- 1 名前:名無しさん@初回限定 mailto:sage [2008/10/12(日) 20:35:37 ID:l7aA+Ivs0]
- その名の通り、業界関係者の人に質問しようというスレです。
質問の際は、話題のループを防ぐためにもログに目を通しておくことをお薦めします。 過去ログで頻出の質問はスルーされます。 質問に答えてくださる業界関係者の方は、過去ログで頻出の質問や、 あきらかに釣り・煽りと思えるものをすべてスルーするようにしてください。 また、話題がループしたり、議論スレになるのを避けるためにも、 関連スレ、専用の議論スレのある質問や話題は、 できるだけそちらへ誘導して、誘導後はここで反応しないようお願いします。 >>950ぐらいで次スレ立ててね。 前スレ 業界関係者に質問しよう その30 ttp://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1214114367/
- 289 名前:名無しさん@初回限定 mailto:sage [2008/12/20(土) 18:46:06 ID:V9ePDwGd0]
- >>285
メーカー側の解釈によってまちまち。 基本ラインはメロディーや作詞などの原著作権に関しては作家に帰属していると考える。 それを元にできた音楽原盤はメーカーに帰属すると考える。 作家がジャスラックに信託契約しているとやっかいなので、そうではない人か、名義を変えてもらうことは必須。 演奏家(ヴォーカリスト)の権利は原盤の制作費に含まれる。 基本的には音楽チームに丸投げして原盤を納品してもらう。 原盤に対する対価は買取の場合と、ロイヤリティーに分かれる。 厳密な意味での印税とはジャスラックに通す場合を指し、ロイヤリティーとは厳密には違うので注意。 ロイヤリティーは販売量に連動する報酬のことで、その起算方法は自由だが、ジャスラックの印税は厳密に式が決められている。 ゲームにおける音楽の著作権の扱いは普通のCDと違って、メロディーや詞を直接管理するのではなく、 あくまでも仕上がった原盤(録音物)を指すので、この違いは音楽家とメーカーの間の大きな意識の差を生むので要注意。 契約書を作る場合も録音物に対して作るのがベスト。下手に著作権契約書を作ると無効になりかねないので注意。 (著作権契約書には一般的に金を払う側に開発義務(その曲を広く営業する義務)が伴うがメーカーには普通それはできないから) 契約書に関しては一般的な請負のものでも十分だが、下記のような流用に関してあいまいになる。 あいまいなほうがかえって得というケースが多いため、通常の請負契約書が多い。 質問には著作権と聞かれていたので、上記のように答えたけどね。
- 290 名前:名無しさん@初回限定 mailto:sage [2008/12/20(土) 18:48:14 ID:V9ePDwGd0]
- 原著作を利用したCD(つまりゲームとは違うアレンジやマスター処理をしたもの)を音楽チーム側が出すのは自由だが、
原盤そのものを使う場合はメーカーの許可や、場合よっては印税をメーカー側に払ってもらうというケースが一般的。 ただし、この場合の印税は商標にたいするロイヤリティーが実態なので、 どっちが有名かによって、つまり力関係で決まるので概ね0になることが多い。 どちらにとっても宣伝になるからね。 またメーカーによってはそういった雑収入が処理できないので、印税を拒否するケースもある。
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