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デジモンシリーズ04



1 名前:名無しさん@ピンキー [2006/12/09(土) 23:03:26 ID:FtCeVnvp]
4月からはじまった新シリーズ「デジモンセイバーズ」も劇場版封切りで大盛況。
デジモン全シリーズを マターリとエロについて投下、語っていきましょう。

三代目スレ
デジモンシリーズ03
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144183912/
二代目スレ
デジモンシリーズ 02.5
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101597049/901-1000
初代スレ
デジモンシリーズ
idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1031155837/

関連スレは>>2-10辺りで

771 名前:コウジイズミ。6 mailto:sage [2008/02/17(日) 21:03:37 ID:M6r1qhU7]
適当に入ったファミレスで食事をしながら、俺達は一週間の出来事を報告しあった。
と言っても喋るのはほとんど泉の方で、俺は聞き役に徹するのが常だ。
楽しそうに話すよく動く口、ころころ変わる表情を眺めながら彼女の話を聞いているのが俺は好きだった。
食後のデザートを食べ終えて、俺達は店を出る。
「あ〜お腹いっぱい!ちょっと食べ過ぎちゃったかな?」
とても食べ過ぎたとは思えない程へこんでいるお腹をさすりながら、泉は笑ってみせる。
その仕草が少し可笑しくて、俺は思わずプッと吹き出した。
「純平みたいな腹にならないように気をつけなきゃな。モデルの仕事クビになっちまうぞ」
「いくらなんでも、そこまでなんないわよ!ていうか純平に失礼よっ、それ!」
少し尖らせた唇が赤く艶めいていて、妙に色っぽい。
「でも…輝二もよくそーゆー冗談、言えるようになったよねぇ」
ケラケラと楽しそうに笑う顔は、少女のように可愛らしい。
「…まぁ、お前らのせいだろうな」
淡いピンク色の頬にそっと右手を添える。
「…ね、これからどうする?」
泉の左手が俺の右手に重なる。
「……明日、学校休みだよな?」



772 名前:コウジイズミ。7 mailto:sage [2008/02/17(日) 21:16:52 ID:M6r1qhU7]
俺達は近くのホテルに入った。
俺が制服のままだったので少し気まずい気がしたが、まぁ別に大丈夫だろう。
変な心配をしながらチェックインを済ませる。
何度来ても、この時だけは妙に緊張してしまう俺だった。
部屋に向かうエレベーターの中で、俺達はずっと手を繋いでいた。
泉は急に無言になる。
今何を考えてるんだろうと思ったけど、はっきりとした答えは出ないまま部屋に着いた。
「ホテルって、久しぶりね。こないだは輝二の部屋だったし…」
思い出して恥ずかしくなったのだろうか、そこで言葉は途切れた。
俺はベッドの端に腰掛けて、脱いだコートをハンガーにかける後ろ姿を見ている。
そうだ。この前は初めて俺の部屋で体を重ねたんだった。
見慣れた自分の部屋がまるで異世界のように感じられたことを思い出す。
何かが込み上げてくるのを感じて、俺は唾を飲み込む。
「…輝二、あたし先にシャワー浴びてきてもいいかな?」
……いずみ。泉が欲しい。
目の前にいるんだ。こんな近くにいるんだ。
「こっ、輝二!ちょっ…やめ…」
俺は泉を床に押し倒していた。もう抑えきれない。
「もうっ!!そんなにがっつかないでよっ…っん…」
暴れる手足を押さえ付けて唇を塞いだ。
ああ、この感触だ。
触れると消えてしまいそうな。
絡めると溶けてしまいそうな。
もっと泉が欲しい。
離した唇から、はぁ、と吐息が漏れる。
「ね…輝二…ベッドでしよ?」
泉の顔を見ると、頬は赤く上気し、目は潤んでいる。
俺は何も言わず細い体を抱き抱えてベッドに寝かせ、上着を脱ぎ捨てた。


773 名前:コウジイズミ。8 mailto:sage [2008/02/17(日) 21:21:48 ID:M6r1qhU7]
泉はベッドの上で上半身を起こすと、くるりと背を向ける。
「背中……」
「何だ?」
「背中にファスナーあるの。下ろして」
そう言って長いストレートの髪を持ち上げると、白いうなじが露になる。
ファスナーに手をかけると、泉が首元まで真っ赤になっているのが分かる。
「なんだよ、恥ずかしいのか?」
「………だって」
さっきの自分のセリフがよほど恥ずかしかったんだろうか。
ほんとに可愛いやつだな。
ワンピースを綺麗に脱がせてやると、俺もシャツとズボンを脱いでその辺に放り投げた。
「…こーじぃ……」
「……なんだよ」
泉はベッドの上で、ラベンダー色のレースの下着をつけた体を捩らせてこっちを見ている。
「お前……エロいな…」
折れそうな程細い腰のラインを撫でながら耳元で囁く。
「…っエロくなんかないもん…」
「こんな下着で俺を誘って、どこがエロくないって言うんだよ」
背中に手を回してブラのホックを外してやると、形の良い胸がぷるん、と弾ける。
俺はそれを両手で包み込むように揉み上げる。
「あっ……やぁん……」
「胸、デカくなったな…もうフェアリモンに追い付いたんじゃないか?」
そう言いながらピンク色の先端をいじくり回す。
「んっ…誰のせいだと思ってんのよぉ……っ」
「え、俺?」
「もぉっ、ばかぁ」
ピン、と上を向いた乳首を舐め上げると、泉は一際甘い声を上げる。
「ひゃあんっ!!んぅ……ね…輝二ぃ……」
俺の頭を細い両手が抱き寄せる。
これが「もっとして」のサインであることを、俺は知っている。


774 名前:コウジイズミ。9 mailto:sage [2008/02/17(日) 21:27:27 ID:M6r1qhU7]
左手で乳房全体を揉みしだき、乳首をこねくり回したりしながらもう片方をわざと音を立てながら吸い上げる。
紅く熟した先端をいやらしく舌でなぞりながら目線を上げると、潤んだ泉の瞳にぶつかった。
恥ずかしそうに目を逸らす仕草が可愛くてたまらなくて、俺はその先端にそっと口付ける。
「泉…もっと…泉の声聞かせて…」
「やっ…あぁん!…っあ…はぁっ……あ…」
乳首にむしゃぶりつきながら、俺は無意識に張りつめた股間を泉の太ももに擦り付けていた。
それに気付いた泉は、足を曲げて俺の股間のモノを刺激する。
瞬間、下半身に快感が走る。
「あっ…泉…!!」
「ねぇ輝二…一緒に気持ち良くなろうよ……」
いやらしい笑みを浮かべながら、泉は上体を起こす。
俺をベッドに横たわらせると、泉は俺の顔の前に跨がりお尻を突き出してきた。
「ふふっ…輝二の……もうおっきくなってるよ…」
俺の上で逆向きに四つん這いになった泉は、ボクサーパンツを脱がすとブルン、と飛び出たモノを口にくわえた。
生暖かい感触に、思わず声が洩れそうになる。
「お前こそ、もうこんなにぐっしょり濡らしてるじゃないか」
ラベンダー色のパンティにできたシミの部分を舐めると、可愛らしい尻が小さく震える。
パンツを脱がせてやると、そこから溢れ出している蜜が布との間にいやらしく糸を繋いでいた。
目の前に現れたピンク色の蕾に中指を侵入させると、腰がピクッと反応し、俺のモノをくわえている小さな口から声が洩れる。
「泉の液…どんどん溢れてるぞ…」
すると泉も負けじと俺への愛撫を更に強めてくる。
指を使って竿を何度も擦り、裏筋を舐め上げ先端を音を立てて吸い上げる。
ヤバいくらい気持ちイイ。
押し寄せる快感に溺れそうになりながら、中指でナカをかき回し、親指と人差し指で突起を摘まむととうとう泉の口が離れる。
「あっあぁん!!やああああぁっ…!」
腰をビクビクさせながら、それでも俺に愛撫を続けようとする泉。


775 名前:コウジイズミ。10 mailto:sage [2008/02/17(日) 21:32:49 ID:M6r1qhU7]
両手で必死にモノを扱いてくる姿を見て、限界が近付いてくる。
指を引き抜き、愛液の滴るそこに吸い付くと、嬌声は更に大きくなる。
「あん!ふぁあああん……こうじぃっ…あたしもうっ…はぁっ…ダメええぇ」
「いいぜ…一緒にイこうな…いずみ」
俺達は、同時に絶頂に登りつめた。
「くっ…泉っ、出るっ…!!」
「ああああぁっ…ひゃんっああああああんっ!!」
仰け反った泉の首筋や胸に俺の出した白濁がべったり飛び散っている。
「ねぇ…気持ちヨカッタ?」
肩で息をしながら俺の顔を覗き込むその表示が、ひどく大人びて見える。
「ああ…上手くなったな、お前…」
愛液のついた指で彼女の唇に触れようとすると、直ぐさま顔を背ける。
「やぁよ」
「美味いのにな…泉の汁」
そう言って俺はその指をわざとらしく舐めてみせる。
「モルトボーナ…だっけ?」
「そんな発音じゃダメよ、全然伝わんない……やめてよ、恥ずかしいんだから」
甘えるように抱きついてくる泉の耳にそっと口付ける。
流れるようにサラサラした金髪の仄かな甘い香りが愛しくて愛しくて、ぎゅっと抱き締めた。
「輝二ってば…また勃ってるよ」
クスクス笑いながら股間に伸ばそうとする泉の手を制止する。
「お前のせいだろ、泉」
抱き締めたままくるっと寝返ると、今度は泉が下になる。
「…挿れて、いいよな?」
「来て…………輝二」
俺はサイドボードから避妊具を引っ張り出すと素早く装着し、先端をその入り口にあてがう。
「いくぞ………」
腰を押し進めて行く間、泉はぎゅっと目を閉じて快楽に耐えている。
「あ……こーじ…」
「全部入った…動くぞ…」
ゆっくりと腰をスライドさせ始める。


776 名前:コウジイズミ。11 mailto:sage [2008/02/17(日) 21:36:03 ID:M6r1qhU7]
泉の目はトロンとしていて、こちらをぼんやり眺めている。
だがスピードを速めるうちにその目は徐々に見開かれていき、時折切なげな表情を浮かべている。
「ふぁっ…あっ、輝二っ…こーじぃっ!」
ナカを掻き回すように腰を動かしながら顔を近付けると、エメラルドの瞳からポロリと涙が零れた。
「…気持ちイイか?」
「……キモチ…いいよぉっ…」
今にも消え入りそうな小さな声を、消えてしまう前に唇で閉じ込めた。
絡めあう舌、絡みつく下半身。
俺達は今、ひとつになってココにいる。
心も体も、俺の全てが今、泉によって満たされていく。
「ねぇっ輝二ぃ!…ね、もっと、もっとぉ……っ!!」
しがみついてくる細い両腕を掴んで、俺は自身をギリギリにまで引き抜いた。
そしてまた最奥を突く。
その度に泉のしなやかな裸体が魚のように跳ねる。
その繰り返しで俺達は心も体もバラバラになりそうな程の快楽に飲み込まれていった。
「あぅぅん!あっ、は…ああああぁんっ!!こうじっ!!」
「うっ…いずみ……っ!!」
だけどそれでも、君だけを離したくない。
求めてくる泉の手をぎゅっと握りしめた。
「泉……俺は、お前と、ずっと一緒にいたい」
「…もちろん、あたしもよ」
握った手を、強く握り返してくれた君。
この手は絶対に、離したくないんだ。


END



777 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/17(日) 21:37:19 ID:M6r1qhU7]
終わり。
長くてすいません。
賢京もその内上げるのでしばしお待ちを。
それにしても輝二のキャラが(ry

778 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/18(月) 18:31:39 ID:9f3JE6MD]
>>761
巫女モードは>>762の言うとおり
いわゆる「巫女服(白い小袖に緋袴)」で手に持ってるのが錫杖から紙垂(お払いの時とかに
神主さんとかが持ってるギザギザの紙が付いた棒)に変わってる。
あと帯や腰の紐じゃなくて何故か革ベルト二本で袴を留めてるのと、
袴の脇にある斜めに開いたところから(普通は見えてるはずの)小袖の裾じゃなく
ナマの太腿が見えてるあたりが特徴と言えば特徴。

ちなみにベルゼブモンが着てるようなオールインワンのライダースーツは
喉元と股下両方からファスナーが開くんだぜ!
とか余計なオマケを付けておく。

779 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/20(水) 20:43:29 ID:84EWQJhS]
>>777
超GJ!!賢京も楽しみにしています!



780 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 18:01:22 ID:cLIs9roY]
上のほうに出てたのでミミ太をちょっと書いてたんだが、
どんどんズレてきて、結局よくわからん話になってしまった。
ミミ太、というかミミと太一。とヒカリと光子郎。非エロ
↓↓↓


2004年 8月半ば。 太一中3 ミミ光子郎中2 

八神太一はあせっていた。
夏前で、これまでずっと続けていたサッカーを事実上引退し、本格的な‘受験生’となったわけだが、
しかしそれまでサッカーともうひとつ大事なこと―――デジタルワールドに関すること―――に全力を投じていたために
はっきりいって勉強はおろそかになっていた。

2003年の事件で、デジタルワールドとそこに住むモンスター達が一般に広く認知されると
当然そこに関する新たな法律や、いろいろなことを考えなければならなくなり
そして今現在それはデジタルワールドに対してあまり知識をもたない大人たち、エライ人たちに委ねられていた。
それでも光子郎はそれに積極的に関わり(デジタルワールドに詳しい、匿名の存在としてだが)、
太一もそうしたい、それを手伝いたいということを光子郎に言うと
「それなら勉強してください。勉強していい大学に行って下さい。
 ああいう大人たちは学歴のない子供のいうことなんて聞きませんから。」
と冷たく言われ(いや、光子郎としては普通の言い方)
それまでおろそかにしていた勉強を、しかもかなり全力でしなければいけない状況に陥っていた。

そして今太一が挑んでいたのが英語。はっきりいって、苦手だった。
こんなわけのわからん言葉よりデジ文字覚えたほうが将来的に役に立つんじゃないかなどと思いつつ
しかしそれは受験に必要なものなので、この夏から通い始めた塾に出された山のような問題を
魅惑的な窓の外の夏の景色を眺めつつ、こなしているのであった。



781 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 18:01:51 ID:cLIs9roY]
今現在彼は家に一人。
両親はどこかにでかけ、妹のヒカリもパートナーのテイルモンをつれてどこかに出かけていた。
誰もいないほうが気も楽だし、邪魔されなくてすむが、しかし不便なこともあった。

ピンポーン

チャイムが鳴った。
今この家にいるのは太一一人なので、太一が自分ででなければいけない。
せっかく集中してんのに邪魔しやがってなどとぶつぶつ言いつつ玄関へ向かい、
そしてどちらさまですかーと言いながら扉をあける。あけるとそこにいたのは

「太一さーん!」
「・・ミミちゃん!?」

ミミだった。
太一の記憶には、ミミは8月1日にあわせて日本に帰ってきていて
その日は騒ぐが、選ばれし子供たちの中には今年は受験生組みが多いということもあり、
しばらくは日本にいるつもりだが、わりとすぐにアメリカに帰る、という情報があった。
そんなことを頭の中で考えているとミミが
「太一さん!どうして光子郎くんってあんなんなんですか!ちょっと聞いてくださいよぉ!」
と大声を出すので、
「わ、わかったから。とりあえず落ち着いて」
などと言ってあわててミミを中に入れた。

「それで、一体どうしたんだよ?」
ミミは太一に注いでもらったジュースをぐびっと飲み、たん!とグラスをテーブルに置いた。
そこでハァッと一度ため息をつき、話はじめた。
それによると、
1日以降はホテルに泊まったり、京の家に泊まったりして過ごしていたミミだったが(太一と同じく受験生である空の家は遠慮したらしい)
もうすぐアメリカへ帰国するということで、最後の何日かを今のところ彼女の最愛の恋人であるらしい光子郎の家で過ごしていたのだが
そこで光子郎と一悶着あった、らしい。
原因はミミの話からでは太一にはよくわからなかったが、なんとなく想像はついた。
いつものことだ。パソコンに夢中の光子郎がミミのことを無視したとかそんなことだろう、と。
そしてそんなことをミミは早口で捲くし立て、一人で延々としゃべった挙句
「なんで光子郎くんって、こんなかわいい彼女の前であんな態度とれるのかしら!」
と怒気を吐いたところでやっと一息ついた。


782 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 18:02:38 ID:cLIs9roY]
正直言って勉強の続きに戻りたいと思っていた太一が(さっきまで面倒だと思ってた英語を、今はやりたいと思うようになっていた。)
「はぁ、でも光子郎だって、べつにミミちゃんのことが嫌いとかそういうわけじゃないと思うんだよ。」
などと、適当にフォローすると、
「じゃあなんで光子郎くんは人の話聞いてくれないんですか!」
とミミは返し、こんどは太一の分のジュースをぐびっと飲んだ。

散々愚痴ったせいか、そこでちょっと落ち着いたミミはふと神妙になって
「あ、ごめんなさい。こんなこと太一さんに愚痴っても意味ないですよね。」
と言い、やっと静かになった。
「いやべつに愚痴とかはかまわないんだけどさ、あのさ、、」
「え?なんですか?」
と言ったところでミミは、太一が勉強中だったんじゃないかということに気づいた。
「あ!もしかして太一さん勉強中でした!?ごめんなさい!すぐ帰ります!」
「あ、いや別に平気だけど、、えーっと、あのさ、ミミちゃん英語わかる?」
「英語ですか?もっちろん!光子郎くんにも教えてあげてるんですよ!」
と言い、そこで今光子郎にムカついてることを思い出し、再び険しい顔に戻った。
「あ!じゃあ英語教えてよ。今ちょうどやってんだんだよ」
と太一が言うと、ミミは
「いいですよ!もう光子郎くんなんかには教えてあげないから、太一さんだけに教えてあげます!」
などと言い、太一は苦笑しつつ、ありがとうと返した。

流石に普段から英語で会話してるだけのものがあるせいか、ミミの教え方はとても上手だった。
それまで太一が暗記モノとしか認識してなかった文法の問題もミミのおかげで、するする飲み込めて
太一の勉強は一気に捗った。

783 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 18:03:11 ID:cLIs9roY]
そしてそのまま何時間がすぎ、そろそろ日も暮れかかったころ

「ただいまー。」

ヒカリが帰ってきた。パートナーのテイルモンもいっしょだ。
玄関で見慣れない靴を見つけたヒカリは
「おにいちゃーん?誰かいるの?」
と声をかけると部屋から、
「はーいヒカリちゃーん!お久しぶりー!」
とミミがでてきた。
「ミミさん?お久しぶりです。どうしたんですか。」
とヒカリが尋ねたところで
「おーう、ヒカリー。おかえりー。」
と太一がダラっとでてきた。さすがにお疲れのようだった。
「太一さんに英語教えてあげてたのよ〜。やっぱ太一さんは違うわねー、光子郎くんみたいに反抗しないし」
ミミによると、
ミミに英語を習ってる最中の光子郎はどうにも負けるのが悔しいのかやたら反抗的らしいのだが、それはこの際どうでもいい。
「そうなのか。それはよかったな。勉強は捗ったのか?太一」
とテイルモンが口を挟むと、太一は
「おかげさまでー。」と力なく返事して、ジュースを飲んだ。

「そうそう、それでヒカリちゃんはどこ行ってたの?タケルくんとデート?」
といきなりミミがヒカリに聞くと、ヒカリはびっくりして
「ち、ちがいますよ!そんなデートとかじゃないですよ!」
とあわてて否定して、後ろで太一がブっとジュースを噴き出した。
「ヒカリ!そういやどこ行くか聞いてなかったけど、タケルとデートなんかしてたのか!?」
「もう、おにいちゃんまで!デートなんかじゃないです!テイルモンもいっしょだし!」
「え、いやわたしは、」とテイルモンが何かを言おうとしたが、テイルモンはさっとヒカリに抱きかかえられてしまった。
ちなみにテイルモンはパタモンといっしょにタケルの家でお留守番させられたのだが、それもこの際どうでもいい。
「きゃー、やっぱりタケルくんっていいわよねー。お顔も綺麗だし、リードしてくれるし!光子郎くんなんかとは大違いだわ!」
とミミが一人で盛り上がり、太一がくそうタケルのやつめなどとつぶやくと、ヒカリが
「光子郎さんとなにかあったんですか?」
とミミに尋ね、そこからまたミミの光子郎に対する愚痴が始まった。


784 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 18:04:18 ID:cLIs9roY]
数時間前に太一に話したのとおそらく同じ話が再び繰り返されたが、そのときも話半分に聞いてた太一はここにきて
ちょっと真面目に聞くと、どうやら明日ミミが帰るにも関わらず、ミミが光子郎に話かけても
何かパソコンをカタカタやっていて、ぜんぜん相手をしてくれなかったらしい。
あぁやっぱそんなことかと太一が思ったとき、

ピンポーン

再びチャイムが鳴った。
と同時に声が扉の向こうから飛んできた。
「太一さん!ミミさんいませんか!」
光子郎だ。
「お、ミミちゃんお迎えがきたみたいだよ。」
と太一がミミにふると
「今更何しにきたのよ!」
とミミは扉に向かって大声を出した。

玄関を開けるとそこにはだいぶ走ったのか、息を切らして汗をかく光子郎がいた。
「なんで急にどっかいっちゃうんですか!」
「光子郎くんがあたしのこと無視するからでしょ!」
「いつ無視したんですか!」
「さっきよ!」
「まぁまぁ、二人とも落ち着けよ。」
と太一が呆れ顔で間に割ってはいるが、光子郎とミミはキバを向いて睨み合う。
「ミミさんが調べてって言ったんじゃないですか!」
「なにをよ!」
「電車の時間を!」
「電車?」
そこでミミが急におとなしくなった。
「ミミさんが明日帰るから電車の時間調べて、って僕に言ったんじゃないですか!
 それで調べてたらいつの間にかいなくなってるし!」
と光子郎が主張して、
「えーっと、ミミちゃん。そういうことかな?」
と太一が聞くと、ミミは
「あー、えっと、そういうことです。」
と言い、一瞬の間のあと
「ごめんなさい!」
と頭をさげた。
「だってさ。光子郎、許してやれよ。」
「はぁ、仕方ないですね。。もうミミさん!帰りますよ!太一さんにもちゃんと謝ってください!」
と言うと、ミミは太一に謝ったが、太一は英語教えてもらったし、ありがとうと返し、
そしてミミは光子郎に連れられて帰っていた。

見ていたテイルモンはなにがなんだかよくわからないようだったが
ヒカリはなんだか親子みたいねとつぶやき、
テイルモンをつれて自分の部屋に入っていった。

太一に疲れを残した、暑い夏の日の出来事だった。

785 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 18:06:01 ID:cLIs9roY]
以上です。太一さんはがんばって勉強してください。

786 名前:アドベンチャー大好き [2008/02/21(木) 19:04:33 ID:WC4enkRP]
拓也×泉か輝二×泉キボン

787 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 20:07:15 ID:ArLQqwic]
ミミ×ヴァンデモンのエロがめっちゃ読みたい!誰か書いて!

788 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 20:11:07 ID:+6niNpab]
お前ら、まずは職人さんにGJとかしろよ
どんだけ図々しいんだ

789 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 21:50:44 ID:xQlCouna]
>>786
ちょっと上のレスくらい見ろよ…



790 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/21(木) 22:10:59 ID:hSsrIPaA]
>>785
GJです!最後の4人のやり取りに和みましたw

791 名前:名無しさん@ピンキー[sage] [2008/02/21(木) 22:29:54 ID:NZD5xk9O]
コウジ泉の人文章力の高さホレタGJ!!!!

>>785
乙です!!やっぱ自分はデジモンは初代(02)の子供たちだなー
個人的にはこんな感じのエロなしで王道光ミミも是非みてみたいっす!
時間あるときにでもw

792 名前:アドベンチャー大好き [2008/02/22(金) 13:27:23 ID:D9qsUTmW]
拓也×泉か輝二×泉キボン


書いてくれないと死ぬかも

793 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/22(金) 13:28:25 ID:QSDgx3bc]
オッケー死ね

794 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/22(金) 22:48:41 ID:lfMegrrS]
遠慮なく誌ね

クレクレ馬鹿のためにわざわざ仕事する職人は
どこにもいない

795 名前:アドベンチャー大好き [2008/02/22(金) 23:27:13 ID:D9qsUTmW]
おまえらも死死死死死死死ね

796 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/23(土) 00:16:48 ID:F01VChwa]
そんな好きなら自分で書いたら?


797 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/24(日) 18:58:59 ID:1M+cyZch]
そういや保管庫に入ってる光ミミの大長編のエロモンさんはどうしてるんだろう…
さっき読み直したけどどれもマジでネ申だ
どれも…エロパロレベルじゃないものな
ところでto rememberは完結したんかな?

798 名前:小ネタ(泉ちゃん総受け風) [2008/02/25(月) 03:33:03 ID:DjSfkgXb]
元ネタ→フロンティアのクリスマスキャラソン。

拓也「なぁみんな、願い事が一つだけ叶うとしたら、何を願う?」
輝二「俺は…特にない。どんなプレイも体位もOKだ。純平は?」
純平「俺はもちろん、泉ちゃんとぉ…ラブラブ新婚夫婦プレイかなっ!もちろん裸エプロンでね!でへっvv」
泉「もーぅ…(呆)」
拓也「で、輝一は?」
輝一「え?あぁ、えぇっと…(言えない…泉さんを亀甲縛りにしてバイブ挿入したまま放置プレイしたいだなんて…言えないっ!)」
泉「えっと、あたしはバナナ食べ放題!友樹は?」
友樹「僕は加藤鷹ばりのヒーローになりたい☆」
輝二「じゃあ…」
双子泉純平友樹「「「「「拓也(お兄ちゃん)は?」」」」」
拓也「俺はぁ…へへっ!みんなでもっと、ハッピーにヤれたらいいと思う☆」
純平「なんだよそれぇ〜!」
輝一「ははっ、ハッピーかぁ…(溜め息)」
泉「もぅ、盛っちゃってぇ」
拓也「楽しそうだろ?な?」
友樹「うん!カチカチコッチ〜ン☆」



799 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/25(月) 03:34:27 ID:DjSfkgXb]
このスレにはフロンティア分が足りないと思って、カッとなってやった。
反省はしていn…いや、名曲を汚してしまってすまない…



800 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/25(月) 18:50:35 ID:uLczU8Xn]
>>798
終始ニヤニヤしまくったが加藤鷹ばりのヒーローの部分で特に吹いた
素晴らしいネタをありがとう

801 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/26(火) 01:54:57 ID:qJ1nCy/q]
友樹はドコをカチカチコッチンさせてんd(ry

802 名前:名無しさん@ピンキー [2008/02/28(木) 05:46:11 ID:y1xjweeQ]
よし、そのまま6Pでみんなみんなハッピーになるんだ

803 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/02/28(木) 10:46:20 ID:XLy3pGVZ]
>>797 サイト池。光ミミ・エロでぐぐれ。もしくはヤフれ。

804 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/03(月) 01:00:30 ID:3P4D0OFx]
香恵ママはその存在だけですげーエロい。と個人的には思ってます。
いちお光ミミ。ミミでてこないけど。そして例のごとく非エロ。
↓↓↓


2000年3月ごろ 光子郎小5 ホワイトデー前

午後9時も回り、ようやく一日の主婦業に一区切りがついたころ。
台所で洗い物を終え、さてお風呂にでもはいろうかしらと思った香恵の背中越しに声がかかった。
「あの、お母さん。」
彼女の息子の光子郎だった。
いつもは夕食を終えると自室にこもり、パソコンを弄っている彼が珍しく部屋をでてきていた。
「あらどうしたの光子郎。お風呂にはいるの?」
「あ、いえそうではなくて。ちょっと聞きたいことがありまして。」
「あら、なにかしら?」
光子郎が尋ねごと。珍しいことだった。
パソコンが得意な光子郎は、疑問があれば自分でインターネットに尋ね解決することがほとんどで、
彼の両親に尋ねる、ということはあまりなかった。
香恵は少し前まではそのことに不安を覚え、あるいは悲しい思いをしていたこともあったが、
しかし半年ほど前の出来事で一気に距離が近づいた今では、そのことに対する不安はあまり感じなくなっていた。
彼女は、光子郎の笑顔は昔みたいな作り物ではなく、だいぶ自然に笑うようになった、と感じていた。



805 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/03(月) 01:01:04 ID:3P4D0OFx]
 
「あの、ホワイトデーって、何をしたらいいのでしょうか。」
「ホワイトデー?」
それは光子郎には初体験のイベントだった。
昔から他人と距離をとる彼は、男友達はおろか女友達もほとんどいなかったので、
バレンタインデーにチョコをもらうということもなく、必然的にホワイトデーにお返しをするなんてことはなかったが、
今年は事情が違った。
「太一さんの妹のヒカリさんと、同じサッカー部の空さんと、同じクラスの、えっと、太刀川さんにチョコをもらったんですけど、
 今日学校で太刀川さんにホワイトデー期待してるなんて言われちゃって。僕、どうしたらいいんでしょう。」
「あらあらそんなにたくさん。大変ねぇ。」
「えぇ。こういうの初めてだから、どうしていいかわからなくて。」
香恵も驚きだった。
もちろん彼女の息子は、光子郎一人なので、
自分の息子がホワイトデーのお返しに悩んで相談されるなんてことも初めてなので、彼女もどうしたらいいのかわからなかった。
だが、そこは人生の先輩。
「そうねぇ。ヒカリちゃんはクッキーとかどうかしら。かわいいのを買ってお返しすれば、きっと喜んでくれるわよ。」
「クッキー、ですか。そうですね。いいかもしれません。えっと、空さんはどうしましょう。」
「武之内さんは、ハンドタオルとかどうかしら?彼女、スポーツするでしょ。」
「なるほど。そうですね。えっと、いくらぐらいの買えばいいんでしょう。」
「値段はいいのよ。光子郎がちゃんと武之内さんに似合うようなのを選んであげれば。」
なるほどな、と光子郎は思った。
モノより気持ちとは何かで読んだことはあったが、こういうことなのだろうかとちょっと考えさせられる部分を感じた。
「そうですか。わかりました。探してみます。えーっと、それから、太刀川さんはどうしたら。」
「・・・ふふふ。それは光子郎が一番わかってるんじゃない?」
「え?どういうことですか?」
わかってるんじゃない、と言われてもよくわからなかった。ミミさんの欲しいもの?
「ふふ、光子郎?なんでヒカリちゃんや武之内さんは下の名前で呼んでるのに、ミミちゃんだけ苗字なのかしら?」
「え?いや、えっと、それは、、」
光子郎はあせった。
そういえば、特別意識してたわけではないけど、香恵の前でミミの話をするときは何故かいっつも太刀川さん、と呼んでた。ような気がした。
なんでだろう、と自問してみたが、答えはよくわからなかった。しかし考えていると
「あらあら光子郎、照れなくていいのよ。好きなんでしょう?ミミちゃんのこと。」
といきなり香恵にいわれて、あせった。
すぐにいやいやそんなことは、と全力で否定しようとしたが、言葉がでなかった。
それよりも、好き、という二文字が光子郎の頭を支配した。

僕がミミさんのことを好き?


806 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/03(月) 01:01:47 ID:3P4D0OFx]
よくわからなかった。でも、もしかしたらそうなのかもしれない、と思った。
が、照れもあってか、あまり肯定はしたくなかった。
「えーっと、いや、それは、僕はべつに・・・、」
「いいのよ光子郎、あせらなくて。誰だってそういう風に思うことはあるんですから。」
「はぁ」
はぁ、なんて気の抜けた返事をしてしまったが、しかしそんなことはどうでもよかった。
何もかも見透かされているような気になり、そしてやがてそれは半ばあきらめの気持ちへと変わっていった。
そして、
「・・でも、僕、どうしたらいいんでしょう。それでも太刀川さん・・、ミミさんに何をお返したらいいのか・・」
「大丈夫よ。どんなものでも、光子郎の気持ちがこもってれば、それでいいんだから。」
ちょっと考えて、でもすぐに、モノより気持ち。そうだなと光子郎は確信した。
「・・わかりました。相談にのっていただいて、ありがとうございました。」
「いいのよ。がんばってね。」
「はい。」
そう返事して、光子郎は部屋に戻っていった。

香恵に、息子をもつ幸せというものを感じさせる出来事だった。



807 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/03(月) 01:04:00 ID:3P4D0OFx]
以上です。
香恵ママは強い女性なのです。

808 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/03(月) 10:37:48 ID:VN10lxHX]
久々にGJ

809 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/03(月) 17:13:28 ID:4lkARUfc]

俺も香恵ママ好きだ



810 名前:名無しさん@ピンキー [2008/03/05(水) 15:05:52 ID:lbPS7Ob9]
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://outsideseek.com/2ch/01_info.html

811 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/08(土) 19:14:12 ID:He5Y14iU]
タカトくんがホワイトデーに向けて
アップし始めたようです

812 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/09(日) 19:06:45 ID:gfh0uI/b]
タカトktkr

813 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/11(火) 01:34:53 ID:lnWi7Sdy]
純平は最後の最後で泉ちゃんとひとつになれて良かったね。


まあ他のやつらも一緒だったが…
(しかも泉ちゃんの両隣は拓也と輝二ww)

814 名前:今股 [2008/03/11(火) 20:59:18 ID:KUwix76x]
ヴァンミミ作者GJ!ヴァンミミも良いがヴァン×エンジェウーが読みたい!

815 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 04:47:15 ID:ryM+HGNq]
保管庫がはいらないんだ
俺のパソコンの問題かな

816 名前:名無しさん@ピンキー [2008/03/12(水) 07:44:09 ID:cNGDv2Dp]
もう1回ヴァンミミが読みたい

817 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 18:35:23 ID:f2r1VEBC]
俺は密かに賢京を待ち続ける

818 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/12(水) 18:41:01 ID:tdrnWj38]
>>815
>>9から行けない?

819 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/15(土) 01:48:47 ID:rLfLG/G8]
保守



820 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/15(土) 20:59:53 ID:Q0wtK9oe]
>>818
うん、広告サイトに接続されてる

821 名前:名無しさん@ピンキー [2008/03/16(日) 22:02:41 ID:jiGnpoJW]
前にあったテイルがイービルリングでレディデビになるとかって
どうなったの

822 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/16(日) 23:46:43 ID:6GZpwLdk]
妄想だけで終わりました

823 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/17(月) 00:58:14 ID:/KrvEhRb]
風呂の男子は当然みんな泉ちゃんで抜いてるんだろうな…

824 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/17(月) 04:59:12 ID:dnachS9I]
>>815
保管庫「に」はい「れ」ないんだ だろ
お前の語学力が問題だ。

どうせ>>815は厨房でエロサイトの広告が表示されたんで
開いているだけででお金がかかるんじゃないかとビビってろくに見ることもせず
短気にも日本語でおkな書き込みでアホ晒したってとこだろうね。

825 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/17(月) 14:40:11 ID:pdnshiuU]
みんなわかっててスルーしてあげてるのにわざわざそんな指摘してあげちゃう人って・・・

826 名前:名無しさん@ピンキー [2008/03/17(月) 22:07:50 ID:mKEuRdha]
誰かヤマミミ書いて

827 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/17(月) 23:55:47 ID:dnachS9I]
俺はむしろ自然に会話してる>>818があれなんだが

828 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/18(火) 00:05:15 ID:y8XD1AC0]
正直どうでもいいから流れを切る。

Sなヒカリさまがタケルに足コキとか、
さらにステップアップして、自らは手を下さず(足だが)
エンジェウーモンに命じて足コキさせてるとか。
もちろんタケルじゃなくてもいい。
いっそ賢に、しかも京の見てる前で。とか最高

829 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/18(火) 06:37:29 ID:DMbyhp4W]
はじめまして。
ここの小説は素晴らしいものばかりですね。
そこで、どなたかヒロカズとケンタがルキをレイプしてしまう話をお願いします。



830 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/18(火) 19:16:41 ID:+rnP0JFE]
タカルキバレンタインの続きを書いていたんだが、
くじけちゃいました。

831 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/19(水) 00:57:41 ID:nNEd4+g8]
立て!立つんだ!>>830

832 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/19(水) 23:06:12 ID:WE9jdo/T]
いやもう中身はほとんどできてんだけどね。
いざ文章化しようとすると自分の文章力のなさに凹む
いままでは軽い気持ちで書いてたんだけど、ほんとに死にたくなってきた。ひどい。

833 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/20(木) 01:26:18 ID:nTVmE6no]
ならチネばいいと思うよ。
なんて言って欲しくてここにわざわざ書き込んでるのかワケワカメ

834 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/20(木) 19:53:30 ID:yc2qH4bJ]
>>832
個人的に投下希望!
完成間近で投げてしまうのはもったないと思うんだ
…正直、言うとタカルキがとても読みたいですorz

835 名前:名無しさん@ピンキー [2008/03/20(木) 19:55:35 ID:yc2qH4bJ]
>>834
×…正直、言うと
○…正直言うと

836 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/21(金) 23:46:51 ID:euFYi0F/]
>>833
いやこう書くと自分の状況ちょっとは変わるかなと思って。
一度投げだしちゃうと難しいもんだ。

>>834
ごめんなさい。気長にまっててくらさい。。

837 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/21(金) 23:56:32 ID:UnjZx9R6]
うむ、頑張ってくれ


838 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/22(土) 17:48:03 ID:3ccf1vLY]
最近このスレを発見してフロンティアを見始めた

839 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/22(土) 18:51:41 ID:sSASQNQw]
>>836
がんがれ
待ってる



840 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/23(日) 02:44:13 ID:2Oevff84]
フロンティアはエロいからな

841 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/24(月) 07:58:04 ID:ha95hY1E]
さすが春休み^^;

842 名前:838 mailto:sage [2008/03/24(月) 21:33:17 ID:ieRd/aKN]
>>840
確かにエロいな

シューツモンっていう鳥姉さんがエロかったので何か書こうと思ったけど、とりあえず最後まで見てから

別にいいよね?答えは聞いてn(ry

843 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 19:26:52 ID:0bRsER72]
>>842
輝一自重

844 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/25(火) 23:30:36 ID:vrS7m85z]
>>842
あんたって人はー!

早く全話見て書く作業に移るんだ

845 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/29(土) 02:21:12 ID:hgB6mylt]
保守

846 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/03/31(月) 21:45:32 ID:4tqPlPI2]
>>842
マダー?チンチン

847 名前:842 mailto:sage [2008/04/02(水) 23:30:18 ID:8vu+yBWK]
今ロイヤルナイツ出てきたところだw

848 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/06(日) 12:55:17 ID:cWmTiHKS]
保守

849 名前:名無しさん@ピンキー [2008/04/10(木) 00:25:29 ID:OtI4njJU]
ほしゅあげ



850 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/11(金) 01:07:58 ID:9FroOkeK]
to rememberは神
あれで100回はシコった

851 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/11(金) 13:26:04 ID:IxLE6rEh]
だだ長くておれはちょっと・・・・
空好きのヤマ空とかぐらいの長さがおれによし

852 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/17(木) 13:56:05 ID:J4DSa493]
保管庫の人乙!

853 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/18(金) 22:01:16 ID:N94/bxrz]
今更ですが、タカルキバレンタインの続き、ホワイトデー編やっとこさ書きました。キスまでですが。
↓↓↓


タカルキバレンタイン ホワイトデー編




    ずっとずっといっしょにいると……―――――




ケータイの着メロが鳴った。
学校からの帰り道。
電車でタカト達の通う公立のとは別の私立の中学に通ってるルキは、中学生にあがったときに母親にケータイを持たされた。
それでなくても新しもの好きの母だ。
電車に乗って中学に通う娘に、携帯電話のひとつぐらい持たせたがるのも無理はない。
ルキも別にケータイを持つこと自体が嫌なわけではなかったので、ありがとうと素直にそれを受け取っていた。
母親は素直に受け取ってくれたルキにえらく感動していたようだったが。


ディスプレイを覗いた。
03……
知らない番号だった。
普段電話をかけてくる友達はもちろんメモリに登録してあるし、
怪しい電話にはでないように、という注意も受けていた。
でも気になる番号。どこかで見たことあるような番号でもあった。
どこだっけ?思い出せない。
考えているうちに自分で設定した着信メロディは止まった。
あ、止まっちゃった。
思い出せない自分と勝手に止まるメロディに、ちょっとむっとした。
だけどわざわざ知らない番号にこっちからかけ直すのはちょっと怖いし、なにより癪だ。
結局むっとした気持ちのままポケットにケータイをしまい、ルキはまた歩き始めた。


新宿中央公園。
かつてルキが小学生でデジモンクイーンで、そしてレナモンのパートナーだったとき冒険の中心だった場所。
普段わざわざ通ることはないけど、でも今日はなんとなく立ち寄ってみた。
当時一緒に冒険した男の子がギルモンホームと名付けた場所は、今はコンクリートの壁に囲まれて、
中に入れないようになっている。
理不尽な大人たちのその行いに、ルキ達はかなり憤ったが、結局それはルキ達にはどうすることもできなかった。
それでもなんとかコンタクトをとろうと送ったメッセージの返事もなく、
本当にあの冒険はあったんだろうか。なんて考える夜もあった。
でもあの冒険はあったんだ。
ルキにはそういう確信があったし、他の面子もそう信じているだろうと、ルキは思っていた。



854 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/18(金) 22:01:42 ID:N94/bxrz]
懐かしい。まだ、タカトの言っていたゲートは開いてるんだろうか。
そんなことを考えながら、感慨にふけっていると



  …あの夕陽に、約束したから…――――



また着メロがなった。

あわててケータイを取り出した。
さっき見た番号と同じ番号だった。
こんどはルキは躊躇わなかった。

「もしもし?」
「あ!ルキ?もしもし、今平気?」
懐かしいと言えば、懐かしい声だった。
そして声を聞いて思い出した。この番号は松田ベーカリーのものだ。
普段ケータイから電話することなんてない番号だ。登録してなくても無理はない。
「…あんた、自分の名前ぐらい名乗りなさいよ。」
「え?あ、ごめんなさい。。えっと、松田タカトです。」
「わかってるわよ。」
わかっていた。忘れるはずがないその声。
「えぇー、わかってるならいいじゃん。。」
そんなことを小さくタカトが呟いたが、ルキは聞こえてないフリをした。
「それで、なんの用?」
ルキが訊ねた。
「あ、そうだ。今ルキ平気?あの、中央公園に来れないかな。渡したいものがあるんだけど。」
渡したいもの。大方の見当はつく。今日はホワイトデーだ。
ルキはバレンタインデーにタカトに手作りのチョコケーキをあげた。ので、当然それのお返しだろう。
「もういる。」
電話口の向こう、ちょっと離れたところでえぇっ!?という声が聞こえた。
まったくベタな驚きかたするんじゃないわよ、と思ったが口にはださないでおいた。
「えーと、じゃあちょっと待っててくれる!?すぐ行くから!」
そうルキに告げて、電話は切れた。
待つって、どこでよ。けっこう広いわよこの公園。
そうは思ったが、家電からかけてくるタカトはもちろんケータイを持ってないわけで、連絡のしようがないので
そのままそこで(ギルモンホームの前で)待っていることにした。
どうせタカトの家からは10分もかからないだろうし。
3月の風は、都内の女子中学生らしくミニスカートを穿いたルキには、まだまだ肌寒かった。




855 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/18(金) 22:02:18 ID:N94/bxrz]
「あの、ごめん。。」
「…遅すぎるわよ」
タカトが来たのは、結局30分近くたってからだった。
それまで寒さにたえじっと待っていたルキは、さすがにイライラも募り、
おそらく全力で走ってはいたんだろうタカトを思いっきり睨んでいた。
なんなのよ。あんたは。
そうだ。なんなんだろう、あたしにとってのタカトって。
バレンタインデーにケーキを渡す前からずっと考えていた。
ルキはタカトに聞いてみようかと思った「あんたはあたしのなんなのよ。」。
でもそれは、いきなり質問するには支離滅裂すぎだし、そもそも今現在かなりムカついてるので、
とりあえずツンとしといた。
「あの、これ、いる…?」
タカトがおどおどと差し出したのは、近くの自販機で売っていたホットココアだった。
タカトなりに気を使ったらしい。
「…ありがと。」
そう言って受け取った。
イライラはイライラでルキの中にあったが、それとは別に気を使ってくれるタカトを素直に嬉しいと思う気持ちもあった。
ルキは、このときはじめてもっと自分に素直になりたい、と思った。
「とりあえず、あそこに座らない?」
そう言ってタカトがそばにあったベンチを指差した。
ん、と言って、ルキはタカトに促されるままベンチに座った。

ベンチに腰掛け、ココアを一口飲んだ。
おそらくまだ買ったばかりのココアはまだだいぶあったかくて、冷えた身体を内側から温めてくれた。ような気がした。
タカトもその隣にすわると、紙袋を一つとりだした。
松田ベーカリーと書いてある。店のものだ。
「それで、あの、これ。バレンタインのお返し。ケーキおいしかったよ、ありがとう。」
と言って、タカトが取り出したのは、
ひらたくした球?に(ルキはメロンパンかと思った)、トゲのようなものを2本生やしたおかしな形のパンだった。
おかしな形ではあったが、ルキはそれが何を意味してるのかをすぐ理解した。
「……レナモン?」
「うん!わかる?よかったー、あんま自信なかったんだけど。」
似てないわよ。あたし以外はわかんないわよ。
そう思ったが、それも口に出さないでおいた。
ルキがそのいびつなレナモンパンを見つめていると、タカトが「じゃーん」と言ってもうひとつパンを取り出した。
ニヤニヤしながらタカトがそのパンをルキに見せた。
自分にレナモンパンを渡してきたんだ。タカトの分はもちろんタカトのパートナーに似せたものだろう。
とは思ったが、
「…さすがにそれは似てなさすぎよ…。」
「えぇっ!?…これでもがんばったんだけどなぁ…。」
タカトが手に持つパンは、ギルモンとは程遠いメロンパンにトゲトゲを生やしたようなものだった。
「もっと練習しときなさいよ。」
そう言って、ルキはレナモンパンを一口齧った。齧ったときのルキは、自分では気づいてなかったが微笑んでいた。
パンを一口齧ると、中からトロっとしたまだあったかいチョコがでてきた。
作りたてなんだ。と、思った。
もう一口齧った。あったかいチョコが冷えた身体に、ココア以上に染みわたる。
「おいしいじゃない。」
それはルキの素直な感想だった。
横でパンを齧るルキをどきどきしながら見つめていたタカトは、ぱぁっと花が咲いたような笑顔を作った。
「ほんと!?うわー、ルキがおいしいって言ってくれたよー、よかった。僕も食べよう。」
どういう意味よ、と思ったが黙っておいた。
ルキは、なんでこんなに黙っとこうと思うのかしらとちょっと自問したが、それは結局どうでもいいことだったので、
やっぱり黙っておいた。


856 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/18(金) 22:02:39 ID:N94/bxrz]
「うん、よかった。ちゃんと焼けてる。」
タカトが自分のギルモン?パンを食べながら言った。
「いやー、実はさっき電話したときは、まだ焼いてる途中だったんだよね。
まさかルキがもう公園にいるなんて思わなくてさ。
っていうか、なんでルキは公園にいたの?」
「…べつに。なんとなく。」
なんとなく、と言えばなんとなくだった。
なんとなく、久しぶりに公園に来たかったから。なんとなく、思い出に触れたかったから。


なんとなく、タカトのこと思い出したから。


自分はタカトのことをどう思ってるんだろう。
夜、眠れずに一人で考えることがあった。
こんなとき、レナモンがいれば相談にのってくれたかもしれないのに、とも思った。
タカトは小学生のとき、最初は戦って、いっしょに戦うようになって、いっしょに冒険して、いっしょに眠って…
それだったら、ジェンもそうじゃない。3人いっしょだったじゃない。
でもなんでタカトなんだろう。
タカトへの気持ちは高まる一方だった。その原因もわからないまま。
恋、ってこういうものなのかしら。あたしがタカトに恋って、どういうことよ。ふざけんじゃないわよ。
なんでタカトなんかに…、タカトなんか……

「…キ、ルキ?」
は、っと気がついた。タカトが呼んでる。
「な、なによ。」
「なにって、大丈夫?なんかボーっとしてたけど…。」
「大丈夫よ。」
そう言って手に持ったパンをまた齧った。
パンは幾分か冷えていて、中のチョコは固まりはじめていた。
タカトのほうをちらっと見た。見るとタカトは既にパンを食べ終えていて、口のまわりにうっすらチョコがついていた。
それを見て、小学生のまんまなのあんたはと思ったが、そのタカトがいきなり
「ルキ、一口もらっていい?」
と断っておきながらルキの返事もまたずに、ルキの持っていたレナモンパンの
わざとなのかはどうかはわからないけど、ルキの齧っていた部分を齧った。
目の前で間接キスされたルキはそのままかたまってしまった。タカトと間接キス…
口をもぐもぐしながら、
うん、ちゃんと焼けてるなどと呟くタカトは、それを飲み込むとそのままそっぽを向いて黙ってしまった。
そっぽを向かれたルキはどうすることもできずタカトの側頭部を見詰めていると、
突然タカトが立ち上がって、
「じゃ、ルキ。あの、僕、帰るからさ。えーっと…」
などとごちゃごちゃ言いだしたが、とっさにルキはタカトの腕をつかんで、
「まだ帰んないで。」
と言った。

冷たい風が吹いた。
中学生になって、色気がでてきたルキに上目づかいで「帰んないで。」なんて言われたタカトは、その魅力?にやられ、
すっかり困惑してしまった。
するとルキは付け足すように、
「このパン食べ終わるまで…、待って。」
と言った。
そんなこと言われてまさか帰れるわけないタカトは、おとなしくルキの横に再び座った。

二人の間は沈黙だった。気まずい空気のなか、ルキはひとりでパンを食べ、タカトは落ち着きなさげにあたりをきょろきょろと見回した。
幸いなことに、二人のほかにはその場には誰もいなかった。


857 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/18(金) 22:03:47 ID:N94/bxrz]
ルキがパンを食べ終わった。
せわしなく体を動かしていたタカトがそれを確認して立ち上がろうとしたが、
それをまたルキが止めた。
「えっと、ルキ?」
「まだいて。」
今度はルキは俯いていた。
どうすればいいかわかんないタカトは、再びルキのとなりに座って、そしてルキの両のかたをつかんで、ルキのほうを向き、
「ルキ」
と呼び掛けた。
俯いていたルキが顔をあげた。
二人の距離はもうほんの数cmだった。
思わず顔が赤くなる。緊張する。
だが、次の瞬間、
「!」
タカトが目をつぶりルキに顔を近づけると、ルキも瞼を閉じ、
そして二人の唇が重なった。

それはほんの数秒のできごとだった。だがルキにはそれが数秒以上のずっと長い時間に感じられた。
タカトと本当のキスをした。初めてのキス。
タカトのほうから近づいてきて、そしてタカトのほうから離れた。
タカトが離れたので瞼を開くと、タカトも瞼を開いていて、そして視線が交わった。
するとみるみるタカトの表情がかわっていき、
「ごめん!」
謝られた。
「なんで…、」
なんであやまるの。と言おうとした。だが声がかすれて出なかった。
そして気づいた。ルキは涙をながしていた。
中学校の制服の袖で涙を拭うと、タカトも泣きそうな顔をしていた。怒らせたと思ったようだった。
一通り拭うとタカトがまた
「ほんとごめん!いきなりこんなことして!」
と言って謝った。
でももうルキの気持ちははっきりしていた。
「いいわよ。嬉しかったから。」
タカトが、へ?という顔をした。
でもその顔はすぐに別の表情に変化し、そして意を決したように、
「あのさ、ルキ。僕、ルキに言いたいことがあるんだ。」
もうキスしちゃったのに、なにを勿体つけてるのよ。と思ったが、それもまた口に出さないでおいた。
どうやら自分は、タカトにだと言えないこともあるらしいというのが、ようやくわかってきた。
「えっとさ、あの、僕は、その、えっと…、えっと、ルキのことが、好きです。」
そこまで言って、タカトは一息ついた。
恥ずかしそうにもじもじしゃべるタカトは、今のルキにとっては愛しい以外なんの感情もわかないもので、
「…あたしもよ。」
とすぐに返事した。
するとタカトはまた笑顔をつくり、
「じゃあ…」
と、何か言おうとしたがすぐにルキが
「もう一回して。」
と言った。


858 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/18(金) 22:04:10 ID:N94/bxrz]
もう一回、と言われてタカトは相当困惑したようだった。
さっきは勢いにまかせてなんとかなったが、いざするとなるとかなり恥ずかしいものだった。
再びルキの肩に手をかけたタカトは、そのままもじもじしていて、なかなか近づこうとしなかったが、
しかし待ちきれなくなったルキはついに、
自分からタカトの首に手をまわし、そして唇を重ねた。
重ねるだけではとどまらず、さらに自らの舌をタカトの舌と絡めた。
もちろんディープキスというものを知ってはいてもやったことないルキは(もちろんタカトも)それ以上のことはできなかったけど、
そうして再び離れると、タカトは顔を真っ赤にして
「……甘い。」
と一言感想を述べた。
「…なんでそんな感想なのよ。はじめてなのに。」
「だってチョコの味しかしなかったよ…。」
と言われて、まぁルキも実際そうだったので、そこは大目に見てやることにした。



そんな光景を、樹里は茂みの陰から眺めていた。
さっきたまたま通りがかったら、タカトくんとルキがキスしてる。
そして今またキスした。はっきり見てしまった。
「そっか、タカトくんそうなんだ…。でもあたしも負けないから。」
そう呟き、音も立てずに樹里はその場から立ち去った。
季節はそろそろ春を迎えようとしていた。



859 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/18(金) 22:07:09 ID:N94/bxrz]
以上です。なんか余韻残してますが次回の「樹里、奮闘編」の執筆はまだ未定です。ごめんなさい。
もし待ってくれてる方がいたら、なんやかんや言って遅くなってごめんなさい。
ほんとごめんなさい。



860 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/19(土) 00:11:47 ID:67eVt5L8]
GJ!タカルキは大好物ですよ。

告白の前に勢いでやる事やっちまうとは
タカトも侮れない奴


続きも気長にお待ちしてます

861 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/19(土) 10:14:38 ID:rBp1IPQn]
タカトやるな・・・・

862 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/19(土) 19:07:40 ID:0fgZvrcA]
ルキかわいいよルキ

863 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/20(日) 14:42:33 ID:an/y6cdI]
GJ!やっぱタカルキはいいぜ

864 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/23(水) 03:17:39 ID:4UniOlM7]
保守

865 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/04/27(日) 01:02:11 ID:cu4SxjLQ]
保守

866 名前:名無しさん@ピンキー [2008/05/01(木) 21:07:09 ID:mhfVw1dg]
誰か何か書いてくれよ
具体的には賢京を
くれ

867 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/01(木) 23:30:54 ID:+f23Sdy/]
ヒント:言い出しっぺの法則

868 名前:名無しさん@ピンキー [2008/05/05(月) 01:05:54 ID:XmE3pHPh]
保守

869 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/05(月) 22:55:02 ID:QnrEtDq+]
フロンティアを見て思った

ビーストなのにシューツモンだけなんであんな人間っぽいのか……



870 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/05(月) 23:12:02 ID:4qq8fAmV]
誰かがヤマミミを書いてくれたら・・・
明日から、頑張れる気がする。

871 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/05/06(火) 03:21:50 ID:8GRcVf8Q]
オチなしエロなし、推敲もなし。眠れないもんで衝動だけで書いた。
明日朝起きて冷静に読み返したら絶対後悔するだろうなぁと思いつつ投下。
↓↓↓


「ふんふんふーん、ヤーマートーさん!」
「あれ、ミミちゃん」

冒険の最中のお話。

ヤマトが座って休んでいると、さっきまで光子郎に対して猛烈な癇癪を起していたミミが珍しくヤマトのほうへ寄ってきた。
寄ってきたミミはなにやらご機嫌で、それがヤマトにはちょっと不気味だった。さっきまであんな怒ってたのに。
「なにしてるんですかぁー?」
「いやなにって、えーっと、休憩。」
「じゃああたしも休憩―!」
そう言ってミミはヤマトの隣にどさっと座り込んだ。
お互いのパートナーは、今は食糧を探しに行っててここにはいない。
基本的に集団から離れてることが多いヤマトはさっきまで一人っきりで、今は二人っきり。
そしてこの年下の女の子とイマイチどう接したらいいのかが未だにわからないヤマトは、ミミが寄ってきたときから焦り始めていた。

太一や空たちはすぐそこにいて何やら話あっているけど、ここまで声は届かない。
当然こっちの声も届かないんだろう。
どうしたらいいのかわからない。救いを求めるように太一のほうを見詰めていると、どうやら太一がその視線に気づいたらしい。
気づいた太一は空になにか耳打ちをして、二人でこっちを見る。
空はなにやら太一にあきれているようだが、太一はたいへんおもしろそうだ。
光子郎もまたなにかにあきれているようで、その後ろでタケルは太一にしがみついていた。
ちくしょう太一のヤツ、俺のタケルを。
そして間の悪い丈は目の届く範囲にはいなかった。
どうやら太一たちに救いを求めてもどうにもならないらしい。それはわかった。
つまり、このどう接したらいいのかわからない女の子との二人っきりの状況を俺は一人で切り抜けなければならないわけだ。
しかしどうやって?
そして思いついた。向こうに戻ればいいんだ。そうすれば二人っきりじゃなくなる。我ながらなかなかの名案だ。
その名案を実行しようとしたとき、つまり立ち上がろうとしたとき急にミミがヤマトに話しかけた。
「ヤマトさんって、好きな人とかいるんですかぁ?」
「ひぇっ?」
驚いて、思わず声が裏返った。恥ずかしいことこの上ない。
「え、えっと、なんでそんなことを?」
動揺してるのを悟られないように(とは考えているものの、実際ミミからはヤマトが慌てふためいているのはモロバレで)冷静に聞き返すと、
ミミはまた楽しそうに笑顔をつくり
「だってヤマトさんってかっこいいじゃないですかー。金髪だしー、スタイルいいし!やっぱり女の子から告白されたりするでしょう?」
「い、いや!そんなことないよ!」
本当のところ、ラブレターの一つや二つ貰ったことがないわけではないが、冷静にそんなことを顧みる余裕はヤマトにはなく、
なぜかあわてて全力で否定していた。
そのヤマトの大袈裟な動きを遠くから観察していた太一は、あまりの可笑しさに身悶えていたが、
しかしヤマトはもはやそれに気づくどころではなかった。
「えー、じゃあ好きな人とかもいないんですかぁ?」
「え、いやだからなんでそんな、、…あ、じゃあミミちゃんはいるの?」
これはいい反撃だ。ヤマトの自画自賛である。
自分がこれだけうろたえる質問をそんな簡単に返せるわけがない、というヤマトの判断はまったく甘いものだった。
「えー、あたしはやっぱりヤマトさんかなー?」
その回答にヤマトは目をパチクリさせた。俺ですか?






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