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いもうと大好きスレッド! Part3



1 名前:名無しさん@ピンキー [2006/08/16(水) 21:59:51 ID:KQ5EvNIL]
妹萌えのすばらしさについて存分に語り合おう

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お姉さん大好き PART3
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【友達≦】幼馴染み萌えスレ9章【<恋人】
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1153405453/l50

63 名前:保守代わり妹尾兄妹 [2006/09/01(金) 22:11:59 ID:vmF/rHba]
「んん〜やっと涼しくなってきたねぇ〜、毎年暑すぎだよホント」
「そうだな。ヌーも『Tokyoノ夏ハAfricaヨリ熱イヨ』って言ってたしな」
「うぎゃっ、アフリカンのヌーちゃんに言われちゃお終いだよね〜…
 でもでもー暑さ寒さも彼岸までっていうじゃない、これからだんだん過ごしやすくなってくれるよね?」
「まあ何時までも暑いままって訳じゃないだろうな…
 お前も腹出して寝てるんじゃないぞ。風邪引くからな」
「ううぅ〜、私そんな事しないってばぁ〜」
「どうだか………いや、やっぱり大丈夫か」
「ん?」
「何とかは風邪引かないっていうだろ、お前は風邪なんか絶対ひかないな」
「むむぅ、またバカにして〜!」
「(半分は)冗談だよ。でもクーラーの効かせ過ぎには気をつけろよ。女は体を冷やさない方がいいんだからな」
「ふん、判ってますよ〜だっ」
「ホントに判ってるか?」
「ふふん、心配なら夜寝てるときに見にくればぁ?」
「………それは辞めておこう」
「んん〜、可愛い妹の寝顔を見ちゃったら思わず襲い掛かっちゃいそうになる?」
「いや、せっかくお前が大人しく寝てくれてるのに、わざわざ見に行くなんて冗談じゃないぜ」
「え〜、わたしは〜いつお兄ちゃんが夜這いに来てくれてもいい様に、寝るときはいつも勝負パンツ履いてるんだよぉ」
「そんなことは絶対にしないから、寝冷えしないように毛糸のパンツでも履いとけ」
「ああ〜ん、イケズぅ。たまにはお兄ちゃんから誘ってよぉ」
「馬鹿なこと言ってるんじゃない。
 とりあえず寝るときはクーラーのタイマーを忘れるな。あと設定温度は高めにな」
「はいは〜い。……んっ、いい事考えた!」
「なんだ?」
「わたしが毎日お兄ちゃんと一緒に寝ればいいんだよ!
 そうすれば〜わたしがお腹出して寝てないって事判って貰えるし〜、
 寝冷えしそうになったらお兄ちゃんに体で暖めて貰えるし〜、
 一緒に寝ればクーラー二箇所で使わなくて済むから、省エネにもなるよねっ!う〜ん、地球に優しい兄妹!」
「ふざけるな、勝手に布団に入ってきやがったら、見つけ次第蹴りだしてやる!」

(終わり)

64 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/01(金) 23:18:56 ID:56KxNMaE]
GJ!
だがなんとなくおバカ分が足りないwww

65 名前:名無しさん@ピンキー [2006/09/02(土) 13:49:42 ID:kfvm2VGv]
(*´∀`*)

66 名前:名無しさん@ピンキー [2006/09/04(月) 23:55:14 ID:a+OTC3Iw]
>>63
ナイス保守

67 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 01:09:30 ID:aVwr1YRj]
冬、明日は世に言うクリスマス
去年のように、いっしょに過ごす彼女が居なかくて布団に隠れて泣いた俺はもういない。
今年は彼女が居る、しかもずっと好きだった同級生、明日が楽しみでしかたない。
大学受験も控え、浮かれながらも俺は机に向う。
――問題が解けず、くせになったペン回しをしていると、ふいにトントンとドアをノックする音が聞こえた。
「…誰?」
「あ、お兄ちゃん、私」
壁越しに聞く声はまさしく妹の声、すぐにドアを開ける。
「どした?」
妹が俺の部屋に来るなんて珍しい、いや一ヵ月くらい前からよく来るようになったかな
「おじゃましま〜す」
「待てい」
手を後ろに回し、無断で入ろうとする妹の頭を掴み、廊下に押し返す。
「な、なにすんじゃい!」
「…お前が勝手に俺の部屋に入ろうとするからじゃ」
「え、入れてくんないの?」
「ちゃんと挨拶したら入れてやる」
妹の不作法は日常茶飯事だ、しかも外でもやるから質が悪い。
だから家でも親に、こいつの躾けを頼まれている。
「じゃ〜はい、入れてください」
「よし」
妹を部屋に招き入れ、俺は机の椅子に、妹は俺のベットに座った。
「で、なんかようか?」
「うん」
「なに?」
「あ……え、うん」
部屋に入った途端、妹の返事は曖昧になり、目を泳がせる。
「?、だからなんだ?」
少しキツめに言うと、急に妹は立ち上がり、こちらにズンズンと歩み寄ってくる。
「え、え何?!」
さっきからずっと同じことしか言ってない気がする…
妹の不可思議な行動で思考力がダウンし、うろたえる俺の首にフワリと何かが巻き付く。
それを手で触り、妹に視線を移すと
「マフラー、これから寒くなるからさ、作ってあげた」
目を逸らし、耳まで顔を真っ赤にして妹は呟く。
「ん、ありがと」
「それでね、お兄ちゃん…私さ、今日は重要な話があるんだ」
視線は合わせず、顔だけを向け俺に語りかける。
なんとなく予想が付いた俺は、すぐに言葉を考える。
だってさ、だめだろ?、兄妹を好きになるなんてさ
「私ね、お兄ちゃんのこと…――」
「――…俺とお前は兄妹だからな」
「え…?」
虚を突かれ、妹は面を食らったようにこちらを見つめる。
やがて妹の目から涙がジワジワと滲み、頬をつたいはじめる。
居たたまれなくなったのか、妹は俺の部屋を荒々しく飛び出す。
「躾け…か」
そういって俺は放心したように、しばらく中を眺めた。

68 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 23:16:09 ID:XHxH9IUL]
続きッ!続きッ!

69 名前:名無しさん@ピンキー [2006/09/05(火) 23:50:35 ID:hVQTbL4t]
wktk

70 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 01:56:32 ID:uzMRiUq6]
春、志望2位の大学に受かり、入学式が済んで大学も少し落ち着いてきた頃。

いつもより早く、夕方ごろに俺は帰宅し、家のリビングでテレビを見てくつろいでいた。
三度目になる時計を見る行為して無意識に呟く。
「そろそろ七時か…」
俺が心配性なのか、妹の帰りが遅いのをやたら気に掛けてしまう。
「母さん、奈津美遅くないか?」
「いつもこんな感じよ」
となりで煎餅をかじる母に妹のことを尋ねてみるが、そっけなく帰されてしまう。
躾云々はどこいったのやら、ウチはいつの間にか放任主義になってしまったようだ。
話すこともなくなり、静かになったリビングに電話の音が鳴り響く。
俺は立ち上がろうとすると母は、
「いい、母さんがでるから」
と言い足早に電話のほうへ向かう。
しばらくの間、母の応答の声のみが静かな家を覆った。
ガチャ、と電話を切る音がしたと思うと母はさっきと同じ位置に座り口を開く。
「奈津美ちゃん、彼氏連れてくるんだって、もうそんな年頃なんだね」
「ふ〜ん、奈津美も今年大学受験だし、この年なら2、3人と付き合っててもおかしくないんじゃない」
ソファにねっころがりながら、答える。
ふ〜ん、彼氏来るのか、どんな奴だろ?
まぁ妹の兄として恥ずかしくない程度に接すればいいか。
俺の心はまさに、ふ〜んだった。別にあの年頃なら驚くこともない。
俺もつい先日、彼女を家に連れてきたばかりだ。

そうこうしてる内に小一時間が経過した。
「ただいま〜」
玄関の扉が開く音と、妹のやや大きいめの声がいきなり聞こえる。
「あ、あがってあがって」
「…おじゃましま〜す」
妹の声に続き男の声が響く。
声からして少し、彼氏のほう緊張しているのが伺えた。
リビングの扉が開き、妹が入ってくると、彼氏もまた遠慮がち入ってくる。
どちらも制服、春でもまだ少し寒いので両方とも同じ柄のマフラーをしていた。
彼氏の第一印象は、青年だった。
髪はワックスで固めてフワっとした感じの最近流行な髪型、ピアスは開けておらず、ピアス嫌いな俺には好感が持てた。
「おかえり、奈津美ちゃ」
「お兄ちゃん、紹介するね、私の彼氏の勇輝君」
「…ども」
妹よ、紹介はいいが母を無視するな、台所でしょんぼりしてるではないか。


71 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 01:58:12 ID:uzMRiUq6]
「どうも、奈津美の兄の和樹です。よろしく」
自分でこんなものかな、ぐらいの挨拶を済ませると、ちょうど料理が出来たらしく彼氏もいっしょに食べることにした。
始めは遠慮した彼氏だが、途中腹の虫が鳴り、顔面真っ赤にして渋々了承した。
食事も終わりに差し掛かった頃、ソファに置いてあった俺の携帯のバイブが鳴り、それに気付いた妹が手渡してくれた。
ディスプレイを見ると彼女の名前、ここで出ると迷惑なので食事を終え、自分の部屋に向かう。
「…おう、わかった。じゃあ明日駅前で…うん、じゃあな」
電話を切って通話時間を見ると、50分ジャスト…いつも以上に長電話になってしまった。
このままリビングに戻るのも何だし、部屋で本でも読むか
と思い、ベットの下の棚を開け本を出そうとすると、がチャリと扉が開けられ、無言で妹が侵入してくる。
「入る時は挨拶しろよ」
「あ、ごめん」
「それはまぁいいや、勇輝君は?」
「帰った」
「そうか」
会話終了、なぜか妹は俺の机の椅子に座り、こちらを見続ける。
兄妹の仲なのに空気は重く、付き合いはじめた頃の、間が持たない感じになる。
息苦しさを感じながら漫画を読んでいると、妹は急に話し掛けてくる。
「ねぇお兄ちゃん」
「な、なんだ…?」
思わず声が裏返りそうになる。
「彼氏みてさ、何かおもった?」
「別に、格好良いし、男の俺が言うのも何だけどかわいい所もあるし、しっかりしてるし、それくらい」
「…そっか」
妹は一瞬視線を下げると、なはは、と笑う。
不思議に思いながらもそこはスルーした。
「……さっきの電話、彼女さんからだよね」
「そうだけど、なんで知ってんの?」
「チラっ後ろの画面から見えた」
「そうか」
「この前さ、お兄ちゃん彼女連れてきたじゃん?」
「ん、まぁ」
「その時私さ…」
「……」
「…羨ましい、て思ったんだよ?」
「そうか」
妹の言いたいことは少しわかった、だから俺はあえて冷静を装った。
また、沈黙。今度は間が持たないなど感じなかった。
俺は妹をちゃんとした人間にさせる。
妹を幸せにさせる。
だから俺は拒絶する。
「…あは、じゃ私部屋に戻るね」
俺は無言で首を振ると、すぐに妹は部屋を出ていった。
それを確認すると俺は机の棚に入れておいたタバコを一本吸う。
胸にある可笑しな感情を消し去りたかったから、
「……マズい……」

また来週



72 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/09(土) 17:14:05 ID:I7CiOe20]
【事件】「同じ人が何度も痴漢するの」 妹(16)から相談受けたお兄ちゃん、妹の下半身触る現行犯を捕らえる
news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1157766684/

73 名前:名無しさん@ピンキー [2006/09/09(土) 19:53:10 ID:i+KfrJ87]
期待age

74 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/09(土) 20:18:43 ID:b8fx/XjX]
神キタ

75 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/10(日) 08:34:39 ID:BW/mSRij]
>>72
( ;∀;)イイハナシダナー

76 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/10(日) 12:09:34 ID:DYAMX5gH]
夏、夏期長期休暇…いわゆる夏休みの真っ只中。

―――…この状況はマズいんじゃないんだろうか。

ベットで俺の上に妹が馬乗りになっている。

昼まで寝ていた俺は、突然扉が開く音で目を覚まし、妹を確認して起き上がろうとした瞬間に押し倒された。
寝覚めでまだ力の入らない俺の腕を太ももで抑え、四肢を拘束するように下腹部に妹が乗っている。
寝覚めで霞んだ目でも妹の状態ははっきりわかる。
多分、今から始まる話は無駄になるだろう。
「どいてくんないかな、顔洗いに行きたいんだけど」
「ダメ」
「…じゃあせめて腕に乗せてる足、退かしてくれ。痛いんだけど」
「ダメ」
参った、逃げれない。
妹の顔は風邪でもひいたかのように赤く、惚けた目は俺を直視している。
息が詰まる、目を逸らすわけにも行かず、ほとんど睨めっこの状態だ。
「………ねぇ、お兄ちゃん…しよ?」
その中、妹はとんでもない事を口走った。
胸を奥がキュっと収縮するような感覚が走る。
「…は?」
「生でもいいよ、私今日…大丈夫な日なんだ、お兄ちゃん」
最初だけならまだしも、この言葉で妹が口にしたことの意味は確定する。
「…なにいってんのお前、勇輝君はどうした?、こんなとこ見られでもしたら…、」
「別れた」
「あ、そう」
スッパリ言われた、ほんとにどうしようもない。
どこでどう間違ったのか、妹はもう、覚悟を決めた様子。
「お兄ちゃん…」
両手で妹は俺の頭を固定し、覗き込むような顔を近付けてくる。
逃れようとしても頭は動かせず、腕は抑えられ、足は…論外だ。
拒否権などあったもんじゃない。


77 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/10(日) 12:10:22 ID:DYAMX5gH]
「ん」
妹からの強引な口付け、やわらかい唇が押しつけられる。
妹の舌が俺の唇を割り、口内に侵入しようとしてくる。
だが俺は歯を閉じ、侵入を拒む、それが俺の最後とも言える抵抗。
「ん…ふぁ、お兄ちゃんダメだよ」
一旦顔を離し、妹は拒絶する俺を、まるで悪いことをしたかのように注意する。
「ダメじゃなくてな、兄妹でこういうことをするのがダメなんだよ」
「…今度は、そうはいかないんだから」
聞く耳持たずとはこのことだろうか、妹は俺の言葉を完全に無視したかのように話しだす。
妹は再度顔を近付けてくる。
当然俺は口を堅く閉じ、舌の侵入を拒絶しようとする。
だが今度は、吐息がかかる程度に近付くと
妹は俺の鼻を片手でつまみ始める。
妹の考えが手に取るようにわかる、もはやこれは俺の負けが決まった持久戦。
一分ほどたったところで俺は息苦しさに耐えかね、口を開き息を吸おうとすり瞬間。
妹は待ち構えていたかのように、高速で舌を俺の口の中に滑り込ませる。
「ん…くふ、ふぁ…んう……んっ」
妹の舌は口内を隅々まで貪り、俺の誘おうと舌で舌をつつく。
「お……兄…ふゃん、おいふぃ……」
俺が舌で舌を押し返そうとすると、妹はそれをどう受け取ったのか一層舌の動きが増す。
荒々しいキスに、思考力が削れていく。
いつのまにか、気付けば俺は逆に妹の口の中に侵入していた。
「ん…んふっ…、ぅん…お……にぃ…ひゃ……ん…っ」
そして、もう一つのことに気が付く。
腕の圧力が無くなっていた。
妹は腰を宙に浮かせ、俺とのキスに没頭している。なら…
「ん…ひゃあっ!?」
腕と腰に一気に力を加え、横に妹を押し退ける。
妹はベットから滑り落ちそうになっているところを好機と見て、俺は直ぐ様立ち上がり扉までダッシュする。
「はぁ…はぁ…、奈津美、お前ほんとにいい加減にしろよ」
「………」
ドアノブを掴み、いつでも逃げられる状態から妹に怒りの混じった注意をする。
「兄妹でこういうことしちゃいけないって、世間一般じゃ常識だろ…?」
「…関係ないよ」
態勢を立て直し、ペタンとベットの上に座り込む。
「お兄ちゃんのことが男の子として好きだから、だから関係ないっ!」
キッと俺を睨み、妹は涙を流し始める。
「屁理屈だから、それ」
「私、絶対諦めないから」
「はぁ…そうですか」
そう言って俺は部屋を出ていった。

また来週

78 名前:名無しさん@ピンキー [2006/09/10(日) 21:32:32 ID:TidastRX]
イイ!!

79 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/10(日) 23:53:53 ID:BW/mSRij]
秋で完結するのかな?かな?

80 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/11(月) 00:39:12 ID:n9feo7BF]
生殺しですか?

81 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/12(火) 14:38:44 ID:4mLKKFCE]

【妹】「お兄ちゃーん、朝ですよー」 妹からモーニング・コールのサービス 委員長、猫ミミなど多種の属性を用意
ttp://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1157801740



82 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/12(火) 20:00:06 ID:ZExj72Wd]
そういう話題なら普通は萌ニュース板だろうに

83 名前:前スレ728 mailto:sage [2006/09/12(火) 21:04:10 ID:WuAXG9MQ]
ども、前回感想をくれたかたどもです。
GJと言われるとかなり励みになります。
新作投下します。2部(または3部)構成になります。
まぁ、今回は前編ってことで。
腹違いの妹で、特にNGになりそうなことはしてません。では、8レスほど使わせてもらいます

84 名前:弘康と真由香 mailto:sage [2006/09/12(火) 21:04:59 ID:WuAXG9MQ]
「・・・遅い」
 俺が借りているアパートの部屋の前。
 見知らぬ少女が座っていた。
「なに突っ立ってんの。私は寒いの。早く鍵あけてよ」
 確かに今日は雪が降ってもおかしく無いくらいに寒い。
 俺はカバンから部屋の鍵を取り出して、鍵穴に突っ込む。
「って。違うよな。お前誰だよ」
「後で全部説明するから。早くしてよ!!」
 少女の口調が強まる。
 外見の感じからして、高校生くらいだろうか。なんだか怪しい。
「キミのことをちゃんと話してくれたらあけるよ。まぁ、あける理由があればだけど」
「ちょ、アンタだって、中に入らないとダメだろ」
「俺はどうせ晩飯食いにいつもの食堂行くし。今、鍵を開けなきゃいけないわけじゃないし」
「う〜。晩飯くらい私がつくってあげるあから・・・早く開けて」
「だからキミのことを・・・あれ?」
 厚手のコートを着てたから気づかなかったけど。脚を合わせてモジモジしてる?
 ひょっとして。
「おしっこしたい?」
「っぅ・・・そ、そんなこと」
「ふぅ。しゃあない」
 俺は鍵を回して、ドアを開ける。
「ほら、そこのドアのところだよ」
 少女は何も言わずに、靴を脱ぐとすばやい動きでトイレへと駆け込んだ。
 まぁ、俺を待ってたんだとしても、これだけ寒ければトイレも近くなるなと。
 俺は先ほどまで少女が座っていた辺りを見る。
 近くのスーパーのビニール袋と、大きめの旅行バック。
 どこぞの家出少女でも拾ったかな?
「荷物、中入れるぞ。いいのか?」
『バックの中。見ちゃダメだからね』
「しねぇよ」
『・・・どーだか』
「お前。このトイレの鍵、10円玉で外からあけれるって知ってて言ってるのか?」
『なっ・・・ば、馬鹿!!ヘンタイ!!あけたらコロス』
 ったく。口の悪いガキだねぇ。親の顔が見てみたいよ。

85 名前:弘康と真由香 2/8 mailto:sage [2006/09/12(火) 21:05:41 ID:WuAXG9MQ]
「・・・ありがと」
「どういたしまして。手は洗ったか」
「当たり前でしょ!」
 少女は部屋の中をキョロキョロと見回す。
 いきなり物色かい。
「結構綺麗な部屋だね・・・あ、こっちが寝室?へぇ、2DKなんだ。広いじゃん」
「どうも」
「これなら私が寝泊りしても平気そうだね」
 少女は荷物を持って俺の寝室・・・って言ってもベッドが置いてあるだけだが、まぁ、その部屋えと行く。
「着替えるから覗かないでよね」
「へいへい」
 ・・・あれ?さっきアイツなんて言った?
 寝泊り?おいおい。ちょっと待て。
「おま」
 ドアを開けると同時に、真っ白い何かが俺の顔面にぶつかってきた。
 って、俺の枕じゃん。
「覗くなって言ったでしょ!!」

「まったく。エロすぎ。なんで、初対面でいきなり覗くかなぁ」
 居間のコタツに向かい合って座っている。
 もっとも彼女の方は頬杖ついて、そっぽを向いているが。
「そうじゃなくて・・・まぁ、着替え中に入った俺も悪いが、お前は」
「真由香」
「は?」
「私の名前。真由香。高槻真由香」
「あぁ。名前ね・・・高槻?」
 その苗字に聞き覚えはある。というか・・・
「まさか」
「そ、高槻弘道が私のお父さん。もうわかるよね、お兄ちゃん」
 高槻弘道。俺が小学校に入る前に母さんと離婚した実の親父。
 俺は母さんに引き取られ、母さんも別な男と再婚。義父もいい人だったし、実父のことなんて、それこそ今日まで忘れてた。
 俺の名前は、佐久間弘康。十数年前までは高槻弘康って呼ばれてたっけ。

86 名前:弘康と真由香 3/8 mailto:sage [2006/09/12(火) 21:06:27 ID:WuAXG9MQ]
 俺は布団の中で今日一日のことを思い出していた。
 真由香・・・ちゃんか。妹って言われても、いきなり呼び捨てにするにはなんとなく抵抗があるんだよな。
 飯は旨かったし、結構色々テキパキとやってくれて、感謝した。
 親父のことを聞くと暗い顔になって話が進まないから、無理には聞かなかったけど。
 明日、明後日で何とか聞きだすとするか。
 そうでもしないと、なんで彼女がここに来たのかもわからないし。これからの身の振りようだって。
「・・・お兄ちゃん。寝ちゃった?」
「いや。どうした?ベッド寝にくかったか?」
 真由香ちゃんに俺のベッドを貸して、俺は居間に布団を敷いて寝てたわけだが。
「ううん。ちょっと・・・あのね、一緒に寝ていい?」
「あ?あぁ。構わないけど」
 俺は掛け布団をめくって、彼女を迎え入れる。
 はぁ、これが彼女とかだったら最高なんだけどなぁ。
「狭いけど」
「大丈夫・・・暖かい」
 なんか、さっきまでと全然性格違うんだけど・・・実は寝ぼけてるとかか?
「お兄ちゃん」
「ん?」
「おやすみ」
「あぁ。おやすみ」
 今まで弟も妹も居なかったから、こういうのも新鮮でいいな。
 しばらくは兄妹ごっこにつきあってやるか。
 俺は真由香ちゃんに背中を向けて目を瞑る。
「・・・んっ・・・うぅ・・・」
 背中に温かい感触。
「おとうさん・・・ひっく・・・ぅぅ」
 女の子がお父さんって言いながら泣いてるってことは、そういうことだよな。
 なんとなく予想してなかったわけじゃないけど、結構、胸にくるもんだな。
 もう顔も覚えて無いけど。親父、ゆっくり休んでくれよ。
「・・・おとう・・・さん」
 お?寝ちゃったか・・・おやすみ。真由香ちゃん

「ちょっと、なんでアンタが私と寝てるのよ!!うわ、サイテー、人を布団に連れ込んで」
 朝起きて第一声がそれかよ。
「お前・・・一回、精神科医行ってこい」

87 名前:弘康と真由香 4/8 mailto:sage [2006/09/12(火) 21:07:07 ID:WuAXG9MQ]
「これでしょ、後これと・・・これもかな。あ〜、こっちはこれとおそろいの方がいいかな?」
「お〜い。いつまでかかってんだよ」
 今日は休みで、本来なら惰眠を貪る日なのだが、真由香ちゃんの雑貨用品の買出しにつき合っていた。
 これだから女の買い物につき合うのは嫌いなんだよ。歯ブラシとかコップなんてどれでも一緒だと思うんだが。
「えっと。あとは」
「なんだ?まだあるのか。ほら、持って来てやるから何買うのか言ってみ」
「っ・・・ば、馬鹿!エッチ!!」
 おいおい。顔を真っ赤にしてそんな台詞吐くなよ。
 ほら、回りが変な目で俺を見てる。
「ぅぅ」
 真由香ちゃんが最後に買い物カゴに入れたもの。
 あぁ。生理用品ね。そりゃ、恥ずかしいわな。
「って、ちょっと待て。お前、一体何日俺のとこに居るつもりだよ」
「ん〜・・・ちょっとわかんない。お母さんから連絡こないと」
「そうか。まぁ、そこら変はあとでちゃんと説明してくれよ・・・生活費、少し多めに下ろすか」
「あ、お金は大丈夫。ほら」
 真由香ちゃんがコートのポケットから財布を取り出し、そこから一枚のカードを取り出す。
「お父さんのカード。これ使えってお母さんも言ってたし、少しくらい贅沢しても平気だよ」
「いや、そういうわけにも」
「大丈夫。私とお兄ちゃんのために貯めておいたくれたみたいだし」
「貯めて?あ、クレジットカードじゃなくて、銀行のキャッシュカードか」
「そ。昨日、少し下ろしてきたから大丈夫だよ。じゃあ、これ買ってくるね」
 真由香ちゃんは日用雑貨が大量に入ったカゴを持ってレジへと向かう。
 それにしても、昨日の夜とはうってかわって、随分強気で元気だこと。
「ほら、お兄ちゃん。荷物持って」
「はいはい」
 まぁ、彼女から話しだすまで少し待つとするか。彼女自身の心の整理とかもあるかもしれないし。

「んじゃ、仕事言ってくるけど。俺が帰ってくるまで、誰が来てもドアを開けるなよ」
「はいはい」
「特に、勧誘とかそういった類には」
「あのねぇ、子供じゃないんだから大丈夫だって。美味しい晩御飯作って待ってるから、いってらっしゃい」
 この休みでわかったことと言えば、彼女は単身でこっちに出てきたということ。
 高校1年だということくらい。結局肝心なことは聞けずじまいだったな。
 どうやら、今は冬休みみたいだから、学校行かなくていいのかとか、そういう心配はしなくてもいいんだけど。
 はぁ。先が思いやられるな。おい。

88 名前:弘康と真由香 5/8 mailto:sage [2006/09/12(火) 21:07:49 ID:WuAXG9MQ]
「ただいま」
 部屋の中が暗い。
 あれ。真由香ちゃんが居るはずなんだけど・・・どこかに出掛けたかな?
「あれ。お兄ちゃん、おかえり。早いね」
「お、居たのか。って、おい」
 後ろから声をかけられて振り向くと、真由香ちゃんはバスタオル一枚で廊下に立っていた。
 風呂にでも入ってたのか。
「ん?あぁ、この格好?別にいいじゃん。兄妹なんだし。それとも、お兄ちゃんはこんな格好にも免疫ないのかな〜」
「馬鹿か。風邪引くぞ」
「なんだ。あんまり焦んないし。つまんないの〜」
 俺は居間でスーツを脱いで、ハンガーにかける。
 完全に寝室をアイツに取られたせいで、俺の着替えやらなんやらも全部、居間に置く羽目になってしまった。
「ふぅ。いいお風呂だったよ。お兄ちゃんも後では入りなよ」
「あぁ」
 真由香はご飯と味噌汁をお盆に入れて運んでくる。
 おかず類はすでにテーブルの上に並んでいた。
「今日は私の得意料理。期待してていいよ」
 真由香の料理は旨い。大通りの大衆定食屋を主食としていた俺には彼女の存在はかなりありがたかった。
「おう。いただきます」
「いただきます」
 俺たちは向かい合ってご飯を食べる。
「・・・ねぇ」
「ん?」
「聞かないんだ。お父さんや私のこと」
「言いたくなったら言ってくれるかなって思ってさ。お、得意料理って言うだけあるな。旨いぞ、この肉じゃが」
 真由香ちゃんの体が小刻みに震える。
「真由香ちゃん?」
「・・・どうして・・・そういうところ・・・似てるんだろ・・・親子って言っても・・・お兄ちゃんはお父さんのことほとんど知らないのに」
 大粒の涙が、手に持ったご飯の上に落ちる。
「受け身な態度とか、少ししょっぱい肉じゃがが好きなとことか・・・ぅぅっ」
 そんなに似てるのか?俺と親父って。
「はぁ・・・うん・・・私は大丈夫・・・ねぇ。お兄ちゃん。聞いてくれる?」
 小さく大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせるように、呟いている。
「あぁ。聞かせてくれるか。全部」

89 名前:弘康と真由香 6/7 mailto:sage [2006/09/12(火) 21:08:31 ID:WuAXG9MQ]
「・・・お父さんね。秋に病気で・・・それからお母さんは別な男の所に行っちゃって。私は学校あったから我慢して家に居たんだけど」
「冬休みなったから、俺の所に来たと」
 真由香ちゃんは小さく頷く。
「お兄ちゃんのことはお父さんに聞いてたから。お父さんね、お兄ちゃんのお母さんとたまに会ってたんだって」
「へ?・・・あ〜・・・でもそれで納得言った。俺の住んでる場所とか親父が知ってるのおかしいと思ったんだ」
「うん。お父さんね、いつも私に言ってたんだ。お兄ちゃんのこと、俺みたいに優しくていいヤツだから、何かあったら頼れって」
 無責任なことを言うなよな。ったく。
「でね。最初は、来るの怖かったんだよ。お父さんは優しいって言ったけど・・・でも、受け入れてくれるかわからなかったし」
「もし、俺がお前を拒否してたらどうするんだ?」
「・・・辛いけど、家に帰ってたと思う。まだ一人で生活するの・・・無理だと思うし」
「ま、そうだよな」
「でも、お兄ちゃん・・・本当に優しくて、結構頼りがいあるし・・・私、すごく嬉しかった。みんなに自慢のお兄ちゃんって紹介したいくらいに」
 そこまで評価されてたのか。嫌われてないまでも、それほどいいとは思って無かったんだけど。
「それにね、お兄ちゃん。お父さんに似てるし」
「あ、さっき言ってた肉じゃが好きとかか?」
「それもあるけど・・・なんだろう。雰囲気って言うか・・・初日もね・・・一緒に寝てて・・・すごく懐かしい気持ちになって」
「お前、あれ、覚えてるのかよ!」
「うぅ。朝は恥ずかしくてあんなこと言っちゃったけど・・・全部覚えてます」
 真由香ちゃんは恥ずかしそうに俯いて、チラリと上目遣いでこちらを見る。
「ったく。妹なんだから別にいいだろうが」
「うん。そうなんだけどね」
 あ〜。なんか気まずいというか、不思議な雰囲気で中断した飯を続ける気にならない。
「風呂入ってくる。飯はこのままな、出たら食うからさ」
「え。あ。うん」
 俺は脱衣所で服を脱ぐと、湯船に浸かる。
 ふぅ〜・・・あれ。なんだこれ?なんで、風呂場に電動歯ブラシが置いてあるんだ?結構くたびれてるし。
『ねぇ。お兄ちゃん。ちょっと目を瞑ってて』
 脱衣所から真由香ちゃんの声がする。
「へ?あ、あぁ。いいけど。つうか、普通、入るほうが目を瞑らないか?」
『いいから。私もお兄ちゃんのこと見ないから』
「はいはい」
 目を瞑ると、誰かが風呂場に入ってくる。まぁ、誰かって言っても真由香ちゃんしか居ないわけで。
『いいよ。ごめんね。お騒がせしました』
「ん・・・あれ。あの電動歯ブラシって、真由香ちゃんのなのか?」
『え?』
 真由香ちゃんが脱衣所で固まっているのがシルエットでわかる。
「あれ、実は親父ので、真由香ちゃん。それ使ってオナニーしてたりしてな」
 我ながら何てオヤジな発想。自分で言って、セクハラオヤジの烙印を自分に押したいくらいだ。

90 名前:弘康と真由香 7/7 mailto:sage [2006/09/12(火) 21:09:07 ID:WuAXG9MQ]
『・・・うぅ』
「真由香ちゃん?」
 なんか、泣いてる?まさか・・・
「当たっちゃった?」
『・・・お兄ちゃんの馬鹿ぁぁぁぁ!!!』
「あ〜・・・えっと・・・あのな、お、おい」
 真由香ちゃんが風呂場の戸を開けて中に入ってくる。
「悪いの!お父さん好きで・・・私・・・お父さんのことずっと好きで・・・でも、お父さんはもう」
「ごめん」
 真由香ちゃんはその場にへたり込むと、涙をボロボロと零しながら声を上げずに泣いていた。
「・・・あ、あのさ。真由香ちゃん・・・可愛いし。まだ高校生だし、他にも好きな人・・・出来るって」
 全然フォローになってないし。
「それに、家族を好きになっても変じゃないよ。うん。俺だって真由香ちゃんくらい可愛ければ」
 さらに墓穴か?というか、何を口走ってんだ俺。
「好きな人」
「そうそう。学校の先輩とか、親父みたいなの好きなら学校の先生とかさ」
「・・・お兄ちゃん」
 真由香ちゃんは顔をあげてジッと俺を見上げている。
 まだ涙を瞳に溜めているが、流れ落ちてはいない。
「は?」
「・・・お兄ちゃんが好き・・・お父さんにそっくりだし・・・優しいし、温かいし・・・お兄ちゃんは?」
「俺?俺は」
「さっき、私くらい可愛ければって言ったよね。家族を好きになっても変じゃないって。ねぇ、それってOKってこと?」
「いや。さっきのはあくまでも例えであって」
 真由香ちゃんは立ち上がって湯船に近寄る。
「ねぇ。お兄ちゃん・・・私じゃダメ?」
「ダメって」
「魅力ない?抱くに値しない?」
「ちょっと待て。パジャマに手をかけるな」
 真由香ちゃんが自分のパジャマのボタンをはずし始める。
「だって、濡れたから脱がないと風邪ひいちゃうよ」
「だからってここで脱ぐな」
「・・・お兄ちゃん・・・好き」

 つづく!!

91 名前:前スレ728 mailto:sage [2006/09/12(火) 21:11:03 ID:WuAXG9MQ]
うは・・・8レスのはずが、7しかなくてどこかで投下ミスったかと思い、
書いたテキスト見てみたら7レス分だった。
うあ〜。昨日別所でもページ番号間違えたばかりなのにorz

次回から気をつけます。



92 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/12(火) 22:34:37 ID:ZGmUyue6]
やばい。面白いしうまいし、もうマジやば。

93 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/12(火) 23:30:28 ID:/JZt3RJX]
続きマダ?

94 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/13(水) 13:07:34 ID:BOVeNscZ]
真由香ちゃん萌え

95 名前:名無しさん@ピンキー [2006/09/13(水) 22:55:43 ID:A/b+/8j4]
グッジョブ!!
この調子で頼む

96 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/14(木) 00:09:54 ID:RYHRoDuH]
続きwktk

97 名前:名無しさん@ピンキー [2006/09/16(土) 19:24:49 ID:TTv8vdp5]
ほしゅ

98 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/16(土) 23:21:33 ID:jPQ/zI7t]
ほす

99 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/17(日) 01:07:15 ID:FNPUgTZo]
面白いです!できれば実は血がつながっていなかったというオチだったらいいなぁ。

100 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/17(日) 03:12:47 ID:MLN4ajWp]
つ[血の繋がった妹なんていない]

101 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/17(日) 03:20:31 ID:7PwaNt07]
つ[血?なにか問題でも?]



102 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/17(日) 13:46:13 ID:pqPgTJOe]
むしろ実妹でおk

103 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/17(日) 20:06:28 ID:+n8r+XWx]
(・∀・)ニヤニヤ

104 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/18(月) 13:16:50 ID:HT+mSz82]
住人の嗜好の違いを垣間見た。

105 名前:保守腐女子 キモウト mailto:sage [2006/09/20(水) 19:04:39 ID:XSpSXTk8]
「ねぇ、お兄ちゃんはどっちが好みぃ?」
『何が』
「血縁関係」
『・・・すまん、何を言ってんだかよくわからないんだが』
「だからお兄ちゃんって血が繋がってるほうが萌えるタイプ?それとも義理n」
ガッ(鉄拳制裁の音)
「〜〜ッッッ!!」
『黙れこの腐女子!』
「殴ったね!おy」
『あーわかったわかった親父な、はいはい』
「人のセリフを取るなんて最低!」
『戦いは二手三手先を読むんだろ』
「・・・(左の頬を兄に向ける)」
『・・・?』
「キリストは言いました、【右の頬を殴られたら“痛い!もっと!”と左の頬を差し出しなさい】、と」

・・・結局、血縁の話はうやむやになったあげく、再び鉄拳制裁があったのは言うまでもない。



こうですか?わかりません!

106 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/20(水) 19:52:04 ID:YS54txPq]
へこたれない妹(・∀・)モエッ!

107 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/21(木) 16:38:28 ID:hXVWfUC6]
女として接するか家族として接するかで血縁関係が変化する妹でFA

108 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/21(木) 21:30:27 ID:HMLf0C1/]
そういやそんな感じの小説あったな
出生がうやむやなのをいいことに普段は妹、夜は義理かもしれないからってHしちゃうやつ

109 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:51:27 ID:8f/mcOmu]
まだキリの良いとこまで書いてないけど見切り発車で投下します

題名は、『ノーパン健康法』↓


110 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:52:01 ID:8f/mcOmu]
 杉原家の嫡男、春樹は自分の部屋で仰向けになって本を読んでいた。
 夕食や風呂なども済まして、後は寝るだけだ。
 と、そこへ「お兄ちゃ〜ん」と甘えた声を出しながら女の子が飛び付いてきた。
 春樹の妹、姫香だ。ピンク色のワンピースから甘い匂いがふわりと香る。
「姫香、重いぞ」
「私そんな重くないよ!」
 姫香は不満げな顔をすると、春樹の体をぎゅっと締め付けた。
 胸から伝わる感触はリアルで、それだけで春樹の股間はドクンと反応してしまう。

(この微妙な刺激、毎度のことながら慣れないよな)
 はあ、と春樹は一つ溜め息をついた。

111 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:52:36 ID:8f/mcOmu]
「姫香ってブラ着けないのか?」
「うん、家だと。苦しいから……えっちぃ〜」
 にやにやしながら姫香が答える。
 その姫香の子供っぽい言動の裏側に潜む女の艶態に、春樹は思わずドキリとした。
 しかしそのことは姫香には悟られていないようだ。
「苦しいっていうほど無いくせに」
「ひっど〜い! 今のがキツくなってきたから、たぶんBくらいは有るよ!」
「はいはい。今度『ウチフク』行った時に新しいの買ってもらいなよ」
「そうするー。ねぇ、そろそろ寝よっ?」
 姫香がベッドの上で足をぱたつかせながら催促をする。
 時計の方を見やると、もうすぐ22時を指すところだった。



112 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:53:11 ID:8f/mcOmu]
「んー、そうだな。歯は磨いたか?」
「お兄ぃ、私が台所で磨いてたの見てたじゃん」
「姫香その後でドーナツ食ってただろ?」
「やばっ、そうだった。磨いてくるね」
 ガバッと起き上がった姫香は、そのままベッドから降りるとドアまで駆けていった。

 ―――刹那、何かにつまずいたのか姫香の体が宙を舞った。
「きゃっ、痛ッ!」
「大丈夫か姫香! ……!?」
 転んだ姫香が気がかりで、そちらの方を見る春樹。
 だが、その顔色は心配のものから好奇のものへと次第に変化していった。
 そこにはワンピースが捲れて、姫香の可愛らしいお尻が顔を覗かせていたのだった。

113 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:53:47 ID:8f/mcOmu]
「あのさ、姫香。ブラは分かるんだが……パンツも穿いてないのか?」
 思わず気遣うのも忘れて聞いてしまう春樹。
「やぁっ! ……見た?」姫香は慌ててワンピースの裾を引っ張り隠す。
 しかし時既に遅く、春樹が瞼の奥に焼き付けた後だった。
「いや、見たけど」
「痴漢! 変態!!」
 姫香は大きな声でそう罵倒すると、勢いよく部屋から出て行った。
 どちらかと言えば穿いてない姫香の方が変態だよな、と思いつつ、春樹は背中を見送っ
ていた。

 20分後、目が半分閉じかかって、いかにも眠たそうな姫香が部屋に戻ってきた。
 むすっとしながらも春樹の入っている蒲団の中に潜り込む。
 どうやら春樹への抵抗心も眠気には逆らえなかったらしい。
 そこで、春樹は先程から気になっていた仔細を問うてみることにした。

114 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:54:24 ID:8f/mcOmu]
「ねぇ姫香、どうして穿いてなかったの?」
「あのね、"ノーパン健康法"って言うのが有ってね、クラスの一部で流行ってるの」
 すっかり大人しくなった姫香の口から、なにやら怪しげな言葉が発せられた。
(ノーパンと健康に因果関係が!?)
 春樹は初めて聞く事柄に驚きつつ、その辺りを突き詰めて聞いていく。
「それってどんな効果が有るの?」
「私も友達に聞いてみたんだけど、思いつく限りあらゆる御利益が有るって」
「へ、へぇ〜。……胡散臭いな」
「信じられないなら、やらなきゃ良いだけだよ」
 それはごもっともだと思いながらも、春樹は一番気になっていたことを口にした。
「姫香はいつもやってるの?」
「んー、家に居る時は一応やってるよ」

 眠たそうに答える姫香とは裏腹に、春樹の意識はどんどん覚醒していった。
(クラスの女の子の下半身が剥き出し? ……それに今の姫香も)

115 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:54:56 ID:8f/mcOmu]
「お兄ぃ、もう寝ようよー」
「あ、ああ、そうだな。電気頼む」
 春樹は今聞いたことなんて気にしてないかのように装いながら、いつものように振舞う
努力をした。

 部屋の明かりを小さくして、また蒲団に潜り込んでくる姫香。
「お兄ぃ、手」
「はいはい」
 春樹が手を差し出すと、これまたいつものように姫香が腕を絡めてきた。
 必然的に春樹の手が姫香のデルタゾーンへと導かれる。
 それは、少し指を動かすだけで姫香の秘部に届いてしまう距離だった。

(うぅぅ、どうしても意識してしまう)
 春樹にとっては隣で姫香が寝ること自体が意識せずにはいられないことなのだ。
 それなのに今回は、更に乙女の秘密まで知らされ、もはや欲望の衝動を抑えるのは困難
だった。
 一方、姫香はそんなことなどお構いなしとでもいった風に、すぅすぅと寝息を立て始め
ていた。
 姫香にとってはショーツを身につけないことなど日常的なことなのだ。

116 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:55:31 ID:8f/mcOmu]

(ちょっとくらい触っても気付かれないよな)
 気持ち良さそうに寝ている姫香の寝顔を見ると胸が若干痛んだが、春樹はもう我慢の限
界だった。
 春樹は動かせる手先を、そっと姫香のスカートの中へと潜り込ませた。

 そこには木目細かな肌があった。すべすべした感触は、これまでに一度も味わったこと
の無い女児特有の触り心地だった。
 春樹は、大腿の方から恥丘まで滑らかに撫でてみた。
 どうやらまだ恥毛の生えていないその場所は、春樹が想像していた以上にぷにぷにで柔
らかく、また精緻に出来ていた。
 姫香は、少しくすぐったいのか足をもぞもぞと動かしている。
 その動作にビビッた春樹は、姫香の足の付け根である、所謂ヴァギナで手を一旦動かす
のを止めた。
 慎重に姫香を観察してみるが、どうやらまだ気付かれてないようだ。
(俺は今、姫香のワレメを触っている)
 春樹は感慨に浸った。

117 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:56:07 ID:8f/mcOmu]

 そうしてしばらく放置していると、性衝動とは別に探究心が芽生えてきた。
 春樹は、この際だから姫香の全てをいじり尽くしてやろうと、心を新たにして冒険を再
開させたのだった。
 とりあえず姫香の秘部から手を引くと、太腿から内腿をツーッと撫でてみる。
 すると、姫香は体を緊張させてくすぐったそうに身をよじった。
 次に春樹は、堅く閉ざされてしまった股の付け根に強引に手を差し入れた。手には程よ
い肉圧がかかり、このもちもちとした感触がたまらなく春樹の脳髄を刺激する。
 春樹は、まだ縦スジでしかない姫香のヴァギナに手を這わせると、親指と中指で大陰唇
を挟み込み、グッと開いていった。

118 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:56:41 ID:8f/mcOmu]
 そこには、ぱっくりと口を開けた姫香の膣があるのだろうが、手探りだけで行為をおこ
なっている春樹には知る術は無かった。
 今更ながらこの体制を恨んだが、どうしようもない。
 春樹は、やりきれない気持ちを表すかのように、親指と中指を閉じたり開いたりした。
 するとその度に姫香のそこは、まるで口を開くかようにぱくぱくと動いた。

(いつか、姫香の好きになった男のモノがこのナカに入るのだろうか)
 穢れの無いその場所を触っていると、ついつい変なことを考えてしまう。
 春樹は、自分のモノがそこへ埋没していく様を想像してみた。

 ―――純粋無垢なその場所が、初めて飲み込む異物を懸命に受け入れようと、幼い口を
めいっぱい開けて飲み込んでゆく。そして、純潔だった証が辺りを彩る―――

 春樹は感慨に耽りつつ、空いている人差し指を自分のモノに見立て、姫香のナカをそっ
とこすってみた。

119 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:57:16 ID:8f/mcOmu]
 すると、指とナカの粘膜がこすれるたびに、姫香は体をぴくっぴくっと痙攣させた。

(寝ていても感じるのかな?)
 夢見気分だった春樹は、少し警戒して姫香の様子を観察した。
 すると、薄暗いながらも姫香の頬がほんのりと紅潮していることに気が付いた。手に巻
きついた姫香の腕も若干力が入っている気がする。それに何だか姫香の手のひらが汗ばん
でいる。息遣いもどこか荒い。
 春樹は天国から地獄へ一気に突き落とされたような、臓腑が切り刻まれる感覚に陥って
いた。体中からイヤな汗が噴き出してくるのを感じながら、
「姫香、起きてるのか?」
 と、おそるおそる姫香の耳元で囁いた。

120 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:57:51 ID:8f/mcOmu]

 実は、姫香は春樹が悪戯を始めた当初から起きていた。
 最初は偶然手が当たっただけだと、姫香は夢見の頭でぼーっと考えていた。
 しかし、徐々に春樹の手つきが卑猥なものになっていくにつれて、春樹が意志をもって
手を動かしているということが姫香にも分かってしまった。
姫香はパニックに陥り、どうしてよいか分からず身を強張らせた。
 ところが、そうしている内に幼いながらも女の部分が反応してしまい、またもやどうし
てよいか分からず春樹に身を任せていたのだった。

 もちろん、姫香は春樹からの問いかけには答えなかった。ここで返事をして全てが終わ
ってしまうのがたまらなく嫌だったのだ。
 このお腹の底の疼きから解き放ってくれるのは春樹だけしかいないということを、姫香
の本能は告げていた。

121 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:58:26 ID:8f/mcOmu]

 春樹には、姫香が本当に眠っているのか、はたまた起きてて黙っているのか見当がつか
なかった。
 ただ、姫香の様子からすれば、たとえ起きていたとしても怖がったりはしてないようだ。

(この様子なら続行可能か)

 春樹は一息呼吸を入れると、覚悟を決めて悪戯を再開させた。
 手でこすっていた部分がいつの間にか湿り気を帯びていたので、それを指に馴染ませる
と、膣の上あたりにある皮を被った突起物にそっと触った。
 瞬間、姫香の体がびくっと動き、姫香の口から喘ぎ声のようなものが漏れ聞こえた。
 つかまれていた腕にも先ほど以上の力がかかっていて、そこから姫香の熱い体温が伝わ
ってくる。



122 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:59:02 ID:8f/mcOmu]

 姫香は、春樹に気取られまいと、快楽の波を必死に耐え、取り繕っていた。
 もう何も考えられない頭の片隅で、僅かな理性がそうさせていたのだ。
 しかし、情け容赦の無い春樹の指づかいは彼女の未知なる部分を的確に刺激しており、
なやましい吐息を押さえ込むのは困難を極めた。
 それに、先程から春樹の動きで乳の突起した部分が服にこすれて、姫香をよりいっそう
せつなくさせていた。
 しかし残念なことに、そのむずがゆい責め苦のことなど春樹は知る由もなく、そのこと
により触ってほしいのに触ってもらえない生殺しの状態が続いていた。

123 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/21(木) 23:59:48 ID:8f/mcOmu]
続きは明日中には書き上げたいと思います(´・ω・`)

124 名前:名無しさん@ピンキー [2006/09/22(金) 02:26:42 ID:6XOW7Rpk]
GJ

125 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:17:26 ID:wh+ReDEh]
>>122の続き)
 姫香はもうどうにもたまらなくなって、とうとう抱きついていた腕をそっと解き、自分
の手で胸を触るという一大行動に出た。

「んんっ!」

 ワンピースの上から乳首を摘まんだ瞬間、それまで押さえていた色っぽい喘ぎ声が喉の
奥から言霊となって発露していた。
 姫香は、その恥ずかしさに一瞬手を止めるが、もはや自分の気持ちに抗うことはできな
かった。
 こんなにせつない気持ちは初めてだ。
 姫香は、自分と兄の織りなすハーモニーに酔いしれ、刻一刻とのぼりつめていった。

126 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:18:01 ID:wh+ReDEh]

 春樹も、もう姫香が起きていることには気が付いていたが、暗闇の中での彼女のせつな
そうな嬌声や顔を知ってしまった今となっては、止めようという気は起きなかった。
 否、止められなかったのだ。
 姫香の幼き体から確かに漂ってくるまぎれもない女の匂いに翻弄されていたのかもしれ
ない。
 ただただ姫香の悦ぶ顔がもっと見たくて、春樹は膣から湧き出る蜜をすくい取っては包
皮に包まれた肉芽に優しくこすりつけていた。

「んっ! んんっ!! ふぅんん!!」

 春樹の指の動きに合わせて、規則的に姫香が喘ぐ。
 意識が遠のきそうなほどの甘美な快感をリズムよく送り込まれ、姫香はもう意識を保て
ないでいた。
 ただ、無意識に内股に力を入れて、快楽に抵抗しようとしていた。
 何故か漠然と自分が弾けてしまうような、そんな感覚が迫ってきて、なんだか少し怖い
と思ったからかもしれない。
 しかし、あわれ内股の筋に力を入れれば入れるほど、かえって快楽の波は威力を増した。

127 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:18:36 ID:wh+ReDEh]

 もう限界かも、と姫香が思い始めたとき、唐突にお尻の穴に何かが触れる感触があった。
 姫香は急速に意識を取り戻しつつ、春樹がいつの間にか起き上がっていて、もう片方の
手でお尻の穴を弄んでいることに気付き、驚いた。
 そんな汚い部分を触られるのは羞恥以外の何物でもなかった。

「えっ、いやぁ!」

 思わず拒絶の言葉を発してしまう姫香。しかし、高ぶった快楽の渦は姫香の気持ちなど
お構いなしに姫香の裸身を侵食してゆく。
 春樹は手を止めてくれない。

「いやぁ、やぁだっ、あんっ! んっ!」

 眉に皺を作り、必死に抵抗する姫香。
 乳首とクリトリスの攻撃に新たにむずむずとした感覚が加わり、それらが複雑に絡み合
って、姫香の心臓はもうはちきれそうだった。
 お尻の穴に力を入れると、逆のぬるぬるした手でヴァギナを一撫でされた後、肉芽を包
皮の上から優しく愛撫されるのだ。そうされると、どうしても下半身の筋がほころんでし
まい、またお尻の穴近くへの侵入を許してしまう。

128 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:19:11 ID:wh+ReDEh]
 何とか逃げようとお尻や腰を振って抵抗してみるのだが、そんなことをしても規則正し
かった快感の波がその動きの為に変調で独特のリズムに変わっただけで、かえっていっそ
うの快楽を味わうことになるだけだった。
 姫香はもう汗びっしょりで、兄から受ける恥ずかしい責め苦に一心に耐えるしかなかっ
た。

 春樹も、姫香が嫌がっているのは承知の上だった。ただ、姫香の全てをいじり尽くそう
と思った以上、お尻の穴も当然触るべきポイントだったし、また、姫香の嫌がる姿も見た
かったのだ。
 姫香の見せるくねくねした妖艶な動きも、春樹の剥き出しの心を挑発するには十分すぎ
る役割を果たした。

129 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:19:46 ID:wh+ReDEh]

 手を動かしつつも春樹は、消灯後の仄かな豆電球の明かりを頼りに姫香の捲くれあがっ
たワンピースの中を覗き込んでいた。
 そこは薄暗いながらも、姫香の透きとおるような愛液がまるで月明かりに照らされたか
のようにキラキラと光っていて、神秘的な雰囲気をかもし出していた。
 それに加え、春樹の指によって開かれている、普通なら決して誰にも見せることの無い
処女の処女たる部分は、甘酸っぱくも人を魅了する匂いを放っていて、その香りは春樹の
脳を麻痺させた。
 春樹は、そこへ吸い寄せられるかのように顔を近づけていった。
 間近で見る姫香の潤んだ膣は、まるで雨上がりに咲く淡紅色の桜の花びらみたいな慎ま
しくも可憐なもので、春樹は思わず固唾を飲んで見入ってしまった。

130 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:20:21 ID:wh+ReDEh]
 そして、いつの間にか春樹は蜜を集める蜂の如く、姫香のそこへ口づけしていた。

「ひゃっ! お兄ぃ!! 舐めちゃいやぁ! やぁっ!」

 それに気付いた姫香が絶叫する。
少しざらついた舌が膣壁をこする感触のあまりの気持ち良さに頭がどうかなっちゃいそ
うで、もう自分が自分でなくなってしまいそうだった。
 粘液が奏でる、クチュクチュ、といった卑猥な音と共に、主旋律である喘ぎ声は段々と
フィナーレに向けて大きくなっていった。

 やがて、姫香の限界を知らせるかのようなヒクヒクと蠢くヴァギナの様を、春樹は舌で
感じ取った。

131 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:20:56 ID:wh+ReDEh]

「もうイクの?」

 春樹は体制を起こして、姫香に顔を近づけていった。今度は右手をヴァギナ、左手を姫
香がいじっていない方の乳に添えて、獣が獲物を狩るが如く、荒々しくも無駄の一切無い
動きで姫香の弱点を摘まんだり揉みくちゃにしたりした。
 姫香は顔を真っ赤にして、春樹の言葉も耳に入ってないようだった。
 しかし羞恥の対象が消えたからか、姫香はいくぶん安堵の表情を見せていて、迫り来る
快楽の波を享受しようとしていた。

「やんっ! あっ! お兄ぃ! あぁんっ!!」

 姫香は弱いところを春樹に激しく掻き回されて、もう両手でシーツを掴む程度の力しか
残っていなかった。
 乳首とオマメを指で摘ままれ小刻みに振動させられると、姫香は反則的なほどに感じて
しまう。



132 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:21:31 ID:wh+ReDEh]

「やぁ! 変になるっ! 変になっちゃうよぉ!」

 もはや絶頂の寸前。姫香は首を振って顎を突き出す。
 春樹は、最後にもっとも強烈な刺激を用意していた。
 その摘まんでいたものを引っ張って、絶妙な力加減でぐいっとひねったのだった。

「ああっ!! だめぇぇっ!!」

 太腿の筋がピンッと張りつめ、体を弓なりにして姫香は我慢の終焉を訴えた。
 そして、腰を浮かせ春樹の手に自らの性器をこすりつけると、それが合図だったかのよ
うにそのまま立て続けに腰をガクッガクッと揺らして絶頂を迎えた。
 春樹はその瞬間、姫香の唇を奪っていた。とにかく姫香と繋がりたかったのだ。
 だらしなく開いていた姫香の口に激しく自分の口を這わせ、荒々しく舌を絡め、だ液と
ともに彼女の断末魔をも飲み込んだ。
 やがて姫香の体が弛緩する。
 春樹は唇を離し、そのまま横にごろんと転がった。

133 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:22:06 ID:wh+ReDEh]

 静寂がおとずれた。
 春樹の隣にいる姫香は脱力パンダの如くぐったりとしている。どうやらまだ絶頂の余韻
から覚めやらぬようだ。

(終わった。凄かった。こんなことになるなんて想像すらできなかった)
 春樹は呆然と、今起きたことを思い返していた。
 軽い気持ちで始めたはずが、知らず知らずの内に後戻りできないところまで来てしまっ
ていた。
 この先の2人の関係は、姫香が正気に戻ってからの一言にかかっていた。
 そこまで考えて姫香の方を見てみると、もう瞼を開けてこちらをじっと見つめていた。
目にはうっすらと涙を浮かべている。
 春樹は背筋が凍った。

「お兄ぃの、ばかぁ」
「姫香」
 姫香の口からは拒絶とも取れる言葉が飛び出した。
 春樹はただ名前を呼ぶことしか出来なかった。深い絶望を感じていた。

134 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:22:41 ID:wh+ReDEh]

 しかし、それは春樹の早合点だった。
「舐めるのは絶対ゼ〜ッタイに駄目! それにお尻も」
 耳まで真っ赤にして、そう訴える姫香。
 べつに姫香は春樹に対して拒絶する気持ちは心底無かったのだ。むしろ今の心境は、ノ
ーパンの神様にありがとうを言いたい気持ちだった。
 春樹はうろたえながらも、
「ああ、今度からはそうする」
 と、次を匂わすことを言ってみた。
「なら、良いっ」
 姫香は満面の笑みでそう答えると、春樹の胸に顔をうずめた。
 そんな姫香を春樹は包み込むかのように優しく抱きしめた。
 姫香は幸せいっぱいの気分になり、温かい胸の中で心地よい眠りについた。
 そしてちょうどその時、春樹の腹の内では姫香の性における全ての初めてを美味しく頂
く決意が固まったところであった。

(完)

135 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/22(金) 20:24:24 ID:wh+ReDEh]
以上でとりあえず一段落です

…また一方的なペッティングだけで終わってしまった(´゚ω゚`)

136 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/23(土) 06:04:55 ID:xI1xKBo+]
ネタは悪くないのに調理法が… 
文末がほとんど過去形だから淡々と話が進んでる感じで入り込めなかった。
体言止め使ったり現在形にして臨場感を出したりと、読ませる技法が欲しかったかな。
狙って個性的な文章にしてるなら、俺一人が合わなかっただけかも知れないから一つの感想程度に思って貰いたい。

続編期待してますぞ

137 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/23(土) 12:52:10 ID:et61FgSu]
>>136
ありがたや
エロ書きならヌケる文章を書けるかが死活問題!
なんとかしないとなぁ…

138 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/23(土) 16:32:31 ID:XL+85kl1]
後ろもか!後ろも奪うのか!w

139 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/23(土) 16:55:30 ID:jeHVvn5g]
面白かったとは思いますが、ちょっと気になるところを。
・序盤のギャグ(そのつもりじゃなければすみません)パートから濡れ場までテンポが同じ
・感情と行動の根拠の説明までモノローグで語るのはラジオドラマならともかく、文字だとちょっとくどいかも

偉そうに粗探しみたいなことを言ってすみません。次回作、楽しみにしてます

140 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/09/23(土) 18:44:09 ID:et61FgSu]
>>139
うれしいねぇ
フムフム、話に緩急がなく、無駄がある…覚えたであります!
ご指摘たいへん参考になります。感謝です

>>138
( ̄ー ̄)ニヤリ

141 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/23(土) 21:00:56 ID:xI1xKBo+]
あと、全レスはウザがられて叩きの原因になることもあるから気を付けて。
感想くれた人にそれぞれ返信したい気持ちも分かるが、ぐっと飲み込んで次への活力に



142 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/24(日) 20:40:57 ID:6YECPFku]
>>135  乙華麗

6話
妹「やっ!おにいちゃん、やめてぇー!!!ひぐぅーっ!!!」
兄「うぐっ、うっ、はあーサイコーだぜ、はあ…はあ…」
妹「うう…朝からこんなこと…ひぃ!」
兄「ああ?おやじ達が旅行行ったんだから一日中ヤリ放題なんだよ、朝だろうが昼だろうがヤレる時にヤリまくるのは当然だろが」
妹「こ…こんなのヤだぁ!」
兄「ごちゃごちゃうるせーぞ!だまってケツ振ってろ!」
妹「ひーぃっ!そんな激しくしないでぇ!お尻があぁぁっ!!!」
兄「おおっ!いい具合だぜ、ケツ孔サイコー!!!」
妹「もう許してぇーっ!お尻が裂けちゃうよおー!あひぃー!」
兄「オラオラ!もうすぐイキそうだぜ、生でたっぷり腸の中に注ぎ込んでやるからな!」
妹「イヤーぁ!!!」
兄「へっへっへっ、親が居ないってのはいいもんだな思いっきり犯れるぜ!」
妹「あーっ!熱いよー!お尻の穴が焼けてるよー、ヒィーっ!」
兄「まだ一発目だろが!まだまだこれからだっつーの!」
妹「あひいーっ!ひいー!ヒィー!あっ!あっ!あっ!」
兄「おらーっ!たっぷり出してやるぜ!ウンコ漏らすなよっ!」
妹「あああっ!だめぇー!おしりぃーーーー!がっはっあっ!!!」
兄「くふぅ〜、最高だな、昨日やつらにあんだけケツ掘られたのに穴の絞まりはキツキツだぜ、くっくっ…」
妹「うぅ…おしり…おしりが…うっ…うっ…」


143 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/25(月) 06:10:47 ID:/++WD+/W]
またそれかw

144 名前:名無しさん@ピンキー [2006/09/25(月) 23:36:51 ID:shSdbO+S]
|∀・)ジー

145 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/25(月) 23:52:27 ID:PNdFxVDE]
( ^ω^)続き期待

146 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/26(火) 00:26:08 ID:oGw08WLx]
「おにーちゃん、この人だ〜れ?」
テレビを見てた妹が俺に尋ねてきた。
「んー、たしか南だか北だかいう昔の歌手らしい」
コイツが知らないのも無理はない。この曲がヒットした頃はコイツも俺もまだ生まれてない。
かなり昔から活動している歌手が昔伝説になったライブを数十年ぶりにやったらしいので、芸能番組で紹介されていたのだ。
「ふーん、でもこの人の歌ってよく分からないなぁ〜」
「ん?どこが」
「だって妹がふすま一枚隔てた向こうで寝息立ててるんでしょ?
 普通そんな美味しいシュチュだったら ガ ー ッ ! ってふすま開けて ガ バ バ ッ って襲い掛っちゃうでしょ〜?フツー」
どんな普通の兄妹だよ…
「歌の中でも『あんまり器量がよくない』っていってるから、それでヤっちゃわなかったのかなぁ?
 この歌のお兄ちゃんはかなりのヘタレだよね。我慢できなかったら帰って甘いよ!甘々!
 妹を結婚式場から奪って逃げるくらいのガッツが欲しいよね!」
「どうでもいいが、俺にそのガッツとやらを期待するなよ?」
「え〜お兄ちゃん、私を攫って逃げよぉ」
「だれが攫うか馬鹿、むしろ誰かに攫ってもらいたい位だ」
「もー素直じゃないなぁ」
いや、この上なく素直な意見なんだが……… 



147 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/26(火) 03:52:47 ID:X7Qbxs/q]
とりあえず続きマダ?

148 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/26(火) 16:19:08 ID:eXa792Tc]
とりあえずGJ

149 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/26(火) 18:22:43 ID:tuczM4Rz]
まったり期待sage

150 名前:名無しさん@ピンキー [2006/10/02(月) 21:26:13 ID:2cZ7Tp19]
まったりし過ぎage

151 名前:萌ちゃんと俺 mailto:sage [2006/10/03(火) 12:14:37 ID:oqZK7O8V]
昨日は萌で三回も抜いてしまった。

なんて兄なんだ・・・

しかし、いけないとわかっていても
気持ちばかりが加速していってしまう。

こんな事はやっぱりあってはいけないのだろうか?
兄が妹に欲情するなんて・・・

しかも萌はまだ小学三年生、
たとえ兄弟ではなくても犯罪だ。

しかしもう抑えることも難しくなっていた。
そう、実は今も萌で抜いている最中なのだ。

あぁ・・萌・・・萌ぇ・・

ガチャッ




152 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/10/03(火) 23:48:47 ID:nhEB7Qi3]
「兄さん、話があります」
「うん? なんだよ」
「今日、兄さんの部屋を掃除してたらこれを見つけました」
「……げっ!」
「うちは貧乏といいませんけど、私がタイムセールとかで10円、100円安いものを
探し回っているのに、これはなんですか?」
「その、ま、男の必需品というか」
「ぬれぬれ巨乳教師の課外活動DVD、5800円。いけない若奥様、1300円。
アップル通信、980円」
「わぁ、そんなもん、大声で読み上げるな!」
「そんなに恥ずかしいならどうして買うのですか?」
「……」
「済みませんが、これは全部処分します。いいですね?」
「……とほほ」
「だいたい、兄さんはレベルの低いもので満足しすぎです」
「……はぁ」
「この女優、胸が垂れてます。髪も染め方が汚らしくて」
「……まあ、それはスルーなんだけど」
「この人は、おしりが垂れすぎです。お腹も肉が付いて豚さんです」
「……」
「この人の胸は、絶対整形です」
「……そ、そうなのか?」
「だいたい、こんな人若妻なんていいますけど、結婚できただけで奇跡です。
 よくこんな不細工な人がいやらしい雑誌とはいえ、載ることができますね」
「……なかなか厳しいですね」
「こんなもので兄さんが興奮していると思うと私は情けないんです」
「いや、まぁ、その」
「兄さんは、女の人の裸が見たいのですか?」
「……俺に限らず男はみなそうだが」
「わかりました。では、今日から兄さんは私と一緒に入浴してください」
「……おい?」
「私も恥ずかしいですけど、兄さんが見たいと言うなら仕方がないです」
「いや、そうではなくて、俺達は兄妹だし」
「別に兄妹で入浴するなんて普通じゃないですか?」
「それは子供ならそうだけどな、俺達は何歳だ?」
「兄さんが変なものを買ってくることに比べれば、一緒に入浴する方がまだましです」
「……あのな」

153 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/10/04(水) 09:25:56 ID:tO7JDK46]
小出しにして様子見するにしても、せめて微エロくらい含んでほしいと思うのは望みすぎか。
最近の書き手は控え室とか修業場って見ないのかな?








筆が止まってる自分が偉そうに言えることじゃないが

154 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/10/04(水) 10:37:55 ID:HYSvYAdk]
>>153
     文句はいいから書いて投下しろ。

155 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/10/04(水) 16:10:47 ID:+mgY0lZA]
そうだ!このいきりたったイチモツをどうしてくれるのだ!

156 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/10/08(日) 13:18:48 ID:V6rO//Bz]

    ∧_∧
    ( ・∀・) ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・) ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)


157 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/10/11(水) 01:31:36 ID:f0T1+UPR]
中日ドラゴンズのリーグ優勝記念に新作投下。
でも内容は野球と全然関係無いっすξ゚ω゚)ξ

 題『愛の収容施設』↓

158 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/10/11(水) 01:32:17 ID:f0T1+UPR]
 俺には今、危機が迫っていた。

「ねぇ、お兄ちゃん!」

 神無月の夜、澄みきった空には満天の星が輝き、秋風は野をひゅうひゅうと吹きぬ
ける。外はさぞや寒かろう。

「お兄ちゃんッ!! 約束!!」

 しかし、家の中なら外が幾ら寒かろうが関係ない。俺はいつも通りパソコンと対座
し、これまたいつも通りピコピコと通信対戦ゲームにいそしむのであった。
 絶対に外へなんか行くもんか。ましてや、妹の美実と夜空を見に行くなんて。

「もうッ! お兄ちゃんってば!!」

 先程から耳元でキンキン響く声がするが、そんな事には構ってられない。
 俺は忙しいんだ。わかってくれ、妹よ。

「……智世ちゃんにお兄ちゃんの性癖教える」

 その言葉を聞いた瞬間、雷に撃たれたイメージが俺の脳髄を駆け巡り、目の前が暗
転。見事、美実の快心の一撃が俺の心を粉砕する。

159 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/10/11(水) 01:32:52 ID:f0T1+UPR]

「わかった! わかったから!」

 慌てて椅子から立ち上がり美実の方を見ると、くそぉ、にんまりとほくそ笑んでや
がる。
 主を失った俺の使用キャラクターが無抵抗で敵に蹂躙されてゆく。

 ―――surrender。それは罪深き牢への片道切符。
 敵に連れ去られるマイキャラクターを横目に、俺も美実に連れられ家を後にする。

 家の外へ出たとたん、身を刺すような寒さが襲い掛かってきた。
 あまりの寒さに、咄嗟に美実の着ていたセーターへと手を伸ばす。少々変態っぽい
行為になってしまうが仕方が無い。
 先を歩く、るんるんご機嫌な美実の裾よりサッと手を差し込み、下着とセーターと
の隙間をそのまま腹部へ進入させていく。ああ、なんてあったかいんだ! ぽかぽか
して、まるで妹に包み込まれているかのよう!

「やん! お兄ちゃん」

 恥ずかしそうに顔を紅く染め、目を伏せる美実。
 美実が照れるのも無理はない。この状態は、ちょうど俺が美実を背後から抱きしめ
た格好に非常に酷似しているのだから。
 美実からは良い匂いがしてくる。それは甘くて、優しくて、朗らかな春の木漏れ日
のように俺には思えた。

160 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/10/11(水) 01:33:27 ID:f0T1+UPR]
 俺と美実は、しばし問答をする。

「頼む、寒いんだ」
「でも、女の子のそんな所にいきなり手を突っ込むなんて変態さんだよ?」
「俺が変態なのは当に知れたことじゃないか。何を今更」

 その俺の言葉が癇に障ったのか少しムッとする美実。しかし、その表情がフッと緩
むと急に向き直って笑顔で俺を押し倒してきた。俺は抵抗する暇もなく芝生にドシン
と尻もちをつく。
 ちなみにここはまだ私有地内。塀から外に出てすらもいない全くの庭の一角だ。も
っとも、こんな事は家から出てすぐ立ち止まったのだから当たり前の事だが。
 マウントポジションを取った美実は無邪気に笑う。

161 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/10/11(水) 01:34:02 ID:f0T1+UPR]

「じゃあ、別にあの事智世ちゃんに言ってもいいよねッ?」
「ちょっと待て。それとこれとは話が別だろ」
「いいじゃん。いつまでも隠しとおせると思ってるの?」
「ぬかせ」
「そういえば智世ちゃん、言ってたなー。小さい女の子の下半身ばっかに眼がいって
全然私のこと見てくれないって」
「なにっ!?」
「お兄ちゃんロリコンだと思われてるんだよ」

 失敬な。幼女なんぞに興味などあるものか! しかし、幼女の下半身付近を凝視し
てるとは中々のご明察。と言うのも、俺の心をくすぐるある物が、そこら近辺に見え
隠れしているのだからな。
 告白すると、俺は幼女の靴下をどうしても愛してしまう生き物なのだ。断じて幼女
本体の方ではない。あの小ささ、質感、柄はアニメのキャラクター物から果てはレー
スの可愛い装飾つき靴下まで、全てに置いてこの俺のピュアなハートを魅了してやま
ない。もうリピドーが止まらない。きゅんきゅん、かつメロメロ!! ひとたび妄想
を始めたら、いくらしても尽きることの無いすんばらしい素材、それが幼女の靴下な
のだ!!!



162 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/10/11(水) 01:34:37 ID:f0T1+UPR]

「いかん、頭が! ……そうか。善処しよう」
「ねぇ、お兄ちゃん。どうしてそんなに靴下が好きなの?」
「幼女の、だ。本と言うと俺にも良くわからん。美実が子供用の靴下を捨てる時まで
はこんな事は無かったんだが。畢竟、好きなものは好きだからしょうがない」
「そう、だよね」

 美実はそう言うなり頬を赤らめ、もじもじと恥じらいを見せた。普通こういった態
度は好きな奴の前でやるもんなんだが、変な奴だ。
 俺は美実を押しのけ立ち上がって、美実に手を差し伸べる。しかし、美実は中々俺
の手を取ろうとしない。

163 名前: ◆XOS/Rf/QQQ mailto:sage [2006/10/11(水) 01:35:12 ID:f0T1+UPR]

「ところでお兄ちゃん。まだ気が付かないの?」
「……何が?」

 動悸を感じながら、言葉の先を促す。
 美実がもったいぶったように、ゆっくりと口を開く。

「私が今、子供用の靴下はいてること」

 なにっ!!!

 目を美実の足に移すと、そこにはなんと熊さん柄の靴下!
 不意を突かれた事もあって俺の胸キュンメーターは一気に爆発! 我を忘れて、い
きおい美実の足へと飛びかかった。そして瞬時に両靴を脱がせると、息をつく間も与
えず美実の片足にしゃぶりつく。

「きゃッ、何!?」

 美実はまだ事態を把握できていない。その間、俺は熊さんの刺繍を舐め終え、小指
付近の布地を甘噛みしたり唇で挟んだり、めいっぱい堪能する。この噛み心地、生き
てて良かったぁ。

「きもッ!」

 やっと状況把握したのか拒否反応を示す美実。しかし俺は意にかいさず猶も片足を
がんじがらめに拘束してペロペロ舐め尽くす。
 さらに足の柔肉に手を這わせると、美実は腰をくねらせ足先をピンッと張る。その
触感も口の中で楽しんでいた。
 美実は足をばたつかせて抵抗するが、所詮は女の子。力の差は歴然だ。






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