- 1 名前:い mailto:sage [2008/03/28(金) 00:05:40 ID:9ZkQOT/5]
- ●お約束●
1 投下の際は、カップリング(A×B)と特殊な場合は傾向(レイープ、鬼畜など)を事前申告のこと. 見やすいところに『続く』『終わり』等の区切りを入れることを推奨。 基本はsage進行で。 2 エロなしSSはスレ違いです。直接行為がなくてもエロい雰囲気であれば可。 エロい雰囲気というのでもなければ、こっち↓ エロくない作品はこのスレに9 yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199377879/ 3 カップリングや作風など、自分の趣味嗜好に合わないSSに対して、 文句を言うのは止めましょう。 4 鯖に優しい2ch専用ブラウザ導入推奨。人大杉でも閲覧可。 専ブラに関してはこっち↓ スレが読めません pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1036668331/ 絡みや煽り、荒らしにはスルーの精神で、マターリ
- 62 名前:祥瓊と陽子 一 mailto:sage [2008/04/29(火) 00:31:25 ID:ox3XQQBg]
- あれは夢だったのかな。
制服を着て授業を受けて真面目にノートをとって帰り道に何処へも寄らず、 宿題を片付けてニュース番組を見てお風呂に入って遅い晩御飯を一人勉強机の上でとって。 当たり前すぎる、平和な平和な毎日。 人が死ぬのは寿命か病気だ。不幸なケースだったら事故。血が流れる事なんて見る事はないと思っていた。 あのまま生きていたら、私は手近な男の人と恋をして結婚して子供を作って。 退屈でも平和な毎日を送っていたのかなあ――孤独なまま。 「陽子、どうしたの?」 ひんやりとした手が、自分の頬を軽く触る。 「ん、あれ――あれだ。えっと、寝てた」 細い首をかしげ、蒼い髪を揺らして祥瓊は微笑む。 「のんきねえ。寝言を言ってたわよ」 そうだ。園林で、息抜きに祥瓊と茶を飲んでいた。 美しい横顔を見ていたら、ものすごく気持ちよくって、目を閉じたっけ――そうしたら、いつの間にやら 寝入ってしまったようだ。 「何か、言ってた?」 「もごもご言ってた。可愛いらしかったのよ」 「冗談でなくて、さ。私は何て言ってた?」 ほっそりとした指で唇を隠し、ふふっ、と祥瓊は笑った。 「政の事よ」 (私と居ても、貴方はいつもそうね――主上) さみしげに小さく呟く横顔を見て、ああ美しい――と私はあらためて思う。 アーモンド型のくっきりとした瞳。睫はうんざりするくらいに長く、いつも泣いているように目は濡れていて。 すっきりとした輪郭と、凛とした高い頬骨。唇が誘うように桃色に突き出している。 上を向いて突き出した胸と、柔らかな曲線を描く腰。
- 63 名前:祥瓊と陽子 二 mailto:sage [2008/04/29(火) 00:32:41 ID:ox3XQQBg]
- 「祥瓊」
「なあに?お茶を召し上がる?もう、ぬるくなってしまったのだけれど」 ゆるりと動いて、祥瓊が湯のみに茶をそそぐ。 『主上』と他人のように呟かれた私の気も知らず、わざと無邪気に祥瓊はふるまう。 一口、私が茶を含むと祥瓊は満足したように笑った。 「うまいよ」 「そろそろ戻りませんか」 「うん」 「そうですね、戻りましょう、『主上』」 賢い祥瓊、美しい祥瓊、聞き分けの良い祥瓊。 意地悪く私を絶妙なタイミングで「主上」と呼ぶ祥瓊。 なんだか腹がたって、思わず湯のみを床に落とした。 ぱりん、と高く細い音が響く。 「あのさ、戻りたくない――って言ったらどうするんだ?」 「どうする、って」 いっそ悲しげに祥瓊は笑って、湯のみのかけらを拾う。 「主上、戯れはおやめになって」 「そう呼ぶな」 「しかし、『主上』」 私はかけら拾う祥瓊の手を叩き、叫んだ。 「そう呼ぶなって言っているだろう!?」 まっすぐに見つめる祥瓊の視線をぎりぎりで私は受け止めた。 「嫌なんだ、そう、呼ばれるのは」 「では、どう呼べと?」 「ただ、『陽子』と」 「はい、陽子」 「とってつけたみたいに。腹が立つ」
- 64 名前:祥瓊と陽子 三 mailto:sage [2008/04/29(火) 00:34:02 ID:ox3XQQBg]
- 私は乱暴に祥瓊を草の上に押し倒す。
「駄目よ――戻りましょう」 「黙れ」 柔らかな髪に顔をうずめ、私は祥瓊の匂いを嗅いだ。優しく、それでいて官能的な匂い。 首筋に唇をずらすと、いっそう誘う匂いがする。 「胸を開いて。祥瓊の胸が見たい」 「駄目」 「駄目なんて、それこを駄目だ。許さない」 駄々をこねる私の態度にあきらめたように襟を解いて、祥瓊は乳房をあらわにした。 真っ白な乳房。そして桜の花びらによく似たかすかにピンク色の乳首。小さく堅くなって、 食べられるのを待っている。 私はたまらず、それを舌でゆっくりとなぞる。 「あ」 感じやすい祥瓊の身体がぴくん、と震えた。聞こえるか聞こえないかの喘ぎが私の耳をかすって、 その官能になぜか凶暴な気分になる。 「するよ」 「いけない、主上――執務に戻らない、と。ああっ。だめ」 「そう呼ぶなって!!」 脚を持ち上げ、秘所をあらわにすると、私は跡が残るほど強く口づけた。 乱暴に指を刺し入れ、それをぐりぐりとこねくり回す。痛みで祥瓊が身体をよじった。 「痛い」 顔を下にやり、秘芯を強くすすると、祥瓊は耐え切れないように震えた。 「こんなになってるのに痛いの?」 舌で蕾を刺激しつつ、指を奥まで入れてぬるぬると湿る壁を強くなぞる。ぐいぐいと 中をまさぐると祥瓊が苦しげに呟いた。 「陽子、痛いの」 顔をしかめる祥瓊。 指を引き抜くと伸びきった己の爪の先、祥瓊の赤い血が濡らしていた。
- 65 名前:祥瓊と陽子 四 mailto:sage [2008/04/29(火) 00:34:51 ID:ox3XQQBg]
- 「……祥瓊、ごめん」
「良いのよ、陽子」 今度は壊れ物を扱うように淫襞をなぞり、舌でゆっくりと襞を舐めた。 「はぁっ……あ、陽子」 血が混じった蜜。 それを味わいながら、私は抑制しつつも止められぬ激しさで祥瓊の秘孔に舌を這わせた。 「痛い、祥瓊?私は痛くしているか?」 「ううん、ぜんぜん。ああ、良い。今度は良いわ――すごく、良い」 ゆっくりと顔をふって、可愛らしく快感を示す祥瓊。私は顔を股から離すと、祥瓊の耳朶を噛んだ。 美しい顔を見つめながら、私は私は手のひらで祥瓊の乳房を包み、それをゆっくりと揉みしだく。 唇をむさぼり、舌を絡ませ、もう一度、秘所へ指がさまよいはじめる。 と、同時に思いがけなく祥瓊の冷たい手が私の尻を掴み、するりと指が淫孔に滑り落ちた。 「あっ、祥瓊!」 唾液で濡らされた祥瓊の指が、ゆるゆると孔を刺激する。 耐え切れずに私は思わず背を反らした。 「祥瓊、駄目」 「仕返し」 面白うそうに笑う祥瓊の肩に軽く噛み付くと、私は我慢できずに身を起こして体勢を変え、 祥瓊の脚を高く持ち上げ、大きく拡げた。 「仕返しなんて、生意気だよ、祥瓊」 「なっ――陽子、やめて」 思わぬ私の行動に、祥瓊は思わずあたりをちらりと伺いつつも、小さく悲鳴を上げた。 誰も来ない園林とは言え、さすがに秘所をあらわにするのは恥ずかしいのであろう。 羞恥と興奮に声を上げ続ける祥瓊を見つめ、私は祥瓊の頬に唇を寄せた。 「新鮮だね、祥瓊。そんな風にまわりを気にして。可愛いよ。可愛い、私の祥瓊」 脚を大きく開かせたままで、私は股に顔をうずめて薔薇色のしるしを刻み始める。
- 66 名前:祥瓊と陽子 五 mailto:sage [2008/04/29(火) 00:36:11 ID:ox3XQQBg]
- 「祥瓊。ここも――」
「いやっ。ひどいわ、陽子」 しなやかな腿の内側。 「ここも」 「だめ、だめ。だめよ」 柔らかな秘襞。 「ここも」 「ああ、駄目……」 陰毛に息をあて、鼻でそれをかすかにくすぐる。 舌先は秘蕾をちろちろと刺激した。つん、と何度目かの刺激のあと、びくびくっ、と祥瓊の身体が震える。 と、とろとろと淫水がしとどにこぼれ始めた。 水にまみれ、祥瓊の秘芯と自分の舌をからませて、私は祥瓊を抱く。 「ああ、ここも、どこも。愛しいところだらけなんだ。どうしてくれる?祥瓊――」 互いの体液が身体を濡らし、唇は吸われ続けて紅く腫れ始める。 乳首がこれ以上無いくらいに硬くなり、無意識にそれを相手の肌になすりつける。 触れる唇、こすりあう肌、そして指先を濡らす愛の雫。 「祥瓊、祥瓊。入れたい――!」 「私も」 「私にはこんな小さな指しか無い。辛い」 私は本当に肉槍を持っていないのが辛くって、涙ぐんだ。 「私もよ――陽子。でもほら、あなたはこんなに長い舌を持っていて」 祥瓊が私の口内に指を入れた。 「祥瓊も、こんなに長く美しい指」 口の中の指をゆっくりとしゃぶり、舐め尽して私はかすれ声で呟いた。 「掻き回してくれる?その舌で」 「祥瓊もその指で、いっぱいして」
- 67 名前:祥瓊と陽子 六 mailto:sage [2008/04/29(火) 00:36:58 ID:ox3XQQBg]
- 秘壷にほっそりとした指が刺され、激しく私の中を掻き回す。
私も祥瓊の花弁に顔をなすりつけ、舌で秘壷を貫き、懸命に舌を這わせた。 一心不乱に交わる私たちはどこか滑稽で、私たちは笑いながら、互いの身体をまさぐりあった。 自分でもわかるほどにぷっくりと膨らんだ秘蕾を口におさめられ、私は体を痙攣させて 脚をつん、と突っ張らせた。 クレバスを分け入って、舌を這わせ、顔面で愛液のしたたりを受け止め、舐める。 「ああ、ああああっ、陽子、陽子」 きゅん、と見た目にもわかるほどに締まった孔に指を差し入れて、くにゅくにゅと動かす。 「いや、いや、いや、止めて止めてやめ」 髪の毛を振り乱して、腰を動かす祥瓊に合わせるように私は舌を懸命に動かして、 蕾をくちゅくちゅと吸い続けた。 祥瓊も舌を私の腰奥まで刺しいれ、秘壁をざらりとした舌で舐めあげる。 「あっ、祥瓊。駄目、やめて。行く」 「行く行く行く行く、陽子、陽子」 「私も、行く、行く、ああああっ、あ、い行く―――!!」 お互いの身体が、どこまで自分の皮膚なのかわからなくなった瞬間、私たちは同時に達し、 淫水で身体を汚し、清め合った――
- 68 名前:祥瓊と陽子 七 mailto:sage [2008/04/29(火) 00:37:36 ID:ox3XQQBg]
- 戯れの後、身体を草の色に染めて祥瓊がため息を吐く。
「困ったわ」 「何が?」 祥瓊は髪の毛をととのえながら呟く。 「見てよ、草の色。草の色で愛し合ったから――身体が緑色」 恥ずかしそうに、祥瓊が呟いた。 「――まあ、それは洗えば良いとして、『匂い』が体中に。んもう」 誘うようにわざと困り果てた顔で祥瓊が微笑むから、私はまた祥瓊に腕を伸ばす。 「足りないなあ」 「こりない人――駄目よ、陽子」 「駄目?」 「駄目です」 「けちんぼ」 くすくすと祥瓊が笑う。 それを聞いて私はまた目を閉じる。 祥瓊は、賢い人だから――そっと息を潜めて待つことを知っている。 私は思う存分官能の後の倦怠を堪能し、うつらうつらとまた夢を見て、覚醒し、また夢に戻り、 そうしてゆっくりと現実に戻っていった。 気づくと、幾分日は落ち、その分肌寒くなっていた。 自分の身体の上に、着物が綺麗にかけられている。 「あたたかいよ、有難う。だからかな、また夢を――過去を、さっき夢に見てた」 祥瓊の膝の上、私は髪を撫ぜられるままに呟き続けた。 「私はね、普通の女の子で。死ぬことも、死なれる事も遠くって。お腹が空くってどんな事か 知らなかった。凍える、ってどんな事かも」 微笑んで、祥瓊は私を見下ろした。 「笑うんだね、おかしいかな、やっぱり」 不満げに唇を突き出すと、祥瓊はふわりとそれに唇を合わせてくれた。 「ううん、おかしくなんかないのよ。ただ――」 「ただ?」
- 69 名前:祥瓊と陽子 終章 mailto:sage [2008/04/29(火) 00:39:17 ID:ox3XQQBg]
- 「お帰り、陽子」
「どういう意味?」 とろけそうな笑みで祥瓊が再び口付けてくれる―― 「お帰りなさいって、言ったの。あなたは、私のそばに居なくっちゃ」 嫣然と笑う祥瓊を見つめ、私は首をかしげる。 「意味がわからん」 ぱしん、と頭をはたかれ、私はまた祥瓊を見上げる。 「あのね、陽子。どれだけ、待ったかしら――あなたが私をなかなか見つけないから」 「意味がわからないよ」 「二人は一緒にいなきゃならないの!わかるでしょう?それは貴方の役目だったのよ? なんで私をもっと早く見つけないのよ、どうしてもっと早く迎えに来ないのよ!!」 ぷん、と頬を膨らまし、涙目の祥瓊が可愛らしくって、私は思わず苦笑した。 「ねえ、祥瓊。時間はかかったけど、見つけたよ?」 「遅いのよ!ばか陽子。しかも昔の、あっちの世界の夢を見たりなんてして――許せないわっ!」 怒る祥瓊が愛しくて、私はそっと抱きしめる。 ごめんね、と呟いてまた接吻する。 ばかばかばかばか―― 「愛しい祥瓊。あなたは、私のただ一人の人だよ」 くすん、と祥瓊が鼻をすする。 「許して、あげ――ても、良い、かも?でも、どうして私をもっと早く見つけないのよっ!」 私はたまらず愛しくて、また口付ける。 さあて、もうすぐ景麒が迎えに来る。 それまでに着物はととのえなきゃな。 で、言ってやろう。 麒麟の気持ちが少し、判ったぞ、って。 半身を見つける方も、結構たいへんだな、って言ってやろう。 で、結構幸せだよな、って言って見るんだ――あいつが否定したら、祥瓊と一緒に殴ってやろう。 <了>
- 70 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/29(火) 00:52:57 ID:K1WZpU5D]
- おおおおおおおおおおおおおおおおっ! キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
- 71 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/29(火) 11:21:51 ID:IUP9YgRD]
- >>61
GJ! \(^o^)/であります。乙であります。鈴も加えての3Pも期待であります
- 72 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/29(火) 16:24:41 ID:4omXPKEZ]
- 常世にもトイレはあるよ。
みんなオシッコもウンコもするんだよ ysk.orz.hm/picture/12koku/toilet.jpg
- 73 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/29(火) 17:51:36 ID:WPKkvpVu]
- いいかげんヤメレ カス
- 74 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/01(木) 21:15:22 ID:yS76HX+8]
- ホモは憎むが、百合には萌える。
個人的にはすずとしょうけいのカップリングが見たい。
- 75 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/01(木) 22:59:30 ID:p2hZpq7+]
- 陽子が初勅を出して数日後の夜、金波宮の中庭に祥瓊と鈴がいた
2人はその場にしゃがんで空を見上げていた しばらくして、祥瓊はパンツの股の部分を手で横にずらしてまんこを出した 鈴は、祥瓊が連れションを誘ってるのだと思い込んだ そして、鈴もパンツの股の部分を手で横にずらしてまんこを出した しかし、鈴は祥瓊に付き合って連れションしようとしてるだけで尿意を催してるわけではなかった だから、鈴はすぐにおしっこを出すことはできなかった しばらくして、おしっこが出る寸前の状態になった しかし、ここで鈴は疑問に思った 連れションに誘ったはずの祥瓊が、なぜか一滴もおしっこを出していないのである 尿意を催していれば、なかなかおしっこが出ないのは不自然だし 尿意を催していなければ、連れションに誘うはずはない ついに、鈴は祥瓊に真意を尋ねてみた 実は、祥瓊は連れションではなくてエッチを誘っていたのである 常世の女が相手にエッチを誘うときは、まんこを出すのも方法の1つである (男から誘う場合は、ちんちんを出すという方法は許されず、これは犯罪になる) 常世ではホモはタブーだが、レズは自由である 鈴は祥瓊がエッチを誘っていたことを理解したら、これを快く受け入れた そして、2人はレズ行為をすることにした しかし、鈴はおしっこが出る寸前の状態であった おしっこを出してからエッチするか、おしっこを引っ込めてエッチするか 鈴は少し迷った・・・ 祥瓊と鈴のレズ小説なら、こんなのがいいな
- 76 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/02(金) 14:44:06 ID:OHHS+8HN]
- 他のSSスレなどでは「気持ちいいー、おしっこでちゃうー」が普通なのに
このスレでは、「立ちション・連れション」になってしまうのは何故だ?
- 77 名前:祥瓊の激しい夜・1 mailto:sage [2008/05/02(金) 19:44:41 ID:GNDp9aVA]
- カップリング・祥瓊×鈴
特殊・男体化 半獣は生まれつきのもので獣と人間の二態を持つ。 だが生まれつきでないこれは、なんと呼べばいいのか。 天帝の粋な計らいなのか、祥瓊と鈴が、自分たちが二態を持つ存在であることを 知ったのは、つい最近のことだ。 しかも、この二態は半獣とは違い、いったん姿が変わってからというもの、 二人とも元の姿に戻れなくなっている。 「こんな姿はいや」 むせび泣く鈴の背中に祥瓊はその逞しく筋肉の張った腕を優しくまわす。 「泣いてはダメよ。私はむしろ、今の鈴のほうを好ましく思っているわ。 私はこんなガッチリした骨格に筋肉と脂肪が盛り上がった男性が理想だったの。 私を見てごらんなさい。鈴を上回ってガチムチでしょ? 鈴が自分の姿を貶めるのは私を貶めることにもなるのよ」 祥瓊はいかつい顔を鈴に寄せ、そっと口付ける。 「ごめんなさい・・・・・・そんなつもりじゃなかったの」
- 78 名前:祥瓊の激しい夜・2 mailto:sage [2008/05/02(金) 19:53:58 ID:a2t3FI3G]
- 許してくれる?と上目遣いに求める鈴を、祥瓊が許さないわけがなかった。
「でもね・・・・・・でもね、祥瓊。祥瓊の望みは、とても叶えてあげられないわ。 私・・・・・・そんなこと、どうしても、ダメよ」 「だめだなんて言わせないわ。絶対に気持ちよくしてあげるんだから。 お願い、私に乱暴なことはさせないでくれるわね?」 言いながらも祥瓊は鈴の肩に腕をまわし顔をのぞきこんだまま、 じりじりと鈴を歩かせ、目的の場所へと歩を進めていた。 はぁはぁという祥瓊の息遣いが鈴の精悍な顔にかかる。 鈴は頬を赤らめ、俯きつつも祥瓊の動きに逆らえない。
- 79 名前:祥瓊の激しい夜・3 mailto:sage [2008/05/02(金) 20:06:26 ID:FuO8mcGl]
- 「きゃぁぁ」
どさり、と羽根布団の上に投げ出され鈴は悲鳴をあげた。 「鈴、ごめんなさいね! 私、いきなり限界みたいなの!」 言うなり、祥瓊の巨躯が鈴の上に勢いよく覆いかぶさった。 服の上からでも張り切ったものの感触が伝わってくる。 「そんな! だめよっ!!」 しかし鈴が全ての着衣を脱がされてしまうのに長くはかからなかった。 肩から胸に見事に張った筋肉。胸にも乳輪にもゴワゴワとした毛。 ぼこぼこに割れた腹筋。 「素晴らしいわ!素晴らしいわ、鈴!」 祥瓊は自身も急ぎ諸肌脱ぐと、独特な色の胸毛を鈴の胸毛に重ねた。 「鈴!・・・・・・鈴っ!」 髭の剃り跡も青々とした祥瓊の口元は、鈴の胸から腹筋、さらにその下へと たゆまなく動いていく。 「あっ!・・・・・・しょ・・うけ・・それはだめえっ」 祥瓊の返事はなかった。返事ができなかったのだ。 すでに祥瓊の口は鈴のものでいっぱいだったからだ。
- 80 名前:祥瓊の激しい夜・4 mailto:sage [2008/05/02(金) 20:24:32 ID:BKODZmPG]
- そこから先は二人とも夢中で何がなんだかわからなくなっていた。
「鈴ったら感じすぎよ!私のより大きくなってるじゃない!」 鈴は息遣いも祥瓊より激しくなっているほどだった。 祥瓊の口の絶妙な動きにより、敏感な鈴はこれまでにない大きさになってしまっていた。 祥瓊は鈴の脚を広げて抱え込むようにしてのしかかる。 「鈴・・・・・・鈴・・・・・・」 それは二人が初めて一体となった瞬間だった。 「あっ、あああああっ」 鈴の体がびくっと痙攣する。 祥瓊のものは、じらすように奥まではいかず、浅いところを突いてくる。 「あっ、やっ、・・・・・・ああんっ」 鈴の野太い声が漏れる。 ぶつかり合う筋肉。祥瓊の額に背中に、汗が滲む。 「あっ」 悦ばされるだけでは済まないことを鈴は急に察した。 祥瓊のものが、いきなり鈴の深いところを突いてきたのだ。 鈴の甘い声が悲鳴に変わる。 「鈴、鈴、ごめんなさい・・・・・・ハ・・・・・・んっっ、」 言いながらも祥瓊の腰の力強い動きは止まらない。
- 81 名前:祥瓊の激しい夜・5 mailto:sage [2008/05/02(金) 20:47:41 ID:daQV+vTI]
- その後、いったい何度体位を変え愛し合ったことか。
体位を変える間には、祥瓊はじゃれるように鈴のものを口にふくんだりする。 「やめて祥瓊・・・・・・それはもう、」 「だめよ、鈴をこうしたくてしかたないの。鈴・・・・・・かわいいわ」 祥瓊の口がものを袋を様々な角度から攻め上げる。 そして次には再び正常位に戻り、祥瓊の息遣いはさらに加速してきた。 それにつれ、腰の動きも激しさを増す。 果てしなく続いたかに思える愛の行為が最終段階に入ったことを 鈴は本能的に悟った。 「鈴っ、鈴っ!!」 「あっ、あっ、祥瓊っ!しょうけ、いっ!!!」 「い、イクわ!!!」 全てを鈴の中に。鈴に。 祥瓊の激しさに、鈴は眩暈のような感覚と共に、瞑った目の中に火花が 散るのを見た。 激しく。ただ激しく。いつまでも激しく。 そしてやがて、祥瓊の逞しい体が鈴の上にくずおれ落ちた。
- 82 名前:祥瓊の激しい夜・終 mailto:sage [2008/05/02(金) 21:00:18 ID:EufKQWV8]
- 卓の上には見た目も美しい甘いお菓子。
二人はお茶を飲みながら、なごやかに話し合っていた。 「祥瓊ったらもう、激しすぎるんだから」 恥じらいなからもそんなことを言う鈴に、祥瓊は、かわいくてたまらない、 という目を向ける。 「だって、そうするしかなかったんだもの」 「でも、あれが元の姿に戻れる唯一の方法だなんて、どうやって知ったの?」 細い指で砂糖菓子をつまみながら鈴が上目遣いに訊く。 「あら、そんなこと知らなかったわ。私は鈴への気持ちを抑えきれなかっただけよ。 元に戻れたのは、ほんの偶然ってことね。 でも、鈴、鈴がどんな姿になろうと私の愛は変わらないわ。鈴が逞しい男性の 姿になれば、それが私の一番好きな姿よ。でも今は元の姿の鈴が一番好き。 どんな鈴でも、体も中身も全てが好き。いつでも好き。大好きよ」 そのまま、そっと唇がふれる。 それは、やわらかかった。 おわり
- 83 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/02(金) 21:04:10 ID:3lbg3xnd]
- 終わりました。
スレ汚し失礼しました。 なんとか>>74さんのリクエストに答えようと頑張りました。 小説の視点って難しいですね。 今度は鈴の視点に統一したものを描いてみたいです。 では、失礼します。
- 84 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/02(金) 21:19:30 ID:bnMbi/ot]
- >>74は「ホモは憎む」って書いてあったよ…ww
違う意味でクソワロタw
- 85 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/02(金) 21:27:30 ID:fWyJQmXv]
- >>75
グッドジョ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ブ!!!!!
- 86 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/02(金) 21:39:49 ID:GIWRaak0]
- ワロスwwwwww
- 87 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/02(金) 21:53:44 ID:fWyJQmXv]
- レス番間違えたw
>>75 クソ >>77 グッドジョ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ブ!!!!!
- 88 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/02(金) 23:24:13 ID:hsdrEn9A]
- >>77 とってもとっても乙であります。GJであります。次作もWakutekaであります
- 89 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/02(金) 23:59:43 ID:PzX6I0fO]
- >>84-88
ありがとうございます。 ほめてくれた方、ほんとありがとう! 書いた甲斐がありました。
- 90 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/03(土) 02:08:02 ID:anbZl81/]
- バロッシュwww
ガチムチってwww
- 91 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/04(日) 22:29:27 ID:DOfbZPmj]
- 陽子はヒーローだから、ヒーローらしくズボンのチャックを開いて立ちションがいい
(陽子は女だけど、ヒーローであってヒロインではない!) だから、陽子の股間は「まんこ」ではなくて「まんこの形をしたちんちん」ということになる 見た目は「まんこ」でも、立派な「ちんちん」なのだから 陽子が、ズボンのチャックを開いて立ちションするのは当然のことである こんな話がいいな・・・
- 92 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2008/05/06(火) 15:10:01 ID:Pf7pOQKz]
- 保守
- 93 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/08(木) 18:55:55 ID:+J1Fk5i9]
-
つ ysk.orz.hm/picture/%E7%A8%AE%E6%97%8F%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%9F%E6%84%9B.jpg
- 94 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/08(木) 21:56:03 ID:6UqohlPM]
- 禁断の恋ですな
- 95 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/08(木) 22:46:09 ID:iNCmwwOU]
- 陽子も、景麒が溜めすぎないように出してやらないと
ナニを襲うかわかったものじゃないなw
- 96 名前:名無しさん@ピンキー [2008/05/09(金) 23:27:43 ID:/a/tH4kv]
- >>93
景麒wwwwwww
- 97 名前:名無しさん@ピンキー [2008/05/10(土) 11:10:12 ID:yFp3D7yi]
- 陽子と楽俊(人間)のカップリングを希望します
- 98 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/11(日) 05:05:54 ID:5gpbJscD]
- 陽子×楽俊(ネズミ)を希望します!
ふさふさのもこもこ〜私がおそいたい。
- 99 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/11(日) 11:27:01 ID:VQQ+zSvW]
- 97-98
見本がないことにはどうにもできないぜ? 見本をぜひとも額づいてお願いします。ハァハァ
- 100 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/12(月) 11:09:52 ID:P7oTZjfr]
- >>91
「まんこの形をしたちんちん」という発想は斬新なアイデアだな だったら反対に「ちんちんの形をしたまんこ」というのがあってもいいな 陽子はヒーローだから、股間にあるのは 見た目は「まんこ」でも、立派な「ちんちん」であり 姿は女でも、立派な男である(女の姿をした男) 泰麒はヒロインだから、股間にあるのは 見た目は「ちんちん」でも、所詮は「まんこ」であり 姿は男でも、所詮は女である(男の姿をした女) こんなネタで話が作れそうだな・・・
- 101 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/12(月) 20:33:39 ID:dMDL77BM]
- >>91
自演ヤメレ カス
- 102 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/12(月) 21:52:26 ID:HT7PtSOH]
- >>100
レスの内容が幼すぎる。消防かせいぜい厨坊のボクチャンだろ 18禁板だぞ
- 103 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/14(水) 18:44:36 ID:76jRgLUs]
- ほしゅしゅ
- 104 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/16(金) 21:22:44 ID:bZZQTS9/]
- ほしゅります
- 105 名前:名無しさん@ピンキー [2008/05/21(水) 20:51:58 ID:7g3to/0u]
- 陽子とセッキのカップリングを希望します。
意外と面白い組み合わせだと思うので
- 106 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/21(水) 23:15:53 ID:/k/XjX8E]
- >>105
おまいが書くんだ
- 107 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/23(金) 21:55:56 ID:Xn4sSNhw]
- ほしゅまち
- 108 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/25(日) 22:20:03 ID:HKxFxuzM]
- 獣形の麟タソにアソコをなめてもらいたい
- 109 名前:景麒 mailto:sage [2008/05/25(日) 22:47:47 ID:56/r8MTj]
- 〃⌒ヽ、
〃ノ人ヽヽ >>108 ノノ ´_>`从 私が舐めて差し上げよう
- 110 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/25(日) 22:49:10 ID:UdXKp0d4]
- ワロタw
- 111 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/25(日) 23:00:05 ID:fXMKz3Mo]
- 麟タソじゃなきゃイヤイヤ
- 112 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/28(水) 07:03:58 ID:EnhofYyI]
- ほ
- 113 名前:景麒 mailto:sage [2008/05/28(水) 19:55:55 ID:upcrE4bj]
- 〃⌒ヽ、
〃ノ人ヽヽ ノノ*´_>`从 シュッ Σ⊂彡_,,..i'"': |\`、: i'、 \\`_',..-i \|_,..-┘
- 114 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/29(木) 21:59:13 ID:h1PxXvR1]
- テッシュでなくゴックンプリーズ
- 115 名前:ごっくん mailto:sage [2008/05/31(土) 01:55:19 ID:0VLq5dZq]
- 陽子はゲホッとむせた。白濁した液が唇から漏れる。
景麒は指を唇にはわせ、液を拭い取るとぐい、とその指を陽子の唇に突っ込んだ。 「味わってくださいよ、いい加減に」 「お前の……なぞ、飲めるか!」 陽子はもう一度咳き込むと、ぐいと唇をぬぐって景麒を睨んだ。 「お前のは、苦い、まずい。最悪だ」 景麒はつまらなそうに臥牀に横たわり、主を見つめた。 「女郎のようですね。男の精の味を語りますか」 陽子は景麒に唾を吐いた。 景麒は涼やかに笑い、己の頬に落ちた唾を拭う。 「お前みたいに女を抱く奴なんてどこの世界にも居ない。自分だけ楽しければ良いんだろうな。 さんざん突いて、濡れてもいないのに私の中に指を突っ込んで。しまいには口の中に発射だからな」 景麒は紅潮した主の顔を見て、皮肉に笑った。 「そういうのが好きなくせに」 「この――馬鹿麒麟めっ!!」 主が己に腰の上に跨る。牝馬のように腰を激しく揺らして。 中心には、私の猛り。 「あっ、主上。良い――」 「あっ――あ?」 (今日もまた、夢精してしまった――) 景麒が敷布を見下ろす。 「……私のは、苦くてまずいのかな?」 自重の笑みを浮かべる景麒。 思わず敷布に残る己の精を舐めてみた。 「んんん――?げ、げげげぇえぇええええ!」 景麒の童貞ロードはまだ続く。 ゴックンおわり
- 116 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/31(土) 12:07:28 ID:8Lbh6Gvv]
- >>115
GJ! ワロスw
- 117 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/31(土) 19:33:51 ID:JoffIwFa]
- >>115 GJGJ!
- 118 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/02(月) 23:38:08 ID:d5P4MGJZ]
- >>115は女性なんだろな。
男なら、自分の精液、舐めてみるなんて考えないから。 ・・・と、書きながら、せっせとエロを投下している、ポニーテール(推定)の >>115氏の事を考えて、なんか、熱くなってきた自分はどうしよう?あっ
- 119 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/03(火) 22:33:52 ID:JDjuQn51]
- 〃⌒ヽ、
〃ノ人ヽヽ >>118 ノノ ´_>`从 私の出番と聞いてやって参りました
- 120 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/04(水) 23:38:56 ID:ZOh1lASc]
-
〃⌒`⌒ヽ |i i⌒⌒i | ||!.{ ゚ ヮ゚ リ ハ::ヽy/ス l フっ==l フっ ソ::::::::::::l >>119 私もお手伝いします! ノ ハ ヽ ゝ `'` ' `'` '`
- 121 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/04(水) 23:55:50 ID:ZOh1lASc]
-
へヘ // ⌒丶 (从ハ从) )§ ゚∀゚リ. | | ガッ とハ† _ ) | | Y /ノ 人 〃⌒ヽ / ) < >ノ人ヽヽ ∩ _/し' //. V(´Д`从リ / >>119 (_フ彡 }/ Y { /
- 122 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/08(日) 00:24:31 ID:K9iytMB3]
- ほ
- 123 名前:景麒 mailto:sage [2008/06/08(日) 21:13:17 ID:kkKFdkUL]
- 〃⌒ヽ、
〃ノ人ヽヽ ノノ*´_>`从 シュッ Σ⊂彡_,,..i'"': |\`、: i'、 \\`_',..-i \|_,..-┘
- 124 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/08(日) 22:41:42 ID:ZzqqnnHF]
- やっぱりキターwww
- 125 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/09(月) 23:47:25 ID:fBKuCBFa]
- AAも和む。
だが、SSが欲しいんだ。 過去レスあさって、最高は「慕情」(←万人受け)と「北風と太陽」(←通好み)と、 景麒の紫の膝の人(←題名覚えてねえ)だ。 おまえらもこの3つは読んでおけ。
- 126 名前:名無しさん@ピンキー [2008/06/10(火) 00:23:07 ID:Z6n6AINQ]
- >>125
だから、既存品をすすめる前にお前さんが書いてみろと。
- 127 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/12(木) 01:09:48 ID:wN+8d130]
- >>125
AA景麒がきてくれなくなるのはやです。 そういうわけでほ。
- 128 名前:景麒 mailto:sage [2008/06/12(木) 01:42:56 ID:gwK0Q3Nl]
- 〃⌒ヽ、
〃ノ人ヽヽ ノノ ´_>`从 }/ Y ハ シュッといきたいところですが、 (⊃□⊂) 作品を投下しないのもアレですので… |___|_| U U 〃⌒ヽ、 〃ノ人ヽヽ 代わりに私のおヌードを ノノ*´_>`从 ご覧あれ〜〜!! ⊂L/ (ー'ーノヽl⊃ ( 〉 全〈 ) ガバッ )__/ , つ ヽ( (_/ ヽ)
- 129 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/14(土) 09:53:44 ID:Hquszh9Q]
- 景麒はチンカスを自分で洗うのだろうか?
- 130 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/17(火) 01:07:02 ID:lAIZMTcm]
- >>129
景麒は、まがりなりともお偉い人なので奚とかにチンカスは洗ってもらって いると思われ。 って、最後を決めずに作品投下してみます。カップリング、適当に あてはめてください。それで、書きます。(すいません、他力本願で)
- 131 名前:陽子(?) x ?? 1 mailto:sage [2008/06/17(火) 01:08:08 ID:lAIZMTcm]
- 会いたくて、会いたくて、執務中でもため息を吐いてしまう。
すれ違って少し触れただけの腕が、熱を持ったように痛い。 風が、寝室の扉を叩いただけなのに「あの人」がやって来たのかと思って飛び起き、 確かめもせず扉を開けてしまう。 指の先まで、貴方でいっぱいで、気が狂う。
- 132 名前:陽子(?) x ?? 2 mailto:sage [2008/06/17(火) 01:09:39 ID:lAIZMTcm]
- 「で、陽子はもう延王と寝たの?」
いつでも直球ストレートの祥瓊が、陽子に問う。 「え、え、ななななな、何言ってるの?」 朝議の後の昼下がり、ひと時の休み時間を気心の知れた女史とお菓子をつまみながら 語らっている最中の出来事である。 祥瓊の口から飛び出したとは思えないあけすけな言葉に、陽子は誰ぞに聞かれていやしないかとあたりを見回した。 「誰も居ないわよ、陽子。だからお止めなさい、その挙動不審な動作は」 「祥瓊はそんな美しい顔をして、とんでも無い事を言う!」 「話を変えないの、陽子。私の顔はどうでも良いのよ。今は貴方の話」 ずい、と祥瓊は陽子の顔に、花のかんばせを近づけた。 「寝たの?寝てないの?」 「……ぃ」 「何よ、まだ寝てないの?じゃあ、接吻は?」 「……ぃゃ」 「えー、聞こえないわぁ」 どん、と陽子はいささか乱暴に祥瓊を押した。 「ひ……人の気もしらないで、そうやって茶化してばかりだ、祥瓊は!」 涙目になった陽子がバシンと乱暴に扉を閉じて出て行った。逃げるように駆けていく足音が、 しばらく室に満ちる――そうして、消えた。 祥瓊はふう、と吐息と小さく吐いた。 「人の気も知らないで、か」 祥瓊は、肩を小さく震わせ、笑った。
- 133 名前:陽子(?) x ?? 3 mailto:sage [2008/06/17(火) 01:10:55 ID:lAIZMTcm]
- 「あら、台輔」
寝屋にやってきた、景麒を見て祥瓊はくすりと笑う。 「……私が一人の部屋を『たまたま』あてがわれているのって、こういう時の為なのかしら?」 「たまたまなぞではないと知っているだろうに」 一時さえも無駄には出来ないように、景麒は後ろ手に扉を閉めると祥瓊の寝巻きをするりと脱がした。 祥瓊が景麒に抱きすくめられながら、静かに呟く。 「良い、香り」 「香を久方ぶりにたいてみたからな」 祥瓊ははしたなく高笑いを響かせた。 「香ではないでしょう――獣の匂いが、いたします」 獣か―― つまらなそうに景麒が笑うのを合図にして、祥瓊は小さく、だが強く呟いた。 「早く、早く、私を高みへと導いて下さいまし」 景麒は祥瓊を赤子のように軽々と抱き上げ、膝に乗せた。祥瓊は見せ付けるように脚を大きく拡げ、 景麒を見上げると唇の端をそっと上げた。 赤い舌が祥瓊の唇から蛇のようにちろりと刹那、見え隠れした。 それを合図に景麒の手が祥瓊の太ももに伸び、ゆっくりと撫で回す。 嫌悪感と快感とが、同時に祥瓊を襲った。 太ももを触れながら、景麒は祥瓊の喉元に唇を這わす。 しがみつく祥瓊も、身もだえする景麒も、まるで獣のような力強さ。 祥瓊は目を閉じ、無意識に開いてしまった唇から―― 一筋涎を垂らし、のけぞる。 景麒は祥瓊の乳首を口の中に含み、柔らかく転がす。祥瓊の身体が軽く痙攣し始めると ゆっくりと指を濡れ始めた秘所に這わせた。 愛撫は獰猛だった。動きは暴力的と言ってもよく、祥瓊は自分の中をガリ、と景麒の爪で 引っかかれ、痛みに思わず腰を引いた。 が、景麒は憎憎しいように祥瓊の腰を構わず引き寄せ、今度は強引に臥牀に押し倒して 猛りを突き刺す。 両腕を掴まれ身体は臥牀に押し付けられ、祥瓊は自由を奪われたまま目の前の美しい顔を見上げた。
- 134 名前:陽子(?) x ?? 4 mailto:sage [2008/06/17(火) 01:12:41 ID:lAIZMTcm]
- 「――黙りなさい」
何も言わない祥瓊に、景麒は震える声で呟く。祥瓊が軽く笑うと、景麒は己の主の敵を討つように 唇を祥瓊の頬、額、耳、胸元にすべり落とす。 長く激しい口付けの後、景麒の唇は再び祥瓊の柔らかな唇に戻る。 乱暴な愛撫に身体は悲鳴を上げて良いはずなのに、熱い猛りを腰の中心に据えられて、祥瓊は 知らず喘ぎ声を漏らしていた。 と、思いがけない、祥瓊の低い声が室を満たす。 「いけないんです、こんな事は――」 景麒は静かに、顔色を変えずに答える。 「どうして、いけない?君は私を求めてる」 (嘘つき) 「あああああっ」 太い楔を打ち据えられ、祥瓊は一言も言えぬまにすすり泣いた。 身体の芯に火が灯されない内に逃げようと、祥瓊は身体をのたうつ。が、軽々と景麒の腕に絡めとられ、 そうしてまた愛撫の嵐に合う。 無垢も、穢れも、選べない―― 誰か、罰してくれればいっそ楽なのに!! 己の身体を壊すような景麒の猛りを感じながら、純愛と淫蕩との狭間に祥瓊は泣いた。 戯れの後、景麒は一つ、ため息をついた。 「祥瓊?」 「何でしょう、台輔。明日はお早いでしょう、寝所に、お戻りに――」 「うむ、知っている。だが、あまりにもそれではお前が」 「私は構いませんよ。昼くらいにまた、陽子――いえ、主上におめもじ出来ます。 元気が無いと、主は心配するので」 きょとんと景麒は首をかしげる。 「あの、聞いても良いか、祥瓊」 「どうぞ、台輔」 「主上が恋したっているのは――」
- 135 名前:カップリング自由です mailto:sage [2008/06/17(火) 01:17:38 ID:lAIZMTcm]
- 過疎ってるから、フリーダムなSSを落としてみた。
祥瓊と景麒がからんでるなら、誰でもラスト、書いてみます。 リクが無ければ、まあ、粛々と・・・
- 136 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/17(火) 18:52:29 ID:iUm00gTx]
- 延王じゃないのか?
個人的には楽俊が好きだ。
- 137 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/17(火) 20:05:58 ID:pN3pU7/8]
- >>131
グッドジョ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ブ!!!!!
- 138 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/17(火) 21:32:38 ID:GnSvg8am]
- おおっ! GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
- 139 名前:陽子x?? 5 mailto:sage [2008/06/18(水) 01:39:19 ID:DwpHJAEM]
- 「延王です」
そうか、と小さく景麒が呟いた。 「お気づきではありませんでした?」 自重するかのように景麒は笑った。 「お前が恋い慕っているのも、同じ方なのであろうな」 ふふ、と祥瓊は笑うと窓に顔を向けた。 「夜が明けます。どうぞ、お戻りになられて」 震えた声音に誘われるよう一瞬、景麒の指が祥瓊の方に伸び、そして宙をさまよって、落ちた。 「手荒くしてしまった――すまない」 祥瓊の顔はずうっと窓の方を向き、景麒が部屋を出るまで微動だにしなかった。 まだ蒼い陽の光がうっすらと室内に入り込みはじめた頃になってようやく、祥瓊は 臥牀に体を横たえ、囁いた。 「馬鹿な台輔」 祥瓊は涙に顔を濡らして苦く笑う。 延王を好きなはずはないじゃない。あの人は、兄でしかない。もしくは父親、友人。 陽子が人目を忍んで、誰に鳥を飛ばしているのだと思っているのだ。 陽子が一番辛い時に誰がそばに居て、助けたのだと思っている? ただでさえ微妙な立場の半人半獣をかばう為、わざと延王を慕っている振りをしている幼い恋心を どうして分ってあげられないのだ。 「馬鹿な陽子、馬鹿な台輔――馬鹿な祥瓊」 嗚咽は止まらず、祥瓊は枕に顔を押し付けた。
- 140 名前:陽子x楽俊 6 mailto:sage [2008/06/18(水) 01:41:58 ID:DwpHJAEM]
- どれだけ会っても、言葉を交わしても、足りない。
いつも視線は景麒の背中を追って、振り返ってくれるのをただ待っている。 魂がいつも景麒だけを求めて、心がくだけそうに痛い。 それと同じような気持ちを景麒が陽子に対して持っているのはすぐに祥瓊は分った。 だからこそ、抱かれた。 「台輔は、私を抱いてなんかいやしないのに――」 自分を通して陽子を抱いているのを、祥瓊は理解していた。 それでもよい、と思っていた。 抱かれるたびに、自分の嘘が膨らんで、どんどん体を満たしていく。背徳は快感になって、 更に景麒を求めてしまう。 延王を恋い慕う主ならまだしも、鼠ごときに心を奪われていると知ったら、矜持の高い景麒のこと、 どれだけ傷ついてしまうだろう。 無粋な物言い。でも、言った後でそれを後悔するようなお顔。 楽器のように響く声。囁き声が耳をかするだけで腰の奥が熱くなる。 青年のようないでたちとは裏腹に、老人のように暗く煙る瞳。 風に揺れる美しい鬣。 そして自分を深く貫く、堅く張り詰めた猛り―― いつまでこの茶番が続くかは分らない。 でも、祥瓊は景麒の腕の中に抱かれ続ける為にだったら、千の嘘でも吐こうと思う。 陽子が幼い恋心を貫くのであれば、私もねじれたこの恋情を貫いて見せよう。 今はただ、帰りがけに自分を見つめていた台輔の視線だけで――十分。 日が高くなりはじめた。 小さな人の思いを輝きで隠すように、また慶の一日が始まる。 <了>
- 141 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/18(水) 01:59:01 ID:wNU05+S/]
- 乙!!
無能がニブと言うのはわかったw
- 142 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/18(水) 19:52:25 ID:H0nz457+]
- おおっ!
続きがあったのか GJ!
- 143 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/18(水) 21:18:22 ID:gYdA53kT]
- キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
- 144 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/19(木) 00:51:04 ID:iQiZSKb/]
- GJGJ!!
それぞれの関係性に禿萌た できれば続きも読みたい!
- 145 名前:陽x楽 スピンオフ mailto:130 [2008/06/20(金) 00:15:03 ID:HNj31YpJ]
- 皆様、コメントありがとうございます。
お詫びに、祥瓊x景麒の裏設定の陽x楽を書きます。
- 146 名前:陽x楽 スピンオフ1 [2008/06/20(金) 00:16:19 ID:HNj31YpJ]
- (女王は皆おなじだな)
(国よりも己の感情が先に立つ) (まあ、台輔に恋慕して国を傾けるよりは) (豊かな隣国の王の方が) 官たちのくつくつと漏れる下卑た笑い声。聞こえるようにかわされる噂話。 咎めるのも馬鹿馬鹿しい。 人間というのは思いたいようにしか思えないものなんだと、あきらめた。 でも、自分の想いをごまかしても良いのだろうか。周りをだまし、自分をだまし、そうしてあの人への―― 「何よ、まだ寝てないの?じゃあ、接吻は?」 祥瓊の声に、はっと私は我に返る。 私を見つめる必死な祥瓊の顔。美しい顔が引きつって――きっと私も同じ顔をしている。 (嘘つき!国の為って言いながら、ただ臆病なだけじゃない!!) 私は思わず祥瓊を突き飛ばしてしまった。 「ひ……人の気もしらないで、そうやって茶化してばかりだ、祥瓊は!」 走り出してから、ようやく涙が頬をつたった。 涙は自分の恋慕のためか、祥瓊の恋の為か。
- 147 名前:陽x楽 スピンオフ2 mailto:sage [2008/06/20(金) 00:17:50 ID:HNj31YpJ]
- 知っている。
気づいていた。 ごめん、祥瓊。 あなたが景麒を見つめる視線。 袖が触れ合っただけなのに、まるで火に触れたように体を震わせて。 あいつは馬鹿だから、本当のあなたの気持ちなんて気づいていやしない。 延王の事をいかに漢らしいか、今度いらっしゃるのはいつなのかと言いながら、気持ちは背後を 「たまたま」通りすぎていく景麒に向いて。 景麒に対する愚痴をいっぱい聞きたがったね。いつだって、話題は不自然に景麒だった。 「あの人」を知っているのは祥瓊だけだから、私もいつも雁の話をしたがった。 首筋についたばら色の痣や、泣き明かした事を物語る祥瓊の瞳の下の青黒いくまが出来始めたのは いつからだったろう? 景麒の残り香をまとっているのにも気づかずに、わざと無邪気に笑って。 細い体が、どんどん痩せてきて。 私は何も言えず、ただただ景麒が祥瓊に優しければ――と逃げていた。 私の心も、ただ一人の事でいっぱいだったから。 (やるべきことを選んでおけば、やるべきことを放棄しなかったぶんだけ後悔がかるくてすむ) 「うん、楽俊」 (おいらは陽子がどんな国を作るのか見てみたい) 「そうだね、楽俊。でも、でも私は、そばにいる女史の心さえ――救えない」 部屋に駆け戻って後ろ手に扉を閉めると、私はようやく声をあげて泣いた。
- 148 名前:陽x楽 スピンオフ3 mailto:sage [2008/06/20(金) 00:18:28 ID:HNj31YpJ]
-
まるで、昨日のことのよう。 玄英宮の砂浜で、私は楽俊の腕の中にいた。 王になろうかなるまいか、迷っている事を言い訳のようにして楽俊に包まれていた。 「ふり向くなよ。今ちょっと障りがあるからな」 ほほに触れるあたたかな指。そして腰にあたる――熱く堅い猛り。 「嫌だ!ふり向くっ」 「ぉおおい、陽子」 今しかない。 今を逃したら、きっと永遠に機会は無い。 ふり向き、私は楽俊の唇に自分の唇を重ねた。 恐る恐る顔を離し目を開けると、そこにはまだ人型でいてくれた楽俊が居た。 「……戻ってしまうかと、思った」 「戻れるわけ、ねえだろ。馬鹿だな」 私は自ら着物を脱いで、生まれたままの姿になる。 「一回で良い」 首をかしげる楽俊に私は叫ぶ。 「一回で良いんだ――それを支えにして、私は己の国を救うから。頑張るから!」 楽俊はあっけにとられたかのように私を見て、そうして笑った。 「二回は無いのか」 楽俊らしくな物言いに、私は吹き出し――その優しさに、涙した。 「多分、無いんだろうね」 私のウエストに腕をかけ、楽俊はすこし強い力で引き寄せた。私の体は柔らかく しなり、楽俊の体に密着する。 私は思い切って手を楽俊の腹からゆっくりと茂みに伸ばしていき、少しだけ強く猛りを握り締めた。 不明瞭な声で楽俊が何かをつぶやくと、気づかぬ内に私は砂浜に押し倒されていた。
- 149 名前:陽x楽 スピンオフ4 mailto:sage [2008/06/20(金) 00:19:07 ID:HNj31YpJ]
- お互い不慣れに体を触り、唇と手と――身体全体でお互いを確かめ合って、愛くしむ。
乳首を舌で舐められた瞬間、何か腰の方から熱い電流のようなものが流れ、私は思わず漏らしてしまったと思った。 「やだ、私――漏ら」 身をよじる私をしっかりと右腕でおしとどめ、楽俊の指は私の茂みの奥へ入っていく。 「濡れてる。すごく」 濡れるって、本で読んだけど――恥ずかしさに体をくねらせると、ますます楽俊の指は奥深く入っていった。 「あっ、痛」 「痛いか?」 返事をせず、私は楽俊の胸を唇でなぞる。ゆっくりと舌で胸から腹へ、そうして腰へと静かに唇が落ちていくと いつのまにか私の茂みの下に楽俊の顔があった。 恥ずかしさよりも、誰にも見せたことが無いところを楽俊に晒している事が幸せだった。 (楽俊なら、良い。全部を見てほしい) ほっそりとした指で自分の秘壁をなぞられ、少しざらりとした舌で舐められると、私はまた漏らしてしまうような 感覚になる。 喉の奥まで猛りを含んでも、それでもまだ楽俊の猛りはおさめきれず、おさめきれないところを私は両手で包み、 ゆっくりと上下させ、軽く握り続けた。 舌で舐めるたびに、また楽俊のは大きくなるようで、私は両手でゆっくりとさすり、舌でぺろぺろと味わい続ける。 「駄目だ――我慢できねえ!」 私の体を引き離し、楽俊が私に向き合うと、私のひざの内側に手をあて両脚が楽俊の肩に乗せられた。 ちらりと見た楽俊のそれは、大きく堅く赤黒く――そこまでしたのが自分なのだ、と誇らしい反面、 少しだけ怖かった。 「楽俊――大きい、よ」 「うん。おいらも、少しびっくりしてる」 「きっと、大丈夫」 楽俊の汗がぽとっ、と私の顔に落ち、それが合図だったように一気に楽俊は私の中へ入ってきた。
- 150 名前:陽x楽 スピンオフ5 mailto:sage [2008/06/20(金) 00:19:46 ID:HNj31YpJ]
- (痛い――!)
でも、駄目。顔を歪ませちゃ駄目。楽俊が止めちゃうもの。 私はせきたてるように手で楽俊の腰を引き寄せる。 「あ」 思わず声が漏れてしまった楽俊が愛おしくて、そして少しこっけいで私はわざと(痛いのに) 下半身をくねらせてみる。 「陽子ぉ」 「何?」 「おいらは、ゆっくり――いっぱい、してえんだ。いっぱい、陽子を知りたい」 「楽俊……」 (私だって、いっぱい、ゆっくり、楽俊を知りたい。足りない。時間が無い) 泣いてしまった私のほほに口付けて、楽俊はまだつながったままで居てくれた。 「忘れねえよ」 「私も――」 波の音と、己の吐息と、そして結合部から漏れる湿った淫音。 香る潮の匂い。楽俊の肌の香り。 ひっそりと目を開けると、精悍な美しい青年の顔。 五感のすべてで楽俊を味わう。 上になり、下になり、何回も何回も交わる。 陽が昇りはじめる、少しまえ、汗みずくの楽俊がつぶやいた。 「おいらは、もう誰とも交わらねえ」 (私も――!!) でも、言葉はそれ以上、出なかった。
- 151 名前:陽x楽 スピンオフ6 mailto:sage [2008/06/20(金) 00:20:44 ID:HNj31YpJ]
- 私はわかっていた。
楽俊もわかっていた。 王になるのは、国を守ること。 そのためには、あらゆる手段を尽くすだろうということ。 この身体が、その手段になるだろうということ。 楽俊がやわらかく笑う。 「夜が明ける」 「うん」 「陽子。どんな国を作るのか、見せてくれよな」 笑った顔が、最後――だった。 祥瓊。 ごめんね、気づいてない振りをして。 景麒は馬鹿だから、また貴方の閨を訪ねるんだろうね。 私は守りたい。 あなたを、景麒を、この国の民を――そして遠い国で、一生懸命生きている愛しい半獣も。 突き飛ばしてごめん。 延王を好きな振りをしてごめん。 でも、私は王なんだよ。 この先どうなるかなんか、わからない。 でも、策を寝るのは私の領分なんだろうね。 それに男の人って、結構単純だし。 私なんて忘れて、ほかの女を抱いているのかもしれない。 また、突っかかってきてね。 そうしたら、泣けるもの。 陽が、昇るね――景麒は、またあなたのところにいるのかな。 また二人でお菓子を食べようね。 いっぱい、景麒の愚痴を言うよ。 だから、あなたは雁の話をして。あの国で、命を燃やしている半獣の離しをしてね。 日が、昇る。 慶の夜が明ける。 <了>
- 152 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sageるよ [2008/06/20(金) 00:32:22 ID:HW2JpFl+]
- リアルタイムで読んだ。こっちが本編だろ。
泣ける。
- 153 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/20(金) 02:01:37 ID:hF+23Esw]
- 陽子が杉本にレイープされる話マダー?
女郎宿に売られてご奉仕もいいよ〜
- 154 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/20(金) 13:37:33 ID:1kyQcIU4]
- JGです みんな切ないよ
- 155 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/20(金) 17:46:30 ID:m32WM7V6]
- >>151
GJGJGJ!! 楽×陽のリクした者です。嬉しすぎる。これを糧に殺伐とした日を生きていくよ。 景麒と楽俊視点や続編を心よりお待ち申し上げます。
- 156 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/20(金) 20:01:24 ID:ucLsObT5]
- 北北北キタキタキタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
- 157 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/21(土) 00:30:14 ID:JdvQ8C7N]
- >>154
JGとは新しい。じゅん、ときてグッときたの略か? まあ、とりあえずネズミが何だか場慣れし過ぎてて。。。 JG!
- 158 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/22(日) 22:06:17 ID:wa4nkMJz]
- 煩悩の〜も十二冊目ですか。最後に書込みしてから早12ヶ月経っってしまった。(遠い目)
HPでも作って載せようかと思っていたのですが、そんな気力もなくなったので、 桓×祥をここに載せちゃおうかと・・・。祝十二冊目ってことでw ぢつは1年前、某SS月×祥を読み、触発されて速攻書いたものなのですが・・・。 さてここで疑問、カンタイの字はそのまま漢字で載せても良いのかなぁ?
- 159 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/22(日) 22:07:50 ID:NoKroAzZ]
- 確か2は対応してなかったっけ?<カンタイの字
- 160 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/22(日) 22:23:52 ID:wa4nkMJz]
- >>159 ありです。
まぁ、読めなかったらゴメンナサイで、そのうちコッソリ投下します。
- 161 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/22(日) 22:38:36 ID:U4+xMyMm]
- >>158にキタイWaku
このスレの住人なら桓魋の名くらい読まなねば
- 162 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/06/23(月) 00:31:24 ID:8JhSJV1i]
- テスト 桓魋
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