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戦う司書でエロパロ



1 名前:名無しさん@ピンキー [2009/12/07(月) 07:43:25 ID:O+i/F4LG]
どんどん書いていっちゃいましょう。

20 名前:エンリケ×ノロティ1 mailto:sage [2009/12/13(日) 15:30:17 ID:WZCDTcU1]
「あら、エンリケさん」
病室から出てきたイレイアはエンリケと鉢合わせになった。
「ノロティさんのお見舞いにきたの?」
「ああ」
数日前の武装司書モッカニアの反乱でノロティは足に怪我を負った。
治る傷だが、治療には時間がかかる。
現在は療養中だ。
「ノロティの様子はどうだ?」
「ええ、怪我のほうは大丈夫なのだけれど、神溺教団を迷宮へ入れてしまったことには
少し落ち込んでるみたい。」
「そうか」
「でもきっとエンリケさんに会えば元気になるわね」
「そうだと、いいが」
「それじゃ、2人でごゆっくり」
イレイアはふふっと笑って去っていった。

病室のドアをノックする。
「ノロティ、入るぞ」
ドアを開けるとベッドの上にノロティの姿があった。
「エンリケさん!来てくれたんですね」
笑顔で出迎えたノロティは元気そうに見えたが、足元を見ると痛々しい包帯が目に入る。
エンリケは視線をノロティの顔に戻した。
「そうだ、エンリケさんが私を助けてくれたんですよね。
お礼、まだ言ってませんでした。ありがとうございます」
ノロティは頭を下げた。
「そんなことは、いい。それより、まだ足は痛むのか?」
エンリケはベッドに座った。
「もう平気です。普段から鍛えてますから」
そう言ってノロティは立ち上がり、体を動かして見せる。
「あっ」
まだ傷が完治していないのだろう、バランスを崩してノロティがよろけた。
あわててエンリケが抱きとめる。
「無理をするな。今はゆっくり休めばいい」
「すみません……」
ノロティが顔を上げると、エンリケと目が合った。
2人は束の間、見つめあっていた。顔と顔は吐息がかかるほど近い。
ノロティを抱きとめているエンリケの腕に自然と力が入る。

2に続く

21 名前:エンリケ×ノロティ2 mailto:sage [2009/12/13(日) 15:31:19 ID:WZCDTcU1]
>>20

そのとき。
ノックの音とほぼ同時に病室のドアが開いた。
「ノロティ、お見舞いに来たよー!」
勢いよくドアを開けたキャサリロはその場で硬直した。
3人のあいだに気まずい空気が流れる。
最初に口を開いたのはノロティだった。
「キャ、キャサリロさん、あの、これは、違うんです、えっと……」
ノロティは顔を真っ赤にして必死に弁解している。
エンリケも珍しくあわてた様子だ。
「……あたし、邪魔しちゃったみたいだねぇ」
「待ってください!キャサリロさ……」
ノロティの言葉をキャサリロがさえぎる。
「いやいや!あたし口は堅いし……
邪魔者は消えるからさ……気にせず、どうぞ、どうぞ」
そう言うとキャサリロは病室の外へと出て行った。

同じ頃、館長代行執務室――――
「あら、タイミング悪いわねぇ」
ハミュッツがつぶやいた。
「代行、何ですか?」
報告中のミレポックが訊ねる。
「ん、こっちの話よう。報告続けて」
「?はい……」

バントーラ図書館中にエンリケとノロティの噂が広まるまで、そう時間はかからなかった。

おわり







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