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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合12



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/18(日) 18:09:01 ID:mec6YmQU]
1 :名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 21:47:27 ID:rFkARTbk
     _      ここは「ゼロの使い魔」「グリーングリーン」に代表される
    〃 ` ヽ    ヤマグチノボル氏の作品のエロパロを書くスレよ。
    l lf小从} l  / 荒らし、それに反応する輩はあたしの虚無で一発なんだから!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ /  ご・・・ご主人様が好きならSSを書いてみなさい!
  ((/} )犬({つ′  あと、次スレは480KBか、970レスを過ぎたら立ててね。
   / '"/_jl〉` j    立てないとお仕置きだかんね!
.  ヽ_/ノヘ.)〜′   分かったら返事するのよっ!犬!

前スレ
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合11
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合10
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合9
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合8
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合7
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合6
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合5
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合4
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合3
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合2
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【グリグリ】ヤマグチノボル総合【ゼロの使い魔】
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141803280/

まとめサイト ゼロの保管庫wiki
wikiwiki.jp/zero/


416 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/08(木) 01:28:48 ID:uPUX5pgY]
「ふああ」

窓際でルイズが居眠りから目を覚まし、伸びをする。
右手をんー、と思い切り伸ばし、小さな涙の粒が目の端に光る。
その仕草は、子猫を連想させた。
春眠、暁を覚えず。
才人の脳裏を、そんな言葉がよぎった。
ルイズはじっと見つめるそんな才人の視線に気づくと、頬を染める。

「な、何見てんのよ!」

寝起きを見られた気恥ずかしさを隠すために、ルイズは思わず怒鳴ってしまう。
そんな仕草も愛らしく、怒鳴られてもなお才人は笑顔のままだ。

「いや、欠伸するルイズ可愛いなー、って」

思わず本音が出る。
才人のその台詞にルイズの顔面が火を噴く。

「なななななな、何言って」

照れるルイズが面白くて、才人は続ける。

「ルイズ可愛いな、って言ったんだよ」

赤くなったまま俯いて、ルイズはちらりと才人の方を伺って、言った。

「ほ、ほんとう…?」
「ほんとほんと」

二人の間に流れる、妙に甘い甘い空気。
昼間だというのにそのままコトに及びそうな雰囲気を、扉が開け放たれる音が蹂躙した。

ばたんっ!

勢いよく扉を開けて現れたのは、シエスタだった。
そして彼女はなんの脈絡もなく言い放った。

「『オハナミ』行きましょう!『オハナミ』!」

417 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/08(木) 01:29:58 ID:uPUX5pgY]
荒れ狂うルイズをなんとかなだめると、話を聞く雰囲気になった。

「で、何よ『オハナミ』って!」

私とサイトのストロベリータイムを邪魔するだけの価値はあるんでしょうね、と心の中だけで突っ込みながらルイズはシエスタに尋ねる。
荒れ狂ったルイズの飛ばした枕やら机やらシーツやらを元の位置に戻しながら、シエスタはにこやかに言った。

「『オハナミ』っていうのは、タルブの春の行事なんですよ。
 って言っても、ひいおじいちゃんが植えた、『サクラ』の樹の花を囲んで宴をする、っていうものなんですけど」

そしてちらりと才人を見る。
才人は、案の定懐かしそうな顔をしていた。

「花見かあ…」

たしかにシエスタの曾祖父は才人と同じ日本人だ。
彼が望郷の念に駆られてこのハルケギニアで桜を探し出し、タルブに植えたとしてもなんの不思議もない。
それが実際行事となっていて、シエスタの故郷タルブでは、花が見ごろになると必ず催されるという。

「行きたくないですか?『オハナミ』」

シエスタのその質問は、この部屋にいる全員に投げかけられたものだったが、その主なターゲットはほかでもない才人だった。
そしてその才人は、一も二もなく頷く。

「行くよもちろん!」

そうすると、残りの一人もこうなるわけで。

「しょ、しょうがないわね、犬が行きたいっていうなら行ってあげてもいいわよ」

ミス・ヴァリエールはさそってないんですけどぉー、と心の中だけで突っ込み、シエスタは微笑んだ。

「じゃあ、早速準備しますね!」

418 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/08(木) 01:30:45 ID:uPUX5pgY]
そして、仕立てられたタルブ行きの馬車の中には。
タバサとシルフィードがすでに乗っていた。

「ちょっと、アンタがなんでここにいるのよチビっこ」

半眼で黙々と本を読み続けるタバサを睨みつけ、ルイズは言う。
タバサは本から目を離さず、応えた。

「…サイトが行くなら私も一緒に行く」

そしてぱたん、と本を閉じると。
ルイズと同じように半眼で、殺気のこもった視線を、ルイズに返す。
その視線はこう語っていた。

出先でサイトといい雰囲気になろうったって、そうは行かないんだから。

ちなみにタバサの今読んでいる本は、『素直になれない女主人 〜史上最強の執事〜 第3巻『明けの海は嫉妬に燃えて』』である。
つい弾みで執事を追い出してしまった女主人が、執事に絡んでくる女どもを見てやきもきする、というあらすじである。

「…なによ、喧嘩売ろうっての?」

今にも一触即発な雰囲気に二人をなだめたのは、当の才人だった。

「まあまあ落ち着けよ二人とも。みんなで仲良く行けばいいだろ?」
「そうなのねー。みんな仲良くすればごはんもおいしいの!きゅいきゅい」

才人の台詞に続けたシルフィードの声が、その場に満ちた闘争の気配を打ち消した。
…しょうがない、ここは。
…サイトに免じて、許してあげる…!
二人で全く同じことを考え、最後に視線で火花を飛ばし、その二人は馬車の席の対角線上に座ったのだった。

419 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/08(木) 01:31:16 ID:uPUX5pgY]
そして、一行の到着したタルブは。
なぜか、大騒ぎだった。
実家に着いたシエスタをまず襲ったのは、女王来訪の知らせ。

「えっ!?女王陛下が『オハナミ』にいらっしゃるんですかっ?」

シエスタは驚いて、自分も準備しなきゃ、と慌てて女王来訪に備える村の面々に加わった。
逆にルイズは冷静だった。

…やるわねあのわたあめ女王…!タルブの行事がサイト絡みだと踏んで、網を張ってきたか…!

ルイズは、アンリエッタがタルブの『オハナミ』が才人の世界に関連する行事だと見るや、そこに才人が来るようなら自分も出かけるように網を張ったのだと予想していた。
そうなると、このタルブは戦場と化すだろう。
才人をめぐって、血で血を洗う争いが展開されるのは目に見えていた。
そして。
ルイズの視界に、同じように顔をしかめるタバサの姿が目に入った。
…シエスタはあんなだし。姫様に対抗するためには…。
そしてルイズは、そんなタバサに近寄る。
近寄ってきたルイズに、タバサは反射的に杖を構える。
そんなタバサに、ルイズはすっ、と手を差し伸べる。

「…気に食わないけど、休戦といきましょう」

そんなルイズに、タバサは満面に不審を露にしてルイズを見つめる。
ルイズははぁ、とため息をついて、タバサに語りかける。

「アンタも聞いたでしょ?
 もうすぐここには、サイトを狙ってアンリエッタ女王陛下がやってくるわ。
 …悔しいけど、私一人の力じゃ、サイトを守りきれそうにない」

この村の状況を見るに、アンリエッタはその権力の全てを使って、才人と『オハナミ』する気だろう。
彼女の『相応の覚悟』は、王族だけあってとんでもないものだ。
タバサはその答えに納得し、その手を握り返した。

「…サイトを想うのは、私も一緒」

こうして、雪風と虚無の二人は、手を組んだのである。

420 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/08(木) 01:33:09 ID:uPUX5pgY]
シエスタはなんと、タルブの入り口で女王陛下のお出迎えをするという役目を申し付けられた。
それは、唯一肉眼で女王陛下を見た者であるという、至極真っ当な理由からだった。

「どどどど、どうしよう…!」

しかしいくら生で見たことがあるとはいえ、シエスタにとってアンリエッタは天上の人である。
才人を狙っているとはいえ、仕えるべき人であることに変わりはない。
ないのだが。

「…サイトさん独り占めしようとされたりしたら、私手ぇ出しちゃうかも」

心配事はそっちであった。
恋愛の前に全ての人々は対等となる。恋する資格に変わりはなく、愛する想いが全てを決める。
たとえ女王陛下とはいえ、才人の前では対等な女と女。
もし理不尽に権力を行使されたりしたら、サイトさんを連れて逃げよう、とシエスタは考えていた。
そうしてシエスタがタルブの入り口で待ち構えていると。
護衛の騎士を従えたトリステインの旗を閃かせた六頭立ての馬車が、村の入り口にやってきた。
間違いない。女王の馬車だ。
シエスタは深々と頭を垂れ、その一団を迎える。
すると、女王の馬車が彼女の前に止まり、その馬車の扉が開いた。
そして降りてきたのは…他でもない、アンリエッタ女王その人だった。
あまりの展開にシエスタが驚いていると。

「やっぱり!あなたシエスタさんね!」

アンリエッタはそう言って笑うと、シエスタの手をとった。
シエスタの身体が緊張に強張る。強気なことを考えてはいたものの、やはりいざ本物を目の前にすると萎縮してしまうシエスタだった。
アンリエッタはそのままシエスタを馬車の中へ引っ張っていく。

「あなたには、聞きたいことがたくさんあるんです。
 『オハナミ』のこと、タルブのこと。
 そして、サイト様のこと」

最後の一言とともにウインクし、アンリエッタはシエスタを馬車に載せてしまう。
御者はそれを確認すると馬に活を入れ、馬車を進ませる。

421 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/08(木) 01:34:30 ID:uPUX5pgY]
馬車の椅子の上で固まるシエスタに、アンリエッタは微笑む。

「ここは今、あなたと私の二人きりです。そんな硬くならなくてもよろしいですわ」

しかしそんなこと言っても。

「恋愛の前に全ての人は対等、ですもの」

その言葉に、シエスタははっとなる。

「そう、あなたも私も、サイト様を想う女同士。
 でも、今彼の傍には、ルイズがいる」

そしてアンリエッタの目がぎらりと光る。
それは、トリステインを統べる慈愛に満ちた女王の顔ではなく。
嫉妬に狂う、アンリエッタという、ただ一人の女の顔であった。
シエスタは急に、この女王に親近感が沸いてきた。

「私にできることでしたら、なんなりと」

…正直私も、そろそろミス・ヴァリエールとは決着をつけたいと思っていましたし。
そして二人は、視線を合わせる。

「…あなたとは、いいお友達になれそうですわ…」

女王アンリエッタは、そう言って手を差し出す。
シエスタはその手を、しっかりと握り返した。
ここに、女王とメイドのタッグが誕生した。

422 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/08(木) 01:36:14 ID:uPUX5pgY]
はいここまで。
今回選んでもらうのは
「どちらのタッグが才人とお花見をしたか」です。
先に10票集めたほうのみで書きます。

…にゃんかアン様がえらいアグレッシヴですがそのへんはきにしないでくれると(何

ではいっせーのでー どん!

423 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:37:31 ID:GwRfRp4b]
ルイズタバサ
まあどっちも書いてくれるんだろうけど

424 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:43:13 ID:ccU0Px/c]
アンシエスタ
まあどっちも書いてくれるんだろうけど



425 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:45:43 ID:n9GkbTxg]
アンシエだろ!

426 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:48:03 ID:0H7eyn/z]
アンシエに一票

427 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:49:05 ID:IEcudaHs]
ルイズタバサ
まあどっちも書いてくれるんだろうけど

428 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:49:10 ID:o1sXv9ZT]
ルイズ&タバサにいっぴょ―う!

429 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:50:54 ID:K2ITrDxk]
アンシエ一丁

430 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:51:12 ID:Yac6sbhs]
アンシエ〜

431 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:52:24 ID:MAq0oKTz]
アンシエに

432 名前:9-669『チクトンネ街の女王』 mailto:sage [2007/03/08(木) 01:55:39 ID:GJJ2XwSt]
アンリエッタ女王とシエス子のコンビに決まってます!

433 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 01:56:33 ID:Tylp7MCg]
アンシエだろう、常識的に考えて…

434 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 02:02:15 ID:BO/3Dnbu]
ルイズタバサに一票。



435 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 02:03:13 ID:uG//TsIy]
アンシエ!!アンシエ!!

436 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 02:08:53 ID:3nzzB/XH]
トンボとトビウオで

437 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 02:09:26 ID:pGVev2lQ]
せっかくだから俺はこのアンシエを選ぶぜ

438 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 02:13:14 ID:6U/79waV]
間に合わなかったか!?ルイズアン様の幼馴染

ってかせんたいさんが来ただけでこの活気wwwせんたいさん恐ろしい子!
昨日までのダラダラした流れが嘘のようだw

439 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 02:14:27 ID:6U/79waV]
↑って勘違いしたーorz でも意表をついてルイズアン様の幼馴染コンビは
ダメっすか??

440 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 02:16:15 ID:s+mv1v7p]
シルフィードが漁夫の利。

441 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 02:32:19 ID:n9GkbTxg]
この時点でアンシエ確定みたいだな。

442 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 03:18:39 ID:pGVev2lQ]
アンシエ決まったようなので落書きして寝る
ttp://up.rgr.jp/src/up9027.jpg

443 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 03:26:48 ID:cqAusML/]
 
「ななな、何でわたしというご主人さまがいながら、姫さまとあのメイドが犬と
『オハナミ』決定なのよ!」
 ルイズは、アンリエッタとシエスタが『オハナミ』をする事になったと聞いて愕然とした。

「ふざけないで! ふざけないで! ふざけないで!」
 ルイズは地団駄を踏んで悔しがるが、これは既に決定事項のようだった。
「一瞬でもあのメイドを信用したわたしが馬鹿だったわ。何が≪女王様に取られないように≫よ!
結局、ころころと寝返ってんじゃないの!」
 アンリエッタとシエスタの胸を張って得意気な姿が頭に浮かぶ。ことさらに胸を強調している
二人の姿が憎憎しかった。

「結局、胸? 胸なの? 乳が大きくないと『オハナミ』すら一緒にしたくないって事?」
「そんな事ないのね。これには深い事情があるの……っぎゃん!」
 慰めようとしたシルフィードのみぞおちに、八つ当たりの膝蹴りが食い込んだのはその
0.8秒後であった。シルフィードはイルククゥの姿で隣にいたことが不幸だった。
「あぅぅ……ひどいのね。物凄く痛いのね」
 涙目で抗議をするが、ルイズは意に介さない。

「わたしたち人気無い」
 ぽつりとタバサが呟く。その姿はうつむき加減で、明らかに元気が無い様子だ。幼児体型で
言うなら、タバサもルイズと同等かそれ以下である。胸を自身でぺたぺたと確認するが、凹凸の
無いのは明らかであった。

「使い魔が休養でオハナミをする……使い魔にも休養が必要だわ。それは許しましょう。でも、
春の陽気に当てられて、犬が発情した。それはいけないわ。飼い主として発情した犬が悪さを
しないようしつけるのも主人の務め。そうじゃない?」
 同意を求められたタバサは、じっとルイズを見つめる。そして暫くして、コクリと頷いた。
「なら、飼い犬が悪さをする前にしつけをしたって何の問題もないわけよ」

 ルイズが不敵に笑う。だが、目は全く笑っていない。傍らに置いてあった鞭を取ると、ギュウっと
しならせる。
「手伝う」
 その様子を黙ってみていたタバサがさっと立ち上がる。その時、隣にいたシルフィードは、
タバサの目を見て≪きゅいっっ!≫と尻餅をついた。ガタガタと震え、小さく身をすくめる。

 胸の無い二人が胸のある二人に復讐の炎を燃やす。だが、その時才人と胸のある二人はこの事を
知る良しもなかった。


>>442グッジョブ。可愛いねぇ。
という訳で遅れてルイズ&タバサに1票。だが、時既に遅し。残念です。

444 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 03:41:26 ID:dPVD7naO]
ルイズ・タバサーっと…
無駄な抵抗か

しかしここの皆様は洗濯板の良さをちっとも分かっていない!
胸なんて飾りです、偉い人にはそれg



445 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 04:13:33 ID:Fgkm1JUo]
アンシエの方がいいだろ。やっぱ飾りがあった方が・・・


まぁ結局せんたいさんはみんなの要望に応えて両方を書いてくれるさ。

446 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 04:30:31 ID:lCcwC3et]
折角だから俺は、このティフアニを選ぶぜ!!
 
と、無いものねだりしてみる。

447 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 04:40:10 ID:BcPe0fLR]
>>444
洗濯板いうな
76もあれば十分マシュマロだ





タバサは擁護のしようがないがw

448 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 04:49:50 ID:OXpx7oUh]
うぉぉーーー!!遂に遂にへんt・・・げふんげふん
せんたいさんがぁ!!GJですへんたいさん

もう結果は決まってるみたいですけど悪あがきで
テファアニが自分的にはいい!!え・・・!?今回は居ないんですか(´・ω・`)

449 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 06:14:56 ID:On7w4iNt]
ふ、やはり予想通りティフアニまで出てきたか……
ここでオレは全てに反逆!
「シエスタの祖父が見つけて持ってきた桜の森に一人迷い込んで故郷の幼馴染みと妹(誰)を幻視する」
と言ってみるぜぇ

450 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 06:27:23 ID:+Vp9Isk5]
>>446
アニシエコンビの元に酒に惹かれて来るシルフィード、そして何故か現れるテファ
バストカーニバル始まったな

451 名前:191の者 mailto:sage [2007/03/08(木) 08:09:21 ID:XNF8jpMm]
空気読めてないかもしれないけど引越便まであと1時間も無いので失礼して。
書けた分だけですが以後は374氏と似た状況になるので…。

452 名前:E慣らし mailto:sage [2007/03/08(木) 08:10:23 ID:XNF8jpMm]
『あまり気乗りはしませんが、陛下からのご依頼という形なら努力しましょう』
「お前が納得するならなんでもいいわ、好きなように建前なりなんなりお付け。
 その代わりしくじったら三ヶ月はガリア一天候の悪い地方の一番高い建物の先に括りつけてやるから覚悟おし」

覇気の薄い地下水に憤慨しつつイザベラはスキルニルの準備にかかる。
―あの夜、賊は魔法らしい魔法は直接使ってこなかった。
 メイジでないなら当然だけど、そんな平民に突破されるほどプチ・トロワの警備は緩くない。
 なら、あいつは…自らの得意系統を明かさずにそこまでやってのけられる程のメイジなのかもしれない―

そう考えるとイザベラは何故か少し嬉しかった。
利用されようとしているだけかもしれないが、それにも増して、それほどの相手が
自分を評価し、交渉に応じるか否かの選択権も寄越してくれたのである。

「随分と嬉しそうですわね、姫殿下。
 落ち込んでいるのではとのジョゼフさまのご配慮も無用だったのかしら」
「ミューズ……いくらお父様の信あつい貴女でも王族にはそれなりの礼があるんじゃない?」

思考に割って入ってきた声の主に向き直る。
相変わらず目深に被ったフードから黒髪を覗かせ不遜な気配をまとった女性が目に入る。
脇に控えた侍女は訪問者の可否を仰げず、主の不興を買ったのではないかと怯えていたが
イザベラの下がれという仕草に逃げるように扉の向うへ消えた。

「それで、今日は何の用?私はお父様から直々に賜った任務で忙しいのよ」
「私もジョゼフさま直々のおいいつけで伺ったのです。
 でなければわざわざこちらまで出向いて殿下の貴重なお時間を邪魔したりは致しませんわ」
いやみなやつ、とでもいわんばかりに睨みつけて来るイザベラを軽くいなし女は言葉を続ける。
「殿下のお役に立つものを届けよ、とのことでコレをお持ちしました」
言いながら持っていた小箱を差し出してくる。獣の牙よりも幾分青みがかった牙が数本入っている。
「地に撒けば並のガーゴイルなど比べ物にならない駒となります。
 添え付けのルーンを唱えれば差し違えてでも相手を仕留めますわ」

453 名前:E慣らし mailto:sage [2007/03/08(木) 08:11:01 ID:XNF8jpMm]
「それを使って勝ったとしても私の功績にならないんじゃない」
「あくまで保険ですわ。もし使われたとしても、彼我の力量を見定め機を逃さぬ才のうち、と
 ジョゼフさまも申されておりました」
 気に入らない相手からの助力の申し出に不満はあったが父からの配慮となれば無碍にもできない。

「いいわ、保険として預かっておく。これで貴女の顔もたつでしょ」
「ありがとうございます、ついでといってはなんですが一つ謎掛けなどさせていただきたいのですがお付き合いいただけますか?」
「なによ?」
「チェスで最も強い駒はなんでございましょう?そしてその強弱はどこで決められるのでしょう?」

 ようやく追い払えるかと思えばまだ居座るつもりらしい。半ばうんざりしつつ答える。
「クィーンとでも答えると思ったの?駒に強弱なんて無いわ、あるとすれば活きてるか死んでるか。
 それだけよ。使えない駒なんて無いのと同じよ」
「流石ですわ。ジョゼフさまも同じ事を申されていました」
 ミューズはそういい残し退室していく。
その後姿を見送りながらも内心に薄ら寒いものを感じずにはいられなかった。
父からの助力の品を届けに来た場で、わざわざする話題ではない。それは、つまり……

 ガーゴイルへの指示と配置を終えると、日没には起こすよう侍女に伝え寝所に入る。
言いつけどおりに起こされ、軽い食事を取る。使用人たちには今夜一晩は部屋から出ないように命じ
自らは庭園―今夜の舞台とする場所―が見渡せる部屋に移った。

 庭には剣、矛、ダガーを携えたガーゴイル、プチ・トロワの屋上にも弓や槍で武装した有翼のガーゴイルが控えている。
そしてプチ・トロワ正面に切り札を待機させ完成した布陣を見下ろしつつ一人呟く。
「さぁ、歓迎してあげるわ。この前のお礼も兼ねてね……そして私が認められるために」

454 名前:E慣らし mailto:sage [2007/03/08(木) 08:11:52 ID:XNF8jpMm]
『あ〜なんか向うさんもはりきってるみたいだねぇ』
「だな」
『前庭丸ごと戦場にしますっていわんばかりにガーゴイルがいるねぇ』
「いるな」
『なんか屋根のも飾りじゃない感じがするし』
「そうだな」
『それでも相棒は突っ込むんだろう?』

 背負いの大剣が相手の力の入れようを確認した上で、呆れ半分楽しみ半分に問いかけてくるが答えは決まっていた。
「当然。レディを待たせるのは紳士の流儀に反するからな」
『らしくねぇ…そんなセリフ、らしくねぇよ、ってもう着けてたのかソレ。
 じゃぁ一つだけ頼むわ』
「なんだよ?」
『あいつらの武器ふんだくって使ってもいいけど俺を忘れないでくれよ?』
「努力する」
『こういうときは普通、確約するもんだぜ…』

 抗議を聞き流し門の前へと進むと脇に控えていた一対のゴーレムが早速反応する。
だがゴーレム達は只門を開くだけで襲ってくる気配もない。
「戦場はこの先、って事か」
武装した仮面の訪問者が門をくぐり、ゴーレム達の横を過ぎ数歩といった所、背後から門扉の閉まる音がした。
振り返ると先程のゴーレム達は青白い燐光を放ちながら崩れ落ちていく。と、同時に庭園内の随所に
しつらえられたかがり火が点火されていく。
『ようやく開幕らしいぜ、相棒』
だが返事は無かった。代わりに自分を掴む手とその甲に輝くルーンを察知…できたかどうかと表現したくなるような移動の勢いがデルフを襲う。
矢、ではなく投擲槍が数本、門とサイトを分断するかのように地面に突き立っていた。
感知範囲に入ったのか近接系の武装ガーゴイルが動き始める。
「懐に入って来いってさ。あんまりわめくと舌噛むぞ!」
『俺に舌なんてねぇ!』
「そうかい!」
最後の軽口とばかりのやりとりとともに一人と一本は突風となって切り込んだ。



455 名前:E慣らし mailto:sage [2007/03/08(木) 08:12:33 ID:XNF8jpMm]
「始まったようね」
 灯りを落とした室内から庭園を見ていたイザベラは、門に配置したゴーレム達が狼煙代わりの燐光をあげるのを目にし、一人呟いた。
まだ遠目にガーゴイル達が集結していくのがわかる程度だがそれで止まるような相手ではないだろう。
遠距離・間接系のものたちで賊の行動範囲を制限し、近距離型で誘導する、それが第一陣。
第一波が庭園中程まで押し込まれる頃合で合流しはじめるのが第二陣である。

「やっぱり、魔法は使ってないみたいね。となるとメイジではないのかしら?」
『であれば、私が出るまでも無く次で終わりでありましょうな』
 観察を続けるイザベラに傍らの影が応える。
「騎士殺しの霞=c随分と大層な名前だったからいくつか仕掛けておいたけどどれほどのものかしら」
『じきに判るでしょう』
「そうね、でもココでの観戦時間はこれで終わりよ、霞が効かなければ後は私たちなのだから。
 いいこと?止めを刺すのは私、お前はあくまで動きを封じるだけよ」
『それはもう何度も打ち合わせたじゃない。いい加減耳にたこが出来そうよ』
「いきなり切り替えられてもね…」
口調を豹変させた相手に軽くため息をこぼす。
「まぁいいわ、じゃぁ持ち場に付くとしましょう」
『そうね』
そう、隣の人影は一点を除いてイザベラと瓜二つであった。
一方が小箱を持ち、もう一方がナイフを持っている、ただそれだけの相違。
二人とも杖を持ってはいるが影のそれはダミーでしかなかった。

イザベラとスキルニルに携えられた地下水は階下へと降りると二手に別れる。
地下水は正面へ、イザベラは普段は衛士の詰め所へと。

456 名前:E慣らし mailto:sage [2007/03/08(木) 08:13:05 ID:XNF8jpMm]
 宮殿の主達が戦況を語る間も一人と一本は動いていた。

 初撃の後、向かってきたガーゴイルは二体、左側の一体の頭部を狙うようにデルフを振り下ろす。
当然受けてくる所で、接点を軸に刃を滑らせ受けている腕の下へもぐりこむ様に切り抜ける。
武器を持つ腕を損傷してもガーゴイルは残るバックラーで縦に殴りつけようとする動きを見せた。
『このくらいじゃ止まってくれんぜ!』
「ならこうするさ!」
潜り抜けた勢いを相殺せんとばかりにデルフを振りつつ反転、反撃せんとした相手の脚に叩きつける。
ガシャンという音とともに崩れ落ちる陰から残る一体が迫っていた。
先に損傷させて取り落とされた敵の剣を掴み迫る敵の足元に横薙ぎに投げつけ転倒させる。
ガーゴイルが起き上がろうとした次の瞬間、追い討ちを喰らわせる。
切り付け際に魔力を吸われたか、擬似意識の伝達が困難になったのか、ともかく無力化していく。
続けて横薙ぎのダガー、繰り出される槍、打ちつけられるフレイル……だがアニエスに受けた訓練と
ガンダールヴの力があわさった今のサイトが遅れを取るはずも無い。

 一通りを片付け振り返った視界に、遠く出口を封鎖する一団が見えた。
「これまたあからさまに奥に来い、って感じだな」
『けど前方の連中のいくつかからおかしな気配がするぜ』
確かに庭園中央付近、円状に開けたエリアに布陣する一団がある。
その中の幾体かはあちこちの間接から煙のようなものを漂わせていた。
『バーストメイル…にしちゃぁ火系統は感じられねぇ』
「なら斬ってもいいよな」
返事を待たずに手近の一体を切り倒したその時

ボワッ!

鎧に封じられていた霞が一挙に噴き出す。同様に霞を漂わせていたものたちも噴出した霞に触れ
内蔵していた霞を解放するや、一帯はたちまち濃霧に包まれてしまう。
わざわざ仕込まれていただけあり、ただ視界をさえぎるだけではないらしい。
「っ!」
咄嗟に跳び退る。

457 名前:E慣らし mailto:sage [2007/03/08(木) 08:13:35 ID:XNF8jpMm]
――今のはなんだ…?正面からの刺突だったはずなのに、直後に横からに――

『相棒、どうしたよ? ギリギリまで引き付けるにしたって向きがてんで見当違いだぜ』
「なぁデルフ、この霧はやっぱやばいよな」
『俺はともかく相棒の様子だと軽く幻惑の効果はあるようだな。
 的が絞れんとなると数で押し込まれるぜ』
アドバイスを再現するように、視覚で捉えきれない攻撃が続く。
かろうじてかわしはするが守勢である限り勝機は遠のいてしまう。
「このままじゃ埒があかねぇ、デルフ建物の正面はわかるか?」
『あぁ、左後方8時、ご丁寧にあの姫さん直々に待ち受けてるぜ』
「よし、次の攻撃で一気に抜ける」

 霞を切り裂くように振り下ろされる戦斧を半身で避けつつ方向転換、数歩駆け出したところで
繰り出されるポールウェポンの柄をバネにさらに跳躍を試みる。

 囲いを強行突破となれば矢ぶすまの一つもあるかと思ったが予測は外された。
ラグーズ・ウォータル・イス・イーサ・ウィンデ
舞踏会の晩、泣きながら走り去ったルイズを探していたときにも受けた魔法…
デルフを振り上げ、反動で身体をツララの群れの射線からずらし着地する。
「器用に避けたものね、でもこれはどうかしら!?」

円柱状に立ち込めた霞から飛び出してきたサイトにウィンディ・アイシクルを射掛けたイザベラは
続けざまに詠唱を組み上げ発動させる。
イル・ウィンデ……ラナ・デル・ウインデ!
エア・カッターを囮にエア・ハンマーで叩き落そうというのだろう。
だがサイトは止まらない。
眼前に迫る空気の塊をデルフに任せ、その向うに歪んで映る目標に向け疾走する。
杖兼用らしきナイフから次々と魔法を繰り出してくるイザベラだが、速さではこちらに分があるらしい。
懐に飛び込むと、床に組み伏せナイフをもぎとる。
「これでようやく王手だな」
「えぇ、但しかけられたのは私ではなくお前の方だけれどね」
背後から聞こえてきたのは真下に組み伏せたはずの相手の声だった。

458 名前:191の者 mailto:sage [2007/03/08(木) 08:17:23 ID:KTR/bVol]
と、ここまでです。
オチはもう読まれてるかと思いますが…あと2,3回のうちには完結できるよう
努力したいと思います。

459 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 08:59:08 ID:Z7AITvmp]
一番槍!GJ!

460 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 10:51:41 ID:+h/+N+wd]
ラノベ全部読まない間はss見ないほうがいいな

461 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 12:26:37 ID:n9GkbTxg]
おぉ〜戦闘シーンか!上手く描写出来ててすごく臨場感があります。
GJ!続き待ってます!

462 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/08(木) 14:06:02 ID:iprLSPGU]
も守

463 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 15:21:08 ID:6U/79waV]
>>442
アン様うめぇ・・・・。

>>458
イザベラの調教にwktkしちまうぜ。

464 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 16:26:30 ID:t9M2/aAf]
>>442
タバサの読んでる本が…w



465 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 20:35:51 ID:dPVD7naO]
三次にも萌えられる人はメイドや姫様好きで、虹に浸かっちゃってるのはルイズタバサな感はあるな。
もちろん俺は点と線の妖精さんだ!!

466 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 23:01:11 ID:On7w4iNt]
……先生。
どちらも大好きな私は一体どう考えたらよかとですか?

467 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 23:18:54 ID:V84dJ2gD]
>>466
>>48

468 名前:220 1/2 mailto:sage [2007/03/08(木) 23:25:55 ID:/2+La5QE]
そうよ。私のモノに決まってるじゃない。
私の使い魔、私の犬、私の…何かしら?

「サイトさんは良い人ですよ。誰にでも優しくって…」
サイトが良い人?あんな見境の無いのが良い人な訳ないじゃない。メイド、アンタにはそう見えるかも知れないわ。でも所詮犬なの。首輪とかもしとかなきゃいけないの。

「シュヴァリエの称号を与えるに相応しい働きですわ。それに…それ以外も素敵な方だと思います。…出来れば私の…」
姫、いいえ、陛下までもサイトを?…陛下の命令でもそれはダメ。サイトは私の使い魔なんです。それにすぐ他の者を好きになったり…一人の者を愛するなんて、サイトに出来るわけありません。

…そうよ…一人だけなんて…

「サイト…助けてくれた…」
最近、私の使い魔が気になってるみたいだけどね、タバサ。
サイトは誰にでもそうなの。少し知り合いってだけで、サイトは自分の命を賭けるの。それは良いことかも知れないわ。でも、あなたが特別な存在って訳じゃないの。誰にでもそうなの。

誰にでも…よ


「なかなか有望な者だ。男しても…な」
買いかぶり過ぎです。アニエス殿。サイトはただ馬鹿なだけ。男らしいトコなんて一つも無くって、私の前じゃモグラだもの。何かオドオドして、コソコソして。ガンダールヴなんて言う力があるからそう見えて、本当ならとっくに死んでる筈だわ。
だから、アニエス殿の言うようなヤツじゃないの。

「始めての友達で…それだけじゃないの。とても心があったかくなるの」
ティファニア…かしら?確かにあなたには感謝してるわ。あなたが居なかったら本当にサイトは…。
だけどね、あなたの気持ちはサイトだからじゃないのよ?優しくしてくれた、同じ年頃の、男の子。それだけなの。サイトみたいなのは何処にでもいるわ。だからあんな馬鹿を調子づかせちゃダメ。



サイトは誰にでもそう。優しいの。良い顔して、ちょっとナイトみたいな事して、そのために命を賭けて。
びっくりする位迷わなくって…自分のやったら良いって思う事をするの。

469 名前:220 2/2 mailto:sage [2007/03/08(木) 23:28:29 ID:/2+La5QE]
私だってそうだもの。ただサイトがそう言う人間だから、サイトは私を守って、サイトが私の使い魔だから、いつも私に付きっきりで。
それ以外なんて…有るわけ無いじゃない…

それ以外なんて…



「嫌よ!」
「…ルイズ?」
「それだけなんて思いたくないのよ!」
「え…」
「一緒に旅したり!一緒に生活したり!一緒戦ったり!」
「…」
「キスしたり…それ以上の事したいって思ったり…」
「ル、ルイズ?」
「いいじゃない!アンタが好きなのよ!ずっと側に居て欲しいのよ!全部あげても良いって思うの!」
「ルイズ!」
「…ほ、本当はちゃんと言って欲しいの…い、いつもドキドキしてるのよ?女の子と話してる時とか…怖いの…サ、サイトが他の娘のトコに行っちゃうと思ってぇ…ばかぁ…ぐすっ…」

本当はアンタの気持ち…いつも欲しいなって思ってて…

だから…

「…ごめん。言う」
「……え?」
「一番だ。ルイズ。好き。大好き」
「え、え?」
「お前、一番。俺、あげる。これで良い?」
「…サイトぉ…」



「だからさ…」
「…ふぇ?」
「…ルイズの全部、頂戴?」
「…ばかいぬ」
「…やっぱりダメ?」



「…ありがたく頂きなさい」





470 名前:220 mailto:sage [2007/03/08(木) 23:29:49 ID:/2+La5QE]
久々に書くので…シチュエーションは浮かばない、エロは無い。結局この二人だし…orz

471 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 23:40:08 ID:OJ19iJ7C]
(*´Д`)ハァーン

472 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 23:41:35 ID:V84dJ2gD]
久しぶりのデレルイズ、ごちそうさまです。

473 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 23:44:05 ID:o1sXv9ZT]
隊長!!
鼻と息子から液体が止まりません!GJであります!

474 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/08(木) 23:49:10 ID:OXpx7oUh]
俺の右手に持った慎ましい槍はどうすればいいんだ!!
だがGJでございます



475 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/09(金) 02:00:10 ID:8cmapwlY]
最初ヤンデレかと思った。
乙&GJ!

476 名前:284 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 02:08:52 ID:NBpHFfkv]
そ、それじゃあ僭越ながら自分が
タバサ分を…
つるぺたじゃなくなってるけど(何

477 名前:野宿万歳 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 02:09:58 ID:NBpHFfkv]
「…今日はこの辺で野宿になりそうね」
「そうだな、そろそろ暗くなってきたし、この辺りなら追っ手もそうそう来ないだろ」
 タバサを救出しトリスタニアへと帰る途中、ルイズたち一行は月明かりすら届くかどうか
という密林の中で野宿をすることにしたらしい。
「それじゃあ、薪を集めなければいけませんね」
「あ、じゃあ俺が行くよ」
 そういうとさっさとデルフリンガーを掴んで森の中へと歩み始める。
「おい相棒また俺っちを鉈や斧扱いするつもりじゃねぇだろーな?」
「なんだ、分かってんじゃん。ほらとっとといくぞ〜完全に日が落ちちまう」
「もう、薪割りはいやだ〜!! ちきしょうっ手も足も出ないとはこのことかっ」
 ……誰が上手いことを言えと

「…待って」
 一つの影がふいに立ち上がった。
「…私も行く」
「いや、タバサ疲れてるだろ?いいから休んでなって」
 タバサはふるふると首をふる。
「…大丈夫、問題ない」
 同時に才人を抜いて先に森に入っていく。
「お、おいちょっと待てって」
 才人も慌てて森の中へと消えていった。
 そんな一連の流れを呆気に取られて見ていた一行だったが、キュルケが不意に溜息をつくと我を取り戻した。
「まぁ、ダーリンとタバサなら大丈夫だわ。何せ、強いもの」
 再び溜息を放つが、それは呆れと言うより笑みを含むものだ。
「そ、そうだけど。で、でも…」
「まぁまぁ、いいじゃありませんかミス・ヴァリエール。私たちは寝るところと食事の準備
でもしていましょう」
 未だ合点の言っていない顔のルイズをなだめ、シエスタは荷物の中から野菜を取り出し
ていく。
「それじゃあモンモランシー、僕たちは星空の下で愛を語りあ…」
「あんたも働きなさいっ!この役立たず!」
 そんないつもと変わらぬ皆を見ていたキュルケは三度目の溜息を漏らす。
「…しっかりやりなさいよ、タバサ」
 自分しか聞こえないような呟きを置いて、キュルケは皆に呼ばれて行く。


478 名前:野宿万歳 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 02:10:45 ID:NBpHFfkv]
 あ、皆さんの出番これだけですよ?
 …。
 ……。
 ………。
「「「ええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」」」
 お約束♪

 所変わって。ここは森も深く、明かりもまともに届かないようなところ。
 才人とタバサの二人は薪拾いを終え、何か食料になるものは無いかと物色している最中だった。
「うっうっ、もうお嫁にいけない…」
「だ〜うるせぇぞデルフ。何を切ろうと一緒じゃねえか」
「伝説だぞおいらは!その辺の刃物と一緒にすんなや!!」
 手にぶら下げている剣と漫才を繰り広げる才人を横目で見ているタバサ。
 その顔は心なしか赤く染まっているように見える。
「ところで…大丈夫かタバサ?疲れたら言えよ?」
「……大丈夫」
 頷いて、前を見たタバサが不意に立ち止まった。
「ん?どうしたタバサ?」
「…キノコ?」
「キノコ?」
 才人はタバサの見たほうを覗きこむと同時にタバサが疑問符をつけたことに思い至る。
「キノコなんてその辺に生えて…」
 それを視界に捕らえた才人ですらも固まり、暫し沈黙の時間が過ぎる。

 そこに生えていたものは確かにキノコだった。
 但し…赤地に白の斑点のついた石突の太いものであったが。

 これ…日本で、というか画面の中で見たことがあるなぁ…

 恐らく任○堂製です。音楽はありません。


479 名前:野宿万歳 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 02:11:56 ID:NBpHFfkv]
「どう見ても『アレ』だよな」
 才人がそんな想像してると、タバサがそれを地面から引き抜いた。
「……食べれる?」
「やめといた方がいいと思うよ」
「…そう」
 あからさまに落ち込んだ様子で地面に置こうとする。
 そんな隣で才人は懐かしむように独り言を始めた。
「懐かしいな…確か結構散らばってるんだけど最初にとったら後のは邪魔に…」
 何のことだか分かっていないタバサは不思議そうに首を傾げる。
 しかし、才人がもらした一言を聞き漏らさなかった。
「…とりあえずブロック探し…マリ○が…大きく…」
「…大きく」
 タバサはその一言に敏感に反応し、目を輝かせると手に持っていたキノコを丸呑みした。
「えぇっ!ちょ、何してんのタバ…」
「…おいしくない」
 だろうよ。
「だ、大丈夫かタバサ!?へんな所とかないか!?」
「うん…大じょ…」
 そこまで言うとタバサは再び歩き…出せなかった。
 一歩目を踏み出そうとして、不意に倒れたのだ。
「タ、タバサッ!大丈夫か!しっかりしろ!」
 手を伸ばそうとすると、タバサの身体を霧のようなもやが包みこんだ。
 それは瞬きを要する時間で次の瞬間には…
「タ、タバ…サ?」
 そこには青い髪を肩口辺りまで伸ばした、才人ほどの身長を持った女性が横たわっていた。
「本当に大きくなるんだあのキノコ…」
 突っ込むところはそこじゃない。


480 名前:野宿万歳 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 02:12:53 ID:NBpHFfkv]
「ん…んん…」
 とりあえず木に寄りかからせておくとタバサはゆっくりと目を開けた。
「あ、起きたか」
「…サイ…ト?」
 まだぼんやりとしているのか、現在の状況は分かっていないようだった。
 やがて視界の高さに違和感を覚えたらしいタバサは、辺りと自分の身体を交互に見回す。
 数秒をかけた後、ようやく理解できたのか目を見開いて才人を見る。
「これ…大きく…」
「あぁ、さっきのキノコのせいだと思うんだけど。どうしたもんかなあ」
 才人は目の前に座り込んで気まずそうに頭を掻く。
「…何か…肩が重い」
「う、うん。えっと…」
 ちらりと顔を赤らめながら才人は改めてタバサに視線を向ける。
 タバサの、胸元に。
 そこには桃りんごとまでは行かないが、シエスタ以上キュルケ未満の果実がたわわに実っていた。
 着ているシャツを苦しそうに押し上げているそれを見て、タバサは恥ずかしそうに顔を赤らめる。
「さてと…どうしようか。このまま戻るわけにもいかないしな」
「…………」
 タバサは俯いたままこくんと頷く。
 その姿はどこと無く救い出したタバサの母に似ている…様な気がした。
「…サイト?」
「ん?あ、ああ、ごめん。なんでもない」
 はは。と苦笑いを返すと、話すことが尽きたらしく沈黙が広がった。

「…あの」
「ん?どうしたタバサ?」
 沈黙していたところへの突然の問いかけにサイトはふと顔を上げる。
「…ありがとう」
「え?」
「…助けてくれて」
 そんなことか。とサイトが言おうとして、しかしそれは叶えられなかった。
 タバサがしだれかかってきて、才人の開きかけた口に自分の口を重ねたのだ。
 それは触れるだけのような拙いものだったが、急な出来事に才人は呆気に取られる。
「…お礼」
 そういってタバサは才人の胸に顔を埋め、抱き締めるようにして地面に押し倒した。
「いや、お礼って…」
「…嫌?」
「嫌…じゃ、ないけど…」
 潤んだ目で見つめられるとたまらない気持ちになってくる。
「…じゃあ、サイトが良かったらでいいから…」
 タバサが掴んでいる腕に更に力をこめる。逃がさないとでも言うように。
「…今の間だけ…好きにして、お兄ちゃん」
 言葉をつむぎ終わって、再びタバサは唇を重ねた。
「タバ…サ…」
 才人も返事をするかのようにタバサに腕を絡ませる。
 
 …才人が『お兄ちゃん』の一言で理性を投げ捨てたのは明らかに余談である。


481 名前:野宿万歳 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 02:13:40 ID:NBpHFfkv]
「んっ…ちゅ…んんっ…ふあぁ…あ…ちゅくっ…」
 重ねた唇の端からは二人の交じり合う吐息と涎が溢れている。
「…ん…ふぅ…あ…はぁ…はぁ…」
 ゆっくりと口を離すと二人の間には一筋の糸が垂れて、途切れた。
「ほんとに、いいの?」
 才人がそう問いかけると、タバサはこくんと小さく頷く。
 それを確認して、シャツの下からいつもは無い豊満な果実に手を這わせた。
 才人が軽く力を入れて揉み解すたびに手の中で形を変えていく。
「ふあっ…そこ…すごい…」
「これだけで感じるんだ…ほら、ここもうこんなになってる」
 才人は苦しそうに主張している先端を軽く指ではじく。
 それだけでタバサは電気が通ったかのように小さく痙攣する。
 更に才人はタバサのシャツをたくし上げて、たわわな果実にむしゃぶりつく。
「きゃあぁん!?やぁっ…おにいちゃっ、すっちゃだめぇ…な、なんか、びりびりするのぉ…」
「へぇ…タバサって結構やらしい子なんだ」
「そっそんなこと…ふゃぁああぁあんっっ」
 言い切る前に才人は含んでいる先端を軽く甘噛みしつつ、空いている方を指で抓り上げた。
 左右同時に襲ってくる痺れるような快感にタバサは身体をのけぞらせる。
「やあぁっ…すごいのぉっ!だめえっ…来ちゃうっ何か来ちゃうううぅううっ」
 二、三回跳ねるように痙攣すると、タバサは才人の上に力なく倒れこむ。
「はは、イっちゃったかな?」
「…い、いじわるっ」
 肩で息をしながらタバサは才人を睨み付ける。
 が、全く意に介さずに、才人は軽々とタバサと体を入れ替える。
 そのまま胸に置いていた手を造形を確かめるように這わせ、すぐにタバサの大事な場所へと到達させた。
 下着越しでも分かるぐらいにそこは湿りきっていた。
「ほらタバサ…こっちも、すごいことにになってるの分かる?」
 才人はわざと淫らな音が立つように布越しにこすり上げる。
「ふっ…ん…やあっ…い、言わない…で…」
聞きたくないとでも言うようにタバサはいやいやをする。
 それでも口からは艶を含んだ吐息が漏れる。
 が、絶頂に達するには足りない程度の刺激でしかなかった。
「あっ、やっあぁっ…いじわる…しないでよう…おにいちゃん…」
「じゃあ、どうして欲しい?言ってご覧?」
「ふえ?そ、そんなぁ…」
「それじゃあ、ずっとこのままだけど…いいの?」
「………」
 う〜。おにいちゃんてこんなに意地悪だっけ…この変態っ!
 む〜、と唸って下腹部から来る刺激に耐えつつ抵抗の意志を見せるが、才人は全く気にしない。
 それどころか止まりそうな位に手の動きを緩めて、じんわりと責め続ける。
「ふえぇ?…そ、そんな…いやあ…」
「言ってくれないし、止めちゃおうかなあ…」
 才人は溜息をついて不意に指の動きを止めて身体を起こした。
「やっだめっ」
「え?」
 才人はいけしゃあしゃあとした顔で覗き込んでくる。
 その顔はどこと無く嬉々としていた。


482 名前:野宿万歳 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 02:14:27 ID:NBpHFfkv]
 は、はめられたぁ…。
 タバサは顔を赤くして少しの間葛藤していたが、観念したのか口を開いた。
「もっと…いっぱい…気持ちよくして…」
「どこを?」
「――――――!」
 そ、そこまでいわせるのぉ!?このへんたいへんたいへんた(ry
 が、抵抗しても余計疼きがひどくなるのを悟ったのか、すぐに二の句を紡いだ。
「わ、私の大事なところ…」
 一息を吸い肺に言葉を溜める。
「お兄ちゃんので……め、めちゃくちゃにして!!」
 目を瞑って叫んだ言葉は、才人の予想の斜め上を駆け抜けていった。
 こ、ここまで言わせるつもりは無かったんだけどな…。
 林檎のように真っ赤になっているタバサを少し見詰めて、頭を撫でる。
 すると、タバサが恐る恐る目を開けた。
「ごめんごめん、ちょっと意地悪しすぎたかな」
「…おそい」
 はは。と苦い笑いを浮かべ、誤魔化す様に唇を触れ合わせる。
「それじゃあ…いい、かな?」
 才人がズボンを下げると先を濡らした怒張がビクビクと波打っていた。
「…うん…きて…おにいちゃん…」
 才人がタバサの下着を横にずらすと、そこはすでに糸を引いて蠢いていた。
 タバサは才人の首にゆっくりと手を回す。
「可愛いよ、タバサ」
「………ばか」
 才人が腰をタバサにあてがい、ゆっくりと沈めていくと、内壁が絡みつくように才人を受け入れる。
 成長したタバサのそこは、図ったように才人の怒張で埋め尽くされた。
「んっ…んんっくうっうん…すごい…おにいちゃんで…いっぱい…」
 自らを落ち着かせるように、才人がタバサに口付けを交わす。
 そんな才人の意思を感じ取ったのか、タバサは目を見て小さく頷く。
「大丈夫…うごいて、いいよ」
 始めはゆっくりと、そして徐々に速度を上げて腰を打ちつける。
 二人が快楽の中に身を投じるのにそう時間はかからなかった。


483 名前:野宿万歳 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 02:15:16 ID:NBpHFfkv]
 漆黒の森の中には、三つ音が響いている。

 一つは粘液をかき混ぜるような音、

 一つは肉同士を叩き合わせるような音、

 一つは艶を含んだ人の口から漏れる喘ぎ声という音、だ。

 それらの音は三重奏となって妖艶とも呼べる空間を作り出していた。
「…んんっはあっあんっ…やぁっ…おくっおくにとどいてるよぉっ」
「タバサッすげえ中っ狭くて…気持ち、いいっ」
「おにいちゃんもっ…なか、ごりごりってしてるっ」
 才人が腰を引くたびにタバサの肉壁が名残惜しそうに絡みつき、突き入れると、柔らかく押し広げられて才人を迎え入れる。
 硬く反り返った怒張はひだを削り、一番奥、最も大切な入り口をコツコツとノックする。
「いいのおっ…背中っびりびり来てっ…頭…おかしくなっちゃいそうっ」
 タバサは引かれるたびに身を震わせ、奥を叩かれるのに合わせて背を弓のようにそらせて快感を才人に伝えた。
「やあっ、は、はあぁあんっ…そんな、に…やあっ…たたいちゃっ」
 ほ、ほんとに変になっちゃいそうだよう…
 タバサは電気を通したような刺激に耐えるかのように才人の頭を抱えなおす。
 才人はその手を振りほどこうともせずに、腰を動かして、胸に吸い付く。
「かわいいよ…タバサ…」
 囁きかけると自分を包む空間が更に狭く収縮する。
 それを感じ、今にも暴発しそうになるのをこらえて、打ち付ける速度を上げた。
「ふあああ!?やっだめっ!そんなのっはげしすぎてっ」
 タバサはその長い青髪を振り乱して絶頂に昇っていく。
 いつしか才人に合わせてタバサも身体を前後させる。
 それはよりストロークを大きくし、結果として二人が達する時間を早めていく。
「ふっやっひあっ…ふあぅん…おにいちゃっ…私、も、だめっ」
「ああ、おれもっそろそろッ…ぽい」
「い、一緒に、一緒にイってええぇ」
 タバサはかき寄せるように才人を抱きしめる。
 才人もそれに答えるように抱きしめている腕に力をこめる。
「お、おれっもうっ」
 言って引き抜こうとする才人の腰をタバサの足が抑えた。
「タ、タバサ?」
「抜いちゃやだっ…お兄ちゃんのっなかにいっぱい…いっぱい頂戴っ」


484 名前:野宿万歳 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 02:16:02 ID:NBpHFfkv]
 タバサが更に下腹部に力を入れると、才人も限界を迎えた。
「だ、ダメだっ…い、イくよっタバサッ」
「私もっイっちゃっ…やっあぁぁあああぁあんんっっ!!」
 才人が強く奥に打ち付けると張り詰めた怒張が更に膨らみ、溜まっていた欲望をタバサの子宮に打ち込んでいく。
 熱い迸りが叩きつけられる快感に、タバサもほぼ同時に絶頂を迎えていた。
 あ…おにいちゃんの…おなかのなかにいっぱいでてる…。
「おにいちゃん…あったかい…」
 律動を終えた怒張を引き抜くと、入りきらなかった白濁液が溢れてくる。
 心地よい脱力感に包まれて二人の意識は闇に落ちていった…。

 ――三十分ほど後
「…ん?わっやべぇっ戻んなきゃ皆に怒られるっ」
 目を覚ました才人が、隣で寝ているはずのタバサのほうを向く。
「タバサ〜…あれ?…おいっタバサ、起きろって」
「…んん…ん?あれ?…戻ってる」
「そうなんだよ、あれって一時的なもん見たい…ってそんな問題じゃなくて、早くみんなの所戻んなくちゃっ!」
「…あ」
 事の重大さに気付いた二人は慌てて立ち上がる。
「ええと、薪持って…」
 才人は持ってきていた薪を背負うと、タバサを抱きかかえた。
 それは横に抱きかかえるいわゆる『お姫様抱っこ』だった。
「…え?…え?」
「時間がねぇからな行くぞっ」
 才人は一目散に走り出す。皆が待っている方へと。
 今だけは…幸せでもいいよね?…お母さま。
「お兄ちゃん…大好き」
 ポツリと呟くと、タバサはぎゅっと才人にしがみついた。

 この後の修羅場は忘れたことにして……。

 ……あれ?
「お〜い相棒?置いてかないで〜お〜い」
 ………これもまた、お約束ということで。
                             <おしまい>




485 名前:284 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 02:17:42 ID:NBpHFfkv]
これなんてエロg(だまれ
すいません、まったくタバサとかけ離れてます。
むだに長いし・・・
なんだかなぁな作品ですねぇ


ちょっと首つってきます。どうも有り難う御座いました。

486 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 02:20:36 ID:CMFidJJE]
GJ!てっきり殺さないと元に戻らない設定かと思ったぜ…
デルフカワイソスwww


487 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 02:49:15 ID:l8KtZw/l]
>>284さん
GJ!!!!!!!!!

488 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 03:30:23 ID:e3koqd5S]
ルイズタバサしか無いだろ・・・

489 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 03:49:16 ID:6iMpLsCr]
>>485
GJ!!

490 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 03:56:27 ID:HjCkY+fH]
ルイズがきのこ食べたらカトレアさんに瓜二つになるんだろうな。
そのバージョンも見てみたいぜ

491 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 04:25:29 ID:IegtaMFr]
>>490
いいところに気が付いたな

492 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 08:57:27 ID:kCrTn3Tx]
シエスタもタバサ救出を手伝ってたのか

493 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 09:24:46 ID:1Pk1BUTE]
>>492
いいところに気が付いたな

494 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 14:05:32 ID:CMFidJJE]
>>490-493の流れに吹いたwwww



495 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 15:07:08 ID:nvZlHXGh]
>>494
いいところに気が付いたな

496 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 15:42:11 ID:XIRZ8TV4]
>>490-495
お前ら全員結婚してくれ!!!!!

497 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 16:56:49 ID:hyl/fw2d]
>>496
待て!これは孔明の罠だ

498 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 17:26:26 ID:iC5IX9Rd]
唐突に赤いキャンディと青いキャンディを思い出した。
むしろアニエスさんとかカトレアさんに赤いキャンディを(ry

499 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 18:54:31 ID:MuowD4Go]
この場合は緑色だったか?
何かあったよな、ちっちゃくなるキノコ

500 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 19:37:35 ID:XIRZ8TV4]
ク○パ倒したら桃姫ではなくアン様が出てくるというオチ

501 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 19:57:14 ID:HCKyCQFy]
>>500 !!!謎はすべて解けた!

奴は何巻かで おひいさま と呼ばれていた。
つまり桃姫!!
このスレの住人なら、某コミック誌を思い出すだろうが、それは置いて!

つまりルイズにはスーパー○男が居る!!

ヒロイン=姫さま!!

こうですねっ

な、なんだ?貴様裸なんのようd


502 名前:284 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/03/09(金) 19:58:41 ID:NBpHFfkv]
あんたら…楽しそうですね

兎に角、言われて気付いた。シエスタ同行してねぇじゃん!!
あ〜あ
タバサのことばっかり考えてたせいd(黙れキモヲタ

すいません。シエスタは荷物の中にでも居たということで(何を言って
次は精進します。許してください。

503 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 20:07:04 ID:XIRZ8TV4]
>>502
そのおっきいちんこみせてくれたらゆるしてあげてもよい


>>503が言ってました


504 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 20:09:02 ID:XIRZ8TV4]
あ、俺も間違えた>>503じゃなくて>>504だ・・・
というわけで284氏、いっしょにあやまりましょうか orz



505 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 20:15:02 ID:/0RP2G/I]
まあ全部俺の自作自演ってやつなんだけどな。        ∧_∧
           ∧_∧                   (´<_` ;) ・・さ、流石だな、兄者
           ( ´_ゝ`)                  /   ⌒i
          /   \                 / ィ   | |
     / ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
__ _/  Prius  //  FMV  //  VAIO // Mebius // LaVie  /____
   \/_/ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
   _ /ThinkPad //WinBook//DynaBook//Libretto // Presario/
   \/_/ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
   _ / Inspiron //Endeavor//InterLink //  Evo  //Let'sNote/
   \/____//____//____//____//____/
         │        │        │        │        │          ┌─┐
         └────┴────┴────┴────┴───────コ.│


506 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 20:41:08 ID:W65/9GEr]
>>505
いいところに気が付いたな


507 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 21:18:15 ID:qxlCaMY1]
皆のテンションの高さに乗じたネタを投下
スルー推薦かも

508 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 21:19:21 ID:qxlCaMY1]
 よっ! 俺才人、突然だけどさ。
 俺ってイケてる!


「顔は普通なのに、ルイズやシエスタを虜にしてるなんて……魅惑の妖精亭でのルイズに邪魔された一夜、熱かったわね」

「とても真面目で責任感があって、ミス・ヴァリエールの横暴にも耐えて……アルビオンの宿屋に二人きりで泊まった一夜、熱かったですね」

「不良に囲まれてると足を震わせながら助けてくれたの……風で寝込んで看病してくれたときの一夜、熱かったね」


 俺ってやっぱり、イ! ケ! テ! ル!
 というわけで早速あれいくぞ。
 
『かわいい乙女を掴み取るさっちんアーム!』

 どうしてだ、何も掴めない、何も掴めないんだ!

「ご、ごごご主人様に、なな、なんてことしてるのかしら」
 才人が目を覚ますと、身の毛もよだつほどの恐ろしいルイズの顔。そして手は胸に……
「犬ーーー!!!!!」
 
 いくらルイズと初にゃんにゃんしたからって、調子に乗っちゃダメだよね〜。


509 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 21:22:03 ID:qxlCaMY1]
TAKE2

よっ! 俺才人、突然だけどさ。
俺ってイケてる!


「私の勇者様……トリステインに帰るとき、野宿での一夜、熱かった」

「言葉遣い、行動は平凡なんだけど、いきなりかっこよくなるのよね……ぺリッソンやステ(以下省略)に邪魔された学院での一夜、熱かったわ〜」

「悲しみが故に間違いを犯そうとする私を止めてくださいました。許して助けてくださいました……城下町での宿屋の一夜、熱かったですわ」


 俺ってすっごく、イ! ケ! テ! ル!
 というわけで皆いくぞ。

『サイトキネシス!』

 なんでだ、なんで世の乙女達が寄ってこないんだ!

「かわいそうだから、私が忌めてあ・げ・る」
 才人が目を覚ますとルイズを押し倒していた。魔王を彷彿とさせるするどい眼つきが……
「犬ーーー!!!!!」

 いくらルイズに前回のこと許してもらえたからって、反省しなきゃダメだよね〜。


510 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 21:23:43 ID:qxlCaMY1]
以上

この板に合ってなくて失礼した

511 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 21:25:15 ID:DL179G6v]
>>505
正直一度はこういう自演をやってみたい気がするw

512 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 21:58:12 ID:/3mgoy3Z]
回線一本だからIDは全部同じって突っ込みは野暮かな

513 名前:220 1/2 mailto:sage [2007/03/09(金) 22:14:56 ID:RzAAER0g]
実はすげぇドキドキしてたんだ。俺の前じゃあんな風だけどルイズは、俺のご主人様は

可愛い。
実は優しい。
貴族。

正直言って、モテて良いと思う。この世界じゃ貴族って言うのは、一般市民からは手の届かない存在なんだろ?
それってなんか神秘的だし、実はその子は女の子で、同じ年頃で、美人だった何て聞くと、健全な男なら黙っちゃいねえよ。
おまけに、そういう連中(貴族)ってのは子供を、同じ貴族とかそれ以上の身分、言ってみりゃ相応しい相手ってのと結婚させようとして、んでまたその次の世代にもおんなじような教育をする。
ルイズのお母さんもそう言う教育をしたんなら、ルイズは婚約者がいて、その相手と結婚するのが当たり前と思ってた筈だ。

…でもなんか違うみたいなんだよな…

…とにかく…

俺に勝ち目が有るわけがねーじゃねぇか!確かにワルドは婚約者じゃ無くなった。
使い魔だからって、ルイズが他の男の嫁さんになってるのに側に居なきゃならなかったんだぜ?
あの時俺はイラついて…だけどどうしようも無くってさ、本気で帰りたくなってた。
今は違うけど、それでも貴族ってのは色男が多いみたいで、その中にルイズの気に入る様な奴がいてもおかしくはない。

幾ら俺が良いトコを見せても、勝てないような奴ら。

そう言う奴の所にルイズが行く可能性も十分あるだろ?心配にもなるさ。
出会った時から俺の気持ちがそうなってたかは…今じゃわかんねぇ。よくある、いつの間にかって感じ。真剣なアイツの横顔を見て、何か頑張ってるアイツを見て、案外そんなモンだったかもな。
普段優しく無い分、優しくしてくれた時にはドキッとした。なんか、ルイズの表も裏も、良いとこも悪いとこも両方見せてくれてる気がして…だから信頼してくれてるのかなって…

だからルイズは…俺の事を嫌いじゃないと思う。多分。

多分…な…


でも、はっきり好きって言ってくれた事ってあったかな…





………ああもう!

514 名前:220 2/3 mailto:sage [2007/03/09(金) 22:19:07 ID:RzAAER0g]
わかんねぇんだよ!俺は…ルイズが好きだからそう思いたく無いんだ!誓いの…契約の時のキスとか、わざわざ踊ってくれたりした時とか、小舟の上で俺が告白した時とか、結婚式の真似事をした時とか…
その時の一つ一つのお前の反応が、ルイズの反応が、ただご主人様だからって、俺が使い魔だからってだけじゃ無かったような気がしたんだ!
アイツに良いとこ見せようとして俺は馬鹿をする。無謀って言われても頑張る。
俺の名前をルイズが呼んでくれた時、俺は嬉しかったんだ。ルイズの中で、少しは大きな存在になれたんだってな。
これからもっともっと大きな存在になれたら、そしたらルイズも俺の方を向いてくれるんじゃないかって馬鹿な期待して、それだけの為に命を張って…

なあ、馬鹿だろ?

…それでも好きなんだよ…望みが薄くても、望みが無かったとしても、俺はルイズが好きだ。

こんだけ想っても…言いたい事少ししか言えてねぇんだ。それもノリみたいな感じでしか…な。


んで、俺がこれだけ悩んでたのに…


なんで「それ」関係で…


ルイズが泣いてるんだ?




515 名前:220 3/3 mailto:sage [2007/03/09(金) 22:20:07 ID:RzAAER0g]
「ごめん」
「馬鹿…最低よ…」
「俺じゃ釣り合わないって思ってた」
「悩み損じゃない…私だって…嫌いじゃなかったのに…」
「…あの…さ…」
「好き」
「え?」
「これを言って欲しかったんでしょ?好きよ。サイト。大好き」
「あ、ああ」
「だって…言ってあげないとアンタすぐ他の女の子のトコ言っちゃうじゃない。そしたら私またドキドキするもの」
「…うん」
「…もう」


「…」
「…お、お返しはないの?」
「え?」
「わ、私がここまで言ってあげたのに、何も無いの?」
「…えっと」
「い、今なら…」
「い、今なら?」
「な、何かして良い…かも…」
「そ、それはもしかして…」
「ほ、ほら、キスもしちゃってるし…なんかもう、アンタとは色々やっちゃてるでしょ…」
「と、とりあえず」
「?」
「い、いつ?」
「じゃ、じゃあ…今晩…」

こういう時はなんか…わかっちゃうよな…


って、えぇ?!


お、俺も答えたけどさ!


「こ、今晩?」
「う、うん…」
「な、なにするの?」「え?」
「…」
「…ばかいぬー!」


これ位がちょうど良いよな…ハァ。




516 名前:220 mailto:sage [2007/03/09(金) 22:22:47 ID:RzAAER0g]
ごめん。最初よりレスが増えてしまった。>>469のサイトヴァージョン…とりあえずorz
この二人って実は精神的にドMだと思う。

ネタもひねりは無い、シチュも特に無い。エロも無い。男の方の回想録…場違いゴメンナサイ(ry。
金曜日だし、せめてこの後の為に場が温まってくれればと思いつつ…
エロシーンは…書くとしてもサイト主観かルイズ主観かで悩んで…アアユウジュウフダン

ウジウジすまない。とりあえず大量投下を願って…失礼orz

517 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 22:25:22 ID:1Pk1BUTE]
一番槍GJ!!

518 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 22:42:18 ID:9cGsJ50g]
(*´Д`)ハァーンハァーン

519 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 22:49:57 ID:Gug15tcm]
おちんちん痛い…

520 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/09(金) 23:00:25 ID:lZvjuIk4]
220氏GJです。王道いいよなぁ王道。
ルイズがどうデレるか妄想するだけで何杯でも(ry

くそぅ、週明けまでIP Unreachableなところに行くからスレがチェックできなくてつらいぜ…

行ってきますノシ

521 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 02:17:56 ID:V0MokSpP]
>>516
GJ!!そしてIDがそれなんてエロゲ?

522 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/10(土) 02:28:10 ID:HhDlCW0h]
みんなアンシエ好きネエ。
というわけで投票結果どおりアンシエいきますよー

でも途中までなのはナイショだ!(何

523 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/10(土) 02:30:25 ID:HhDlCW0h]
女王の馬車はまっすぐ、タルブの外れにある『サクラ』の樹が咲く丘へと向かった。
アンリエッタはシエスタから伝え聞いた『オハナミ』の作法に則り、まずは『サクラ』の木の下に、宴席が設けられるのを待つことにした。
準備が整い次第お呼びいたしますので、と騎士の一人が馬車の中のアンリエッタに告げる。

「さて、それでは…」

アンリエッタはそう呟くと、馬車の中から外界と通じる窓の鎧戸を閉め、目の前に座るシエスタに視線を移した。

「ご存知のとおり…今、サイト様の傍らには、ルイズがいます。
 彼女がいたのでは…サイト様と一緒に、ゆっくり『オハナミ』を楽しむこともできません…」

そのアンリエッタの言葉に、シエスタが付け加える。

「いいえ、女王陛下。まだ一人、厄介な者がおりますわ」

シエスタの言葉に、アンリエッタははて、と首をかしげる。
ルイズとこの娘以外に、サイト様に執心な女性がいたのかしら?

「それは?」

促すアンリエッタに、シエスタは応える。

「タバサとかいう、青い髪の小さな女の子です」
「あの、ガリアの騎士ですか…」

幼いながらにして騎士の称号を持つあの娘。ルイズと同等か、それ以上に厄介な相手だ。
どうしたものか、とアンリエッタは思索する。
そしてすぐに、ある作戦を思いついた。

「ありがとうシエスタさん。あなたの『オハナミ』の情報、さっそく役に立つ時がきましてよ」

そう言って、アンリエッタは微笑む。
その笑顔は、勝利を確信した者のそれだった。

524 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/10(土) 02:31:00 ID:HhDlCW0h]
「…何か、釈然としないわね…」

『オハナミ』の宴の席で、ルイズは憮然としていた。
おかしい。何かが変だ。
アンリエッタの計らいにより、『オハナミ』の席は華やかに設けられていた。
見事に咲き誇る『サクラ』の樹を囲んで、アンリエッタ一行の持ち込んだ酒やご馳走が振舞われている。
そして、平民も貴族も関係なく、同じく宴に興じている。
ルイズの指摘するのはそこではない。
これは、『オハナミ』特有の『ブレイコー』とかいう習慣で、『オハナミ』の宴に参加するものは、身分や齢に関係なく、対等に宴を楽しむ権利がある。
だから、アンリエッタお付の騎士がそのへんのおっちゃんに複雑怪奇な関節技をかけられていても、お付のメイドが村の男どもに女王のような扱いを受けていても、ぜんぜん問題ないわけで。
ルイズの感じている違和感はそこではない。

「どうしたんだルイズ?」

彼女の目の前には、才人がいる。
そう、才人が『単独で』そこにいる。
当然絡んでくるはずのアンリエッタが、そこにはいなかった。
それこそがルイズの感じる違和感の原因であった。
当のアンリエッタといえば、離れた場所でまるで給仕がごとく、あちこちのグラスに酒を注ぎまくっている。
それもまた、ルイズの違和感を加速させる原因となっていた。
ルイズはせっかくの才人の語りかけも無視し、アンリエッタをじっと見つめる。
…何を企んでいるの、姫様…!?
そんなルイズの視線に気付いたのか、アンリエッタはにっこりと笑うと、人ごみを縫ってルイズの方へやってくる。
…な、なに…?

「あらー?ルイズ・フランソワーズ?グラスが空いてましてよー?」

みょーに高いテンションでアンリエッタがルイズの持つ空のグラスに酒を注ぐ。
頬がほんのりと赤い。
酔ってる。この女王酔ってやがる。

「酔ってますね姫様」

呆れたようにルイズは言い、アンリエッタの酌を受ける。
そんなルイズに、アンリエッタは半眼で反論する。

「女王が酔っちゃいけないっていう法律でもあるんですかー?
 ええー?答えなさいよルイズ・フランソワーズぅー!」

しかも絡み酒だ。
ルイズが飲むはしから、グラスに酒を注ぐ。
ルイズは仕方なしにその酒を飲み干す。
そしてまた、アンリエッタが問答無用で酌をする。
何度かそれを繰り返すと。

「も、もう飲めない…」

ルイズは酔いつぶれて、バタンと倒れると、眠ってしまった。
アンリエッタはゆらりと揺らめくと、今度はすぐそばにあった空のグラスに目をつけた。
つまり、才人のグラスに。

「グラスが空いてましてよぉぉぉぉぉサイトさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

問答無用で酌をした。



525 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/10(土) 02:31:59 ID:HhDlCW0h]
そして、その反対側では。

「さあ村長、覚悟なさぁぁぁぁぁぁぁぁい」
「や、やめてくれシエスタ、これ以上はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

逃げようとする村長の首根っこをむんずと掴み、酔ったシエスタは黒光りするワインの瓶を構え。
村長の口に突っ込み、問答無用で流し込んだ。

「もう飲めっ、ごぼぉおぉぉぉぉぉぉ?」

瓶が空になったのを確認すると、シエスタは村長の亡骸(酔いつぶれ)を地面に放り投げる。
その周囲には、同じようにシエスタに酔い潰された屍の山が。

「任務…完了」

酔った振りのシエスタはそう呟くと、屍の山を後にした。

アンリエッタの計画はこうだ。
まず、火のつくような強さの酒を用意する。
それを、アンリエッタの水魔法でもって、飲みやすい味に加工する。
そしてそれを、『オハナミ』の席で問答無用で振舞う…。
片や、女王による絡み酌。
片や、メイドによる強襲酌。
これに抵抗できる者が、この宴にいるだろうか。いや、トリステイン広しといえどいないであろう。
そして、計画は実行に移され…。
アンリエッタとシエスタを除く全ての『オハナミ』参加者が、酔いつぶれて『サクラ』の木の下に倒れることになった。
余談ではあるが、これが後世に伝わり、『タルブのサクラの伝説』となるのである。

526 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/10(土) 02:33:19 ID:HhDlCW0h]
以上、導入終わり。
明日も仕事なんで、このへんで。

…妙にキャラが壊れている希ガス(何

ノシ

527 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 02:34:41 ID:V0MokSpP]
わほーい!
リアルタイムGJ!!
あんたの脳味噌は桜色だぜ!

528 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 03:21:11 ID:/LQDd0np]
へんたいさんキター――(゚∀゚)――ー!!GJ!!
一つ気になる事があったが、それは続きで明かされるんだろう、多分
それはさておき巨乳3Pwktk

529 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 08:27:28 ID:FP6//35Z]
…(これは伏線だ…きっと最後に青い髪のチビッコが、膝枕される権利をGETしてしまうんだ…)、へんたいさんGJ!

530 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 11:30:50 ID:zfa5/MX4]
2人とも酒癖悪いイメージあるからなぁ…そういや原作でも2人の酒癖について言及あったっけ?
SSではそれが定着してるから自然と受け入れてるけど…まぁいいか。
せんたいさん続き待ってますよぅ〜GJ!

531 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 11:41:15 ID:Dflz6oig]
GJです

それにしても可哀想な村長・・・(´・ω・`)

532 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 11:52:32 ID:N2lGgnYt]
桃色おっぱい桜祭りwktk

533 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 13:52:24 ID:Sa7/cqcX]
テファ「桃りんごはいかがですか?」

534 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 14:16:53 ID:sm+0u6gZ]
このスレはつるぺた好きが多いと信じている。

というわけで投下開始



535 名前:過去現在未来 mailto:sage [2007/03/10(土) 14:25:09 ID:sm+0u6gZ]
 寝る頃になって突然降り始めた雨。
 本などにあるお話では、人が死んだりすると悲しみを洗い流すかのように降っていた。
 無事にタバサとタバサのお母さんを助け出したというのに、やけに悲しく感じてしまう。
 流さずに貯めていく憂鬱な雨。
 それは雲が夜空を隠しているからなのか。
 すがすがしく、穢れの無い綺麗な星空を望んでいたからなのか。
「お母様……」
 馬車の中、かすかに声がしたほうにルイズは顔を向けた。
 今日、この行為が何度目になるかわからなかい。
 タバサ救出という大仕事を終わらせた後、馬車に乗り込んでひとまず森に身を潜めることになった。
 皆が疲れて眠りこける中、一人だけ起きてある思いに馳せていたから。
 それは家族のことだった。誰にとっても言葉では表せないほどの大事な人。

 タバサは自分の母親に寄り添って眠っていた。
 目を覚ましているときには近づけないから、あの母親の娘は今大事そうに抱えている人形だから。
 近づけるのはこの時間帯だけ、寝ている今だけが唯一甘えられる。
 一方的で返事すらも返ってこない、まるで死人と触れ合っているかのようだ。
 それがどんなに悲しいことなのか。どんなに辛いことなのか。
 胸が痛んでしかたない。
 考えるたびに涙が出てきてしまうのだった。
 立ち上がり、わずかに見える夜目を駆使してタバサに近づいていく。
 徐々に見えてくるタバサの顔。
 それは嬉しさが溢れていて、見た人すべてに幸せを分け与えるような表情だった。
 その表情に吸い込まれていき、目の前が見慣れた光景に変化していった。


536 名前:過去現在未来 mailto:sage [2007/03/10(土) 14:26:06 ID:sm+0u6gZ]
「ここは……」
 太陽の光が暖かく迎え入れてくれる。
 そこはもう帰れるかどうかわからないトリステイン国、ゲルマニア沿いの国境にあるお城。
 馬車にでも乗っているかのように、自動的に目の前の景色が進んでいった。
 やさしい日差しとやわらかい風が 髪を撫でていく。
 綺麗な植物が地面を埋め尽くしていて、小鳥達が楽しく歌っている。
 病弱で、自然を愛するちい姉さまが作り上げたお庭。私も大好きな大きなお庭。
 小さい頃に何度も歩いたから決して忘れることは無い。
 召使いとよく遊んだ原っぱ、お姉さまと一緒にお茶会をした広場。
 そして噴水。中央には父親に作ってもらった小さな小船。
 怒られたて悲しいときはここに隠れていつも泣き、そのまま小船の揺れに慰められて眠りについていた。
 そのうち……ここにちい姉さまかワルドが心配してやってくる。
 この小船にいることを知っている、私以外の人物だから。
 景色が噴水にある小船に差し掛かった頃、景色は動かなくなった。
「うっ、ひっく」
 ふいに聞こえてくるさみしそうな泣き声。この声には聞き覚えがあった。
 正体は小船の陰、とても悲しそうな顔をして、体を丸めて涙を流している。
「これは、私?」
 一人で泣いている……一人?
 弱弱しく、どこまでも無力に見える幼い頃の自分の姿。
 どうして? いつからなの?
「な、んで」
 どうして私はこんなにも孤独だったの?
「魔法、でないの」
 胸が痛み始める。
「がんばってるのに」
 魔法がでない……だから私は。
 物心が付き始めた年齢、記憶も途切れ途切れできっかけが無ければ思い出さないような幼少。
 その頃は楽しい思い出しかなかった。
 私も周りにいる両親、お姉さま、メイド、皆笑ってた。
 それじゃあ物心付いてからはどうだったのか。
 徐々に、年齢を重ねるほどに皆の表情が険しくなっていくのがわかる。
 年をとっていつまでも呑気にしていられないということもあるだろう、でもそれだけじゃないのは明白だった。
 さきほど幼い自分が告白していたこと「魔法、でないの」
「ルイズ」
 ふと後方から聞きなれた声がして思考を止めた。
 声の主を確かめたくて振り向こうとする。けれども目線が動くことはない。
「何なの? 今更こんなことを見て何になるというの?」
 自分は変わった。強くなった。
 それなのに、こんなにも惑わされている。
 情けなくて仕方なくて、動けなけないから思いのたけを叫んだ。
「わ、私は……ゼロじゃない! 魔法だって、虚無の使い手なの! それに一人じゃない! 学院の皆が、才人がいるから!」
「ルイズ」
 二度目に呼ばれた自分の名前、それを合図に世界が突如として捻れ始めた。
 すべてが曲がりくねり、一点へと収縮されていく。
 そのすさまじいさまをただ見つめていた。
 世界は潰れていき……やがて夜に戻った。



537 名前:過去現在未来 mailto:sage [2007/03/10(土) 14:26:48 ID:sm+0u6gZ]
「ハッ、ハァ」
 ふとルイズは、上から冷たい何かが襲ってくるのを感じた。
 手のひらを上にして顔の前に出す。たくさんの水滴が落ちてきていた。
「雨……」
 そこは森のなかにある小さな野原だった。
 馬車を止めてあるところの近く、偶然見つけたこの場所は木で空が途切れていなかった。
 そういうこともあり星空を調味料にしてここで夕食を食べていた。
 記憶を思い起こしたルイズは天を仰いだものの、そこは雲に覆われていた。
「空、何もない。ゼロ……」
「どうしたの」
「体が重たい」
 衣服に水が染み込んだからなのか、気持ちが沈んでいるだけなのか。
「泣いて、いるの?」
「泣いてなんかない」
「大丈夫?」
「私は、成長したの。だから」
 ルイズは途中で言葉を失った。それは何か暖かい感触が体を包み込んだからだ。
 さらに視界の中には徐々に人が写りこんできた。その人物はルイズの良く知っている人。
 タバサはルイズを抱きしめていた。
「落ち着いて」
 ルイズの内にやすらぎが広がっていく。
 このやすらぎがなんだか幸せに感じられて、しばらく固まったままだった。
「タバ、サ」
「私の使い魔に教えてもらった。大切な人が不安がっていたり落ち込んでいたりしたらこうすればいい」
「そう」
 雨はいつの間にか止んでいた。


538 名前:過去現在未来 mailto:sage [2007/03/10(土) 14:27:27 ID:sm+0u6gZ]
「声が届いていなかった」
「だから私のこと抱きしめたの?」
 タバサはうなずいた。
 
 あれからしばらく経ち、ルイズは冷静さを取り戻した。
 まず、二人はびしょ濡れの服を着替えることにした。
 馬車にこっそり戻って、忍び足で衣類を物色した。
 残念なことに踊り子の服しかなくてルイズは渋っていたが、濡れた服よりはいいだろうというタバサの助言もあり、ルイズは渋々と着替えることにした。
 この姿を万が一目を覚ました男連中(特に才人)に見られたらどうなるかわからない。
 ということで馬車の外、衣服を枝にかけた木のすぐ近くに布を敷いた。
 そして寒くないように二人で肩を寄せ合って、そこに座り込んでいるのであった。

「それにしたっていきなり……肩を叩くとかしなかったの?」
 タバサはまたうなずく。
「ん〜」
 ルイズは得体の知れない恥ずかしさを感じていたのだった。
「嫌、だった?」
「そんなことはないわよ。むしろ嬉しかった」
 なんでこんなことを言っているのかわからなかった。
 考えてみれば自分の為にしてくれたタバサの行為は感謝すべきことである。
 今更拒んで怒るほどのことでもない。ただ何かが引っかかっている気がしていた。
 それが気になって、ついタバサに抱きしめたことを突っ込んでしまうのだった。
 いつまでも同じ質問してても仕方ない。
 ルイズはしゃべるのをやめようとした、そのとき。
「あなたも、一人だったの?」
「えっ?」
 ルイズは突然の問いに思わず体を離してタバサを見た。
「忘れて」
「でも「忘れて」
「む〜う」


539 名前:過去現在未来 mailto:sage [2007/03/10(土) 14:28:16 ID:sm+0u6gZ]
 いつからか二人の停滞していた時間。
 近いうちに動き出すのかもしれない。
 理解者とともに、支えてくれる使い魔とともに。

作者「ボン! キュッ! ボン! になってしまう日が!!!」


540 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 14:30:49 ID:sm+0u6gZ]
投下してる最中に気付いたんだが全然見直してなかった。
文章がおかしくてもスルーしてくれ。

続くかどうか気分次第です

541 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/10(土) 14:57:13 ID:n490qrN3]
この組み合わせってめずらしいね。
おつかれ。なんか不思議な感じだった

542 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 16:06:08 ID:dts6Cf5n]
へんたいさんの後にこういう話が入るとへんたいさんが頭沸いてる人に見えてしょうがないww

543 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/10(土) 23:50:21 ID:S2HJ1C2E]
へんたいさんは、へんたいだからね。

俺達に出来ない事を平然とやってのける! そこにシビれるゥ!あこがれるゥゥゥ!!

544 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 00:14:35 ID:AAC/CrQo]
>>543
いいところに気が付いたな。



545 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 02:43:27 ID:AYP+ZMAb]
すまないが保管庫のアドレスを教えてくれ

昔のへんたいさんの作品を見たいのだが何故か表示されない

546 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 03:11:42 ID:PAQ7yk1n]
>>1以外の保管庫があるのか?

547 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 03:11:50 ID:0MAQw+Pp]
たっぷり堪能してくれ
wikiwiki.jp/zero/

548 名前:名無しさん@ピンキー mailto:Sage [2007/03/11(日) 20:22:43 ID:IZitUS1Q]
いまならいける・・・
30分タバサ

549 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 20:26:15 ID:00al3V0s]
30分?

550 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 20:27:26 ID:1GbYvMTG]
そし

551 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 20:29:51 ID:jd8ECuTA]
タバサ「あなたみたいな気が利かない男が二股なんて、
十年早い」

552 名前:名無しさん@ピンキー mailto:Sage [2007/03/11(日) 20:34:00 ID:IZitUS1Q]
おまえらどこにかくれてたWWW

553 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 20:35:17 ID:sG+y2fGR]
俺はタバサの僕

554 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 20:48:07 ID:PbZ4wBes]
じゃあ、俺は10分シルフィード(擬人化)



555 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 20:55:36 ID:R+ot5xF6]
>>548>>554
そういう遊びはキャラスレでやってろ


罰として>>548はタバサの、>>554はシルフのエロSSを書くように。

556 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 20:58:02 ID:m9mciF5a]
>>554
 だ  が  断  る  !
10分シルフィード(獣姦) 

557 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 21:01:51 ID:g7fnGVRn]
みんな、556さんの邪魔をするんじゃねえぞ

558 名前:ぺとるーしゅか mailto:sage [2007/03/11(日) 21:43:47 ID:jd8ECuTA]
>>548>>554>>556
書いてくれる人増えてうれしいなぁ(o^∇^)o


せんたいさんのSSがないと暴れだしてしまう人達のために
暇つぶしのSS投下しまふ

559 名前:サイトの教え mailto:sage [2007/03/11(日) 21:48:51 ID:jd8ECuTA]
最近アンリエッタは毎日サイトと会っている。
サイトに異世界の話をしてもらう為だ。寝巻きを着ているが。別に他意はない……ない……はず。今日も………

コンコン
「陛下。シュバリエ・サイト殿が参られました」

「通して下さい。」

ガチャ
「失礼します。姫様」
「サイト殿!お待ちしておりました。またお話をして下さいませんか?」

「姫様の頼みであれば、喜んで」
サイトの話はアンリエッタにとって娯楽であると同時に教科書でもあった。

「俺のいた世界ではね………」

ここ、ハルケギニアには始祖ブリミルの時代から王国は3つしか存在しない。

「民衆からなる下院があったり………」

政治の仕方を学ぶにはあまりにも前例が無すぎた。

「意見を聞くために目安箱を………」

しかしサイトが来た世界では、入れ替わり立ち代わり、数えきれない程の国が存在した。

「税金は………………………」

現在は民主主義が多いとはいえ、過去に遡れば星の数ほど王制をしいていた国が見つかる。

「科挙なんていうのもあって…………」

サイトも姫様の手助けになるならと、自分の覚えている範囲で教えていった。

「…………………こんな感じかな」

「ありがとうございます。とても勉強になりますわ!」

「こんなので良ければ……」

「あの……それでは……」
途端にアンリエッタの頬が染まってゆく

「ん?何かな?」
サイトはわかっていて聞き返す

この授業は毎日二時限で行われる。
一時限目は社会科。二時限目は……

「あの……男女の……ぃ…」
照れで末尾がしどろもどろになってしまう


560 名前:サイトの教え mailto:sage [2007/03/11(日) 21:50:27 ID:jd8ECuTA]
「もっとハッキリ言わないと分からないなぁ」
わざと言わせるサイトもはっきり言って外道である。

「あの……その……ぇ……」
サイトはニコニコしながら見ている
「ん?」

(もぉ!サイトさんの意地悪!!)

「だから…その…えっちなコト……教えて?」

もうアン様サイコー!!

だが、ここで只むにゅるだけでは教えたとは言わない
「じゃあ、昨日何について教えたか、覚えてる?」

「女性の体の各部の呼び名でしたわ」
(そうそう、姫様自身の体を使って覚えたんだよね)

「全部覚えたかい?」

「はい!もちろん!!」
(いやぁ、姫様は勉強熱心で教えがいがあるよ)

「じゃあ今日の授業に移ろう。今日は視覚と感じやすさの相関性についてだ。」
サイトはアンリエッタの手をとり
ドアのそばまで連れていった
アンリエッタを扉に向かって立たせ、サイトはその後ろにつく

「あ…あの……サイト殿?」

「なんですか?姫様」

(他の者に聞かれてしまいます!!)
アンリエッタは眼で訴える、しかしサイトは満面の笑みで見つめるのみ……ある種の圧力でもあった
(サイトさん……ううぅ……)

アンリエッタの表情を承諾と受け取ったサイトは行動を開始した。
「それじゃ始めようか!」
言う間もなくアンリエッタの後ろから手が伸びてきたと思うと視界が真っ暗になってしまった。

(ふぇっ!?) 「な……なにを……?」

「授業だよ♪さぁ姫様、これからあなたは目隠しをされたまますっごくエッチなことをされるんだ」

(そ……そんな!………………え!?何!?)
アンリエッタの体が意思に反して熱くなる
視界が暗くなり不安な中、これからのコトを告げられ想像してしまったのだ。

「ひゃっ……ひぅ………はぅっ………」
見えない手がアンリエッタの体を触れるか触れないかのタッチでなぞっていく


561 名前:サイトの教え mailto:sage [2007/03/11(日) 21:51:50 ID:jd8ECuTA]
さわさわ……
「ひぁぁ………ぅぅ」
(な、なんで?何時もより敏感に……!)
戸惑うアンリエッタ。手は次第にアンリエッタのたわわに実った果実をせめ始める

むにむに……
「ひゃん……はうぅ……あぁん!」
先端は既に自身の存在を目一杯主張していた
(いゃぁ……こんな……こんなに感じるなんてぇ)

「女王様のくせして、こんなエロい胸しちゃってぇ、本当はこういうコト好きなんでしょ」

「ち、違います!私は!」

「胸の谷間も汗でヌラヌラ光ってますよ。この姿、他の人にも見せてあげたいなぁ♪」
サイトの言葉が脳内に響き渡る。
暗い視界には今の姿を民衆に見られてるという想像が映像化されていた

「そんなの……あぁ……らめぇ!」
拒否しつつも自身の想像で一層体は上気していく

「ふあ………うん……ひあっ!」
見えない手がするすると這いながらアンリエッタの下の口に到達する

くちゅ……
「ひぁぁっ!!」
(何今の!?電気が走ったみたいに……!!)
目隠しによりいつもの数倍の刺激、アンリエッタが戸惑うのも無理はない

くちゅくちゅ……
もみゅもみゅ……
「ら、らめぇ……」

最早拒否の言葉にも力がない

サイトの追い討ちは続く
「アン、今度は今の状況を昨日覚えた言葉で表してみて」
「え!?」

「昨日の復習だよ。エッチなコトを言いながらいじられるのは気持ちいいよぉ♪」
(そんな……!)

イヤだと思いながらも、快感を求める体は動いてしまう

「わ、私、サイトさんに胸を……むにむに揉まれて…ふぁ……気持ちいいのぉ
……おま〇こもぐちゅぐちゅってぇ!!」
アンリエッタの体は絶頂の一歩前だった………が、

「陛下にこんな趣味があったとは……」

え!?今の声は……枢機卿?


562 名前:サイトの教え mailto:sage [2007/03/11(日) 21:54:56 ID:jd8ECuTA]
アンリエッタは驚きを隠せない

「幼き頃より見ておりましたが、まさかこれほどまでに淫らに成長なされるとは……」
また、見えない手に果実がもてあそばれる……
しかし先程とは違う、ねっとりとした手つきで

「嘘……本当に……枢機卿!?」

「陛下、真実は何時も一つ、と常々申しておりましょう」
確かにマザリーニの声である
(こんな姿を見られてたなんて…)

「しかし、私の手などでも感じるとは淫らですなぁ」

「どうして……」
感じてしまう体を抑えつつどうにか聞く

「訳なんていりますかな?」

「え!?」
何時ものマザリーニの諭すような声
「男が女を抱くのに…訳なんて必要ですかな?」
言うと同時に異物が入ってくる感触

ま、まさか……!!
「やっ…やめて下さいぃ……ふぁぁぁっ!!」
異物の主は嘲笑うかのように腰の動きを開始する
「やめてと言っても、貴方のここはキュッと締め付けて、私のモノを離しませんがね?」

「そんなこと言っちゃっ!だめぇ」

「清楚なはずの女王が自室でこんなコトしてるなんて、民衆も真っ青ですなぁ!」
「ひぅっ!うぅっ!はぁん!」
(頭の中がいやらしいことで……いっぱいにぃ)
こんな状況でもアンリエッタはあえぐばかりだった


563 名前:サイトの教え mailto:sage [2007/03/11(日) 21:56:45 ID:jd8ECuTA]
「こんなにくわえ込んで……私の肉棒はそんなに美味しいですかな?」
マザリーニの声がアンリエッタの脳髄を汚していく

「ひぐぅ!ふわっ!ひゃん!」
視覚を封じられたアンリエッタにマザリーニの声と自らの水音は刺激が強すぎる

「大きすぎれぇ!奥まれぇ!あたってるぅぅっ!!」
アンリエッタの頭の中が快感で満たされる

「こんな年老いた男の肉棒をくわえて喜ぶとは、へんたいですな陛下は」
アンリエッタは自分を蔑む言葉で一層発情していった

「ううぅ……いやぁ……いやぁ」

「そんなへんたいさんには中出しの刑がふさわしいですな」
腰を打ち付けられる速度が上がってきた。

(中に……出される?好きでもない人のを?)
「いやっ!!中はだめぇっ!!」
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

「うっ、出しますよ……………!!」

肉棒が子種を吐き出しアンリエッタの奥を打ち付ける

「いやああぁぁぁぁ!!!!」



達すると同時に緩んでいた目隠しがハラリと落ちた



「ぁ………さぃと……さん?」
(どうして…………………?)

失神してしまったアンリエッタを腕で受け止める
「バーロォ……こんなに素敵な姫様を………他の人に見せるなんて……」

サイトはアンリエッタを抱きかかえてベッドへと連れていく

「そんな勿体無いこと、できませんよ」

その首もとには服に合わない蝶ネクタイがついていた

564 名前:ぺとるーしゅか mailto:sage [2007/03/11(日) 22:00:25 ID:jd8ECuTA]
こんな感じで、終了します。
次のSSへの起爆材となれば幸いです









(ネタを知らなかった人へ、
あの蝶ネクタイは変声機となっております。あしからず)



565 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 22:10:00 ID:gb83jC+Q]
あれか……
GJじゃねーか。バーロー。

566 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 22:14:25 ID:PbZ4wBes]
バーローwwwwwwww枢機卿になんの恨みがあるんだwwwwwww

567 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/11(日) 22:40:21 ID:VhLPtUPR]
>>566
>>400 
じっちゃんの名に掛けて!!
こんな恨みがあるシエスタスキーの犯行だ


568 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/11(日) 23:54:19 ID:pRs/OsHa]
さておまたせ。アンシエの続きいっくよー

569 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/11(日) 23:55:12 ID:pRs/OsHa]
「…起きて、ルイズ」

酔い潰れて寝ているルイズを、ゆさゆさと揺り起こす者がいた。
その者は、酔い潰れた己の使い魔を介抱するために宴から離れていて、女王とメイドの魔手から逃れていた。
しかし、揺すられたルイズは。

「う、うぅ〜ん…」

眉をしかめて、唸るだけで起きようとしない。
どうやらまだ、酒が残っているようだ。
声をかけた主はルーンを唱える。
呪が完成すると、ルイズを青い光が包む。
『水』系統の呪文、『解毒』だ。
呪文の効果で、ルイズの体内のアルコールが毒物とみなされ、分解されていく。

「…っ!?何っ!?」

アルコールの抜けたルイズは、がばっ!と起き上がった。
その拍子に。

ごっちぃん!

顔を覗き込んでいたタバサにまともに頭突きをかましていた。
ルイズの目の前に火花が散り、地面に逆戻りする。
タバサは不自然な角度で仰け反り、倒れるのを堪えている。

「いった〜〜〜〜い!」

ぶつけたおでこをさすり、ルイズの意識は完全に目覚める。
そういえば私、姫様に無理やり酌されて…。
酔って寝てしまったんだ。
そしてルイズは、不自然な角度で上を向いているタバサに語りかける。

「チビっこ…アンタが助けてくれたのね…」

ルイズとてメイジの端くれである。この状況をみれば、自分が魔法で気付けされたことくらいは分かる。
タバサはルイズの声にゆっくりと体を立てる。
その赤くなった鼻から、つつー、と赤い筋が垂れた。
…あ。

「ご、ごめん!」

ルイズは慌てて懐からハンカチを取り出し、タバサの鼻血を拭く。
タバサはその手からハンカチを奪い取り、憮然とした顔で鼻を拭いて、言った。

「…一個貸し」

それが頭突きの貸しなのか、魔法による解毒の貸しなのかは分からなかったが。
ルイズはぽりぽりと頬を掻いて視線を逸らす。
そして気付く。

「サイト!サイトはどこっ!?」

見渡す周囲には、ルイズの求める姿はなかった。

570 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/11(日) 23:55:55 ID:pRs/OsHa]
「アンタっ!サイトどこ行ったか知らないのっ!?」

頼みの綱は酒の席から逃れていたであろうタバサであった、が。
自分の両肩を乱暴に掴んだルイズの手を振り払い、タバサは首を振る。

「知らない」

タバサがここにやってきたとき、既に才人はおらず、累々と横たわるお付の者たちと村人たち、そしてルイズがいただけだった。
ルイズは悔しさに親指の爪を噛む。
やられた…!
酔った振りで、酒を盛って…!
わたあめのクセに!乳牛のクセに!
やるじゃないの…っ!
悔しがるだけのルイズに対し、タバサは冷静だった。
累々と横たわる酔っ払いどもの上から、周囲を見渡す。
そしてすぐに、目的のものを発見する。
タバサは杖を手にして、すっくと立ち上がった。

「…見つけた…!」

その瞳はその二つ名のごとく冷たく澄み、目標を捕らえる。
タバサの視線の先には。仲よさそうに寄り添って、腕を組んで森の入り口に入っていく、アンリエッタと才人がいた。
タバサの異変に気付いたルイズも、その視線を追う。

「あっ…!」

ルイズも慌てて立ち上がり、そして。

「こら犬、何やってんのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

ものすごい勢いで、タバサを置いて走り出した。

「…静かにしないと気付かれる…」

タバサの忠告も虚しく、ルイズは土煙をあげて二人の消えた森へとかっとんでいった。
そしてタバサも、その後を追う。
愛する人を、取り戻すために。

571 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/11(日) 23:56:54 ID:pRs/OsHa]
「…うまくいったわね」
「はい、大成功です」

二人の消えた森の入り口の見える村の外れの空き家で。
横たわる才人を脇目に、女王とメイドの二人は、お互いの手を合わせて作戦の成功を祝った。
そう、森に消えた才人とアンリエッタは、スキルニルである。
そのスキルニルには、しばらく逃げ回った後、適当な木陰で元の人形に戻れと命令してある。
ルイズとタバサは森の中を散々連れ回された挙句、二人を見失う、という算段だ。
タバサが酒を飲まないであろうことを見越した、二人の作戦であった。

「さて、それじゃあ…」

アンリエッタが、酔って眠る才人を一瞥する。

「ええ」

同じようにシエスタも、才人を見つめる。
二人の瞳は、すでに獣欲に曇っていた。

「楽しみましょうか、シエスタさん…」
「ええ、女王陛下…」


572 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/11(日) 23:57:46 ID:pRs/OsHa]
目を覚ますと。
俺は全裸で椅子に縛り付けられていた。
え?コレどういう状況??
辺りを見渡す。
どうやらここはどこかの部屋の中みたいだ。
窓から差し込む光の加減から、お花見開始からけっこう時間がたってるみたいだ。
そういえば俺、姫様の注いだ酒のんで酔っ払って、寝ちゃったんだっけか。
…で、なんで裸か?
とりあえず記憶を探ってみるけど。
何も出てくるはずはずがなく…。
と、とりあえずこの縄外さないと。逃げることもできやしない。
で、俺ががたごと暴れていると。
いきなり背後から白いものが伸びてきた。
でもって、それは俺の首に絡みつくと。

むにゅ。

後頭部にやーらかいものが押し当てられる。
この。耳の後ろに当たってる突起物と、目の前の白い手から察するに。
生おっぱいぱ-------------------------------!?

「え、なにこれどういうことこれっ!?」

俺は後ろから俺を抱きしめているであろう人に疑問をぶつける。
その人は、俺のよく知った声で答えた。

「無駄な抵抗はおやめなさい♪サイトさん」
「え?シエスタ?」

その声はシエスタだった。
シエスタは楽しそうにそう言うと、おっぱいを俺のアタマに押し付けたまま、上から俺の顔を覗き込んできた。
柔らかく歪むおっぱいの向こうから、笑顔のシエスタが俺を見下ろしている。
そして心底楽しそうに説明する。

「サイトさんは今、囚われの身なんです。
 私とある人を満足させないと、解放してあげません♪」

え?なにそれどういうこと?
いやまあこのおっぱい帽子は重きもちいいんですけど。
ってかある人ってダレ!?
とか思っていると。
俺から見える扉が開いて、とんでもないものが姿を現した。

573 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/11(日) 23:58:15 ID:pRs/OsHa]
そこから現れたのは、真っ白な、下着姿の姫様。

「って何やってんすか姫様ーーーーーーーーーーーっ!?」

思わず叫ぶ俺。
そんな俺に、姫様はにっこり笑って近寄ってきた。
そして俺の顎をそっと指でなぞると。
いきなりキスしてきた。
そしてすぐに身体を離すと。

「まだ、立場というものがお分かりでないようですね?サイト様…?」

へ?立場?立場ってナニ?
俺が混乱していると、姫様はガーターベルトに吊るされた、白いストッキングに包まれた脚を持ち上げて…。
シエスタのアタックですでにクライマックスの俺の電撃イライラ棒を踏みつけた。
ちょ、ちょっとまてちょっとまって!
うらがわあしのゆびでこすらないでええええええええ!

「ちょ、ひめさまっ」

俺の必死の呼びかけに、姫様は。

「そうじゃないでしょう?サイト様…?」

なんかものすんごいいやらしい笑顔で、俺を見つめて。
コスっていた脚を、椅子に引っ掛けて止めた。
ちょ、そこで止めないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

「女王様と、お呼びくださいまし♪」

ギンギンになった俺のきかん棒に支配された俺の理性は、即時降伏の道を選んだ。

「じょ、女王様っ」

そんな俺に、姫様は一瞬身体を震わせると。

「よくできました…。ご褒美を、さしあげてよ。サイト様」

後ろに控えるシエスタに、目配せした。

574 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/11(日) 23:59:22 ID:pRs/OsHa]
シエスタはアンリエッタの指示に、才人の前に立つ。
彼女はアンリエッタとは違い、全裸だった。ただ、頭にだけ、いつものカチューシャを付けている。
アンリエッタはそっとシエスタの背中から押しながら言った。

「まずは、メイドを差し上げますわ…。
 さ、シエスタ」
「はい」

シエスタは頷くと、身動きの取れない才人の首筋にそっと手を絡ませ、身体を密着させる。
才人のモノと腹の間に腰を落として、言った。

「サイトさん、どうして欲しいですか?」

淫靡に笑いシエスタは、才人に発言を促す。
才人はちょっと考えていたが、股間で飢えを訴える己の分身の欲望を、そのまま口にした。

「シエスタの中に…入れたい」

その言葉に、シエスタは嬉しそうに微笑むと、応えた。

「わかりました…旦那様」

シエスタは腰を浮かせ、才人の肉棒にそっと白魚のような指を絡ませると、ひくひくと蠢いて牡を待ち構える己の裂け目に、才人を導いた。
くちゅっ
湿った音をたて、シエスタの秘唇が才人の先端に当たる。

「それでは…失礼します、サイトさん…」

ぐにゅっ

柔らかい弾力をもって、シエスタは才人を根元まで飲み込んだ。

「ああっ!サイトさんのがっ、奥までぇ…!」
「くっ、キモチいいよ、シエスタっ…!」



575 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/12(月) 00:00:45 ID:pRs/OsHa]
そんな二人の接合を後ろで見ていたアンリエッタは、おもむろに後ろからシエスタの胸を揉みしだいた。

「あっ、へいかぁっ、なにすっ」

シエスタの言葉に、アンリエッタは応える。

「女王を放っておいて、自分だけ気持ちよくなろうなんて、いけないメイドですわね」

言って、その手に力を込める。
シエスタの胸が歪にゆがみ、その喉から苦痛を伴った喘ぎが漏れる。

「へいかぁっ…いたいっ…」
「うふふ…痛がっている割に…」

アンリエッタはシエスタの耳元でそう囁くと、右手を胸から離し、才人とつながっている股間へと伸ばした。

ぐちゅ…

シエスタのそこは、感じている証である淫らな水音をたてた。

「この潤いようといったら。とんでもない淫乱メイドね」

言ってシエスタの耳の中に舌を差込み、嘗め回し始めた。

「やぁっ、らめっ、へいかぁっ、らめれすぅっ!」

アンリエッタの責めに、シエスタは動いてもいないのに高みへと持っていかれる。
そして才人もまた、目の前で繰り広げられる淫靡なショーに、内なる獣を抑えられずにいた。

「あ、ひ、らめ、いく、いくのぉっ」
「シエスタ、俺もっ…!」

二人は軽く痙攣し、絶頂に達する。
繋がったままの二人の間から、溢れた才人の子種が零れた。
零れた才人の液体を見たアンリエッタは、ぐったりと才人にもたれかかるシエスタを、いつの間にか持っていた杖で魔法をかけ、宙に浮かせる。
そのまま脇の床に横たわらせると、言った。

「主人のお情けをこぼすなんて、躾のなっていないメイドですわね…。
 失礼いたしましたサイト様。お詫びといってはなんですが」

言ってアンリエッタは、ルーンを唱える。
そして現れた小さな氷の刃が、才人を椅子に縛り付ける縄を切り裂き、自由にする。

「あなたに、自由を授けましょう…」

576 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/12(月) 00:02:35 ID:pRs/OsHa]
才人は、縛られていた両腕をさすり、椅子から立ち上がった。

「ふう、酷い目にあった…」

口ではそんなことを言うが、そんなことは毛頭思っていない。
アンリエッタは、そんな才人の前に立ち、そっとその胸板に身を預けた。
才人は慌ててアンリエッタに問う。

「で、でで、今度はナニをすればいいんで?」

才人のその素っ頓狂な質問に、アンリエッタはくすりと笑うと。
シエスタに教わった、ある台詞を口にした。

「あなたの思うやり方で、この私に…奉仕、なさい」

そして才人は、その言葉を受けて。
アンリエッタを抱きしめ、その唇を奪った。


サイト様は、私の言葉に、優しくキスをしてくださった。
してださったんだけど。
その後、いきなり、私を後ろ向きにさせると。
後ろから、押し倒してきた…。
私は慌てて両手をつく。
すると。
私はいつのまにか四つんばいにされていた。

「え…?」

驚く私のお尻を、サイトさまの、サイトさまの手がぁっ!

「じゃあ、たぁっぷり『奉仕』させていただきますね、女王様?」

ショーツの中まで入り込んで、お尻を撫で回してきた…!
まるで形を確かめるみたいに、ショーツの中をサイト様の手が這い回る。
でも。
肝心な所には、一切、その、触ってくださらない…。
わ、私が命令してるのにぃ…!

「あれえ、おかしいなあ。こんなに奉仕してるのに、女王陛下は濡れてらっしゃらないぞぉ?」

だ、だって、そこは、濡れるようなところじゃあっ…!
私はサイト様に抗議する。

「そんなところっ…。濡れませんっ…!」

私の言葉に、しかしサイト様は。

「では、濡れている場所を仰ってください、女王陛下」

…うー…!いじわるぅ…!
私は恥ずかしいのを必死で堪えて…言った。

「お、おま…です」

しかし、サイト様は意地悪に返してきた。

「声が小さくて聞こえませんでした。もう一度、大きな声でお願いできますか?」

…サイト様のっ…へんたいっ…!

577 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/12(月) 00:03:44 ID:fMr/JWmC]
「おまた…です…」

その言葉に、何故かサイト様は驚いたような顔をしたけど。

「承りました、女王様♪」

やっと、いじってくれるんだ…。
私が期待に胸を膨らませていると。
サイト様は、私の履いていたショーツの横の結び目を解いて、脱がせると…。

ちゅっ

直に、いきなり口付けてきた…!
や、だめ、ゆびでひろげないでっっ!

じゅるるるるるるっ!

「やぁっ!だめぇっ!」

響いた淫らな水音に、思わず私は叫んでしまう。すると。
サイトさまが、止まった…。

「…え…?」

思わず呆ける私に、サイト様が信じられないことを言ってきた。

「女王陛下がダメと仰るなら、ここでやめるしかないなあ」

振り返ると、サイト様はいやらしい笑顔を貼り付けていた。
…うー、もう、この人わぁ…。
私は必死に恥ずかしいのを堪え、サイト様に、『お願い』した。

「命令です、やめないで…。
 私が何を言ったとしても、奉仕を止めては、な、なりません…」

そして、サイト様は。

「承りました、女王様♪」

満面の笑顔で、そう応えた。

578 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/12(月) 00:04:17 ID:fMr/JWmC]
才人に後ろから獣のように貫かれ、アンリエッタは歓喜の言葉を囀っていた。

「あっあっあっあっ、いいですっ、いいですぅっ」

その表情は淫らに崩れ、口の端からは女王にあるまじきだらしなさで、涎を垂らしている。

「サイトさまのっ、サイトさまがぁっ、いいのぉっ」

リズミカルに叩きつけられる腰からは、清貧女王のイメージからは程遠い、溢れんばかりの淫汁が飛び散っている。
才人を受け入れているその裂け目は、まるで娼婦のように才人を咥え込み、快楽を才人に送り込んでいた。

「サイトさまのぉっ、おちんちんがぁっ、おくにぃっ、あたってるのぉ!」

奥の奥まで犯され、アンリエッタはもう、完全に雌の本能に支配されていた。
喉が淫らに囀り、胸が卑猥に揺れ、腰が貪欲に牡を貪る。
やがて、その淫行は限界に達する。

「あ、あ、あ、あ、あ、あ、いく、いく、いっちゃう、サイトさまぁっ、いっちゃうのぉ!」
「だ、出しますよ女王様っ!」

二人はほぼ同時にビクビクと痙攣し。
才人は、ぎゅうぎゅうと最後の締め付けを行うアンリエッタの淫壷の中に、己の欲望をぶちまけた。

「あ、ひ、ひぁ…」

熱い熱い迸りで意識までも灼かれ、アンリエッタは床に崩れ落ちた。

579 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/12(月) 00:04:53 ID:fMr/JWmC]
さて、と。
俺はゆっくりと立つと、目の前で満足しきって眠っている二人の女性を見下ろした。
さーて、ここまで好き勝手やられてましたけど。
こっからが本番さね?
俺はゆくりと眠るシエスタに歩み寄って、近くにあった細いロープでその両手を後ろで縛った。
そこまですると、さすがにシエスタは目を覚ました。

「あっ…な、なにしてるんですかサイトさんっ?」

なにってー?し・か・え・し♪

「まぁだ立場ってもんがわかってないみたいだね?シエスタ?」
「え?」

俺は呆けるシエスタの股間の小さなお豆を、指でつまんだ。

「やぁんっ!」
「シエスタは捕まったんだよ?つまり、俺のされるがまま」

俺は言って、シエスタのあそこを、指でこれでもかと蹂躙した。

「やぁっ、あんっ、そんなっ、かきまわさないでぇっ、あっ…?」

そして、シエスタからおつゆが垂れ始めてきたころを見計らって手を止める。

「え、なんで…?」

途中で放置されたシエスタは、抗議を込めた視線を俺に向ける。
まあ当然だけど。
でも俺の逆襲は始まったばっかりで。

「さてシエスタ。きちんと『お願い』できたら、続きしてあげるよ?」

俺の言葉に、シエスタは恥ずかしそうに俯く。
そして言った。

「お、お願いします…。
 だ、旦那様のお情けを、お情けを、シエスタにください…」

よく出来ました♪

580 名前:サクラ前線異常アリ ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/12(月) 00:05:29 ID:fMr/JWmC]
「今はアナタは女王陛下じゃないんですよ?わかってます?」
「あっ、わかりましたぁっ、アンリエッタは、アンリエッタは、サイトさまのぉっ」
「俺の、何?」
「サイトさまのぉっ、ドレイですぅっ」
「よくできました♪」

……。
アンリエッタ女王とサイトを見失ってから、私たちは村に戻ってきたんだけど。
聞きなれた声に誘われて、私たちは『サクラ』の丘のそばにあった家の扉の前にいた
扉の向こうからとんでもない声が聞こえる。
隣では、ルイズが拳を握り締めて震えてる。

めき…。

樫の樹でできたとんでもなく硬いはずの私の杖が、悲鳴を上げる。
…たぶん、私も震えてる。
ていうか、なんでこんなに落ち着いてるんだろ?私?
目の前でサイトが、他の女とアレしてるのに。
でも、心とは裏腹に、喉は勝手にルーンを唱え…。

どかぁん!

全力の『エア・ハンマー』が、その家の壁をきれいに吹き飛ばした。
そこには、両手両足を拘束された裸のアンリエッタ女王と繋がっているサイトがいた。
……。
………………。
………………………………………………………………。

「いっぺん、死んでみる?
        犬         」

ルイズが私の心情を代弁して。
逃げようとしたサイトを、私とルイズの魔法が吹っ飛ばした。〜fin

581 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/12(月) 00:07:39 ID:fMr/JWmC]
はい終わりました。
教艦ASTRO読んでたら遅くなっちゃったゴメソ。
なんかgdgdなオチですねー相変わらず。

まあみんな出たしおっけいでしょ(何
そんじゃあねますーノシ

582 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/12(月) 00:08:20 ID:NF4d6T8f]
さすがせんたいさん!
だがもっとおっぱいを活用してダブルパイズリとかして
もっと才人をいじめても良かったんじゃないかと思うんだがどうだろう?

せんたいさんはそういうタイプじゃないか。

583 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/12(月) 00:08:32 ID:ngDxEMzO]
>>581
一番槍!

GJ!!
すてきなアンシエでした
でも、ルイズタンもみたいよー


584 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/12(月) 00:09:04 ID:ngDxEMzO]
あー、負けたーorz



585 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/12(月) 00:09:37 ID:3pS5+xei]
GGGGJ!
一番槍ィィィイイ!

586 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/12(月) 00:14:09 ID:DPFTbgbk]
オチがお約束すぎて笑えるww
せんたいさん最高なんだぜぃ!

587 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/12(月) 00:15:02 ID:uVFlEy4Q]
>>580
>「あっ、わかりましたぁっ、アンリエッタは、アンリエッタは、サイトさまのぉっ」
>「俺の、何?」
>「サイトさまのぉっ、ドレイですぅっ」

あいかわらず
へんたいさんは
エロい・・・な・・・(ガクッ)

588 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/12(月) 00:30:41 ID:ciHWk6ce]
アンリエッタ二連投に感動した
虐められて良し虐めて良しの女王様最高

589 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/12(月) 00:44:44 ID:/Ni7NnT4]
やほーい!せんたいさんGJすぎ
そしてタバサルイズ編も書き上がってること間違いなし

590 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/12(月) 02:36:42 ID:87vBZFvu]
何だよこれ、俺を殺すつもりなんだろ!
G、GJなんて死んでも言わないんだから!

591 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/12(月) 14:40:03 ID:Lwkud8aP]
サイトはなんでこんなにおいしい思いをしてるんだろうw
うぜええええwwwwwwへんたいさんGJw

592 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/12(月) 19:07:24 ID:4FECQAb1]
>「サイトさまのぉっ、ドレイですぅっ」

これだけで生きていて良かったと思える。
GJ

593 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/13(火) 07:09:45 ID:XoPoiXEJ]
へんたいさんの作品中に「へんたい」って言葉を見つけると笑ってしまうwww
GJ!!

594 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/13(火) 10:34:21 ID:XHXFg9I2]
ルイズ虐めもみたいですぅ



595 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/13(火) 15:31:11 ID:ai32s2qu]
なんかもうこのスレ見てると
ゼロ魔キャラは全員マゾな感じがして素晴らしいなw
なお、マゾとサドは両方備えることも多々ある

596 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/13(火) 15:44:45 ID:gBfWJKXW]
まぁなんだ。AVとかないハルケギニアでは地球産のテクを持つ才人が女を
手篭めにするという・・・・

597 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/13(火) 16:31:54 ID:gvepIbXh]
道程にテクも糞も・・・

598 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/13(火) 17:41:07 ID:Bh5QPIAF]
へんたいさんばんざーーーーーい!!
GッJOOOOOOOB!!
というかですね、へんたいさんのせいで
オリジナルとここの設定の区別がつかなくなりました!どうしてく(ry


599 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/13(火) 20:25:33 ID:J4aCm/4D]
くそ、大学卒業をいい機会にオナ禁すると誓ったはずのこの俺がここまでダメージを食らうなんて・・・・・

600 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/13(火) 21:13:29 ID:SW6I9EPV]
地球産のテクよりも地球産の妄想力(エロ知識)を持ってそうだな

601 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 06:08:57 ID:pY1mHtXc]
>>597
テクというよりも知識というか体位というか・・・・

それにしても平日は人が少ないな

602 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 09:29:10 ID:dBBjZZti]
仕方ないんじゃない?
昼夜を問わずヒマなのは俺みたいな卒業生くらいだし。
電波を受信すれば俺もSS書いてみたいけどあいにく妄想力が足りないようでorz

603 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 10:03:11 ID:nNsWLBGd]
電波は受信するし妄想力は無料で配ってもいいくらい有り余ってるんだけど、文才がなあ……
無駄に長くて萎える文章になって困るorz

604 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 11:43:47 ID:OgrCvWz1]
>>603
是非配ってくれ。

>>602
貴方も頑張って下さいorz



605 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 18:56:22 ID:6TGX8Ax8]
サイト「ああ〜〜」
ルイズ「ちょっと!変な声出さないでよねッ!かかか、勘違いされたらどど、どうすんのよッ」
もみもみ
何故かルイズが俺をマッサージしてくれている。
もちろん性的な意味で。ではなく、普通のマッサージだが。
ルイズ「ずいぶん凝ってるわね〜」
サイト「毎日誰かさんのパンツを洗ってるせいだな」
ごき
サイト「ぐあああッ!!!!」
ルイズ「せせ、せっかくご主人様がマッサージしてあげてるのにッなんて言いぐさよッ!!」
ごきき
サイト「いぎぃ」
ルイズ「そんな犬には罰を与えるわ」
(ま、まさか・・・またご飯抜き・・・?)
ルイズ「ば、罰として、ごごご主人様にマッサージをすることッ」
サイト「へ?」

606 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 18:57:12 ID:6TGX8Ax8]
サイト「ま、マッサージって」
言うやいなや、ルイズはベッドに寝ころんでしまった。
ルイズ「は、早くしなさいよ」
ベッドでマッサージ・・・ま、まさか・・・そっちのマッサージをご所望か!
サイト「よよよ、喜んでえ〜〜!!」
居酒屋の店員が如き雄叫びを上げ、俺はルイズの上に飛びかかった。
ルイズ「あぐ。ちょ、ちょっと犬!何してんのよお!!」
サイト「マッサージだよ。ほら」
そう言いながら、ルイズの平たい胸に手を伸ばす。

607 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 19:06:19 ID:6TGX8Ax8]
ルイズ「ちょッ犬っ」
こりこり
サイト「ずいぶん凝ってますね〜ご主人様あ。カチカチじゃないですかあ〜」
せっかく俺が凝りをほぐしてあげようと思っても、揉めば揉むほど硬くなってしまふ。
サイト「ふーむ困った」
ルイズ「いいい、いい加減にッはぐぅッ!」
サイト「乳首だけじゃなくて身体全体が凝ってるようですな。どんどん背中が反ってきてる」
ルイズ「それはッ・・・あんたがッ・・・あんッ」
フヒヒ。面白くなってきた。さあて、そろそろ下のほうに・・・って
サイト「る、ルイズ何やってんだよ」
ルイズ「あんたも・・・カチンコチンに凝ってるじゃない・・・」
ルイズが俺のナニを足で挟み込んでいた。

608 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 19:14:52 ID:6TGX8Ax8]
ルイズ「ごご主人様がほぐしてあげるんだからッ、感謝しなさい!」
そう言うとルイズは足先で俺の何を擦ってきた。
サイト「あッ・・・ルイズッ・・・ハァハァそれ、刺激強すぎッ・・・」
どぴゅ
結局、瞬く間に逝かされてしまう俺。
それを見て、ルイズが勝ち誇ったように笑う。
ルイズ「どうやらマッサージは私のほうが上手かったみたいねッ」
サイト「いや・・・まだ凝ってるみたいだ・・・」
ルイズ「へ?」
言って、ルイズの両足を持ち上げる。
ルイズ「きゃッちょっとサイト!」
サイト「だから・・・」
サイト「今度はルイズの中で、ほぐしてほしいなあ」
ルイズ「う〜」

おわり なんじゃこりゃ

609 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 19:35:07 ID:nuecg8MG]
書くんならあらかじめメモ帳か何かに書いてから貼れと(ry

610 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 20:23:37 ID:SMYDhqzx]
ワラタw
馬鹿っぽくてGJ!

611 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/14(水) 20:35:47 ID:2RLlQeLK]
その気持ちが大切なんだ。
上手い下手じゃない。GJ。

612 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/14(水) 22:00:51 ID:vy19vyKW]
>>594 ナイス電波b

というわけで受信したものを勢いに任せて書いてみた。

613 名前:才人の逆襲 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/14(水) 22:01:28 ID:vy19vyKW]
その日、才人はトリスタニアに呼び出されていた。
前に働いていたよしみということで、『魅惑の妖精亭』のジェシカにシエスタを通じてヘルプの要請があったのである。
大口の団体予約が入ったはいいが、シフトの関係で厨房の手が足りなくなりそうだというのだ。
その日ヒマをしていた才人は、前の恩もあるし、ということで気安く請け負った。
そして仕事自体はつつがなく終わり、今、才人は朝日を浴びながら『魅惑の妖精亭』を後にしようとしていた。

「お疲れ様、サイト。いい仕事っぷりだったよ」

才人のために入り口の扉を開けながら、ジェシカはウインクした。

「全く、人遣い荒いんだからジェシカもスカロンさんも…」

さんざんこき使われた才人はヘトヘトだった。

「うふふ。騎士様じゃなかったら、ウチで雇いたいくらいのいい働きっぷりだったよ」
「冗談でも勘弁してください…」

入り口をくぐり、朝靄に煙る通りに出ながら、げんなりした顔で才人は言った。
さんざんこき使われ、身も心もヘトヘトになっている。正直こんな生活は勘弁願いたかった。
そんな才人の腕を取って以外にある胸を押し付けながら、冗談めかしてジェシカは言った。

「あそっかぁ、私がサイトのお嫁さんになれば働き手も増えるし一石二鳥?」
「…そーですね、そりゃちょうどいいやははは…」

もう冗談に反論する気力もない。
才人がそうやってされるがままになっていると。

「…ちょっと」

ものすごくよく聞きなれた声が、前方ゼロ時方向から聞こえてきた。
ドス黒いオーラで朝靄を切り裂いて、そこに立っていたのは。
ルイズ・フランソワーズル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
またの名を『ゼロ』のルイズ。
才人のご主人様にして恋人。
そしてそのひくつく笑顔からは、いつものドス黒いオーラが立ち昇っていた。

「…疲れているだろうから馬車で迎えに来てやれば?
 どういうことなのか説明してもらいましょうかバカ犬?」

いやちょっとまって。
激しく誤解だからそれ。
才人は慌ててルイズに尋ねる。

「え、えっと、参考までに聞きますけど、どのへんから聞いておいででしたか…?」

ルイズはにっこり笑って。

「『私がサイトのお嫁さんになれば』のくだりからかしら!
 って何説明させてんのよバカ犬ぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!」

問答無用の全力キックが才人を通りに転がし。
魔法の連打が、これでもかと才人を滅多打ちにした。
ちなみに危機を察知したジェシカはとうの昔に店に逃げ込んでいたという。

614 名前:才人の逆襲 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/14(水) 22:02:03 ID:vy19vyKW]
「…ごめんなさい」

事情を説明されたルイズは、かつて使っていた『魅惑の妖精亭』の屋根裏部屋の、才人の前で小さくなっていた。

「ったく、ちゃんと話くらい聞けよなあ」

あれだけ魔法と蹴りを食らったのに才人はぴんぴんしていた。
まあ普段からあれだけフルボッコにされていれば回復力もつこうというもの。
慣れとは恐ろしいものである。
呆れたように肩をすくめて、目の前の椅子の上で小さくなるルイズを見下ろしていた。

「…ごめんなさい…」

ルイズは謝るばかりだ。
才人を完膚なきまで叩きのめした挙句、それが勘違いだったのだから当然といえば当然だ。

「毎回毎回、ボコられるこっちの身にもなれっての」

ここぞとばかりに、才人は反撃する。
こういう機会でもなければ、ルイズを見下すことなどほぼありえないからだ。
しかし相手は彼のルイズである。
使い魔ごときにいつまでもやられているわけにはいかないのである。

「それは、アンタが浮気するからでしょぉ」

言って、半眼で下から睨みつけてくる。
ところが今日の才人は一味違っていた。
なんと、そのルイズの視線にも一切怯まなかったのである。
それどころか、そんなルイズを可愛いなあ、なんて思う余裕まであったのである。
それは、ほぼ徹夜明けでナチュラル・ハイっていたのもあるだろうが。
そして才人は反撃に出る。

「それは関係ないだろ?
 今は、一仕事終えた使い魔に、魔法と蹴りを叩き込むのが正しいご主人様のあり方なのか、ってコトだろ?」
「…うぅ…」

自分の非を一旦認めているだけに、ルイズには反論のしようがなかった。
こうなったらもう、開き直るしかないわけで。
俎上の鯉となったルイズは、自棄になって言った。

「わかったわよ!私が悪うございました!
 アンタの気の済むようにしたらいいでしょうが!もう!」

んー、今のはちょっと可愛くないぞお、と思いながら、才人はご主人様の顎をつまむと、くいっ、と持ち上げて見せた。
そして、ルイズの鳶色の瞳を、じーっと、覗き込む。
そんな才人に、ルイズは思わず赤くなってしまう。

「あ、あによ」

あ、ちょっと目がウルウルしてきた。
いつもなら才人の手を跳ね除けるところだが、罪悪の念がルイズにそれをさせない。
ひょ、ひょっとしてこのままキス…なんて期待しはじめて、ちょっと瞼が落ち始めたルイズを、才人のとんでもない台詞が襲った。

「じゃあ、たまにはルイズがお仕置きされてみようか?」
「へ?」

ルイズがその言葉を完全に飲み込むのに、きっかり三十秒を要した。



615 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/14(水) 22:02:40 ID:vy19vyKW]
勢いに乗って書いたのはここまでデス
続きは明日以降なー
ってわけでねゆノシ

616 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/14(水) 22:06:06 ID:2LS90YFz]
なんでさあ……いつもいつも次回続くな
展開なのさww生殺しめwww
期待してるぜ!

617 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 22:29:32 ID:SMYDhqzx]
焦れに焦らされた後のほうが…
ほら、分かるだろ?

618 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 22:43:08 ID:fjZd9IDv]
ちょ、おま、寸止め、よつんばいになれば続きを書いてくれアッー、裸で待、むしろ裸侍、こんなところで、ピエールとカトリーヌ、




続きを待つ

619 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 23:34:17 ID:RXqaBEZd]
>>618
超カオスw

620 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/14(水) 23:53:09 ID:gLC0jfS5]
>>618
あぁ、春の陽気に殺られたな・・・

621 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/15(木) 00:21:54 ID:2/aEFHBp]
>>618早く夢から覚めろ
>>615せんたいさん待ってます

622 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/15(木) 01:07:55 ID:fV568dRM]
保管庫がショックな事に成ってるな……

623 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/15(木) 02:16:01 ID:MeqcjF6/]
>>622
どういう事?


624 名前:220 1/3 mailto:sage [2007/03/15(木) 02:24:59 ID:/lIoOHLc]
いつもと違う夜明け…ってのはガラじゃねぇよな。ルイズと一緒に寝てる事自体は変わりないんだし。ただ体がちょっとだるいだけだ。

でも…
やっぱり、何か違うよな。なんか愛しいって言うか…いや、今までも好きだったけど。
いきなり抱き締めてみたいとか、そんなのを思う。

さっきまでか?時間感覚がずれてるからわかんねーけど、ルイズの体は温かかった。それに柔らかかった。俺とは違う、女の子の肌。ふにふにしてて、なんか抱き締めてるのはこっちなのに、包み込まれた感じ。
いつも胸が無いって言ってたけど、しっかり抱いてみると俺の胸になんか柔らかいのが当たって、ルイズはやっぱり女の子なんだなって…それと、ずっと恥ずかしがってた。

「ちいちゃいの嫌でしょ?」
「触ってもいい…けど…」

あの時のルイズはすごく自信なさそうで。
それでも最後は色々許してくれた。どっちもリードなんて出来る訳が無いだろ?だから俺が聞いて、ルイズが許して。
そうやって…進めていった。

「見ちゃダメ…ソコ、汚いもの…」
「でも、ここで繋がるんだろ?」
「う〜」
「多分痛いんだから…少しでも痛くないようにしたいんだよ…」
「…うん」

地球にいた時の知識で舐めてみたり、ルイズの反応が凄い所を探してみて。

それで…




625 名前:220 2/3 mailto:sage [2007/03/15(木) 02:27:53 ID:/lIoOHLc]
その時は…俺は全部気持ちよかった。ルイズと一つになれたんだって。俺「だけ」満足してたんだ。

でも…ルイズは泣いてた。しかもそれを気付かれないように、耐えてた。

「サイト…私…気持ち良い?…」
「ア、アンタの好きにしたらいいの…」

…好きになんか出来るかよ…俺は俺なりに…気遣いたかった。

「俺はソッチが繋がってる事より、コッチ(キス)の方がいい」
「サイト…」
「だから無理するなよな…キスして欲しいならするし…抜いて欲しいんなら言えよ。…俺、馬鹿だから、お前が言ってくれねぇとわかんねぇんだよ…」
「でも…だったら続けて。すぐに慣れると思うから…」
「ああ…」

射精の寸前の頃には、ルイズの涙は逆に増えてたと思う。でも俺の目を最後まで見つめて、絡めた腕がキツくなって、ずっと甘い声あげてて、それで…抜こうとしなかったんだ。
流石にそんな事をしたらどうなるか、ルイズも分かってた。それでも。

「ヤバい…ルイズ、離せ…」
「はっ…ん」
「ルイズ?」
「…いや」
「?」
「サイトの赤ちゃん…出来ても良いの…」
「な…なん」
「好きな人だから!アンタがどうしようもないくらい好きだから!出来ても良いの!」
「ま、待てって…」
「私にちょうだい…サイトのを、私の中に…」

ルイズの一言一言が、俺の理性を吹っ飛ばした。あの時は俺もルイズもお互いしか見えなかった。
俺の理性も、完全に吹き飛んじまってた。

「俺が…ルイズの中に…」
「離さないんだから…だから」
「良い…んだよな?」
「…うん」


気が付いたときには朦朧としてる俺と、寝息を立て始めたルイズがいた。汗でビショビショになったシーツに、ルイズの破瓜の痕と、その血と俺のが混じり合って桃色となった液体を残して。

それから、今。


626 名前:220 3/3 mailto:sage [2007/03/15(木) 02:28:44 ID:/lIoOHLc]
腕の中にいる、俺の大切な人。俺のずっと想ってた人で、実はずっと想ってくれてた人。
使い魔とご主人様の関係がなくても、本当に守りたい人。
…俺が泣かせちまった人。
桃色の髪の、意地っ張りの、控えめな胸の、実は誰よりも優しい女の子。
…ルイズ…

「ん…」
「起きたか?」
「…サイトよ。サイトよね…」
「な、なに?」
「私の全部、あげちゃった人」
「!」
「怒らないわよ。私だって…ずっと待ってたんだもの…」
「あ、ああ」
「…もう少し寝るから…」
「?」
「私を…ぎゅっとしてなさい…たまに…キス…も…」

寝ぼけていたのか、ルイズはそのまま眠っていった…それでも結構欲張りな命令だと思う。
ルイズが昨日の事をもう一回思い出した時は…


なんとなく俺がまた理不尽な思いをすると思った。




627 名前:220 mailto:sage [2007/03/15(木) 02:29:59 ID:/lIoOHLc]
エロは苦手でしたorz
純愛は…自分の中でネタが被ってしまって、反省してます。

それでもまたどこかで…書くとしたら後日談的な物を(rz

628 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/15(木) 02:43:29 ID:lo235TRL]
>>627
やーいいですね。王道シチュですがいいものはいい。
後日談が楽しみですね。はい。

>>622
削除荒らしされてる?

629 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/15(木) 04:37:16 ID:e0YQk6Yq]
こういうの好きだわ。
素朴なかんじっつーかリアルなところがいいね。
おつかれさん

630 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/15(木) 08:26:49 ID:fV568dRM]
>>623,628 荒らしじゃなくて、本人が消したっぽい。
ショックっつーか、悲しい。

631 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/15(木) 11:50:19 ID:2/aEFHBp]
>>627こういうの大好きだよぅ〜ルイズ可愛いすぎ(*´Д`)アハァ
GJGJ

632 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/15(木) 16:45:12 ID:MeqcjF6/]
>>630
205さんの「不幸せな友人たち」以外に消えたのってあります?


633 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/15(木) 16:53:01 ID:MeqcjF6/]
「少女の苦悩、少年の怒り」も消えた   OTL

634 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/15(木) 19:13:34 ID:2/aEFHBp]
>>633マジデ!?続きが投下されることなく消えるのか…(´・ω・`)ショボン



635 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/15(木) 22:56:03 ID:LXVvG18g]
保守

636 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/16(金) 01:41:52 ID:71KWsAp5]
シエスタの先祖の話ってどうだろう

637 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/16(金) 02:50:33 ID:NsQ+uWCC]
「海軍少尉・佐々木武雄」と言うのが有りますよ。


638 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/16(金) 10:05:13 ID:ULbT1RTj]
このスレ以外にWIKIってそんなにみるものあるの?

639 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/16(金) 12:26:21 ID:OEYhPLJE]
保管庫に直接投稿されてるものや、アニメ関係のスレからもSSがあります。
量は多くはありませんが……

640 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/16(金) 13:13:26 ID:gxsvIpJx]
>>639
「アニメ関係のスレからもSS」 アドレスください

641 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/17(土) 01:35:42 ID:+7BJ4daz]
すまん遅くなった。
…なんか人減った?

というわけで続き投下いきまっす

642 名前:才人の逆襲 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/17(土) 01:36:41 ID:+7BJ4daz]
才人は、「ちょっと準備があるから」と屋根裏部屋から出て行って、すぐに戻ってきた。

「…な、何するつもりなのよ…?」

ベッドの上で赤くなりながら、長い間待たされた(実際は十分とちょっと)ルイズは、才人に尋ねる。
しかし才人はその問いには直接答えず、

「じゃあ、コレに着替えて」

と、白い服を差し出してきた。
それは、忘れもしない。
ここ『魅惑の妖精亭』で身分を隠して働いていたときに、ルイズの着ていた、白いビスチェ。
忌まわしい思い出がルイズの脳裏をよぎる。

「ちょ、なんでこんな」

反論しようとしたルイズの唇を、才人の人差し指が塞いだ。

「反論はナシ。お仕置きだからね?」

言ってニヤリと笑う。
ルイズはビスチェを抱えて才人を睨んで、一回うーっ、っと唸ったが、

「分かったわよ!着替えるからあっち向いててっ!」

自棄気味にそう叫んだ。
才人はやれやれと肩をすくめると、大人しく反対側を向いた。
そしてしばらくすると。

「…こっち向いていいわよ」

着替え終わったらしいルイズがそう言ってきた。
才人が振り向くと、刺激的な格好のルイズがそこにいた。
真っ白なビスチェに、白いフリルのついたカチューシャ。
申し訳程度のスカートからは、ガーターベルトに吊るされた白いニーソックスが見える。
かわええ。

「…な、なによ」

思わず見とれていると、ルイズが真っ赤になって身体を隠す。
その照れる仕草が可愛くて、才人の胸をきゅんきゅんさせた。
…おっといかん、肝心のお仕置きを忘れる所だった。
それじゃあ。

「ちょっとルイズ、後ろ向いてみて?」

才人はにっこり笑ってそう言う。
その笑顔には、言外に「お仕置きだから拒否は一切認められません」と語っていた。
生意気な才人を蹴りたい衝動を必死にこらえ、ルイズは自分に言い聞かせる。
…しょ、しょうがないわよ、ガマンしなきゃ。悪いの私なんだし…。
生来の生真面目さから、ルイズは自分自身に必死になってお仕置きを許容させようとしていた。
そして、二律背反を制した、『悪いのは私』ルイズが、才人の言うとおりに背を向けさせる。

643 名前:才人の逆襲 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/17(土) 01:37:20 ID:+7BJ4daz]
次の瞬間。
ルイズの視界が闇に染まった。

「えっ、何っ!?」

才人が後ろから目隠しをしたのである。

「ちょっと、何すんのよっ」

思わず怒鳴って、目隠しを解こうとするルイズ。
しかし、その手を才人はがっしりと握った。

「ダメだよルイズ。これはお仕置きなんだから」
「うー…」

一度罪を認めてしまったルイズは『お仕置き』という単語に反応して、渋々手をひっこめる。
才人はその手を。
あっという間に絡め取ると、ルイズの背中で、いつの間にか手にしていた麻縄で、ぎゅっと縛ってしまった。

「えっ」

驚くヒマもなかった。
ルイズはそのままベッドにころんとうつ伏せに転がされた。

「ちょっと犬、なにしてんのよっ」

怒ってルイズは立ち上がろうとするが、才人が背中を押してそれをさせない。

「抵抗も却下。お仕置きだって言ってるでしょ」
「だ、だからって好き勝手していいって誰も」
「却下です」

暴れるルイズの、暴れたせいで露になった大きく開いたビスチェの背筋を、才人は指先で削るようになで上げた。

「ひゃぁっ!?」

ルイズの背中を、電気が走り抜ける。
それと同時に背筋から力が抜け、ベッドに逆戻りしてしまう。

「さーて」

才人は、舌なめずりしそうな勢いで、ルイズの耳元で囁いた。

「ここからが本番だからね?ルイズ」

644 名前:才人の逆襲 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/17(土) 01:38:18 ID:+7BJ4daz]
視覚を奪われたルイズは、何をされるのか不安で仕方がなかった。
でも、才人はあの『本番』の一言から、何もしてこない。

「さ、サイト?」

不安になって、才人を呼んでみる。
しかし返事はない。
ひょっとしてどっかいっちゃったのかしら、なんて考えていると。

なでなで。

「やんっ」

膝を立てているせいで突き出している、お尻を撫で回された。
お、お仕置きって、お仕置きって。
こういうことかー!
半分呆れたルイズだったが、才人の責めにその思考に一瞬でピンクの靄がかかってしまう。
才人は、撫で回す範囲を白い双丘から、前方の小さな膨らみまで伸ばしてきた。

「やぁっ、だめっ」

もじもじと腰をくねらし、抵抗の姿勢を見せるルイズ。
しかし身体はむずがゆい快感を得始めており、すでに胎内からは牡を受け入れるための潤滑油が溢れてきていた。
才人は執拗にルイズの臀部を撫で回し、その隙間から前方に手を伸ばし、潤い始めた恥丘を揉みしだく。

「あっ…はっ…やぁっ…」

ルイズの声はやがて、艶を含み始める。
最初は抵抗するために硬く張り詰めていた太ももも、今はすっかり解れ、今にも砕けそうな腰を支えるだけになっている。
横になった顔には涎が垂れ、ベッドのシーツを濡らしていた。
じわじわと嬲るような行為に、ルイズの喉から屈服の声が漏れそうになったとき。
不意に才人の手が止まった。

「…えっ…?」

快楽の渦から一転、ルイズの身体を、冷たい部屋の空気だけが包む。
火照り始めた身体を持て余し、ルイズは呆然とする。

「さ、サイト…?どうしたの…?」

しかし、また才人は応えなかった。
ルイズは身体を動かし、ベッドの上で、才人のいるであろう方向にころんと転がる。
ルイズの身体は何にも触れず、そのまま仰向けになった。
サイトがいない…?
確かめたくても、今のルイズは視覚を奪われている。
ルイズがもう一度声を上げようとしたその時。

ちゅうっ

「やぁっ」

今度は、才人がビスチェの胸をいきなりまくり、ルイズの少しだけ膨らんだ胸を吸い上げたのだ。
そして、空いた手で、再び下半身への責めを再開する。

「やだぁっ、すっちゃ、ひあ、だめえっ」

先ほどに倍する快感に、ルイズの喉が淫らに踊る。
見えないことに対する不安が、さらにルイズの快感を煽る。
才人はそんなルイズを容赦なく責める。
乳首を甘噛みし、乳房を吸い上げ、秘裂を削り、ルイズの核を押しつぶす。



645 名前:才人の逆襲 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/17(土) 01:39:55 ID:+7BJ4daz]
白いビスチェに包まれ、両腕を縛られたルイズの身体が、淫らにくねり、才人の送り込む快感に応えていた。

「ひ、あ、だめ、い、いく、いっちゃ、わたし、いっちゃ」

ルイズの腰がかくかくと痙攣し、浮き上がる。
あと一撫でで、ルイズは最後の階段を登りきる。
しかし。
そこで、才人の責めが再びやんだ。

「ひぁ…あう…」

涙と涎でべとべとの顔を必死に振って、ルイズは冷めていく身体に、かつてない不快感を覚えた。
イかせてほしい。
その単語で、頭の中がいっぱいになる。
腰の奥で淫らに蠢く肉襞が、才人を求めてやまない。

「さい、とぉ…」

ルイズの喉が、ついに屈服の証を搾り出す。

「おね、がい…いかせ、てぇ…。
 いじわる、しなでぇ…」

必死に搾り出したその声に。

「ルイズ、違うだろ?
 人にお願いするときは、『お願いします』ってつけなきゃ」

初めて才人は応えた。
もう、どうでもいい。
キモチヨクなれるなら、なんだって、する…。

「おねがいします…いかせて、おねがいぃ…」

こぼれる涙とともに、ルイズは懇願した。

「よくできました」

才人はそう言うと、ルイズを覆うビスチェの要の布をずらして。
己が分身を、そこにつき立てた。

びくんっ!

「あっ…か…はっ…」

最奥まで貫かれた瞬間、ルイズの身体は大きく震え、才人の肉棒を容赦なく締め付けた。
しかし、何の快感も与えられていない才人は、ビクともしない。

「あれ?入れただけで逝っちゃった?」
「は…ふぁ…はぁっ…」

荒い息をつくだけのルイズは、才人の問いに応えられない。

「…ダメだなあルイズ。お仕置きなのに先に逝っちゃ?」

そして才人は、乱暴にルイズの中を往復しはじめた。

646 名前:才人の逆襲 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/17(土) 01:40:49 ID:+7BJ4daz]
そして才人は、乱暴にルイズの中を往復しはじめた。

「…やっ、だめっ、きもちいいよぉっ、サイトぉっ」

ぎゅうぎゅうと才人を締め付けながら、ルイズの声が踊る。
いつのまにか、ルイズは、脚で才人の腰を抱え込んでいた。

「いいよぉっ、もっとぉ、もっとしてぇ」

もう、ルイズは才人を貪ることしか考えられなくなっていた。

「だめでしょ、ルイズ、人に、お願いするときは?」
「お、おねが、おねがいします、もっと、ルイズを、おかしてぇっ」

叩きつけられる快感とともに降ってくる才人の声にも、もう従うしかなかった。
そして、絡み合う二人は限界を迎える。

「だ、出すよ、ルイズっ!」
「だ、だして、サイトのあついの、だしてぇっ」

最後の一突きを差し込んだ才人の腰を、限界を迎えたルイズの脚が、きつくきつく締め上げた。

目を覚ますと、既に目隠しと縄は外されていて、隣で全裸の才人が満足そうに寝息をたてていた。

「…コラ犬」

ルイズは半眼で、眠る才人の頬を指で小突いた。

「…ん、んー?」

寝ぼけ眼をこすり、才人が目覚める。
その才人の顔を、ルイズは怒った顔で覗き込む。

「…アンタ、お仕置きの仕方がなってないわよ」
「…へ」

そんな台詞を吐くルイズに、才人は何か嫌な予感を覚えた。
し か え し さ れ る。
今までの経験則から、それを予想していたのだが。

647 名前:才人の逆襲 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/17(土) 01:42:18 ID:+7BJ4daz]
ルイズはなんと、才人の下半身に手を伸ばし、しぼんでいる才人の竿を握った。
そしてにっこりと笑った。
…よ、よかったぁ、怒ってないんだ。

「ルイズ、ンな事言いながらどこ握ってんだよ」

怒ってないのを確認したので、ちょっと軽口を叩いて見る。
ルイズは元気を取り戻し始めた才人を掌の中に感じて、淫靡に笑うと、言った。

「お仕置きの仕方がなってないって言ってんの。
 いい?お仕置きってのは、『もう勘弁』って思わせて、反省させないとダメなのよ」
「…で、俺のちんこ握るのと何の関係が」

もうすでに臨戦態勢になった才人の息子を、今度はしごき始めた。
そして、言った。

「『もう勘弁』って思うくらい、搾り取ってあげるから、覚悟しなさい…♪」
「え、おま、ちょっとま、それはいくらなんでも、アッー」

そして、才人に惚れた相手の送り込む快感に耐えられるだけの節操は元からなく。

次の日、『魅惑の妖精亭』から帰ったルイズは、やけに肌がツヤツヤで、才人は急に何歳も老け込んだように見えたという。〜fin

*しばらくの、才人の浮気が収まったのは言うまでもない*

648 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/17(土) 01:43:55 ID:+7BJ4daz]
以上デス。
鬼畜ENDでいってみました(どこがだ

さて明日も夜勤〜泣けるわ

というわけでねましゅノシ

649 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 01:48:16 ID:jwJLb5S9]
へんたいさんktkrGJ!!
鬼畜だなぁww

650 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 06:20:04 ID:5lIQGP+R]
さすがへんたいさんだ、鬼畜すぎて恐いくらいだぜwww

651 名前:カラシ mailto:sage [2007/03/17(土) 11:28:35 ID:yY1rVKNj]
なんだかパソコンから書き込みできなくなったので保管庫に直接書き込みました
X00-02です
題名は『ルイズの夢』です
エロなくてすいません

652 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 12:26:07 ID:uviP0r1z]
サイト「キスするの!?これ、キスするの!?ねぇ!キスする!?」
ルイズ「え、ええ、キスするわよ!」
サイト「本当!?大丈夫なの!?怒らない!?」
ルイズ「ええ、忠誠に報いるから大丈夫なんだからッ!」
サイト「そうかぁ!僕犬だから!犬だからわかんないから!」
ルイズ「わわわ、分かりなさいよ!!」
サイト「うん!でもキスしていいんだ!そうなんだぁ!じゃぁ舌入れてもいいんだよね!」
ルイズ「そそ、そうよ。舌入れてもいいのよ!」
サイト「よかったぁ!じゃあキスしようね!舌入れよう!」
ルイズ「うん・・・」
サイト「あぁ!忠誠に報いてるからキスできるね!ね、ご主人様!」
ルイズ「うん・・・。もっと・・・」
サイト「あぁーご主人様と僕は今キスをしているよー!舌入れようねぇー!」

653 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 12:42:57 ID:etP5z44n]
地球では出会い系サイトにこっそりカキコするぐらいしか能のなかったサイトが
どこでこのような鬼畜性技を身につけたのか、まったくけしからん。

654 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 16:33:22 ID:5R+XZkm3]
>>651
あま━(゜∀゜)━い!!
GJです。



655 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/17(土) 18:58:43 ID:aKQ3EtY9]
へんたいさん。。もうあんたって人は。。。。!!
GJ!!!!

656 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 19:06:38 ID:+NHzFADd]
>>651いやもうなんていうか…GJとしか言えないのが悔しい…
この悶えるような感覚のするSS大好きです!続け!

657 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 23:22:00 ID:n13bCwLs]
あまーい純愛作品ラッシュな流れを無視して投下。
悪堕ちと虫さんが嫌いな人はスルーしてくださいな。
エロは下手なんで期待しないでくれ。

658 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:23:03 ID:n13bCwLs]
「かかってこい、化け物どもっ!」
鋼の刃が鳥の羽ばたきのように舞い踊る。
袈裟懸けに斬り下ろしたかと思うと、次の瞬間には真一文字に薙ぎ払う。
予想外の戦闘力に触手たちはザァっと震えた。
前、横、後ろと、うねる触手が女剣士に迫る。
しかし、鋭い意志を秘めた瞳は、諦めの感情を浮かべてはいなかった。
あるのは勝利への使命感と、自らの剣に対する自信。そして騎士としての誇りだ。
 ドンッッ!
女剣士の放った一撃が、触手もろとも魔法生物の体を両断する。
敵を打ち倒したことを確認すると、剣を下ろし静かに鞘に収めた。
「・・・ふぅ、一件落着だな。」
戦闘中とは違う、女らしい可憐な声でアニエスは呟いた。

659 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:24:01 ID:n13bCwLs]
ハルケギニアに謎の魔法生物が出現するようになったのが数ヶ月前。
夜になるとどこからともなく出現し、人々を襲う。
そのため各国は貴族による警邏隊を組織してこれに対抗し、
ここトリステインでは貴族の不足のために銃士隊も魔法生物退治に参加していた。
城への帰り道、アニエスは思う。
自分が剣を持つ理由は、もはや復讐のためではない。大好きな、守りたい人たちがいるから持つのだ。
そして、たくさんの人を守ることに全力を尽くそう、と。
「きゃぁぁぁっっ!」
響いた女の悲鳴に、踏みだそうとした足を止め、全神経を声のした方へと集中させる。
考えるより体の方が先に反応した。声の方へ体を返し、走り出す。
息を切らせて現場に到着したアニエスは、そこからわずかに奥へと入った林の中に女を見つけた。
そして、見知った艶やかな桃色の髪を持ちマントを羽織っているその女を囲むようにして数匹の魔法生物が見えた。
「ルイズ、こんなところでなにをしている!?今すぐこの場から逃げろ!」

660 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:25:12 ID:n13bCwLs]
降り注ぐ二つの月の光を反射しながら、鋭い爪が、真っ直ぐ頭上へと迫り来る。
アニエスは一切怯まなかった。
湿った空気を軽く吸い込み、剣を持つ両手に力を込める。
目の前ギリギリまで迫っていた魔法生物の腕を斬り落とす。
「はあぁぁっっ!」
確かな手応えが両手を駆け抜け、
袈裟懸けに斬り下ろした刃は、その場の魔法生物を一刀の下に両断していた。
「もう大丈夫だ。立てるか?」
ルイズの腕をそっと掴んで立つのを手伝う。
「もしよければ学園まで送るが?」
「いえ、結構ですわ」
返ってきた答えに少し残念そうな表情を浮かべる。
「そうか、だが夜に一人で出歩いてはだめだ。危ないからな」
ルイズは微笑んだように見えた。ホッとするアニエスの顔は、次の瞬間、驚きのものへと変わった。
「そうね。一人で出歩くなんて・・・・・・危ないわねっ!」

661 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:26:25 ID:n13bCwLs]
ルイズの足下から伸びた触手が迫る。
突然の出来事に避けることすら叶わなかったアニエスの体は、あっという間に捕らえられてしまう。
「まったく、役に立たない連中だこと。グズねぇ」
目の前のルイズは以前出会ったときとは明らかに違っていた。
「ル、ルイズ。どうして!?それよりその魔力は一体・・・」
漏れ出る魔力はトライアングルクラスのメイジの比ではない。
「本当はあいつらに始末させるつもりだったんだけど・・・まぁいいわ。
あんたもあのままやられていれば何も知らずに済んだのに、運が悪いわね」
妖しく微笑みルイズは言った。
背筋に冷たいものが走った。どうして気づかなかったのだろう。
絞められた左手をなんとか動かし、そのまま鞘から剣を引き出すと
その刃で締め付けていた触手を断ち切った。
ルイズはあらかじめ予想していたように平静を保っている。
自由になったアニエスは剣の切っ先を艶やかに微笑むルイズに向けた。

662 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:27:41 ID:n13bCwLs]
「魔法生物・・・あれはお前の仕業だったんだな!おまえの目的はなんだ、言え!」
「ふふ、『教えてください』でしょ?話せば話すほど、サイトから聞いていた通りの性格ねぇ。
いいわ、教えてあげる。サイトのいない世界になんてもう興味がないの、だから壊して遊んでいるだけよ!」
アニエスもサイトが聖地で殉死したということは知っていた。
聖地を守護するエルフの攻撃からルイズを守った上での名誉の死であった、ということも。
「ゾクゾクしちゃう。あなたみたいな真っ直ぐな女が欲しかったのよね」
だがこんなことが許されるはずがない。
「うるさいっ!力に溺れたか。ルイズ、お前を斬る!」
「いいわよ。かかってらっしゃい。あなたのかわいらしい声で『ご主人様』って呼ばせてあげる。
わたしに足蹴にされながら、それでも嬉しそうに答えるの。ああ、想像しただけで感じちゃいそう」
「黙れっ!今のお前に示す敬意などない!」
閃光が走る。アニエスはひと跳びでルイズの懐に攻め入ると、
微笑を浮かべるルイズに向けて高速の刃を放った。

663 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:29:09 ID:n13bCwLs]
ルイズのゆらりとした回避行動で刃は空を切ったが、アニエスの攻撃が止まることはない。
続けざまに二回、三回と斬りつけていく。
「うふふ、怒った表情も素敵だわ」
アニエスの攻撃にルイズも杖を取り出して応える。
 ガキィィン!
魔法障壁がアニエスの剣を受け流す。
「意気込んでいるところ残念だけど・・・わたしの前にこの子たちの相手をお願いね」
ルイズの言葉と同時にアニエスの立つ地面に変化が生じた。
地面の中からちょうどヒルとナメクジを足して割ったような虫が現れる。
ネバネバとした皮膚、口とおぼしき場所には小さな牙なのか吸盤なのかよくわからないものがびっしりとついている。
虫たちが這った後は、糸を引いてネバついていた。
「う・・・気持ち悪い・・・」
正直な気持ちだった。胃の中のものが戻りそうになる。
ルイズが杖を振ると、虫たちが一斉に飛び掛かってきた。

664 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:30:21 ID:n13bCwLs]
「くっ、ふざけるのもいい加減にしろっ!」
「口だけじゃこの子たちは防げないわよ」
冷笑を浮かべるルイズに言葉を返す暇などなかった。
軽く百や二百はいるだろうか。無数の虫たちが黒い巨大な塊となってアニエスの下へと迫ってきた。
「ふざけるな。こいつらが終われば次はお前の番だ。ルイズっ!」
一匹一匹の戦闘力は皆無に等しい虫たちだったがとにかく数が圧倒的だ。
いつ終わるとも知れない虫たちとの戦いは、アニエスの体力を確実に削ぎ取っていった。
「勝負あり、かしら。おとなしくわたしの奴隷になるなら命だけは・・・人としての心くらいは残してあげるわよ?」
闇の奥から優越感に浸るルイズの声が響く。
体力は限界を迎えていた。ルイズに一撃を与えるどころか、立っているだけで精一杯だ。
気づいたときには、鎧の内側、足首から太股に向けて、数匹の虫たちがジュルリジュルリと這い上がってきていた。
「い・・・やぁ・・・。離れろ・・・この・・・くぅぅっ」
なんとかしようと懸命に虫たちを取り除こうとするが、肌に食いついた虫たちは、どんどん上へ上へと昇っていく。



665 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:31:41 ID:n13bCwLs]
「ひっ、いぃ・・・っ。や、お尻なんて・・・な、ぁぁあっ!?入ってく・・・虫がわたしのお尻に・・・そん、ふあぁ・・・やぁぁ」
(う・・・お尻で動いて、る・・・。気持ちが悪い・・・でも、ここで負けるわけには・・・っ)
虫が尻穴に入り込むたびに、背筋がピクピクと跳ねた。
「どうしたのかしら?苦しそうねぇ。少し待っててあげましょうか?」
「くっ、あ・・・誰が・・・っ。この程度で勝ったと思う・・・なぁっ」
額に汗を浮かべながら剣を構えて駆けた。
気合いを込めた一撃にはまるでキレがない。魔法障壁に受け止められてしまう。
「ひ、ひぅぅっっ!」
(噛まれ、たぁ・・・!?あ、ああ・・・お尻、おかしく。これくら・・・いあぅぅっ)
思わずかわいらしい声を漏らした。頭は痺れて、お尻がキュッと締め付けられる。
「なぁに、そのいやらしい腰つきは。騎士がはしたないにもほどがあるわね」
ルイズに言い返してやりたくて口を開くと、
「はぁ・・・あぁ・・・」という自分でも思いがけない甘い声が漏れだした。
(おかしい・・・こん、んぁ・・・感覚・・・はぁ、噛まれるたびにお尻が跳ねて・・・なんで熱い、のぉ)
「足がガタガタいってるわよ。腰もそんなにくねらせて。虫にお尻を弄られるのが、そんなに気持ちいいのかしら?」
「ふわぁ・・・もうらめ、れぇ・・・っ」
熱い刺激が全身を駆け抜けて、今にも剣を手放してしまいそうになった。

666 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/17(土) 23:32:09 ID:WP8+xr7J]
saikou



667 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:33:11 ID:n13bCwLs]
「ほらわかる?アニエス、目がトロンとしてるわよ。そろそろいい頃かしら」
ルイズが杖を振ると直腸に詰まった虫がブチブチと一斉に潰れだし、
アニエスの身体に虫の体液が染み込んでいく。
「ふぁ・・・っあ!ひぅぅぅっっ」
甲高い声を上げながら、背中が一気に仰け反る。
お尻から頭のてっぺんにまで、甘く鋭い閃光が駆け抜けた。
(か、あはぁぅっ・・・なに、今の・・・頭が真っ白になっ・・・くひぃぃっっ!)
直腸内で甘噛みを開始した虫が、アニエスの白い肌を汗まみれにしていく。
「うーん、これだけ動いて媚毒まで出してるのに。まだお尻だけじゃ無理みたいねぇ」
なにが無理なのか、そんなことを考える余裕すらなかった。
ひっきりなしに訪れる快感に思考回路はズタズタにされている。
今はただ発情期の犬のようにハッハッと舌を出し続けることくらいしかできない。
「まぁ、どうせそのつもりだったし・・・いいかしらね」
身体が痺れて思うように動かないアニエスを、新たな虫たちが襲う。

668 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:34:19 ID:n13bCwLs]
「ひ・・・くぅ、こいつら、また・・・。え、な!?そこは・・・こないでっ!」
キュッっと内股を締めて無駄な時間稼ぎをする。
恐怖で心臓がバクバクいっている。
「い、や・・・いやぁぁっっ!入ってくるなっ!」
思わず叫んでしまった。
「あぐっ、こいつら・・・しつこ、いぃっ。くるな、もうやめてぇぇっっ!」
股間にジュルジュルと虫の感触がする。
「ほーら。かわいい虫がアニエスのアソコに入っていくわよ」
ゾワゾワとした鳥肌が全身を駆け抜ける。
(あぁ、入る・・・入って・・・)
虫たちが体をくねらせながらアニエスの中に進入した。
「ふ、ふぁぁぁっっ!あぐぅ、ひはぁぁぅっ!」
お尻同様に虫が甘噛みを開始する。
熱病にかかったように視界がぼやけ、時間の感覚すらもなくなっていった。

669 名前:アニエス堕ちる。 mailto:sage [2007/03/17(土) 23:35:31 ID:n13bCwLs]
「聞いてもいいかしら?気持ちいい?」
もう逆らえなかった。思わずコクンと頷いてしまう。頷く義理などないというのに。
瞳の焦点は薄れ、ハキハキとした声を発していた口は涎を垂れ流しながら
「気持ちいい、狂っちゃう」
を連呼していた。
痙攣しているアニエスの腰にルイズの手が伸びる。
「んんっっ!らめぇぇっっ!そこ摘んじゃ・・・わらひ、ひんじゃうよぉぉぉっっ!」
「そう。それならわたしの奴隷になってくれるかしら?」
「な、なる・・・なり、なりますからっっ!そ、それだけは許してくださ・・・いぃぃっっ!」
意味を解す間もなく、アニエスは叫んだ。
答えに満足したのかルイズは微笑みながら言った。
「じゃあ最初の命令をするわね。おとなしく摘まれてイっちゃいなさい」
アニエスの鉄の理性が完全に吹き飛ぶ。
「あああっっ!きちゃうっっ!気持ちいいっっ!虫、動いて・・・激しっ、食べられちゃうぅぅっっ!」
肉という肉が収縮し、痙攣し、そして弾けた。

670 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 23:38:16 ID:n13bCwLs]
以上です。予想以上に長くなってしまった。
悪堕ちなSSがしばらく出てなかったので書いてみました。
需要があるなら、つづく・・・かも?

671 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 23:41:08 ID:5R+XZkm3]
ルイズ、ちょっ、いつの間にそんなエロくなった!
少々設定にびっくりしたが、良かった。GJ!!

672 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 23:46:29 ID:uzY4ZlXu]
サイトが死んだらルイズはこうなるかはわからないけど、壊れるだろうな

673 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/17(土) 23:51:30 ID:+NHzFADd]
うわ…キてるなルイズ…
サイトが聖地で殉死ってのはあのSSからの引用か?
ともあれ今後に期待してます!GJ!

674 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/18(日) 01:28:57 ID:fhf38ih5]
>>673
そのSS読んでない。
だれに殉じたの?



675 名前:名無しさん@ピンキー [2007/03/18(日) 02:27:38 ID:CDWuADK6]
ルイズがあまりにドSで勃起した。
こんなに様になるとは。乙&GJ!

676 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/18(日) 04:04:24 ID:YMSGBvQv]
>>674
保管庫キャラ別のルイズのとこにある「幸せな男爵様」のことかと


677 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/18(日) 08:46:27 ID:fhf38ih5]
>>676
ありがとです。
読んできました。

「不幸せな友人達」もう続き書かないんですかね?

678 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 00:54:39 ID:T21nKIBc]
第2期放映か11巻発売まで過疎が続くのかなぁ

679 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 01:18:45 ID:Dt5aXfLm]
新刊も当分出ないしな・・・

680 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 01:26:04 ID:Z2eHIcRR]
何かドカーンと面白いことないかな。
エロじゃないけど、大規模クロスオーバーリレーssもゼロ魔全滅(良い所皆無)で終わったし、
ゼロ魔停滞期ってところか。
二期放映すれば風向きは変わると信じてるが。

681 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 02:23:37 ID:OPu4IeMz]
休閑期があってもいいじゃないか。
新刊とか出てくるまでエネルギーを蓄えておくんだ!

682 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/19(月) 03:12:45 ID:H+m5JEqd]
過疎なのはネタがないせいと思われ。

ここで一句

「鳴かぬなら 諦めましょう ほととぎす」 あれ?

ってなわけでひさびさにパラレルものの続編いくよー

683 名前:才人の受難 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/19(月) 03:14:48 ID:H+m5JEqd]
「そのくらいにしてあげたら?ルイズ」

カトレアの声に、ルイズは動きを止めた。
しかし既に才人はボロ雑巾で、ルイズのネックハンギングツリーで目を回している。
すでに顔は原型を留めておらず、わずかに聞こえる呼気が才人の生存を告げていた。

「…仮にも婚約者でしょう?その扱いはないと思うの」

カトレアの指摘に、ルイズは才人を床に放り投げた。
才人は乱暴に放り出され、床でビクビクと痙攣する。

「…浮気するこの犬が悪いのよ」

泣いているような、怒っているような声で、ルイズはそう言い放つ。
そして、カトレアを見てあることを思い出す。
ルイズは、普通なら実の姉にはけして向けない、殺気のこもった視線で、カトレアを射抜く。

「…そういえばちいねえさまにも聞くことがあるのよねぇ…?」

どういう理由でもって、才人のアレを咥えるコトになったのか。
ソレを聞かなきゃ気がすまない。
…ていうか事と次第によってはちいねえさまでもタダじゃすまさないわよ…?
ルイズの眼光が鋭く光り、虚無のオーラが周囲を包む。

「…そうねえ、どこから話そうかしら」

カトレアはとぼけた振りで宙を仰ぐ。
…ちゃんと言葉を選ばないと、本気で喧嘩売ってきそうねえこの娘…。
カトレアの、一世一代の大芝居が始まった。


684 名前:才人の受難 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/19(月) 03:15:38 ID:H+m5JEqd]
「なーーんーーで!先にそれを言わないのよー!?」

私は床で伸びているサイトを揺すった。
サイトは揺られるたんびに、『むぎゅ』だの『もぎゅ』だの呻くだけで、返事が返ってこない。
…ガンダールヴの精液に、滋養強壮の効果があるって…。
確かに、話だけ聞くとまるっきり眉唾もんだけど…。
その話の出所は、姉様、エレオノールの蔵書。
『ガンダールヴ』に関する研究の、集大成からだって話。
そ、それに、その、えと…。
私も、心当たり、あるし…。
サイトとシた後は、その…。なんていうか…。
肌の張りも、ツヤも、違う気がするし。
…すごいスッキリして、気分もいいし。
それに、今のちいねえさまを見ると、それが本当だって分かる。
長い話なのに、一回も咳き込まないし、それに。

「あらあら、返事もできないみたいねえ」

ちいねえさまは虫の息のサイトに歩み寄ると、ルーンを唱えた。
サイトの体が青く輝き、私のつけた傷がどんどん癒えていく。
こんな高度な『治癒』の魔法を使っても。

「これで、大丈夫かしら?」

ちいねえさまはにっこり笑う余裕まである。
…本当、みたいね…。
私は元に戻ったサイトをちらりと横目で見る。
ちょっとは悪かったって思う。
でも。

「ちいねえさまもちいねえさまだわ。
 ちゃんと私に言ってくれれば、サイト、貸してあげたのに」

ちゃんと、事情言ってくれれば。

「あら、それなら借りていくわよちびルイズ」

突然聞こえたその声とともに、見る間に気絶するサイトが宙に浮いて、開いたドアから外へと運ばれていった。
…って今の声!?
姉様っ?
開いた扉の向こうには、腰に手を当ててこっちを見下す姉様がいた。

「ちょっと、姉さまっ?勝手に人の婚約者持って行かないでっ!」
「ちょっと研究材料として借りるだけだから♪
 大丈夫、ちゃんと元通りにして返すから♪」

…かつて、そう言って私の大事にしてたお人形をツギハギだらけにしてつき返してきたのどこの誰だっけ…?
しかし、反論する間もなく。
姉様は、魔法でサイトをひきずって、去っていく。
慌てて追いすがろうとしたとたん。
ばたん!と勢いよく扉が閉じた。



685 名前:才人の受難 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/19(月) 03:16:14 ID:H+m5JEqd]
押しても引いても、扉はびくともしない。まさか!

「あらあら、『ロック』の上に『錬金』で扉が鉛になっちゃってるわ。
 これじゃあ重くて開けられないわねえ」

まるで『材料が足りないからお昼のメニューが作れない』といったような口調で、呑気にちいねえさまはそう言うけど。

「言ってないでっ!なんとかしないとっ!
 ほら、手伝ってちいねえさまっ!」

正直私一人じゃあ、姉様のかけた『ロック』を解いて、『錬金』で鉛になったこの扉を開けることはできない。
今のちいねえさまなら、簡単に…。
って、なんで?

「ちょっとちいねえさま、なんでベッドに横になってんのっ!?」
「ごめんなさいルイズちゃん、お姉ちゃん力の使いすぎですっごく眠いのぉ…」

言ってふあぁ、と欠伸をして。
『おやすみなさーい』と一方的に言い放つと。
枕を抱えて寝てしまった。
要するに、さっきサイトを回復させた『治癒』のせいで疲れちゃったと。で、眠いと。
…。
いやまあ確かに。今までならここで喀血とかして大騒ぎになってたけど。
けどでもっ!

「今はそんな事言ってる場合じゃないでしょおがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

私が首根っこをひっつかんでがっくんがっくん揺すっても。
ちいねえさまは目を開くことすらしなかった。

686 名前:才人の受難 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/19(月) 03:17:01 ID:H+m5JEqd]
でもって俺は例のごとく裸で椅子に縛り付けられているわけで。
…ってここどこっすか!?
気がつくと俺は『謎の研究室』にいた。
そこは安っぽい特撮に出てくる、悪の科学者の研究室よろしく、謎の実験器具が所狭しと並べられていた。

「むー!むむー!」

しかもなんかさるぐつわまでされてるし!ダレの趣味だこれ?

「あらあら、イキのいい被験体ねえ」

言いながら俺の前に出てきた白衣のキッツイ感じの金髪美人は。
えーと、たしか、あのほら、ダレだっけ、たしか6巻目くらいに出てた、

「…エレオノールよ、平民」

そうそう。ルイズのお姉さんのエレオノールさん!
ってなんで俺の考えてることが分かるんだっ?

「『目は口ほどにものを』ってね。
 …っていうか失礼にもほどがあるわよ。仮にも自分の婚約者の姉の名くらい覚えておきなさい平民」

…だって登場回数がすくな

げしっ!

いっでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
いきなりのエレオノールさんの回し蹴りが、俺の側頭部を蹴っ飛ばした。
しかし椅子はどうやら床に固定されているらしく、揺れたのは俺の頭だけだった。

「…今なんかものすっごく失礼なこと考えてたでしょ」

ものすごく冷めた目で、エレオノールさんが俺を見下す。
…いやまあ確かに考えてたけど。
しっかし、この人も足癖悪いなあ。
ひょっとしてルイズの足癖悪いのも、この人見て育ったからなんじゃ

「…またなんか失礼なこと考えられてる気がする」

…なんてことありませんぜんっぜんありません!

「…まあいいわ。とりあえず本題に入りましょう」

687 名前:才人の受難 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/19(月) 03:18:10 ID:H+m5JEqd]
とりあえず命拾いしたぁ。
俺はほっと胸をなでおろす。って言っても手は後ろで縛られててできないんだけど。
エレオノールさんは、そんな俺に指を突きつけて言った。

「アナタは伝説の使い魔、『ガンダールヴ』ね?」

…なんでここの姉妹はこんなに俺のことに詳しいんだ。
まあ、否定しても始まらないし、左手のルーン見れば一発だろうし。
俺は頷く。

「ふむなるほど。伝承のとおり、虚無の担い手は人間を使い魔とするわけか」

言ってエレオノールさんは、脇の机の上の書類に何か書き込んでいる。
そして、ちらりと俺を見る。
そして上から下まで観察すると。

「顔立ちはいたってフツー。身体は筋肉質だけどフツー。
 …召喚者が対象を選べるわけじゃないってのは、サモン・サーヴァントの範疇からは外れてない、か」

悪かったなどノーマルで!
…まったく、失礼なのはどっちなんだか…。

「何か言った?」

すいませんごめんなさい何も考えてません!
…ホントなにもんだこの人。
エレオノールさんは思い直したように書類を手に取ると、それをぱらぱらと繰って中身を確認する。

「身体的スペックは記録から言って伝承の通りみたいね。
 戦闘能力に関してはズバ抜けてるわね。まあこのへんの検証はあとにしましょう」

言って、書類の束を元通りに机に戻した。

「さてと、それじゃあ、マユツバ系の事象の確認からいきましょうか」

言って、エレオノールさんの目が俺のある一点に注がれる。
俺の息子。
…って、まさか、この展開は。

「とりあえず、滋養強壮の効果があるっていう、精液の採取からはじめるわよ?」

やっぱりそーきたかーーーーーー!
そして、抵抗できない俺の息子を。
エレオノールさんの、細い指がきゅっと握った。

688 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/03/19(月) 03:20:05 ID:H+m5JEqd]
事前に
wikiwiki.jp/zero/?9-487

wikiwiki.jp/zero/?10-502
を読んでおくと幸せになれます(ぁ

っていうか今日も途中なんだわ。
一気書く時間が欲しいわマジで…。
つーわけで余裕があったら明日にでも
でわノシ

689 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 04:48:59 ID:EXv3m4xh]
へんt・・・せんたいさんあいかわらずGOD JOB!!!
ところでお花見のルイタバ編はまだですか?あれからずっと裸でまっているんですが。(((・_・;)))サムイヨ

690 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 08:25:38 ID:OOZ0L2RF]
ここまできたら、せんたいさんには全女性キャラ制覇してほしいな。
まだ出てきてないのは
サイト×ジェシカ
サイト×モンモン
サイト×イザベラ
サイト×フーケ
サイト×ケティくらいかな。
ぜひお願いします、せんたいさん!


691 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 09:59:19 ID:lF9Iq9P5]
サイト×シュブルーズ (´∀`)

692 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 11:09:28 ID:OPu4IeMz]
>>691バロスwww

693 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 12:56:26 ID:Q504e+85]
>>690
サイト×ジャンヌも足してくれ

694 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 13:06:42 ID:EnCNL5D8]
サイトXギーシュ



695 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 14:11:29 ID:LIwbK4dL]
サイト×キュルケ
サイトVSオスマン
を追加希望

696 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/19(月) 17:25:19 ID:NLKhQTTM]
>>694
アッー!

697 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/20(火) 05:24:13 ID:Ar1lmD0w]
>>689
たしか先に10個上がった組「だけ」を書くと言っていた筈だから・・・
・・・まぁ・・・うん・・・元気出せ

698 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/03/20(火) 07:10:15 ID:jwdEpigB]
それでも…それでもへんたいさんならやってくれる…
そう信じてるぜ。
だから裸でティファニエス待ち。






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