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逆転裁判エロパロ第9法廷



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/20(金) 20:23:19 ID:g9rS8CGR]

・・・ここは逆転裁判のエロパロスレッドだ。 
SSの投下、大いに歓迎しよう。 


前スレ 
逆転裁判エロパロ第8法廷
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161958004/l50

初代スレ 
www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1035018015/ 
2スレ 
www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1049383172/ 
3スレ 
www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1064908551/ 
4スレ 
pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1079606189/ 
5スレ 
idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085756965/ 
6スレ 
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098197401/ 
7スレ
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120838794/ 

姉妹スレ 
逆転裁判のイトノコ刑事萌えスレ3 
sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1138876471/

保管庫 
iranbungei.at.infoseek.co.jp/gyakusaieroparo/ 

エロ絵掲示板 
aeneas.halfmoon.jp/gsero/ 


467 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/16(水) 18:21:22 ID:SkzeNWhO]
続きを早く…
公開プロクシ云々はここを見れば解決するかも。
ttp://homepage3.nifty.com/holly2001/bbq/proxy.html

うまく行けば今日中に書き込めるようになるはず。

468 名前:397@携帯 mailto:sage [2007/05/16(水) 18:59:39 ID:VeVRYBnE]
>>467
わざわざありがとうございます。
参照してみたところ、DSBLに載っていました。アラシタオボエハナイノデスガ
とりあえず中の人からOKが出るまで待機します。
スレ住民の方々にはご迷惑をおかけしてしまい、面目次第もございません。

469 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/16(水) 23:36:45 ID:Ujwpd4Fc]
うぉぉおーんええとこで・・・
wktkしながら待ってます。全裸で

470 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 00:04:34 ID:IDJ3X6gv]
オドロキと娘の交際を認めない(ある意味当然だが)
ナルホドパパンの陰謀だ!

471 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 01:18:23 ID:vTmpe9UG]
あのですね。
ナル×ラミノアありですか?

突然降ってきたのですが。

しかも鬼畜。


472 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 04:24:35 ID:PF8smb6l]
聞かないで落とせばいいと思うよ!
カモンカモン!

473 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 09:50:43 ID:QIq2r0Vz]
誤字で萎える前に訂正しとくと、ラミノアじゃなくてラミロアな

474 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 21:07:55 ID:WkJsr1ec]
それはやめた方がいいな

475 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 22:38:35 ID:81wmp51i]
>>468
串規制は荒らしてなくてもなる場合があるから、心配しなくていいよ。
解除できたらまた投下してくれ。
wktkして待ってる。



476 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 01:05:49 ID:a9zmsJTN]
ハミトイトノコ物語は20まででまだ未完?

477 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 12:23:20 ID:mZH9YC/m]
>471
ドンとこいよ!待ってるぜw

478 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 19:36:38 ID:TBK/9Te3]
>>476
未完

479 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 20:12:46 ID:IpMpzz5K]
>>472,473,477
週末目標で頑張ります


480 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 21:00:51 ID:zjtjl1O6]
流石に4が出たから今レスは進みが早いな。

481 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 22:12:16 ID:vT6dG4Wz]
そりゃそうだろ

482 名前:397 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:22:47 ID:pNCXwdq0]
てst。風呂敷確認君を開いた所、串規制解除されたっぽいです。
書き込めるなら、今度こそ続きを投下します。

483 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:24:43 ID:pNCXwdq0]
「よし、クリスマスパーティーの始まりだ!」
「かんぱーい!」
カチン、とグラスを突き出すと、みぬきちゃんのテンションは早くも最高潮。
シャンパンを一気で飲んでいる。
料理はいっぱい。楽しいのはこれから。
「いや、まさか肩書きが『恋人』でみぬきちゃんとクリスマスを過ごすとは思わなかったね。」
「みぬきもそう思ってます。恋人同士のクリスマス。なんだか素敵な響きじゃありませんか?」
「あはは、そうだね。」
他愛もない会話。そういうものが、こんなに愛しいものだとは思わなかった。
なんて事のない時間なのに、それが何だか得がたいものに思える。
(それもこれも、キミのおかげかな?みぬきちゃん。)
そう思って、シャンパンを煽る。わずかに火照った顔を酒精のせいにするために。

「ところで、オドロキさん。」
「ん?何?」
「これ…なんですか?」
そう言って差し出したのは、本来オレの懐にあるべき、小さな箱。
飲みかけたシャンパンを、派手に噴いた。
「ゲホ!ゴホ!ぁー、ゲフ!い、いつの間に…。」
「魔術師の手先を舐めちゃいけませんよ。で、こんなものが懐にあるって事は…みぬきと…。」
みぬきちゃんの顔が真っ赤だ。多分オレも負けてないだろう。
酒精のせいにはできないぐらい、顔が見事に茹で上がっているのが自分でもわかる。
「そ、そういう気持ちがあるのは否定できないけど、それに関してオレは倫理観というものがオレを縛っていて、
そんなもん取っ払って正直に言えば愛し合いたいというかなんというか…」
もう頭ぐるぐるで何言っているのかわかんない。
それを見ているみぬきちゃんも、言葉を反芻しているみたいだ。

484 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:25:57 ID:pNCXwdq0]
そして、しばらくもじもじした後…マントに手をかけた。
「え、ちょっと、みぬきちゃん!」
びっくりした。真っ赤な顔と相反して、心が急速にクールダウンしていく。
そんなことは意に介せず、作業は続いていく…。
「オドロキさん…私、本気ですよ。一時の感情に流されたわけじゃないですよ。」
下着姿になったみぬきは、囁くように言った。
その声は震えている。いつか、告白したときのように。
ここで止まれるほど、出来た人間じゃない。
曇天模様の空、幽かに聞こえるクリスマスソング。

そういうことには気づいたのに、オドロキは気づかぬ間にみぬきを押し倒していたし、唇を塞いでいた。
いつもの触れ合わせるだけのキスとは違う。かなり深いキスだ。
舌で唇を割り、口内を犯していく。
組み敷かれた格好のみぬきに、欲望の唾液を与える。みぬきは従順にそれを飲み干す。
上手く息継ぎができていないらしく、みぬきの顔が赤くなっていく。
それでも、オドロキは行為をやめようとはしなかった。
舌で歯列をなぞり、逃げようとするみぬきの舌を追いかけて絡ませる。
とうとう息苦しさに勝てなくなったみぬきがオドロキの胸板を押すまで、その行為は続いた。
「ぷは…はぁ…はぁ…。オドロキさん…もっと、手加減してください…。」
みぬきの瞳は潤み、焦点が合わず、なんとも言えない色気があった。
オドロキはごめん、と一言謝り軽くキスをする。
段々と、キスを落とす場所が下へ向かう。さらさらの髪を手櫛で梳かし、耳へ唇を向ける。
「ひゃん!」
耳たぶを甘噛みしてみると、みぬきの体がびくっと跳ねる。オドロキはその反応を待っていた。
(耳が弱いんだな)
オドロキの責め方に容赦はない。弱点と見抜けば、徹底的に責める。
せめて、破瓜の痛みを和らげたいから。
複雑な耳の形を舌でなぞり、耳の穴へ舌をねじ込む。
「みぬきちゃん、頭の中を舐められているみたいでしょ?気持ちいい?」
「ひっ…わかん、ない。ぁ…でも。こえが、ひぅ、出ちゃ…う」
「それが、気持ちいいって証拠だよ。」
みぬきの声がどんどん甘くなっていくのに満足して、愛撫を首筋へ。
ちゅ…ちゅ…ときつく吸い、みぬきの白い肌へ証を刻んでいく。
(キスマーク…かぁ。)
僅かな痛みと大きな喜びを感じて、みぬきの頭に段々と霞がかかっていく…。
唇が落ちる場所は段々下がっていき、とうとう控えめな胸のふくらみにたどり着いた。
「みぬきちゃん…下着、ずらすよ。」
冷静な口調に反して声色は上ずっていて、お世辞にも余裕があるとは言えなかった。
あまり慣れていない手つきで下着に手をかけ、ずらす。
ふるん、と小ぶりな胸がさらされる。

485 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:26:51 ID:pNCXwdq0]
下着をずらされ、胸が冷気にさらされると、恥ずかしさでみぬきは目の前を覆った。
だが、オドロキの手はそれを許さない。両手を使って、手を捕まえた。すぐに片手で両手首をまとめる。
いやいやするように揺れる顔に流れる涙…それを優しく吸い、好きだよと耳元で呟いた。
そして、唇を…胸の頂点に押し付けた。
「ひゃ…。」
みぬきの口から、わずかに声が漏れる。
構わずに、オドロキは唇を滑らせる。そして、桜色のそれを口に含む。
「く…ふぅ」
乳頭を舌で転がす度、みぬきは声をあげる。
だんだん淫靡さが増してくる声と、それに反した幼さの残るカラダ。
背徳感もあいまって、オドロキはもう我慢できなくなっていた。
その声が聞きたくて、自分だけのものにしたくて。
(愛しい。誰よりも。
顔を知らない両親より、オレを育てた先生より。

でも…壊したい。
彼女から、オレが永遠に消えないように…ずっと、オレを忘れないように、壊したい。)
オドロキの頭の中に、もう論理的な思考はない。あるのはただ、むき出しの本能と偽らざるココロ。
みぬきの手を放し、両手で愛撫を加える。
嬌声が漏れ、部屋に綺麗なソプラノボイスが満ちていく…。
「オドロキ、さん…。」
わずかな愛撫の隙間を突いて、みぬきが話しかける。
「抱きしめて…どこか、遠くへ行ってしまいそうなんです…。自分の体じゃないみたい…。
どこにも行かないように、ぎゅって抱きしめてください…。」
オドロキは愛撫をやめ、みぬきのカラダをきつく抱きしめる。
互いの体温、鼓動、息遣い…。全てが、一瞬だけシンクロする。
「オドロキさんの体…あったかい。ずっと、こうしていたいです…。」
「オレも、だよ…。もう、放したくない。」
「でも…オドロキさん。その…最後まで、お願いします。抱きしめたままで…。」
「それは、ちょっと辛いから…。」
これで、と体を離して、代わりに手を繋ぐ。
抱きしめているよりずっと楽だけど『繋がっている』のに違いはなかった。



486 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:27:42 ID:pNCXwdq0]
手を繋いだまま、オドロキの舌は…誰にも見せたことがない、秘密の場所に向かっていた。
「お、おどろきさん…そんなとこ、汚いです…。」
「大丈夫だよ。病気になったって…本望さ。」
ショーツの上から、少し舐める。感じるのは独特の匂いと、塩味と酸味。
鼻腔をくすぐる匂いに、オドロキは一心不乱にそこを舐める。
「あぅ…く、ふ…やぁ…。」
控えめな声に、もう驚きの声は混じっていなかった。
直接目にしたくて、オドロキは器用に口でショーツをずらした。
現れた蜜壷に、鼻をうずめる。もうそこは潤っていた。
「あっ、や、やぁ!そんなに、強くしないで!」
「ダメ。みぬきちゃん、オレは容赦しないよ…。」
緩急をつけて舐め、指で花芽をつまむ。余った手を使って、胸に愛撫を加えるのも忘れない。
そして、オドロキの指が聖域に入った瞬間。
「やぁぁぁ…何か、くるぅぅ。いや、いやぁぁぁぁっぁ」
みぬきは、人生で初めて達した。
噴き出した愛液はオドロキの口元を汚し、指を濡らした。
その指を、みぬきの前に突きつける。
「…初めてなのに、いっちゃうなんて、いやらしい子だね。」
「ひっ…ひっく…。」
ただ涙を流すだけ。オドロキは体を起こし、きつく、きつく抱きしめた。
耳元で、愛していると呟く。その言葉はみぬきの耳を通じて、乾いたココロに染み渡る。
(みぬき、愛しているなんて言われたの、初めて…。)
先ほどの涙と違う涙が、頬を濡らした。
その涙は、幼い頃からの強がりを洗う涙だったのかもしれない。
声を上げるのは恥ずかしかったが、今更恥ずかしいも何もない。
それでも声を抑えて、しゅくしゅくと静かに泣いた。

487 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:29:07 ID:pNCXwdq0]
しばらく泣いていた。一瞬だったようにも思うし、一時間にも思える。
泣き止んだみぬきの笑顔に強さが見える。
「オドロキさん、いきなり泣いちゃってごめんなさい。続き…お願いします。」
「…うん。」
名残惜しそうに体を離し、再び行為に集中する。
オドロキは、またみぬきの蜜壷に舌を向けた。
(オドロキさんに…私の、女の子を、舐めてもらった…。)
(オドロキさんの、男の人にも、してあげなきゃ、不公平だよね。)
あえぎ声を上げながら、そう思ったみぬきは手を放し、オドロキの下穿きから覗いている怒張に舌を這わせた。
期せずして、69の格好になる。
「うあ…。みぬきちゃん、それダメだよ…うっ…。」
「みぬきっかりじゃ、不公平ですよね?仕返しです。」
みぬきの口の中に広がる変な味。
初めて味わうその味を美味しくないと思っていても、みぬきの蜜壷からは新たな潤いが生まれていた。
ちゅぷ、ちゅぷという控えめな音。
初めてのせいか、時折歯が当たる。
それでも、目の前にある扇情的な光景。それとぎこちない愛撫による緩やかな快感。
オドロキは限界が近づいていた。
(ヤバい、もう、持たない。)
そう直感したオドロキは、みぬきを引き剥がした。
「…みぬきちゃん。準備はできているみたいだけど、『覚悟』はある?
『はじめて』は一度きりだよ。」
達しかけた怒張を落ち着かせるため、何よりみぬきのため、オドロキはゆっくり話した。
みぬきの答えは…言わずもがな。
「初めての相手が、オドロキさんで、私は嬉しいです。」
「わかった…。みぬきちゃん、無理なら、すぐに言ってね。」
覚悟を決めたオドロキが、怒張を宛がう。
するとみぬきのカラダに、わずかに力がこもる。やっぱり、怖いものは怖いらしい。
オドロキは、怒張を一気に進めた。

488 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:30:04 ID:pNCXwdq0]
「ひゃぁぁぁぁん!痛い!痛いです!」
みぬきの目に、一気に涙が浮かぶ。オドロキは、ただ優しく涙を吸っていた。
「ごめんね、みぬきちゃん。でも、こうしないと、余計な力が入っちゃうから…。」
みぬきを抱きしめた。
背中にみぬきの爪が食い込む。痛みを感じるが、今のみぬきよりずっと軽い痛み。
対面座位になり、唇にキスを落とす。

どれぐらい、そうしていたのかはわからない。
段々とみぬきのカラダから力が抜け、食いちぎられそうだった締め付けも、かなり心地よくなってきていた。
「オドロキさん…、もう、動いていいですよ。」
「大丈夫?」
「少し、痛いですけど…もう大丈夫です。」
対面座位のまま、ゆっくりと腰を動かす。
緩い動きだが、快感を貪るのには十分だった。
「あっ、はぁ…。」
みぬきの声にも、前戯のときのように甘いものが混じってきていた。
「みぬき、ちゃん…ごめん、もう出そう…。」
「出る…って、何が…?あは…っ」
「せ、精液。だから、離れて…。赤ちゃん、できちゃうから…。」
離れて欲しいというオドロキに対して、みぬきは足を絡めて、もっときつく抱きしめた。
「み、みぬきちゃん…?」
「オドロキさんの、赤ちゃん…欲しいです。だから、中に、下さい…。」
唐突に、みぬきが動き出す。その不意の快感に耐え切れず、オドロキが達した。
「は…ぁ。オドロキさんが、中に…きています。気持ちいい…。」
みぬきも…少し遅れて、達した。

489 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:32:08 ID:pNCXwdq0]
「……………。」
家に帰った成歩堂を待っていたものは、バカ騒ぎの後始末。
転がるシャンパンのビン。チキンの骨。生クリーム。
そして、ベッドルームの開いた扉から流れる、情事の後の匂い。
(…帰ってこなけりゃよかったかな。)
そう思う成歩堂をよそに、二人は仲むつまじく寄り添って眠っている。
「好き、です…。」
「オレも、…。」
夢の中でも愛し合いながら。

490 名前:397 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:33:50 ID:pNCXwdq0]
以上です…。エロくねえ('A`)
次はもっとエロいのを書くように気をつけます。
次に非エロの一話で、〆る予定です。もう少し、お付き合い下さい。

491 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/19(土) 14:30:24 ID:u/g7jgKT]
うおー続きktkr!!!
萌えました。GJ!

492 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/19(土) 21:27:57 ID:IZ0Zv8WN]
いやいや十分エロいってw
GJ!!!

493 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 13:29:23 ID:qdltTY12]
GJでしたーw

成歩堂×茜とか響也×茜を書きたいんだけど、互いの呼び方がいまいちわかんない。
茜:成歩堂さん、牙琉検事?
響也:成歩堂龍一 、刑事クン
成歩堂:茜君?、牙琉検事?
こんなんだっけかなぁ?;

494 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 14:25:36 ID:GnN1Vlhp]
成歩堂が茜を呼ぶときは茜ちゃんって呼び方だと思うぞ
成歩堂×茜まってる

495 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 16:19:59 ID:y0wlGg0r]
4で一番の萌えは響也×茜だったんだけど
確かに弟は茜を名前で呼ばないんだよなぁ
オドロキの事もベンゴシクン、って呼んでたっけ?



496 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 16:45:43 ID:mhqjZxLn]
オデコくんです

497 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 21:01:36 ID:Jl5JZzCO]
響也×茜でなんとか書き終わったので、今から投下します。

若干無理矢理っぽいです。

498 名前:熱視線(響也×茜) 1/4 mailto:sage [2007/05/20(日) 21:03:16 ID:Jl5JZzCO]
 茜は朝から不機嫌だった。
 今日は早朝から、鬱蒼とした雑木林の中で殺人事件の捜査だった。真夏の暑苦しい熱気に満ちた現場で、日没まで延々と地道な作業の繰り返しだ。おまけに、大好物のかりんとうも忘れて来てしまった。
 それもこれも全部、この異常な暑さのせいだ。
 時間が経つにつれ、気温が上がるにつれて、イライラが募って行く。着込んだ白衣も脱ぎたくなって来る。周りで忙しなく動き回る警官達も、噴き出す汗を拭いながらの仕事は辛そうだった。
 じっとしていても、嫌な汗が背中を伝い落ちる。
 その濡れた感触に我慢できなくなって来たが、白衣まで脱いでしまうとさすがに格好がつかない。茜はその下に着ていたベストだけ脱ぐことにした。
 汗でブラウスの薄い生地が肌にぴったり張り付いて、下着の線も浮き出てしまうが、そこまでは誰も見ていないだろう。
 昼も近くなって来た頃、遠くから黄色い歓声が聞こえて来た。賑やかな声につられて、その方向へ目をやる。
「ああ、ご苦労様」
 サングラスを掛けた牙琉響也が、いつもの格好で颯爽と現れた。警官に囲まれた彼の背後には、十中八九ガリューウェーブのファンだと思われる女の子達が、響也に熱い視線を送っているのが見える。
 …………ホントに暑苦しい。
 茜はうんざりした顔で、襟元のスカーフを取った。適当に畳んで白衣のポケットに突っ込み、一応会釈だけはする。
「刑事クン、調子はどうだい?」
 サングラスを外しながら、響也は言った。
「暑いです」
「そうだね。で、捜査の方は?」
「ぼちぼち、ってところですかねー……。詳しいことは、担当の者から聞いてください」
 ブラウスのボタンを二つほど外すと、少しだけ風が入り込んで涼しい……ような気がする。本当に今日は、この夏一番の暑さだった。ほとんど日陰ばかりの、こんな林の中でもだ。
「刑事クン、今日はかりんとうはどうしたんだい?」
「……太っちゃいますから」
「へえ、ダイエットかい? 君にはあんまり似合わないね」
 …………どうでもいいでしょ。
 茜はやる気のなさそうな態度を隠しもせず、響也から視線を外し、片手で首元を扇ぎ始めた。
「今日も機嫌悪そうだねえ」
 響也がさわやかな笑顔で言う。
「からかわないでください。こっちは一日、ずーっとこんなとこで仕事なんですから」
「大変だよね。僕も大変だけどね。……じゃあね」
 他の警官に呼ばれた響也は、言葉とは合わない軽い足取りでその場を離れて行った。
「さてと、仕事仕事」
 事件の手がかりを探すため、茜は白衣のポケットから巨大なルーペを取り出し、しゃがみ込んで地面を調べ始めた。膝をついて、舐めるように土の上を観察しながら、思う方向へずんずん移動していく。
「ん?」
 レンズの円の中に、誰かの靴が入った。
 そのままルーペを上に動かしていくと、手に書類の束とボールペンを持った響也が、真上から茜を見下ろしていた。
「げっ」
「……君さ。真面目にやってるのかい?」
 薄く笑う響也の双眸が一瞬、鋭く光る。
「や、やってます!」
 茜は慌てて、しゃがんだままくるりと方向転換した。
 響也はそれ以上何も言わなかったが、背中に強い視線を感じる。なぜか、振り向いてはいけないような気がした。
 人にぶつからないように注意しながら地面を這いつくばっていると、段々頭がふらついて来る。暑さのせいもあるのだろう。


499 名前:熱視線(響也×茜) 2/4 mailto:sage [2007/05/20(日) 21:05:16 ID:Jl5JZzCO]
「……ダメだわ。水でも飲まなきゃ、やってらんない」
 ゆっくりと立ち上がり、警官の群れから少し離れることにした。
 元より、やる気は標準以下なのだ。勝手に一人で休憩に入るのにも、気が引けるということは全く無い。
 ミネラルウォーターの入ったペットボトルを手に、雑木林の奥へと足を踏み入れる。本当は林の外に停めてあるパトカーに戻ってクーラーに当たりたかったが、響也の追っかけがまだいると思うとそちらへ向かう気にはなれなかった。
 草を掻き分けながら歩くと、すぐに人の気配が薄れてくる。
 茜は適当な所で立ち止まり、肩に掛けていたバッグを地面に下ろして白衣を脱いだ。近くに生えた枯木にもたれ掛かかりながら、ペットボトルの中の冷たい水を一気に半分ほど飲み、フタを閉めながら一息ついた。
「はああ……。やっぱり、かりんとうがないと調子出ないわね」
 遠くに現場のざわめきを聞きながら、ブラウスのボタンをもうひとつだけ開けてみた。ここなら誰もいないし、しばらく休んでから戻る時に、また元通りにすればいいだろう。
 外していたスカーフを取り出し、顔と首を扇ぐ。調子に乗ってブラウスごとばたばた扇ぐと、上半身全体に風が行き渡って気持ちいい。
「刑事クン」
 不意に間近で声がして、茜は飛び上がりそうになった。
「け、け、検事さん」
「やっぱり、サボってたね」
 斜めに生い茂る木の枝を背に、響也が腰に手を当てながら、茜を見ている。
「……ちょっと休憩してただけです。すぐ戻ります」
「しっかりやってくれよ。手抜きはナシでね」
「…………わかってまーす」
 少し厳しい口調で言われ、茜はむくれた顔になる。相手が検事とは言え、どうして年下の男にこういう態度を取られなければいけないのか。
「君って、ホントにやる気がなさそうだよね」
 響也は首をかしげて、真顔で言った。
「あたしは別に、刑事になりたくてなったワケじゃないですから」
「知ってるよ……鑑識官だっけ? 君がなりたかったのって。でも、試験に落ちたんだよね。まあ、趣味でそれっぽいことやってるみたいだけど」
「……関係ないでしょ!」
 何気ない調子で言われ、馬鹿にされたような気がして、つい怒鳴っていた。
 怒鳴ったはいいが、続く言葉が出て来ない。
「あたしのことなんか放っといてください」
 あからさまに顔を背けて、頬を膨らませる。
「別に、放っておいてもいいんだけどさ」
 ぱきん、と音がした。
 足元の小枝を踏みしめて、響也は茜に一歩近づく。
「ちょっと、注意したいことがあってね」
 茜の目の前まで来た響也は、微笑を浮かべながら、自分のはだけた鎖骨をトントンと指でつついた。
「ここ、ちょっと開きすぎじゃないのかい?」
「は……? あっ」
 茜は自分の胸元に目をやって、愕然とした。
「キャアッ!」
 ばっとブラウスの襟をかき寄せる。半分だけ中身の残っているミネラルウォーターのボトルが、地面に落ちて転がった。
「いくら暑いからってさ。現場はオジサンばっかりなんだよ。目のやり場に困るよね」
 響也はにこやかに言うと、ペットボトルを拾った。
「これ、もらっていいかな」
「ダ、ダメッ」
 ボトルを取り返そうと、手を伸ばす。響也はすい、と身軽にかわし、空いた手で茜の手首を掴んだ。
「痛っ」
 ぎり、と手首を握り締められる。その力の強さに不安を覚え、逃れようと腕を振るが響也の手は放してくれない。
「は、放して」
 響也は茜の手首を自分の方へ引っ張った。
「じゃあ、返すよ。はい」
 胸に押し付けられたペットボトルを受け止める前に、掴まれていない方の手に持っていたスカーフを奪われた。
「何すんのよ!」
 茜はペットボトルを放り投げて響也に掴み掛かるが、スカーフを口にくわえた響也の両手に、手首をまとめて押さえ込まれてしまった。
「い、痛い……っ」
 両手首を背中でねじり上げられ、茜は苦痛に顔を歪ませた。
「君、少し警戒心が足りないんじゃないか? 刑事のクセにさ」
 後ろで捕らえられた両手首に、何かが巻き付けられる。何をされているのか、見えなくてもはっきりわかる。

500 名前:熱視線(響也×茜) 3/4 mailto:sage [2007/05/20(日) 21:06:56 ID:Jl5JZzCO]
「今日はずいぶん薄着でいるよね。やっぱり暑いからかな。でもね」
 響也の声は、普段と変わらない明るく優しげな声だった。だが、茜の耳にはもうそんな風に聞こえない。
「さっきから、誘ってるようにしか見えないんだよ」
 手首を縛り上げるスカーフがきつく肌に食い込んで、どうやってもほどけそうにない。
 完全に両手の自由が奪われたことを悟った茜は、本能で恐怖を感じた。
「や、やめてよ……」
「ダメだよ、あんな風に見上げちゃ。無防備すぎる」
 響也の腕が伸びてきて、茜の体を背中から抱きすくめた。耳元に熱い息が吹き掛けられる。
「や、や……」
「最初は、ただ本当に注意してあげるだけのつもりだったんだ。他に人がいない時に、それとなくね。でも、なんだか反抗的みたいだし……気が変わったよ」
 茜はもがいた。必死で響也の腕から抜け出そうとするが、さらに強く抱き締められてしまう。
「教えてあげるよ。そんな姿でぼんやりしてるとどうなるか」
「……な……何、よ……と、年下のくせにっ」
「子供みたいなこと言わないでくれよ」
 響也は笑った。その振動が背中と首筋に伝わってきて、茜の体が震えだす。
「恐がらないで……乱暴にはしないから」
「あ……っ」
 響也の舌が茜の耳の裏を舐め上げる。茜は身をのけぞらせた。
 指輪をはめた小麦色の指が、ブラウスのボタンを一つ一つ外していく。露わになった裸の肩に、響也の唇が吸い付いた。
「んん……っ」
 茜は声を出すまいと歯を食い縛って堪えるが、背筋を走るぞくぞくとした感覚に、思わずくぐもった呻き声を漏らしてしまう。
「肌、キレイなんだね……いつも隠してるから知らなかったよ」
 囁くような甘い声に、体の奥が痺れるような感覚を覚える。
 長く伸びた髪をかき分けて、うなじから背中へ、響也は舌と唇で茜の素肌をたどる。その間にも、茜の体を捕らえる腕の力は一瞬たりともゆるまない。
 細い肩紐が滑り落ちる。胸を覆うレースも剥がされ、上半身のほとんどが蒸し暑い熱気にさらされた。
 乾いた、大きく熱い手の平が、茜の汗ばんだ胸を撫で回す。
「あっ……や、やめてったら……! なん……で、こんな……」
 思うように身動きできないもどかしさが悔しさに変わり、涙がにじんでくる。
「なんでって」
 男の荒い呼吸が、耳と首筋を火照らせる。
 響也は倒れ込みそうになる茜の体を支えながら、自分の体と向き合わせた。
「君も刑事なら、よく知ってるだろう? 夏はこういう犯罪が、増えるんだって」
 目を細めて微笑むと、響也は立ったまま、覆い被さるようにして茜の唇を奪った。
「んう、んんッ!!」
 唇の隙間から勝手に侵入してくる響也の舌が、茜の舌を絡め取ろうと激しくうごめく。抵抗しようにも、髪ごと後頭部を強く押さえられているせいで、首も動かせない。
 執拗に探る舌が、さらに深く押し込まれる。息苦しくなって、喉の奥から悲鳴を上げた。
 響也は唇を離し、茜の耳元にその唇をぴったり張り付かせた。少しかすれた、低く熱のこもった声で、茜の体の芯を揺さぶってくる。
「ねえ」
 背中に回された腕に、力が込められる。響也の服の上で音を立てて揺れていたチェーンが、茜の肌に食い込む。
「入れたい」
 足に足を絡ませ、腰に腰を押し付けてくる。
 びくん、と茜の体が硬直した。
「ダ、ダメ、ダメッッ!!」
 必死で暴れる。響也の腕が背中から腰に滑り、再び口を塞がれた。
「んんん……ッ!」
 今度はたやすく舌を奪われ、吸い上げられる。
 口の中をねっとりとかき混ぜるように攻められて、茜はもう息も絶え絶えだった。
 駄目だ。これでは本当に、食べられてしまいそうだ。
 茜の舌を放すと、響也の唇は顎をなぞり、首をなぞり、鎖骨を吸い、ゆっくりと下へ移動して行く。
「あ……あん、あっ」
 胸の先を強く吸われ、茜は身を悶えさせる。響也は茜の体の柔らかいところを唇で挟みながら、舌先でくすぐって行く。
 触れられる度に、抵抗する気力が溶けて消えてしまうようだった。
 茜が身じろぎしなくなるまで、響也は愛撫し続けた。
「……まだ、ダメなのかな」
 目を閉じてぐったりとなった茜は、何も答えられなかった。息苦しさに、肩と胸が上下に大きく動く。
 響也は無言で、茜の手首を拘束するスカーフをほどいた。茜はよろめきながら無意識に、自由になった両手を動かして、目の前の雑木にしがみつく。
「きゃあっ!」
 響也が背後から茜の体に抱きついた。後ろから手を回して、あっという間に、茜の腰のベルトとファスナーを外してしまう。

501 名前:熱視線(響也×茜) 4/4 mailto:sage [2007/05/20(日) 21:09:19 ID:Jl5JZzCO]
「あんまり大きな声を出すと、見つかるよ」
 下半身に着けているものを全て、膝まで下げられた。恥ずかしさで顔が燃え上がりそうになる。足が震える。
 耐え切れずに木の幹に爪を立てて、瞼をぎゅっと閉じた。
「あ……あっ」
 響也の指先が太腿の内側を撫で上げ、確認するように中心を探った。
「あうっ……ん!」
 ひんやりとした感触に、思わず声を上げる。すぐに指は引き抜かれ、響也の体が一旦離れた。じゃらじゃらと音がして、再び腰を掴まれる。
 後ろから響也の素肌が密着した。気温よりも低い彼の体温に、滲んでいた涙が零れる。
「あ……ん、ああっ!」
 息が止まるほどの圧迫感が、ゆっくりと体の奥へめり込んでくる。
 …………もう、本当に、逃げられない。
 今さら、そんなことを思った。
 …………いや、逃げる気なんて、本当にあったんだろうか。響也の力はもちろん茜よりずっと強かったが、それでも最初に言った通り乱暴にはしなかった。触れる手は優しかった。本気で振りほどこうと思えばできたはずだ。
 途中から、こうなることを待っていたのかもしれない。そうでなければ、もっと死に物狂いで抵抗して、お互いにひどい怪我でも負っていたかもしれない。
 認めたくない。でも…………。
「あ、ん、あうっ」
 響也の腰の動きに合わせて、押し殺そうとした声が漏れる。鈍い電流が体中に流れて、じわじわと広がって行く。
 茜はもう、考えるのをやめた。考えたって無駄だ。
 …………悪い夢を見ているだけだ、きっと。
「あっ、あっあっ」
 響也の動きが激しさを増して行く。茜にできることは、しがみついた雑木の幹から手を離さないように、意識を保つことだけだった。
 何度も何度も、強引に体の中を擦られる。気絶しそうなほど切ない感触を、茜は唇を噛み締めて堪えた。
「…………も、う……」
 荒い呼吸の下から、響也が呻く。加速する振動に、頭の中が真っ白になる。
「……ああッッ!」
 唐突に、攻め立てるような動きが止まる。体内で熱い感触が弾けて、満たされて行く。
 どくん、どくんと茜の中で繰り返し脈打ち、その度に体から力が抜けて行く。乱れた吐息が背中に掛かる。
 響也は茜の体を支えながら、慎重に腰を引いた。
「んん……っ」
 ぬるく太いものが引き抜かれていく。涙が止まらない。胸が苦しくて、まともに息をすることもできない。
 響也は自分の服を整えると、茜の白衣を拾って肩に掛けてくれた。そのまま、茜の顔に手の平を添えて、頬に口付けてくる。
「…………ごめんね」
 呟いた響也の声は、聞き間違いかと思うほど小さな声だったが、茜の耳にははっきり届いていた。
 さっきまで体を這い回っていたその指で、頬の涙を拭われる。

502 名前:熱視線(響也×茜) 5/4 mailto:sage [2007/05/20(日) 21:11:03 ID:Jl5JZzCO]
「…………」
 茜は何も答えずに、まだ震えの治まらない手をぎこちなく動かし、なんとか服を直した。
 近くに置いたままだったバッグを取り上げ、ふと思い立って中を探る。
「……どうしたんだい?」
 響也が問い掛けてくるが、茜は無視してバッグの中を探し続けた。
 薬品の入った小瓶や小物類の下に、押し込まれるようにして入っていた、刑事としての必需品。自分が実際に使うことは、まず無いだろうと思っていた。
「……そろそろ、なんとか言ってくれないかな」
 響也が困ったようにため息をついて、茜の顔を覗き込む。
「逮捕……します」
「えっ」
 不意に立ち上がり、響也の手首を掴んで手錠をはめる。響也が呆気に取られている間に、すかさずもう片方の輪を、真上にあった丈夫そうな枝に繋いだ。
「ちょ、ちょっと……おい、刑事クン! これは一体なんのマネだよ」
「お返しです。ただし、放置しますけど」
「ええっ!」
 うろたえる響也を見ながら、茜は冷たく言ってやった。
「心配いらないでしょ。姿が見えなきゃ、そのうち誰かが探しに来てくれるだろうし」
「冗談はやめてくれ!」
 響也は慌てふためき、枝に繋がれた自分の腕をぐいぐいと引っ張った。反動で、バサバサと葉が揺れる。
 その余裕の無い姿に、茜はニヤリと笑った。
「……あんまり、年上をナメないでよね」
「…………!」
 唖然とした響也の顔が、みるみる真っ赤に染まる。
「そうだわ。コレ、やっぱりあげます」
 足元に転がっていたミネラルウォーターのボトルを、響也のシャツの襟元に突っ込んだ。
「あたし、もう行きますから」
 茜はまだ赤い両目を隠すためにピンクのサングラスを掛け、響也に背を向ける。
「コラ! 待てよ!」
 悔しそうな響也の声が、追いかけて来る。茜は聞こえない振りをして、その場から離れようとした。
「……また襲ってやるからな」
 ヤケになったのか、とんでもないことを響也は口走った。ぎょっとして振り返る茜に、さらに喚く。
「今度はもう、優しくしてやらないぞ!」
「……な、な……何を……」
 返す言葉が見つからない。一瞬だけ響也と目が合って、反射的に体ごと逸らしてしまった。
「し、信じらんない」
 茜は乱暴に草を踏みつけながら、現場へ戻る道を大股に歩き出す。
 背中を焼いて貫くような響也の視線が、痛痒かった。





以上です。

ページ数間違えました。○/5です。

503 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 21:27:50 ID:C9Bwxu9i]
GJ!GJ!


504 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 23:34:43 ID:1necsaui]
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!
茜とガリュウ弟の関係は良い!
なんか茜が物凄く萌える・・・・
いや本当に萌えたよもう一回GJ!

505 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/21(月) 02:02:25 ID:FxC3sKAj]
いろいろ言いたいことはあるけど全部包み込んでGGGGGGJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!



506 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 00:04:19 ID:AI6gRU11]
いいなぁ。
旧キャラでは御剣×冥だったが新キャラでは響也×茜が禿萌えだwwwwwwwwww
超GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

507 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 11:08:03 ID:mAxKgy67]
GJ!GJ!ハラショー!
じゃじゃ馬を乗りこなせてそうで、あんがいそうでもないって関係、萌えるね〜。
なんかほのぼのした気分になったよ。

もっかい、GJ!

508 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 21:16:20 ID:7ZUOB0R+]
しかし何で茜と驚き君って組み合わせがないんだ

509 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 21:21:31 ID:scuDkU8U]
しかしなんで茜とナルホドの組み合わせがすくないんだ

510 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 21:38:54 ID:9SIF1IQm]
アカネとオドロキの事はちょっと考えてみてたり…。切ない系になりそうだけどね。
プロットが固まったら書いてみよう…。

511 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 21:48:37 ID:SH4Z49cW]
しかしなんでオドロキとまことって組み合わせがすくないんだ

512 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 23:08:15 ID:vY8lSZ6u]
>>509
同意、ナルアカ好きの俺としては肩身が狭い。
と、いうわけで一緒に広めようぜ、ここで。

513 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 00:31:59 ID:o8ZJcJKU]
無いと不平を言うよりも進んで自分で書きましょうはエロパロスレのお約束。

待ってるだけじゃ何も起きないんだぜ

514 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 01:28:53 ID:UbmouTEt]
なんかその言葉で心のともしび思い出したw

515 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 03:44:40 ID:YF7ShuZI]
俺は文才がないから神を待つのみだ。それもまたいいぜ。

だから俺は待ち続ける。たきた×みなみを。



516 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 07:11:57 ID:6rxjbvaR]
じゃあ自分は牙琉兄×まことで。

517 名前:中渡瀬久成 [2007/05/23(水) 17:17:52 ID:RAGw9Y4r]
おまえら、さっさと投下しろよw

518 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 17:21:39 ID:GaTZpf6Q]
>>512
広めたいのはやまやまだが俺は書けないし
無理して書いても挫折するだろうからどうすることもできない

519 名前:397 mailto:sage [2007/05/23(水) 17:26:07 ID:WQVqIFNA]
>>518
オレのような腕でも恥ずかしげもなく投下してるんだから心配するな。

520 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 17:27:18 ID:WQVqIFNA]
こ…コテが外れてない。オレは一体何度やれば学習するんだろう…。

521 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 17:36:33 ID:Jv6g895e]
そろそろ久しぶりに旧キャラも見てみたい
ということでミツメイ・カミチヒをよろしく
ミツメイは4設定の33歳御剣×26歳冥でもいいな

522 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 20:09:47 ID:oVselJVP]
冥のお腹が大きくなっていて御剣が身の回りの世話してたり
入り婿で御剣姓から狩魔性に変わってたりするんだろうか33歳御剣と26歳冥は

523 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 20:36:55 ID:eeuXF6My]
アカネとオドロキよろ

524 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 21:12:52 ID:d9qWp2sx]
>>522
御剣冥でも狩魔怜侍でもしっくり来るな

525 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 22:00:16 ID:hDHEVFEM]
響也×みぬきはダメですか?



526 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 22:13:19 ID:8CGSSemF]
>>519
それはほぼ俺に対するいやがらせだorz
なんかほかに広めるすべはないものか

527 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 23:24:30 ID:tXx9aFDL]
何でもいいから読んでみたいネタを書いてみな?
オレの書けるカプ&ネタの範囲内なら代理で書くぞ

528 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 23:26:54 ID:+a939FMq]
>>527
じゃあ霧人×まことでひとつ

529 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 00:57:48 ID:OaO5jrYC]
>>522
何か色々と大変そうな成歩堂を尻目に
平凡だけど幸せな家庭を築いてそうだよなその二人はw

530 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 01:23:10 ID:TZhoF/8Z]
>>527
じゃあ御剣×千尋でひとつ

531 名前:527 mailto:sage [2007/05/24(木) 01:33:59 ID:pHZNWnSo]
霧人×まこと&御剣×千尋、ね。了解した。
まぁ気長にお待ちくだされ。

これからもたまーにリク受付をしたいと思うのでよろしく。
ちなみに勝手な話で申し訳ないのだが響也×茜のリクはどうか他の職人様にお願いします。

532 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 20:14:35 ID:qDe9mBJY]
茜とオドロキって、まだ一つもないの?


533 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 21:18:09 ID:PYKWvNsq]
なんかのゲームに御剣冥夜ってキャラいなかったっけ?

534 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 21:48:59 ID:50Xjrs48]
>>533
マブラブな。
ttp://www.muvluv.com/Muvluv/c002.htm

535 名前:533 mailto:sage [2007/05/25(金) 08:35:17 ID:DpmkSKei]
>>534
thx



536 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/25(金) 08:47:40 ID:jk010Fvc]
>>534
もしこれで髪の色が黒か水色だったら御剣×冥の娘と言われても違和感ないな。
お嬢様っぽい雰囲気で服装も冥に似てるし口調は母方のおじいちゃん譲りって感じでw

537 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 00:16:53 ID:bYYY+uoA]
>>532
確かナルホド交えた3Pならあったはず

538 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 05:18:28 ID:/JpObD4a]
2Pキボンヌ

539 名前:ハミガキ×ザック mailto:sage [2007/05/26(土) 15:52:46 ID:XFTmquLv]
ザックはハミガキのちんぽだけではなく、アナルの奥底に沈んだ異物…もとい、コルクでも感じていた。
刺激はもとより、「ハミガキに内緒でぶどうジュースを挿入してしまった」という事実が、また違う刺激を与える。
ハミガキ「…なんか、一晩でだいぶユルくなった、っていう。」
ザック「…そんな訳ないだろう、…」
ハミガキ「オナニーして拡張でもしたんですか?どれだけ大きいモノを入れたんです!」
ザック「お・お前のハブラシを使っただけだ…」
ハミガキ「ワタシも記者のはしくれ、シンジツを知りたいんですよ。どうして、ぶどうジュースの香りがしたのかもね!」
ザック「…だから、昨日飲んだだけだと」
ハミガキはザックのアナルからちんぽを引き抜いた。
ザック「ど、どうして止める!」
ハミガキ「ギワクを抱えたままのセックルは嫌いだっていう。“夫婦”って隠し事はしてはいけないものでしょう?」

ザック「(“夫婦”…正太郎は、俺の事をそんな目で…!)…うッ…ううッ…」
ハミガキ「何を泣いているんですか!そんな後ろめたいことでもしたんですか!」
ザック「…すまん…。昨晩…あまりにも寂しくて、ぶどうジュースでオナニーしてしまった…。ユルいのは多分そのせいだと思…」
ハミガキはザックの体を起こし、自分のほうに寄せた。ザックの目には涙が浮かんでいる。
ハミガキ「ツラい思いをさせてすみませんね!」
ハミガキはうんうん!と笑顔で頷いた。
ハミガキ「でも、やっぱりアナルはミントの香りでないとイケません!」
ザック「…?」
ハミガキ「今のは、ミントの香りは欠かせないという意味の「いけません」とワタシが絶頂に「イケない」というのをかけた、っていう。
     やはり、これは欠かせませんね!」
ハミガキはザックをまた四つんばいにさせると、アナルからウラスジまでにょろーんとハミガキ粉を搾り出した。
ハミガキ「たとえ相手がモノであったとしても、シットしますよ!ぶどうジュースに拡張されたなんて、なんて屈辱!」
ハミガキはmyハブラシではなく、ザックの作り置きしておいたマシイ棒を使ってアナルを磨き始めた。
ザック「や…ああッ…!!らめッ!」
ハミガキ「穢れたアナルを綺麗にしてあげます!」
いつものハブラシではなく、布切れと輪ゴムが織り成す新しい刺激…ザックにとっては快感以外の何物でもなかった。
ハミガキ「いいですか!ワタシが挿入するまえにイッたらお仕置きですよ!」
“お仕置き”…ザックには十分のありがたい言葉だった。

540 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 19:59:43 ID:OyxadYyG]
>514
ラジオ番組の?

541 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 22:52:05 ID:fJaumA10]
>>540
あれ?朝6時頃ののTVじゃないっけ? 

542 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 23:55:02 ID:233fldlD]
「暗いと不平を言うよりも進んで明かりを点けましょう」ってやつか?

543 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/27(日) 02:22:16 ID:xjxQzCFo]
>>542

>>513だがそのつもりで書いんだぜ

544 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 23:55:02 ID:233fldlD]
「暗いと不平を言うよりも進んで明かりを点けましょう」ってやつか?

545 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/27(日) 02:22:16 ID:xjxQzCFo]
>>542

>>513だがそのつもりで書いんだぜ



546 名前: []
[ここ壊れてます]

547 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/29(火) 19:53:39 ID:Lwma5lg+]
実はクオリティの高い>>539に誰かツッコんでやれよwwwww
あぁん!ちがうぅぅっ!!ツッコむって、ぁ、俺にぃっ!?じゃな…ひゃぁん!!

548 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 00:15:40 ID:bZ+0wR7x]
そっちのネタはもっと相応しい板でやってkrkr

549 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 02:17:31 ID:MqsKGheW]
ナルアカマダー?

550 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 13:15:26 ID:D1PC7/mX]
成歩堂×茜は蘇るか4かで大分違うんだろうなー

551 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 14:25:09 ID:gSc8j6LJ]
成歩堂×茜。
4の設定で掻いたものを投下させていただきます。
拙い文ですが、お許しください。


552 名前:成歩堂×茜 その1 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:25:51 ID:gSc8j6LJ]
「やあ、いらっしゃい。……待ってたよ」

 ドアを開けて宝月茜を迎えてくれたその顔は、7年前と同じく優しかった。
 茜はほっとして、思わず頬が緩む。

「こんにちは成歩堂さん。だいぶ待ちましたか? ごめんなさい、ちょっと仕事が立て込んでいて……」

 本当は今日、茜は休暇を取っていた。なのに突発的に事件が起きてしまった。
 あのじゃらじゃらした検事が担当となり、何故か捜査主任として名指しされてしまった茜は、今の今まで現場で

駆けずり回っていたのだ。
 何とか同僚に頼み込み、3時間だけ、と抜け出してこれたのはいいものの。
 結果として、先約の相手だった成歩堂を待たせることとなってしまった。
『正午に、成歩堂事務所で一人で待っていて下さい』とお願いしたのは茜のほうだったのに。

「みぬきちゃんとオドロキ君は……?」
 成歩堂に事務所の中へ通された茜は、あたりをきょろきょろと見回した。
 7年前にここを訪れたときとはだいぶインテリアが変わっている。
 インテリア……というか、ガラクタというか……。とにかくモノで溢れていて、座る場所を確保するのさえなか

なか難しそうだった。
「みぬきは学校だよ。一応まだ義務教育過程だからね。オドロキ君は僕からちょっと頼みごとをしておいた。二人

とも夕方まで帰ってこないんじゃないかな」
「……そうですか」
「そうですか、って……。人払いを頼んだのは茜ちゃんのほうだろう。『一人で待ってろ』って。
 どうしたの。僕に何か用事があって、訪ねてくれたんだよね」
 そう尋ねる成歩堂の、口調や表情の奥に、茜は再び7年前の面影を感じ取った。

 アメリカから帰国してはじめて成歩堂の姿を見たときは驚いた。
 精悍だった青いスーツ姿の名残は欠片もなく、無精髭まで蓄え……。
 ニット帽に半分隠れてしまったその眼差しには、何か黒い影を宿し……。
 何よりも、左胸にあったはずの、小さいが大切な輝きが……消えていた。

 成歩堂が変わってしまった理由は、新米弁護士の王泥喜や成歩堂自身の活躍によって、程なくして判明した。
 左胸から輝きを奪い、成歩堂を変えた原因となった人物の罪は白日の下に晒されることとなった。
 その過程で、成歩堂と茜には再び、7年前のような親交が復活していた。
 
 外見は大きく変わってしまったけど、中味は変わっていない。
 そんなこと、茜には勿論解っていたが、最近になってそれを改めて実感した。
 事件が解決したせいだろうか。
 時折覗かせる、優しく包み込むような表情や仕草が、茜を安心させた。
 そして気付いたのだ。
 ―――ああ、あたしはやっぱり、成歩堂さんが好きだ。



553 名前:成歩堂×茜 その2 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:26:37 ID:gSc8j6LJ]

「今日は、お話があって来ました」
「……弁護の依頼なら、オドロキ君に……」
「違います! すっトボけないで下さい。気付いてるんでしょう、あたしが今から何を言おうとしているか」
 茜が強い口調で言いながら歩み寄ると、成歩堂は困ったような笑みを浮かべて、ニット帽ごしに頭を掻いた。

「……好きです、成歩堂さん」
 茜は言って、目の前の腕の中に飛び込んだ。
「……茜ちゃん、僕は……」
 飛び込んできた茜を軽く押し戻しながら、成歩堂が何かを言いかける。
 しかし、茜は再び、成歩堂の背中に強く腕を回した。

「解ってます。事件は片付いたばかりだし、みぬきちゃんのこととか、いろいろあるから……。
 あたしがこんなこと言っても、成歩堂さんは困るだけだってこと」
「うん……まぁね」
 抱きついたままの茜を、今度は押し戻すことなく、成歩堂は答えた。
 広く逞しい胸ごしに、茜はそれを聞いた。

「付き合ってほしいとか、そういうわけじゃないんです。ただ、言わずにいられなかっただけ。
 7年前に何があったか詳しく聞きました。
 アメリカなんかに、行かなければ良かった。何もできないけど、傍にいてずっと見ていたかった」
「もし本当に茜ちゃんがずっと傍にいてくれたら、僕は今よりもっといい奴だっただろうね」
「今でも十分、素敵です。でもあたし、7年前のことで何も力になれなかったのが悔しくて……。
 7年も一人で真実を追い求めてたなんて……知らなかったから」
「あれはもういいんだ。僕自身が自分で何とかしなきゃいけない問題だったんだよ。茜ちゃんが気に病むことはな

い。それに、事件は無事に解決したじゃないか」
「ええ。あたしが何も知らないでのほほんとしてた間に、解決しちゃうんだもの。
 オドロキ君とかみぬきちゃんとか、あのじゃらじゃらした検事まで成歩堂さんの力になったのに。
 あたしは話さえしてもらえなかった。……何か一人だけ、置いて行かれた気がして、悔しかったです」
「うん……ごめんね。巻き込みたくなかったんだ」
「何もできないかもしれないし、すごく差し出がましいんですけど、これからはもっと、成歩堂さんの力になりた

いんです。ううん、ただ、傍で見てるって事だけでも、知っててほしい。
 だから今日、こうしてあたしの気持ちをお話しました。
 あたしだけ蚊帳の外なんて嫌だったんです。いてもたってもいられなかった。
 ―――ごめんなさい、単なるワガママ、ですよね」

 一気に言葉を吐き出し、茜は大きく溜息をついた。
 成歩堂は、言いたいことをすべて伝えた茜の軽い興奮を鎮めるように、彼女の背に手を回し、そっと撫でた。
「我侭なんかじゃないよ。とても心強い。ありがとう。
 これからは何かあったら真っ先に話すよ」
「本当ですか」
 茜は埋めていた成歩堂の胸から顔を上げ、尋いた。
「うん。約束する」
 成歩堂は茜の目を見て答えた。 
 その眼差しにやはり、ちっとも変わらない彼の優しさを見つけると、茜は彼の首に腕を絡ませ、そのまま唇を寄

せた。

554 名前:成歩堂×茜 その3 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:27:35 ID:gSc8j6LJ]
「……茜ちゃん」
 唇を離すと、成歩堂の少し驚いた表情が飛び込んでくる。
「置いていかれて、悔しくて、そして寂しかった……。
 あたしの気持ちに応えて下さいとは言いません。でも……寂しかった分を埋めて欲しいんです。
 少しで、いいから」
「でも……」
「お願いです。成歩堂さんっ。今日はそのために、来たんだから」
 茜はそう言うと、一度成歩堂から離れた。
 そして、外の景色を写している窓に歩み寄ると、ブラインドを一気に降ろす。
「埋めて下さい成歩堂さん。あたしの心を」

「……そんなこと言われると、本気になっちゃうけど、いいのかな」

 成歩堂は被っていたニット帽を脱ぎ、床に投げ捨てた。
「あたしのほうこそ本気です、成歩堂さん……」
 茜も、羽織っていた白衣を脱ぎ去った。

「ん……」
 成歩堂は茜を強く引き寄せ、唇を塞いだ。
 最初は唇が絡み合うだけだったキスは次第に深くなり、やがて成歩堂のほうから差し入れられた舌が、茜のそれ

をも求めた。
「んっ……あっ」
 窒息しそうになる寸前で、微かに唇を離してはまた絡ませあった。
 それを幾度か繰り返すと、成歩堂は軽々と茜を持ち上げ、傍らのソファーへその身体を横たえる。

「ごめんね、この椅子、ちょっと固いんだけど……」
 茜を腕の中に閉じ込めたまま、成歩堂は軽く笑った。
 腕の中の茜はなんともいえない表情で成歩堂を見上げ、大丈夫、と首を振る。
「そんな顔されると、困っちゃうな……。何とか理性を保ってる状態なのに」
 茜の耳元に顔を寄せ、成歩堂はささやくように吐息を漏らした。
「やっぱり優しいですね。成歩堂さん。……他の女性にも、こんな風に?」
 茜のその言葉に、成歩堂は軽く微笑んだ。
「……今は茜ちゃんのことだけ、考えたい」
「そんな嬉しいこと……」

「さっきから必死にしがみついてるこの理性、手放していいかな?」


555 名前:成歩堂×茜 その4 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:28:26 ID:gSc8j6LJ]
 茜はコクリと頷いた。
 それが合図だった。
 再び成歩堂は茜の唇を塞ぎ、舌を絡ませる。
 一見乱暴に見える所作だったが、茜の衣服を一枚一枚丁寧に取り去る手つきはとても優しい。
 やがて成歩堂の手が、唇が。そっと茜の身体に這わされた。
「んっ……」
 敏感な部分に差し掛かると、茜の口から思わず声とも吐息ともつかないものが漏れる。
 茜は自らの発した音に気恥ずかしさを覚え、指を噛んでそれを堪えた。

「大丈夫。ここの事務所のドア、意外に頑丈だから……」
 成歩堂は茜の口元から、噛んでいた指を引き剥がした。

「僕しか聞いてない。だから声、聞かせてくれ……」

「でも、あっ……」
 茜の首筋から胸元に、成歩堂は唇を掠め、たどり着いた丘の頂上を吸う。
 空いた手は余すところなく、茜の身体を愛撫した。
「んんっ……あっ……はぁっ……」
 呼吸が荒くなり、昇りつめていく感情とともに、愛撫はゆっくりと下へ位置を変える。
 やがて、もっとも昂ぶっている部位に、成歩堂の指が滑り込んできた。
 触れられてはじめて、茜はそこが激しく濡れているのに気がついた。
「あ、んっ……やっ……」
 恥ずかしくなり、思わず成歩堂の手首を掴んで、愛撫を中断する。

「大丈夫だって言っただろう。……それともここまでで止める?」
 成歩堂がそう尋くと、茜はいやいやと首を振り、手首を掴む力が弱まった。
「ごめん、ちょっと意地悪な言い方だったね。
 ……止める、なんて僕のほうが無理だ。続けるよ」

 成歩堂の指が、再び茜の深部を探る。
 差し込まれて探られると、茜は自分自身が昇り詰めて行くのが解った。
 昇り詰めては墜ちそうになる、その寸前で成歩堂は指を引き抜き、愛撫を口付けに変える。
 絶妙なタイミングで幾度も、それは繰り返された。
 そのたびに聞こえる、淫らな水音。茜から漏れる切ない声。

 やがて十分に慣らされたそこに、成歩堂の熱い欲望がゆっくりと挿し込まれた。
「あっ……、んん……はぁっ……」
 腰の動きに合わせるように茜は内包する成歩堂を締め付けた。
「……っつ」
 今度は、きつく締められた成歩堂の口から熱い吐息が漏れる。
 次第に二人の間の空気が、張り詰めたものに変わっていった。

「あっ、あぁっ、んっ……」
 茜は成歩堂の背中に、強くしがみついた。
 同時に成歩堂も極限の高みを感じ……。
 暖かく白濁した性が、茜の内部に一気に放出された。





556 名前:成歩堂×茜 その5 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:29:56 ID:gSc8j6LJ]

 ***********************


「あれ、刑事クン。しばらく見なかったけど、用事で外出してたんだって?」
 太陽がだいぶ西に傾いた頃、事件現場には茜の姿があった。
 午前中に起こった事件の捜査はまだ続いていた。
「ごめんなさい、大変なときに抜け出して迷惑をかけました」
 茜は現場で自ら捜査をしていた牙琉響也に侘びの言葉を口にしながら、捜査用の手袋をはめた。
「用事は済んだのかい?」
「ええ、お蔭様で」
 響也は、頷く茜の顔が珍しく笑顔なのに気付いた。いつになく上機嫌だ。

「何かイイコトでもあったのかな。嬉しそうだよ」
「えっ……! やだ顔に出てる?」
 茜の頬にさっと赤みが走った。
 茜はそれを手で隠しながら大いにうろたえる。
「何だか知らないけど、刑事クンは笑っていたほうがいいよ。可愛い顔をしてるんだから仏頂面じゃ勿体無い」
 腰に手を当て、ぐっと身を乗り出し、響也は言った。
「牙琉検事はむしろ、笑わないほうがいいですよ。いつもヘラヘラして検事としての威厳が無いです」
「あはは、言うねぇ」
「では、あたしは捜査に戻ります」
 茜はぴっと敬礼すると、他の刑事のもとへ走っていった。

(あの刑事クンも、あんな嬉しそうな顔するんだなぁ)
 響也は、貴重なものを見られた余韻にしばらく浸った。

(……でも、あの笑顔の理由、ちょっと、気になる……)

 遠くで何やら液体や粉を振りまいている茜を見つめて思考する。
 いくつかの可能性が思い浮かんだ。
 しかし響也はそれを打ち消すと、自らも捜査陣の方へゆっくりと歩き始めた。 
 
(終わり)

557 名前:551-556 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:34:56 ID:gSc8j6LJ]
はぁ、イキオイで書いて投下してしまいました。

普段は自分のサイトで、もうすこしぬるいのを書いてこっそり自己満足してるんですけど
ここのまとめサイトをみてたら無性に書きたくなり、書いてしまいました。
普段は、御剣×冥と響也×茜ばかり書いてるんですが、皆さんの文章を見てたら
成×茜もいいなぁと思えてきたこのごろです……。

御剣×冥とかならもう少し書けそうなので、できたらまた投下させてください。

読んでくれた方、ありがとうございました。
お目汚し&スレ汚し、失礼いたしました。


558 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 14:35:56 ID:h9NvEU9y]
リアルタイムで見れたww

GJ!!!
最後に若干、響也→茜が入っててキュンとしたよ(●´∀`●)

559 名前:551-556 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:37:20 ID:gSc8j6LJ]
はっ、今気付いた。
改行がオカシイ部分がたくさんありますね。
ごめんなさわわわわ(ry)。

560 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 18:27:24 ID:D1PC7/mX]
GJGJGJ!!
これは良い!萌えたぜ

561 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 19:25:34 ID:27cG+X1r]
オドアカも読んでみたいな

562 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 20:25:42 ID:4pMkEqIh]
>>557
神降臨、ありがたや

563 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 21:25:04 ID:i4FLtKr8]
>>557
GJ!新たなる萌だ
響也×茜や御剣×冥も機会があれば是非

564 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 23:32:27 ID:AdthO3j2]
325 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/30(水) 23:20:03 0
のあのあエロパロに今日投下されたニットアケネって
前に祭られてた二児の子持ちのセルフウィニー婆様じょのいかぬ?
幸で検索すると赤鞭で弟アケネのショセツサイトは婆様含めて二件らけらし
婆様じゃないほうはあからさまに作風がちまうしぬ
あんかニラニラするおっおwwww


326 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/30(水) 23:28:35 O
>>325
あー、あんかぽかったぬう
小説じゃまいとこの語り口あんてヴァヴァ様っぽすお
別に普段何やってるかあんて興味ナスなおにあんでわざわざ言うんかぬ…


565 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 23:49:03 ID:KFpVb4PE]
327 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/30(水) 23:34:52 0
あのキモイ自己投影ヴァヴァ様かお
ニキーで弟のテーマの着メロ拾ったとか
堂々と2の話してるから可能性は高いぬ
れも流石にここのことは知らないのかぬう

333 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/30(水) 23:44:21 0
ポピペ厨あいえらけおヴァヴァ様も相変わらずうっこりさんだぬ
狭いザンルの小規模ケプであんな個人情報書いたら
速攻特定されるに決まってるのにぬ



566 名前:sage [2007/05/30(水) 23:57:20 ID:tn3HS/8t]
やっぱヤサグレ成歩堂は格好良いわ…。
茜とのカラミが一番好きだな。

とにかくd。

567 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 00:29:43 ID:FUYjEGJL]
↑ごめ。
慌てちまった。







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