[表示 : 全て 最新50 1-99 101- 201- 301- 401- 501- 601- bbspinkのread.cgiへ] 2chのread.cgiへ]
Update time : 11/15 10:27 / Filesize : 422 KB / Number-of Response : 605
[このスレッドの書き込みを削除する]
[+板 最近立ったスレ&熱いスレ一覧 : +板 最近立ったスレ/記者別一覧] [類似スレッド一覧]


↑キャッシュ検索、類似スレ動作を修正しました、ご迷惑をお掛けしました

女の子と二人きりになってしまった 2回目



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/08/23(木) 17:19:37 ID:DMi5J5j/]
・雪山で大雪崩に遭い遭難。とりあえず寒さしのぎに入った洞窟に女の子が
・巨大地震が発生し、崩れた建物の瓦礫で閉じ込められる。ふと隣を見ると女の子が
・核戦争が勃発し(ry


(お、女の子と二人きりになってしまった・・・)

「私達・・・このまま死んじゃうのかな・・・」

「え!?あ・・・分からないけど・・・だっ、大丈夫・・・きっと助かるよ」

(そうだ、それどころじゃない。どうにか助かる方法を考えないと・・・)


《前スレ》
【不可抗力】女の子と二人きりになってしまった
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1153831562/

273 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/28(金) 01:27:26 ID:oTlMAFyn]
すげー。としか言い様がない。


274 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/28(金) 01:48:43 ID:uFTBrV0r]
>>272
GJです。
いよいよ裏側の方のネタ晴らし開始といった感じでしょうか。
…まだ全然わからんけどw
最終回、wktkで待ってます。

275 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/28(金) 02:09:45 ID:MuEElKD9]
今フジでやってるドラマそれっぽいな

276 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/28(金) 04:23:20 ID:Bqj7Pzy6]
無粋なことイワナイっ


277 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/09/28(金) 07:38:21 ID:izPYswog]
ゴメン、GJとしか言いようがないわ。

278 名前:名無しさん@ピンキー [2007/10/01(月) 10:53:39 ID:6mvp3Qzj]
あげるよ

279 名前:初心者 mailto:sage [2007/10/01(月) 19:04:45 ID:wq6uvdpp]
皆さんお久しぶりです。
まぁ、ほとんどの方が覚えていないでしょうが…。
>>167の続きを書いたので投下します。




突然だが、君たちはサキュバスという悪魔を知ってるかい?
日本語では淫魔とか夢魔というらしいが、まぁ、ぶっちゃけるとエロい悪魔、ってことだ。
夢の中でエロいことをしてくるだけなのだが、そこはやっぱり悪魔なので落とし穴がある。
手を出すと、死ぬまで精を搾り取られるとか、夢から脱け出せなくなるとか、色々だ。
んで、俺の目の前にいるサキュバスの場合は、手を出すと社会的に抹殺されることは確実である。
そんな危険なことはもちろんできないな、うん。
でも…、華奢な肩とか、お湯で濡れた体とか、微妙に見えてる尻とか、思わず手を出してしまいそうで…
「先輩?手が止まってますけど…」
「あ、ああ。ゴメンゴメン、考え事してて」
彼女の声で俺に意識が戻る。
危ない危ない…。俺はもう少しで性犯罪者になってしまうところだった。


280 名前:初心者 mailto:sage [2007/10/01(月) 19:06:20 ID:wq6uvdpp]
「どう、痛くない?」
「ん…、大丈夫です。」
とりあえず、今の状況を説明すると…
友達の家で、友達の妹の友達(ややこしい)と、風呂に入っています(なぜ?)
まぁ、色々疑問はあるかもしれないが、作者の技量が無いのが原因なので、多少は許してほしい。
んで、今は彼女の髪を洗っているわけだが…
「また手が止まっていますよ」
おっと、また手が止まっていたようだ。
俺は彼女の髪を洗うことに集中する。
しかし、ホントに綺麗な髪だな…
一本一本がとても細く、枝毛など一本もない。髪を洗っているだけで危ない気分になってしまう…。
この髪は黒髪フェチにはたまらな(ry

281 名前:初心者 mailto:sage [2007/10/01(月) 19:07:54 ID:wq6uvdpp]
洗い始めてから10分弱、結構な時間もたったしそろそろいいだろう。
「髪、流すよ」
彼女は、はい、と言いながらギュッと目をつむる。
恐らくシャンプーが目に入らないようにするためだろう。
だが、その仕草が可愛過ぎて、俺の理性は飛びそうだった。
「先輩?」
「な、何?」
「さっきからどうしたんですか?一人言も多いですし…」
「いや、なんでも無いですよ!?俺は性犯罪に走るつもりは無いですから!!」
「は?」
「いやいやいや、だからなんでもないですから!」
こっち見んといてー!と叫びながら真っ赤になった顔を隠す。
しかし、こんなに狭い風呂場では、そんな行動は無意味だった。




282 名前:初心者 mailto:sage [2007/10/01(月) 19:13:29 ID:wq6uvdpp]
「………、大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないです…」
年下に対して、なぜか敬語に。
俺は何を妙なことを口走っているんだ?
全く…、相手は中学生だというのに…。
自分は高校生で、半分大人のようなものだ。
来年には大学生になるのだし、もっとしっかりしなければ。
…でも加奈ちゃんはとても中学生には見えないしな。身長は170近くあるし。
あ、そういえば友達が、彼女だ、と言って紹介してきた女の子は中学生だったな…。
そう考えると普通なのかも…。いやしかし…、でも…。
「……ぱい、先輩ってば!」
「ん、あ、あぁ。何?」
はっとして彼女のほうを向く
「早く流して下さい、髪が痛んでしまいます」
「ゴメンゴメン、今流すよ」
どうやらまた意識が飛んでいたようだ。
俺は言われた通りに、彼女の髪を流す。



今回はここまでです。
前回、次は本番とか言ってたくせに中途半端な所で終わりです。
本当に拙い文章ですみません…。
前回同様、皆さんからのご意見がありましたら、続きを書く時に反映させます。
それでは、このスレの過疎が終わることを祈りながら失礼させて頂きます。
あ、次回の投下は10の下旬になるかと思います。

283 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/01(月) 22:09:28 ID:ym3Dtj3j]
初心者さんgj
次回も期待してます

284 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/01(月) 22:25:26 ID:pP3oOd03]
>>282
GJ。今回は違和感なく読めました。

一応過疎ではないと思います。途中のが3つ(望みがある)ある時点で十分です。
エロパロはこんなもんだとこの板のどこかで誰かが言っていた気がします。


まったり、出来る範囲で続き頑張ってください。

285 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/01(月) 23:16:46 ID:2c67kIkK]
ただ「初心者」ってコテはすごくどうかと思う

286 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/02(火) 01:59:17 ID:3EconPPa]
「【初心者】は言い訳のための言葉ではない。精進のための言葉なのだ」(斎藤 1832〜1912)

287 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/02(火) 19:04:39 ID:TWcxs+ib]
つまり>>282氏は精進を怠らない素晴らしいネ申です←結論

288 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/02(火) 19:40:48 ID:8aXrZpMt]
つまりそれを支持しなきゃならないってことさ

289 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/02(火) 23:06:37 ID:kSAosz0b]
>>287
まだ神じゃないけどな。

290 名前: ◆SSSShoz.Mk mailto:sage [2007/10/03(水) 00:17:49 ID:LjRGawoU]
warning!
このSSには強姦表現が含まれています。ご注意下さい。

291 名前:白い牢獄 ◆SSSShoz.Mk mailto:sage [2007/10/03(水) 00:18:32 ID:LjRGawoU]
◆合格者と不合格者

「あああ、どうするんだよ、これ……」
 多々良朝人は、受験者用に用意された部屋のベッドの上に座り込み、頭を抱えていた。
 最終試験の経過を映し出す筈の大きなモニタは、ポルノ映画同然の情景を映し出している。
 朝人の性格は、他ならぬ朝人自身が一番理解している。昼間、試験官から試験の内容を聞いた時から、嫌な予感はしていた。
 しかし、開始一日目の夜から、不合格を確信する羽目になろうとは、誰が想像しただろうか。
「酷過ぎる……いくらなんでも、こんなのは……」
 眠っている間に悪戯をしようとして気付かれた挙句、開き直って暴力を振るい、そのまま乱暴する。
 朝人のコピーが留美のコピーに対して取った行動は、この試験の趣旨を鑑みると、最悪の行動と言ってしまって差し支えなかった。
 朝人の苦悩を置き去りにして、モニタの中の朝人のコピーは、留美の小さな口にペニスを捻じ込み、恍惚の表情で胸をまさぐっている。
 その映像を見て性的興奮を覚えている現実の自分もまた同様に、情けなくて仕方がない。
「お前は知らないだろうが、これは一級市民昇格、最終試験なんだ! 人生がかかってるんだ! どうしてくれる! クソ!」
 マットレスに拳を叩きつけながら、モニタに向かって毒を吐いてはみるが、元々が自分の思考ルーチンの集大成である。
 正に、身から出た錆以外の何物でもなく、怒りをぶつけた処で、空しさが募るばかりだった。
 と、ベッドの端でゴトリ、と何かが落ちる音がして、画面全体が乱れた。今までコピーの蛮行を映し出していた画面に、白い部屋の壁が大写しになる。
 画面右上には『AUTO→FIX1』の表示が点滅している。
「な、なんだ!?」
 慌てて、ベッドから這い降りる。ベッドの下に、リモコンらしきものが転がっていた。
 朝人はそれを拾い上げる。どうやら、ベッドを叩いた所為でモニタを操作するリモコンが床に落下。その衝撃でカメラが自動から固定に切り替わったらしい。
「ああ、ったく! なんだよ! もうどうでもいい!」
 カメラを元に戻す気にもならなくて、朝人は頭まで布団を被り、不貞寝を決め込んだ。

↓ IN ↓

 朝人は、まだうとうととしている留美を起こすと、無理矢理手を引いて、自分のベッドの前まで連れて来た。
 そのまま、目の前に立っているように命令して、自分は服を脱いでしまうと、全身を執拗に触り始める。



292 名前:白い牢獄 ◆SSSShoz.Mk mailto:sage [2007/10/03(水) 00:19:11 ID:LjRGawoU]
 髪から頬へ、頬から首へ、首から肩へ、肩から胸へ……
「また……するんですか?」 
 感情を失ったような、抑揚の無い声で、留美が聞く。
 昨夜だけで、二度も精を吐き出したのだから、今日は干渉しないでいてくれる。留美はそう思っていた。
 そもそも、こんな奇妙な状況に置かれているというのに、話し合いを持つわけでもなく、こう何度も体を求められるとは考えてもいなかった。
 軽蔑。嫌悪。忌避。羞恥。あらゆる負の感情を含んだ視線が、朝人に突き刺さる。
 しかし、異常なシチュエーションに理性の箍が外れた朝人にとっては、そんな視線は、興奮剤にしか過ぎなかった。
 返事もせずに、留美を抱き寄せて、首筋に吸いつくと、舌を這わせる。勃起した性器を、留美の下腹部に擦り付ける。

↓ OUT ↓

 朝人はのそのそと、ベッドから身を起こした。ベッドサイドに置かれた時計は、午前六時三十分を示している。
 点けっ放しのモニタは、まだ白い壁を映していて、そこから音声だけが流れてくる。
 洋服の生地が擦れる音と、拒絶する少女の声だ。
「朝から……何やってるんだ……」
 カメラは明後日の方向を映していたが、何が行われているのかは明白だった。
 肩を落としながら、リモコンを操作して、カメラを自動に戻す。
 映し出されたのは、全裸で留美に抱きついて、腰を振っている朝人のコピーと、顔を背け、それを引き剥がそうとささやかな抵抗をしている留美の姿だった。
 まるで、盛りのついた雄犬だ……そう朝人は思う。自分のことながら、ここまでくると呆れてしまう。
 確かに、女日照りだった。少女の容姿も好みだった。それにしても、人生の一大転機に、この、あまりにあまりな醜態はなんだろう。
 寝起きのはっきりとしない頭で、その様子をぼうっと眺めている内、朝人は自暴自棄になってきた。
 ああそうか、これが多々良朝人という人間の本質だっていうのか。それならそれで、上等だ。
 心の中で啖呵を切って、リモコンのボタンを連打する。
 画面右上の表示が、目まぐるしく切り替わっていく。
 ……『FIX1→FIX2』……『FIX2→FIX3』……『FIX3→FIX4』……
 固定カメラの視点を何度も動かして、留美の全身が映るアングルを探す。
 ベストのアングルを見付けると、ズボンのベルトを緩め、下半身を露出させる。
 朝人のペニスは、起床直後である所為か、或いは性的刺激を受けた所為か、最大限に勃起していた。
 画面を凝視しながら、それを扱く。直ぐに、亀頭周辺に粘液が溢れてくる。
 画面の中で、コピーが呻き声をあげた。留美を抱き締める腕に、力が籠ったのがわかった。
 朝人のコピーが留美のスカートに精液を吐き出すのと同時に、現実の朝人も果てた。



293 名前:白い牢獄 ◆SSSShoz.Mk mailto:sage [2007/10/03(水) 00:20:18 ID:LjRGawoU]
 マークスは、朝食のサンドウィッチを齧りながら、浮かない顔でモニタを見つめていた。
 モニタには、マークスの亡骸に縋って泣く、留美の姿が映し出されている。
 一緒に閉じ込められた少女を助けて、少女よりも先に逝く。マークスにとっては理想の結末で、最終試験は幕を閉じようとしていた。
 それでも、マークスの気分は晴れない。
 永遠にこの閉じられた世界――白い牢獄に幽閉されて、死を繰り返す少女。
 今まで、そしてこれからの彼女の運命を思うと、素直に合格を喜ぶ気分にはならなかったのだ。
 そういった感情を抱くのは、おかしいことなのかもしれない。所詮、彼女の存在はデジタルデータ、無機質な数字の集合体なのだから。
 彼女は血の通った人間ではないのだ――そう考えようとしても、どこか、やりきれないものを感じてしまう。
 何故なら、彼女のデータは、無から生み出されたものではない。抽出元は、人間だ。ならば、構成要素が有機物か無機物かに何の違いがある?
 これでは人間の心を、コンピュータの中に封じ込めたも同じではないか……?
 マークスは、そう思わずにはいられなかった。

↓ IN ↓

 留美はベッドの上に横たわるマークスの亡骸に縋って、泣いていた。ぽろぽろと零れた雫が、マークスの服の襟元を濡らす。
「なんで……こんなこと……」
 留美は、日に日に衰弱していくマークスに気付けなかったことを、心の底から悔いていた。
 いくらでも、気付くチャンスはあったはずだった。
 それほど日数も経っていないのに、体が動かなくなって、声も出なくなってきて……明らかにおかしかった。
 なのに『私は子供の頃から病弱なんだ』そんな、今思えば見え透いた嘘を鵜呑みにしてしまっていて、それ以上追求しなかった。
 いかに自分のことだけで手一杯だったとはいっても、これは私の怠慢だ、そう留美は思う。
 もし、彼の真意に気付けたとしたら。そんなこと止めてください、二人で一緒に助かりましょう、そう言って、彼の行為を止めることができたのに。

294 名前:白い牢獄 ◆SSSShoz.Mk mailto:sage [2007/10/03(水) 00:21:15 ID:LjRGawoU]
「私……こんなことより……マークスさんが生きていてくれたほうが……嬉しかった……」
 声をかけた処で、もうマークスは返事をしない。残されたのは、一枚のメモ。それから、水色の箱に丸々残った、水と食料。

 二人では三十日を生き延びられない。だが、水と食料を一人に集中させれば、生き延びられる可能性はある。
 ルールAを見た時点で、マークスはすぐにそう判断を下した。
 そして同時に、マークスは決意した。
 留美には秘密で、水と食料を全て残しておこう……と。
 マークスは自らの意志で、留美生存の為の捨て駒となる道を選んだのだ。
 水と食料を残しておくと一言で言っても、それは決して簡単なことではなかった。
 何といっても、殺風景な部屋である。互いの動向以外に、観察するものなどない。箱にまったく手をつけなければ、不審に思われる。
 故に、マークスは定期的に箱を開けては、水を飲んでいる振り、食料を食べている振りをしなければならなかった。
 ペットボトルに口をつけて、飲んでいる振り。カロリーメイトの箱だけ開けて、食べている振り。
 その度に、強烈な渇きと飢えに襲われた。本来の目的を忘れて、ペットボトルの中身を一気に飲み干してしまいたくなったのも、一度や二度ではない。
 それでもマークスは、何とか初志を貫徹した。折れそうになる心を奮い立たせて、水、食料を文字通り死守した。
 最後の数日間。死が足音を殺して忍び寄ってくるのを実感しながらも、恐怖は微塵もなかった。それどころか、達成感に満たされてすらいた。
 だからだろうか。マークスの死に顔は、極限状況の中で死んだとは思えないくらいに、とても安らかなものだった。

 留美はマークスの残したメモを手に取って、広げた。
『もっと一緒にいたかったが、ここまでのようだ 水と食料は残しておく 君は必ず生き残って、ここを出られると信じている』
 彼らしいと言えば彼らしい、簡潔な文章だった。でも、その飾り気のない一行に、マークスの優しさが凝縮されているような気がした。
 目の前がまた、涙で霞んで見えなくなる。
「マークスさん……」
 留美は途切れ途切れ、マークスに語りかけた。
「最初の日、マシン・シティの郊外にある小さな美術館の話、してくれたじゃないですか……」
「とっても素敵な場所なんだって。今度連れていってあげるって、約束してくれたじゃないですか……」
「だから、お願いです! 起きて……! 私を一人にしないでください……!」
 暫くの間、留美の嗚咽だけが、白い部屋に響いていた。

↓ OUT ↓

 サンドウィッチを食べ終え、皿をキャスターテーブルに戻すと、マークスは立ち上がった。
 モニタに近付いて、そっと手を触れる。微弱な静電気の感触が、手の平に伝わってくる。
「私は、ここにいる」
 そう呟いても、聞こえるわけもない。そんなことはわかっている。溜め息を一つついて、モニタに背を向ける。
 受験者である、マークスのコピーは死んだ。もうこれ以上は、蛇足に過ぎない。
 一刻も早く、モニタの中の閉じられた世界を終わらせてほしい。マークスはそう願った。
 一人残された少女の嘆きは、まるで、自分が犯した罪のようだったから。

295 名前:白い牢獄 ◆SSSShoz.Mk mailto:sage [2007/10/03(水) 00:22:30 ID:LjRGawoU]
◆牢獄の崩壊

叶派会長逮捕! 戦慄の『娘殺害依頼』

 六日未明、一級市民、叶派会長、叶綾香博士が殺人教唆の疑いで逮捕された。
 今月四日、麻薬密売容疑で逮捕された四級市民、牧田享一が、取調べの際、二年前に発生した中二少女轢き逃げ事件に関与したことを自供。
 未解決のままであった轢き逃げ事件が、朝霧留美さんの実母、叶綾香博士によって依頼された『計画的犯行』であることを明らかにした。
 叶博士は全面的に容疑を認めており、五級市民への降格は決定的となりそうだ。
 叶博士が一級市民昇格試験の試験内容にも深く携わっていることなどから、各方面からは、一級市民昇格試験の内容の妥当性、透明性を問題視する声があがっている。
 一級市民の、常軌を逸した『娘殺害依頼』に、マシン・シティ全体に衝撃が広がっている。



 一級市民昇格最終試験、第一管制室。
 蒼は感慨深げに、部屋をぐるりと見回した。
「ここにも間もなく、捜査の手が入る。叶博士が管理していた機材も全て押収されるだろう。これで『project whitebox』も終了だ。技術だけは最高峰だったというのに、勿体無い」
「これでいい。もし『project whitebox』がこのまま続いていれば、女性にも同様の試験が採用される予定だった」
 と、マークス。
「今度は『幼い少年』を生贄にした試験だ。いかに俗世と乖離した世界とはいえ、こんなプランが高く評価されていたのは、狂気の沙汰としか言いようがない」
「手段はともかく、人格適性検査としての精度だけは、俺は買っているが」
「一級市民としての器を量る、というだけでなく、他方面での利用も検討されていた。メディア有害論の検証等も行うつもりだったらしい」
 言いながら、マークスは自分が使用していた机の引き出しを開けて、鞄へと私物を詰め込む。
「……見ての通り、叶派は会長の逮捕で総崩れだ。どうだ、マークス。草加派に宗旨替えするつもりはないか?」
「今回の件で、派閥というものにほとほと愛想が尽きた。私はもう、どこにも所属するつもりはない」
「ほう。尽きる愛想なんて、あったのか?」
「……ふん」
「さて。私物は大方、鞄に詰めただろう? 撤収といこうか」
 蒼はそう言って、部屋の入り口に視線を向けた。が、マークスは首を振る。
「いや……まだ、最後の仕事が残っている」
「最後の仕事?」
 怪訝な顔をする蒼に、マークスは意味深な笑みを浮かべてみせた。
「以前、私が蒼に頼んだ『project whitebox』のデータ、覚えているか」
「ああ、覚えているが……」
「全てが終わった今こそ、それの出番というわけだ」
 マークスは叶博士のデスクへ向かうと、コンピュータを操作した。
 データディスクをトレイに入れて、保存されている『project whitebox』のデータを、蒼が改鼠したものに差し替える。
「おい――」
 何をするつもりなんだ、蒼がそう口にする前に、マークスは、プログラム実行のボタンを押した。
 コンピュータの起動音が、部屋に響く。システムモニタを、文字列が流れていく。

 virtual brain ver1.3 ……ok
 virtual body ver1.5 ……ok
 datafile loading ……ok

 project whitebox start……

296 名前:白い牢獄 ◆SSSShoz.Mk mailto:sage [2007/10/03(水) 00:24:12 ID:LjRGawoU]
◆エピローグ

 『私は誰?』
      『今どこにいる?』
              『何をしている?』

 気が付いたら、私は、大きな建物の前に立っていた。
 寝坊した朝みたいに、記憶がはっきりしなかった。
 私は……なんで、ここにいるんだろう? 暫く考えてみるけれど、どうしても思い出せない。
 そのまま、玄関の前で立ち尽くしていると、きいっと音を立てて、ひとりでに扉が開いた。
 まるで、中に入ってきてって誘っているみたい。
 私は吸い寄せられるようにして、その建物の扉をくぐった。
 建物に入って最初に目にしたのは、見るからに高価そうな調度品と、有名画家の描いた絵画。
 建物は、どうやら美術館みたいだった。
「すみませーん……だ、誰かいませんかー?」
 恐る恐る、声をあげてみるけれど、返事はない。広い館内に、私の声だけが反響している。
 受付にも、人の姿はなかった。
 今日は休館日なのだろうか? もしかして……鍵をかけ忘れてしまった、とか。
 それは、美術館にしては無用心過ぎる気もする。でも、もしそうなら、勝手に入ってしまってまずかったかなあ。
 そんなことを思いながらも、私は、美術品の数々を眺めながら、順路に従って進む。
 異変が起こったのは、順路の一番奥にひっそりと飾られた、花畑の絵を見た時だった。
「え?」
 目の前の花畑の絵が、美術館が、突然、消滅した。
 そして、その代わりに、私の目の前に広がっていたのは、一面の花畑。
「あ……」
 感嘆の声しか、出てこない。まるで、夢の世界に迷い込んでしまったみたいだった。
 そうだ。これはきっと、明晰夢なんだ。だから、美術館が消えて、花畑になったりするんだ。私は、一人で納得する。
 ふと、頬を熱いものが伝った。涙だった。
 どうして、私は泣いているんだろう?
 確かに、この花畑は、とても広くて、とても綺麗で……
 でも、泣くほどのことじゃない。それなのに……
“留美”
 不意に、誰かが私の名前を呼んだ。
 その声は、初めて聞いた筈なのに、どこか懐かしかった。
“――さようなら、留美”
 私に語りかけてくる、優しくて、少しだけ悲しい声。
 ……お父さん? いや、違う。この声は――
 その声の『正体』に思い至った瞬間、言葉を紡ぐ暇すらなく、私の意識はホワイトアウトした。

白い牢獄 ……END

297 名前: ◆SSSShoz.Mk mailto:sage [2007/10/03(水) 00:25:15 ID:LjRGawoU]
>>271からの続きです。そして、白い牢獄、これにて終了です。
ここまで付き合ってくれた方、ありがとう&お疲れさまでした。

298 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 00:41:48 ID:wgtLHr2D]
なんだか胸にしこりの残る終わりだ
智信だとか碧だとか、思わせぶりに登場しておきながらいてもいなくてもよかったような立場のまま終わってしまった
急な打ち切りで連載終了した漫画を読んだ感覚と似ているなこれは

299 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 01:00:31 ID:SXmwhmLd]
ディープブルーだっけ?
サメと戦いながら深海から脱出する映画。あれ思い出した。
終盤まではどうみても主演です的な活躍をしていたヒロインが、いざ脱出というときに何の前振りも意味もなくいきなり食われて死んじゃって、
男とオモシロ黒人の2人だけが生き残って、しかも死んじゃったヒロインについて一切コメントせずそのまま幕。

300 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 02:56:10 ID:/Pa3TbCT]
>>297
S^4氏GJ
>>298の言うように、急な打ち切り喰らった漫画を読んだような印象が。
とても面白かっただけに、非常に残念でなりません。

301 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 04:02:23 ID:IHinaSLv]
そうですかね。
私はこう言う終りも好きなんですけど。
まあこういうのって人それぞれですからね。



302 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 08:18:16 ID:EcxjkuSi]
S4氏GJです!

マークスは留美との約束を守る為にコピーをとってもらったんですね。
てっきり、留美の人格を自分のコンピュータに入れたり、プログラム上の外の世界で自分のコピーと出会わせたりするのかと…
しかし実際の留美は死んでいるし、束縛されている状態からの開放が一番のグッドエンドなんでしょうね。
ただ、幸せな留美が見たかったのが心残りですが。
何はともあれ、GJ、おつかれさまでした。

303 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 12:51:29 ID:2NqoGAye]
確かにマークスまではよかったが、終わり方がしっくり来ないなぁ。はっきりしないというか…。

まあ、何はともあれお疲れさまでした。

304 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 17:54:35 ID:prhgfxxV]
アー、俺、頭悪いからよくわかんねーや。

でもたのしかったけど。お疲れさんでした。

305 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 19:06:22 ID:sHdnakf+]
マリーまだー?

306 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 21:23:32 ID:dTOL4BBS]
>>298が乳癌の件

>297 超長編お疲れさま。
本当に映画まるまる一本みてるみたいで良かった!ありがとうございました

307 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 22:07:49 ID:765r2W1q]
うん、これだけの大作、お疲れ様でした。楽しませてもらいました。
確かにその後どうなったのか気になる人々もいますけど……

308 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/03(水) 23:21:26 ID:en4Mt5QZ]
少女を中心に円のように世界が、物語が広がっていって閉じていって
状況は最初から救いようがなかったわけで、ならこの終わりも妥当……でしょ?
切ないぜ

309 名前:名無しさん@ピンキー [2007/10/04(木) 00:05:21 ID:o9VZGFh/]
二人っきりと現実とが平行に描写されるのは初感覚で楽しめた(´∀`*)

310 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/04(木) 00:07:05 ID:o9VZGFh/]
すまん、あげちまったorz

311 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/04(木) 00:33:35 ID:JxRzRME8]
とても切なく感じた。
この作品は最早エロパロなどではなく、そこらの小説より遥かに質の高い作品だったと私は思う。
何はともあれ、超大作お疲れ様でしたよ。



312 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/04(木) 04:12:56 ID:OgYsgspX]
キャラ小説として読もうとするから文句が出るんだろうなぁ、とか

お疲れ様でした
大変楽しませていただきました

313 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/04(木) 13:48:39 ID:x4G6dnn7]
キャラ小説じゃなくても、主要キャラがふっと消えて彼らのその後は投げっぱなしジャーマンなんてそうそうないと思うが。
面白かっただけに、いらんモブキャラに逐一大量な設定付け過ぎて、話のメインが紛らわしいまま終わったのは残念。

314 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/04(木) 16:38:18 ID:OgYsgspX]
むぅ……そうか
感想は人それぞれだしな
要らん事言ったわ、すまん
全裸で反省させていただく


315 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/05(金) 03:32:26 ID:0pAklLVY]
そういえばマークスと一緒に留美の夢に出てきた老人はどうなった?
TIPSには死んだってあったけど結局本編に絡んだっけ?
俺が見逃してただけ?

316 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/07(日) 01:12:52 ID:yC0vROdX]
保管庫見てたら、途中で止まってるのやたらとあるな。。。
嫌な予感

317 名前:名無しさん@ピンキー [2007/10/07(日) 11:27:57 ID:xzJo1ISy]
age

318 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/07(日) 13:39:31 ID:YddNkpzk]
そういや保管庫誰か更新しとけよ……。
二度ほど保管したけれど、ぶっちゃけもうやりたくねぇ……。

319 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/07(日) 21:23:13 ID:ab7GjQSB]
やり方が簡単なら俺がやりたいが・・・。時間もないしなぁ。

320 名前:319 mailto:sage [2007/10/08(月) 18:50:11 ID:DoOGZmBl]
一応「白い牢獄」だけやっといたが、メール欄がリンクになっているのはやめた方がいいのだろうか?
というか、アレでいいのだろうか?
取り敢えず他のもやっておくよ。

321 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/08(月) 21:13:59 ID:izEP0Uql]
>>320
今ざっと見たらメ欄には「sage」以外に何も書いてなかったけど。
「sage」しか無いなら無視して構わないんじゃないか?
「sage」以外に何か書いてあっても、大した用件じゃあないだろうし。



322 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/08(月) 22:58:58 ID:89YgfQSi]
>>321
取り敢えず消してしまったよ。苦労する作業でもないし。

全部まとめたけど、変なところあったら指摘or修正プリーズ

323 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/10(水) 20:04:44 ID:M8GqUhIM]
>>322
まとめ乙です

324 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/14(日) 16:53:09 ID:66fCkUeI]
保守。

聞きたいんだが、ラピエスみたいな「mori〜」って主人公を呼ぶ女の子はダメか?一応今書いてるんだが

325 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/14(日) 17:24:15 ID:jwdCHTnp]

w-k-tk-


326 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/15(月) 21:48:21 ID:JH1p8SwH]
このスレ見て宮部みゆきのレベル7思い出した

327 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/15(月) 22:46:59 ID:CE3LZcGg]
>>326
50ページくらいで投げた友人を3人知っている。

328 名前:名無しさん@ピンキー mailto:AGE [2007/10/16(火) 23:54:42 ID:Vpm5f2bi]
上げておく

329 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/20(土) 02:54:47 ID:QPsNSSq4]
オリガさんを待ちつつ、保守

330 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/21(日) 22:46:55 ID:BQTNKnp7]
だいぶ静かになったな。
俺とお前の二人きりだ。>>331

331 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/21(日) 22:53:36 ID:ZBi/jNE/]
>>330
そうみたいね……



332 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 04:37:29 ID:vDxfsES9]
すまん いろいろとあって止まってるだけなんだ。
だから俺もいるぞ>330 >331。

展開を大幅に変更せざるを得ないうえ、最近のニュースで自重したほうがいいのかなとか思えてきて…
大阪までつれてきちゃだめだろ… 常考…
最近、辱める夢ばかりみるんだ… 自分の作った世界の娘なのにな… やばいだろ?

333 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 04:42:15 ID:S0YTRur8]
>>330-332
いや、俺もいるよ。
ちなみに書いてもいるんだが、処女作なので期待しない方がいい。書き終わったら投下するよ。

334 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 11:52:39 ID:SMFuCRg0]
お前らどこに隠れてたんだよ。

>>332
長崎の小六女児が大阪の20歳会社員の家に転がり込んだ事件?
少女が自分の意志で男性宅に行ったような供述を少女本人がしてるらしいよ。
自身が開設したブログで男性と知り合い、悩みを打ち明けていたらしい。
男性は自宅に鍵もかけず、少女はいつでも外に出られる状態だったとか。
八日間指一本触れなかった男性の精神力と言うかに脱帽した。

ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1043118.html

335 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/22(月) 12:33:08 ID:yTAlr+ay]
冷静に考えて消防にゃ手は出んだろ

336 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 02:10:15 ID:fxsyp82z]
手を出す奴は出すんだよ。あ、出すのはチンコか。

337 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 02:33:02 ID:U5FBhilq]
>>336
誰が上手い事言えとw

338 名前:81 ◆DlPgAmm21I mailto:sage [2007/10/23(火) 02:46:38 ID:KGgGTqQH]
で、書きました。1ヶ月ぶりでゴメンナサイ。

この一月であった出来事は以下の通り
・5年勤務初の夏期休暇取得 で、四国に一般道で行ってきた。(埼玉から)
・人生初の一人でフェリー乗船(宇野高松間)
・友人が入院で四国とんぼ返りの福島直行(四国−本州は淡路明石フェリー使用)
・福島から帰ると美味しい煮魚食べに金谷までドライブ(後に浜金谷久里浜フェリー乗船)
・各親族の法要
総走行距離3000km
ボクの軽はボロボロさ…(11万km超えたorz)

ちなみに、マリーの小水を処分したときに出てきたパーキングの丘、
ついでにまた行ったので調べてきました。
「君withの丘」というらしいです。
ハンカチは夜に訪れたときは判らなかったのですが、
マジックでしっかりと「絶対幸せになれますように」などの一文が書かれていて結ってありました。
なるほど・・・だから君withか… 君津と掛けたか… そーかそーか…
ttp://toku.xdisc.net/cgi/up/vcc/nm11811.jpg
ttp://toku.xdisc.net/cgi/up/vcc/nm11812.jpg
ttp://toku.xdisc.net/cgi/up/vcc/nm11813.jpg
ttp://toku.xdisc.net/cgi/up/vcc/nm11814.jpg

339 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 02:50:26 ID:KGgGTqQH]
悠太の墓は、遠くを望むと海が見える高台にあった。
広めの墓地の一角に、海が眺められるように配置してある。
悠太家から徒歩で数分のところにあるそれは、まわりの墓と比べても大きすぎず小さすぎず、
平凡なたたずまいだった。

墓を目の前にして、マリーも現実を受け入れざるをえなかったようだ。
きゅっと俺の上着の裾を握り、隣に立つ身だからこそわかるぐらいに、震えている。
「…ゆ、ゆうたくん…」
震えていたが、泣いてはいなかった。でもその姿は、俺には…悲しく見えた。
俺は彼女に話しかけることができず、そしてそのままその場を後にした。

家にもどると、悠太母がきれいな貝殻をマリーに渡した。
「え? これは?」
マリーは質問を母にする。
「悠太の形見です… いつか、あなたに会えた時に渡すんだと言って、悠太が大事に取っていたものです」
「え」
マリーは絶句する。好きな人からの贈り物… すでに他界した人間からの贈り物。
彼女はまた… 泣き出してしまった。




他人の家にあまり長居するわけにもいかないので、帰る旨を悠太母に伝え、
「泊まっていかないのですか?」
と言う申し出に、赤の他人の俺まで厄介になるわけには行かず、丁重に断った。
「せめてマリーちゃんだけでも… お家に連絡とかしますから…」
マリーは… 泣き疲れて寝ていた。ここでマリーの家に連れ帰ってしまうと、
彼女には悔いが残ってしまうだろう… なにか、そう、なにかすぐに元気になれるようなことを
思い出として一緒に持っていってもらわないと… くそっ、こんなの自分のエゴだ…
だが…しかし……

340 名前:総武の休日 ◆DlPgAmm21I mailto:sage [2007/10/23(火) 02:51:15 ID:KGgGTqQH]
#ぐあ 名前がっ

悠太母の願いも再度断り、俺は彼女を起こさないようにそっと抱きかかえる。
車の助手席に座らせて、旅行で使う予定だった肌掛けをかけると、彼女はおきた。
「ん… んぅ…」
一瞬まどろんだ感じで起きて、またすぐに寝付いてしまう。
一気に疲れが出てきてしまったようだ。

とりあえず、悠太母に礼を伝え、悠太宅を後にした。
ゆっくりと車を走らせる。
行くあてはない。ただ、俺はこのまま悠太宅に居座ると、マリーがまいってしまうことを恐れた。
とりあえず、南下することを決定した。何も考えない、純粋に房総半島を南下するだけの…

・・・マリーがおきるまで、そっと走るか・・・

あたりはもう、完全に夜のとばりが降りていた。





341 名前:総武の休日 ◆DlPgAmm21I mailto:sage [2007/10/23(火) 02:52:09 ID:KGgGTqQH]
「ん… 康平、ここドコ?」
「ん、ここか? ここは…説明し辛いな… 千葉県の最南端に近いところだ。」
「そぅ…んー…  …すぅ」
寝ちまった… 運転してると時々あるんだが、同乗者が寝てしまうと、たまにこんなやり取りがある。
…俺の運転に安心してくれているならそれはそれでいいのだが…
そういえば、俺の友人は寝てしまうと申し訳なさそうに謝ってきたな。
俺は別に気にはしていないんだが。

それからしばらく走ると、でかい灯台の見える浜辺にやってきた。千葉県最南端の灯台が光っているのがみえる。

「ふぁ… あたし寝ちゃったの・・・?」
マリーが起きた。
「ああ、ぐっすりさ」
「…ごめん」
唐突に謝るマリー… 俺の友人を思い出した。別に謝ることでもないだろう…
「謝ることないさ。いろいろあって疲れたんだろ?」
「…うん。ごめん…」
「だから謝るなって」
「… …そういえば ここは? どこ?」
「ここか? そうだな、千葉県最南端かな? 灯台がみえるだろ? あれが最南端の灯台だ。野島崎の灯台」
「よくわかんない。 でも、波の音がきこえる…」
「ああ、暗いが、あそこは浜辺になってる。それでだろ」
俺は車外を指差した。エンジンを止めると、波のさざめく音が聞こえる。
「ふーん… ちょっと浜辺にいってきても、いい?」
断る理由がない。
「しばらく休憩するから、いいよ。」
「ありがと」
”ガチャッ… バンッ”
車の外にでていったマリー。
俺はそのまま彼女を見送った。 浜辺に座ったのを見る。 これが昼間なら絵になるんだが… 夜は…
なんというか、夜の海は怖い。吸い込まれそうで。

と、思っていると、彼女が立ち上がった。そして海へ近づいていく。
って、おいおい、海水が服につくぞ・・・・・・まて。なぜひざ下まで入る!?

彼女はどんどん海に入っていく。なにか追いかけるようにどんどんと。
俺はあせって車を飛び出した。
「マリィィィィィィ!!!!」
叫ぶ。
だが彼女は止まらない。振り返らない。
…まずい!
浜辺に足をとられつつも、必死に彼女を追いかけた。



342 名前:総武の休日 ◆DlPgAmm21I mailto:sage [2007/10/23(火) 02:54:11 ID:KGgGTqQH]
”バシャッ! バシャッ!”
俺はしぶきをあげつつ彼女に近づく。彼女は既に胸上まで浸かっている。
残暑が過ぎた頃合の夜のせいか、異様に冷たく感じた。
俺自身が胸の辺りまで浸かると、マリーは既に見えなくなっていた。
「くそったれ!! マリーどこだっ!!!」
無我夢中で沈んだと思われるあたりを手で探る。
暗くてよく見えない。…だが、糸みたいな何かが手に絡まった。
ワラをも掴む思いでその絡まったものを強引にたぐリ寄せる。

・・・ひっぱったとき、すごい重みがあった。
と同時に、腹になにかがぶつかる。それを手で確かめる。
人肌に暖かい何かが手を通して伝わってくる。
暗くてよくわからないが、マリーだと信じて、急いで浜辺に向かった。

浜辺に近づくと、掴んでいたのが彼女の髪だと判った。
彼女の服に滲みこんだ海水の重みと自分の服が張り付いている。
すごく動き辛いが、なんとか上がると、彼女を抱え、安全な浜辺に彼女を横たえる。

「マリー! おいマリー!! 起きろ!」
"ベシベシ!" っとほっぺたを叩く。意識は戻らない。
彼女にぴったり張り付いた服の、控えめな胸元を眺める。
…胸が上下していない。
いそいで、息をしているか、口元に耳を近づける。
1、2、3、4、5。 息をしていないのを確認した。
脈をとる。
”トクン…トクン…”弱弱しいが脈はある。

「くっ…」
かばんの中のファーストエイドポーチを取りに言っている暇は多分ない。
急いで教習所で習った蘇生法の準備に取り掛かる。
うろ覚えだが、この際仕方がない。
こんなことなら救命講習に参加しとけばよかった!

マリーの口(口腔)を強引に開ける。異物は… ないな。気道確保。…まだ呼吸が回復しない…
…四の五のいってられん! マウストゥマウスを実行する。

”フゥ!・・・” !? 吹き込めない!?!
慌てて口を離す。すると、口から海水が溢れてきた。
だが呼吸は回復していない。
もう一度試みる。今度は呼気を入れられた。

343 名前:総武の休日 ◆DlPgAmm21I mailto:sage [2007/10/23(火) 02:55:09 ID:KGgGTqQH]



2セットほど繰り返したくらいだろうか…
「ゲホッ! ゴホッ!!」
マリーの呼吸が回復した。と同時に、覚醒した。
「ゲホッゲホッ…ヒィィィ…ゲホッ…」
「マリー、大丈夫か?」
とりあえず、顔が鼻水と海水とよだれですごいことになってたので、手持ちのハンカチで拭ってやる…
しばらくしてマリーはつぶやいた。
「どう…して… げほっ …悠、太くんゲホッ、に、会わ…せてよぉ…」
俺は口をつぐんでしまう。
「悠、太くんがいな、い、この世界に、居たくはないの…」
すると、夕方までいい天気だったのに、雨が降ってきた…
「マリー… 雨だ… とりあえず、車に戻ろう?」
俺は彼女を促し、嫌がった彼女を強引に車に連れて行き、後部座席に乗せた。

空は、彼女の気持ちを代弁するかのように、雨風が強くなっていった・・・



344 名前:81 ◆DlPgAmm21I mailto:sage [2007/10/23(火) 03:05:43 ID:KGgGTqQH]
#展開が強引なのは御容赦をば…
#アクションというか、緊迫した場面って難しいね…
#こんなんで続けられるのかちょっと心配です。
#待っていた方、お待たせして申し訳ない。よろしくです。
#・・・遅れた理由にA.C.EとかA.C.E2とかエスコン6とか初音ミクとかもあったとか、言えません…
#しかし、旅先ですべて2chに書き込めなかったのは痛手だ… すごい痛手だ…

#それはそうと、A/Bがきになる今日この頃… 作者さんゲンキデスカー?
#続き楽しみにしてまってます〜

345 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 04:05:07 ID:T8EYK3jr]
>>344
GJ! てか、いない間どんだけ移動してたんだwww

そして入水自殺未遂で生死の心配より、着替えor風呂イベントクルーーー
とか想像した俺は死んだ方がいい…

346 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 07:59:58 ID:5p5l60Z/]
GJ

>>355
大丈夫。俺もだ

347 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 18:46:17 ID:7cIe8oeI]
>>355の対応次第で>>346の言葉の重みが変わる。
つまり>>355が変態的な発言をすれば>>346もド変態に……ッ!

348 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/23(火) 21:04:58 ID:5p5l60Z/]
うわー、やってもうた・・・。初の未来レス・・・。

そうだ、自分で取ればいいじゃん。


勿論だが、レスは>>345な。

349 名前:A/B ◆iok1mOe6Pg mailto:sage [2007/10/23(火) 22:38:29 ID:U5FBhilq]
>>344
おかげさまで元気ですが、リアルの多忙により全然筆が進まない。
次の回がいつになるか分からんので、忘れた頃に投下になるかと。
申し訳ない

350 名前:総武の休日 ◆DlPgAmm21I mailto:sage [2007/10/23(火) 23:17:37 ID:+LzjmlNX]
#そろそろ転かな… クライマックスにむけて盛り上げていかないと…
#というわけで、続き生きます。


−ビュウウウ… ヒュゴー… ザーー
風と雨が酷い。とてもじゃないが窓は開けられない。
フロントガラスや屋根に当たる雨の音が、バチバチいっている。

ポタ… ポタ…

マリーから滴が落ちる。涙なのか海水なのかわからないが。
俺は、彼女をそっとしておいて、
後部ハッチ(トランクルームのドア)を開け、簡易屋根として、荷物をあさる場所を作る。
こういうのを想定して購入した車だが、さすがに雨が強すぎるらしい。トランクの端がちょっと濡れてきた。
急いで目的のものを取り出して座席に放り、ハッチを閉め、外から後部座席に移動する。

「マリー、とりあえず、これで拭いとけ」
座席に投げたのは、タオルと俺の替えの服だ。座席に移動して、タオルを渡す。
「いや・・・」
「いいから拭けって。そのままじゃ風邪ひいちまう…」
「いいもん…」
「いや、よくないって」
ついさっきのことを思い出して押し問答になってしまう。
「ここでマリーに体調崩されると、君の家族に申し訳たたん」
「しらないっ!」
「ったく…」
俺はタオルを取ると、マリーの頭をぐりぐりと拭き始める。
「きゃっ! いったっ! 痛いってば!!」
彼女は抗議してくる。
「いやなら自分で拭けっ! このバカっ!」
「ばっ!?  だっ、だだだ、だれがバカですって?! あんたこそバカよっ!」
「なにぃ?! バカはお前だろう!? お前が死んで誰が喜ぶというんだよ!?」
「そんなのしらないわよ! 私は…」
「愛しの悠太くんに会うってか?」
「・・・」
「こんのバカっっっ!! そんな理由で死んだって会えるとは限らないだろう!」
「それは・・・」
マリーは黙ってしまう。
「大体だな、天国や極楽浄土があるかなんて、わからないだろう。まして、そこに彼がいるともな!」
「・・・」
「死んだ人間は二度と戻らないし、会えないんだ! かっこつけたって、思い出の中にしか現れないんだよ」
「・・・でも」
「だったら、思い出の中にいる愛しの人に恥じない人生を送るのが、供養とか、そういうのになるんじゃないのか?!」
「・・・」
「悠太君にほめられるような、そんな生き方をしろ! 自殺なんて誰もよろこばねぇよ! 悠太君もな!!」
「・・・ひっ・・ひっく・・・ひっく・・・・・・」
マリーは泣き出してしまう。
「まぁ… 気持ちはわからないでもないが… まだ人生長いんだ。安易に追いかけるとか、考えるな…
 ・・・とりあえず、そのままじゃあれだ… 着替えろ」
なきながらも、マリーはうなずいた。

351 名前:総武の休日 ◆DlPgAmm21I mailto:sage [2007/10/23(火) 23:24:39 ID:+LzjmlNX]
「しかし、まいったな… 外から丸見えだ…」
車は基本的に外から丸見えだ。この車も例外なく見えてしまう。
着替えるにしたって、女の子のストリップショーになりかねない。
俺は、トランクルームに転がり、俺の座っていた座席を折りたたむ。
こうすることにより、車の後部の半分はフルフラットになるのだ。
そこには布団のかわりに寝袋が畳んであり(車中泊でマットレス代わりに使っていたもの)
それをひろげて、そこに彼女を移動させる。
彼女も服もびしょびしょだ。・・・ぺったりくっついた服の透けて見える部分はがんばって見ないようにする。
ってかブラくらいしろと。 いかん 考えるな。般若心経・・・

なんとかもう片方の座席もフラットにすると、十分に着替えのできるスペースが完成する。
ついでにエンジンもかけ、暖房をONにする。
かばんから新聞をとりだし、ガムテープと共に窓に目隠しをする。
運転席の後ろのところは、むかしドンキ(ホーテ)でもらったレジャーシートを広げてカーテンにする。
そして照明をつければ、簡易更衣室の完成だ。
「とりあえず、室内照明はつけたから、問題なく着替えられるはずだ。君のサイズにあう物がないから、
 適当に袖とかめくってくれ。あとは下着以外は俺に渡せ。暖房でなんとか乾かすから」
「・・・ん・・・」
おい。なぜそこで顔を赤らめる。あ・・・服が透けてるのに気がついたのか。必死に胸隠そうとするな。
こっちがはずかしい。
・・・なに子供に情を抱いてんだ自分っ! おちつけ。相手はガキだ。ガキなんだ。


#短くて申し訳ない。 もっと文才がほしい… せっかくの萌えシチュなのに、萌えが足りない…
#なんか、マリーには一線を越えちゃならない気がするのですよ。自分の夢の中では天元突破してますが(まて
#というわけで、足りない萌え要素はみんなで補完ということでひとつ(こら

#ちなみに考えた>355ネタ。 355 「変態! ど変態!! 超変態!!!」 356「という言葉を釘宮ボイスでひとつ」
#しょーもないネタでスマヌw



352 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/24(水) 05:09:13 ID:LZ6Vustj]
GJ!
お着替えイベント期待通りにキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

> 自分の夢の中では天元突破してますが(まて
その夢、俺の脳内にコピーさせてくれwww

そして>>355に期待w

353 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/24(水) 17:28:31 ID:QGF5ESfL]
GJ!

354 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/25(木) 16:51:34 ID:d1CCl2VI]
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 | 次でボケて   |
 |_______|
   ∧∧ ||
.   ( ゚д゚)||
   / づΦ

355 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/25(木) 17:31:00 ID:077WrdLb]
谷亮子は俺の嫁。

356 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/25(木) 18:39:51 ID:4wIvqBL2]
…………正直、微妙……

357 名前:346 mailto:sage [2007/10/26(金) 02:33:32 ID:OArwzRZD]
まあまあ。

>>355
頑張れ

358 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/26(金) 15:34:05 ID:rEyEZknO]
山田くん、>>355の座布団全部持って行きなさい

359 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/26(金) 18:41:02 ID:+NIPUeNV]
>>355
>>355
>>355
>>355
>>355

360 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/26(金) 18:54:29 ID:CiJ7/Vv4]
谷を出しときゃ受けたのはかなり前の話だな
まあ今後頑張れ

361 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/27(土) 21:07:31 ID:AucSEeYO]
それじゃあ>>355でどうボケるべきだったかを考えようじゃあないか。



362 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/28(日) 04:04:10 ID:c31uu3z1]
あげ

と書いてるけどsage

363 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/28(日) 20:36:52 ID:VA6ZmHlN]
パソコンの中に入ってしまった! そしてその中には、俺の嫁がいた!
パソコンの中はひどく狭くて暗いところだと思っていたが、逆に明るくて天国みたいな場所だった!
ずっと憧れだった俺の嫁と一緒に過ごせるのは夢見たいな時間だった!
仲良くご飯を食べたり、デートをしたりもしてみた!
だけど何日かするうちに、現実にも戻りたくなってきた!
嫁と相談した!
嫁は行かないでといってくれた!
でも俺は、その言葉を振り切るように
「もう一度会いにくるよ」といって、現実に戻ってきた!

あれから一年過ぎた!
結局、パソコンの中にもう一度入り込める方法は見つからなかった!
少しさびしい思いをした!
今では嫁の画像をデスクトップのど真ん中に飾っている!
昔と嫁は替わっているけど!



364 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/28(日) 20:44:27 ID:EJzEv84B]
>>363
発想GJ

ただ、俺の場合6人いるがな!
んで、どうやって出たんだ?

365 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2007/10/29(月) 01:07:41 ID:ZlBeb9wq]
そろそろあげとくか

366 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/29(月) 14:04:48 ID:lmmxV+ZR]
もうYOUやっちゃいなYO

367 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/29(月) 17:19:59 ID:7+aGZZuW]
何を?

368 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/29(月) 17:56:42 ID:l76IWUIh]
や→ヤ

369 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/29(月) 18:27:33 ID:Ao6Tx3pe]
ヤッチマイナー!

370 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/29(月) 18:48:41 ID:uCHWszLD]
や→殺

371 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/29(月) 20:12:01 ID:E5hpZtAv]
それはマリーを犯れと… 犯れとおおおおおお!!?!



372 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/10/29(月) 20:19:43 ID:ZlBeb9wq]
それはやめておけ。それじゃあ白い牢獄の奴と同じだ(名前忘れたスマソ)


仲良くなってから合理的にやるのがいちb(ry

373 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/02(金) 17:13:01 ID:6ArC2kLt]
>>374
なんか書いて






[ 続きを読む ] / [ 携帯版 ]

前100 次100 最新50 [ このスレをブックマーク! 携帯に送る ] 2chのread.cgiへ
[+板 最近立ったスレ&熱いスレ一覧 : +板 最近立ったスレ/記者別一覧](;´∀`)<422KB

read.cgi ver5.27 [feat.BBS2 +1.6] / e.0.2 (02/09/03) / eucaly.net products.
担当:undef