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ヤンデレの小説を書こう!Part4



485 名前:しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA mailto:sage [2007/03/18(日) 02:05:26 ID:Ld8wUyk/]
次の日、農夫は森に行きました。すると妖精がまた老人の姿を借りて歩み寄ってきて、
「なんだって、そんなに嬉しそうな顔をしているんだい?」
と農夫に声を掛けました。
「おお妖精よ!」
思わず農夫は嘆息しました。
「どうして憂鬱な気持になれましょう?私の娘は貴方の嫁になるために、その耳を削ぎ落
としたのです。その娘が「これで妖精の嫁になれる」と歌う姿を見ていると、嬉しくなら
ざるを得ないのです」
 っと、農夫の言葉を聞くと妖精は真っ赤になって言いました。
「おお農夫よ!お心遣いは有難く、貴方の娘を頂戴しよう!!」
 それを聞くと農夫は嬉々として、家に帰りました。

 さて、農夫は家に帰りました。しかし、娘の出迎える姿はありません。
 娘はただ、農夫の吉報を信じて窓辺でずっと恋歌を口ずさんでいました。しかし、どう
やって娘は吉報を知ることが出来ましょう?農夫の帰還を示す臭いは嗅げず、農夫の嬉々
とした表情は見えず、農夫の吉報を告げる声を聞くことも出来ないからです。
 娘はただ農夫の吉報を信じて、ただひたすら恋歌を口ずさんでいました。

 次の日、農夫は妖精に娘を渡しました。

その後、この娘がどうなったかは誰にも分かりません。ただ気になるのは、娘は妖精と
式を挙げているときも、ずっと歌を口ずさんでいたことです。期待に満ち満ちた声で、式
が終わった後もずっと歌を口ずさんでいました。妖精が娘の手をとって、森に消えた時も
娘はずっと歌い続けていました。

 恐らく、娘は今も農夫の吉報を待ち続けていることでしょう。妖精に抱かれ、恋歌を
ただ口ずさみながら…。

投下終わります






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