- 578 名前:A HAPPY ENDING mailto:sage [2006/07/16(日) 11:06:10 ID:FHqdKHLw]
- 「あ、ふああ、うあ、うふあ…」
硬直した体を弛緩させ、アニェーゼは意味を成さないうめきを漏らす。しかし目を閉じたその表情は穏やかだ。 そんなアニェーゼをしっかりと上条は抱きしめる。 穏やかな顔を飽きずに眺めていると、アニェーゼの胎内に埋まったままの分身が、再びむくむくと自己主張を始めだす。 “うわー、オレってここまで絶倫だったっけ!?” どうしたものかと内心頭を抱える。 と、胎内で起き上がる感触を感じたのか、アニェーゼが薄く目を開いた。 「凄かった、ですよ、カミジョウ…」 その言葉に赤面すると同時に、素直に達成感を感じる。喜んでもらえたのはやはり嬉しい。 「下の名前でいいさ」 その言葉に、アニェーゼも少し照れた様子で、上条を上目遣いに見上げ、 「じゃあ…トウマ。素敵でした」 その表情に、上条は心臓を射抜かれそうになる。 「でも、トウマは、まだ元気ですね…」 「いや、その、これは…」 「良いんですよ、トウマ。あなたが感じてくれれば、私もうれしいですから」 だから、と続ける。しかし今度は少し間があった。顔を伏せて、しばしの逡巡。 「あの、その…」 「?アニェーゼ?」 「…今度は、その…後ろで…」 「え?」 意を決した様子で、アニェーゼは顔を上げて、言う。 「後ろで、してくれませんか…」 言った後でアニェーゼは真っ赤になって、再び俯いてしまった。
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