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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合10



1 名前:名無しさん@ピンキー [2006/12/27(水) 21:45:01 ID:cLarlTfX]
おう、ここは「ゼロの使い魔」「グリーングリーン」に代表される、
ヤマグチノボル氏の作品のエロパロを書くスレだ。
荒らし、それに反応するやつは俺様が叩き切ってやる!
お前らの心の震えで、SSを書き起こせ!
あと、次スレは480KBか、970レスを過ぎたら立ててくれ


前スレ
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合9
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合8
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164035310
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合7
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162705335/
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合6
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合5
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合4
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合3
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157554499/
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合2
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156100259/
【グリグリ】ヤマグチノボル総合【ゼロの使い魔】
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141803280/

まとめサイト ゼロの保管庫wiki
wikiwiki.jp/zero/


305 名前:261のひと mailto:sage [2007/01/03(水) 00:13:46 ID:Y7rYqJWv]
エロ入れるつもりで書いてたのに、入らなかった……不思議不思議。

では行きます。

306 名前:1/5 mailto:sage [2007/01/03(水) 00:14:24 ID:Y7rYqJWv]
深い深い穴を掘る。
俺達二人で穴を掘る。
「よーし、順調だな、ヴェルダンデ」
あぁ、ぼくの相棒は何て優秀なんだ……
惚れ惚れとヴェルダンデを見つめてから、掘りあがった穴を覗く。
昼間のサイトとの取っ組み合いで悟った事が有る。
「武器さえ握っていなければ、勝てないほどではない」
そう……どういう仕組みかは分からないが、サイトが強いのは剣を握っている時だ。
「普通は、あの剣が特殊と考えるんだろうが……」
ぼくとの決闘でも強かったことを考えると、サイト自身の特性だろう。
なら……寝こみを襲えば勝てる……が。
「そんな卑怯なことは出来ないしなっ、貴族として」
しかしサイトには勝ちたかった。
理由――勝ったらモテモテ
「……罠だな、罠にかけて襲う、これぞ貴族らしい戦いかただ」
そうか?
そして、その為に人の滅多に通りかからない裏庭に、ヴェルダンデと共に落とし穴を掘っていた。
サイトが飛び上がれない深さの穴が有れば、後は上から魔法をぶつければいい。
「完璧だ……完璧すぎる。なんて恐ろしいんだ、ぼくの頭脳!!」
ヴェルダンデがのっそりと穴から出てきた。
「一つ目は終わりかい?ヴェルダンデ」
ぼくたちは目と目だけで通じ合えた……
「そうか、わかったよヴェルダンデ、すまないがそんな感じでこの辺り一帯を穴だらけにしてくれ」
『任せときな坊主!』
ヴェルダンデがそう言ってくれたような気がした。
流石だヴェルダンデ、男は黙って土木工事。
頼れる兄貴だヴェルダンデ。
ヴェルダンデが次の落とし穴を掘り始める横で、ぼくは今出来た所の落とし穴に飛び込む。
かろやかに着地!!
「ぬおぅ、そ、底がでこぼこおぉぉぉぉ」
……あくまでも軽やかに着地……捻挫したりしてない。
痛くない、だってぼくは男の子!!
「く……目から水が……」
思わずその場に座り込む。
「くそっ……サイトめ……見事だ!!」
さすが我が好敵手!!
罠にかけるつもりが、先手を取られた様だ……
「罠とは卑怯だな、サイト……しかしっ、最後に勝つのはこのぼく!!
ギーシュ・ド・グラモンだ……今は……勝ち誇っているが良い!!」
サイトへの復讐を胸に、罠をとりあえず完成させてみる。
魔法を使って落とし穴の入り口に蓋をする。
「うぉっ、真っ暗になった」
うん、深さも丁度だし、あとは上に上がって外観を整えればいいかな?
サイトなら捻挫もしないだろうし。
「重症を負わせてしまうわけにはいかないしな」
前回の決闘の時のように、ベットに数日貼り付けるわけにもいかない。
気の毒だし……なにより。
「ルイズに殺されるし……なんか人望あるからなぁ……」
サイトの悪口を言った生徒の食事は格段に味が落ちる。
学院における最近の常識だ。
理由は分からないが、とにかく現実問題そうなるのだ。
「恐るべし、サイト」
故にこそ、サイトとは正々堂々と、決闘によって勝負をつけなくてはならない。
落とし穴の底で、ギーシュは心に誓っていた。

307 名前:2/5 mailto:sage [2007/01/03(水) 00:14:55 ID:Y7rYqJWv]
騎士隊の伝達事項を、どうして皆わたしに伝えるのかしら?
ぶちぶちと、口の中で文句を言いながらギーシュを探す。
「ギーシュしらない?」
通りかかるのに声を掛けても、
「モンモランシーが知らないのに、俺が知るわけないじゃないか」
「あら、貴方の部屋ではなくって?」
クラスメイトは妙な誤解をしていると思う。
「わ、わかりませんっ」
昨日訓練を覗きに着ていた下級生は、人の事見て怯えるし。
面白くないわねー
「あ、ルイズ、ギーシュ知らない?」
「さっき、あっちに歩いていったけど……サイト知らない?」
「さっき、厨房の方に……お互い苦労するわね」
最近ルイズと妙に話が合う。
少し話してから、お互いに自分の相手の元に向かう。
あの子はちょっと危なっかしいけれど、大事にされているのが離れてみているとよく分かって……
「うらやましいなぁ……」
ギーシュもアレくらい……
少し想像してみる、わたしが危なくなったら一も二も無く駆けつけて、
危なかったら命でも掛けてくれる。
……ギーシュじゃないわね。
「ま、わたしもルイズじゃないしね」
死んでしまったコルベール先生みたいに、いざと言うときに頑張るとしましょう。
……って。
「ヴェルダンデ?」
人気の無い裏庭で、ギーシュの使い魔がもそもそと歩いている。
「どうしたの?あなたのご主人様は?」
結構賢いヴェルダンデが右手(右前足?)の爪を、向こうの方に向けた。
「ありがとう」
『なんの』
ちょいっと、手を上げて挨拶してくれる。
結構可愛いかも。
「……何この穴だらけ……」
ギーシュの指示だろう……ヴェルダンデは2,3個の穴を開けて、今もまた次の穴を掘っていた。
「怒られるわねーこれ」
まぁ、たまにはいい薬よね?
そう思いながら、穴を避けてヴェルダンデの示した方向に一歩進んで……
踏み出した地面がいきなり抜けて、そのまま真っ直ぐ落ちていった。

308 名前:3/5 mailto:sage [2007/01/03(水) 00:15:48 ID:Y7rYqJWv]
穴の底に光が差し込んできた。
「おや?」
不思議に思っていると……
どすんと、ぼくの両脇の辺りに足が降って来た。
あぶなー、お腹に直撃だったら悶絶している所だ。
ふわりと甘い香りが漂う。
覚えのある香水。
モンモランシー?
不思議に思っている余裕があったのは一瞬で、
次の瞬間にはモンモランシーの膝がカクンと曲がり、彼女はぼくに馬乗りになった。
「ぐほっ」
重い……
「なっ、何?なにこれ?真っ暗じゃないっ」
目が慣れているぼくと違って、何が起きているのか分かっていないようだ。
……チャーンス
モンモランシーの目が慣れるまでがチャンスだっ
日頃は触るどころか、見つめるだけで睨まれる胸の膨らみに手を伸ばす。
「ひっ……なに?なんなの?」
はっはっは、モンモランシーが怯えている。
むにむにっと
「やぁっ、なに?何か居るのっ?」
居ますよー、君の永遠の賛美者、ギーシュくんですよ〜
服の上から柔らかい感触をこね回す。
モンモランシーがガクガク震えているのが分かる。
ちょっと見えないところで一方的に身体を弄られているだけなのに、
可愛いところも有るなぁ……そう思うと、
「ひっ……いやぁぁぁ」
更に止まらなくなったぼくは、ブラウスのボタンをいくつか外して直に触ってみる。
直接の方が柔らかい感じがするのも素晴らしいが……
なによりこの、すべすべの感触がたまりませんなぁ、ギーシュさん。
まったくですね、ギーシュさん、女の子はみんないけない魔法使いですね。
脳内でギーシュ会議開催!!全会一致にて決議。
この、まったくもってけしからん身体を、もっと色々調べようではないか。
――すまない、モンモランシー、議会の決定は絶対なんだ。
(この間3秒)
モンモランシーは左手で胸をガードしようとしながら、右手で見えない何かと戦っていた。
「やぁっ、触らないでっ……なんなのよぅ……」
ぼくは足元に居るので、右手は空振りするだけで、左手のガードも両手を使えるぼくにはまったく障害にならない。
『おんなのこって素晴らしい!』
あーこれは、後でサイトやマリコルヌに自慢しなくては。
そう思いながら、胸の感触を堪能していると、諦めたのかモンモランシーの手が力なく落ちる。
ふっふっふ、観念したのかいモンモランシー。
今度はスカートから伸びる白い太ももでも……
この際触れる所は全て触ろう。
次の機会なんて有るのかどうか分からないし。
そう思っていたぼくの耳に、小さな小さな声が聞こえる。
「たすけて……ギーシュ……」
頭から冷水でも掛けられた様に、血の気が引く。
……ぼくは……何を……
「こわいよぅ……たすけて…………ギーシュ」
……ぼくは……好きな子になんて真似を……
調子に乗っていた行動を思い返し、何も見えないまま悪戯されたモンモランシーを見上げる……
その瞬間に、ぼくの胸に小さな雫が落ちた。
「ギーシュ……ギーシュ……」
何かから自分を守るように、両手で胸を抱きしめながらぼくを呼ぶモンモランシーの涙だった。

309 名前:4/5 mailto:sage [2007/01/03(水) 00:16:25 ID:Y7rYqJWv]
こんな所で……死ぬのかな?
それとも……まるで人みたいな手だったから……最悪の可能性を考える。
怖い……よぅ。
『ごめんねギーシュ、こんな事なら……貴方に上げてれば良かったね』
もし危険な魔法生物とかなら、なんとしても……汚されても生きて戻って先生に報告しないと……
ギーシュにごめんなさいと詫びながら、最悪の事態に備える。
……と、何も起きなくなる。
あれ?
……あの……わたしの決意は?
「ご、ごめん、モンモランシー」
……聞きなれた、さっきまではすご〜く、聞きたかった声が……
ある意味一番聞きたくないタイミングで聞こえてくる。
「……ギーシュ?」
――――マサカ、サッキマデノ、コイツデスカァ?
「ねぇ、ギーシュ、何してるのかしら?怒らないからおねぇさんに言ってごらん?」
ぼんやりとギーシュの輪郭が見えてくる。
ギーシュだって確認できると、さっきまでの緊張が嘘みたいに解ける。
でも……でもねぇ……あんた……ちょ〜〜っと
「洒落になってないわよ?ギーシュ」
「ごめん……モンモランシー」
そもそもこいつこんな所で何してるのよ?
二人も入ると結構狭い穴の底で、ギーシュから極力距離を取るため、足の方に……
「って……熱い……これ、捻挫?」
「っっっ、ごめん、モンモランシー謝るからそこはちょっと……」
まさかこいつ、穴に落ちて足挫いて……わたしがいきなり落ちてきたからもがいてたのかしら?
「動いちゃ駄目よ?」
わたしは魔法を使おうと……あれ?
「杖が……無い?」
落ちた時に、衝撃で飛んだみたい。
「ごめん……ギーシュ、直せないわ」
「いや、いいさモンモランシー丁度良い罰さ」
……ギーシュはそんな事を言っているけれど……
気になって、ギーシュの表情を見ようと顔を寄せる。
ギーシュはジタバタを逃げようとしているけれど……
「痛いのね?」
ギーシュの顔には涙の後が有った。
「平気さ」
こんな穴の底で、怪我をしてうずくまっているギーシュの上に落ちてしまって申し訳なくなる。
「ごめんね、ギーシュ」
せめて、と指先で涙を拭っていると……
「ギーシュ?」
「ごめん」
馬乗りの成っているわたしの腰に、なにか硬いものが当たっている。
……男の子って……
「あんたねぇ……」
何を言って良いのか分からないけれど、とりあえず怒ろう。
言葉を捜しながら、ギーシュに詰め寄ろうとするけれど、ギーシュの言葉のほうが早くて……
「すっ、好きな娘にっこんな距離で触られたら、男なら誰でもこうなるよっ」
そして何より効果抜群。
「好きな子?」
暗い中でもギーシュが頷くのが見える。

310 名前:5/5 mailto:sage [2007/01/03(水) 00:16:57 ID:Y7rYqJWv]
モンモランシーの顔がゆっくりと近づいてくる。
当然の主張だとは思うけれど、モンモランシーが不快に思ったのなら甘んじて制裁を受けよう。
そう思って歯を食いしばり、目を硬く閉じる。
……と、
ちゅっ
小さい音共に、ぼくの唇に少し湿った感触が、一瞬だけ触れる。
「モンモランシー?」
赤くなったモンモランシーは何も言ってくれないが……
「しまったぁぁぁぁぁぁ、目ぇ閉じるんじゃんかあったぁぁぁぁ」
父上、母上、ギーシュ・ド・グラモン一世一代の不覚でございます。
あ、本気で涙出てきた。
「もぅ……馬鹿ね」
「ぼ、ぼぉくぅのぉ、ふぁぁすときすぅぅぅ」
なんで見てなかったんだぁ、もったいねぇぇぇ
力の限り叫ぶ、ぼくの魂からの絶叫の最中に、
モンモランシーの呟きが聞こえた。
「次から見とけばいいじゃないの」
その情報が脳に到着するや否や、モンモランシーに問いただす。
「つ、次でありますかっ?」
暗くてよく分からないけど、モンモランシーの顔が紅く染まっているのが分かる。
ぼくの腰に座ったままとはいえ、真っ直ぐ背筋を伸ばして距離を取り、
顔まで反らして、小さな声で何か……いや、ぎりぎり聞こえる声だった。
「いやならいいわよ」
嫌な筈無いぼくは、思わず両手でモンモランシーを抱き寄せた。
いつもなら幾らでもモンモランシーを賛美する言葉が出てくるのに、胸が一杯で何もいえなくなった。
抱き潰されたモンモランシーは、一瞬身構えたけれど全身の力を抜いてぼくにしなだれかかってくれる。
「ばか」
小さな呟きに、今なら好意が含まれていると信じることが出来る。
「そうさっ、ぼくは君の前だと馬鹿な道化に成り下がるのさっ」
うれしさで一杯のぼくは、モンモランンシーに少しでもそれが伝われと、
我ながら甘くなった声で告白する。
最も、モンモランシーの答えは
「いつもじゃないの」
だったけれど……
幸せの絶頂のぼくは、そんな事にめげない、負けない、挫けない。
「こんな穴の底でも、モンモランシーが居るだけでまるで太陽の照る花畑の様だ」
「……こ、香水のせいじゃない?」
つれない所も、更に良い。
「ぼくの事が好きなくせにぃ」
「っっっっ、調子に乗らないのっ!!」
はっはっは、赤くなってる赤くなってる。
可愛いモンモランシー。
抱き合ったままだと、大きな声が耳に痛いから、
いつの間にか二人の語らいは、囁く様な声に成る。
真っ暗な闇の底で、飽きることなく囁きを交わして……

……今度は目を閉じなかった。

311 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/03(水) 00:21:00 ID:Y7rYqJWv]
>>299 284さん  開けます。
……髪の長さが気に成りますが……どっちかな?
後、お疲れ様でしたー GJ!!

こゆ時の返答がまともじゃないと、困りますよねーと
青くなって白無垢をあちこちで調べた自分が言って見ますよ?

エロ入れるつもりで書いてたけれど、これはこれでいいかな〜と、
駄目?やっぱりエロシーンは必須?

正月ボケで思うほど筆の進まない261でした、ではっ

312 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/03(水) 00:53:35 ID:QFOET3AB]
見てる側にとって作品が多いほどいいことはありましぇん
もうみんなGJだw

313 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/04(木) 02:29:40 ID:bQpc1RbV]
過疎?



314 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/04(木) 04:58:37 ID:KkUcjAEB]
ふんぬっ

315 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/04(木) 07:30:39 ID:2+iEOowR]
いや、クリスマス、年末から正月に掛けて
投稿ラッシュだったので、しばしの休息でしょ

316 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/04(木) 10:02:26 ID:i5qsiuJd]
すまんちょっち遅れた

じゃあ2番投下いくぜ

でも今日夜勤なんで途中で『つづく』です

317 名前:媚薬『姿見の悪魔』 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/04(木) 10:05:41 ID:i5qsiuJd]
ルイズが部屋に帰ると、テーブルの上に水差しと、水の入ったコップが置いてあった。
その脇では、テーブルに突っ伏して才人がうたた寝をしている。
…そういえば、買い物に行くって言ってたっけ。
どうやら帰ってきて、ルイズを待ちながら眠ってしまったらしい。
ルイズは才人を起こさないように、そーっと近寄る。
テーブルに手を掛けても、まだ目を覚まさない。
…ちょ、ちょっといたずらしちゃおうかしら。
あまりにも無防備に眠る才人に、ルイズはちょっとちょっかいをかけてみたくなる。
横を向いている顔に、息がかかるほどの距離まで顔を近づけてみる。

「うーん」

軽く唸って、才人はくるん!と反対側を向いてしまった。
ルイズはといえば。
真っ赤になって、一瞬で、ドアの近くまで後ずさって、息を整えていた。
…だだだだ大丈夫!ただの寝相よ寝相!
もう一度才人に近寄る。まだ寝息をたてている。
軽くつついてみるが、起きない。よほど熟睡しているらしい。

「…ほんとにもう、びっくりさせないでよね」

呟き、喉が渇いていたのに気づき、コップを手に取り、中の水を飲み干す。
…かかった。
心の中で才人は喝采をあげていた。
もちろんこれは寝たふりである。
水差しとコップの中の水には、例の魔法具屋からもらった『姿見の悪魔』という媚薬が溶かし込んである。
魔法具屋の説明によれば、

『この薬は素直じゃない相手ほどよく効くんだ。
 だが、欠点があってな』
『欠点?』
『かならず相手が自分を好いてなきゃいけないんだよ。好いてる相手にしか効果を発揮しないから、媚薬としちゃ三流なんだ』

意のそまぬ相手をイロイロ、というのが媚薬の本来の役目だからな、と魔法具屋は言っていた。
しかし才人には、ルイズという相手がいるわけで。
そしてそのルイズはといえば、水差しから水を移し、二杯目を飲んでいる。
…さて、そろそろ起きるかな?

「…あ、ルイズ帰ってたのか」

寝ぼけたふりを装い、才人は起き上がる。
ルイズは一瞬びくん!と身体を震わせたが、すぐにいつもの調子に戻った。

「帰ってたのか、じゃないわよ。
 待ってるなら、ちゃんと起きて待ってなさいよ、もう!」

言ってコップをたん!と机の上に置く。

「悪い、眠くてさ」

才人は言ってんー、とのびをする。
そして、続けた。

「今日すっごい眠いから、俺もう寝るわ。おやすみー」

318 名前:媚薬『姿見の悪魔』 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/04(木) 10:06:15 ID:i5qsiuJd]
そう言って、ベッドにふらふらともちろん演技で歩いていって、シーツに包まってしまった。
しばらくの間、ルイズがちょっとご主人様より先に寝るなんてどういうつもり、ほっといてないで構いなさいよ、とか騒いでいるのが聞こえたが、才人は無視を決め込んだ。
魔法具屋の主人の言葉を思い出しながら。

『薬を飲ませたら一日ばかし相手に会わないようにしてみな。そうすりゃ効果がバッチリ現れる』

明日は、早起きしなきゃな。


目を覚ますとサイトがいなかった。
…先に寝ちゃうのもアレだけど、なんでいきなりいなくなってんのよ…。
私はもぞもぞとベッドから出る。
ふと、サイトの使っていた枕のへこみが気になった。
…えっと。
私はそれを引っ張って、自分の傍まで持ってくる。
そして周りに誰もいるわけないけど一応念のため周りを確認してから。
ぼふっ!とその枕に顔を埋めた。
…サイトの匂いだぁ…。
私は枕に顔を埋めて、枕の匂いをすはすは吸い込む。
コレ、実は最近のお気に入り…。
誰もいない時に、サイトの使った寝具についた、サイトの匂いを嗅ぐ、っていうの。
四つん這いになって使い魔の匂い嗅いでるなんて、ちょっと、かなり、ものすごく恥ずかしいんだけど…。
で、でも、なんかやめられなくって…。
でも、なんか今日は違った。
サイトの匂いが電流になって、私の背筋を直撃する。
…え…?
無意識のうちに私は太股を擦り合わせていた。
腰のあたりがじんじんする…。
ガマンできなくなって、左の指が股間に伸びる。

ぬる

え…?
…私のそこは…布の上からでも分かるくらい、濡れていた。
…う…そ…。
今まで、こんなことなかった。
いつもはサイトの匂いを堪能するだけで満足で、えっちな気分になんてならなかった。
でも今日は違う。
サイトの匂いを嗅ぐたび、私の中でどんどん何かが燃え上がってくる。
私は枕に顔を埋めたまま、今度は…左手でショーツをずらすと…右手の指でそこをこね回した。

「ふっ…あっ…いいっ…」

だめぇ…ガマンできないぃ…。
周りをこね回すだけでは満足できず、私は自分で中心を晒して、つねり上げた。

「ふぁっ、やぁっ、いくぅっ、いっちゃうっ…!」

膝がぴんと張り詰め、お尻が高く高く上がる。
それとは逆に顔は枕に押し付けられて…サイトの匂いが…。
…あ…また…したくなっちゃった…。
結局。
サイトの枕が私の涎でベトベトになるまで、私は自慰に没頭してしまい…。
一時限目に遅刻してしまった。

319 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/04(木) 10:07:10 ID:i5qsiuJd]
まだ続くよー。
あと36時間ほどまっておくれやす
…たぶんそれより遅くなるけど…。

んじゃノシ

320 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/04(木) 10:11:53 ID:v9EtXxRb]
>319
へんたいさんは
焦らしのホームラン王です!


36時間ハァハァしながら待ってます……

321 名前:コリコリ ◆TOaN/1ZFoQ [2007/01/04(木) 11:22:47 ID:QqetOmOD]
GJ!!
続きを心待ちにしておりまス!!

322 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/04(木) 12:36:45 ID:kxPOqgOF]
かはっ(吐血
ルイズタンだけじゃなく、俺らをも焦らすなんて、さすがへんたいさん
続きをwktkして待ってます

323 名前:220 1/5 mailto:sage [2007/01/04(木) 14:26:59 ID:fk6ZSF4H]
>>214
ギーシュとマリコルヌが入り口を塞いでいる以上サイトに逃げ場はなかった。目を覚ましたルイズは鬼のような形相でサイトに歩み寄る。
…実はそれほど迫力が無いのだが。
「なんか息苦しいと思って目ぇ開けたら…アンタは何やってんのよ!」
「いや、ルイズの寝顔が可愛くって…」
問答無用と言わんばかりの蹴りが、サイトの股間にクリーンヒットした。
「ぅ…ぉぉ」
いくらルイズの体が小さいとは言え、ここへのダメージは大きい。
「それで?扉の外は誰?」
「ギーシュと…マリコルヌ…」
吐き気をこらえながらサイトが言う。ルイズはうつ伏せるサイトを素通りし、扉を叩いた。
…手応えが無い。
ルイズはため息を付くと、サイトに何が起きていたのかを聞き出していった。

「で、どうなんだ?」
ギーシュが問う。
「ええ、あの子は…」
シエスタが答えた。
ギーシュとマリコルヌはメイドの給仕室に来ていた。あの衝撃的な光景が何だったかを確認する為である。マリコルヌの進言で
「今一番あの二人と親しいのはメイドじゃないか?」
と言う言葉にギーシュも同調し、シエスタを訪ねる事にしたのだ。
もちろんシエスタの誤解は解けていない。




324 名前:220 2/5 mailto:sage [2007/01/04(木) 14:28:57 ID:fk6ZSF4H]
シエスタは何か悟ったような笑みを浮かべ、さらりと言ってのけた。

「お子さんですよ?」
「誰のだ?」
「サイトさんとミス・ヴァリエールの…」
「…」
「…」
「「何ー!」」
ギーシュとマリコルヌが声を揃えて驚く。
「い、何時の間に…」
マリコルヌに至っては声も発せないようだった。この二人も性に関する知識が乏しいのか、ルイズが子供を産める筈が無い事に気づいていない。
どうすれば子供が出来るのか。その程度である。
「サイトは大人になったのか…」
男として二歩も三歩も先に行ってしまったと感じ、二人はがくりと肩を落とした。
「ん?じゃあキスの相手は誰だ?」
「親子なんだからそれ位するだろう?」
「そんな感じじゃなかった様な…」
もう少し、今度はサイトに聞いてみたいと言う思いが膨らんでいく。
二人の話を聞いていたシエスタはここにいる貴族より遥かに、想像力が豊かであった。目の前でギーシュとマリコルヌが話している内容を聞いて、自分なりの解釈をしていった。

…そう言えば母親はミス・ヴァリエール。よって似ている。
サイトさんはミス・ヴァリエールが好きだから、似ている人を好きになるかも知れない。

325 名前:220 3/5 mailto:sage [2007/01/04(木) 14:30:29 ID:fk6ZSF4H]
娘=母親似。
サイトさんは異常では無い筈だけど、父親によっては異常な程娘を愛すと聞いたことがある。
そして、深いキス…

「サイトさん!人の道を外れては行けません!」
何もない空間に向かってシエスタは声を張り上げた。両手でテーブルを叩いた音に他の二人は驚いて、体を縮み込ませる。
「な、なんなん…」
「行きましょう!そんな事をするサイトさんは生きてはいけない人です!」
「い、一体…」
「止めて下さい!サイトさん!」
疾風の様にシエスタはドアを跳ね飛ばし、サイトの部屋へと向かった。体を起こしたギーシュとマリコルヌも顔を見合わせた後、シエスタの後を追う。
シエスタの誤解は深まっていた。

ルイズはフォークでサイトの取ってきたオムレツをつついていた。空腹には勝てないようだ。
「アンタ、何やってんのよ!」
「俺だってわかんねぇよ…シエスタもギーシュもマリコルヌも何を勘違いしたのか…」
食事中に会話をする事がよろしくない事をルイズは知っているが、怒りで頭が回らないらしい。サイトは意気消沈して同じテーブルに腰掛ける。
「俺の話を聞いてくれないんだよ」
「…はっきり言うしかないじゃない。私がルイズだって」

326 名前:220 4/5 mailto:sage [2007/01/04(木) 14:32:27 ID:fk6ZSF4H]
ルイズも半ば諦めのため息が出始めていた。
「…早く戻りたいわ」
「ああ」
「…ねぇ?」
「何だよ?」
「あまり考えたくは無いんだけど…私がこのままだったらどうする?」
デザートをつつく手を止めてルイズが聞いた。
確かに戻れると言う保証は無く、今までのルイズの考えなど希望的観測に過ぎない。戻れないなど、あまり考えたくは無かった。
ルイズの声にもいつもの強気が感じられない。
「さあな」
「なんでそんなに平然と答えられるのよ…ご主人様の一大事なのに…」
「だってさ」
サイトはすくっ、と立ち上がるとルイズに近付いた。見下ろす形になって、ルイズをじっと見つめる。
「な、なによ?」
「お前はお前だし、俺のご主人様だし…」
「…」
「と、とにかくルイズはルイズだろ?これからも俺は何も変わんねえよ」
自分の言ったセリフにサイトは赤面した。
「…そう」
同じ様にルイズも赤面して目をそらす。
いつもならこのまま口付けを交わし、少しだけの間思いを繋げる事が出来る。
しかし、身長差が大きくルイズから仕掛ける事が出来ない。
恥ずかしさをこらえてルイズが言った。
「ちゃ、ちゃんと使い魔の自覚が出来ているようね?」

327 名前:220 5/5 mailto:sage [2007/01/04(木) 14:37:15 ID:fk6ZSF4H]
出来れば素直にキスがしたいと言いたいのだが、ルイズの方からは言えないのだ。
「ほら…たまにはご褒美よ」
「え…ご褒美って?」
「時々してあげてるじゃない…もう…」
唇に指を当てる仕草を見て、サイトはそれを悟る。
「この体でも…それ位できるわよ…」
「そ、そうか?…じゃあ…」
「背が届かないからアンタが抱えて」
サイトはルイズの小さな体を両手で抱きかかえた。同じ目の高さまで持ち上げ接近して見るとはっきりルイズと分かる。
唇という目標も小さくなっているが、その分愛らしくも見えた。
「…」
「…」
しばし唇を合わせた後、沈黙する。
「いつまでもこの体だと…」
「…何だよ?」
「…いつまでもキスまで…ね」
ルイズの言っている意味を、サイトは理解した。
「お前…それ…」
「ア、アンタとだってそういう事あるかも知れないわよ?」
「…いいんだよ。ルイズが俺のご主人様だったら、それでいいんだ」
「じゃ、じゃあもし私の体が戻って、私が良いって言っても…しないの?」
「そ、それは…」
サイトは答えに詰まった。もしルイズが自分の事を一生愛してくれるのならば、状況によってはしてしまうかもしれない。それどころか底無しに求めてしまう可能性もある。
オロオロするサイトを見て、ふっとルイズは笑みを浮かべた。
「…冗談よ」
「…何だよ。冗談か」
「…」
「…」
今頃になってルイズは自分が言った事の重大さに気付いた。サイトに許してしまう、と言う可能性を本人の前で言ってしまったのだ。キス以上をルイズが望んでいる。とも取れる。 
サイトの方も幼い姿のルイズに、一瞬ではあるがキス以上の事を望みそうになってしまった。しっかり「ルイズ」と確認したせいで、衝動的にこのルイズでも良い、と思ってしまったのだ。
「…い、いまは無理なんだから!」
「…うん。頑張る」
「何を頑張るのよ!」
「ルイズが良いって言うまで」
「こ、この体じゃ無理なんだからね!」
「ルイズは?」
「…」
「ルイズは?」
サイトの暴走が始まった。サイトに抱えられているせいでルイズはもがくしか無く、気持ちが高ぶってしまったためサイトをはっきりと拒否出来ない。
「…私は…その」
「ルイズ」
「え?」
「ごめん。頑張って」
「…本気?」
サイトは首を縦に振り、幼いルイズを大きく見えるベッドに押し倒した。


328 名前:220 mailto:sage [2007/01/04(木) 14:39:57 ID:fk6ZSF4H]
昼間から投下ならこんな物かと…オチなし非エロ(ry

「エロ」パロ分をたっぷりと含んだ他の職人様の投下、期待して待ってますorz

329 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/04(木) 14:42:07 ID:l9dDBxHA]
>>328
220さん乙!
こりゃあ次が楽しみだw

330 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/04(木) 16:26:01 ID:FN7Q/EEC]
じらすな〜〜〜〜、このへんたいめwww
220さんもこれからがんばってくらはい

331 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/05(金) 01:18:46 ID:uEBTyACO]
じらしの天才メッ!!

ワクテカして待ってるしかねえじゃねえか!GJ!
>220

332 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/05(金) 08:08:18 ID:Tuu5UVQ6]
へんたいさんGJだあぁぁ
じらしの天才だあぁぁ
220さんのもGJだあぁぁ

333 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2007/01/05(金) 20:49:31 ID:wPTQ23cz]
もしゅ



334 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/05(金) 20:53:43 ID:nqj7T83a]
まだか・・・・
へんたいさんはまだか・・・・

335 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/05(金) 22:09:30 ID:+Vt8Vyrn]
やばい>>334が禁断症状をおこしてるぞ!!
メディーック!!メディーーック!!!

336 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/05(金) 22:53:05 ID:u2+NBxOp]
あぁぅ!誰か焦らしに耐えられず先走ってしまった僕の罪を踏み潰してくれッ!
僕はどうかしてるッ!
あ!あ!

337 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/05(金) 22:54:43 ID:Tuu5UVQ6]
>>334
モンモランシー「私の水魔法じゃどうにもならないみたい…先住魔法かしら?
        お役に立てなくてごめんなさい。」

338 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/05(金) 22:58:26 ID:nqj7T83a]
ウググ・・・・

339 名前:261のひと mailto:sage [2007/01/06(土) 01:07:29 ID:hLbQWQVN]
くじけそう、

投下行きます

340 名前:1/6 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:08:18 ID:hLbQWQVN]
幼い身体がわたしの下で嬌声を上げる。
未知の感覚に、声を抑えるどころか、抵抗すらまま成らない。
「テファ姉ちゃん、おかしいよっ、俺の身体変だよぅ」
「もっとシテ?ねぇ……わたしの事、もっと触って……お姉ちゃん」
未知の感覚、でもね……貴方達の身体は……その感覚を知りすぎるほど知っているの。
喉の奥で起こる笑いを、洩れない様に苦労しながら舌の動きを再開させる。
閉じた蕾の中で、小さく自己主張する突起を舌先で見つける。
素直な子には御褒美。
して欲しいことをちゃんと言えたね。
言えなかった男の子には、指一本触れてあげない。
蕩けた瞳でわたしを見る女の子。
自分の衝動が理解でなないまま欲求を募らせる男の子。
今日は男女一人づつ。
代わりは幾らでも居る。
わたしが一番楽しみにしている時間。
(でも、すこし飽きてきたかな?)
今日はそろそろ終わりにしようと、表面を小さく舐め上げていた舌を尖らせ、
押しつぶすように押し付ける。
急な刺激によがり狂いながらも、与えられる快感に酔っていた。
視線をずらすと男の子が泣きそうな目でわたし達を見ている。
自分でどうすれば良いのか教えたこともあるけれど……消しちゃったし。
快感を狂うように求めながら、自分ではどうしようもないのを見るのも楽しいしね。
そんな事を考えながら、女の子に止めを刺す。
甲高い悲鳴を上げて動かなくなった。
小さな手が空を掴み、そのままベットの上に落ちる。
この瞬間が大好き。
髪をかき上げながら、男の子を見る。
行儀良く『お座り』を続けて……まぁ、実際はどうして良いのか分からなかったのね。
「おいで?」
小さく声を掛けると、それこそ犬のように飛びついてきて、胸に顔を埋めた。
小さいながらも確かに反応している股間を、必死でわたしに押し付けているけれど、
そんな刺激で満足できるはずもなく、潤む瞳でわたしの行動を促す。
このまま何もしなかったら、どうなるのかしら?
少し興味がわいたけれど、試すのは今度にしよう。
そ・れ・よ・り・も、
先日気付いた楽しい事をもう一度やってみよう。
ガクガクと腰を動かすだけになってしまった男の子をベットに横たえる。
あえてゆっくりと、未だ成長途中のソレを口に含み、口の中で皮を剥く。
突如始まった刺激に腰を引こうとするけれど……子供の腕力ではわたしから逃げられない。
『自分でして欲しがったことだよ?』
十分に唾液を絡めた舌で、ねっとりと弄る。
小さく吸い上げながら、ねちねちと舐め続ける。
口の中で暴れるソレが大きく震え、それに反して身体の力が抜ける。
イった。
精通前の未発達の身体では、その証は分からないけれど。
一瞬だけ舌を止める。
わたしの思い通り、油断し弛緩し切った身体。
「いたっ、いたいっっ、いたぁぁぁぁ」
舌の動きを再開させると、イった直後の敏感な身体には苦痛らしく、『痛み』を感じていた。
心地よい悲鳴を聞きながら、わたしの頭を押しのけようと必死の抵抗を重ねる身体を責め立てる。
男の子も出なかったら、女の子みたいに何度も『遊べる』前回試してみて分かった。
さぁ……今日は何回楽しめるのかな?
「いやぁぁぁ、テファねえちゃん、やだっ、たすっ、助けてぇぇぇ、おれっ、おれぇぇぇ」
悲鳴と共に身体が跳ねる。
……二回目、……さぁ……三回目……

341 名前:2/6 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:08:50 ID:hLbQWQVN]
「つまらないなぁ……」
虚空を見つめたまま、何の反応も示さなくなった二人の記憶を消去する。
恐怖も、不信も、裏切りも、全て無かった事になる。
上着を一枚羽織って、
森の中を歩く。
「この間みたいに、人間が落ちていれば、しばらく遊べるのにな」
数人の騎士を拾った時は、一週間みっちりと『遊べ』た。
それなりに育っている方が、わたしも楽しいしね。
……わたしの耳を見るまでは、あちらも十分楽しめるんだしね。
自分で咥えて欲しがって、耳を見たとたんに『食われる』はしつれーよね?
一人づつ何度も記憶を消して、飽きるまで楽しんだ後、全て忘れさせて捨てた。
あんな幸運は、そんなにないと思う。
自分から攫いに行くと、足が付きそうでいやだし。
なにより戦争の所為で、若い男はこんな田舎に居ない。
「苦労して、おじさん拾うのも嫌だしね」
男の子や、女の子を摘むのも楽しいけれど、自分が気持ち良いか?と言われると今一つだった。
それなりに成長した騎士、少年達もティファニアの心を満たせなかった。
「退屈……だなぁ……空から玩具でも降ってこないかな?」
……そんなばかげた願いを口にした瞬間、人間が木々を突き抜けて降って来た。
「そこの嬢ちゃ……メイジ……駄目……か……手遅れだ、相棒」
ぼろぼろの少年、血まみれで、所々焦げ付き、手足がいびつに歪んでいる。
喋れるようには見えなかったし、事実自分に語りかけてきたのは、
「……嬢ちゃん、すまねーが、墓でも作ってやってくれねぇか?」
彼の手に握られた剣。
「インテリジェンスソード?」
「デルフリンガーだ、この相棒とは短い付き合いだったが……」
呼吸の止まった少年を、地面に横たえる。
……いける、かな?
小さな時からわたしと共にある魔法。
「なっ、それはっ……」
形見の指輪が発動すると、全身の傷が塞がり、潰れた内臓を最低限復元する。
体内の水を操って、血液をもう一度循環させる。
「呼吸が……もどらねぇ……嬢ちゃん、すまなかったが……」
それほどこの人が大切なんだね。
沈んだ剣の声が、彼(?)にとってどれだけ大事な人だったのか悟らせる。
……大事にしてもらって、羨ましいな。
胸の奥に沸き起こる嫉妬を押さえ、大きく息を吸ったわたしは、見知らぬ少年と唇を合わせる。
強く吹き込みながらも『先住』を使い続ける。
「…やっ……た……」
呆然と声を上げる……デルフさん、だっけ?
「もう大丈夫」
致命の傷はもう殆ど塞がっている。
あとは普通の治療でも間に合うだろう。
「ありがてぇ……幾ら感謝しても、したりねぇや、俺と相棒に出来ることなら何でも言ってくれ」
動けるものならば、躍り上がりそうなデルフさんを、どこか冷めた目で見つめる。
「……じゃあ、一つお願いするね?」
周りを見回し、耳を澄ます。
……人の気配も、獣の気配もない。
「おぅっ、何なりと言ってくれ、相棒の意識が戻ったら……」
デルフさんに最後まで言わせずに、男の子の服を剥ぎ始める。
「……嬢ちゃん?」
「楽しませてもらっても良いよね?」

342 名前:3/6 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:09:22 ID:hLbQWQVN]
騎士の子達を拾った時に学んだことがある。
男の子は言い訳の聞く状況なら、どんなに惹かれていてもぐだぐだと逃げようとする。
やれ、許婚が、恋人が、好きな人が……
始めてしまえば、自分から腰を振るのに、始めるまでは毎回逃げ腰。
それならば……、
「ん……と」
指輪を発動させて、水を……血液を目的の箇所に集中させる。
むくむくと起き上がるソレに手を添えて、子供たちのお陰でいまだに十分潤っている所に差し込んだ。
子供と違う充足感に、うっとりと微笑む。
清楚な佇まいにそぐわない、淫靡な微笑み。
「怪我は大体治ってるよね?」
それならば直ぐに気付くだろうと、押し付けるように深く深く呑み込んだ。
着ていた上着のフードを被り耳を隠す。
嫌がるところを見るのも興が乗るけれど、最初から騒がれたら興ざめだし。
細かい傷があちこちに残る身体を抱き寄せる。
「あったかい」
子供と違う、しっかりとした抱き心地。
こうしている時だけ、人恋しさが少しだけ紛れる。
ティファニアが自分でも気付いていない、人肌を求める本当の理由。
「こうやってね、最初から言い訳できなくすると、み〜んな素直に成るんだよ?」
意識の無いサイトに、とっておきの秘密を教えるかの様に語りかける。
忘れさせるから意味は無いけれどそう言いながらも、
ティファニアは抱く相手にいつも話しかける。
「男の子なんて、大きくても小さくても、単純だよね?」
返事が無い時ほど、ティファニアは饒舌になる。
意識が有り返事をする時、必ず人は彼女を拒絶する。
この国に生きる人々にとって、エルフとは絶対の天敵であった。
抱きしめながらティファニアは大きな胸をサイトに押し付ける。
相手に押し付けることで、自分の性感も高めていく。
「……お話しよう?……お喋りしたいな」
意識して強く締め付けながら、呑み込んでいた物をゆっくりと吐き出す。
最後まで出し切る前に、もう一度奥まで押し込む。
意識は無くとも身体は反応する。
荒い息、上気した頬、早くなる鼓動。
ティファニアはそのどれもが好きだった。
それは、人が自分を感じてくれている証だから。
サイトの呼吸がつまり、うっすらと目を開く。
「……こ……こは?」
ティファニアは、恐れと期待の中でそれを見つめていた。

343 名前:4/6 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:09:53 ID:hLbQWQVN]
全身がイタキモチイイ。
なんとも言えず変な状況だった。
走馬灯って気持ち良いものなのか……これならたまに死に掛けるのもいいかも。
サイトの感想はそんな所だった。
が、夢と現の間を彷徨ううちに、キモチイイのウェイトが増えてくる。
全身が柔らかいナニカ、に包まれている錯覚を覚える。
『寝てるのがもったいない』
起き様とした最大の理由は、そんな人に言えないようなものだった。
うすく目を開けて最初見にえたのは天使。
『あ、俺死んだんだな』
妙に納得できた。
いつかゼロ戦で人を殺していたのかもしれないけれど、どうやら天国に来れたらしい。
天使が居て、やたらと気持ち良い。
何かを恐れるように、薄く笑った天使の顔はサイトにはまるで泣いているように見えた。
胸の奥に沸き起こる『この子の涙を止めたい』そんな思い。
泣いている訳ではないのに、サイトは不思議に思いながらももっとしっかり見ようと……
「うおぉぉぉ」
「あ、起きた?」
あまりの事体にサイトは取り乱す。
革命的なサイズの胸が、自分に押し付けられ……
この下半身がキモチイイのは……おかあさま、俺『卒業』しちゃいました。
あの世(微妙に間違い)に居る母親に報告。
「って、それどころじゃねぇぇぇぇ」
「きゃっ」
おもわず、目の前に居る美少女の肩を掴む。
何を言おうか悩んでいる間に、細く綺麗な指先が恐る恐るサイトの背中に回される。
「…………イヤ?」
怯えるような少女の声に、サイトの理性は溶ける。
二人の間で揺れる胸を、自分に押し付けるように抱き寄せた瞬間、
只でさえ眩い美貌が弾ける様に光を放つ。
……気が狂うかと思った。
絶世の美少女が、全てを許すように力を抜いて寄りかかってくる。
それだけでもサイトはいつ限界を迎えてもおかしくなかったのに。
覚醒前から与え続けられていた快感だけでなく、
死の直前まで追い詰められた身体が『子孫を残す』本能の為に一刻も早く『生命の営み』を達成しようとしている。
そして、最大の理由は、彼女の中の変化。
抱き合った瞬間から、まるで全身がそう望んでいるかのように、サイトの身体に奉仕していた。
潤んだ瞳がさっきまでの泣き笑いとは違う、くつろいだ微笑を浮かべる。
いつ限界を超えてもおかしくなかった。
サイトがかろうじて耐えているのは、
『い、イくのもったいねぇ』
その一念だった。
この少女が笑っているのを一瞬でも長く見つめる為に。
サイトは自分の限界に挑み続ける。



344 名前:5/6 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:10:26 ID:hLbQWQVN]
ギュってしてくれた、ギュってしてくれたっ、ギュってしてくれたっっ!!
久しぶりだった。
気持ちよかった。
自分を気持ちよくしてくれた相手が気持ちよく成ってくれるのはうれしいから。
ティファニアは文字通り全身でサイトに尽くし始める。
少なくともこの一瞬、ティファニアはサイトの為に存在していた。
湿った音を聞きながら敏感な粘膜で相手を感じる、
限界の近いサイトのモノがビクビクと震えるたびに、違う所に当たって気持ちよかった。
触れ合っている所全てで相手を知る。
胸も足も、指先さえも目の前の名前も知らない男を感じて悦んでいた。
自分の形が奥まで呑み込んだモノの為に存在する、
そんな錯覚を覚えるほど愛しかった。
一瞬でも長く楽しみたったが……サイトの限界が近そうだった。
『キス……して欲しいなぁ……』
実は行為の最中は、胸が邪魔で難しかった。
……そして、行為が終わればキスしてくれる相手は居なかった。
『気持ちよかったけど……』
偶然を装って、フードをずらす。
どんな悲鳴を上げるのかな?自虐的に考えるティファニアの予想とは別に
「ご、ごめ……おれっ……も……ぅ」
耳元に掛かるのは熱い吐息で……
目を閉じているのかと思った、それならば仕方ないと。
身体を起こして少し距離を取ると……黒い瞳が熱っぽく自分を見ていた。
『うそだ』
そう思った、人が……わたしを、化け物を見ておびえないはずなんて無いと。
それを否定するように離れた身体が抱き戻される。
夢を見ているんだね、そう思う。
夢なら気持ちよくなっても良いよね?
心ごと彼の腕に身体をゆだねた瞬間、ティファニアは今までと別の快感を感じ始めた。
『この人は自分を好きになってくれるかもしれない』
『何も隠さずに、好きな同士で愛し合えるかもしれない』
ドキドキする様な予感。
ぴったりとくっついた身体のように、心も近づけば良いのに。
悲しいことに初めて感じる幸せは、そんなに長く続かなかった。
抱きしめられたまま、自分の奥に何かが放たれる感触にティファニアは震えた。
抜けていく彼の力を感じながら幸せに酔っていると、
唇に何かが……サイトの唇が小さく当たって……
ティファニアは気がつくと静かに泣いていた。

345 名前:6/6 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:11:04 ID:hLbQWQVN]
「……起き抜けに相棒に無茶させるよなー」
「ご、ごめんなさいっ」
心配してくれるデルフさんが側に居るのが羨ましくて……
どうせ記憶を消すのだから……軽い意地悪のつもりで襲って……
「へ、変な子だって……思われたよね?」
どうしよう?
この人に会えたことが嬉しいのに、ここに居るのが恥ずかしくなる。
「……しょ−がねーだろ」
デルフさん冷たい。
疲れ果てたサイトが眠っている。
デフルさんが名前を教えてくれた。
「サイト……サイト、サ・イ・ト……えへへへへ」
舌の上で名前を転がすだけで幸せ……
うれしいな。
ふと見ると、サイトの身体はまだあちこちぼろぼろで……
母の形見をしばらく見つめて……決める。
「おっ、おい?」
サイトの傷を全部治す。治せる範囲を全力で。
この人に出来ることは全てしたくて。
この人に出来ることがあるのが嬉しくて。
無茶な使い方に指輪が悲鳴を上げて砕ける。
「あーぁ、もったいねぇ」
違うよデルフさん……道具は使うためにあるんだよ?
少し寂しいけれど……満足だった。
急速な回復で深い眠りについたサイトの手を取る。
うん、綺麗綺麗。
その手を頬に寄せて、感触を楽しむ。
「ル……イズ」
え?
サイトの口から……女の人の名前?
「ルイズ……って?」
「あぁ……相棒の大事な人だよ」
……そうなんだ……
大切な人が居るのね……サイト。
「じゃ、わたし、邪魔だよね」
意識が無い時に無理矢理。
サイトは悪くないから、サイトが悩まないように。
杖を振って詠唱を始める。
「おっおい、嬢ちゃん今度は何だ?」
デルフさんには効かないかもしれないけれど……
サイトに深く魔法が染み渡るのを感じる。
デルフさんには……効いてないか……
ごめんね、泣きそうになりながらわたしは自分の望みを唱える。
「わたしの事、忘れてね、サイト」
取り乱すデルフさんの声。
いつの間にか流れた涙。
いつも通りの効果を上げる魔法。
―――――――――――
「いだ!あいだだ!」
小さな悲鳴が聞こえた、もうわたしを覚えていない声。
胸の奥が切なくなる。
「まだ動いちゃダメよ」
涙を隠して……愛しい人の元に急いだ。

346 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 01:12:37 ID:hLbQWQVN]
つづく かも
実はロリペドパートがかなり長かった。正月から何かいてるんだ……とカット。
では、また

347 名前:284 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:36:57 ID:l0tMBAzK]
>>261
う〜んGJ!!
始めの黒テファもなかなか良いですなぁ。

あ、自分も完成したので投下させていただきます。

  284はパンドラの箱を開いた! 
  
中には才人争奪杯withタバサが入っていた!!

タバサルートSSが発動した!!
・・・すいませんこれがしたかっただけなんです。調子乗りました。
261氏重ね重ね有り難う御座います。みなさん一筋縄で答えてはくれないと思ってたけど
まさか此処までとはwwwwwww
それでは、どうぞ

348 名前:サイト争奪杯〜番外編〜 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:37:47 ID:l0tMBAzK]
才人が札を上げ・・・られなかった。
札を上げようとしたとき一陣の突風が吹き、激しい砂嵐が起こったのだ。

いったいなんだこりゃぁ・・・
慌ててデルフリンガーを構えるとすこしづつ嵐が収まってきた。
周りが見えるようになってくると、一つの大きい影があるのに気付いた。
砂がやみ、姿がはっきりわかるようになってくるとそこには・・・
「タ、タバサ?!」
「・・・迎えに来た」
あれ、タバサだよな?にしては何か格好が・・・あ、あれはぁぁぁぁぁ!!

才人がわが目を疑ったのも無理は無い、そこにいるのは確かにタバサだったのだが
格好が普段とは違っていたのだ・・・・・タバサはミニスカサンタとなっていた。
「え、タバサなんでここにって言うか、なにその格好・・・」
「・・・勝負・・・見てた」
どうやら学院での話を聞いていたらしく、シルフィードに乗って跡をつけてきていたようだ。先ほどまでの話をきいていたらしい。
タバサはサイトのそばまで近づくと必殺の一言を叩き込んだ。
「今日は私がぷれぜんとっ」
ご丁寧にひらがな読みである。
そ、それは男のゆめぇぇぇぇぇぇぇぇ
鼻血が出ないように抑えながら思わず叫んでいた。
「タバサ優勝ぉ〜〜〜〜〜〜!!!」
それを聞くとタバサは嬉しそうに微笑み、サイトの手を引きずっていきシルフィードに乗って飛んでいった。
一方突然の出来事にポカーンとしていたルイズだったが、はっと我に帰ると遅すぎる憤りをわめき散らした。
「・・・帰ってきたら覚えてなさいよぉぉぉ!!」


349 名前:サイト争奪杯〜番外編〜 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:38:28 ID:l0tMBAzK]
「な、なぁタバ・・・」
「シャルロット」
そういってそっぽを向いてしまった。二人きりなのにタバサといおうとしたことにへそを曲げたらしい。
「あ、ゴ、ゴメン、シャルロットそれにしても何でそんな格好どこで・・・?」
「・・・本に載ってた」
「どんな?」
「・・・異世界からの古い本に」
どこの誰だかは知らないけど素晴らしいプレゼントを有り難うっ

その本はどんなものなのか読んでみたいと思いながら才人は一つの疑問が浮かんだ。
「字は?」
「読めなかったけど・・・」
「けど?」
「小包みたいなの持ってたから・・・これだと思って」
よく準備できたなぁ・・・と感心しているとタバサが才人の前に立ち上がった。
「ちょ、シャルロット危ないって」
「お兄ちゃん」
そういってタバサはクルッと短いスカートを少し翻して一回転した。
「・・・似合う?」
ど、どうしようどうしよう、喜んでくれると思って着替えてみたけど、お兄ちゃんなんかボーっとしてる・・・やっぱ変なのかなぁ・・・
タバサが全く反応しない才人を見て徐々に不安になっていく。
目に涙が浮かびそうになったとき才人がふいに立ち上がるとこっちを抱きしめてきた。
「お、お兄ちゃん?」
「最高だっ最高だよシャルロットぉ!!」
こ、こんな素晴らしいものをこの世界でみられるなんてぇぇぇぇ

才人は後ろを向いて膝を突き、天を仰いで号泣していた。
「バンザーイ!バンザーイ!!」
えっと・・・・変なスイッチ押しちゃったのかな・・・何か近づきたくない雰囲気が・・・・
でも、ま、いっか
タバサは才人の前に回りこむと子供がお父さんに抱きつくように飛びついてきた。
「お兄ちゃんっ」
・・・喜んでくれてるみたいだしっ
シルフィードは才人に頬ずりして甘えているタバサを乗っけて魔法学院へと飛んでいく。
・・・・・・人の上でラブコメするのも大概にしてほしのいね〜きゅいきゅい。

・・・お疲れ様です。


350 名前:サイト争奪杯〜番外編〜 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:39:12 ID:l0tMBAzK]
本来の半分を本棚が占めている部屋・・・タバサの部屋に二人はいた。
いすに座ってなにやらお茶を飲んでいる。タバサは先ほどの姿のままだ。
「・・・サンタ?」
「あぁ、これは俺の世界の衣装でな、サンタクロースっていうんだよ」
へぇぇ、見ない服だと思ってたらこれお兄ちゃんの世界のだったんだぁ・・・
「そいつがな夜になるとみんなにプレゼントを配るんだよ」
タバサは部屋についてから折角なのでと、来ていた服について色々教えて貰っていたらしい。

お兄ちゃんの世界のことだしねっ
タバサは才人の世界のことが分かってくる嬉しさでずっと微笑んでいた。
「・・・と、こんな感じかな」
・・・さっきからずっと笑ってるけど、この話ってそんなに楽しいのかな・・・
才人は相変わらずの鈍感振りを発揮して、話を終えた。
才人がふぅっと一息ついて目の前のカップを飲み干すと、タバサがいすを引きずって隣に近づいてきた。
「どうした?シャルロット?」
「・・・プレゼント」
「ん?あぁシャルロットは今サンタさんだもんな、なんかくれるのか?」
才人が口を横に開いて笑っていると、タバサは服のボタンを一つはずした。
「プレゼントは・・・私・・・」
「え?」
才人が呆気にとられるとタバサが抱きついてきた。
「・・・好きにしていい」
こ、こんなシチュエーションが実際に有るとはぁぁぁあああああっ
沸騰した頭を抑えながら、才人はタバサを抱きしめ返した。
「い、いいの?」
「・・・うん」
そう一言だけ言うとタバサは才人にすばやく唇を合わせてきた。
「・・・おにいちゃん・・・」
二人は絡むようにベッドに倒れていった。

「ん・・・あ・・・はぁ・・・」
二人が口をついばみあうたび口の端から吐息が漏れる。
才人はタバサの口をふさいだまま、スカートをたくし上げて大事な部分へと手を伸ばしていく。
そこを布越しに触れるとくちゅっと水音がした。
「シャルロット・・・もうこんなになってるよ」
「・・・」
タバサは顔を赤らめて横を向く。そんなタバサを見て才人は、可愛いな。と思う。
そんな顔を観察するため、才人は布を押し付けまだ成熟していないクレパスをなぞっていく。


351 名前:サイト争奪杯〜番外編〜 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:39:55 ID:l0tMBAzK]
くちゅっ  ちゅっ  ぴちゅ  ぴちゃっ

なぞりあげるたびにタバサの秘所からの水音が増していった。
「やあっ・・・おにいちゃん、そこ、気持ちいい・・・のぉ・・・」
タバサの顔が徐々にとろんとしたものになっていく。
才人はいったん手を離し、タバサのすでに役に立っていない薄布を剥ぎ取ると蜜壷へと口付け溢れている愛液を舐め上げた。
「・・・やっ・・・なめちゃだめ、なめちゃだめなのぉ」
「シャルロットのここ、とてもおいしいよ・・・どんどん溢れてくる」
そういって先ほどよりも更にあふれ出している蜜を力いっぱい吸い上げた。
「だめぇっおにいちゃんそこ吸っちゃ、やぁっ・・・だめぇえイっちゃ・・・イっちゃうううぅっっっ!」
腰を押し付けてビクビクッと震えると、とさっとベッドに崩れ落ちた。

才人は口の周りを拭うと、タバサの上に降りるようにして抱きかかえる。
「あは、ごめんシャルロット。ちょっとやりすぎたかな」
才人がばつが悪そうに言うとタバサはふるふると首を振った。
「・・・おにいちゃんだからべつにいい・・・でも」
そういうとタバサは少し首を上げてサイトのソコを覗き込む。
「・・・わたしだけじゃだめ」
つぶやいて足で才人を包むようにして足を開く。
「・・・おにいちゃんも」
才人はじっと見つめてくるタバサにゆっくりと頷くと、痛いくらいに張り詰めた怒張をタバサにあてがいそのままずぶずぶと埋め込んでいく。
少しづつ入れていくと、やがてタバサの最も深いところへと辿り着いた。
お兄ちゃんの・・・全部入ってる・・・
最愛の人を受け入れることができた喜びと快感に、熱を含んだ吐息を吐いて、視界に広がっているその顔に向けて囁いた。
「・・・大丈夫・・・動いて」
そういうと才人はゆっくりとしかし大きいストロークで動き始め、少しずつテンポをあげてタバサの一番奥を小突いていく。
「・・・んっ・・・あっ・・・おくっ、奥に届いてるっ・・・」
やぁっ・・・おくっ・・・ジンジンしてるっ・・・あたま、変になっちゃいそうっ・・・0
お、おにいちゃんの・・・またっ、おおきく、なって・・・
奥に届くたびに背中を電気のように駆け巡る快感を更に貪るように、タバサの内壁はひだを才人へと絡みつかせていく。


352 名前:サイト争奪杯〜番外編〜 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:41:00 ID:l0tMBAzK]
才人の剛直が奥へと入り込んでいくと更に奥へと飲み込むように蠢き
入り口近くへと引き抜こうとすると別れを惜しむかのように絡み付いて離そうとしない。
そしてそれは才人をより高い限界へと当然の如く引き上げていった。
「う・・・わっ、ちょっ・・・もう、やば・・・」
気を抜いたら襲ってくる射精感に必死で耐え、才人はシャルロットを高みへと上らせるために必死で突き上げていく。
「はっ・・・くっ・・・シャル、ロット・・・もうっ」
中に詰まっている怒張がひときわ大きく膨らんでいく。
「んっやぁっああっ・・・いい・・・よっ、おにいちゃん、中に、出してっ」
「い、いくよっ・・・出、出るっ」
「私もっ、もうっだめぇ、やっあぁぁぁぁんんんんっ」
才人が腰を最も深いところへと押し付け、その白い欲望を吐き出す。

びゅっ びゅくっ びゅくっ

あついの・・・たくさんはいってきてる・・・
タバサの小さい子宮が才人の迸りによって満たされていく。
奥に打ち付けられる刺激にタバサもまた絶頂へと上り詰めていった。
才人が吐き出し終わった怒張を抜くと、こぽっと収まりきらなかった精が流れ出てきた。
あは、おにいちゃんの・・・いっぱい・・・
タバサはこぼれ出たものを掬い取ると愛おしそうに弄ぶ。
才人がぼふっとタバサの隣に寝転がるとタバサの髪の毛をくしゃくしゃと撫でた。
「最高のプレゼントだよ、シャルロット」
タバサは嬉しそうにはにかんで、えへへ。と笑った。

そして才人の頬に軽くキスをし、その胸板を枕にして寄りかかった。


――――――おにいちゃん、大好きっ―――――

二人はゆっくりと眠りに落ちていった・・・・
                    <Ver.タバサ Fin・・・All Happy end>


353 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/06(土) 01:41:42 ID:cLXXmC7x]
すまんのう。夜勤明けで寝てたら遅くなった。

続き投下いくじぇー



354 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/06(土) 01:42:23 ID:cLXXmC7x]
ウホ リロードワスレテタorz

355 名前:284 ◆yJjGBLHXE6 mailto:sage [2007/01/06(土) 01:43:17 ID:l0tMBAzK]
え〜以上です。

なぜだ・・・なぜせんたいさんはあそこまでタバサがエロく書けるんだぁぁぁ!!
これで本当に才人争奪杯終わりたいと思います。ネタがありません。
またいつか何か思いついたら出てくるかもしれません。それではさよならさよなら

356 名前:媚薬『姿見の悪魔』 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/06(土) 01:44:00 ID:cLXXmC7x]
ルイズは授業が終わると、赤い顔で教室を飛び出した。
おかしい。絶対ヘンだ。
今日は授業の内容に全く集中できていない。
それどころか、気がつくとノートの余白に才人の名前を書いているし、ちょっと気を抜くとすぐに才人の事を考えていた。
ほれ薬の時と似ているが、微妙に違う。
あの時は、意識そのものが全部才人に向いていったが、今は違う。
純粋に才人に対する欲求のみが募っていた。
欲求不満、なのだろうか。
そういえば最近は、自分から求めていない。さらに、自分の日であっても、才人が望まなければ求めない事にしている。
シエスタとそう決めたからだ。
ルイズは自室に戻ると、才人がいない事を確認して、中に入る。
はぁーっ、とため息をついて、ベッドに登る。
マントを脱いで放り出し、ころん、とベッドに横になる。
そして、仰向けになると、するするとショーツを脱ぎ去った。
そのショーツは、溢れ出た雌の粘液ですでにべとべとになっていた。

「…もうこんなになってる…」

自分で『そこ』を触り、指先に感じる滑りに愕然とする。
さすがに、授業中に自慰行為をしたりはしていないが、そういう想像をしたりはしていた。
その想像だけで、ルイズは濡れていた。
そんな自分の身体に戸惑いを感じていたが、今はその戸惑いよりも才人の事で頭が一杯だった。

「…サイト、どこいったのかな…」

そういえば今朝から姿を見ていない。
昨日の夜はたしかにこのベッドにいたのに。
…昨日の夜、させればよかったかしら…。
ルイズはそんなことを考えながら、無意識にうつぶせになり、才人の匂いを探していた。
しかし、今朝の自慰でべとべとになったシーツはすでに新しいものと取り替えられており、才人の匂いなんてしない。
ルイズはむくりと起き上がると、クローゼットに向かった。
そこの2段目の引き出しには、才人の着替えが入っている。
開けるとそこには、洗濯を済ませた才人のTシャツが入っていた。
取り出して、顔に押し当て、息を吸い込む。
…ちょっと、サイトの匂いがする…。
気のせいかもしれない。でも、ルイズは確かに、そこに才人を感じていた。
ルイズはおもむろに着ていた服を脱ぎ捨て、全裸になると、そのTシャツに袖を通した。
ルイズより二周りは大きいサイズのそのTシャツは、ルイズが着ると簡易な寝間着のように見えた。

「サイトの、匂い…」

服の襟を鼻のあたりまで持ち上げ、ルイズは匂いを嗅ぐ。
そのままころん、とベッドに転がり、シーツの中にもぐりこんだ。
こうすれば、才人の匂いに包まれると思ったからだ。
シーツの中はいまや、わずかに香る才人の残り香と、高まったルイズの雌の匂いが充満していた。

「サイトぉ…」

ルイズの指が裸の股間に伸びる。
その時。

「ルイズー?戻ってんのかー?」

ドアを開けて、才人が帰ってきた。
ルイズは慌てて寝たふりをした。

357 名前:媚薬『姿見の悪魔』 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/06(土) 01:44:40 ID:cLXXmC7x]
キュルケにルイズの行き先を尋ねると寮に戻った、っていうんで、俺はルイズの部屋にやってきた。
そこには。脱ぎ散らかされたルイズの服と、不自然に盛り上がったベッド。
…そこにいるな。
俺はルイズの服を一つ一つ手に取りながらベッドに近寄る。
まずはニーソックス。次にキャミソール。ブラウス。スカート。
そして最後に。
ベッドの傍に丸まって置いてあったショーツを取る。
それは、まるで水に浸したように濡れていた。
…効いてる効いてる!
媚薬の効果はどうやら絶大のようだ。
なーんもしてないのにこの濡れようである。これは本番が楽しみだなっっと♪
俺はいよいよ、盛り上がったベッドに腰掛ける。
…ま、一応声かけてみるか?

「ルイズ?」

…へんじがない。ただのしかばねのようだ。
寝たふりでもしてるんだろうけど。
まあ、この状況だ。この下は間違いなくハダカ。
そうであれば、あとは好き放題し放題!
さーて、どんなエロい責め苦を与えてやりましょうかねー?
なんて考えながら俺はシーツをめくった。

…キミは、奇跡を見たことがあるだろうか。

そこにいたのは、全裸のルイズではなかった。
…全裸の上に、俺のTシャツを羽織った、ルイズだった。
こ、これは…全裸よりも破壊力が…。
しかもルイズさん寝たふりですか?真っ赤な顔で目を瞑って、必死に規則正しい寝息の演技をしてる。
でも一個いいですかね。
Tシャツの下が捲れ上がってオンナノコの割れ目が丸見えなのはわざとっすかーーーーーーーーー!!
俺はそこに釘付けになりながら、そっとルイズに手を伸ばす。

「る、ルイズ?起きてる?」

やっぱり返事はない。
今度は、太股にそっと手を重ねてみる。
一瞬ルイズは眉をしかめたが、寝たふりをやめない。
今度は、ルイズの足元に回りこみ、両手をそっと両腿に添える。
さすがに、ルイズの身体はぴくん!と震えた。何をされるかだいたい想像がついたんだろう。

「お、起きないと俺いたずらしちゃうぞ?」

言って、両手を押し出すように力を込める。このまま力を入れ続ければ、ルイズの腿は数十秒で開ききる。
しかし、ルイズは動かない。それどころか、腿にも一切力を入れない。
あまりにもあっけなくルイズは足を開き…。
俺の目の前では、濡れたルイズがぱっくりと口を開けていた。

「ほ、ほんとにいたずらしちゃうぞ?」

さすがに、この光景を見ていたらしんぼうたまらなくなってきた。
俺はそう言って、ルイズの反応を待つ。

358 名前:媚薬『姿見の悪魔』 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/06(土) 01:46:15 ID:cLXXmC7x]
…だ、ダメなんだもん…。
今日は、シエスタの日だから、私はサイトとシちゃだめなんだもん…。
だから、私は必死になってサイトがすることに耐えていた。
だって。
私が起きててサイトにさせたら、そりゃ、ダメだけど…。
ね、寝てるうちにサイトがいたずらしてくるのは…。
私の意志とカンケイないわけだし…。
なんて考えていると。
サイトは指で、私の割れ目のまわりをこね回し始めた。
キモチ…いいっ…!
でも、声は出せない。必死に耐えていると、今度は。

「んっ!ふっ!」

だめぇ、声でちゃうっ…!
私の中心を、指でくりくりしはじめた…!
ゆびで、つぶして…。こねまわしてっ…!
あ、だめ、だめ、むいちゃだめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

「ふぁ、ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

次の瞬間。
私の腰がびくんびくんとケイレンし、私は声を出して逝っていた。
荒い息をつきながら、余韻に浸る私に、サイトは覆いかぶさってきた。

「ルイズ、目ぇ覚めた?」

…なによ、その笑顔…。
私が必死でガマンしてんの、わかってんの…?
サイトの呑気な笑顔を見てたら、なんでか胸の奥からイライラが沸いて出てきた。
…それと一緒に、欲求も、頭をもたげはじめる。
私は覗き込んでくるサイトの首に抱きついた。

「…ガマンしてたのに」

そうサイトの耳元でつぶやく。

「…アンタが余計なことするから、ガマンできなくなっちゃったじゃないの…。
 せ、責任とりなさいよ…!」

そして、サイトの唇を無理矢理奪った。
知らないから。もう知らないから。
今日はもう止まらないからね?アンタのせいなんだから。
覚悟しなさいよ?

359 名前:媚薬『姿見の悪魔』 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/06(土) 01:47:30 ID:cLXXmC7x]
才人はルイズの開いた足の間に身体を滑り込ませると、ジッパーを下ろして自分自身を取り出した。
そして、もうすでに牡を咥え込むべくひくひくと蠢いているルイズの秘裂に押し当てた。

「じゃあ、いくよ、ルイズ」

そう言って断りを入れる才人に、ルイズは涙目で言った。

「じ、じらさないで早くしなさいよ…!」

その言葉と表情に、才人は一気に最奥までルイズを貫いた。

「あはぁっ…!」

ルイズの喉と背筋が歓喜に踊る。
そのまま才人は、激しく腰を使い始めた。

「ふぁ、あぁ、いいっ、きもちいっ、あぅっ」
「くぅ、ルイズっ…!」

ルイズのそこは、いつもと違った。
引き抜こうとすると、まるで逃がさないといわんばかりにきつくきつく絡みつき、才人を逃がさない。
押し入る時は一気に脱力し、奥の奥の奥まで才人を咥え込む。
ルイズは、無意識のうちに秘所を全て使い、才人を責めていた。

「くぁ、で、でるっ…!」

そんなルイズにすぐに限界を迎えた才人が、腰を進めようとする。
しかし、それをルイズが止めた。

「あ、まってっ…!」

ルイズは腰から力を抜き、一気に才人を引き抜いた。
そして、引き抜かれた雌の粘液でべとべとのそれを、なんと、口に含んだ。

「ちょ、ルイズっ…!?」

すでに限界の一歩手前だった才人のそこは、先端を咥えられただけで爆発した。

どくどくどくっ…!

ルイズの口内に、才人の精液が流し込まれる。
ルイズはそれを一滴たりともこぼすことなく、飲み干した。
のどがこくりこくりと動き、それと同時にルイズの身体に軽い震えが走る。

「あ…飲んで…逝っちゃった…」

涙目で淫靡に笑い、才人を見つめる。
そんなルイズに、才人の息子は再び元気になる。

「ルイズ…ほんとに咥えるの好きだな…」

そう言いながら、ルイズを再び押し倒す。

360 名前:媚薬『姿見の悪魔』 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/06(土) 01:48:20 ID:cLXXmC7x]
「サイトのせいなんだから…」

ルイズは言いながら、両手で才人の頭をロックし、才人の唇を奪う。

「それに、お肌にもいいっていうし。一石二鳥じゃない」

言って才人の下でくすりと笑う。

「なにが一石二鳥だか…」

呆れる才人に、しかしルイズは笑顔のまま言った。

「今度は…ちゃんと、下の口で飲んであげるから…」

そして、両手を広げる。

「きて…」

才人はその願いどおり、ルイズを一息に貫いた。

目が覚める。
隣で裸で寝てる使い魔を確認する。
昨日を思い出す。
真っ赤になる。
特に行為の最中に吐いた台詞を思い出して死にそうになる。
なななななななななに言ってんのよ私ってばーーーーーーーーーーーーーーー!!
いくら事の最中だからって、あんな、あんなーーーーー!
ほんとにふんとに、恥ずかしいったら!
み、乱れすぎよほんとに…!
私は真っ赤になりながら、ベッドの脇にまとめてあった私の制服を着込む。
…ショーツは、新しく箪笥から出してきた。
前のはごみ箱いき。…もうガビガビになっちゃってるし。
そして、私は畳まれた才人の服に目をやる。
…サイト、まだ寝てる、よね…。
私はサイトのズボンを手に取ると、匂いを嗅いでみようとした。
…すると。
ズボンのポケットから、紙切れが出ているのに気がついた。
…なんだろ?
私は気になってそれを広げてみる。

361 名前:媚薬『姿見の悪魔』 ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/06(土) 01:49:01 ID:cLXXmC7x]
そこにはこう書いてあった。

『注意事項:『姿見の悪魔』はあくまで好かれている相手にのみ効果を発揮する媚薬です。
 特に素直でない相手にはよく効きます。丸一日の間、あなたのことが頭から離れなくなるので、半日から一日放置しましょう。
 そのあとはお好みでどうぞ。普段からは信じられないほどの乱れようが見られるでしょう』

…。
な  る  ほ  ど。
そういうことだったわけね…?
全てを理解した私は、才人に馬乗りになった。
思い切り飛び乗って。

「ぐふっ」

才人はつぶれたカエルみたいな声を出して呻いた。
そして案の定、私に文句を言ってくる。

「な、なにすんだよルイズ!」

えーらーく、強気な態度じゃない?
犬の分際で?ご主人様に薬盛っといて?
私はあくまで笑顔で、サイトに言った。

「『姿見の悪魔』…よーっく効いたわ」

サイトの顔がひきつり、汗がだらだらと流れ始める。

「主人に薬盛るような使い魔には、教育が必要よね♪」

笑顔のまま、私は懐からあるものを取り出した。
いつぞや使っていた、乗馬用の鞭だ。
ちょうどいいよね♪サイト裸だしー♪

「あ、あのう、ご主人様も感じておいででしたが…?」

ああそう。それが最後の抵抗ってやつ?
ずいぶん生意気な抵抗ねええええええええええええええええええ?

「うんそうね。でもそれとこれとは話は別。
 さあ、たぁっぷり教育してあげるわ、仔犬ちゃん…♪」

言って私は鞭を舌で舐め上げた。
その日、私の部屋からサイトの悲鳴が途切れる事はなかった。〜fin

362 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM mailto:sage [2007/01/06(土) 01:50:58 ID:cLXXmC7x]
はいおわりー。
ちょっと暴走気味にいってみました。いかがだったでしょーか。

さてラスは『泥のスキルニル』ですが、さあ相手は誰でしょー?

…モウバレテルキガスルケド

363 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 01:55:30 ID:SAN0dgt0]
>>362
乙です!
起きててよかった!



364 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 01:58:30 ID:wJ8f4tZ6]
>>362
GJ!
原作の様なオチだw

365 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 02:20:49 ID:GIjaZkq0]
>>362
GJ!やっぱオチはこうでなくっちゃ!
『泥のスキルニル』楽しみにしてます!

366 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2007/01/06(土) 02:25:18 ID:Q6zjpu7f]
このへんたいどもがーーーーー(最高のほめ言葉ですw)
もうね、GJ以外言うことないね、
へんたいさんの次回は




ァ、アニエスさんでお願いしますだ

367 名前: 株価【---】 mailto:sage [2007/01/06(土) 02:59:34 ID:nhRN9Ilf]
や、やった!さすが>>284
俺たちに出来ない事を平然とやってのけるっ!!
ソコに痺れる、憧れるぅ!!

へんたいさんもGJ!このジラしチャンピオンめ!!

368 名前:名無し@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 03:06:35 ID:redlm8Ay]
いやあえてアンリエッタで

369 名前:コリコリ ◆TOaN/1ZFoQ mailto:sage [2007/01/06(土) 14:04:05 ID:5gAfuTHW]
スキルニルと言えばアン

370 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 22:43:34 ID:16WHhtAT]
あえてキュルケだろ
人気無いし

371 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 22:54:06 ID:SAN0dgt0]
タバサ、絶対タバサ

372 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 23:05:56 ID:16WHhtAT]
今更だがSSで書ききってないのあったの思い出した
内容的にスレに投下する空気じゃないので保管庫に入れておくよ!
時間あったら

373 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 23:13:14 ID:+gliYtLl]
保管庫一通り見た感じ「オトコノコの役割 分岐」と「サイトと魔法の布」が途中ですね
職人さんたちGJ!



374 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/06(土) 23:19:05 ID:16WHhtAT]
>>373
前者のアドレスを教えてほしい
自分じゃ見つけられんorz

375 名前:最後尾の名無しさん@3日目 mailto:sage [2007/01/06(土) 23:27:31 ID:+gliYtLl]
>>374
えっと保管庫のトップから
キャラ別→サイト→8-188
です

376 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2007/01/07(日) 00:18:08 ID:C6hw/4nX]
サイトが狂っちゃうのって確かオトコノコの役割だよね?
それの続きwktk

377 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 02:06:00 ID:nXQWuA40]
>>340
こういうのもいいですねぇ。続きがあるなら是非ともお願いします

378 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 07:22:24 ID:UidWv6+B]
はじめて来たので記念パピコ

保管庫すごい数作品あるんだが
おまいらのオススメを教えてくれ
大杉で全部見て回れないんだ

379 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 08:30:07 ID:7udc/1gO]
なら作者別でせんたいさんの作品を見ればいい。

シリーズ物?だから見やすいぞ

380 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 08:46:42 ID:J6trFRJ0]
自分の好きなキャラから選んだ方ぶと良いと思うよ。

381 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 12:37:50 ID:hL4mk5Xz]
作者別で一番エロいのは誰?

382 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 13:45:39 ID:T1V2cdDg]
>>378
ギャグ、シリアス、エロ、お前がどんなのを求めてるかでお勧めも違う。

383 名前:名無しさん@ピンキー mailto:さげ [2007/01/07(日) 14:37:11 ID:nXQWuA40]
サイトが学院の生徒たちに、逆レイプされる作品ってどれだっけ?



384 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 15:08:29 ID:Z2tnOvv0]
ルイズから、サイトに甘える系は見つかるけど、逆にサイトからルイズに甘えてエッチに行くのってあるかな?

385 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 15:45:32 ID:+Za466d1]
・連休なんだから自分で探す
・いっそ全部読んでしまう
・妄想やシチュを具体化して書き込み、願わくば書き手の人に一作こさえて貰う
・むしろ自分で書いてみる




さあ選べ。

386 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 16:39:43 ID:4XXkgcwA]
>>384
書いて 読みたい

387 名前:ZERO ◆GEASSrKQFE mailto:sage [2007/01/07(日) 17:41:28 ID:WoZhsu4A]
>>375
d
丁度良いトリップも見つかったし
順次書いていくよ

388 名前:最後尾の名無しさん@3日目 mailto:sage [2007/01/07(日) 17:58:23 ID:UaoXFDFD]
>>387
期待して待っています!

>>383
キャラ別→ケティ→6-151サイト襲撃 鬼畜編
だと思う

389 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 18:10:10 ID:nXQWuA40]
>>385
自分で書いてみたいけどスキルが無い
>>388
dクス ケティの方か・・・サイトで探してたよorz

390 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 18:10:10 ID:UidWv6+B]
とりあえず勧められたやつ読破してきた

この人マジで素人なん?


391 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 18:53:24 ID:1Pc2ZrIr]
ここじゃなくて本スレとかで書くべきかも知れないけど。

編集部に質問状:ゼロの使い魔 「王道の持つそう快感」
ttp://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2007/01/post_617.html
ゼロ魔の担当編集者へのインタビュー。作品の魅力、作者について、など。

>>390
それは詮索しないのがマナーってもんです。
まぁ、そう聞きたくなる気持ちは判るけど。 ここクオリティー高いもんなぁ。

392 名前:261のひと mailto:sage [2007/01/07(日) 22:46:04 ID:fPPle0Le]
>>384さん これを見て、なんとなく書いてみた……
……書きあがった……あれ?

なんか違うけど、投下します

393 名前:1/5 mailto:sage [2007/01/07(日) 22:46:41 ID:fPPle0Le]
「先生……」
小さな呟きと共に、涙を流し続けるサイトを、わたしは見守る事しか出来ない。
昨日から一睡もせずに、わたし達の部屋とコルベール先生の部屋を往復し、いつもどこかで泣いていた。
今日だっていつもならもう眠る時間なのに。
「サイト」
小さく声を掛けても、僅かに身じろぎするだけで、わたしの方を見てくれない。
……わたし冷たいのかな?
先生が亡くなった事も悲しい。
サイトが傷ついてることも悲しい。

……でも、何よりサイトが私を見てくれないことが悲しい。

いつの間にかわたしの世界はサイトを中心に回っている。
サイトが居なければ、死んでしまう位に。

でも、サイトはわたしの事より先生が亡くなったことのほうが大事なのかな?
悲しみに押しつぶされそうになりながら、サイトを抱きしめる。
「……ルイズ?」
涙に濡れた瞳でわたしを見上げるサイトに微笑んで、ベットの上まで連れて行く。
今日は眠らないと身体に毒だから。
脱力仕切って抵抗しないサイトの頭を胸で抱きしめる。
……ティファニアやシエスタなら、サイトもっと喜ぶんだろうけれど。
こんなに恥ずかしいのに、サイトは気付かずに泣き続けている。

……ごめんね、胸無くて。
切ないけど、せめて……サイトの頭を優しく撫でながら、昔々母さまに歌ってもらった子守唄を歌ってみる。
今のサイトが傷ついた子供みたいに見えたから。

歌いだしたわたしを不思議そうに見上げていたサイトが、うっとりと目を閉じる。
空いてる手でサイトに布団を掛けながら、サイトが寝息を立てるまで一生懸命歌う。

母さまやちぃねぇさまも、わたしに子守唄を歌ってくれたとき、こんなに幸せな気分だったのかな?
腕の中でわたしに寄りかかるサイトが可愛い。
起こしてしまわないように、歌を止める。
「……せん……せ……ぃ」
小さな小さなサイトの声。
閉じた瞳から溢れ続ける涙。

……切ないなぁ……こんなに好きなのに、サイトはわたしを一番にしてくれない。
いつも意地張ってる、わたしが悪いんだけど。
「……好きよ……サイト」
聞こえないと良いな……そう思いながら、小さく語りかける。
本当は聞いて欲しいけれど、恥ずかしくて起きている時は言えないから。
「大好き、サイト」
サイトの規則正しい寝息に紛れ込むように、何度も呟く。
……これくらい役得よね?
ここに居ない誰かに言い訳する。
サイトが悲しんでいるんだから、出来ることは何でもしてあげたくて。

安らかな眠りを……想いを込めた指先をサイトの頭から背中まで這わせる。

サイトの涙が止まったのは、そのほんの直ぐ後だった。



394 名前:2/5 mailto:sage [2007/01/07(日) 22:47:14 ID:fPPle0Le]
どれくらい時間が経っただろう。
眠っているサイトを、幸せな気分で見つめる。
起きている時は出来ないから。
時間が経つごとにズルズルとサイトの頭は降りていって、今はわたしの内腿で……
「膝枕なんて、初めてなんだから……感謝しなさいよねっ」
眠るサイトに報告する。
夜の空気は少し肌寒い。
布団を全部サイトに掛けちゃったから、寝巻きを着ているだけのわたしは凍えそうだったけれど。
『……サイトがあったかいなら……いいか』
ぽんぽんと、小さくサイトの頭を叩く。
「……んっ」
あ、しまった。
寝返りを打つサイトから、慌てて手を離す。
…………大丈夫かな?
しばらく息を詰めてサイトの様子を窺う。
昨日も寝ていないサイトを起こすのは可哀想だから。
……大丈夫そう。
ほっと一息ついて、またサイトを眺める。
こうやって触っていると、少し別れた間にサイトの身体が分厚くなった感じがする。
抱き心地が変わった。
そんな事を考えた自分に赤面する。
『……べ、別にっ、いつも抱いてるわけじゃないんだからっ』
寝ているときに触るのは不可抗力よね?
少しだけ重くなったサイトの手を持ち上げてみる。
うん、やっぱり変わったね、サイト。
少しの変化に気付ける自分が誇らしい。
……でも、さ……それってわたしも、サイトにどこか変わったら分かってもらえるのかな?
サイトの手をそっと離してから、自分の胸に手を当てる。
「ごめんね」
成長していない胸、サイトに申し訳ない気分になった。
……って
『ち、違うんだからっ、べっべべ、別にっわたしの胸が育たなくてもサイトに関係ないんだからぁぁぁ』
ナニヲカンガエテイルンダ、ワタシ。
ほんっっっとに、恥ずかしい。
サイトに注意しながらもジタバタしているわたしに、まったく気付かずに眠り続けるサイトがちょっと憎らしい。
「……ばーか」
人の気も知らないで。
でも……
幸せそうに眠るサイトを見ていると、何もかも許せそう。
そんなことを考えていると、サイトが寝返りを打った。
っっっっっ………んっのっ、ばかぁぁぁぁ
『許せそうだけどっ……許せそうだけどっ……』
内腿で寝てたくせに、わたしのほうに寝返りを打つから……
……今目を覚ましたら、狩ろう。
サイトはわたしの腰を抱きしめるように眠っている。
……わたし……寝るときって……
敏感な部分にかかるサイトの寝息が……
『……もうちょっと長いの着れば良かった』
今更だった。
……そりゃ……ね
『意識してない時に何度も目の前で脱いだけど』
こんなに……側で……まじまじと……
今起きたら、サイトが起きて最初に見るのって……
寒かったはずなのに、全身から火が出そうだった。

395 名前:3/5 mailto:sage [2007/01/07(日) 22:47:45 ID:fPPle0Le]
「……ルイズ……」
っっっっまさかっ、起きた?
パニックになりながら、サイトの様子を窺う。
すぅ……すぅ……
……ね、寝てる……の?
「……るぃずぅ……」
寝言?
『ば、ばっかねぇ、わたしの寝言なんてっ、そんな夢見てるのよ?図々しいわねっ』
にへらー、と頬が緩むのが自覚できるけど……
怒ってるのよ?
浅い眠りに移ったらしいサイトが、もそもそとわたしを抱き寄せる。
……え?
『ま、待ちなさいっ、ちょっ……だめぇぇぇぇ』
わたしは起こすのが怖くて、サイトの成すがままだった。
「ルイズ……」
サイトが唇を僅かに突き出す。
『まさかっ』
さぁっ、と全身の血が引く。
サイトの口がゆっくりと近づく。
『ば……か……違う……そこ……違うんだからぁぁぁ』
泣きそうになりながら見つめるわたしに構わず、サイトの唇が敏感な部分に押し当てられる。
『…………っっひ……』
初めての感触に怯えながらも、サイトの口から目が離せない。
ちゅ
小さく吸い上げられた瞬簡、羞恥と衝撃でベットの上に身を投げ出してしまった。
『違う、ダメっ、サイト……ダメっっっ』
震える手で口元に枕を押し当てる。
恥ずかしい声を上げないため。
そして、喉から洩れる声でサイトを起こさないために。
そんなわたしの気遣いなんてお構い無しにサイトの唇が何度も押し当てられる、
快感に流されないために悶えるわたしの耳に、小さな音が届く。
くちゅ
見たくない……そう思いながらも、恐る恐る身体を起こす。
サイトの口元を覗き込んで、ぶるぶると頭を振りながら全力で否定する。
『違うのっ、こんなの嘘っっ、嘘なんだからっ』
サイトの口元を濡らす……わたし自身の……
否定しても否定しても、厚くなった身体と滴る蜜は止まらなかった。
わたしの頭を抱いているつもりなのだろう、サイトの腕はわたしのお尻をしっかりと抱えていた。
……つまり……逃げられない。
何度も何度も執拗に押し付けられる唇に、身体が勝手に反応する。
好きな人に触れてもらう感動が、ルイズを狂わせる。
『止めてっっっ、だめぇぇぇぇ』
見たくない現実から目を逸らそうと、両手で顔を覆う。
見えなければマシになると思ったのは気のせいで、
部屋に響き渡る湿った音が、否定できない自分の状態を悟らせる。
それどころか視覚が封じられたため、触覚が却って鋭敏に成った気がした。
『……もう……やめ……て……』
気持ち良い事を無邪気に喜ぶには成長しすぎていて、快感に溺れるには未だに恐怖を覚える。
そんな微妙な年頃のルイズは、サイトに祈る事しか出来なかった。
起こしてしまえば良いのだが、起きているサイトの傷心を知るルイズは、自分の都合でサイトを起こす事を良しとしなかった。
必死で快感に耐えるルイズの祈りが通じたのか、サイトの動きが止まった。
『……おわ……り?』
快感に痺れる身体を無理矢理動かして、サイトの頭を注意深く動かす。
『……この、悪戯坊主』
人差し指でつやつや光るサイトの唇をつついた。

396 名前:4/5 mailto:sage [2007/01/07(日) 22:48:22 ID:fPPle0Le]
ちゅ
『あら?』
サイトは指が唇に触れると小さく吸い上げた。
『……赤ちゃんみたい』
苦笑しながら、人差し指でサイトの中に侵入してみる。
ちゅうちゅうと、一生懸命に指を吸うサイトが可愛くてもう一度子守唄を歌う。
『もうイタズラしたら駄目よ』
……起きたらどんな顔したら良いのかしら?
母親の胸の中に居るみたいに、くつろいだサイトがわたしの足に頬擦りする。
……まぁ……それくらいなら許す。
サイトは一生懸命に指を吸いながら、わたしの腰にまた近づいてくる。
『……指吸ってる間は大丈夫よね?』
特に抵抗せず、サイトの好きにさせる。
スリスリと心地よさげなサイトは、このまま喉でも鳴らしそうだった。
『でっかい、子猫よね』
ついさっきまでの責めを忘れ、そんな風に和んでしまう。
そんな油断が、一瞬の判断ミスを起こす。
つまり……
ルイズの小ぶりなお尻に食い込んだサイトの手を、反射的に両手で押さえようとする。
『痛いっ、加減しなさいっ!』
寝てる人間に無茶をとか、加減すれば良いのか?
とか言う突込みを自分に入れる前に、ルイズの喉から悲鳴が搾り出された。
「きゃぁぁぁぁ」
手を離した一瞬で、サイトはもう一度ルイズにしがみ付き……
じゅる……ちゅぅぅぅぅ
「だめぇぇぇ、音……恥ずかしいっっっ」
涙でゆがむ視界の中で、サイトが啜った液体を嚥下するのが見える。
悲鳴にもめげずに、サイトは絶賛寝惚け中だった。
口に含んだ液体をすべて飲み下したサイトの動きが止まる。
……まさか……よね?
見つめるルイズの前で、もう一度サイトがルイズの大切な場所を吸い上げる。
『やあぁぁぁぁっっ』
サイトの頭を何とか離そうともがくが、ルイズのお尻を握り締めたサイトはびくともしなかった。
それどころか、にぎにぎと指を交互に動かしルイズのお尻を責め始めた。
『ほ、本当に、寝てるの?』
ルイズの疑いをよそに、熟睡しているサイトは飽きることも止まることも無くルイズを追い詰める。
悲鳴を殺すこととシーツを握りしめる事しか出来なくなったルイズは、
羞恥と、それの為に倍増する快感に潰されそうになっていた。
『……も……だめ…………ゆるしてぇ……サイト……』
潤むを通り越して眠る前のサイトのように泣き続けるルイズ。
何のために声を殺すのか、そんなことも考えられないまま、
ただ惰性で悲鳴を押し殺していた。
吸い続けるのではなく、飲み下すために定期的に止まる刺激が、却ってルイズを高めていく。
『……にげ……なきゃ……』
刺激が止まり、僅かに戻った理性でサイトの頭を……それでも起こさないようにそっと……動かす。
が、タイミングが悪かった。
動かした瞬簡にサイトが吸い上げが再開され……その場所は……
快感のため、小さく自己主張する敏感な突起の上だった。

397 名前:5/5 mailto:sage [2007/01/07(日) 22:49:09 ID:fPPle0Le]
「あぁあぁあぁぁぁぁぁぁ」
もう自分が何をしているのか、何を言っているのか分からなかった。
最悪の……若しくは最高の場所に吸い付いたサイトに、
ルイズは叫ぶことと、震える事しか出来なくなっていた。
虚空を掴もうと暴れるルイズの手は何も掴むことも無く。
寝惚けたサイトは口の中に流入する液体が減ったため、その吸い上げを強める。
「……う……ぁ……サ……イト……ぉ…………」
このままじゃ、ダメになる……ルイズは、自分の中に残ったナニカをかき集め、
最後の抵抗としてサイトの身体をどかそうとするが……
じゅるぅぅぅぅう
サイトの唇はルイズのすべてを打ち砕き、
「いぃっ、もぉ、なんでもいいっっっ、サイト……サイト……もっとぉ……」
快感に溺れたルイズは、正気に戻れなかった。
サイトへの想いと欲望の塊となり、
夢と現の間を彷徨った。
達しても気絶してもサイトは止めないので……
そのうちルイズは何も分からなくなった。

―――――朝。
妙にすっきりしたサイトが目を覚ますと、部屋の隅でルイズが震えていた。
枕を抱きしめただけルイズの寝相に苦笑する。
「ルイズ……風邪ひ……ぐほっ」
飛んできた枕が顔面に直撃する。
「なっ、なにしやがるっ」
顔を赤く染めたルイズは、震えながらサイトに宣告した。
「あ、ああああああんたねぇっ、本っっ気で寝てたんでしょうねぇ?」
完璧に熟睡していたサイトは何のことだか分からなかった。
「?何かあったのか?」
ただ出さえ赤く染まったルイズの顔が、更に赤くなった。
「そんな事言えるかぁぁぁぁぁ、馬鹿ぁぁぁ」
何かを守るようにルイズの手が胸の前で交差していた。
……なんだろう?
まぁ、ルイズが不可解なのはいつもの事だから、サイトはとりあえず顔を洗おう……と
「あれ?顔がなんか……」
この十秒後、五秒でルイズにギタギタにされたサイトは、何も理解できないまま。
「責任を取ります」
を、百回言わされて……
「……責任取ってからならっ……」
続きしても良いから、小さな小さなルイズの声に疑問ばかりが膨らんでいった。

398 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 22:50:20 ID:fPPle0Le]
では

399 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 22:54:54 ID:ZE1jCUcX]
>>398
グッジョオォォォォォォォォブ!!!
サイトの夢の中が見てみたいな

400 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/07(日) 23:10:22 ID:zQpHVk4X]
>>346
>実はロリペドパートがかなり長かった。正月から何かいてるんだ……とカット。

そんな……酷い○| ̄|_

401 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/08(月) 00:52:31 ID:H9E2NxNa]
誰かルイズ虐待書いてくれよ

402 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/08(月) 02:03:49 ID:pnYQZy9A]
>>340
素晴らしい作品なんだが、修羅場スレ住人の漏れとしては、サイトをあきらめずに、
ルイズと戦ってほしかったorz

403 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/08(月) 10:59:56 ID:x5X4tlDE]
ボンテージを着込んだルイズがサイトとシエスタをしばく話なら



404 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/08(月) 16:05:58 ID:eLhpJdR2]
鈴宮ハヒルの憂鬱があるんだからエロの使い魔も当然あるよな?

405 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/01/08(月) 17:53:12 ID:Vn1o/HWA]
TMAならやりかねない






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