- 867 名前:名無しさん@ピンキー [2010/01/07(木) 21:56:52 ID:cfm6RRFM]
- とりあえず一つ書けたんで出してみます。
板の名前とか思いっきり無視して書いてます。 織田軍慰安旅行行ってます。 蘭いつ…というつもりがカップルっぽくないです。 最後は伊達いつになってますが、カップルっぽくないです。 想像枕投げネタです。 *** 「はぁ〜っ。」 退屈の意を蘭丸は溜め息で示した。 慰安旅行と称して織田軍は津軽へ温泉旅行に出かけていた。 魔王と恐れられる信長は兵から恐れられる一方、他の軍に比べて兵からの信用が薄い 。 その分何らかの形で兵士の士気を高める必要がある。 今回の旅行もその一環だったのだが…。 まだまだ幼い蘭丸にとっては、退屈以外の何物でもない。 「そんなの無しでついてくるのが嫌なら、とっとと織田軍から抜ければいいのに…」 蘭丸は、もう今日何度目かもう分からない溜め息を吐く。 せっかくの温泉旅行なので湯に浸かることには浸かったが、他の兵がいつまで経って も上がらないので、蘭丸は飽きてさっさと上がっていた。 しかし当然、部屋に向かっても誰もいない。 諦めて外の景色でも見ようと宿の出入り口に向かった。 その時、 「あ。」 蘭丸は間抜けな声を出した。 彼の目の前には見知った銀髪の少女がいたのだ。 「あ、織田の。」 少女は米俵を担ぎながら蘭丸を見た。 互いを見つめあう内に少女は目つきを鋭いものに変える。 「また、おらたちの村を荒らしに来たんだな!!」 「ち、違うって!今回はただの旅行だよ!」 持っていた俵でそのまま飛びかからん勢いの少女に、風呂上がりで丸腰の蘭丸は必死 に弁解した。 ただでさえ怪力を持つ少女に重い米俵を振るわれては、流石の蘭丸も勝ち目がない。 少し蘭丸を訝しげに見ていた少女は蘭丸の言葉を聞くと「なぁ〜んだ。」と米俵を横 に下ろした。
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