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【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ3球目



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 18:55:04 ID:Nucx6D5L]
マターリエロエロやっていきましょう。
気に入らないカプやシチュには爽やかにスルーで対応しましょう

前スレ
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ2球目
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1170159013/

その前スレ
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロスレ
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124256095/

417 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 14:25:46 ID:8O1ucl/4]
しかし自分のIDなんなんだ・・・

418 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 14:53:56 ID:+AM//IK/]
花井とモモカンのえちを妄想中。
花井は経験済のような気がするんだが、どう?
ちょっとセツナスなテイストにしようかと思ってる。

419 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 15:06:57 ID:ZWjoTnEd]
>>540
数字板なら神なのになw

420 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 15:25:36 ID:8O1ucl/4]
>>542
だよなw 数字板なら奇跡だよなこのID…www

421 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 16:17:04 ID:hGVECnMD]
世界の栄口→ルリはどんなもんなんだろうか

422 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 16:52:49 ID:VXDc8lgf]
2人の接点が三橋くらいしかないから難しいよね>栄ルリ
ルリは栄口のことまったく知らないし
栄口にしては珍しく、ルリと三橋の同棲に関してエロ妄想してたのが印象的だったが

423 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 17:05:11 ID:Jgf9FtwC]
そのレンルリなエロ妄想でオナニーする栄口のターンな作品にすればおkw

424 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 17:39:00 ID:c7HFB637]
>>541
好きにしろよとしか言えんがな。

前々から思っていたんだが、このスレは誘い受けが多すぎだ。


425 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 17:49:37 ID:qXKHPQNw]
同意。
よほどひどくなけりゃ叩かれないんだし。



426 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 18:02:28 ID:+AM//IK/]
すまん。
新参なのでちょっとびくついてるだけだ。
適切にやるわ。

427 名前:小ネタにしうらーぜ  mailto:sage [2007/07/13(金) 21:13:16 ID:U27ArakO]

「花井君、これ今日のジャングル氷オニするときの追加メニュー。よろしくね。」
「は、ハイ!なんですか?」
「見てみたらわかるよ。私はこれからバイトがあるからもう帰るけど、怪我に気をつけて。」
「したっ!!」

原チャで去っていくモモカンを見送り、もらったものを見た。
そこには。

『罰ゲーム』とでかでかと書かれた封筒。
中身はきっちり封がされた小さい封筒が3つ・・・と手紙。
「ジャングル氷オニに最下位のコが3つのうち一つ選んで行うこと・・・か。つーことは三日
罰ゲームが続くのか?全部一緒の内容かな・・・?」
モモカンの考えることは相変わらずわからねえ。
いや、理解しようとすることすら、おれには無理か。


「おーし、じゃあ氷オニはじめっぞ。今日は最下位に罰ゲームがあるからな!」
「ええー??なになに罰ゲームって!?」
案の定すぐに食いつくな田島。

「花井、なんで罰ゲーム?」
巣山が食いつくなんて、意外だな。

「よくわかんねえ、モモカンがやれってさ。」
皆に見せたその封筒を田島がすばやく抜き取り、封をあけようとする。
「こらっ!田島!いま見んな!」
今まさに封を切る直前だった田島に、泉がゲンコを食らわし、奪い取る。
さすがだ、泉。
「ほらよ、花井。」
泉が差し出しながら、続ける。
「でもよー、なんか、怪しくねえ?」
「だからー先見ようぜっ!なあ?三橋も見たいだろ!?」
「うっうん!!おれ、も、みたっいよっ」
三橋、オマエは何でそんなカンタンにつられるんだ・・・。
「そーだねー気になるねー」
栄口、お前もか。
「阿部もーそー思うだろー?」
こら栄口、極悪阿部にふるんじゃねえ、答えはわかきってるじゃねえか。
案の定、魔王笑顔でニヤリと笑う阿部。
「カントクはもういないし、シガポもいないし、キャプテンの意見はまあわかるが、
黙ってりゃわかりゃしねえだろ。罰ゲームさえ実行すりゃいいんだ。
今見たって問題ねーよ。」
ああ、やっぱり。阿部は理屈をこねて、こっちの反論を封じるんだ。
「ああ!!もうわかったよ!!じゃあ多数決とっぞ!今罰ゲームの内容知りたい奴ー」

おれ以外、全員手を挙げる。西広先生までも・・・・・。


428 名前:小ネタにしうらーぜ mailto:sage [2007/07/13(金) 21:13:56 ID:U27ArakO]

諦観の笑みを浮かべつつ、最後の抵抗を試みる。

「じゃあ今日の分だけな。3日分あるからよ。あと、今日負けた奴、絶対やれよな!?
明日ちゃんとモモカンに報告するんだからな。」

皆、満面の笑顔でうなずく。その目はどことなく熱い。
今日の氷オニに新たなやる気が生まれたらしい。
はっ!!もしかしてモモカンは最近の俺たちのモチベージョンの低下を心配して・・・?
確かに夏大後、みなの気は抜けてしまって、毎日の練習の質こそ落ちてねえが
密度はうすくなった。それを心配して・・・?
ったく 食えねえカントクだよ。かなわねーな。

「早くあけろよーはないー」
うるさい田島
「わあってるよ。ちょっと待てって!」

ぴりぴりと封を破る。中から二つ折りの紙がでてきた。

そこに書いてあったのは・・・・・。

『最下位の人への罰ゲーム』

『千代ちゃん本人に、おかずにした回数を告白すること。なお、3日以内に実行すること。
実行しなかった場合には、まずい高級プロティン&金剛輪強制プレゼント☆』

今日の氷オニはぜってええええ負けられねええええ!!!




−−−−−西浦史に残る、熱い戦いになったという−−−−

小ネタ終

西浦ーぜは一回は千代ちゃんで抜いてるだろーなーという
妄想でした。スマソ


429 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 21:28:18 ID:FvC3s1wB]
>>541         
テラウレシスw
モモカン好きの俺には、貴方様は神だ!


430 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 00:53:14 ID:povpNUyr]
俺、しのーか4回モモカン1回で抜きマスタ…

431 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 01:01:42 ID:0RH5bAiS]
ワロタwwwGJ!
個人的に誰が何回したのか気になる…

432 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 01:21:29 ID:ZRB+FtFQ]
残り2日分はなんだろう

433 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 02:53:51 ID:Rq/NBw4P]
千代ちゃんじゃなくてモモカンのボデーのほうが高校生には刺激が強いと思う
あのオッパイは犯罪級><

434 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 04:01:51 ID:8Iyo1P9F]
モモカン本当に乗せるの上手いなw
誰が最下位だったのやら・・・田島はいつもトップかビリらしいけど

435 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 10:55:22 ID:Rq/NBw4P]
でも田島なら千代ちゃんにためらいなく言いそうだ…



436 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 14:48:46 ID:YmRbDQdU]
人いないかな。
つなぎにヌルめのミハモモをドゾー。

437 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 14:50:02 ID:YmRbDQdU]
絶対に見てはいけないものを見てしまった。

練習が休みだったため、少し遠出して訪れた大きなスポーツショップ。
その帰り道、三橋は1台の車に遭遇した。
駅に向かう裏通りの細い道、小さなラブホテルから出てきたその車の助手席には、
西浦の女監督、百枝が乗っていたのだ。
か、かんとく!?
驚いたのはそれだけではない。車を運転していたのは顧問の志賀だったのだ。

固まる三橋に、百枝の視線が止まる。
百枝は一瞬、驚いたように目を見開き、それからニッと笑った。
志賀は気づいていないようだ。
三橋は怖くなって、車と反対方向に走って逃げた。

438 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 14:50:42 ID:YmRbDQdU]
百枝からメールが届いたのは、その日のうちだった。
『明日、朝5時に部室まで来るように。』
命令だ…。
どう考えたって、事が発覚すれば困るのは百枝なのに。
三橋は眠れないまま、青い顔で学校へ向かった。

監督のことは尊敬している。
女性の身でありながら、野球を知り尽くし、自分より10キロ以上早い球を投げる。
ついでに手で甘夏を潰す。
あの手で頭を握られた時は、死んだと思った。
その百枝と2人…。口封じに殺されはしまいか。
寝不足の頭ではバカバカしい考えしか浮かばなかった。

そおっと部室のドアを開けると、カーテンが閉まった室内は薄暗い。
良かった、まだ来てないのか…。
ホッと息をつくと、後ろから「おはよう。」と声がした。
三橋の心臓が跳ね上がる。百枝だ…。

おそるおそる振り返ると、百枝はすごい力で三橋を部室へ押し込んだ。
三橋は勢いで尻もちをつく。
見上げた百枝は恐ろしいほどの迫力だった。


439 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 14:51:49 ID:YmRbDQdU]
「なんでここにこうして呼ばれたか、わかるよね!」
三橋は青い顔で答える。
「オ、オレ、言いません。誰に、も。」
百枝はニコッと笑うと、自分も畳に座った。
目線が同じになる。見下ろされていた時よりもなぜか怖い。
「まぁ、あなたなら言わないでしょうね。でも、私の立場って難しいの。
ほんの些細なことでも、全てを失ってしまうのよ。」

確かにそうだ。
野球部員が問題を起こしたって、責められるのは監督だ。
まして百枝は女監督。何か起きた場合、批判は普通の監督の比ではないだろう。
「オレ、ホントに。」
そこまで言うと、三橋の言葉は、百枝の唇で遮られた。

!!?
「そうね。その言葉信じたいけど。
やっぱり言葉だけの約束ってのは、頼りなくて怖いから。」
百枝はそう言うと、着ていたカットソーをガバッと脱いだ。
黒のブラジャーに包まれた大きな胸が揺れる。

「取引、しましょう。」
「と、とり。」
「秘密を守ってもらうかわりに。」

「三橋くんのその性格、変えてあげるよ。」


440 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 14:52:53 ID:YmRbDQdU]
三橋は蒼白を通り越して、白い顔で百枝を見た。
百枝はさらにスカートも脱ぐと、下着姿で向き直り、三橋の股間に触る。
それは、服の上からでも明らかにわかるほど縮こまっていた。
「失礼な子ねぇ。」
百枝はそう言うと、三橋のベルトをカチャカチャと外し、ズボンとパンツを脱がす。

「かっ、かか、監督!」
三橋は慌ててズボンを引っ張り上げる。しかし百枝の力は強い。
膝下まで一気に引き抜くと、隠そうとする三橋の手を抑える。

「フゥン?」
百枝は笑って首を傾げると、小さいままのそれを片手で握る。
三橋は恐怖で硬直した。
しかし、想像していたのと逆に、そこには優しい刺激が与えられた。
「はっ…?」
三橋の口から声が出る。
「かん、とく。何を…。」

百枝の指が、ゆっくり優しくペニスをしごく。
ものの数秒で、それは完全に勃起した。
小柄な体に対して、それはかなり大きかった。
「あらら、すごいのねぇ!三橋くんたら、ここはこんなに男らしいんだ?」


441 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 14:54:05 ID:YmRbDQdU]
百枝はそう言うと、大きくなったそれをぱくんと口に咥えた。
「!!!」
温かくぬめった口内の感触に、三橋は声が出なかった。
百枝はペニスを咥え、上目で三橋を見る。
柔らかい舌を絡めながら、濡れた赤い唇で笑う。
「監督!やめ、やめて、おっ、オレ!」
出ちゃう!
三橋は百枝の頭を掴んで引き離そうとしたが間に合わず、口内に大量の精液を放出した。

「はぁっ…。」

どくん、どくんと、脈打つペニスに合わせて、三橋の体が震える。
顔を紅潮させ、全てを百枝の口に吐き出すと、今度は一気に青ざめた。
オ、オレ、なんてことを…。

百枝は何も言わずに顔を上げると、ニッと笑って三橋にキスをした。
温かい舌が三橋の唇を割って侵入すると、次いで精液が注ぎ込まれた。
「んぶっ。」

三橋のシャツの胸に、ボタボタと精液がこぼれる。
突然のことに、三橋は言葉もなく、思わず涙が出てしまった。
「どう?三橋くんの味だよ。」
唇から垂れる精液を、ペロリと舌で舐めながら百枝は言う。

442 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 14:55:19 ID:YmRbDQdU]
「いつもだったらイライラする気の弱さも、今日は可愛く見えるわ。
だって、こんなに素敵なもの持ってるんだもんね。
教えてあげる。女はギャップに弱いんだよ。
三橋くんみたいなメソメソした男らしくない子が、こんなおっきいの隠してたら、
大抵の女はびっくりして、それからきっと喜ぶよ。」

そう言うと、三橋のシャツのボタンをひとつずつ外し始めた。
薄い胸をした少年の体。
百枝がもう1度キスをすると、三橋は目を閉じてそれに応えた。
口の中に、ぬるぬるの百枝の舌が入り込むと、自分の精液の味がする。
体を支えていた両腕の力が抜けて、肘がカクンと曲がる。

「可愛いよ、三橋くん。」
百枝はそう言って、三橋を畳に押し倒す。
馬乗りになった百枝は、腕を自分の背に回し、ブラジャーのホックを外す。
窮屈な布から解放された乳房が、目の前でたぷんと波打った。
うわ…。
生で見る百枝の大きな胸の迫力に、三橋は言葉を失った。

百枝が三橋の手を取り、自らの胸に導く。
三橋の手は緊張からか冷たくなっていた。

443 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 14:56:19 ID:YmRbDQdU]
「三橋くんの好きにしてごらん。」
百枝は自分の手を下に降ろす。

オレの、好きに…?
三橋が指に力を込めると、冷たい指が柔らかい肉の中に埋もれる。
むにゅむにゅと自分の手で形を変える、2つの大きな膨らみ。
人差し指と中指の間に、まだ柔らかいままの乳首が触れる。
そっと指で撫でると、きゅっと硬くなる。
三橋は思わず唇を寄せた。

「うん…っ。」
百枝の小さなうめきに、驚いて顔を離す。
「ごっ、ごめんなさい。」
怯え顔の三橋に、百枝は優しくキスをする。
長い髪がサラサラと三橋の顔をくすぐった。

「ね、覚えといてね。気持ちいいと、声が出ちゃうんだよ。
嫌がってるわけじゃないの。」
気持ちいいと…。
緊張して鈍くなった頭で考える。
監督は、オレに触られて、気持ちいいんだ。

三橋の手が百枝の胸に再び触れる。
その手はもう冷たくはなかった。


444 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 14:57:21 ID:YmRbDQdU]
「さぁ、どうしようか?」
上から百枝が見下ろして言う。
三橋は両手をおずおずと百枝の尻に添えた。
「監督の、が、見たい…。です。」

百枝は笑うと、三橋の腕を引っ張って起こす。
2人は対面座位の形で向き合った。
三橋がショーツに手を掛けると、百枝はそっと腰を浮かす。
長い足を曲げて、下着を足首から抜くのを手伝う。
膝頭に手を添え、ゆっくりと左右に押し広げていくと、艶めいた陰毛が見えた。

足を広げた百枝の体に圧倒され、三橋は身震いした。
三橋は手を伸ばすと、そっと指で彼女の秘密の場所に触れる。
そこはすでにしっとりと潤っていた。
指で左右に広げると、小さく音をたてて開いた肉が糸を引いた。
「ね、舐めて…。」
百枝に促され、三橋はそこに顔を近付ける。


445 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 15:14:09 ID:YmRbDQdU]
初めて見る女性器に、三橋は戸惑った。
なんだ、これ。どうすれば…。
三橋がモタモタしていると、そこに百枝の指が降りてくる。
中指でそっと撫でると、ぴちゃ、と音がして、透明な蜜液が溢れ出してきた。

「ここが気持ちいいんだよ。」
1番上にある小さな突起。
百枝が上に向かって皮膚を引っ張ると、包皮が剥けてピンク色した中身が飛び出した。
濡れた指で、蜜液を塗りつけるように撫でると、心なしか膨らんだように見える。

「三橋くんのコレと一緒。」
伸ばした右足で、三橋のペニスをくすぐる。
「どうしたらいいか、わかるよね?」
三橋は百枝の顔を見上げたあと、秘裂に視線を戻すと、小さく出した舌を押し付けた。

さっき、自分がされて気持ちよかったこと。
舌全体を使って舐めあげ、唇で挟んで吸う。
「は…ん。気持ちいいよ、三橋くん…。」
静かな部室に、百枝の喘ぎと、卑猥な水音が響いた。




446 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 15:15:16 ID:YmRbDQdU]
「おいで。」
仰向けになった百枝の足の間に、三橋は膝をついて入り込む。
集中し始めた三橋の表情から、完全に怯えが消えた。
いつもは幼く頼りない三橋も、この時ばかりは男に見える。
ふふ、悪くない。
百枝は背中にぞくぞくするような疼きを感じた。

温かいぬかるみに、三橋のそれが挿入される。
「うあ、あったかい…。」
百枝は三橋の腰を掴んで引き寄せると、奥までずぶずぶと飲み込んでゆく。
「んふっ、三橋くん、男の顔になってきたよ。…んっ、はぁ、おっきぃ…。」

三橋は温かな膣内の感触に、体がブルブルと震えた。
き、気持ちいい…。
上半身を起こして、ずっと三橋の表情を見ていた百枝が、体を後ろへ倒す。
長い黒髪が畳に広がった。
「動いてみて。私を三橋くんので気持ちよくさせて…。」


447 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 15:16:09 ID:YmRbDQdU]
「う、動く…。」
三橋はぎこちなく腰を動かし始めた。
飲み込まれていたペニスが、愛液にまみれて姿を現す。
ゆっくりと繰り返すと、動きはだんだんスムーズになっていく。
「うん、いいよ、気持ちいい…。」

三橋の呼吸は徐々に荒くなり、腰を打つ音が早くなる。
「あ、いい…っ。三橋くん、もっと、擦ってぇ…。」
百枝はぎゅっと目を閉じて、消えそうな声で呟いた。
額には汗が浮き、大きな乳房は激しく揺れ、胸元が赤く染まり始めた。
ぐちゅぐちゅと粘膜の擦れ合う音は、次第に大きくなっていき、
百枝の中がきゅ、きゅ、と吸い付くように小さく痙攣する。

「か、かんとく!オレ、もう、出ちゃう…!」
三橋が震えながら訴えると、百枝は薄く目を開けて三橋を見る。
頬は赤く染まり、唇は濡れて光っている。
「あん、ダメ…。まだ、まだイッちゃダメよ…。」
制止する百枝の甘い声も、もはや絶頂を迎えるためのスパイスにしかならない。
「ダメだ、出る。うわ、あ、あっ…。」
膣内に勢いよく精を放ち、三橋は汗で濡れた体で百枝を抱きしめた。


448 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 15:17:27 ID:YmRbDQdU]
「ごめんなさい…。」
三橋は両手をついて謝った。
百枝は不思議な顔で三橋を見る。
「何が?」

「だ、だって、オレ…。な、中に。」
出しちゃったから…。
最後は聞こえないほどの小さい声で三橋が言う。
「あはは、大丈夫よ。そこは普段からちゃんとしてるから。もし出来ちゃったりしたら、困るからね。」
あ…。そうだ、監督は志賀先生と…。
三橋は胸がずきんと痛むのを感じたが、その理由はわからなかった。

「してる時の顔、かっこよかったよ、三橋くん。」
百枝は三橋の頬に手を添えると、ちゅ、と優しくキスをする。
三橋は伏せられた百枝の長い睫毛を見つめていた。

放課後、百枝は何もなかったかのような顔で、部活に出ていた。
三橋は自然とその姿を目で追う。
時々、視線が絡んだが、百枝はいつもと同じ顔で笑った。
あまりにも普通の態度に、怖さと、よくわからない不安を感じて、胸がモヤモヤした。


449 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 15:18:26 ID:YmRbDQdU]
三橋はいつもの倍くらい疲れて帰宅し、シャワーを浴びるとベッドに倒れ込んだ。
朝の出来事を思い出すと、体がじんと熱くなる。
耳にいつまでも、百枝の声が残って消えない気がする。
百枝のことを考えると、またわけのわからないモヤモヤを感じて不安になった。

―性格、変えてあげるよ。

自分は本当に変われるのだろうか。
変われたら?
百枝は自分を認めてくれるだろうか。

三橋はベッドに潜り込んだ。
胸が締め付けられる感じは収まらず、ぎゅっと枕を抱える。
疲れた体は、不安を抱えたままあっという間に眠りに誘われて行った。

変わり、たい…。
いつの間にか、三橋は小さく寝息をたてていた。
幼い三橋は、自分の中に芽生えた感情が何なのか、まだ知らない。

450 名前:ミハモモ mailto:sage [2007/07/14(土) 15:19:37 ID:YmRbDQdU]
終わり。

451 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 15:46:27 ID:Rq/NBw4P]
いやーGJでした!恋より先にセックスを知っちゃったか三橋よw
自分も三橋はデカチンだとふんでたんだ、わろたw
そして自分の精液を飲まさせるなんて…モモカンはドSだね

452 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 17:48:16 ID:YmRbDQdU]
あ、人いたwwどもども。
自分の中の勝手なイメージだと、
デカい→花井、三橋、
ふつう→阿部、田島、叶、
なんとなくそう感じたww

453 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 18:12:30 ID:Rq/NBw4P]
わかるwなんか阿部って仮性っぽい

モモカンはシガポと絶賛不倫中なところもイイ!ね。スキモノってかんじがしたよ
ミハモモ自分も書こうとしたけど、ほんと難しい…三橋の書き方が。GJでした


454 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 19:55:17 ID:RpiIvOlp]
ミハモモ乙!
ミハは乗られる系が多いなと思ってたので頑張ってる姿に萌えますた
モモカンがエロ好きそうで良かったっす!

455 名前:小ネタにしうらーぜ mailto:sage [2007/07/14(土) 20:11:07 ID:hFS/uXOL]
GJサンクス!
突発で続きを思いついたので投下します〜。



456 名前:続小ネタにしうらーぜ mailto:sage [2007/07/14(土) 20:12:27 ID:hFS/uXOL]

その日の敗者は・・・・ミハシ。

オレはなんとか最下位にならずにすんでほっとしたが
三橋か・・・・。いろんな意味で心配だぜ・・・。
周りを見たら皆あいまいな顔で三橋を見てる。
そりゃ、心配だよなあ・・・・。

「三橋罰ゲームだ!んで、おかず回数は何回なんだ?」

でた。空気を読むことすらしねえ田島。勇者だ。
三橋はびくっと体が跳ね、決して俺らと目をあわさずきょどきょどして。
あいかわらずキモくびくつくよな〜と思ってたら
阿部が思いっきり三橋を睨んでやがる。
「おい阿部、睨むな睨むな。」
「あ、おお。」

唐突に、三橋が叫びだす。
「お、お、お、お、かずって・・・?からあげ・・とかだよね?」

こいつおかずの意味わかんねーのか!?
ウソだろ?
そうだ・・こいつ中学時代、友達いなかったんだ・・・・。
そんな知識仕入れることすら、できなかったのか・・・・。不憫すぎる。
うわ、涙がでそうだぜ。皆も目に涙を浮かべてる。

「ちっげーよ。三橋。篠岡を想像して、オナニーしたかってことだ!」
神だ。拝みたいぜ田島。
「おっおっおっ!!」
体中真っ赤になってさらにキョドリ出す三橋。さすがにオナニーはすんのか。
そりゃそうか。


457 名前:続小ネタにしうらーぜ mailto:sage [2007/07/14(土) 20:13:16 ID:hFS/uXOL]

「まあまあ、ここで発表する必要はねえよ。篠岡にいえばいーんだからよ。」
いたたまられない空気の中、締めを試みる。我ながら、鬼だ。

「今日はもう解散すんぞー。三橋3日以内にっていうことらしいから、
まあ、その・・・・がんばれ。」
「あっ・・あ・・・あの・・」
背を向けようとした俺に、泉がこずいてきた。ん?なんかいうぞ、三橋。

「お、おれ・・しのっおかさ・・んで、した・・・ことない、よ。」
「まっまじか!?ウソだろ!?」
いっけね。これじゃあおれはネタにしてるっていってるもんじゃんか。
周りの視線がいてーぜ。人一倍顔赤くしてんのは栄口か。
ああ、惚れてんのかなあ。

「だっだって・・・しのおか、さんムネ、ない、し。」
ひどすぎる三橋。実は巨乳派なのか。じゃあモモカンで抜いてんのか。
見かけによらねえな。

「え〜と、じゃあよ。篠岡には0回だっていえよ。とにかく罰ゲームはしないと
さらに恐ろしい罰ゲームがまってるからよ。」
ブンブンと首がすっぽ抜けそうな勢いで同意する三橋。
なんとかなりそうでよかったぜ。


しかし、罰ゲームはあと2日分ある・・・・。
明日明後日の練習は気合入りそうだぜ。


---終わる---


458 名前:続小ネタにしうらーぜ mailto:sage [2007/07/14(土) 20:16:27 ID:hFS/uXOL]
遅まきながらミハモモGJでした!
こってりエロかけるのうらやましいっス!

なんとなく3日分にして見たが、あと2日分がんばってみたいっッス!
目汚しスマソ!!


459 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 20:20:03 ID:Rq/NBw4P]
なんか0回っていうのも傷つくだろうなというかなんというかw
巨乳好きの三橋にワロタwwwwwwwwwwwww
なんか和んだよGJ

460 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 20:33:33 ID:e1yeIrjI]
三橋wwwww
というか阿部さん自重しろ

461 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 20:42:37 ID:YmRbDQdU]
わははww
うらーぜにはこういう明るいの似合うね!
残りの罰ゲームが楽しみww

462 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 20:50:49 ID:8HlRoxEz]
GJ!何気にヒドい三橋にワロタw

463 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 22:16:42 ID:Rq/NBw4P]
ここのスヤチヨ見たあとにアニメ見たら巣山がすんげえカッコよく見えた俺。

464 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 23:32:29 ID:8Wy1RmG0]
>>586
わかるわかるwww俺もそうだった

465 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 23:40:46 ID:R7TMNLtC]
三橋wwww自重wwww
らーぜの明るいエロ話はいいね!
だけど、なんでか阿部と花井がエロ話するとすげーエロそう。特に阿部。
他は田島が率いて結構おおっぴらに話してそう。特に9組は馴れてもう淡々と。



466 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 23:43:44 ID:AYH8a1a/]
オカズ報告されたって言われた方はどう反応すりゃいいんだろうww

467 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 23:45:42 ID:ck3MjdUl]
9組の場合、泉は冷静に突っ込み役に徹するのか、
それともノリノリでエロ談義に加わるのか…
泉はいまいちキャラが掴めんなー

468 名前:303 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:17:39 ID:BRwqkmNs]
今晩は。前スレで何回か投下しました303です。前スレではお世話になりました。

一本書き終えましたので投下にやってきました。
モモカンと三橋の話です。

それでは投下作業に入ります。

469 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 01:18:12 ID:cljoScYr]
小ネタ爆笑したwwGJ!
しのーかでは抜けないって三橋よ…阿部以上にひどいやつだな。
田島が初めてネ申に見えた。

470 名前:監督とエース1 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:19:35 ID:BRwqkmNs]
 ――三橋君のメンタル面をどうにかできないだろうか

 私、百枝まりあがこう考えるようになったのは、三橋君たちが西浦高校硬式野球部の第一期生として入部してきてそう日が
経っていないときのことだった。 

 ストライクゾーンを九分割にして投げ分けることのできる卓越した制球力。それと変化球も三種類を投げ分けると高校一年生
にしては、いや、高校生としては実に器用さも兼ね備えている。ただストレートの最速は百十キロ台ちょっとと球威には
いささか欠けると言わざるを得ないものの、十分すぎるほどに魅力的な投手だといえる。
 この能力を知ったときは胸の高鳴りを覚えたものだ。投手をやっていた人間から見れば、それは正に垂涎の的という言葉が
あてはまるものだった。
 このことから彼は稀有な存在であるといえる。

 投手の能力を語る上で球の速さを抜きにすることはできない。
 私自身も少年野球に入って野球の魅力にどっぷりとはまっていった小学生のころは、プロ野球のテレビ中継で映る百五十キロ
超の剛速球を投げ込んでいく速球派の投手に強い憧れをもった。それでも次第に気づいていったのだ。どんなに速いストレート
を投げることが可能であってもそれだけではどうしようもないということを。
 このことはプロ野球だけでなく高校野球レベルでも実証されている話だ。
 最近のピッチングマシーンは百五十キロを有に超えるスピードを容易に出すことができる。これによって事前からある程度の
準備・対策をすることが可能となる。まあ、実際に人間が投げるボールとは球質が違うのは言うまでもないが、試合が進む
につれて速球派の投手と対峙している打者たちは次第に目が慣れていきタイミングが少しずつ合っていく。そして、その投手は
相手校につかまる(もちろん、バッターに相応の技術が伴っての話だ)。
 全国大会で前評判の高い速球派の投手たちが能力を発揮することができずに敗退していくケースが多いことを例に挙げれば
わかりやすいと思う。
 
 打者を圧倒する唸りを上げるような剛速球にキリキリ舞いさせるキレのある変化球。そして正確無比のコントロール。こんな
三拍子揃った完全無欠の投手など存在しない。もしいたとしても、そんな投手になれる素質を持った子はうちのような公立の
しかも野球部を新設したばかりの無名校などに来てくれるはずなどない。
 だが、うちには三橋君が来てくれた。これは彼にも話したことなのだが、彼は将来的に百三十キロ台までスピードを上げる
ことができるはずだ。高校野球レベルまでならば、この球速で十分なのだ。この速さでも、三橋君には緩急をつけることが
できる多彩な変化球と確かなコントロールがある。
 それと彼を巧みにリードすることができる優秀な捕手の阿部君もうちに入ってくれた。

 今年がダメだとしても、三橋君が順調に育ってくれれば彼らが三年生になるころには本当に甲子園出場を狙えるチームとなる
だろう。
 ここまで三橋君ばかりを持ち上げると贔屓だと思われるかもしれない。でも、これは仕方がないことなのだ。結局のところ、
野球というスポーツは投手がしっかりしていないと話にならないからだ。

 このように私は三橋君のことを高く買っている。それでもさすがにあのウジウジオドオドしたところだけはいい顔をすること
はできない。人の性格を変えることが容易ではないということは理解している。ましてや彼の場合は、中学生時代の暗い経験
からきているものなので根深いものなのだということは想像に難くない(私は詳しくは知らないが)。それでも、投手を
やっていく上であの性格は正直向いていないと言わざるを得ない。
 このことだけが野球部を始動させてから唯一引っかかっていた。
 
野球センスに溢れる田島君や、野球の実力も一級品で主将としての人間性も光る花井君などの個性的な面々をみっちりと
三年間鍛え上げる。そうすれば、私学優勢の風潮が色濃い今の高校野球界――その例外に漏れないここ埼玉でも必ずや面白い
結果をもたらすことができるだろう。
 
 私はこの幸運を授けてくれた野球の神様に心から感謝していた。

471 名前:監督とエース2 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:20:31 ID:BRwqkmNs]
 今のところ西浦野球部は誰一人として脱落者を出すこともなく順調にきている。志賀先生の協力もあって部員たちが退屈――
飽きるような練習メニューをやらせていないというのも大きいと思う。それに先輩たち、上級生がおらず同じ学年の
気のいい人間たちだけだという環境も居心地がいいことだろう。
 そのようななかで日々着実に力をつけていく彼らを見ていると自然と目を細めてしまっていた。これが指導者冥利に尽きる
ということなのだろうかと、私は非常に充実感を得ていた。それでも心配事はあった。
 それは三橋君のことだ。
 彼の阿部君への過剰なまでの信頼。
 肯定的な捉え方をすれば二人とも打ち解けつつあり、バッテリーの信頼関係が徐々に構築されてきているということになる。
一方、ネガティブな見方をすれば三橋君は阿部君でないと能力を発揮できない困った投手ということになるだろうか。
 これでは困るのだ。
 うちの野球部は十人しかいない。野球は九人でやるスポーツなので、控えは一人だけということになる。補欠の西広君は
高校入学から野球を始めたばかりなので今の時点では戦力として数えることはできない。ということはスタメンの九人のうち
誰か一人でも欠ければ、西浦は黄色信号が点灯してしまう。
 このため西広君は比較的楽なレフトで指導して、他のメンバーには複数のポジションを守れるように練習をさせている。
それと二人目の捕手には田島君を充てるようにした。持ち前のセンスを発揮してくれており、彼もそう遠くないうちに捕手が
板につくまでになるだろうと思う。
 一番の最悪のケースが阿部君の離脱だ。三橋君は阿部君のリードだからこそ自分は投げることができていると考えている。
確かに阿部君の存在はうちのチームで占めるウエイトの割合は大きい。阿部君が抜ければうちは手詰まりとなってしまう可能性
が濃厚であるといえるだろう。

 ――阿部君が受けてくれないとまともに投げられません

 これでは困るのだ。このことは私のなかでとても大きな頭痛の種として居座るようになっていた。もうじき梅雨に入り
夏の大会の組み合わせ抽選会も迫ってくる。
 だが、それでも私は未だに具体的な解決策を見出すことはできていなかった。

472 名前:監督とエース3 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:22:01 ID:BRwqkmNs]
 午前からのバイトを終えて家に帰ってくるとシャワーを浴びて汗を流しサッパリとしていた。昼食の後に自分の部屋へと
戻ろうとしたところで、思い出したようにして弟の部屋へと寄ることとした。
 軽く室内を物色して勉強机にお目当てのものを見つけてそれを取り、ベッドへと横になっていた。何を探していたかというと
アマチュア野球の雑誌だ。私の弟は現在、大学一年生で小学生から始めた野球を今でも続けている。彼はこの雑誌を講読しており
私はそれをこっそりと今日のようにして見せてもらっていた。
 その雑誌は主に学生野球を扱っており、野球クリニックのコーナーが設けられていた。それとともに練習方法などが掲載
されており参考としていた。
 「――なるほど」
 今月号は残念ながらお目当ての練習方法は載っていなかったものの、十分魅力的な記事があった。甲子園常連校として名を
馳せている学校の監督さんのインタビューだった。

 私には西浦高校の監督を引き受ける前に指導者の経験はなかった。高校時代は軟式野球部に所属していたものの、ただの
野球好きな女子高生に過ぎなかった。卒業後に進学した短大も当然ながら野球部などはなく、二年間をなんとなく過ごした
だけであった。その後、就職先でのスケベ上司によるセクハラに頭にきてボコボコにしてやってあっという間に退職。もともと、
ただ卒業後の進路を確保しなければならないという気持ちからの就職――自分がやりたいことではなかったので、これといった
後悔はなかった。
 その後、気ままなフリーター生活を送っているなかで頂いた話が母校の監督の話で大いに心を揺さぶられるとともに
ピンときた。

 ――私がやりたいことはこれだったんだ

 学生時代にやることができなかった硬式の高校野球。叶わなかった青春時代を再び――という代償行為といえる心情から
私は引き受けていた。
 とはいうものの、公立校のそれも一度は廃部となっていた部活を復活させようというのだから予算はあまり下りるはずも
なかった。そんなわけで、ほとんどを私がアルバイトをしたお金が基本資金ということになった(顧問に就任することと
なった志賀先生も協力してくれたが)。
 それでも自分がやりたいことをやらせてもらえるチャンスをもらえたのだ。お金を用意することは苦にはならなかった。
体を動かすことが好きだったので、稼ぎのいい肉体労働系のバイトに切り替えていくことに抵抗はなかったのだが問題がひとつ
あった。
 指導者になるにあたって絶対に必要なもの。素人レベルではない、野球のより詳しい知識だ。
そのためバイトをしつつも、様々な専門書を購入もしくは借りるなどして読み耽っていった。
 ボールの扱い方は自信があったけれど、それは軟式球の話だった。そのため家で空いた時間を使って硬式球に触れて慣れる
ようにもした。監督がノックのひとつもできないようでは話にならないからだ。

 ――監督が女ぁ? ありえないでしょ

 こうなることは目に見えていたから持ち前の負けず嫌いな根性を発揮して熱心に取り組んでいった。
 この間、およそ一年余りのことであった。

473 名前:監督とエース4 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:23:11 ID:BRwqkmNs]
 「んー、勉強になったなー」
 軽く伸びをしたところで布団の下の感触に気づいた。弟も若い男だ。溜まっているものもあるだろう。
 「もうちょっと隠し場所には気を使ったほうがいいわねえ……ほらビンゴ」
 手をやって探ってみれば予想通りの代物が出てきた。写真誌ではなくマンガで胸の大きい女の子がそれを隠すこともなく
半裸状態で媚びるような視線でポーズをとっていた。こういうものはほとんど見たことがないからよくわからないのだが、
これをレジに持っていくのってかなり恥ずかしいのではないだろうか。
 壁に掛けてある時計を見れば二時過ぎだった。午後の練習は夕方五時からで私は四時前ぐらいの出発なので時間はまだ余裕だ。
 「…………」
 興味本位というか暇つぶしというか、私はなんとなくそのエロマンガを開いていた。
 
 「――意外にありそうな話よね」
 読み終えたそれを静かに閉じつつ、思わず呟いていた。
 マンガの内容は高校の野球部を舞台にしたもので、試合で打ち込まれたため自信をなくし落ち込むエースを彼に思いを寄せて
いるマネージャーの女の子が彼とエッチをして励ますというものだった。
 そういえば愛読していた高校野球のマンガでもエースとマネージャーのカップルという組み合わせは珍しくなかった。
ひとつの王道というものなのかもしれない。
 「……三橋君が女を知って男として自信がつけば、あのウジウジオドオドしたところもなくなるんじゃないかしら」
 手にしていたマンガをぶらぶらと弄びつつ、起き上がって胡坐をかく。
 「でも、千代ちゃんにこんなことさせられないわよねえ……」
 頭にうちのマネージャーである篠岡千代ちゃんを思い浮かべる。西浦野球部にとって欠くことのできない存在となった子だ。
気立てもよく、野球大好きで一生懸命にマネージャー業に励んでくれており、文句のつけようがない仕事ぶりを
見せてくれている。 
 (こんな変なことをさせるわけにはいかないよね。別に三橋君のことが嫌いではないだろうけれど……。というよりも、
 あの子達は可愛いマネージャーは皆のものとかで抜け駆け禁止の協定を結んでいるらしいし)
 今時の高校生みたいに擦れたところがない彼らのことを思うと自然と笑みを浮かべていた。私としてもこれは好都合だった。
別に恋愛禁止とかいうわけじゃない。高校生なんだから恋愛のひとつでもしたほうが健全だ。とはいっても、うちは
十人しかいないわけで、そのなかで付き合うとなればほぼ間違いなく人間関係に摩擦が生じることだろう。余計な面倒事になる
恐れがないのは正直助かる思いだった。
 とりあえず、手にしていたマンガを元の位置に戻した。
 「それなら、私が三橋君に女を教える……?」
 立ち上がって時間を確認すれば三時を少し過ぎたところで、野球雑誌を机の上へと置いて自分の部屋へと足を向けた。
 (三橋君ってあの虐めてくださいみたいな雰囲気がそそるっていうか。普通の男子高校生みたいにガツガツギラギラした
 ところがないのよね。それに女の子みたいな中性的な顔をしているし、将来は間違いなくいい男になるだろうし……)
 自室に入りタンスを開けてソックスを履き、その上にストッキングを重ね履きして練習着のズボンを穿いていく。ハイネック
のアンダーシャツをすっぽりと着たところでベルトを締めて、姿見でおかしいところがないかを確認した。
 「――ん? というか、三橋君って私の好みに当てはまっている……?」
 
 部屋を出て縁側にてのんびりと午後のお茶の時間を楽しんでいる祖母に挨拶して家を出て車庫に止めてある愛車――原付に
跨って出発した。
 頬を撫でていく風が心地よい。
 (先行投資というか、先に唾をつけとくってのもありかもしれないわね……って、何を考えているのよ、私は。
 監督が部員に手を出す――大人の女が未成年を誘惑だなんて、いかにもワイドショー受けしそうな話だってば。こんなことで
 有名になんかなりたくないし、第一、淫行で捕まりたくなんかないわよ)
 赤信号へと切り替わったため停車する。ウィンカーで進行方向に合図しながらあごへと手を当てていたところで、ヘルメット
の上から頭を軽く叩いていた。
 「こんなバカなことは考えていないで今日も練習に励まないと、ね」
 対向車に注意し二段階右折をして練習グラウンドへと急いでいった。

474 名前:監督とエース5 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:24:10 ID:BRwqkmNs]
 日曜日。かねてから計画していたとおりに練習試合を午前・午後のダブルヘッダーで組んでいた。実戦は通常の練習の何倍もの
経験を得ることができる。勝ち負けを気にしていないが、どうせなら勝利のほうがいいことは間違いない。そのため、
あの子達には言っていないが十分に勝てる相手を選んでいた。
 もっとも、一年生しかいない新設校と練習試合を組んでくれる学校なのだから相手をしてくれるだけで御の字というものだ。
感謝をしなければならない。

 午前は3対0で勝利を収めることができた。
 そして、昼食休憩をはさんで午後の試合が始まった。
 この試合中にアクシデントが起きてしまった。阿部君が走塁中に相手の内野手と交錯して足を痛めてしまったのだ。
本人は大丈夫と言ってきたが、私はそれでも彼をベンチに引っ込めた。幸い軽い足首の捻挫で済んだものの、
捻挫は甘く見ていると癖になる恐れがある。それに今はまだ無理をするような時期ではないし、
ここらで西広君に試合を経験させるのもいいだろう。そう考えて守備位置をそれぞれ変更して捕手には田島君をもってきた。
 私は重要なことをすっかり忘れてしまっていた。三橋君のことだ。
 阿部君にベンチから捕手へと配球の指示を送らせているものの、動揺を隠せていなかった。不必要に間が長くなってしまって
テンポが悪くなり守備のリズムが狂い、エラーを犯してしまう。不運な当たりも重なったので同情の余地も考えられるが、
ずるずると失点を重ねてしまう展開が頭をよぎり決断をしていた。
 午前に投げた花井君をマウンドに送り、三橋君は花井君が守っていた外野の守備位置に移した。明らかに憔悴して落ち込んだ
様子が見受けられたが、可哀想かなと思うよりも苛立たしさが上回っており特に気に留めなかった。

 結果は5対4――。薄氷の勝利というやつだった。結果的に交代が終盤の八回で助かった。これならば連投した花井君にも
大した負担とはならないだろう。
 試合後、三橋君はいつにもまして私と視線を合わせようとはしなかった。

 (これは考えていた以上に深刻だわ……)
 帰り道にて原付を運転しながら私の口からはため息が止め処なく漏れていっていた。

 お風呂を済ませて夕飯をとると普段以上の疲労を感じて早々に自室に引っ込んだ。とにかくだるくてベッドにそのまま
ダイブしていった。
 (三橋君を何とかしないと取り返しのつかないことになる……)
 頭に占める割合はうちのエースのことが圧倒的だった。あれほどまでに信頼、いや依存といったほうがいい。阿部君への
依存心が大きいものだったとは思わなかった。
 何度したかわからないため息をまたつきながら、昼間に見ていたエロマンガのことを思い出す。
 「――やるしかないわね。一回だけよ、一回だけ。あの子も口が堅いと思うからきっと大丈夫でしょ」
 そのまま心地よい眠気へと身を委ねていった。 

475 名前:監督とエース6 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:25:20 ID:BRwqkmNs]
 一夜明けた月曜日。昨日の試合後に予告していたように今日は週一のミーティングを開催していた。放課後に学校の視聴覚室を
借りて、最近の練習のことや昨日やった二試合の反省点などを話し合わせていた。
 この間、私は特に口を挟むこともなく少し離れた場所で部員全員に提出させたレポートをチェックしていた。自分のプレーの
良かったところ・悪かったところを実際に文章にして書き起こしてみるとよく頭に入る。それに、お世辞にも勉強ができる
という子は少ないから勉強の一環にもなるだろうと考えて採用したことだった。
 試合の直後に反省会を開くのもありだが、一晩時間を置くことでより深い考察をすることができる。それにゲームを終えた
直後の興奮状態でやっても実のないものになってしまう可能性もある。
 それぞれの個性が出ているレポート用紙を見つつも、話し合いの様子を耳に入れることも忘れなかった。

 「――監督。一応、終わったんですけど」
 「うん。それじゃあ、今日はこれで解散ね。寄り道なんかせずにさっさと帰るんだよ。明日からはまた練習だから、
 しっかりと休んで疲れをとっておきなさいね」
 部員全員が立ち上がっての挨拶を私はパイプ椅子に着座したままで鷹揚に返していた。ぞろぞろと出入り口に向かっていく
彼らを最後尾からこっそりとついていく三橋君に視線を向ける。

 ――そういや、今日は一度も目が合わなかったなぁ

 それだけ昨日の降板指令が応えているのだろう。私から逃げたいのだろうが、この後に話があるので帰すわけにはいかない。
 「あっ、そうそう。三橋君だけは残ってね。昨日の試合について話があるから」
 ギクッと見ているこちらが笑ってしまうほどのリアクションだった。キョドキョドと周囲に助けを求めるような顔色を
していた。
 「三橋ー、じゃーなー」
 田島君を先頭に残りの部員は脱兎のごとく駆け出していった。私が説教する――触らぬ神に祟りなしというところか。まあ、
舐められるより怖がられる存在であるほうが監督としては有益だろう。
 「さて。じゃあ三橋君、こっちにいらっしゃい」
 私の向かいの席を指差しつつ告げていた。さながら三橋君は判決を受ける直前の青ざめた被告人のようだった。



476 名前:監督とエース7 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:27:49 ID:BRwqkmNs]
 「あのさ。三橋君は投手にとって一番大事なことって何だと思う?」
 夏が近いということで日はまだまだ高く、今のところ照明をつける必要はない。
部活に励んでいる運動部の掛け声が遠くから聞こえてきていた。相も変わらず三橋君の顔色は青かった。
少し、心外だった。せっかくなるだけ優しい声音で聞いてあげたというのに。
 「……?」
 「質問を変えましょうか。三橋君は自分に足りないものって何だと思う?」
 「えっと、スピード、球威だと思い、ます」
 「それはもうわかっているよね」
 まったくなんのフォローもなくあっさりと肯定した私を見てガーンという擬音が聞こえてきそうなほどに固まってしまって
いた。
 「球速は一朝一夕ではつかないもんだよ、特にね。それこそ、寒い冬場に走りこみとウエイトの時間を徹底的に増やして
 春先に投げてみて実感するような場合がほとんどなんだから。まあ、これは置いておいて。
 私が指摘したいものはもっと根本的なことよ」
 目を伏せがちで一向に視線を合わせてこない彼に苛立ってきていた。さっと立ち上がって三橋君の顔を両手で掴み、ぐっと
上に向かせた。
 「人と話すときは相手と目を合わせる。でないと失礼よ」
 「は、はい……っ」
 「それで、何かわかる?」
 椅子に座りなおして先ほどの質問を再びした。間違えていたら叱られるとでも思っているらしく、真剣な表情で
自分なりの答えを出そうと考えている様子だった。しかし、考えても出なかったようで力なく首を左右に振ってきた。
 「……わからない、です」
 「ここよ、ここ。つまりハートね」
 ぐっと立てた親指を左胸にトントンと当てていた。
 「……?」
 「精神論になってしまうけれどさ、結局のところハートが強い――マウンド度胸が投手にとって一番大事だと思うのよ。
 どんなアクシデントにも動じない精神力、というかね」
 暗に昨日の動揺っぷりを匂わせる。
 「マウンド、度胸……?」
 「そう。入学当初に比べてマシになってきたかと思っていたのね。でも、昨日の試合を見ていてそれは間違いだったと考えが
 変わったわ。三橋君はさ、阿部君がいないと何もできない投手になってしまう。こう思っているんでしょ?」
 二、三秒ほど間が空いてコクッと頷いてきた。
 「確かに彼は優秀な捕手だと私も思う。でもね、彼が故障してしまったら三橋君の投球を受けることができなくなるでしょ?
 もうすぐしたら始まる夏の大会でも昨日のような事態を考えられることだと思うわ」
 「…………」
 「三橋君が阿部君を信頼――頼りたいという気持ちはわかるし、バッテリーは一心同体が理想的だからね。三橋君の考えを
 否定はしない。だけれど、エースがそれではダメ。捕手は関係なく、自分の力を出せるようでないといけないわ。
 三橋君が一本立ちしてでっかい柱になってくれないとうちは勝ち上がっていけないのよ……っ!」
 
 ――ドンッ!

 「……っ!?」
 いけない。少し熱くなってしまった。思わず机を力いっぱいにぶっ叩いてしまい、目の前にいる三橋君は驚いたり怯えたりと
表情をグルグルと変えている。
 こほんと軽く咳払いして体裁を取り繕い、努めて優しい笑顔を浮かべる。

477 名前:監督とエース8 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:29:05 ID:BRwqkmNs]
 ここからが本題だ。しくじることはできない。
 「ところで、三橋君は好きな女の子っているの?」
 「え……っと、いない、です」
 「そっか」
 これで第一関門はクリアだ。さすがに意中の相手いるのなら、強引にレイプまがいのような真似はしたくない。
 「それなら今までに付き合った経験はあるの?」
 さすがにストレートに童貞なの? とは聞かなかった。とても繊細な子だから傷つける、バカにするようなことを口に
するべきではない。
 ふるふると左右に首を振って否定をされる。
 そのまま立ち上がって出入り口へと歩いていき、内側から鍵を掛ける。続いて窓際のカーテンと暗幕を閉めていく。これで
外側からの日光が入らないため、かなり暗くなってしまった。そのため、照明を点して三橋君へと振り返っていた。
 「……?」
 私の行動がまったくわからないということなのだろう。きょとんとしている。自分が腰掛けていた椅子には戻らず三橋君の
もとへ――彼の膝の上に腰を下ろしていた。
 「か、カント、ク……?」
 「三橋君はさ、自分に自信が持てないんでしょ? だからピッチングが揺らぐ。影響が出てしまう」
 「…………」
 「私が自信をつけさせてあげるわ。セックスして男の子から大人の男になれば、幾分かは余裕ができてくるはずよ」
 言ってしまった。もうこれで後戻りはできない。胸の動悸が止まらない。それでも、何がなんだかわからなくてポカンと
している彼の顔を見ていると、先ほどからの緊張はいつの間にかなくなっていた。予想通りの反応を目にしたことによって
可愛いという思いがわき上がってきていた。
 「あ、あう、え……っ?」
 「大丈夫。怖がらなくても私が全部してあげるから」
 すっと三橋君の膝を離れ立ち上がって着ていた服を落としていく。今日は暑かったので薄着で来たため、脱ぐのに時間は
掛からない。Tシャツとデニムのタイトスカートを床へと落とし、身につけているものは対になっている黒のブラとショーツ
だけとなる。
 「……っ!」
 生唾を飲む音が聞こえてきた。自分ではスタイルにかなり自信があるため当然の反応よねと自惚れたりしているが、やっぱり
異性を興奮させていると思うと嬉しいものだった。
 「ふふっ」
 食い入るようにして見られている。とても熱を帯びた視線だった。かといって、まるっきりスケベな目というわけでもなく、
まるで神々しいものを見ているかのようだった。さっと股間へと目を向ければ性的興奮を感じている確かな証がそこにあった。
 ぷちっとブラのホックを外して自慢のバストを露出させる。これにも当然のように息を呑んでいるようだった。ショーツも
脱ぎ捨てて私は生まれたときの姿へとなっていた。
 「どう? なかなかのもんでしょ?」
 「は、はははは……っ、はいっ」
 
 ――やっぱり三橋君は可愛い。この子を私のものにしたい

478 名前:監督とエース9 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:30:32 ID:BRwqkmNs]
 一度っきりの情事だと昨夜誓い、今日もそう思っていたはずだった。だが、その決意は揺らいでいきそうだった。
 そのままパイプ椅子に座っている彼の足元に跪き、ベルトを外してズボンを脱がす。
 「あっ、えっと、そ、の……」
 「私が全部してあげるから、三橋君は何もしなくていいのよ」
 何か引っかかるようなことでもあるのか、どこか焦っているような声音だった。私はその初々しさに大いに刺激されて下着を
引き下ろしていた。
 「え……っ?」
 絶句していた。隆々と反り返る男性の象徴が目に飛び込んできたのだ。なんというか、桁外れのサイズだった。
 私はかなりもてていたので男性経験もそれなりにあった。その今まで見てきたものが、一体なんだったのだろうかと疑問を
覚えるほどの威容を誇っていた。

 『大人顔負け』

 この言葉が頭のなかに浮かんでいた。童貞の――未使用のものらしくそれは綺麗なピンク色であったけれど、逆にそれが
威圧感にも感じる。
 「……?」
 (というよりも、こんなのが出てくるなんて考えもしないわよ。恥ずかしがっているから包茎の皮を被ったオチ○チンとかかと
 思ったのに……これって反則じゃないの? こんなに立派なモノを持っているんだから間違いなく自信を持つべきよ。
 そういえば、合宿のときにチ○コの見せ合いだとかを銭湯でやっていたっけ。
 ギャーギャー騒いでいたのに三橋君の番になったら急に静かになっていったわね……)
 隣の女湯からでも聞こえてきていた喧騒を思い出していた。注意しようかと思ったけれど、自分たちだけの貸しきり状態
であったので何も言わずに、裸の付き合いっていうしコミュニケーションの一環として黙認したんだった。
 一緒に入っていた千代ちゃんはこれを聞いて顔を真っ赤にして視線を泳がせていた。
 
 いつの間にか無意識に三橋君の逞しいものへと舌を這わせていた。
 「えっ……あっ」
 「んんっ……ちゅ……れろ……はぁん」
 ディープスロート――喉の奥まで咥えてあげたいところだが、この太さと大きさのオチ○チンでは顎が外れるという恐怖感が
勝ってしまって無理だった。
 代わりに唾液をたっぷりとまぶしてヌルヌルにして舐めしゃぶっていく。睾丸をやわやわと優しく揉み込んで刺激し、
下からも快楽を送ることも忘れない。
 「ちゅる……ふぅん……やだ、まだ大きくなるの……?」
 この倒錯した雰囲気に酔ったせいなのか。私のアソコはおびただしい湿り気を湛えていた。床に粘り気のある愛液を
滴らせていっている。まさかフェラチオをしているだけでこんなに濡らすとは思わなかった。かなり久しぶりのセックス
なので性感には鈍感になっているはずなのに、私の身体はいやらしく火照り続けていった。
 「ん……ちゅ……ちゅる……んっ」
 さきほどの顎が外れるかもという恐怖は霧散してしまったらしい。ピクピクと苦しげに動く先端を口に含み、できるところまで
咥えていっていた。左手は濡れそぼった秘唇へとやってまさぐり、淫らな水音を奏でさせて、
残った手で棹の部分をしごいていく。
 「くぅ……っは……だ、だめ」
 「じゅるるるっ……ずちゅるる……むくちゅ……んっ」
 スパートをかけてそう経たないうちに三橋君は私の口の中で爆ぜていた。尿道口からドロドロとしたゼリーのような精液が
流れ込んでくる。気を抜けば噴き出してしまいそうだったけれど、教室を汚してはいけないと思い、
懸命になって受け止めていった。
 一分近くもかかってようやく精の放出は収まってくれた。私は口いっぱいに溜まった精液を飲み干した。
 今まで付き合った男たちにもフェラをしたことはある。でも、ザーメンを呑むことだけは頑なに拒否していた。だが、今の
自分は嫌悪感は微塵もなく、それを呑むことに躊躇はまったくなかった。
 何故だかはわからない。
 「んっ……。三橋君、オナニーはしてる? ものすっごく濃かったわよ」
 唇に垂れてきた精液を舌で舐め取りつつ、会館の余韻に浸っているらしい三橋君を見上げる。
 「あぅ、えっ、と。最近、は……練習が終わると、疲れてて、帰るとすぐ寝ちゃう、から……」
 「なるほど、どうりでね」
 見上げていた視線を戻すと一度出しても萎えることなく天井へと上向いているオチ○チンがそこにあった。
 「これなら余裕ね。もっと気持ちいいことをしましょう?」
 確認などできないが、私はとてもいやらしい淫らな顔をしているんだろうなと思っていた。


479 名前:監督とエース10 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:33:04 ID:BRwqkmNs]
 座ったままの三橋君の膝の上に跨って体に両手、両足を絡めて、肌を密着させる。ついで、興奮していて真っ赤になって
しまっている彼の顔を見て緩めると、唇を重ねていった。
 「ちゅ……っ。んっ」
 唇を合わせるキスだけでは満足できない。舌を差し入れて唇を割り開き、歯を舐めていく。息苦しくなってきた三橋君は
口を開いてきた。そこを見逃さずにさらに深く入れて彼のものを捉えて絡ませていく。
 「……ぁ」
 「ふふ……ぴちゅる……っ」
 目を大きく見開いて驚いている。その反応に気をよくし、頭を抱き寄せてお互いの舌と舌をより深く触れ合わせていった。

 「んっ……どう? 大人のキスは?」
 「…………」
 せめてなにか言葉にしての反応をもらいたかったが、言葉にできないほど気持ちのいいものだったと解釈することで
我慢することにした。
 「さあ、ここからが本番よ」
 机に置いておいたバッグからスキンを取り出して包みを破り装着を試みる。が、サイズがサイズなので付けるのに四苦八苦
してしまっていた。
 今日は安全日というやつだけれど、万が一ということもある。あれは完全に大丈夫ってことではないわけだし、さすがに
妊娠はまずい。
 ようやく付け終えてパンパンに膨れ上がっているオチ○チンはいかにも苦しいといった風情だった。
 そのままの姿勢――対面座位で交わるべく、腰を浮かして狙いを定めて落としていく。くちゅっと粘膜同士が触れ合って
生じた音がほんの僅かなはずなのにやけに大きく聞こえていた。
 「んっ……ふぅああぁ」
 久しぶりの挿入に身体が歓喜に震えていた。それも今まで経験したことのない、とてつもなく巨大なモノによって串刺しに
されつつあるのだ。まだ亀頭から少しだけしか入っていないのに、圧迫感はすさまじいものだった。
 「だ、だめっ。怖いのに……腰が、止まらないっ」
 挿入というよりも拡張されているという表現が正しいと思う。今まで届かなかったところ、膣内の本当に奥の奥まで届いて
軽い戦慄すら覚えてしまっていた。
 「はぁああ……お腹のホントに奥までいっぱいぃぃ……」
 「……っ」
 よくこれを呑み込めたものだと思う。あまり大きすぎると快感よりも痛みが強くて楽しめないらしいけれど、私の身体は
たっぷりと三橋君の分身へと愛液を浴びせかけて順応していった。
 「んっ……そろそろ動くわね?」
 ゆるゆると腰を動かしていく。大きくエラの張ったカリ首が膣のなかをごりごりとこすり上げてくる。
 「ぅあぁっ、ああっ……ふぅん……っ」
 こなれてきたところでより大胆なストロークを開始する。私たちの股間から漏れ出るいやらしい水音と苦しげにギシギシと
軋むパイプ椅子からの音が視聴覚室内に響き渡っていた。私たち二人だけしかいない空間。それにこの教室は防音設備が
しっかりとしているため、私は淫らなだらしない喘ぎを張り上げていた。

480 名前:監督とエース11 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:34:16 ID:BRwqkmNs]
 「んふっ、んっ、くふぅっあぁああっ! ダメっ、これ感じすぎちゃう……っ。み、三橋君のオチ○チン……
 わたしのアソコを……熱いぃっ!」
 気づけば彼も腰を揺り動かしてきていた。下からの突き上げに翻弄される私に追い撃ちがかかってきた。
 「ひゃあぁあんっ、乳首もだめ……そんないやらしくしゃぶっちゃだめぇ!」
 背中に両腕を回されきつく抱きしめられ、胸に顔を埋めてきた三橋君は私の両の乳首を交互に舐めてきていた。意識して
いないのだろうが、時折される甘噛みをされて身体に電流が走ったようにしてビクビクと震わせていた。
 「か、カントクっ……お、おれ、もう……っ!」
 「いい、よ……いつでも好きにしちゃっていいからぁあぁっ!」
 二人とも腰の動きが合ってきていた。よりリズミカルに深いところを抉られていって、私はもう限界だった。
 「ひ……っ!?」
 ガリッと甘噛みよりも強く乳首を噛まれたことが引き金となった。膣内が収縮――精液を欲しがり、きつく締め上げていく。
 「だめっ、いっちゃうぅぅ……っ!」
 快楽によって蕩けきった恍惚の表情を浮かべながら、いつ果てるともわからない射精を受け止めていった。
 心身ともに今までにない充足感がもたらされていた。

 荒く息を繰り返しのろのろと腰を上げて三橋君から離れる。そして、行儀悪く机に腰を下ろして呼吸を整えようとする。
 「か、カントク……」
 顔を上げて三橋君へと向ければ、驚いたことにオチ○チンはまるで硬度を失っていなかった。普通の男の子だったら何も
言わずに獣性を剥き出しにして襲い掛かってくると思う。それでも、こんなときでも自分らしさを失わずにおずおずと
顔色を窺ってくるのを見て、三橋君らしいなと苦笑していた。
 「いいわよ。今度は三橋君の好きにしなさい……」
 ヒヤリとした机の冷たい感触を感じつつ、それに背中を預けて寝そべり、彼へと股を開いていった。


481 名前:監督とエース12 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:35:26 ID:BRwqkmNs]
 夜の八時過ぎになって後始末と身支度を終えた私たちは向かい合っていた。ミーティングの終わった六時前ぐらいからだった
ので二時間近くもセックスをしていたことになる。結局、抜かずに五回連続。スキンはとっくに破れてしまって膣内出しとなり、
避妊はできなかった。反省すべきことだが、それだけ私も三橋君も情欲に溺れていたという証拠でもあった。
 ここまで犯し抜かれたと感じたのは初めてのことだった。
 他の運動部はとっくに練習を終えたらしく、辺りからは物音ひとつ聞こえてこなかった。
 「三橋君。言っておくけれど、今日のことは絶対に他言無用よ。何があってもね」
 「は、はい」
 「もし、ばれたら私は監督を辞めるどころか警察のやっかいになるでしょうし、三橋君は野球部にいられなくなるわよ」
 「え……っ」
 「だって、そうでしょ。監督とエースがこんなことになってしまった。ばれれば廃部は間違いなしよ。せっかく転校を
 してまで手に入れたエースの座と心優しいチームメイトたちを失いたくないでしょ?」
 「……っ!」
 「最悪、もう一回転校――三星学園に行くことになるんじゃないかしら。西浦にはいられないでしょうし……。
 そんなのイヤでしょ?」
 私の言葉に必死になって何度も首を縦に振ってくる。
 これが露見したら口止めと称して身体を要求してくる人間がいるかもしれない。生憎、複数の男と同時に関係を持って
好き勝手に犯される趣味はないので、必要以上に脅していた。
 「私もあなたもばれないようにする。これさえ守れれば、私の身体はずっと三橋君のものよ……」
 同じぐらいの体格の彼を抱きしめてそっと耳朶に囁いた。興奮を隠せない息遣いがはっきりと私の耳に入ってきていた。

482 名前:監督とエース13 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:36:30 ID:BRwqkmNs]
 西浦野球部にとって初めての夏の大会を迎えた。私にとってもあの子達にとっても初陣となる大会だ。
 抽選会にて初戦で昨年の優勝校である桐青高校を引き当ててしまったが、部員全員の力、そして三橋君の踏ん張りもあって
この難敵を退けることに成功していた。

 試合後の球場の外にて三橋君が疲労からダウンしてしまって眠ったと聞かされていた。阿部君と田島君に肩を貸してもらって
引っ張られて私の前に来た彼は目覚める様子はなかった。
 そっと顎へと手を這わせる。
 「……アララ、ダメだね、こりゃ」
 胸中に去来した感情によってほんの僅かに間が開いていた
 そのまま三橋君のお母さんに連れて帰ってもらうように頼む。
 残念だが今日のご褒美はお預けとしなければならなくなった。
 
 あれから幾度となく私たちは身体を重ねていた。肌を合わせるごとに三橋君は上手くなっている。繊細さ人柄を反映した
丁寧な愛撫に私は夢中になっていた。それこそ、当初の目的――男として自信をつけさせるということを忘れてしまうほどに。
 今のところ三橋君の性格に変化はない。人間の性格はそうやすやすと変わることはない。だが、これから少しずつ
変わっていくはずだ。いや、変えてみせる。
 そう遠くないうちに彼を真のエースへと成長を遂げさせてみせよう。
 
 三橋君は私のこの身体の味を覚えたのだから、これからも彼は私から離れることはできない。飽きさせない自信もある。

 車へと連れて行かれる三橋君を横目で見ながら私は雨が降りしきる曇り空を見上げていた。

 ――いや、離れることができなくなったのは私のほうね

 さっき胸に抱いた感情は愛しさだということを自覚していた。


                                              (終わり)

483 名前:303 mailto:sage [2007/07/15(日) 01:38:04 ID:BRwqkmNs]
以上で投下完了です。
読んでいただいた方、ありがとうございました。

それでは、失礼します。

484 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 02:07:48 ID:bXyvaviN]
……微妙。これに尽きる

485 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 02:07:54 ID:cljoScYr]
うわーーーGJ!!!エロ以外の描写も凄く丁寧で上手くて
読みふけてしまったよ。モモカンがとてもモモカンという感じだった。

が、ひとつだけ。
改行してくれえええ 読みにくいよ。。
せっかくのネ申作品なのに勿体無いです。



486 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 02:57:29 ID:AIiDWO5k]
三橋の巨根伝説は既に確定済なのかw
モモカン落とすとは、やるなー。


487 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 03:34:12 ID:0nPYC0jN]
こーゆーのが読みたかったんだわー
まじGJ乙です!

488 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 07:40:04 ID:RenpWBFA]
乙!
すばらしい。すばらしすぎる。 脱帽しますた。

489 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 07:53:00 ID:Y+Ay5HRi]
すごく…良かったです…

ちゅーか、すっげー面白かった! 丁寧な描写っていいな
神ありがとう! モモカン好きだー


490 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 12:00:54 ID:aZl9s0FG]
三橋巨根説に納得できない自分がいる
粗チンではないだろーけど普通サイズだろ

491 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 12:29:59 ID:jlIzt5VP]
阿部のちんこは凶悪なちんこだと思ってる。

492 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 12:34:35 ID:9hMpNTAJ]
シチュエーションに応じて萌えればなんでもいいのだ

493 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 17:49:15 ID:swAnWHQK]
なんというGJ

494 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 20:09:51 ID:3No8nC9k]
俺なんか巣山が気になるようになっちまった
巣山×チヨの話の効果は絶大だ・・・やべー巣山がかっこいー

495 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 20:23:49 ID:n3tq/cTn]
>>617
わかる。
ありゃーマジでかっこよかった。
そんな感じで、田島が超かっこいい話が読みたい。




496 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 22:02:30 ID:k9vHdaIh]
やっぱ見た目よりも中身のカッコよさが大事だよな

497 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 22:20:19 ID:gDj0KGJi]
巣山は見た目も渋くていいななんか。一重で鼻高いし醤油顔?
つーか余計なこと言わないし寡黙で野球上手いっていうのがなんかもうたまらん

498 名前:小ネ罰ゲーム実行 千代編 mailto:sage [2007/07/15(日) 23:37:57 ID:Yo5Q9RMy]

今日は、なんだか雰囲気がおかしい。
朝錬のとき皆、なんだか変だった。
練習に集中してるみたいなんだけど、
皆、私の方をちらちら見てたんだよね。なんだったんだろ?
栄口くんは熱っぽそうだったけど、熱測らせてくれなかったしなあ。

私、もしかして、皆に嫌われ・・・。
いやいや、マイナス思考はよくない。午後の練習には皆フツーになってるはず!

休み時間だったので、私はぼんやり窓の外を見ながら
考え込んでたら、いつの間にか目の前に花井くんがいた。

「あ、花井くん。どうしたの?」
「あ、あのよー。篠岡。」

顔を真っ赤にして、決して私と目線を合わせず、
ちょっと挙動不審な花井くん。

「花井くん?どっか調子悪いの?風邪でも引いた?」
マネージャーとして皆の変化には敏感にならなきゃ!
「いや! そーじゃねーんだ!体は元気だ。」
前の席に座りながら、顔を近づけてきた。なんだろう?内緒話かな?

「モモカンから、何か聞いてるか?」
手を口に添えて、そっと小声で話しかけてきた。
「聞いてるって、何を?」
「いや・・・その罰ゲームについて・・・。」
「罰ゲーム?なんのこと?」
「いやっ聞いてねーならいいんだ!」
がたっと音をさせて、花井くんは立ちあがる。
「今日、多分、三橋が篠岡になんかいってくるから、
それをそのままモモカンに伝えてくれるか?」
「三橋くんが何をいってくるの?」
意味わかんないなあ。
「いやっいやいや!あまり深く考えずに、さらっとやってくれ。
たいしたことではないんだ。ホント。とにかく頼むわ。」
花井くんはそういって、自分の席に戻っていった。
その周りには阿部くんと水谷くん。二人ともニヤニヤしてるみたい。
阿部くんは中学のときはクラスで浮いてたけど、高校入って変わったなあ。
それにしても罰ゲーム?三橋くん?何をいってくるっていうんだろう?


499 名前:小ネタ罰ゲーム実行 千代編 mailto:sage [2007/07/15(日) 23:39:33 ID:Yo5Q9RMy]

放課後、部室に向かう途中で、9組軍団とあった。
「ちーす。篠岡。」「よおっす。」「よっ・・・す」
「皆おつかれ〜。」
そのままの流れで、皆で部室に向かうことに。
泉くんが田島くんの頭を急にホールドして、なにやらコソコソ言い合ってる。
なんだろう?
「しのーか。ミハシ!!おれらちょっと用事思い出したから先行っててくれ!」
振り向いた田島くんがそういって、私が返事を言うまもなく、二人でかけていく。

「いっちゃったねえ?用事ってなんだろうえ?」
三橋くんを見ると、まっさおな顔して、プルプルしてる。
花井くんに続いて三橋くんまで調子悪いのかな?
「大丈夫?三橋くん?」
「あ、ああの、しの、おかさん。」
「なあに?」

「お、オレ! ゼロ回・・・だから。」
「へ? ゼロ回? 何が?」
「そ、それだけ!あっお、オレモちょっと用事あるから、先いってて!」
「あっ三橋くーん!?」
効果音がビュッと聞こえそうな勢いで、三橋くんも走り出してしまった。

今日は花井くんといい、三橋くんといい、何があったんだろう?
花井くんがいってたことってこのことかなあ?
じゃあ、カントクに『三橋くんはゼロ回』って伝えればいいのね。
ヘンなの。

今日はやっぱり皆変だ。


--終わる--



500 名前:小ネタ罰ゲーム実行 モモカン感想 mailto:sage [2007/07/15(日) 23:40:25 ID:Yo5Q9RMy]

ゼロ回っていうのはなんだかウソくさいけど
三橋くんだしねー。ウソである可能性は低いわよね。
三橋くん、篠岡さんをおかずにしないなんて
ピュアなのか、鈍感なのか。
しかし昨日に比べたら、皆多少はやる気が見えるけど
罰ゲームが三橋くんだったからか、やっぱりまだテンション低いわね。
なんとか夏大前のテンションに戻したいんだけどねー。

罰ゲームはあと2日か、今日は誰が負けるかしら。

楽しみね。



501 名前:小ネタ罰ゲーム実行 mailto:sage [2007/07/15(日) 23:43:03 ID:Yo5Q9RMy]
レスいただいてテラウレシス。感想もらって思いついたので書いてみました。
小ネタばっかりスマソ。

なんとなく篠岡にはピュアでいて欲しかったんだよ・・・。
ぜんっぜん通じないだろうなという妄想でした。

目汚しスマソ。


502 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 23:45:29 ID:TrSwjB38]
あははは、そっか、何の回数かは言わなくていいんだ!
よかったな、ミハシ!

503 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 00:10:29 ID:Z9rZdpK/]
ちょっと聞いてみる。

保管庫の更新はいつになるんだろうか?

504 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 00:30:56 ID:PnVIdhhN]
>阿部くんは中学のときはクラスで浮いてたけど、高校入って変わったなあ。
阿部wwwwwww

ピュアすぎるしーのかかわいいよかわいいよ

505 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 00:40:10 ID:KYk4UDEc]
阿部としのーかがクラス一緒だったとは思えないんだよな〜(パロだからいいんだけど)
だって同じクラスなのに阿部は中学一緒だって知らなかったなんて…
しのーか可哀想すぎるよ(;´Д⊂)



506 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 00:55:43 ID:rTsDoFuR]
>>626
俺も待っている
いつになるのかな
前スレすごかったってみんな言うから

507 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 01:42:29 ID:NyZex02P]
続きキテター!!
クラスで浮いてた阿部さんワロスww
次誰が負けるのか楽しみっす

508 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 03:02:09 ID:X8/+KlQt]
>630と同じく「阿部くんは中学のときはクラスで浮いてたけど」にワロタwwwww
なんか皆ピュアでかわいいね。楽しかったよー
しかし三橋はひどいなw 巨乳好きとは。
俺が女だったらゼロ回とか言われたら超傷つくしwwwww

509 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 03:05:25 ID:X8/+KlQt]
連投スマン
>>620 超同意。男から見てもカッコイイ男だよ巣山は

>>626 同じく保管庫更新待ち。前スレは後半すごく盛り上がったからなー
作業はやっていただけてるみたいだから、楽しみに待ってよう。

510 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 04:30:03 ID:4Ouyq/R9]
モモカン×千代ちゃんの百合作品募集してます

511 名前:続々小ネタ 二日目阿部 mailto:sage [2007/07/16(月) 22:57:10 ID:0n5JW4Gt]

カントクの考えることは恐ろしいぜ。
ま、だらけた雰囲気を締めるのにはかなりの効果だな。
罰ゲームは今日も入れてあと2回か。
オレは負けねえから関係ないが。

三橋が2連敗なんてことになったらどーすっかな。
しかし、罰ゲームの内容もあまり堪えそうにないからいいのか?
一番いいのは今日と明日と田島が負けることなんだが、
本気出した田島には誰もかなわねえからなあ。
他の奴ら、例えば、栄口なんかは憤死すんじゃねえか?
ムッツリのクセに、純情だからなあ。

「どうだった?」
篠岡と話し終わって戻ってきた花井は赤面したままだ。
そりゃ冷や汗もかくだろうな。
「モモカンから何も聞いてないってさ。三橋が負けてよかったのかな?」
「よくねーよ。もし篠岡で抜きまくりだったらあのウザイ性格がますます
ウザくなってたかもしれねーんだぜ。おっそろしいぜモモカンは。」
「意外だよな〜。三橋が篠岡に興味ないなんてさ。」
水谷がのん気にいう。


512 名前:続々小ネタ 二日目阿部 mailto:sage [2007/07/16(月) 22:58:24 ID:0n5JW4Gt]

「花井、あの封筒もってんだろ?見せてみろよ。」
「おまえ、何企んでんだよ?」
「今日の分の罰ゲームを見て、誰を最下位に仕向けるか決めようぜ。」
「ええ〜?そんなこといいのかよ!?」
うぜーな。水谷。
「水谷、ちょっとあっち行ってろ。首脳会談するからよ。」
「おいおい阿部。」
花井が慌ててとめるも、じとっと水谷を睨んでやったらすごすごと去っていった。
さて、花井を説得するか。
「考えても見ろよ。花井。昨日は三橋が最下位だったが、あれがもし沖や西広だったら?」
目を瞑って首をちょっと天にむけ、しばし考え込む花井。
「最悪・・・・部活登校拒否症になったかもな。」
「だろ?3組ズは気が弱いからな。
カントクの考えには逆らえないんだ。
事前に罰ゲーム内容を見て、被害を最小に抑えるべきだろうが。
それか、お前、モモカンに罰ゲーム取り下げてもらうように
交渉してこいよ。主将。」
「いや!!オレには無理だ!!」
真っ青になってブルブルする。ま、オレだって無理だからな。

花井が観念して差し出してきた封筒を、開けたのがばれないように
そっとゆっくり糊付けの部分を剥がしていく。

その内容は

『千代ちゃんの本命を聞き出すこと。期限は一週間。守らなかった場合は以下略☆」

「これは・・・・」
「ああ・・・・・」

「「昨日のより、きついじゃねえか。」」

花井とオレの声が、見事にハモった。


513 名前:続々小ネタ 二日目阿部 mailto:sage [2007/07/16(月) 22:59:13 ID:0n5JW4Gt]

これは・・・ここまでキツイ罰ゲームだとは・・・・。
最悪、今後の部内の人間関係が崩壊するぜ。
負けた奴が篠岡の本命だったら、即カップル成立じゃねえか。
何考えてんだモモカン。

とすると・・・・
「栄口はやべえな。そのまま告白しちまいそーだ。」
「ええ?やっぱり栄口ってそうなのか?」
「アイツって身近なオンナに惚れるタイプじゃねえ?
マネジに惚れるんであって、篠岡に惚れてるわけじゃなさそうだが。」
「阿部はひどい奴だな。」
「は?なんで。」

この罰ゲームは誰がいいか考える。考える。考える・・・・。
「花井、お前、今日負けろ。」
「ぜっっったい。いやだ!!」
「何だ、お前、篠岡好きなんだ。」
「ちげーよ!!でも、絶対いやだ。そんなこというなら、阿部、お前がやれよ。」
「いやだ。」

「テメーなあ!」
オレの当然の返答に、花井はがっくり頭をたれて、深くため息をついた。
「真面目にやればいいんだよ。ヘンなこと企むなって。そんなことするからややこしくなるんだ。
このまま見なかったことにして、練習にきちんと取り組めばいいんだよ。」
「いや、だけど。」
花井はオレの鼻先にいきなりびしっと指を突きつけた。
「あんまり、こんなこといいたくないけど、コレはキャプテン命令だ。
俺らは何も見なかった。いいな!?」
オレの反論を封じる唯一の武器だな。そりゃ。
「わかったよ。誰にもいわねーよ。」


------その日の大縄跳びは実に白熱したという-----

終わり。


514 名前:続々小ネタ 二日目阿部 mailto:sage [2007/07/16(月) 23:02:16 ID:0n5JW4Gt]

阿部はひどい奴とつぶやきながら書いたら無駄に長いorz

上に書いた、千代視点と時間軸被ってます。
アイデアが振ってきたときにばばっと書くから若干矛盾アリ
気に入らない人はスルーでヨロシク!
目汚しスマソ。




515 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 23:09:20 ID:KYk4UDEc]
やべーすげー面白いwww
阿部の口調が滅茶苦茶阿部っぽくて憑依してるなw

しのーかの本命は誰なんだ気になるじゃないか



516 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 23:10:39 ID:PoCPxeE4]
お、続きあがってる!栄口はほんと、>身近なオンナに惚れるタイプ なんだろうなw
毎回和むなぁ。飲みながら読んでて楽しくなったよw
俺の嫁、おチヨ様の本命は誰なのかすごい気になる。

517 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 23:12:09 ID:wxd0NFJt]
GJ!阿部はひどいやつだよw






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