的な方向に走り、その日もプールへは行けず終い。 「家で行水で十分ではないか?ん?」 「なんか、この夏プール行けないような気がする……」 布団に突っ伏したミクは、枕に顔を埋めたまま呟くとそのまま眠ってしまった。 『せめて……せめて25mは泳げるようにならねばっ……!!』 拳を握り締め、がくぽは心の中で叫んだ。 まだまだ夏は始まったばかり。
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