- 1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/07(日) 10:58:37.70 ID:esoUqOI6]
- 母親が息子の同級生に輪姦されるなど、他人に侵される(犯される)作品ありませんか?
また犯されなくても、子持ちの母親が他人とセックスしてしまう作品の情報などをお願いします。 前スレ 母親が他人に侵される 漫画・小説 #12 pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1336799737/ まとめサイト ttp://hahantr.x.fc2.com/ ・荒らしはスルー ・荒らし防止のためsage進行推奨 ・作品の投稿歓迎の人もいれば、大反対の人もいます。 ・いろんな人がいるので気に入らないレスが続くときはスルーしましょう。 ・気に入れないレスをスルーできない人はかわいそうな人です。 ・荒れてきたらみんなで好きな作品の話題でも出しましょう。 などなど……その他関連 >>2-
- 2 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/07(日) 10:59:28.25 ID:esoUqOI6]
- 関連サイト
人妻・母・熟女モノ小説の補完ページ ttp://zero.55street.net/ ポチ小屋 ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~hatisuke/poti.htm 少年と熟女 ttp://celis.x.fc2.com/ マ熟の空間 ttp://majuc.h.fc2.com/ あのバカは荒野をめざす ttp://www2.plala.or.jp/goh/ 思考師団 ttp://shikoushidan.blog23.fc2.com/ 黒子委員の部屋 ttp://vs5.f-t-s.com/~hokuroiin/ おじさんの隠れ家 ttp://tatsuya3010.blog87.fc2.com/ 妄想の部屋 ttp://heartland.geocities.jp/mousou20080101/ モクゾウザブトン ttp://mzabuton.sakura.ne.jp/ 友母寝取りゲーム ttp://blog.livedoor.jp/takagorou20031/ 寝取られの森 ttp://lastwife.h.fc2.com/ 寝取られ話ファイル〜奥さん寝取られ話集 ttp://ntrnews.blog55.fc2.com/ 官能文書わーるど ttp://homepage2.nifty.com/kannobnsho/ 寝取られ人妻系コンテンツ情報 ttp://ntr.21.dtiblog.com/
- 3 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/07(日) 11:38:13.11 ID:o8VP7pPs]
- 【社会】 「一方的に好きだった」 アパート侵入の22歳鬼畜男、子供たちと入浴中の主婦を強姦傷害…福岡★2
1 :☆ばぐ太☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ば ぐ 太☆ Mkつーφ ★:2012/10/02(火) 15:32:20.12 ID:???0 ★強姦傷害:容疑で22歳男を逮捕??筑紫野署 /福岡 ・筑紫野署は29日、東区雁の巣2、飲食店従業員、山本大志容疑者(22)を強姦(ごうかん)傷害 容疑などで逮捕した。 容疑は、1月12日午後8時半ごろ、那珂川町のアパートにわいせつ目的で侵入し、主婦を 押し倒して腰や腕にけがをさせたとしている。同署によると、山本容疑者は「以前から一方的に 好意を持っていた」と容疑を認めているという。 山本容疑者の勤務先が当時主婦宅近くにあり、この日偶然自宅を発見。主婦は子供たちと 入浴中だった。主婦が抵抗している間、子供たちが浴室の小窓から助けを求めたため、山本容疑者は 走って逃げたという。 mainichi.jp/area/fukuoka/news/20120930ddlk40040206000c.html
- 4 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/07(日) 16:39:48.52 ID:HL3dMlmB]
- www.geocities.jp/kimoto0812/home.html
- 5 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/07(日) 23:26:20.94 ID:hl94Ad7S]
- 播磨国の山のほうに仕達、しだちという名の隠れ湯があるという。
あまりに奥深いので町の者は何も知らず、近隣の村の者が僅かに知るような場所だ。 そんな村にある母子が住んでいた。母は三十四でいさといい、子は九つで藤次といった。 父は流行り病で藤次が幼い頃死んだ。それからずっと、母子二人きりだ。 古い地の者ではなかったがわずかな土地もあり、それを耕して暮らす。 いさはとにかく働く女だったので村の者もしっかり支えた。 いさも我が子のためにそれに応え、朝から晩まで畑で働いた。 そんな体の疲れを、たまに向かうしだちの湯で落としていたというわけだ。
- 6 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/07(日) 23:28:23.03 ID:hl94Ad7S]
- さて。
村の子たちを遊んでいる時、藤次は奇妙な話を聞く。 村の者たちが、しだちの湯へは行かなくなっているという話だった。 「なんで」 藤次は尋ね、一人の子が答えた。 「しだちの湯には、物の怪が出る」と。 夜に湯を浴んでいると、やがて山のほうから黒い影が湧いて出て、人を脅すというのだ。 危害を加えられるわけではないが、男なら「帰れ」、おなごなら「違う」と言って消えるという。 親が影を見たという子は「あれは落ち武者の姿をしていた」とも話した。 子たちが口々に「大人はもうしばらくしだちのほうに行っておらん」と語るを聞くに、 藤次は恐れた。まだ母いさは、当たり前のようにしだちの湯へ行っているからだ。 物の怪の噂を知らぬのか。そもそも物の怪などいないのか。 ただ、疲れたいさを労って、しだちの湯を教えたのは村の者であり、 村の者が行きもしないのにいさだけ行き続けるというのは、藤次にとって奇妙極まりなかった。 そういえば。藤次はふと思い出す。 ここしばらく、いさはしだちから夜が明ける間際に帰って来る。 山深い場所なのでそれは仕方ないのだが、帰って来た時のいさの姿だ。 「暑い」と言いながら服を着崩し、顔を火照らせて戻って来るのだ。 湯に浸かったのだから当たり前だとは思うが、涼しい朝でもそうだった。 思えば思うほど、母の身が心配になる。藤次はすぐさま家へと駆け戻った。
- 7 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/07(日) 23:33:02.64 ID:hl94Ad7S]
- 母はいた。今日も朝からずっと畑を耕し、そろそろと家に戻って来たところだった。
「おかえり藤次」 母の笑い顔はいつもと変わらないように見える。額の汗の美しさも昔からずっと見て来たものだ。 「ただいま」 だから藤次は、しだちの物の怪の話など、母にできようがなかった。 静かな夕餉を済ませ、やがて夜が更け、藤次が話し疲れてうとうとし始めた時だ。 「なあ藤次」 「なあに」 「母ちゃん、しだちに行って来るから」 藤次はどきりとした。しかし母にそんな顔は見せられなかった。 いつものように、あたりまえに、母いさは微笑みながら藤次に告げる。 「もう寝るんだから、一人でも大丈夫だね。戸締りはしておくから」 藤次は答えを返したのか覚えていない。 そのまま眠るであろう子を気にせず、いさは支度を整える。 そして亥の刻ほどに、家を出て行った。 さて。藤次は眠れない。普段なら寝て当たり前の時に目が冴える。 母が、もし物の怪に襲われたとしたら。自分は身寄りのない者になってしまう。 いやしかし。藤次の胸騒ぎはそこではない気がする。 湯浴みする母が落ち武者に斬られる姿より、服を着崩す母の姿が浮かぶ。 「しだちに行かなけりゃ」。藤次は着替え、夜道に母を追った。 しだちには何度か母親と行ったことがある。道は分かる。 運よく月夜である。しかし幼い藤次に夜道は怖い。 自分が草を踏む音さえ恐ろしい音に聞こえる。明るいが、暗くないわけではない。 しかし藤次は山道をひたすら進んだ。のどの渇くのも忘れ、ひたすら母を追った。
- 8 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/07(日) 23:37:03.86 ID:hl94Ad7S]
- やがて。しだちの湯に近いところに出る。耳を澄ませば湧く湯の音さえ聞こえる。
藤次は体を草むらに隠して進み、しだちの湯壷が見える場所に進んだ。 果たして、そこに母いさはいた。裸になって、いい具合の湯壷に身を浸していた。 何を思うでもなくぼんやりと、月でも眺めているのかといった顔立ち。 物の怪に襲われる最中でもなく、謂れなき恐れに慄いている様子もない。 藤次はひとまず安堵する。だが安堵したことで、別の感慨が沸く。 ここしばらく、母親と一緒に風呂に入らなくなった気がする。 もう少し幼い頃は、そもそもこのしだちの湯にも連れ立って来た。 なのに母は、今は当たり前のようにひとりでここに来る。 だから、母の裸を見るのは久々なのだ。 全て脱いでしまわないでする家近くの川での水浴びとは、まるで違って見える。 力仕事で締まってはいるが、緩く柔らかそうな肉。 日焼けた所以外はまるで娘のように真白な肌。 揺れる湯の中で同じように揺れる大きな乳。 そんな乳と同じような丸みで沈む尻。 ああ。母の体だ。良く知る女の体だ。藤次は凝視し、そして少し上気した。 奇妙ではあった。心配だと母を追い、今は母の裸を見てなぜか猛っている。 表しようのない気分に藤次はなっていた。 ならばと。今はともかく声をかけよう、と。「一緒に入ってもいいか」と。 母は必ず許してくれるだろう。 夜道を駆けて来たことを叱りながらも、頭を抱いてくれるだろう。 そうしたら、惚けた振りをして乳に触れてみよう。 母は必ず許してくれるだろう。 藤次は、そこまで思った。そしてきつく締めた帯を解こうと手をかけた。
- 9 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/08(月) 01:22:12.56 ID:OY48J6PL]
- いちおつ 職人さん乙
- 10 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/08(月) 03:00:09.17 ID:5DzLLmVr]
- 某板からの転載から始めます(笑)
「毎度ー、田中君、ワイン買ってきたわよ」 そう声をかけながら、吉田久子はワンルームマンションの扉を開けて入ってきた。 「こんちわー、お待ちしてました」 「お待ちしてた割に顔ひとつあげないのね」 「すんませーん」 口先だけ謝ってタイプを止めると田中一郎はカチカチとマウスをクリックしている。 「なにー、エロサイトサーフィン?えっちだなぁおい。お姉さんにも見せて」 「ちがいます。年頃の男ですから。どうぞ」 どっかりと横に腰を下ろした久子と入れ替わりに一郎が立ち上がる。 「つまみ持ってきます。ワインですか?」 「うん、赤」 「あうかな、チーズ有りますよ。」 「いいねぇ。でもブルーチーズはパスね?これ何書いてんの?…エロ本!?」 「いいでしょう。カマンベールです。エロ本です。驚くことはないでしょう」 「イヤー、一人暮らしの部屋に嫁入り前の女性がやってくるというのに、言うにことかいてエロ本書いてるとは。 それも隠しもしないで。社会に出てずうずうしくなったね。お姉さん悲しいよ」 そういうと、久子は肩を震わせて泣き始めた。
- 11 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/08(月) 03:01:11.44 ID:5DzLLmVr]
- 「チーズどうぞ。今ワインをあけますね。あと、嘘泣きやめてください。」
「君は味気ないね」 「付き合いが長いですから」 吉田久子は田中一郎の大学の先輩である。二人の出会いは、田中一郎が文芸部の扉を叩いたところまでさかのぼる。 当時久子は2年生。4年生の先輩が卒業すると、文芸部は二人っきりになった。 「付き合いが長いなら、私のフリに付き合ってくれてもいいんじゃない?」 「いやです」 「女にそんな風に冷たくするものじゃないね」 「先輩は女だと思ってませんので」 へらりと笑いながら一郎がワインをコップに注ぐ。 4年の先輩が卒業したあと、まだ理性より圧倒的に強かった男性ホルモンに押され、一郎はひとつ上の女性である 久子に猛チャージをかけた。しかしながら、久子が卒業するまでの2年間、彼女は一度としてとりあわなかった。 ストレート極まりない初めての告白に頬ひとつ赤らめず、久子はハタキを渡すとこういった。 「本棚お願いね」 告白を蹴られ、2人きりの部室で一度として異性として扱われなかった一郎は、そういう毅然とした態度への敬意 として、最後は久子を女としてみないことにしたのだ。結果、彼女が卒業して4年、一郎が卒業して3年になるが、 未だに酒を飲みながら文学から映画、漫画まで文芸論を肴にアーダコーダとおしゃべりをする間柄が続いている。 「こりゃ参ったね。お姉さん降参だよ。」 ぜんぜん参ってない表情で笑いながらコップを持ち上げる。
- 12 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/08(月) 03:02:00.73 ID:5DzLLmVr]
- 「乾杯」
「乾杯」 「お、このカマンベールおいしい」 「パンにハムといっしょにはさむと結構いけます」 「ちょ、もったいなくない?あと、家のかぎ閉めたほうがいいですよ。」 「先輩が来るから開けといたんですよ」 「ひゃう」 二人の会話はたいていこんな感じだ。久子の地でもあるのだろうが、さばさばしすぎていて色っぽい話にはなり にくい。今となってはどうしてあれほど久子に恋焦がれたのか思い出すのも難しい。 「そんで、どういうエロ本書いてるの?」 久子が水を向けてきた。 「そう、それなんですがね。ぜんぜん決めてません」 「決めてませんって、書いているじゃない」 スクリーンに出ているシーンは、まさにそのものだ。ぱっと見たところ、将ニ少女ノ貞操ヲ奪ワントス、といった 場面だ。 「ええ、ためしにいろいろ書いているんです」 「いろいろ?そんなにエロ本書いてるの?」 カマンベールから持参のつまみに移った久子が、ゲソを咥えたまま呆れ顔をする。 「いえ、いろいろ書いているのはシチュエーションです」 「シチュエーション」 「そうです。各種のシチュエーションを網羅的に書いてみて、どのようなシチュエーションが最も良いか、考察 しているんです」 「ああ、そうだった。田中君は粘着質だったね」 「緻密だと言ってください」 二人で爆笑する。
- 13 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/08(月) 03:03:24.57 ID:5DzLLmVr]
- 「で、シチュエーションて、どんな?メイドさんとか?」
久子が先を促す。 「先輩、すっとぼけすぎです。文芸部の元部長が言うに事欠いてメイド萌えですか」 まじめな顔で一郎が突っ込むと、久子がテレ笑いを浮かべる。 「いやまぁ、そうなんだけどさ。一応嫁入り前の娘だよ?ここでエロ本にあるべきシチュエーションについて 君と対等に論を戦わせよってのはひどくない?」 そう切りかえされた一郎が苦笑する番だった。 「すみません、この話はやめましょう」 「やめないでよ」 「やめないんですか?!」 「語りたくはないけど、聞きたいのよ。顔を覆って指の間からしっかり見てしまう乙女心を察してよ」 いい感じにワインが回ってきた久子に言いくるめられて、苦笑しながら一郎が続ける。 「わかりました。じゃ、続けましょう。えー、シチュエーションにはいろいろあるのですが、その前にエロ本では 視点が大事だということが最近わかってきました」 「視点、語り手の視点だね」 「そうです。主人公である男の視点か、あるいは神の視点か、こえれを決めるが大事です。」 「ヒロインの視点は?」 「僕には無理です」 「戦う前に負けを認めるのかよ!」 「いや、正直興味があるのですが、エロ本ってのは感覚の表現が大事じゃないですか。しかし、僕は胸をまさぐ られても股間に手を入れられても、女性がどう受け止めるのかわからないんです。」 「なるほど。ちょっと照れる話だね。」 「そもそも、女性が『感じる』ということがよくわからりません」 「そうなの?」 「たぶん射精感とは違うでしょう」 「うーん。射精感か。私も知らんからな」 珍しく久子が赤くなっている。 「想像で書く手もあるんです。ようは『こんな風に感じてほしい』っていう願望です。しかし、女性読者からみ たら噴飯物でしょうね」 「なるほど、それだったら想像で十分書ける内容に徹すると」
- 14 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/08(月) 03:04:27.52 ID:5DzLLmVr]
- 「神の視点か、男視点かって話ですが、これはそれほど難しくないと思っています。私なら神の視点です」
「なぜ?」 「男視点は、読者と視点を共有できる強みがあります。つまり、素晴らしい女性を前にして高ぶる心などを理解 してもらいやすい。しかし、設定した主人公の性格が描写に枠をはめるのです」 「ああ、そうか」 「処女と童貞のラブストーリーで、主人公がヒロインの身体を事細かに描写するのは変でしょう」 「変だね」 「そう言うわけで、読者が入り込みにくいことを承知で神の視点で書きます」 「ちなみに、そういうデメリットを承知の上で男視点で書くとしたら、どんな場合だろう」 「そうですね。たとえばフェティッシュな嗜好を持った男が主人公だと、男視点がいいかもしれません。ですが、 やはり、モノローグだと内面描写に限界があります。極端に観察的な男のセックスって変じゃないですか?」 「楽しく無さそうだね」 「ええ、だから神視点のほうがいいと思うんです。」 「なるほど。で、視点が決まるとシチュエーションを決めるんだね」 「はい。ところが、このシチュエーションってのがバカみたいに多いんです」 「そうなの?」 「そうです。というのは、エロ本の中のジャンルが意外に多い。」 「ほう、エロ本というジャンルじゃ不足かい?」 「不足です。たとえば、さっと思いつくもので、学園物、伝奇物、パロディ、痴漢物、強姦物、サラリーマン 官能小説といったジャンルがあります」 「なるほど。言われてみると多いね。パロディってのは、エロパロだとして、サラリーマン官能小説ってのは なんだい」 「この分野の作品が意外に多いんです。主人公は普通のサラリーマンなんですが、オフィスの美女と次々に身体を 重ねる。」 「こりゃまた痛快なご都合主義ですね」 「エロ本はご都合主義ですよ」 「そりゃそうだ」 「サラリーマン官能小説は、読者が多いのが特徴ですが、女性をイメージしやすいのも特徴でしょうね。着ている ものや普段の立ち居振舞いが、多くの読者に想像しやすい」 「なるほど」
- 15 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/08(月) 03:54:28.06 ID:jgL/yJoJ]
- 弾幕 薄いぞ!
なにやってんの!?
- 16 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/08(月) 03:56:58.04 ID:+KYZ2evp]
- スレ立てちまったのか。また荒らされっぞ
- 17 名前:16@ホモERO豚サクラフブキ [2012/10/08(月) 04:26:41.61 ID:WDH7UIM+]
- >>16
((彡ミミミミ)(彡彡)))彡) 彡彡゙゙゙゙゙"゙゙" """"ヾ彡彡)) ミ彡゙ .._ _ ミミ彡 ミミ彡 '´ ̄ヽ '´/ ̄ ` ,|ミ))) ミ彡 ' ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ)) ((彡| | | ` |ミ彡 (彡| ´-し`)\ |ミミ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゞ| 、,! 」 |ソ < >>1 はわしじゃ、ボケ! ヽ '´ ̄ ̄ ̄'ノ / \_________________ /⌒ \____/ ⌒\ \ / ¬ \ / ̄ ̄ヽ \ /⌒⌒ヽ / \ \ ・ | \ ( 人 ) / ヽ \ / ゝ ヽ \ / | \ |;; | \/ | | \ l |;; ;;; |\__/ | | \ ̄ ―|;; ;;; |-/ | | \ |;; ;;; |/ | | \ |;; | |/ | | | |; ;; ;;| /| | ;; / | \ / ;; / *
- 18 名前:よーし、今日もちゃんと書き込みをまとめるぞー(爆) mailto:sage [2012/10/08(月) 04:28:59.28 ID:WDH7UIM+]
- 弾幕 薄いぞ! なにやってんの!?
スレ立てちまったのか。また荒らされっぞ / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 19 名前:爆笑スレ立て乙(爆) mailto:sage [2012/10/08(月) 04:30:22.55 ID:WDH7UIM+]
- / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \
{ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ
- 20 名前:爆笑スレ立て乙(爆) mailto:sage [2012/10/08(月) 04:31:25.96 ID:WDH7UIM+]
- :.:.:.:.::::::::::::::::::::::: /', / ヽ
:.:.:.:.::iヽ:::!:::::::/:: !: ヽ _ __,!'´ イ':.:! :.:.:ヾミミミミ:::ノ/_,.イ:. | r'´:.:、,>'´ :.:',-―― 、 ミミミミミY\〃〃:.: | |:.:.:イ:.:.: :.:! ヽ 三三三ミヽ \_::Y'ヽ| i:.:.:.:.:.:.:.: :.:!:... :.:.:.:.:.:.ノ! 三三三ニf=-、 \ヽ \ ,. -イ:.:.:.:.:.:.:.:. :.:i:::::::.:.:.:./:/ 三三三三ヽ-'イ`_ ヽヽ- ' ´. .....', ::}:::::::;:ノ-' 三三三三三彡Z´ ..........:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.::. :.!`´ / 三三三三三三.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.::... / 三三三三三三ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.. _/ 三三三三三三ミ:::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:_,',:.:.:.:.:.::.: / 三三三_,,,,,,_三ミミ::::::::::::..._,.. -‐'''''´ ト:.:.:.:.:.: / 三三r'´-、 `ト、ト-' ´ ! /:.:.:.:.:.: !
- 21 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/08(月) 04:32:41.70 ID:WDH7UIM+]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 22 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/08(月) 04:40:13.52 ID:+KYZ2evp]
- さっそく荒らしたな
- 23 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/08(月) 06:13:54.17 ID:5DzLLmVr]
- >>22
>さっそく荒らしたな 支援サンクスです(笑) これは絶対に変えられない距離なのだ。 俺は黙って歩いている奴の背中を、切なげな目で見つめた。
- 24 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/08(月) 06:14:40.40 ID:5DzLLmVr]
- すると、奴は後ろを振り向いた。
まるで俺の気持ちを察したかのように。 俺は奴の手に引き寄せられて、横に並ぶ。 奴は、俺のマフラーの端を、奴の肩に掛けるようにして軽く巻く。 いわゆる、恋人同士がするあれだ。
- 25 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/08(月) 06:15:57.69 ID:5DzLLmVr]
- 微笑を浮かべてくる。
俺も微笑んで応える。 会話は無かったが、それでいい。 それでいいんだ。
- 26 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/08(月) 06:16:32.81 ID:5DzLLmVr]
- 俺は今、奴の隣りに並び、手を繋ぎながら、
雨の中、川原沿いの土手道を歩いている。 冷たい雨が染みる中、奴と繋いだ手だけが、 たった一つの熱源を持っている。 俺と奴の存在を、証明してくれている。
- 27 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/08(月) 06:17:21.74 ID:5DzLLmVr]
- それから家に帰った俺たちは、
当然のようにして冷えた身体を温めあった。 雨の中の方が興奮した、なんて、 奴には言えない、俺だけの秘密なのである。
- 28 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/08(月) 06:57:17.00 ID:jgL/yJoJ]
- >>5 と >>23 は文体から見ても同一人物だねw
書き溜めてんのが山ほどあるんだろうなw 荒らしにブルってないでさっさと投下すりゃいいのにw どうせ抜けない駄文なんだからw
- 29 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/08(月) 08:27:06.56 ID:X9uqKUlh]
- 3連休なのに、他にすることない可哀そうな奴だよ
毎日5〜7分荒らしに使ってたら、一週間で30分以上、一か月で2時間消費することに そのうち気づくよ
- 30 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/08(月) 09:23:38.20 ID:+KYZ2evp]
- 前スレにあった家族旅行のやつも続きの投稿をお願いしたい
- 31 名前:爆笑ブチキレ乙(爆) mailto:age [2012/10/08(月) 10:03:32.26 ID:WDH7UIM+]
- >>29
>毎日5〜7分荒らしに使ってたら、一週間で30分以上、一か月で2時間消費することに >そのうち気づくよ ワロス 小学生でもできる計算披露して得意がってやんのこのバカ>ホモERO豚(爆) ちゃんとかまってやっから(爆) 感謝せいよ>ホモERO豚サクラフブキ(爆)
- 32 名前:よーし、3連休なのに、他にすることないぞー(爆) mailto:sage [2012/10/08(月) 10:05:24.39 ID:WDH7UIM+]
- 3連休なのに、他にすることない可哀そうな奴だよ
毎日5〜7分荒らしに使ってたら、一週間で30分以上、一か月で2時間消費することに そのうち気づくよ 前スレにあった家族旅行のやつも続きの投稿をお願いしたい / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 33 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:sage [2012/10/08(月) 10:06:53.50 ID:WDH7UIM+]
- >>31
/ /| ::::::::::::::| / / / :/ /:::::| |\::: ::::::::::::| :::/ :/::/ :// :/:::: :| |::::::\::::: ::::::::| // /ヽ/ /:::| /:: :| :| :::::::\::::: ::::::| ../ ./ \|/ \| /: U \ |/ /\|\:::: :::::| //| /'\ |\ /\|/ ::::::::\::::: ___::::::::| . | ____ ||: ||| _____::::::::::| :/:::::| :::| ・・・う・・うんこでる・・ . |  ̄ ̄ ̄o ̄  ̄o ̄ ̄ ̄ ̄ :::::::::|::::|::__:::|:::::| . | \ ,/ ::::|\ / u ::::::::| ::|/::|:::|::::| |  ̄ ̄:::/ U::::::|::: ̄ ̄ ̄ u ::::::::::|:::|::__| :|::::| | U ::/ :::::::::|:::U ::::::::::::|:::|/::|:::|::::| | /::: (_ _:ノ::: ::\:::::::::::|:::|:::::| :|::::| .. | ::____二二_____ :::::::| :|:__|::/::::|\ .. | /___________ \ :::::::|::|_/ :::::|:: .. | ( ┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴ ) ):::u|/\ ::::|:: . \ .────────────:::::::/: ::::\::::|:: . \ ___ ::::::::::/::: ::::\|::: . . . \ ::::〓〓 :::::::/::: :::::::\: . \________/::::
- 34 名前:爆笑ブチキレ乙(爆) mailto:sage [2012/10/08(月) 10:08:01.17 ID:WDH7UIM+]
- ヽ::::::::::::::::::/ :::::::: \::::|_
):::::::::::::::| ::::*::::: ヽ:|::::ヽ /::::::::::::::::| ::;;;;: l::::::::ヽ /::::::::::::::::::| ノ::ii:ヽ:: l::::::::::| |::::::::::::::::::::| /::::;リ:::l:::: |::::::::::::| |:::::::::::::::::::::l ...l::::;リ:::/:: /:::::::::::::| .|::::::::::::::::::::::l . /:ア/::: /:::::::::::::::i l:::::::::::::::::::::::::l ./::`^::::: /:::::::::::::::::/
- 35 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/08(月) 10:08:59.99 ID:WDH7UIM+]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 36 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/08(月) 11:05:46.23 ID:jgL/yJoJ]
- >>29
図星だったみたいねw 前スレにあった家族旅行のやつも続きの投稿も自分にお願いすれば〜w
- 37 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/08(月) 11:10:53.44 ID:+KYZ2evp]
- >>36は何を言ってるんだ…弾幕薄いとかいって他のスレも荒らしに便乗して荒らしてるし
- 38 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/08(月) 13:53:30.31 ID:85i0plpP]
- >>37
>>>36は何を言ってるんだ… サクラフブキってとぼけ方も笑えるなw 他のスレってこれのこと? ホンマ笑えるわw pele.bbspink.com/test/read.cgi/housekeeping/1159309289/432 432 :名無しさん@ピンキー:2012/09/15(土) 19:42:18.53 ID:98cymCfS0 >>385 >つまり>>383の削除を依頼した人物とコテハン『サクラフブキ ◆emOEDOnvgc』が同一人物だって言いたい訳ですね。 >>431 >つまり、コピペやAAを連投している荒らしと、それ以外のレスもすべて同じ人物が一人で書き込みをしていると言いたい訳か。 どう考えても同一人物ですね。 一個人の私物化スレであることが、なぜ削除人や荒らしを始めとするヲチ住人たちには自明なのか その理由がはっきりと現れているレスであろうかと思われます。 あと、自らの私物化スレへの削除依頼に異議があるように見えるとの被害妄想も同様でしょう。 誰がどう見ても私物化スレの一個人=>>431ですね。 もっと気の利いたとぼけ方しれってのw
- 39 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/09(火) 02:50:51.89 ID:Kk0keqU7]
- 「女」
思わず声が出そうになった。しかし出なかった。それは恐れのせいだ。 湯浴む母に向かって、どこからか声がかけられた。 生身の声ではない。間違いなく妖かしの声。 藤次は慌てて湯壷を見る。母もまた、声がしたほうに首を曲げていた。 「女」 もう一度声が聞こえる。しかし姿は見えぬ。 同じほうから聞こえたので、母いさはずっとそちらを向いている。 聞いた話ではこのあと「違う」と物の怪は言うらしい。 そのようになった時何が起こるのか。自分は母を救うためどのようにしたらよいのか。 藤次は覚悟して次の言葉を待った。「違う」という声を待った。 ところが。 「女」 三度呼ばれた時に、母は首を元に戻した。姿の見えぬ者の声がするのに、だ。 「また来たか」 そして藤次が聞いていた言葉とは違う声が聞こえる。「また来たか」と。 母はもちろん返事はしない。不思議なことに、強張っているが慄いてる表情ではない。 飛び上がってしまうほどの場であるはずなのに、母は何食わぬ顔で湯に浸かったまま。 「湯浴みしてるだけです」 小さく母は口を動かした。湯につけた手ぬぐいで首筋をゆっくりと撫でながら。 なぜ母はあの声を恐れぬのだろう。自分は猛りも失せひたすら震えているというのに。 「そうか」 また誰かの声がし、不思議なことが続く。湧く湯と母が動かす水音しか聞こえないはず。 なのにその湯壷から、ざぶざぶと誰かが進んでいく音が聞こえる。波は立たぬのに。 誰かいる。母が浸かる湯壷に、誰かいるのだ。 やがてそのざぶざぶとした音も消えた。しばらく音も止む。 しんとした湯壷。ゆっくりと肌に湯を滑らす母。 そしてその母が、「ふうう」と奇妙に長いため息を吐く。 藤次はしばらくぶりに母の顔を見た。ああ、あの顔をしている。 しだちから帰って来たばかりの、あの赤く火照った顔だ。
- 40 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/09(火) 02:52:52.89 ID:Kk0keqU7]
- 「女」
「はい」 「お前が来るのをずっと待っていた」 「はあ」 「お前は、我が一族の女だ」 「それは前に聞きました」 「ではなぜ早く来なんだ」 「ここで知るまで知りませんでした」 「いくさで破れてからずっとだぞ」 「ですから、知らなかったと」 「いくさに破れ、血が絶えそうになったら、ここで再び会おうと」 「いくさからは、とうに百年経っております」 詳しくは知らないが、母の言う通り都などでいくさがあってから百年以上も経つ。 殿さまの武者行列などたまに見たりはするが、それもまるで祭りのようだ。 藤次には、男がなぜ母にそれを問うているのか分からない。 母がなぜ、それに応えているのかも分からない。 相手が、生身の者でなく物の怪であるのは明らかなのにだ。 「あ」 藤次は驚く。母いさが、小さく喘いだからだ。
- 41 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/09(火) 02:54:54.61 ID:Kk0keqU7]
- 「ああ、嫌」
「嫌か。この前もその前もしたのに」 「嫌です。ああ」 「したからこそ、お前と我らが一族であると分かったのであろう」 「そうです。ですが、ああ。あ、ああ」 母は手ぬぐいを動かすのを止めていた。両手を湯に沈め、それを突っ張っている。 薄く目を閉じ、体を強張らせて首筋をひどく伸ばしている。 どこかを触られているのか。どこかを撫でられているのか。 少しずつ、湯がちゃぷちゃぷと揺れ始める。湯の中の様子が見えなくなる。 母は、身悶えている。揺れる湯の中で、やはりどこか触られているのか。 「ああ、ああ。嫌です」 「まだ触っておるだけだ」 「ですが」 「ではなぜ逃げぬ。他の者たちは声を聞いただけで逃げた」 「それは、怖いから」 「怖いのか。本当は逃げたいのか」 「はい。ですから、おやめ下さい」 「面妖な。ここはそう申しておらぬ」 「ひいい、あああ。それは、違います」 母の顔はますます赤くなり、白い首筋にも汗が浮かび始める。 藤次にはまるで分からない。母いさがどこを弄られているのか。 物の怪の言う通り、怖いのならなぜ逃げぬのか。
- 42 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/09(火) 04:53:57.68 ID:I47gAUMD]
- >>39
ここは荒らしがいるからトリップ付けて
- 43 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/09(火) 04:55:17.33 ID:1tosU+Pe]
- 「もうひとつ、サラリーマン官能小説は、ヒロインの種類を多くできるのも特徴です。」
「種類?」 「今風に言えば属性ですね。たとえば、年上、年下、同年代。上司、部下、得意先。セールスウーマン、 アシスタント、受付嬢、秘書、出張先で知り合った女性、通勤電車で密着した女子校生。独身、人妻、 未亡人」 「ほほう、こりゃバラエティに富んでるね。」 「そうです。他のジャンルでも幾分幅を持たすことはできますが、サラリーマン官能小説の場合、圧倒的に 女性の種類が多くなります。王妃様なんてのを除くと、ほぼ制限は有りません。これが社長官能小説だったり すると、通勤電車で女子校生と密着ってのはつらいです」 「確かにね。社長なら車で通勤しろと。」 「そのとおり!貧乏な社長なんか引っ込め」 一郎にもかなりワインがまわってきた。 「でもさ、無理なヒロインもあるんじゃない?スチュワーデスとか」 「無理目なだけです。神田の古本屋で見つけたエロ本は、行きずりのスチュワーデスとのアバンチュールでしたよ」 「行きずりって便利だな」 「便利です。しかし、行きずりは行きずりで仕込みが大変なんです。」 「どんなふうに?」 「それは後で説明しますが、まずはヒロインの種類…属性について続けましょう」 「うん、うん」 久子もすっかり話しに引き込まれてニコニコしている。 「先ほど、ヒロインの年、職務、職種、婚姻状態などを挙げましたが、これらすべてが組み合わせ可能ではあり ません。」 「たとえば?」 「サラリーマン官能小説に年上処女未亡人女子校生は出てきませんね。」 「んなめちゃめちゃなヒロイン、どんな話にも出てこないよ!」 久子が爆笑する。 「そうでもありません、ジャンルを変えると幾分可能性が出てきます。」 「またぁ」 久子は半信半疑だ。
- 44 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/09(火) 04:56:02.28 ID:1tosU+Pe]
- 「嘘じゃないです。『処女未亡人』という作品があります。『人妻女子高生』もあります。」
「幼な妻だね」 「違います。ヒロインは20代後半です。分け合って女子高に通っているんです」 「セーラー服で?」 「そう。で、教師に迫られて『やめてください。夫が居るんです』って」 「ひゃひゃひゃ」 久子がひっくり返って笑う。慌てて一郎がコップを取り上げた。 「こぼさないでくださいよ」 「ごめんごめん」 「いやぁ、改めて文学ってすごいって思ったよ。文学少女でよかった。人間の発想は自由だね。」 「限度がないですね。」 「ほかにどんなのが考えられるかな」 「『金髪上司』なんてのはありでしょうね」 「外資かな?」 「外資ですね。取引先の秘書でもいいんですが、いきなり金髪美人と仲良くなるのは難しい」 「そうか。上司ならゆっくり落とせると」 「そうです」 「じゃぁさ、女子高チャイナ服ってのはどう?」 「うーん、難しそうですね」 「なんで?金髪もチャイナ服も似たようなもんじゃん」 「確かに、絵にすると同じなんですが、文章にするとだめなんですよ。」 「ちょっとまった。あ、そうか。金髪は外国人だっていうことだが、チャイナ服じゃコスプレか」 「そうです。まぁ、そういうシチュエーションでかけないこともないと思いますが、文字で書くからチャイナ服 萌えってのは難しいですね」 「特に神の視点では難しいね」 「そうです。」
- 45 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/09(火) 04:56:41.80 ID:1tosU+Pe]
- 「だんだんわかってきたぞ。で、ヒロインの種類というか、属性には定型性があるの?」
「ありますよ。ヒロインは、堅いこと。これは鉄板です。」 「お堅い女性を落とすのが楽しいんだ」 「そうです。これは無理だろうという女性。あるいは、これは穢れない誰もが思う少女。そういう女性が男の腕に 落ちていくカタルシスがいいんです」 「それは田中君の性的嗜好じゃないのかい」 「そうですよ」 「自分の好みで作品を書くのかい」 「ジャーナリストじゃないですから。トルストイが無理してラノベ書かなかったからって、誰も批判してないでしょ」 「君はトルストイじゃないけどね。まぁいいや」 「嗜好の話はおいておくとして、実際に描かれる女性は堅くないこともあります。」 「そうなの?鉄板はどこいった?」 「鉄板は王道の話です。特にサラリーマン官能小説の場合、複数ヒロインが普通です。」 「一穴主義じゃないんだね」 「どこでそんな言葉を覚えたんですか!」 「てへへ」 「ヒロインが一人というサラリーマン官能小説もありますが、それは短編です。長編は必ず複数ヒロインが次々 主人公の手の中に落ちます」 「ふんふん」 「で、くどいてる時間がないから女性は割と簡単に体を開くのですが、それでも、堅い女性だというイメージは 重要なんです。」 「カタルシスのため?」 「そうです。」 「ふーん」 「どうしました?」 「反例を考えているの」 「ありますよ?」 「どんな?」 「70年代のように性がそれほどオープンじゃなかった頃には、オープンな女性がヒロインの話もたくさんあったようです。」 「なるほど。現実が堅すぎるから、ヒロインの存在自体がカタルシスになりうるんだ」
- 46 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/09(火) 04:57:35.14 ID:1tosU+Pe]
- 「じゃぁ、いかにもすぐに抱かれる女はヒロインの資格なしってわけだね。」
「何事にも例外がありますので断言はできませんが、正ヒロインとしては無しです。サブヒロインとしては十分 ありです」 「たとえば主人公を導いたり」 「あるいは助けたり」 「なるほど。ストーリーの面から言えば、確かに聖女オールキャストじゃ話にならないな」 「なりません。起承転結を複数ヒロインでやるならば、トリックスターが必要になります」 「起承転結なしのときには」 「聖女オールスターのほうが喜ばれるでしょう」 「なるほど。ヒロインの種類についてはわかったよ。ところで田中君、ふたつばかし苦情があるんだけど」 「なんですか」 「まずワインがない。次にシチュエーションの話はどうなった」 「先々週の芋焼酎があります」 先々週、「日本の戦記について語ろう」と久子がやってきたときの手土産が芋焼酎だった。久子の名誉のために 書いておくと、話の内容は至極まじめかつ重いものだった。 「君は焼酎でいいのかい?」 幾分とがめるような視線で久子が問う。いくら久子がさばさばしているとは言え、女性と二人で官能小説につい て話をするときに焼酎でもなかろう。 「いえ、艶っぽい話の話をするときには、幾分でもロマンチックなアルコールがほしいところです。コンビニに 買いに行きますが、ごいっしょしませんか?」 「ここに残って君のPCを漁るのも楽しそうなんだけど、そう言うことをするには少し回りすぎてる気がするよ。 エスコートしてくださる?」 いきなり上品な口調に変わる。 「よろこんで」 「ところで、二つ目の苦情ですが、いつになったらシチュエーションの話が出てくるのでしょう?」 「それは道すがらお話しましょう」
- 47 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/09(火) 04:58:24.02 ID:1tosU+Pe]
- 「シチュエーションに関してですが、これは大まかにいって精神的シチュエーションと行為的シチュエーション
に分けられます」 「図書館的な分類番号はあるかい?」 「もちろんありません。それから言うまでもないことですが、私が勝手に分類しています」 「だろうね」 「ところで精神と好意ってかぶってない?」 「好意じゃなく行為です。行う、為す」 「行うナスだって、ふふふ、田中君のエッチ」 「精神的シチュエーションというのは、主人公とヒロインの精神的な立場です。これがとても重要です」 「スルーしたね」 「ですが、文学である以上重要であることは自明です。たとえば主人公、あるいはヒロインの告白シーンは いやがうえにも場を盛り上げます。一方で、行為的シチュエーションは純文学では大した重要性を持ちませんが エロ本ではきわめて重要です」 「ねえ、行為って体位?」 さすがに声を潜めて久子が聞く。 「それも含めての行為です。たとえば、体位という言葉が出ましたので例にあげると、同じバックでもベッドの 上か、シャワールームか、鏡の前か、窓際かでまったく異なります」 「確かに。これはドキドキするね」 「ヒロインは堅い女、あるいは堅いイメージの女という話をしたときに、カタルシスだといいました。行為も同じ です。『あ、こんな』とヒロインが思う行為で初めてヒロインが生きます。」 「確かに」 「チェックシート的に体位を変えていくだけではエロ本としては持ちません」 「AVじゃないからね。挿絵でも有ると違うかな」 「挿絵がつくのは月刊誌に掲載されているときくらいでしょうね。なんにせよ、それは僕が目指すものじゃないです」 「プロ目指してるの?」 「いえ、表現を追求したいんです」 「えらいね。あと、芸の肥やしとか言ってお姉さんを押し倒さなかったところもえらいわ。」 「やった人は居るそうですが」 「そうなの?と、驚くもんかい。趣味と実益ってやつだろ」 「川上宗薫先生は、取り付かれたように女性を口説いたといわれています」
- 48 名前:42@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/09(火) 05:03:44.81 ID:G8pZHUFt]
- >>42
((ミミミ)(彡彡)))彡) 彡彡゙゙゙゙゙"゙゙" """"ヾ彡彡)) ミ彡゙ .._ _ ミミ彡 ミミ彡 '´ ̄ヽ '´/ ̄ ` ,|ミ))) ミ彡 ' ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ)) ((彡| | | ` |ミ彡 (彡| ´-し`)\ |ミミ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゞ| 、,! 」 |ソ < >>39 はわしじゃ、ボケ! ヽ '´ ̄ ̄ ̄'ノ / \_________________ /⌒ \____/ ⌒\ \ / ¬ \ / ̄ ̄ヽ \ /⌒⌒ヽ / \ \ ・ | \ ( 人 ) / ヽ \ / ゝ ヽ \ / | \ |;; | \/ | | \ l |;; ;;; |\__/ | | \ ̄ ―|;; ;;; |-/ | | \ |;; ;;; |/ | | \ |;; | |/ | | | |; ;; ;;| /| | ;; / | \ / ;; / *
- 49 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/09(火) 05:31:21.24 ID:kfmeqbax]
- うん。トリップ頼む
- 50 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/09(火) 08:32:24.16 ID:6Q3H8nja]
- 今日も2時くらいからネットかな〜
ニート君がうらやましいよ
- 51 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/09(火) 14:07:11.07 ID:G8pZHUFt]
- >>49-50
支援サンクスです(笑) >>49 >うん。トリップ頼む トリップなくても名前欄で作者わかるのでいいですね(笑) 言っとくが俺はホモでは無い。 クリスマス。 彼女の居ない俺は一人暮らしのダチの家に遊びに行った。 ダチにも彼女は居ない。 奴は不思議な雰囲気の男だった。
- 52 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/09(火) 14:08:46.23 ID:G8pZHUFt]
- ダチは優しくて頼れる奴だった。
面倒見が良く、その上押し付けがましくなくて人当たりが良い。 俺よりはがたいが良かった。 長いまつげが印象的だ。
- 53 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/09(火) 14:09:20.31 ID:G8pZHUFt]
- ダチからは何故か良い匂いがする。
男のくせに男臭いのとは違う、そう、不思議な香りだ。 奴の部屋に遊びに行って、奴が扉の隙間から顔を覗かせた時も同じ、 鼻腔に漂ういつもの香り。
- 54 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/09(火) 14:10:08.40 ID:G8pZHUFt]
- 奴は歯−白くて良い歯並びの−を見せながらにかっと笑う。
俺を部屋の中に誘う。 俺はこの屈託の無い笑顔が好きだ。
- 55 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/09(火) 14:10:56.23 ID:G8pZHUFt]
- 部屋に上がると暗闇の中、奴の背中が見える。
奴の背中は広くて大きい。 俺が手に下げたコンビニのビニール袋のさらさらという音を立てると それに気付いて、俺の手から貰うダチ。 中には缶ビールやらチューハイやら、酒の類が入っている。 冷たい缶の回りには水滴が滴っている、それが廊下に落ちる。 手渡しした瞬間に手が触れてしまったが、奴は気が付かなかった様だ。 俺は靴を脱いで中に、入る。
- 56 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/09(火) 23:49:38.95 ID:6Q3H8nja]
- 母乳モノAVにはまり中。
子供のための乳汁を男優が吸い付く、飲み干すとこが萌える
- 57 名前:よーし、今日もちゃんと書き込みをまとめるぞー(爆) mailto:sage [2012/10/10(水) 04:36:22.03 ID:AzdsAHwe]
- 母乳モノAVにはまり中。
子供のための乳汁を男優が吸い付く、飲み干すとこが萌える おじさま こないな〜 母子スワップ 楽しみにしてるんだけど〜 こうして年をとっていくのか・・・ / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 58 名前:爆笑モロバレ自演乙(爆) mailto:sage [2012/10/10(水) 04:38:06.55 ID:AzdsAHwe]
- :.:.:.:.::::::::::::::::::::::: /', / ヽ
:.:.:.:.::iヽ:::!:::::::/:: !: ヽ _ __,!'´ イ':.:! :.:.:ヾミミミミ:::ノ/_,.イ:. | r'´:.:、,>'´ :.:',-―― 、 ミミミミミY\〃〃:.: | |:.:.:イ:.:.: :.:! ヽ 三三三ミヽ \_::Y'ヽ| i:.:.:.:.:.:.:.: :.:!:... :.:.:.:.:.:.ノ! 三三三ニf=-、 \ヽ \ ,. -イ:.:.:.:.:.:.:.:. :.:i:::::::.:.:.:./:/ 三三三三ヽ-'イ`_ ヽヽ- ' ´. .....', ::}:::::::;:ノ-' 三三三三三彡Z´ ..........:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.::. :.!`´ / 三三三三三三.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.::... / 三三三三三三ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.. _/ 三三三三三三ミ:::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:_,',:.:.:.:.:.::.: / 三三三_,,,,,,_三ミミ::::::::::::..._,.. -‐'''''´ ト:.:.:.:.:.: / 三三r'´-、 `ト、ト-' ´ ! /:.:.:.:.:.: !
- 59 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/10(水) 04:39:00.08 ID:AzdsAHwe]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 60 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/10(水) 08:30:44.37 ID:w/ReI3zs]
- 母乳モノさいこー
- 61 名前:よーし、もっともっと時間をつかっちゃうぞー^^(爆) mailto:sage [2012/10/10(水) 14:26:25.78 ID:tcQJJfD+]
- もっともっと時間をつかわせてやる^^
荒らしがひどいから>>5にかいたほうがいいぞ こうして年をとっていくのか・・・ 母乳モノさいこー どこまで頑張れるかね〜 / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 62 名前:50歳@ホモERO豚サクラフブキ mailto:sage [2012/10/10(水) 14:28:57.63 ID:tcQJJfD+]
- >こうして年をとっていくのか・・・
/ /| ::::::::::::::| / / / :/ /:::::| |\::: ::::::::::::| :::/ :/::/ :// :/:::: :| |::::::\::::: ::::::::| // /ヽ/ /:::| /:: :| :| :::::::\::::: ::::::| ../ ./ \|/ \| /: U \ |/ /\|\:::: :::::| //| /'\ |\ /\|/ ::::::::\::::: ___::::::::| . | ____ ||: ||| _____::::::::::| :/:::::| :::| ・・・う・・うんこでる・・ . |  ̄ ̄ ̄o ̄  ̄o ̄ ̄ ̄ ̄ :::::::::|::::|::__:::|:::::| . | \ ,/ ::::|\ / u ::::::::| ::|/::|:::|::::| |  ̄ ̄:::/ U::::::|::: ̄ ̄ ̄ u ::::::::::|:::|::__| :|::::| | U ::/ :::::::::|:::U ::::::::::::|:::|/::|:::|::::| | /::: (_ _:ノ::: ::\:::::::::::|:::|:::::| :|::::| .. | ::____二二_____ :::::::| :|:__|::/::::|\ .. | /___________ \ :::::::|::|_/ :::::|:: .. | ( ┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴ ) ):::u|/\ ::::|:: . \ .────────────:::::::/: ::::\::::|:: . \ ___ ::::::::::/::: ::::\|::: . . . \ ::::〓〓 :::::::/::: :::::::\: . \________/::::
- 63 名前:もう顔真赤の爆笑スレ立て乙(爆) mailto:sage [2012/10/10(水) 14:31:35.03 ID:tcQJJfD+]
- / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \
{ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ
- 64 名前:もう顔真赤の爆笑スレ立て乙(爆) mailto:sage [2012/10/10(水) 14:32:26.83 ID:tcQJJfD+]
- / _,,. ---:┴―----;;;;-.、,,__ ,.ィ l l/ / ノ__l__
,.、:-‐''":::::::::;;、 -‐ ''"´ `ヽ、::゙ヽ、 l l | / /´ l, ,. :'";、- '"゙´ \::::\ l |.;'/ / _, ';ア /,r '´ `ヽ;:::\ | l ! ./ X゙/ / .//`ヽ // ヾ;、::ヽ l ,ヽ/;'r゙;ヽ,ハ, / // ./ /::/ ';ヽ;:::l, l,. /ハ:| |ヾ;:;入ィヘ / .,イ、, /::/ .:. ';:::ヽヽ、-イ / ' .!| | ゙ '^.!| / / , ハ, `ヽ, /::/ .:;;;:. l::::::::j l, lハ| l1;イ/j/ ゙'、 l /::::,' : l::::/‐''"´`ヽ、 r:/ ゚ /;゙Y ノ'ノ./,., 、.| j /;':::::l :::::;;:::; |::/ 二`ヽ、,..>'゙;;彡'ノ/j /j i, ト、, ./::l::::::l ...::::::l;|::::;. j/゙'-、..._ ヽr:‐、_ヾ> .,__,,.rジ'゙シ'ノ/〜-,イ /:::::l::::::| .:::::i; .:l;l;::::', ,' `'i / (「 l::::::::::l;::::l .:::';::.ヾ;...\ .l ヽ/ \::::::::ヽ;:l :ヾ''"゙´!:`' .l ヽ;:::::::::゙、 ヽ;:::| l
- 65 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/10(水) 14:33:25.14 ID:tcQJJfD+]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 66 名前:50歳@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/10(水) 14:40:21.90 ID:AzdsAHwe]
- ))(:::::::::::::::::::::::::(:::):::::::::::::::::(:::): ::::::::::::::\〜
/::::::::::/ノ::::::::ノ::::::::ヽ:人::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::))) (:::::::::::::::::::::::::/ ):::ノ::::ノ ) ソ ヾ:::::::::丶::::ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ((:::::::::::::::./ 彡 ノ 自 ノ :: 彡:/)):::::::)::) | 馬鹿の一つ覚えの (::::::::::/ ミミミミミミミ.大彡彡彡彡彡 ::::::::::) < 単純バカで 〜((:::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::))) | すみませんでした …orz |==ロ -=・==- ‖ ‖ -===・=- ロ===| \_________ /⌒ |:/ ‖ --/ /ノ ヽ \---- ‖ ヽ|ヽ⌒ヽ 〈 |/ ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ. ..| | 〉 ヽ .( 。 ・:・‘。c ( ● ● ) ;”・u。*@・:、‘) / | ( :。・;%:・。/::: ::::::| |::::::ヽ ; 8@ ・。:% ) | \( 。;・0”*・o;/::::::::::l l::: ::: \ :。・;%:・。. )/ (;8@・。: / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: ”・:。;”・.) (0”*・ o/ \ 0”*・o:) . (・:%,:)|.  ̄| ̄| ̄| ̄ | :(:%”・:) :(; 8@・ \  ̄ ̄ /;8@ *・・) \:::o :::: \_____/:::::::::::::::/
- 67 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/10(水) 16:05:41.29 ID:iaL2q10b]
- 東京のバイト先で幸運にもイングランド対アルゼンチン戦のチケットを入手することができました。札幌での一戦です。
高校卒業まで部活でサッカーをやり、大のサッカーフリークの僕は貯まったバイト代をはたいて札幌の実家に向かいました。 急な話だったし、家に一人で居る母を驚かせようと何の連絡もナシに家に帰りました。(父親は公務員で2年前から単身赴任してます) 家に着き幾らチャイムを鳴らしても応答がありません。ベランダに回るとカーテンが掛かり・・・ 僕は母が旅行にでも行ったのかなと思い、自分の鍵で玄関に入ることにしました。 玄関に入ってすぐに気付いたのは見慣れないスニーカーが一足揃えてあったこと。 そして奥のリビングの方から声が聞こえて来たことでした。ドアが半開きになっているようで、聞き耳を立てると話の内容が聞き取れました。 「美○子(母の名)、あんたはオレの女だろ?」 「あぁ?、いぃ?、そうよ美○子は西○君のもの、だからもっと・・・強く、 お願い・・・」 男の声に応えているのは母の声に間違いありません。そして西○君とは? 心臓が張り裂けそうになるのを抑え、僕は玄関を上がりリビングに向かいました。半開きのドアから見えたものは・・・ 全裸で尻を高く持ち上げた四つん這いの母と、後ろから結合しているサッカ ー部の後輩・西○でした。 西○の肉棒は母の中心を深くえぐり、抜き差しのたびにヌラヌラと粘液で光っています。 母は「の」の字を描くように尻を西○の腰に押し付け、西○はそれに応えてパンパンと腰を打ちつけていたのです。 ネチャネチャと嫌らしい音が続いて母が高まりを抑えきれなくなった頃、西○はいきなり肉棒を引き抜きました。 乱暴に母の髪をつかんで引き寄せると肉棒を母の口奥深く突き入れました。「ううっ」とうめきながら西○は放出しました。 母は恍惚として液体を口の中でもてあそび、そして飲み下しました。 僕はそこまで見届けると、黙って家を後にしました。
- 68 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/10(水) 16:42:38.03 ID:F0Lq8/2G]
- age
- 69 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/10(水) 19:04:30.25 ID:w/ReI3zs]
- 母乳モノさいこー
- 70 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/10(水) 19:40:20.70 ID:StJqGKuB]
- そろそろ連載を予定しています。
- 71 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/10(水) 20:17:09.99 ID:HHvpwcKw]
- 予定通り連載を始めます(爆)
コンビニで籠にワインボトルを3,4本放り込みながらも話は続く。 「実際には、精神的シチュエーションと行為的シチュエーションは切り離して考えにくいです」 「…相乗効果か」 「そうです。単体ではなんでもなくても、組み合わせると興奮が高まる。たとえば、コンビニの休憩室なんか 格好の場所です」 「見つかるかもしれない、という緊張感だね」 「そうです」 「『田中君、だめ、見つかっちゃうわ』ってやつだ」 「そうです。精神的なだけなら純文学です。好意的なだけなら教科書です。両方のシチュエーションがかみ合って はじめてエロ本のシチュエーション足りうるのです」 レジで一郎が勘定を払っている間、横で久子は今にも笑い出しそうなのを必死でこらえていた。レジ裏の休憩室で 行われる密やかな愛戯でも創造しているのだろう。 「先に出てればいいじゃないですか。変な目で見られてましたよ。」 自動ドアを出て、一郎がなじる。 「いや、『田中君、だめ、笑っちゃうわ』って、妙に興奮して」 「まぁ、それです。ヒロインが羞恥に染まるというのがエロ本では重要な要素になります。精神的シチュエーションと 行為的シチュエーションの組み合わせは膨大ですら、結果としてエロ本のシチュエーションは膨大になります」 「羞恥に染まらないと、田中君の好みに合わないのはわかったよ。でも、さっきのサブヒロインみたいに王道 じゃないシチュってもあるんでしょ」 ありますよ。たとえば凌辱のジャンルがそれです。
- 72 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/10(水) 20:18:11.40 ID:StJqGKuB]
- 全部に連載するようにw
- 73 名前:(爆) mailto:sage [2012/10/10(水) 20:20:04.50 ID:HHvpwcKw]
- 「凌辱って、エロ本の王道かと思ってたよ」
「そう言う見方もあるでしょうね。凌辱がわき道だってのは僕の趣味でしかありません。フランス書院では堂々たる 主流派です。ちなみにフランス書院のWEBサイトは www.france.co.jp なんですが、フランス政府は何も言わないん ですかね」 「エロも文化だと思ってるのかも」 「眼中にないのが真実だと思いますが、フランスのアパルトメントでは窓を開けたままやってるそうですから、 当たらずとも遠からずかもしれません」 「田中君は羞恥心がないエロは嫌いなんだよね」 久子がニヤニヤしながら聞いてくる。 「不可欠じゃないですよ。陶酔感のあるセックスは羞恥心をまとう女性と同じくらいすばらしいものです。が、 その場合も羞恥心があるといっそうよいものになります」 「ふふん、その辺は知識なのかい、経験なのかい?」 図星だったのか、言いよどむ。 「僕の女性経験を聞き出したいのなら、もう少し親密になってからにしてほしいですね」 「ほほう、腕の中で聞けよって言うの?ちょっと考えさせてもらいたいね」 「そうしてください。話を変えますか?」 どうも話の腰を折られて熱が冷めたらしい。 「ええ?頼むよ続き聞かせて」 「はい。何の話でしたっけ」 「凌辱は王道かって話」 「そうでした。凌辱は出版数では堂々たる主流派ですよ。それには理由があります」 「男性側の願望でしょ?」 「そうです。ほとんどの男は、望む女性すべてを抱けるわけでは有りません。というか、ほとんどの男は、 望む女性のほとんどを抱けません。まったく抱けない人も居ます」 「その衝動の代替としてエロ本を読む」 「そうです。手の届かない女性、手を出してはいけない女性、拒む女性を力ずくで自分のものにする。そういう 願望を形にしたのが凌辱ジャンルです。」 エントランスに入ってからさすがに一郎は口をつぐんだ。夜に自分が住むワンルームマンションの前で強姦の 話をするなど、無神経にも程がある。
- 74 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/10(水) 20:20:52.34 ID:HHvpwcKw]
- 「チーズ切るから台所かしてね」
「いいですよ。ワインは赤白どちらから行きますか?」 「赤にしよう。酔いが回りきってから飲むのは白がいいよ。」 「わかりました。」 「あ、コップとって。洗うから」 コンビニにしてはなかなか気が利いていて、二次会のつまみには再びカマンベールチーズが登場することとなった。 「で、願望を満たすために凌辱を読むんだ」 「そうです。が、凌辱というジャンルは書くほうからすると精神的なシチュエーションが著しく狭まります。」 「女の意志は無視だもんね」 「尊重していたら凌辱ではないですからね。その結果、ヒロインの設定のうち主人公との精神的な関係はほぼ 意味がなくなってしまいます。」 「たとえば」 「幼馴染とか、ほのかな恋心とか、一目ぼれとか、母性愛とか、ツンデレとか」 「ツンデレもエロ本になるかい?いや、エロゲーになりうるのは知っているけどさ」 「知ってるんですね。エロ本にもなりますよ。むしろヒロインの機微を描けるという意味では恥ずかしいほど エロが引き立ちます」 「なるほどね。ともかく、セックス前のヒロインが主人公をどう思っているかは無意味になるんだ」 「忌避している、見下しているという感情はスパイスになりえますが、それが効くのは行為に入ってからです。 文学的に考えれば、凌辱される前の女性がいろいろと考えること、募る不安は十分以上に描く対象足りえるので すが、エロ本としてはほとんど無価値です『感じてはいけない』といった決意が表されれば十分です。もっとも 例外はいつも有ります。身代わりに抱かれるといった場合には、ヒロインの迷いを存分に楽しむこともできます」 「私が抱かれるからその子に手を出さないでっ」 久子がすっかりなりきってセリフを言う。 「抱かれる?抱いてくださいの間違いだろ」 「ネズミをいたぶるネコってわけね」 「言葉なぶりは凌辱劇の重要な要素です。ここが実は難しいところなんですよ」 「そうなの?」 「凌辱劇にはいくつか重要な要素があります。まず、本来手を出せない女性を自由にできるということ、つぎに 抵抗する女性がいつか感じてしまうということ、そしてそう言う女性をなぶることです」
- 75 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/10(水) 20:22:06.33 ID:HHvpwcKw]
- 「凌辱自体がなぶり物なんだけどね」
「なんですが、言葉でなぶることで、ヒロインに今の立場のみじめさを嫌というほど思い知らせる効果があります」 「でもさー、女の立場で言うと泣き叫ぶよ。多分。」 「実際そうだと思いますよ。凌辱劇といっても、エロ本になりうるのはほぼ完全な虚構です。凌辱される女性が泣き 叫ばない、暴れない、じっと男のやることを耐えている」 「いやー、これもご都合主義だね」 「そのご都合主義を成立させるための下ごしらえが、凌辱劇の重要なポイントです。」 「さっきの身代わりとか」 「はい。身代わりを女性が自分から言い出さざるを得ないような状況を作ることで、抵抗できなくしてしまうのです」 「なるほど」 「そのほかにも、事前に親切にしてやって信頼を勝ち取り、抱いてから凌辱であることをあかす手もあります。」 「手がこんでいるね。」 「綺羅光の『凌辱女学園』がそれです。ヒロインの母親をだまして抱いた後、彼女に媚薬を打ってへろへろにし、 目隠しのまま彼女が忌み嫌う教師に抱かせるんです」 「いや、ディープだ」 「目隠しの間はクスリの効果もあって、男が交代しても愉悦の言葉を吐きながら恥らうんです。それが目隠しを とられた途端に地獄絵図です。それまでの自分の言動すべてが一気に自分自身をなぶりつくします。それから、 あえてばれやすい場所で凌辱することもあります。」 「かえって声をあげられない」 「そうです。社会的立場のある人ほど、恥ずかしい場面を見られることを拒みます。トイレってのは定番ですね。 デパートの更衣室ってのもあります。」 「痴漢もそうだね」 「シチュエーション的にはそうです。ところが痴漢は凌辱物の下ごしらえとして成立しにくいんです。」 「なんで?」 「痴漢に会った女性は駅を降りて逃げればいい」 「あ」 「凌辱劇で痴漢が効果をあげるのは、導入の静かにさせる場面ではなく、いったん落として逃げられなくなって からのなぶりのフェーズです」 「奥が深い」
- 76 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/10(水) 20:23:02.98 ID:HHvpwcKw]
- 「定番な気がするけど」
「ところが、エロ本に関してはいまいちなんですよ。男が大きな声を張り上げる、女が泣き叫ぶ。男が挿入する、 女が泣き叫ぶ。男がピストン運動を行う、女が泣き叫ぶ、男が射精する。女が泣き崩れる」 「いやだなぁ。シチュエーションがというか、読書家の末席を汚す者としても、そんなのは読みたくないよ。」 「バイオレンスな凌辱が成立するのは、バイオレンス小説の中だけです。エロ小説の場合純粋なバイオレンスじゃ だめだ」 心なしか、一郎の背筋が伸び、ぐっと力の入った調子でしゃべっている。やくざ映画を見た後の男のようだ。 「どんな風に不純にすればいいの?」 「まず泣き叫ばないようにすること。仕込みですね。バイオレンスの場合人質が有効です。」 「まぁ、バイオレンスだからね」 「で、エロの主軸はやはり最初は耐えていたヒロインが声をあげ始めるというスジです」 「ほかとおんなじじゃない」 「バイオレンス・エロの場合、男の柄が悪いですね。『おらぁ、お高くとまってんじゃねーよ』『ひゃはは、 こいつ濡れてるぜ。さっきまでの威勢はどうした』ってところでしょうか」 「口だけバイオレンス!」 久子が笑う。 「本当にがんがん暴力をふるうと、読者が引きますんで。そう言うわけで、バイオレンスの凌辱劇は、あまり バイオレンスなものにしてはいけません。ただし、ストーリーは楽です。」 「暴力は不条理だからね」 「そうです。銀行強盗に失敗した凶悪犯が、銃を持ったまま女子高に逃げ込む。鉄板です。」 「酒池肉林だ」 「肉林です。あとは時間をたっぷりとる方法と場所を押える方法だけ考えればいい。」 「場所?」 「たとえば教室で生徒を前に女教師を犯すというのは、そそりそうに感じます。でもそうでもない。」 「そうでもないかな?」 「そうでもないですね。じっくりといたぶるにしちゃ、集中できないんです。生徒が泣いたり、『先生』と 声をあげるとリズムが悪いでしょ。だから、どこかに移動して一人一人なぶるほうがいい。」 「生徒をなかせなきゃいいじゃん」
- 77 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:age [2012/10/10(水) 20:28:54.91 ID:AzdsAHwe]
- >全部に連載するようにw
了解です(笑) そのネタなら知ってるよw 昔最悪板にあったサクラフブキヲチスレのカキコだろw >18 :検索したら出てきた:2007/12/06(木) 14:53:45 ID:Ov8PYniF >サクラフブキさんの日記(2007年7月から) >ttp://www.deai-hp.com/blog.cgi?id=HD770&year=2007&mon=11 > >サクラフブキさんの詳しいプロフィール >ttp://pr.cgiboy.com/00050345/ > >18禁・えっち文庫。」コミュは会員登録しないと閲覧できないようだ ↑このプロフィールページの最後がクンニネタだったんだよなw >【ここだけの話】 >得意技(笑)は「20分クンニ」 でもって住人から「クンニを特筆すべきものと見なしている事自体が童貞の証」 ってカキコされてそそくさと削除してやんのw ホンマに童貞だとバレちゃったのはそれが原因w
- 78 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/10(水) 23:29:30.99 ID:w/ReI3zs]
- 母乳モノさいこー
- 79 名前:よーし、今日も貴重な人生を使っちゃうぞー(爆) mailto:sage [2012/10/11(木) 04:37:25.81 ID:nPTH0WSm]
- ほらほらこっちにも書き込めよ、荒らし君^^ こちらで連載を始めようと思います。
同じスレ乱立させるなよ。 そろそろ泣きが入ってきたかなw あげw 連載も1レスが精一杯かw しょっぱいなw 根性入れて粘着しろよ こうして年をとっていくのか・・・ ちんぽ 握りながら書き込んでいるのか? 母乳モノさいこー 使え、使え、貴重な人生を使え! / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 80 名前:50歳@ホモERO豚サクラフブキ mailto:sage [2012/10/11(木) 04:38:49.77 ID:nPTH0WSm]
- >>77
/ /| ::::::::::::::| / / / :/ /:::::| |\::: ::::::::::::| :::/ :/::/ :// :/:::: :| |::::::\::::: ::::::::| // /ヽ/ /:::| /:: :| :| :::::::\::::: ::::::| ../ ./ \|/ \| /: U \ |/ /\|\:::: :::::| //| /'\ |\ /\|/ ::::::::\::::: ___::::::::| . | ____ ||: ||| _____::::::::::| :/:::::| :::| ・・・う・・うんこでる・・ . |  ̄ ̄ ̄o ̄  ̄o ̄ ̄ ̄ ̄ :::::::::|::::|::__:::|:::::| . | \ ,/ ::::|\ / u ::::::::| ::|/::|:::|::::| |  ̄ ̄:::/ U::::::|::: ̄ ̄ ̄ u ::::::::::|:::|::__| :|::::| | U ::/ :::::::::|:::U ::::::::::::|:::|/::|:::|::::| | /::: (_ _:ノ::: ::\:::::::::::|:::|:::::| :|::::| .. | ::____二二_____ :::::::| :|:__|::/::::|\ .. | /___________ \ :::::::|::|_/ :::::|:: .. | ( ┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴ ) ):::u|/\ ::::|:: . \ .────────────:::::::/: ::::\::::|:: . \ ___ ::::::::::/::: ::::\|::: . . . \ ::::〓〓 :::::::/::: :::::::\: . \________/::::
- 81 名前:もう顔真赤の爆笑スレ立て乙(爆) mailto:sage [2012/10/11(木) 04:40:21.94 ID:nPTH0WSm]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 82 名前:もう顔真赤の爆笑スレ立て乙(爆) mailto:sage [2012/10/11(木) 04:41:20.97 ID:nPTH0WSm]
- ヘ-+------+--+-----+ヽ_
/:::|:::::::|:::::::::::::/::::::/::::::::::::::/:::::::/`\_ / ̄\::::::|:::::/:::......-―――--..........__/:::::::::::::::\ ┌ー ̄::::::::::::ヽ::|:::..-^ ̄ ^ ヽ、:::::::::\ ヽ::::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::ヽ ヽ:::::::::::::::::::::::/ :::: \:::::ヽ ヽ::::::::::::::::::/ :::::::: \::::|_ ):::::::::::::::| ::::*::::: ヽ:|::::ヽ /::::::::::::::::| ::;;;;: l::::::::ヽ /::::::::::::::::::| ノ::ii:ヽ:: l::::::::::| |::::::::::::::::::::| /::::;リ:::l:::: |::::::::::::| |:::::::::::::::::::::l ...l::::;リ:::/:: /:::::::::::::| .|::::::::::::::::::::::l . /:ア/::: /:::::::::::::::i l:::::::::::::::::::::::::l ./::`^::::: /:::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::l /:::::::::: /:::::::::::::::::::/ /:::::::::::::::::::::::l /::::::::::::: /::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::::::::i __-ー--=;;;:::::::::::::: ....::::/:::::::::::::::::::::::/ ./:::::::::::::::::::::::::::i"::::::::::::::: ヾ─ 、/"ヽ:/::::::::::::::::::::::::::::l ヽ::::::::::::::::::::::丶:::::::::: / il .ヽ:::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::::::::::::::ヽ::::::: / l ! ヽ:::::::::::::::::::/
- 83 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/11(木) 04:42:23.65 ID:nPTH0WSm]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 84 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:age [2012/10/11(木) 04:53:56.27 ID:403twRmD]
- >全部に連載するようにw
了解です(笑) pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1198588773/213-248 pele.bbspink.com/test/read.cgi/housekeeping/1159309289/432 432 :名無しさん@ピンキー:2012/09/15(土) 19:42:18.53 ID:98cymCfS0 >>385 >つまり>>383の削除を依頼した人物とコテハン『サクラフブキ ◆emOEDOnvgc』が同一人物だって言いたい訳ですね。 >>431 >つまり、コピペやAAを連投している荒らしと、それ以外のレスもすべて同じ人物が一人で書き込みをしていると言いたい訳か。 どう考えても同一人物ですね。 一個人の私物化スレであることが、なぜ削除人や荒らしを始めとするヲチ住人たちには自明なのか その理由がはっきりと現れているレスであろうかと思われます。 あと、自らの私物化スレへの削除依頼に異議があるように見えるとの被害妄想も同様でしょう。 誰がどう見ても私物化スレの一個人=>>431ですね。
- 85 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/11(木) 05:34:08.80 ID:KZ0w6AbV]
- 予定通り連載を続けます(笑)
「生徒を泣かせない。そういう選択肢もあります。でも、その場合、いっそ生徒を共犯にしてしまったほうがいいです。」 「え゛、生徒が強盗の共犯になるかね」 「なりえます。犯人が誘導すればいい。ただし、犯人が知的になってきますから、バイオレンスっぽくない。」 「うーむ。そんなものかね」 「そんなものです。とにかく徹頭徹尾暴力的ってのはエロ本としては似合わないのです。エロ本に出てくるやくざは たいてい女扱いになれていて、脅す、なだめるの使い分けがうまく、ヒロインをちぢみあがらせた後にゆっくり身体 から性感を引き出していきますね。」 「落花狼藉にあいながら、身体が悦びの声をあげてしまう悲しさ」 「『身体は正直だね』という言葉が一番合うのもこのパターンです。この一言に対する女性の反応は、凌辱小説の もっとも重要な部分のひとつです。」 「女としては悔しいよ」 「悔しさに身体を震わせても、悲しみに涙を流しても読者は喜びますよ。だけど、其処に至るまで抵抗してほしい。」 「その抵抗が長いほど、落ちたときのカタルシスが大きいね」 「おおきいです。で、長くするために段階的に落としていくのです」 「段階的に」 「段階的にです。たとえば、泣き叫んでいた女の子が挿入され、ピストン運動をされると、イヤーっやめてー アーッ感じるーと激変するような作品もある」 「うそだ」 久子が笑う。 「さすがに商業作品でこんなのは少ないですが、ありますよ。しかも処女喪失で。」 「わかったよ、ご都合主義だったね」 今度は一郎が苦笑する。 「そんなところです。残念ながらそんな本でも売れちゃうんですけどね。ともかく、凌辱劇の花形がゆっくりと落ちていく ヒロインであることに変わりはありません。ですから、この場合男はヒロインをゆっくり脱がしながら、言葉と身体でなぶり 尽くさないといけないのです。見せ場です」
- 86 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/11(木) 05:35:04.49 ID:KZ0w6AbV]
- 「なぶるってのは、いっひっひって感じで?」
「それもありですね。ただ、あまりヒヒ爺っぽいと、今度は狡猾な責めとのギャップが大きくなります。そういうのが好きだ という人も居るとは思いますが。」 「田中君が好きじゃないのはわかったよ」 「ヒロインは段階的に落としていくわけですが、これは、彼女の反応を読者と楽しみながら一つ一つ手順を踏んで 行くことになります」 「うん」 「たとえば、まずうなじに触れる、ヒロインがピクリと身体を震わせるのをみて、にやっと笑う。絶望と恐怖で息が 荒くなるヒロインの服のボタンを一つ一つ取っていく。ブラウスを脱がすと現れる透き通るような肌。ここで肌の様子 をどれだけねっちりと表現できるかがひとつのポイントです。そっと触れるともう一度身体を震わせます。『感じや すいんだね』と揶揄する男。お嬢さん育ちの素直な女性なら『違います』くらい言うでしょうし、気の強い女性なら 唇をかむでしょう。で、いよいよブラをとるわけです。」 「いよいよだね」 居心地が悪いのか、久子は小さな声になっている。 「現れた胸の大きさですが、これはヒロインによってやはり変えた方がいいです。」 「男はみんな巨乳好きでしょ」 ちょっと拗ねたような声で久子がいう。彼女はどちらかというと貧乳だ。 「そうなんですが、ここはいたぶるのが目的です。さっきのお嬢さん育ちなら見事な形と大きさがいいですね。で、 ねっちりと誉めたててヒロインをいたぶる。ところが気の強いヒロインなら小さいほうがいい。」 「コンプレックスをいたぶるんだ」 久子がかなり卑屈な声色で言う。 「そうです『へぇ、気は強いのにここは控えめじゃないか』とかいって。で、ヒロインが屈辱に顔をそむけると、 また笑う」 「…」 「胸が出てきたところでいよいよ落としが始まります。ゆっくりと胸の肌触りや柔らかさを楽しみながら、肌に舌を 這わせて味わいます。」 久子が、胸をガードするように肩をすぼめる。 「このときねっとりとしつこく愛撫するのですが、乳首は避けます」 「じらすんでしょ」
- 87 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/11(木) 05:35:43.06 ID:KZ0w6AbV]
- 「そんなところです。ヒロインは必死で耐えますが、吐く息に少し甘い音が混じり始めるで、ここで一言『感じて
きたようだな』」 「ありきたりじゃない?」 「いいんです。そんなありきたりな責めには負けないつもりのヒロインが、落ちていくのがいいんです。で、 ヒロインが『そんな』と否定の言葉をつぶやくと同時に乳首を吸ってやる。たまらず声を出すヒロイン」 「思う壺ね」 「そうです。声をもらす屈辱を強くするために、あえてあらかじめ性感を否定させるんです。あとは同じパターンの 繰り返しですが、一度声を漏らしてしまうと、ヒロインも我慢が難しい。乳首からわき腹まで縦横に身体を探られて 性感帯を見つけられてはいちいち男に性感帯を見つけたと宣言される。ヒロインが否定できないほど声を漏らし始めたら、 今度はいよいよ最後の布切れです。」 「パンティって言わないの?」 「婉曲な表現のほうが好まれますね。『もう、たっぷり濡れてんじゃないのか』と声をかけます。当然濡れているのは わかっていますが、これもヒロインに否定させるためです。『じゃぁ、確かめてやるよ』と余裕で耳元にささやいて 彼女の女の部分に手を伸ばす。じっとりと下着が濡れているのを指摘して笑う男。悔しさに声をあげるヒロイン」 「…」 「下着を脱がすときにも現れた茂みをねっとりと描写してやります。お嬢様育ちのヒロインなら褒め称え、気の強い ヒロインならからかうのも同じです。で、いよいよヒロインの大事な部分に触れるわけです。」 「一直線ねもうすぐゴール」 「ここで触れ方はいくつか有ります。下半身を広げてじっくりとその部分を見ることもできれば、添い寝して女性の 部分に手を伸ばし、耳元で甘い言葉をささやきながらもてあそぶ。あるいはいきなり吸い付いてもいいでしょう。 なんにしてもヒロインはやはり声を漏らさないように耐えて身をくねらせるだけです」 「ちょっとくどすぎない?」
- 88 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/11(木) 05:36:26.24 ID:KZ0w6AbV]
- 「ちょっとくどすぎない?」
「そんなことないです。ここがあっさりしていたんじゃエロ本じゃなくて単なるセクシー小説ですよ。とにかく、 必死で我慢しているのに男の舌に追い立てられて、ヒロインはエクスタシーに向かって昇り詰めていきます。 でも、男は許さない。寸止めでじらす。ヒロインが危うく気をやってしまいそうな自分だったことを認識したところで 再びなぶる。これの繰り返しです。その間、ヒロインをからかってやるのを忘れてはいけません」 久子は黙ってワインを舐めている。 「で、ヒロインが性感の高原を苦しみさまよい始めたところで、ようやく挿入ですが、大事なことがあります」 「今度は何?」 「ヒロインは、性的な経験を積んだおとなの女性のほうがいいんです」 「あら、制服の生徒会長なんかでもいいんじゃない?」 「確かにこれまで純潔を守ってきた清楚な生徒会長が、男にいたぶられて性感を味あわせられる、というシチュエー ションもありです。が、その場合長編が前提になります」 「ん。イケないから?」 「そうです。処女の場合愛撫で行くことができても、セックスそのものではいけませんから。いったと書いても かまいませんが、少々突拍子もないストーリーになります。ですから。ヒロインの経験が浅いなら、そのヒロインを 凌辱によってゆっくり女として花開かせる長編のほうがいい。」 「そりゃかわいそうだわ」 「短編なら、成熟したヒロインに限ります。で、いよいよ挿入ですが、ここまでで十分高まっていますから、 挿入されただけでヒロインは身をよじらせて苦しむ。男のほうはヒロインの耳元で、彼女のモノの具合がどうか ささやいてやるわけです。ヒロインが恥辱に顔を赤らめたところでピストン運動がはじまる」 「…」 「どうでもいい話ですが、この場合よく使われる『抽送』は間違いで『抽迭』が正しいそうです。が、誤用で あっても広まってしまっていますので、大御所のポルノ小説家も抽送を使っています。フランス書院の編集者は 全員辞書登録しているそうです」 「へーへーへー」
- 89 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/11(木) 05:37:04.80 ID:KZ0w6AbV]
- 「とうとう、夫や恋人にしか許したことのない秘所を蹂躙されて、ヒロインは悔し涙を流すのですが、一方で男が
送り込んでくる快感は、悔し涙どころでは有りません。やがて泣き声とよがり声が入り混じった声をあげなら、ヒロ インはとうとう絶頂を迎えてしまいます」 「ふー、長かったね。わがヒロインには同情するよ」 久子の口調はわざとらしいよそよそしさを感じさせた。二人っきりで聞かされる色話に当てられているのだろう。 「まだ、終わりませんよ」 「え」 「射精していません」 「…」 「膣内で射精するか否かという問題は、エロ小説ではきわどい問題なんですが、凌辱小説では問答無用に射精します。 とうぜん、これから射精するぞと言われてヒロインは声を上げてあがきますが、男に押さえつけられて絶頂を迎えながら にくい男の精液で子宮を汚されてしまいます。凌辱小説は短編でもここまでやらないと竜頭蛇尾です」 「ちょっとお手洗い借りるね」 話が切れたところで、雰囲気を断ち切るように久子が立ち上がった。水を流す音を聞きながら、さすがにやりすぎたかと 反省する一郎。
- 90 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/11(木) 07:23:05.10 ID:ndYbCNfW]
- 79 名前: よーし、今日も貴重な人生を使っちゃうぞー(爆) [sage] 投稿日: 2012/10/11(木) 04:37:25.81 ID:nPTH0WSm
89 名前: ここで一言『感じて きたようだな』 [sage] 投稿日: 2012/10/11(木) 05:37:04.80 ID:KZ0w6AbV 1時間労働、乙w
- 91 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/11(木) 07:29:17.56 ID:8d9isUNs]
- すごい番号開いてる
- 92 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/11(木) 07:56:12.34 ID:UMVvTQhO]
- ひどい荒らされようだよな
- 93 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/11(木) 14:28:09.99 ID:nPTH0WSm]
- >>92
>ひどい荒らされようだよな ワロス ホモERO豚が名指しで煽られとるだけやんけ(爆) そら本人は荒らされとるように感じるやろ(爆) つか自分から本人宣言してどないすんねん(爆) だから真性低脳単純バカ言われんだよおまいは>ホモERO豚サクラフブキ(爆)
- 94 名前:よーし、今日も労働しちゃうぞー(爆) mailto:sage [2012/10/11(木) 14:29:05.03 ID:nPTH0WSm]
- 1時間労働、乙w
すごい番号開いてる ひどい荒らされようだよな / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 95 名前:もう顔真赤の爆笑スレ立て乙(爆) mailto:sage [2012/10/11(木) 14:30:07.03 ID:nPTH0WSm]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 96 名前:もう顔真赤の爆笑スレ立て乙(爆) mailto:sage [2012/10/11(木) 14:30:53.68 ID:nPTH0WSm]
- / _,,. ---:┴―----;;;;-.、,,__ ,.ィ l l/ / ノ__l__
,.、:-‐''":::::::::;;、 -‐ ''"´ `ヽ、::゙ヽ、 l l | / /´ l, ,. :'";、- '"゙´ \::::\ l |.;'/ / _, ';ア /,r '´ `ヽ;:::\ | l ! ./ X゙/ / .//`ヽ // ヾ;、::ヽ l ,ヽ/;'r゙;ヽ,ハ, / // ./ /::/ ';ヽ;:::l, l,. /ハ:| |ヾ;:;入ィヘ / .,イ、, /::/ .:. ';:::ヽヽ、-イ / ' .!| | ゙ '^.!| / / , ハ, `ヽ, /::/ .:;;;:. l::::::::j l, lハ| l1;イ/j/ ゙'、 l /::::,' : l::::/‐''"´`ヽ、 r:/ ゚ /;゙Y ノ'ノ./,., 、.| j /;':::::l :::::;;:::; |::/ 二`ヽ、,..>'゙;;彡'ノ/j /j i, ト、, ./::l::::::l ...::::::l;|::::;. j/゙'-、..._ ヽr:‐、_ヾ> .,__,,.rジ'゙シ'ノ/〜-,イ /:::::l::::::| .:::::i; .:l;l;::::', ,' `'i / (「 l::::::::::l;::::l .:::';::.ヾ;...\ .l ヽ/ \::::::::ヽ;:l :ヾ''"゙´!:`' .l ヽ;:::::::::゙、 ヽ;:::| l
- 97 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/11(木) 14:32:01.92 ID:nPTH0WSm]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 98 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/11(木) 14:49:41.28 ID:W3tXM4XR]
- なんでこのスレがここまで荒されるのかわからない
暇人に目をつけられるとこうなるのか
- 99 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/11(木) 15:20:03.09 ID:UMVvTQhO]
- ここと母子相姦の方両方やられてる、スレ乱立したところもやってる
母とついたものを荒らしまわってるわ。暇人っていう一種の病気ちゃうかな。
- 100 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/11(木) 16:54:37.29 ID:CSOc7C8C]
- >>97
さぼるんじゃねえよw 全部に書き込めって言ってんだろ、チキンがw
- 101 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/11(木) 18:36:42.79 ID:9hirbZMA]
- 外に出て包丁振り回されるよりはいいがなw
- 102 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/11(木) 20:07:16.24 ID:rQ/gcOPG]
- >>98-101
支援サンクスです(笑) こんな事があった。 バイト先で俺がミスってしまった時に、 ダチは真っ先に店長に頭を下げてくれた。 お陰で俺はまだそのバイト先に居続ける事が出来る。 あの時の必死な横顔と声は、今でも脳裏に焼き付いて離れる事が無い。 部屋の中の様子は整然としていた。 シルバーの家具で統一されていて、ベッドとパソコン、 それからキッチンと風呂場とトイレ。 奴は俺をコタツに案内すると、先に飲んでるよう指示する。 CDラックにはJ-ROCKのCDがきちんと収まっていた。 こういうのが好きなのか…。 キッチンを見やると奴は何やらリンゴを剥いていた。 器用に、手際よくリンゴがカットされていく。 鮮やかな手つきだ。 普段からこんな風にキッチンに立っているのだろうか。 白くて細長い手が真っ赤なリンゴと包丁の柄を包んでいる。 伏せられた目から長いまつげが伸びている。 奴はシャツのボタンを数個開けていて、腕まくりをしていた。 白い首筋が覗く。 普段から何かと面倒を見てくれるダチだった。 世話を焼くのが好きなのだろう。
- 103 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/11(木) 20:08:01.98 ID:rQ/gcOPG]
- だらしの無い俺は奴が居なければきっと
一人では何も出来ない。 バイト先でのミスの時もそうだった。 ミスの後も何かとフォローしてくれた。 励ましや慰めや叱咤激励、色々な感情が入り混じった言葉を聞かせてくれた。 その時だった。 俺が奴の香りに気が付いたのは。 奴は俺より少し背が高く、髪の毛は黒だ。 丹精な顔立ちで、目は切れ長のいわゆる男前である。 鼻筋が通っていて、俺は特に奴の首筋が綺麗だと思っている。 顎から喉仏のラインがざっくりしているようで流麗だ。 それが俺を励ます時に肩を抱かれた際、目の前にあった。 鼻を擽るような、くすぐったいような、甘いような酸っぱいような、 そんな匂いが俺の方へ香っていた。 同じか似た様な香りを嗅いだ時に、俺はいつもその時の事を脳裏に 思い浮かべてしまうようになってしまった。 何時でもその時の映像が鮮烈に目の前に浮かんでしまう。 そして俺は何故か−本当に何故か−勃起してしまうのだ。 俺は勃起しないように留意しながらも奴のことを考えた。 俺には恋人が居ないが、奴にも居なかった。 考えてみれば、奴と己のセクシャリティについて深く語り合った事など無かった。 奴がそういう話題を避けるのが上手いのだろうか。 そんな気がする。
- 104 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/11(木) 20:08:38.23 ID:rQ/gcOPG]
- 俺はノーマルだ。
普通に女が好きだし、女の裸を見れば当然立った。 奴は男前なのにどうして女の気配がしないのだろう。 どんな妄想をし、どんなオナニーをして、そしてどんなセックスをするのだろう。 俺は辺りに目を配った。 床に散らばっているようなものは何も無かった。 普通男の一人暮らしなら、下着の一枚ぐらい放ってあっても おかしくは無いのに、まるで生活感がしないほど、床には何一つ落ちていなかった。 きちんと管理された綺麗な部屋だった。 当然だがおかずにしていそうなものも何も無い。 奴は掃除も洗濯も料理も、全て一人でこなしているらしかった。 部屋の内装もシルバーの家具で統一されていて落ち着きがあり、洒落ている。 俺は偶然この部屋に遊びに来る事になった訳で、急いで片付けた雰囲気も無かった。 奴はこの部屋で独り、一体何を考えて生活しているのか。 俺の興味と妄想は膨らむばかりだ。 出来たぞ。 突如声を掛けられた俺は思わず肩を跳ね上がらせてしまった。 いつの間にか開けてしまった俺の缶チューハイを見ながら奴は、 ペース早いな、と笑った。 綺麗にカットされたリンゴが出された。 俺はそれを頬張った。
- 105 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/11(木) 20:09:15.91 ID:rQ/gcOPG]
- こんなもんしかねえけど、と奴は鰯の煮つけを小皿に盛って目の前に差し出した。
中には梅の果肉が入っているのだろうか、覗き込むと微かに梅の香りがする。 奴は一仕事終えたようにコタツの中に入って来た。 冷蔵庫から持って来た缶類をテーブルの上に並べていく。 水滴がこたつのテーブルを濡らした。 手際良く食事の用意がなされた。 出された箸−奴も使っているのだろうか−で鰯を突付く。 小皿に少量盛って口に運ぶと、濃い味付けだった。 梅が鰯の臭みを取り除いているのだろう、俺は一口二口と口に運ぶ。 甘しょっぱいとでも言うのだろうか。味付けは濃かったが、 美味い。 酒の進む味だ。 美味いか?と聞かれれば、素直に美味い、と答えてしまう。 奴はまた綺麗な歯並びの白い歯を見せて屈託無く笑った。 奴はビールを手に取って、小気味いい音を立てた後、 ぐいっと豪快に飲み干した。 俺の目の前で喉仏が上下に揺れている。 酒を飲む姿が綺麗だ。箸を咥えたまま、俺はそう思った。 いつもどんなオナネタで抜いてるんだ? と俺は小鰯を突付きながら聞いてみた。 そりゃ色々さ、と奴は答えた。 奴は煮付けを多めに奴自身の皿へ運んでいく。 色々って?と俺は更に聞いてみた。
- 106 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/11(木) 20:09:54.94 ID:rQ/gcOPG]
- 俺はいつも(某有名アイドルの名前)で抜いてるぜ。
すると奴は少し静かになってから、 腹減ってるか?と聞いてきた。 減ってるけど、と俺は散漫に答えた。 肉じゃがあるんだが、食うか? と奴は言った。 俺が無言で頷くと、奴はコタツから出て、肉じゃが二人分と ご飯二人前をお盆に乗せて戻ってきた。 目の前に並べられている間、俺は美味そうだと思った。 俺は素直に出された飯を食った。 奴の肉じゃがは天才的に美味かった。 ダシが聞いているのだがしょっぱ過ぎずくど過ぎず、 且つ材料の自然な甘味が引き出されている。 料理上手で家事上手、おまけに別嬪と来た。 嫁に一人欲しい逸材だ。 しかしだからこそ、俺は本来の疑念が益々深まった。 年末にいつもやっているお笑い番組を見ながら 食事と酒を愉しんでいる奴に、 この部屋でセックスするのか? と聞いてみた。奴は案外すんなりと 偶にな。 と答えた。
- 107 名前:よーし、今日もチキンだぞー(爆) mailto:age [2012/10/11(木) 20:15:54.44 ID:nPTH0WSm]
- >全部に書き込めって言ってんだろ、チキンがw
支援サンクスです(爆) つpele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1193417243/597-625
- 108 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/11(木) 22:53:33.87 ID:wBy/URBk]
- 次 お願いしまっす!
- 109 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/12(金) 00:31:42.70 ID:YQPVdBPo]
-
「ああ、嫌。もうお止め下さい」 「止めぬ。口もここと同じようにならねば、止めぬ」 「ああ、あああ」 母の体はゆるゆると動き、また湯面に小さく波をわき立たせている。 ちゃぷちゃぷとした音が、ますます大きくなっていく。 「ああ、ひいい。指を入れては、なりません」 「入れてはなぜならぬ。怖いのならすぐに逃げ出せばよい」 「ああ、しかし。体が強張って、あああ、あう。動けませぬ」 「この中はこんなに緩んでおるのにか。奥を探っても緩いばかりじゃ」 「ひい、あひい。奥に指は、なりませぬ。嫌、ああ。奥は」 母いさの声が上ずり、しだちの湯全体に広がっていく。 その声と物の怪の低い声と湯が揺れる音を、藤次はずっと聞かされる。 しかしもはや、母を助ける勇気など消え失せてしまっている。 母を弄んでいる相手は、間違いなく目に見えぬ恐ろしき物の怪だからだ。 体の中央の猛りも嘘のように消え失せ、今はただ全身を震わせている。 「ああ、嫌、やはり嫌です」 突然、母の体が後ろに動く。ざぶりと湯が波立ち、上の半身が現れる。 もはや手ぬぐいで乳を隠す余裕もなく、湯の中を中腰で後ずさる。 「おお、やはり逃げるか」 少し笑いを含んだような声が聞こえる。 「しかし逃がさぬ」 「あ、ああ」 湯を進み、尻が湯壷の縁の岩に辿り着いた頃。母いさの泣き声が響いた。 「捕らえたぞ、女。くくく」 「嫌、ああ、嫌あ。触れては、なりませぬ」 その時ますます藤次の恐れを増す光景が見える。 母の乳が、誰に触れられてもいないのに、醜く歪んだのだ。 片乳が、まるで、誰かの手のひらに強く掴まれたかのように、だ。
- 110 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/12(金) 00:33:49.36 ID:YQPVdBPo]
-
「乳も、なりませぬ。ああ。痛い、そのように強くは、ああ、ひい」 「いいや揉む。全ては我が一族のため。お前が受け入れるまで、揉むぞ」 「ああ、そんな。嫌、そんなに強く。ああ、乳を揉んでは、なりませぬ」 ずっと母は、乳を歪ませながら痛い、嫌だと呻き続ける。 しかし、両の手は岩の縁を掴んで離さない。 見えない物の怪の手を、振り払おうとする様子もない。 母がずっと言うように、恐ろしさに身を固くして逃げられぬのか。 それとも、自分が思い及ばぬような事情があるのか。 藤次にはまるで分からなかった。 「ああ、いい乳じゃ。揉むごとに押し返して来る」 「違います、ああ、嫌。嫌なのです、ひい、あひい」 「先もいい具合にしこっている。揉まれて喜んでいる。くくく」 「ああ、違う。喜んでなど、おりませぬ」 片方の乳が潰れ、歪み、やがて弾けるように揺れる。 そうしたらもう片方の乳が同じように歪み始める。 その間には、弾ける時に乳の先がしこったまま揺れる。 母はまるで、岩に腰掛けて乳を進んで揉まれているように見えた。 もちろんそれはただそう見えるだけだろうと、藤次は思った。 嫌だと言っているのだ。痛いと言っているのだ。違うと言っているのだ。 「よし。まだ抗うのなら、こうしてやる」 「ああ、ひいいい」 しばらく、母が乱すのみだった湯壷の波が大きくうねった。 そのうねりは、ちょうど母の脚のつけ根あたりだ。 乳に目を奪われ気づかなかったが、そこには母いさの股座があった。 黒く茂った毛が、ちょうど水面あたりを揺らめいている。そこが波立った。 「ああ、またそこを。嫌、嫌」 「嫌だと言うか。わしの指がまたここに入るのが、そんなに嫌か」 「嫌です、あああ。指が、また、奥に。ひい、ひいいい」
- 111 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/12(金) 00:35:58.29 ID:YQPVdBPo]
-
「我慢せず悶えよ。もう何度も、ここを弄って気をやったではないか」 「ああそれは、それは無理やり」 「無理やりではない。この前の晩、最後には股を広げひくついていたのはどこに誰であったか」 「ああ、嫌。それを言っては。ああ、また、奥に。ひいい、あああ」 黒い毛のあたりの湯が、ばちゃばちゃと激しく揺らぐ。 まるでそこに男の手があるように。 まるでそこが、男の手で弄られているかのように。 「気をやるなと言うのではない。気をやれと言うのだ」 「ああ、ひい。嫌、気をやるのは、嫌です。ああ、ひいいい」 母いさは、おそらく弄られているだろうあたりを、ひくひくと揺らめかせる。 だから波はますます大きくなる。母の声もまた、夜の山中に響き渡る。 乳への責めも続いていて、常にどちらかの乳がますます淫らに歪んでいた。 「ああ、だめ。これは、いい、ひいいいいい」 「どうした。なんとか申せ」 「ひいい、いいい。ああ、嫌。これでは、だめ。ああ、ひい、いいい」 「どうした。辛抱ならずに気をやるつもりになったか」 「気をやるのは、ああ、嫌。でも、もう。ああ。ひいい、いいい、ああ」
- 112 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/12(金) 00:42:28.81 ID:YQPVdBPo]
-
「わしの指で、やはり気をやるのか」 「ひい、いいい、ほとが。ほとが、おかしく、なりまする。ああ、だめ、いいい」 あまり母いさの口から聞かれない、ほとという言葉が藤次に届く。 ほとが、おかしいと言う。そして、嫌なのに、気をやると母は言う。 「気をやるのか女。ならやれ。お前のみほと、わしの指で気をやれ。それ、それ、それ」 「ああ、ひい。やる、やりまする。ひいいい、ほとが、ああ、ひい、ひいい」 藤次は震える体を強張らせる。母の見たこともない姿に備えるためだった。 だが。 「しかし、やらせぬ」 「ひいい、ああ、なぜ」 波が止まった。今湯壷の中で動いているのは、母いさの尻だけだった。 母の白い肌が一気に紅潮する。 まるで滑稽な村芝居のように、母は一人で尻を振っているように見えた。 母もまた、そんな自らの姿に恥を感じている。だから、体を紅潮させたのだ。 「なぜ、なぜ。ああ」 「気をやるのは、嫌なのであろう」 「そんな、そんな」 藤次はまた、信じられない光景を目にする。 自分で恥ずかしいと思っているはずの尻の動きを、母はまだ続けている。 そんなそんなと呟きながら、湯を小さく波立たせて、尻を腰を振っている。 「なぜ腰を振っておる。見苦しい」 「ああそんな。いさは、いさは。あああ」 「指で気をやるのは嫌なのであろう」 「そんな、お武家さま。ああ、いさのほとは、おかしくなります」 「知らぬ」 「そんな。いさは、いさは。あああ」 母は見たこともない顔をして腰を揺すり続けている。 口をだらんとあけて。尻を揺らせ。 見えぬ物の怪にお武家さまと呼びかけ、何かをして欲しそうに悶えている。
- 113 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/12(金) 00:45:01.97 ID:4SL0Lgkn]
- GJ!
- 114 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/12(金) 00:57:32.49 ID:fbVp9ZAU]
- 投稿GJ!
これだけでもぬけるわwこっからどうなるのかきになる、長くエロいの頼む!
- 115 名前:よーし、今日も貴重な人生を使っちゃうぞー(爆) mailto:sage [2012/10/12(金) 04:35:10.72 ID:V+R9Gt3K]
- なんでこのスレがここまで荒されるのかわからない
暇人に目をつけられるとこうなるのか ここと母子相姦の方両方やられてる、スレ乱立したところもやってる 母とついたものを荒らしまわってるわ。暇人っていう一種の病気ちゃうかな。 さぼるんじゃねえよw 全部に書き込めって言ってんだろ、チキンがw 外に出て包丁振り回されるよりはいいがなw 次 お願いしまっす! GJ! 投稿GJ! これだけでもぬけるわwこっからどうなるのかきになる、長くエロいの頼む! 弾幕薄いぞ、なにやってんの? 1レスw しょぼっw 使え、使え、時間を浪費しろ^^ 使え、使え、貴重な人生を使え! / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 116 名前:もう顔真赤の爆笑スレ立て乙(爆) mailto:sage [2012/10/12(金) 04:36:31.00 ID:V+R9Gt3K]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 117 名前:もう顔真赤の爆笑スレ立て乙(爆) mailto:sage [2012/10/12(金) 04:37:10.48 ID:V+R9Gt3K]
- ヘ-+------+--+-----+ヽ_
/:::|:::::::|:::::::::::::/::::::/::::::::::::::/:::::::/`\_ / ̄\::::::|:::::/:::......-―――--..........__/:::::::::::::::\ ┌ー ̄::::::::::::ヽ::|:::..-^ ̄ ^ ヽ、:::::::::\ ヽ::::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::ヽ ヽ:::::::::::::::::::::::/ :::: \:::::ヽ ヽ::::::::::::::::::/ :::::::: \::::|_ ):::::::::::::::| ::::*::::: ヽ:|::::ヽ /::::::::::::::::| ::;;;;: l::::::::ヽ /::::::::::::::::::| ノ::ii:ヽ:: l::::::::::| |::::::::::::::::::::| /::::;リ:::l:::: |::::::::::::| |:::::::::::::::::::::l ...l::::;リ:::/:: /:::::::::::::| .|::::::::::::::::::::::l . /:ア/::: /:::::::::::::::i l:::::::::::::::::::::::::l ./::`^::::: /:::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::l /:::::::::: /:::::::::::::::::::/ /:::::::::::::::::::::::l /::::::::::::: /::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::::::::i __-ー--=;;;:::::::::::::: ....::::/:::::::::::::::::::::::/ ./:::::::::::::::::::::::::::i"::::::::::::::: ヾ─ 、/"ヽ:/::::::::::::::::::::::::::::l ヽ::::::::::::::::::::::丶:::::::::: / il .ヽ:::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::::::::::::::ヽ::::::: / l ! ヽ:::::::::::::::::::/
- 118 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/12(金) 04:38:16.17 ID:V+R9Gt3K]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 119 名前:もう必死の爆笑投下乙(爆) mailto:age [2012/10/12(金) 04:42:51.26 ID:V+R9Gt3K]
- >>109-112
ワロス ホンマに山ほど書き溜めてやんのこのバカ>ホモERO豚(爆) 何が★大林圭支 ◆M9BaxOHZFs★だよ(爆) 真性低脳単細胞かおまいは>ホモERO豚サクラフブキ(爆)
- 120 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/12(金) 04:52:26.10 ID:bYwxEc/Q]
- 予定通り連載を続けます(笑)
「おまたせ」 「って、久子先輩!」 「何テレてんのよう」 一郎の隣に腰をおろした久子は一郎の腕に腕を絡めて身体をあずけてきた。どうやら、一方的に押されていたのが よほど腹に据えかねたらしい。 「ちょっと、何してんですか」 「えー?だってぇ、エッチな話聞かされて変な気持ちになってきたんだもん。久子だって甘えたくなることあるも〜ん」 明らかに作っている。 「そんなことして、僕だって若い男ですよ。」 「久子も若い女よぉ?」 「何をしても文句はなしですよ」 「だーめ、えっちなことしないで」 「しないでって…」 「久子はエッチなお話を聞きたいだけなの」 くすくす笑いながら一郎の二の腕に人差し指を這わせている。 「ね、続けて」 「いや、ちょっと…」 間を置いて急に一郎が真顔になると、久子に体重をあずけてくる。とっさに久子の左手のひらが一郎の顔の前に差し出された。 まったのサイン。 「いけませんわ。田中様。大きな声をだします!」 妙に作った姫様調の声に、一郎が憮然とした顔で力を抜く。 「わかりました。何でしたっけ」 久子が耳元でささやく。 「ヒロインは悪漢田中に貞操を奪われた上、あろうことか悦楽の極みの声をあげさせられた後、膣奥を田中の 精液で汚されるの」 にらみつけると、悪戯っぽい上目遣いで笑っている。
- 121 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/12(金) 04:53:04.61 ID:bYwxEc/Q]
- 「えーと、そうでした。短編だとこんな感じですね」
「長編だと、これが続くのね」 「続きますが、やはりヒロインがゆっくりと落ちていきます。恋人や夫どころか自分すら知らなかった性感帯をさがし あてられ、さらには女としてあらためて開発されてしまいます。」 「バージンの子だと、一から教え込まれるのね」 「そうです。それこそ穢れない真っ白なシーツのような少女が、強姦者の手で女として磨かれてしまいます。」 「で、悦びの声を上げる女になる」 「其処がまたポイントです。あくまで心は男に開かないんです。が、肉体としてのヒロインは悦びの声をあげてしまいます。 それが読者に黒々とした喜びを与える」 「読者っていうか、田中君よね。ううん悪い人。」 久子が腕を軽くつねる。 「悪漢田中としてはこのくらいですね」 「この先を書く人も居るの?」 「人体改造を書く人も居ますよ」 「…何?」 「千草忠夫は何不自由なく育った令嬢が人身売買にかけられ、処女を散らされた挙句セックスをたたきこまれ、 最後には卵巣を焼かれる話を書いています」 「あ、えと…」 「要するに性奴隷として落ちるところまで落ちたということです。酒がまずくなりますのでやめましょう」 「うん」
- 122 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/12(金) 04:54:20.31 ID:bYwxEc/Q]
- しばらくは二人とも黙ったままちびちびとワインを舐めていた。本来文学の世界は人体改造くらいでがたがた騒いでいては
身が持たないほど幅が広い。だが、考えてみると文芸部にいたときから久子がグロテスクな表現の本を読んでいるのを見た ことがない。久子には刺激が強すぎたようだった。 「で、ほかにどんなジャンルがあるの?」 「え、もう止めようって言いましたよね」 「陵辱ジャンルはね。話は続けてよ」 「そうですか」 あきれた顔を見せながら、一郎のほうはやや残念と言うのが本心である。久子がへこむところなどはじめてみたのだ。 曲がりなりにも昔は久子に胸をときめかせていたのだ。おー、なかなかかわいいななどと思っていただけに、あっさり立ち 直られるとつまらない。 「わかりました。陵辱以外のジャンルだと、学園物とか、サラリーマン官能小説とか、痴漢ものとか、いろいろありますね。 これらを書くときに重視すべき点は、和姦だということです」 「学園陵辱物はどうなるの?」 「突っ込んでくると思いましたよ。分類が完璧で無い事は認めますが、学園陵辱物は、学園主体の陵辱ではないんです。 陵辱と言うヒロインの意思を無視する枠組みがあって、その中でヒロインに恥辱を与えるためスパイスとして学園がある」 「ふーん、じゃぁ田中君の言う学園物は本当は和姦学園物じゃないの?」 「あー、まぁそれでもいいんですけどね、和姦の場合は事前の精神的な動きがジャンル毎に大きく変わるので別ジャンル としてくくったほうが、私は理解しやすいってだけです」 「たとえば?」 「学園を舞台としたサラリーマン官能小説ってのもあります」 「学園物じゃなくて?」 「人によって学園物と分類する人もいるでしょう。しかし、学園を舞台としたサラリーマン官能小説の場合、学校だからと いう禁忌性は極端には強調されないんです。あくまでモテモテ主人公の話です。」 「うーん、わかりにくい」 「教師が主人公の学園ものは、生徒、あるいは教師同士の恋という禁忌性を書く事で、セックスの背徳性を際立たせます。」 「あ、そこ重要な気がする」 「セックスの背徳性はジャンルわけの重要なキーです。どういう背徳性がどのくらいあるかを明らかにする事で、読者に与える カタルシスの方向付けをします」
- 123 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/12(金) 04:54:55.94 ID:bYwxEc/Q]
- 「ふむ。でも、和姦の場合は合意だから背徳性がないんじゃない?」
「それはそれで面白い話なんですが、論文を書きたいわけじゃないんで。ただ、どんなエロ本でも、超えてはいけない 一線を超えるからこそ、エロが引き立つんです。」 「そうかなぁ。たとえば?」 「ヒロインと主人公が同級生の場合、二人が恋仲になれば後は和姦です。で、このまま二人であっさりセックスをしても いいんですが、ヒロインがためらうと話がぐっと盛り上がります。『だって、私たちまだ高校生なのに』」 「いまどきいるかね、そんな純真な子」 「男はいてほしいと思ってますよ。そういう、堅い子が、最後には意を決して自分のために肌を許してほしい。」 「恥じらいながら」 「そうです。恥じらいも背徳感の原動力です。」 「そうかぁ?」 「肌を見せる事は恥ずかしいことだと言う、規範があるからこそ、裸になる事に恥じらいがあり、肌を許すことに恥じらい が出ます。」 「う〜ん」 「学園の場合、その背徳性の中に強い定型性が有ります。ある意味話が限定されるのですが、描かれるパターンの背徳性は 純度が高い。先生との恋なんてとんでもない。先輩に手を出すなんてとんでもない。後輩に手を出すなんてとんでもない。」 「わかるわかる。私の後輩にもしつこくアタックしてきたとんでもない子がいたよ。」 「…」 「まぁ、かわいいんだけどね。年上ヒロインが母性愛をくすぐられるのもわかるよ」 「…」 「さぁ、続き行こう!」 「…学園物は背徳性の純度が高いという話をしました。その理由に記号性を挙げる事もできます。」 「たとえば?」 「勝手なもので、男は音楽の先生と聞いただけで育ちが良く、品のいい先生を思い浮かべます。」 「フリルの付いたブラウスだ」 「そう。美術の先生なら、繊細な観察眼を持った静かな先生。保険医は白衣で生徒の話を聞いてくれる。古典の 先生は純潔で…」 「英語の先生はお堅いね」
- 124 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/12(金) 04:55:33.65 ID:bYwxEc/Q]
- 「インテリのイメージですね。数学も同様ですが、若干ベクトルが違う。学園の先輩も同じです。生徒会長、生徒会の書記、
図書委員、バレー部の部長、それぞれに好ましい意味での勝手なイメージが付いてきます。それをてこにしたキャラクター 付けを行いやすい。あとは、それぞれのキャラクターに基づいて、セックスへの抵抗感を書いてやれば十分です」 「ふーん、同級生とか下級生も同じなの?」 「同級生の場合は、ヒロインと主人公双方の立場が近いので、高揚感や背徳感を二人の共通のものとして描けますね。 下級生だと、ヒロインがやや引きずられる感じになりますが」 「ちょっと痛々しいかな、学園で年下ものだと。あとはどんなジャンルがあるの?」 「エロ本のジャンルはうんざりするほど有りますが、大きなジャンルとして不倫と近親相姦は無視できません」 「不倫と近親相姦かぁ。もろに背徳だね。」 「はい。不倫のすばらしいところは、性的に完全に成熟したヒロインに少女のようなためらいを演じさせることができる点です。」 「なるほど。そうだ。慎み深い独身女性より、慎み深い人妻のほうが熟れた体ってイメージがあるね。」 「読者がそうイメージしてくれるのは心強いですよ。不倫エロ本にはもうひとつ面白い特徴があります。主人公のライバルが はっきりしてることです」 「旦那だ」 「もちろん、ヒロインの夫は二人の関係を気づいていないのですが、主人公は彼を強烈に意識します。たとえば、ヒロインの 夫も知らない性感帯をみつけてやろうとか、見つからないようにこっそりキスマークをつけてやりたいとか」 「おいおい」 「ヒロインは困りますけどね。で、最後に射精をどうするかってところも押さえたいところです」 「確かに、それは夫以外にやすやすと許しちゃねぇ。そもそも肌だって許しちゃいけないんだけど。」 「そういう、ヒロインが何とか守っている一線のところで、二人の葛藤を描いてもおもしろいです」 「射精と言えばさ、近親相姦はやばいんじゃない?」 「最近のエロ本はめちゃめちゃですよ。好みの問題で僕は近親相姦は書きませんけど。書くとしたら血のつながりの無い 話になるでしょうね。」 「それなら安心だ。でも血のつながりがないなら背徳感はどうなるのよ」
- 125 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/12(金) 06:43:22.42 ID:wcPEiMQm]
- >>109
よかったですw ここは荒らしが酷いので、続きはまとめの方でお願いします。
- 126 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/12(金) 07:24:18.68 ID:4SL0Lgkn]
- 愛される人間>>109とそうでない人間>>124…
歩んできた人生の充実度が、みごとにその差になって表れているw
- 127 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/12(金) 08:15:31.45 ID:UbmLwUl+]
- コンジョーがない荒らしだったな〜
チョンかチュンだろうなwww
- 128 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/12(金) 12:28:28.32 ID:bYwxEc/Q]
- 予定通り連載を続けます(笑)
女としかしないのか? と俺は三本目の缶チューハイに指を掛けながら問う。 まあな。 一瞬の間があったような気がして、奴は答えた。 俺は何故か納得が行かなかった。 奴もいつの間にかビールを三本も開けていた。 調子が良いようだ。 俺は上下黒のジャージだったが、上を脱ぎ捨てた。 暑いのか?と奴がこちらを見やりながら聞いてきた。 少し。 俺は答えた。 そうか。 と奴は言った。 コタツの中で、僅かだが足が当たっていた。 奴は気にする風は無かったので、俺もそのままにしておいた。 暫く楽しい時間が流れた。 お笑い番組を見て二人で笑い合ったりネタを物真似したりしながら、 美味い酒と美味い飯を愉しんだ。 足りないものは何も無いような気がした。 酒の缶がテーブルの上にいくつも高層ビル群みたいに乱立して、 皿の中身があらかた空になり、テレビも静かになった頃、 奴は満腹と酔いで倒れて寝ていた。 俺も相当酔っていた。 開き気味のシャツから白い綺麗な首元が顕わになっている。 奴は俺の左側に座っていたから、ここから奴の様子が良く見えた。
- 129 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/12(金) 12:29:31.76 ID:bYwxEc/Q]
- 俺は奴の顔を覗き込んでみた。
良く眠っている。無防備な寝顔だ。 切れ長の目が閉じられて、長い睫が瞼の下を覆っている。 真面目に働いていた白くて細長い手が、床に放り投げられていた。 俺は暫く奴の寝顔を鑑賞していた。 俺はふと奴を支配したい様な、虐げたいような衝動に駆られた。 完全に己の物にしてしまいたい欲望。 俺は思いのままに奴のシャツのボタンに手を掛けた。 上から一つずつ外していく。 白い胸元が顕わになって行く。 奴の体は良く締まっていた。締まっていると言うより 痩せていると言った方が適切かもしれない。 臍の下の、腰骨の辺りが特に細くなっていて腰骨が浮き出ているのが 何とも言えずフェティッシュだ。 しかし俺はこの先をどうしたら良いのかが全く検討が付かなかった。 服を脱がせただけでは奴を己の所有物にすることは出来ない。 次に俺は、奴を知ってしまいたい欲に駆られる。 奴が俺に嘘を吐いている所為だとか、無防備に寝ているからだとか脳内で色々 言い訳をしつつも、俺は奴の寝顔を間近で覗き込んだ。 気持ち良さそうに眠っている。肌が奇妙に生白い。 俺は己の唇を、奴の唇に押し付けてみた。 奴を知らなければ、奴を所有する事は出来ないからだと 後から漠然と脳裏に思い浮かべた。 奴の唇は生暖かくて、女のそれとは少し違う。 しかし柔らかい。 この唇で一体何人の女とキスをして、身体を愛撫したんだろう。 奴の正体は知れば知るほど霞掛かって遠く消えていくような気がした。
- 130 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/12(金) 12:30:18.06 ID:bYwxEc/Q]
- 俺は奴の下半身に触ってみたい気がした。
俺が脱がせた所為で、白い体が外気に晒されている。 見るとベルトは止め具が外されていた。 その方が楽な所為だろう。 ズボンの端から少しだけ毛が見えていた。 俺は奴の身体の上を滑らせるように、ズボンの暗がりの中に手を滑り込ませてみた。 アンダーの下を弄ってみる。 奴のペニスを指で辿ると、勃起はしていなかった。 呼吸する度に、下腹部が膨張したり、沈んだりしていた。 俺はその腹に口付けてみる。 やはり唇同様に生暖かい。 奴が身動ぎした気がしたが、俺は行為を止めなかった。 いやむしろ、俺の中の変態が俺を突き動かしていた。 もう深海から引き上げられた奴の気配は感じていた。 俺は腹を舌を突き出して舐めた。 俺を庇う為に空気を溜めた筈の腹が、 俺と同じ物を入れこなしている筈の腹を俺は舐めている。 茂みの中で奴を少し、触ってみたりする。 奴は動かなかった。 動けないのかタイミングを伺っているのか、 良く分からなかったが俺は奴を弄り続けた。 やがて唇が離れて、奴のペニスから手を引いて奴を見ると、 奴と視線がかち合ってしまった。 切れ長の目の奥の黒目が、鋭く俺の脳髄を射抜いている。
- 131 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/12(金) 12:31:03.90 ID:bYwxEc/Q]
- 奴は何事も無かったかのような所作で身体を起こし、
奴自身の、俺の唾液で濡れてひんやりとした下腹部に手をやりながら、 そこに視線を落としていた。 当然シャツの前が肌蹴ているのにも気が付いている。 奴はもう一度、真正面から俺を見た。 俺が視線を反らす事は無かった。 真正面から真っ直ぐに奴の瞳の奥を見つめ返す。 奴は俺の肩を軽く抱き寄せてから、唇を重ね合わせてきた。 俺は抵抗しなかった。 さっきと違って、熱い吐息が俺に掛かり、混ざり合った。 奴は俺の首筋に口付けると、シャツの中に手を忍ばせ、 乳首を丁寧に弄んだ。 正直言って、気持ち良かった。 奴が俺の上にのしかると、自然と俺は床に押し倒される形になった。 奴に服を剥ぎ取られながら、一体何人の女が、この綺麗な、 何も落ちていない綺麗な床で、こんな風に押し倒され、 奴とセックスしたのだろうと、またあの疑問が脳裏蘇った。 奴は俺の陰茎を口に含んでフェラした。 電撃の様な何かが俺の中を駆け巡る。 上手い。 奴はこんな風に女からフェラされた事があるのだろうか。 俺はそんなことを考えながら、恥ずかしげも無く喘いだ。
- 132 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/12(金) 12:31:53.09 ID:bYwxEc/Q]
- 奴の巧みな舌使いと緩急に急かされる様にして俺は射精した。
精液が奴の、綺麗な顔に掛かった。 奴はそれを指と舌で舐め取ると、俺に口付けた。 舌を入れられて、口内では何だか良く分からない味がした。 俺も奴も全裸だった。 奴は勃起した立派な男根に、ゴムを被せる。 俺はそれをただ眺めている。 奴が俺のアナルを指で解し始めた。 俺はアナルセックスは初めてだったが、 奴とのそれに、不思議と恐怖心は無かった。 それが信頼か信愛かは分からなかったが、 俺は俺を解き解す奴をただ、見つめている。 長い睫が伏せられて、開いたかと思うと俺を射抜く。 それだけで俺は達してしまいそうだった。 ただ俺の喘ぎ声と、淫猥な響きだけが部屋の中を満たしている。 俺はすんなりと奴を受け入れた。 奴は始めはゆっくりと、しかし徐々に激しく腰を振った。 俺の体が前後に揺れている。 奴とのセックスは気持ちが良かった。 奴がヤリチンだったのかもしれない。 俺は喘いだ。 奴も喘いでいる。 奴からは汗臭いような、エッチな様な匂いがした。 もう、あの良い香りとは違っていた。 しかしそれが俺の物なのか、奴の物なのかは解らない。 奴は俺の上で腰を振り続けた。 激しいセックスだ。 奴は俺を壊すつもりなのかもしれない。
- 133 名前:よーし、今日ももっと遊んじゃうぞー(爆) mailto:sage [2012/10/12(金) 12:59:16.66 ID:V+R9Gt3K]
- よかったですw ここは荒らしが酷いので、続きはまとめの方でお願いします。
愛される人間>>109とそうでない人間>>124… 歩んできた人生の充実度が、みごとにその差になって表れているw コンジョーがない荒らしだったな〜 チョンかチュンだろうなwww 弾幕薄いぞ、なにやってんの? エタ・ヒニン荒らしはどこいった? 母乳モノさいこー 荒らしキューン もっと遊んでちょ〜 / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 134 名前:もう必死の爆笑投下乙(爆) mailto:sage [2012/10/12(金) 13:00:10.83 ID:V+R9Gt3K]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 135 名前:もう必死の爆笑投下乙(爆) mailto:sage [2012/10/12(金) 13:00:52.96 ID:V+R9Gt3K]
- / _,,. ---:┴―----;;;;-.、,,__ ,.ィ l l/ / ノ__l__
,.、:-‐''":::::::::;;、 -‐ ''"´ `ヽ、::゙ヽ、 l l | / /´ l, ,. :'";、- '"゙´ \::::\ l |.;'/ / _, ';ア /,r '´ `ヽ;:::\ | l ! ./ X゙/ / .//`ヽ // ヾ;、::ヽ l ,ヽ/;'r゙;ヽ,ハ, / // ./ /::/ ';ヽ;:::l, l,. /ハ:| |ヾ;:;入ィヘ / .,イ、, /::/ .:. ';:::ヽヽ、-イ / ' .!| | ゙ '^.!| / / , ハ, `ヽ, /::/ .:;;;:. l::::::::j l, lハ| l1;イ/j/ ゙'、 l /::::,' : l::::/‐''"´`ヽ、 r:/ ゚ /;゙Y ノ'ノ./,., 、.| j /;':::::l :::::;;:::; |::/ 二`ヽ、,..>'゙;;彡'ノ/j /j i, ト、, ./::l::::::l ...::::::l;|::::;. j/゙'-、..._ ヽr:‐、_ヾ> .,__,,.rジ'゙シ'ノ/〜-,イ /:::::l::::::| .:::::i; .:l;l;::::', ,' `'i / (「 l::::::::::l;::::l .:::';::.ヾ;...\ .l ヽ/ \::::::::ヽ;:l :ヾ''"゙´!:`' .l ヽ;:::::::::゙、 ヽ;:::| l
- 136 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/12(金) 13:01:40.85 ID:V+R9Gt3K]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 137 名前:もう必死の爆笑投下乙(爆) mailto:age [2012/10/12(金) 13:06:48.95 ID:V+R9Gt3K]
- >>125
>よかったですw >ここは荒らしが酷いので、続きはまとめの方でお願いします。 ワロス ★もう必死の爆笑投下乙(爆)★言われてもう逃げ出してやんのこのバカ>ホモERO豚(爆) 何が★よかったですw★だよ(爆) 真性低脳単純バカかおまいは>ホモERO豚サクラフブキ(爆)
- 138 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/13(土) 01:06:45.56 ID:fCrQe+pF]
- もっともっとぉ〜
- 139 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/13(土) 04:48:03.53 ID:sviYbP1V]
- 予定通り連載を続けます(笑)
「毎度ー、田中君、ワイン買ってきたわよ」 そう声をかけながら、吉田久子はワンルームマンションの扉を開けて入ってきた。 「こんちわー、お待ちしてました」 「お待ちしてた割に顔ひとつあげないのね」 「すんませーん」 口先だけ謝ってタイプを止めると田中一郎はカチカチとマウスをクリックしている。 「なにー、エロサイトサーフィン?えっちだなぁおい。お姉さんにも見せて」 「ちがいます。年頃の男ですから。どうぞ」 どっかりと横に腰を下ろした久子と入れ替わりに一郎が立ち上がる。 「つまみ持ってきます。ワインですか?」 「うん、赤」 「あうかな、チーズ有りますよ。」 「いいねぇ。でもブルーチーズはパスね?これ何書いてんの?…エロ本!?」 「いいでしょう。カマンベールです。エロ本です。驚くことはないでしょう」
- 140 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/13(土) 04:49:27.12 ID:sviYbP1V]
- 「イヤー、一人暮らしの部屋に嫁入り前の女性がやってくるというのに、言うにことかいてエロ本書いてるとは。
それも隠しもしないで。社会に出てずうずうしくなったね。お姉さん悲しいよ」 そういうと、久子は肩を震わせて泣き始めた。 「チーズどうぞ。今ワインをあけますね。あと、嘘泣きやめてください。」 「君は味気ないね」 「付き合いが長いですから」 吉田久子は田中一郎の大学の先輩である。二人の出会いは、田中一郎が文芸部の扉を叩いたところまでさかのぼる。 当時久子は2年生。4年生の先輩が卒業すると、文芸部は二人っきりになった。 「付き合いが長いなら、私のフリに付き合ってくれてもいいんじゃない?」 「いやです」 「女にそんな風に冷たくするものじゃないね」 「先輩は女だと思ってませんので」 へらりと笑いながら一郎がワインをコップに注ぐ。 4年の先輩が卒業したあと、まだ理性より圧倒的に強かった男性ホルモンに押され、一郎はひとつ上の女性である 久子に猛チャージをかけた。しかしながら、久子が卒業するまでの2年間、彼女は一度としてとりあわなかった。 ストレート極まりない初めての告白に頬ひとつ赤らめず、久子はハタキを渡すとこういった。 「本棚お願いね」
- 141 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/13(土) 04:50:05.33 ID:sviYbP1V]
- 告白を蹴られ、2人きりの部室で一度として異性として扱われなかった一郎は、そういう毅然とした態度への敬意
として、最後は久子を女としてみないことにしたのだ。結果、彼女が卒業して4年、一郎が卒業して3年になるが、 未だに酒を飲みながら文学から映画、漫画まで文芸論を肴にアーダコーダとおしゃべりをする間柄が続いている。 「こりゃ参ったね。お姉さん降参だよ。」 ぜんぜん参ってない表情で笑いながらコップを持ち上げる。 「乾杯」 「乾杯」 「お、このカマンベールおいしい」 「パンにハムといっしょにはさむと結構いけます」 「ちょ、もったいなくない?あと、家のかぎ閉めたほうがいいですよ。」 「先輩が来るから開けといたんですよ」 「ひゃう」 二人の会話はたいていこんな感じだ。久子の地でもあるのだろうが、さばさばしすぎていて色っぽい話にはなり にくい。今となってはどうしてあれほど久子に恋焦がれたのか思い出すのも難しい。 「そんで、どういうエロ本書いてるの?」 久子が水を向けてきた。
- 142 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/13(土) 04:50:35.88 ID:sviYbP1V]
- 「そう、それなんですがね。ぜんぜん決めてません」
「決めてませんって、書いているじゃない」 スクリーンに出ているシーンは、まさにそのものだ。ぱっと見たところ、将ニ少女ノ貞操ヲ奪ワントス、といった 場面だ。 「ええ、ためしにいろいろ書いているんです」 「いろいろ?そんなにエロ本書いてるの?」 カマンベールから持参のつまみに移った久子が、ゲソを咥えたまま呆れ顔をする。 「いえ、いろいろ書いているのはシチュエーションです」 「シチュエーション」 「そうです。各種のシチュエーションを網羅的に書いてみて、どのようなシチュエーションが最も良いか、考察 しているんです」 「ああ、そうだった。田中君は粘着質だったね」 「緻密だと言ってください」 二人で爆笑する。
- 143 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/13(土) 04:51:08.03 ID:sviYbP1V]
- 「で、シチュエーションて、どんな?メイドさんとか?」
久子が先を促す。 「先輩、すっとぼけすぎです。文芸部の元部長が言うに事欠いてメイド萌えですか」 まじめな顔で一郎が突っ込むと、久子がテレ笑いを浮かべる。 「いやまぁ、そうなんだけどさ。一応嫁入り前の娘だよ?ここでエロ本にあるべきシチュエーションについて 君と対等に論を戦わせよってのはひどくない?」 そう切りかえされた一郎が苦笑する番だった。 「すみません、この話はやめましょう」 「やめないでよ」 「やめないんですか?!」 「語りたくはないけど、聞きたいのよ。顔を覆って指の間からしっかり見てしまう乙女心を察してよ」 いい感じにワインが回ってきた久子に言いくるめられて、苦笑しながら一郎が続ける。 「わかりました。じゃ、続けましょう。えー、シチュエーションにはいろいろあるのですが、その前にエロ本では 視点が大事だということが最近わかってきました」 「視点、語り手の視点だね」 「そうです。主人公である男の視点か、あるいは神の視点か、こえれを決めるが大事です。」
- 144 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/13(土) 04:52:47.39 ID:F1Op8Mqf]
- 予定通り連載を続けます(笑)
俺と奴は交合に、時に同時に達し合いながら 何度もイキ続けた。 もう何度イッたか解らなくなっていた。 奴はいつもこんな風に激しいのだろうか。 普段の落ち着いた物腰からは想像出来ないが、だから尚更興奮する。 雄同士で求め合いながら、お互いを掻き抱きながら俺たちは朝を迎える。 朝。 疲れてぐったりして眠っていたが、お互いから離れる事は無かった。 俺は目を覚まして、身体を起こし、隣りで寝ている色男を見つめる。 俺は一体何時から奴を想い、行為を受け入れる程に思っていたのだろうか。 考えても答えは闇の中だ。 それかきっと、奴の胸の中に違いない。
- 145 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/13(土) 04:53:22.75 ID:F1Op8Mqf]
- 奴も目を覚ましたようだ。
俺と視線を合わせて、微笑を浮かべる。 また俺を、その広くて白い、綺麗な胸へと抱き寄せた。 この後俺たちがどうなったのかは―ご想像にお任せすることにしよう。 何故なら俺たちの今夜の出来事は、俺たちだけの秘密だからだ―。
- 146 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/13(土) 04:53:56.31 ID:F1Op8Mqf]
- 今日はクリスマスイヴだ。
しかし俺には彼女が居なかった。 俺のダチも同様だった。 男前なのに女の気配がしない、不思議な奴だ。 そんな訳で俺は今、遊園地前の人通りの多い中、奴を待っている。 事の発端はこうだった。 俺と奴は同じ大学に通っていて、奴が別な友人から遊園地の ペアチケットを譲り受けたのだ。 その別な友人はクリスマス直前に女に振られたらしく、 奴に散々嫌味を言いまくっていたらしい。 当然奴には彼女が居ないからチケットを持て余し、他に譲り渡す相手も居なかった。 そこで俺と、遊園地で女同士で遊びに来てる同じ境遇の女も居るだろ、という話になった。 半ばヤケも入り混じっていた。男二人でクリスマスイヴに遊園地。何て楽しい響きだ。
- 147 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/13(土) 04:54:28.97 ID:F1Op8Mqf]
- 俺は内心で奴の友人に同情した。
何故なら奴はモテるのに彼女が居ないからだ。 事実奴は、男前で頼りがいがあって、且つそれを鼻に掛けない嫌味な奴なのである。 俺は当日、その辺にあったジャケットを適当に引っ掴んで着て来ていた。 下は普通のジーパンだ。しかし向こうからやって来た奴は違った。 グレーのジャケットに黒のVネック、カラーを合わせた灰のストールにスキニー、 靴は黒の革靴だ。腕にもアクセサリーが数点。 …俺は心から奴の友人に同情する。 嫌味の一つも言いたくなるさ。 奴はおまたせのせを抜かして一語一語区切って言った。 待ったかどうかを語尾を延ばして聞いて来た。 俺はそれを無視して奴から遊園地の半券をひったくると、 入口の方へ向かった。午前中、イヴの遊園地は混んでいたが、酷く混んでいる訳では 無かった。今は地方の遊園地はどこもこんな感じなのだろう。 奴は俺が怒っていると思ったのか、様子を伺って来る。 俺は何でも無い、という風に肩を竦めてから、遊園地のパンフレットを広げた。
- 148 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/13(土) 04:55:01.31 ID:F1Op8Mqf]
- とりあえずどこに行こうか、と俺は奴に相談した。
半ばヤケの気持ちが入っていたから、どうせなら思いっきり 楽しんでやろうという気持ちだった。 奴は俺の広げたパンフを覗き込みながら考え込むように唸った。 俺が被ったキャップの向こうに、ノンフレームの眼鏡をして いつもより更に知的に見える奴の顔が見えている。 奴の髪の毛は真っ黒だった。それが肌の白さを引き立てているようだ。 奴はとりあえずどっか座ろうぜ、と言って来た。 奴はパンフレットで園内地図を確認してから、 ベンチのあるだろう場所へ向かった。 俺がぼーっとしていると、俺からパンフレットを受け取って折り畳み、 ゆっくりと歩いて行く。俺は素直に付いて行った。 途中人とぶつかりそうになった俺の肘を引く。 ベンチのあるところに到着すると、奴は俺を座らせて、 ホットの缶コーヒーを買って戻って来た。 俺にそれを手渡して、パンフレットを広げると、 さあ、どこに行くか、と話し掛けて来た。 缶コーヒーの熱で手が温まり、寒さから来る手の震えが納まって 地図が広げ易くなった。公衆電話が壁になって風も来ない。 俺は本当に、奴が居なければ一人では何も出来ないのかもしれない。
- 149 名前:よーし、今日ももう降参しちゃうぞー(爆) mailto:sage [2012/10/13(土) 04:57:29.36 ID:a4aVuZQK]
- もっともっとぉ〜
ほらほらこっちにも書き込めよ、荒らし君^^ 荒らし もう終わったか? ヒキニートは暇なんだからがんばれよ! なかなか良さげで続きが楽しみですw ただ、こちらのスレはいつ削除されるかわからないので、続きはまとめの掲示板の方でお願いします。 荒らしきゅーん こっち、こっち、こっちも荒らしてぇ〜ん ニート 荒らし でてこいよ! もう降参すか? しょぼいっすね〜 / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 150 名前:もう必死の爆笑投下乙(爆) mailto:sage [2012/10/13(土) 04:58:29.45 ID:a4aVuZQK]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 151 名前:もう必死の爆笑投下乙(爆) mailto:sage [2012/10/13(土) 04:59:01.88 ID:a4aVuZQK]
- ヘ-+------+--+-----+ヽ_
/:::|:::::::|:::::::::::::/::::::/::::::::::::::/:::::::/`\_ / ̄\::::::|:::::/:::......-―――--..........__/:::::::::::::::\ ┌ー ̄::::::::::::ヽ::|:::..-^ ̄ ^ ヽ、:::::::::\ ヽ::::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::ヽ ヽ:::::::::::::::::::::::/ :::: \:::::ヽ ヽ::::::::::::::::::/ :::::::: \::::|_ ):::::::::::::::| ::::*::::: ヽ:|::::ヽ /::::::::::::::::| ::;;;;: l::::::::ヽ /::::::::::::::::::| ノ::ii:ヽ:: l::::::::::| |::::::::::::::::::::| /::::;リ:::l:::: |::::::::::::| |:::::::::::::::::::::l ...l::::;リ:::/:: /:::::::::::::| .|::::::::::::::::::::::l . /:ア/::: /:::::::::::::::i l:::::::::::::::::::::::::l ./::`^::::: /:::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::l /:::::::::: /:::::::::::::::::::/ /:::::::::::::::::::::::l /::::::::::::: /::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::::::::i __-ー--=;;;:::::::::::::: ....::::/:::::::::::::::::::::::/ ./:::::::::::::::::::::::::::i"::::::::::::::: ヾ─ 、/"ヽ:/::::::::::::::::::::::::::::l ヽ::::::::::::::::::::::丶:::::::::: / il .ヽ:::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::::::::::::::ヽ::::::: / l ! ヽ:::::::::::::::::::/
- 152 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/13(土) 04:59:53.24 ID:a4aVuZQK]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 153 名前:もう顔真赤の爆笑スレ立て乙(爆) mailto:age [2012/10/13(土) 05:07:57.37 ID:a4aVuZQK]
- pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349854811/15
>15 :童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ:2012/10/13(土) 01:09:38.77 ID:fCrQe+pF >ほらほらこっちにも書き込めよ、荒らし君^^ pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349790118/19 >19 :童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ:2012/10/13(土) 01:09:00.53 ID:fCrQe+pF >荒らし もう終わったか? >ヒキニートは暇なんだからがんばれよ! pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349697250/31 >31 :童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ:2012/10/13(土) 01:08:11.57 ID:fCrQe+pF >荒らしきゅーん こっち、こっち、こっちも荒らしてぇ〜ん ワロス もう必死になってスレ立てしたのに見向きもされねーでやんのこのバカ>ホモERO豚(爆) 何が★もっともっとぉ〜★だよ(爆) 真性低脳単細胞かおまいは>ホモERO豚サクラフブキ(爆)
- 154 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/13(土) 07:49:19.15 ID:J9tqAez7]
- >>109
最近は特に荒らしが酷い上に削除や規制なども機能してないからこのスレ自体が機能しなくなってる 投稿は↓の>>1からも辿れるまとめサイトに投稿したほうがいいかもしれない。 jbbs.livedoor.jp/otaku/11875/
- 155 名前:154@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/13(土) 08:42:34.58 ID:a4aVuZQK]
- >>154
((彡ミミミミ)(彡彡)))彡) 彡彡゙゙゙゙゙"゙゙" """"ヾ彡彡)) ミ彡゙ .._ _ ミミ彡 ミミ彡 '´ ̄ヽ '´/ ̄ ` ,|ミ))) ミ彡 ' ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ)) ((彡| | | ` |ミ彡 (彡| ´-し`)\ |ミミ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゞ| 、,! 」 |ソ < >>109はわしじゃ、ボケ! ヽ '´ ̄ ̄ ̄'ノ / \_________________ /⌒ \____/ ⌒\ \ / ¬ \ / ̄ ̄ヽ \ /⌒⌒ヽ / \ \ ・ | \ ( 人 ) / ヽ \ / ゝ ヽ \ / | \ |;; | \/ | | \ l |;; ;;; |\__/ | | \ ̄ ―|;; ;;; |-/ | | \ |;; ;;; |/ | | \ |;; | |/ | | | |; ;; ;;| /| | ;; / | \ / ;; / *
- 156 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/13(土) 09:07:27.72 ID:gimXki2q]
- お前に書けるわけねえだろw
- 157 名前:109@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/13(土) 09:31:11.39 ID:a4aVuZQK]
- ((彡ミミミミ)(彡彡)))彡)
彡彡゙゙゙゙゙"゙゙" """"ヾ彡彡)) ミ彡゙ .._ _ ミミ彡 ミミ彡 '´ ̄ヽ '´/ ̄ ` ,|ミ))) ミ彡 ' ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ)) ((彡| | | ` |ミ彡 (彡| ´-し`)\ |ミミ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゞ| 、,! 」 |ソ < >>156はわしじゃ、ボケ! ヽ '´ ̄ ̄ ̄'ノ / \_________________ /⌒ \____/ ⌒\ \ / ¬ \ / ̄ ̄ヽ \ /⌒⌒ヽ / \ \ ・ | \ ( 人 ) / ヽ \ / ゝ ヽ \ / | \ |;; | \/ | | \ l |;; ;;; |\__/ | | \ ̄ ―|;; ;;; |-/ | | \ |;; ;;; |/ | | \ |;; | |/ | | | |; ;; ;;| /| | ;; / | \ / ;; / *
- 158 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/13(土) 09:46:13.85 ID:gimXki2q]
- 俺がてめえみてえなキチガイのわけねえだろw
- 159 名前:109@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/13(土) 09:59:55.43 ID:a4aVuZQK]
- ((彡ミミミミ)(彡彡)))彡)
彡彡゙゙゙゙゙"゙゙" """"ヾ彡彡)) ミ彡゙ .._ _ ミミ彡 ミミ彡 '´ ̄ヽ '´/ ̄ ` ,|ミ))) ミ彡 ' ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ)) ((彡| | | ` |ミ彡 (彡| ´-し`)\ |ミミ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゞ| 、,! 」 |ソ < ★俺★はわしじゃ、ボケ! ヽ '´ ̄ ̄ ̄'ノ / \_________________ /⌒ \____/ ⌒\ \ / ¬ \ / ̄ ̄ヽ \ /⌒⌒ヽ / \ \ ・ | \ ( 人 ) / ヽ \ / ゝ ヽ \ / | \ |;; | \/ | | \ l |;; ;;; |\__/ | | \ ̄ ―|;; ;;; |-/ | | \ |;; ;;; |/ | | \ |;; | |/ | | | |; ;; ;;| /| | ;; / | \ / ;; / *
- 160 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/13(土) 10:09:33.65 ID:gimXki2q]
- ま、キチガイはここに隔離だなw
- 161 名前:160@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/13(土) 10:41:48.33 ID:a4aVuZQK]
- ))(:::::::::::::::::::::::::(:::):::::::::::::::::(:::): ::::::::::::::\〜
/::::::::::/ノ::::::::ノ::::::::ヽ:人::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::))) (:::::::::::::::::::::::::/ ):::ノ::::ノ ) ソ ヾ:::::::::丶::::ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ((:::::::::::::::./ 彡 ノ 自 ノ :: 彡:/)):::::::)::) | 馬鹿の一つ覚えの (::::::::::/ ミミミミミミミ.大彡彡彡彡彡 ::::::::::) < もう必死の爆笑カキコで 〜((:::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::))) | すみませんでした …orz |==ロ -=・==- ‖ ‖ -===・=- ロ===| \_________ /⌒ |:/ ‖ --/ /ノ ヽ \---- ‖ ヽ|ヽ⌒ヽ 〈 |/ ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ. ..| | 〉 ヽ .( 。 ・:・‘。c ( ● ● ) ;”・u。*@・:、‘) / | ( :。・;%:・。/::: ::::::| |::::::ヽ ; 8@ ・。:% ) | \( 。;・0”*・o;/::::::::::l l::: ::: \ :。・;%:・。. )/ (;8@・。: / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: ”・:。;”・.) (0”*・ o/ \ 0”*・o:) . (・:%,:)|.  ̄| ̄| ̄| ̄ | :(:%”・:) :(; 8@・ \  ̄ ̄ /;8@ *・・) \:::o :::: \_____/:::::::::::::::/
- 162 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/13(土) 10:43:13.23 ID:xDFoANz5]
- てs
- 163 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/14(日) 01:52:52.58 ID:oR8GcflY]
- がんがれ、がんがれ!
- 164 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/14(日) 04:38:11.75 ID:iQSO1o1j]
- 予定通り連載を続けます(笑)
「ヒロインの視点は?」 「僕には無理です」 「戦う前に負けを認めるのかよ!」 「いや、正直興味があるのですが、エロ本ってのは感覚の表現が大事じゃないですか。しかし、僕は胸をまさぐ られても股間に手を入れられても、女性がどう受け止めるのかわからないんです。」 「なるほど。ちょっと照れる話だね。」 「そもそも、女性が『感じる』ということがよくわからりません」 「そうなの?」 「たぶん射精感とは違うでしょう」 「うーん。射精感か。私も知らんからな」 珍しく久子が赤くなっている。 「想像で書く手もあるんです。ようは『こんな風に感じてほしい』っていう願望です。しかし、女性読者からみ たら噴飯物でしょうね」 「なるほど、それだったら想像で十分書ける内容に徹すると」
- 165 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/14(日) 04:38:48.12 ID:iQSO1o1j]
- 「神の視点か、男視点かって話ですが、これはそれほど難しくないと思っています。私なら神の視点です」
「なぜ?」 「男視点は、読者と視点を共有できる強みがあります。つまり、素晴らしい女性を前にして高ぶる心などを理解 してもらいやすい。しかし、設定した主人公の性格が描写に枠をはめるのです」 「ああ、そうか」 「処女と童貞のラブストーリーで、主人公がヒロインの身体を事細かに描写するのは変でしょう」 「変だね」 「そう言うわけで、読者が入り込みにくいことを承知で神の視点で書きます」 「ちなみに、そういうデメリットを承知の上で男視点で書くとしたら、どんな場合だろう」 「そうですね。たとえばフェティッシュな嗜好を持った男が主人公だと、男視点がいいかもしれません。ですが、 やはり、モノローグだと内面描写に限界があります。極端に観察的な男のセックスって変じゃないですか?」 「楽しく無さそうだね」 「ええ、だから神視点のほうがいいと思うんです。」 「なるほど。で、視点が決まるとシチュエーションを決めるんだね」 「はい。ところが、このシチュエーションってのがバカみたいに多いんです」
- 166 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/14(日) 04:39:20.42 ID:iQSO1o1j]
- 「そうなの?」
「そうです。というのは、エロ本の中のジャンルが意外に多い。」 「ほう、エロ本というジャンルじゃ不足かい?」 「不足です。たとえば、さっと思いつくもので、学園物、伝奇物、パロディ、痴漢物、強姦物、サラリーマン 官能小説といったジャンルがあります」 「なるほど。言われてみると多いね。パロディってのは、エロパロだとして、サラリーマン官能小説ってのは なんだい」 「この分野の作品が意外に多いんです。主人公は普通のサラリーマンなんですが、オフィスの美女と次々に身体を 重ねる。」 「こりゃまた痛快なご都合主義ですね」 「エロ本はご都合主義ですよ」 「そりゃそうだ」 「サラリーマン官能小説は、読者が多いのが特徴ですが、女性をイメージしやすいのも特徴でしょうね。着ている ものや普段の立ち居振舞いが、多くの読者に想像しやすい」 「なるほど」
- 167 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/14(日) 04:39:50.65 ID:iQSO1o1j]
- 「もうひとつ、サラリーマン官能小説は、ヒロインの種類を多くできるのも特徴です。」
「種類?」 「今風に言えば属性ですね。たとえば、年上、年下、同年代。上司、部下、得意先。セールスウーマン、 アシスタント、受付嬢、秘書、出張先で知り合った女性、通勤電車で密着した女子校生。独身、人妻、 未亡人」 「ほほう、こりゃバラエティに富んでるね。」 「そうです。他のジャンルでも幾分幅を持たすことはできますが、サラリーマン官能小説の場合、圧倒的に 女性の種類が多くなります。王妃様なんてのを除くと、ほぼ制限は有りません。これが社長官能小説だったり すると、通勤電車で女子校生と密着ってのはつらいです」 「確かにね。社長なら車で通勤しろと。」 「そのとおり!貧乏な社長なんか引っ込め」 一郎にもかなりワインがまわってきた。 「でもさ、無理なヒロインもあるんじゃない?スチュワーデスとか」 「無理目なだけです。神田の古本屋で見つけたエロ本は、行きずりのスチュワーデスとのアバンチュールでしたよ」
- 168 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/14(日) 04:40:21.43 ID:iQSO1o1j]
- 「行きずりって便利だな」
「便利です。しかし、行きずりは行きずりで仕込みが大変なんです。」 「どんなふうに?」 「それは後で説明しますが、まずはヒロインの種類…属性について続けましょう」 「うん、うん」 久子もすっかり話しに引き込まれてニコニコしている。 「先ほど、ヒロインの年、職務、職種、婚姻状態などを挙げましたが、これらすべてが組み合わせ可能ではあり ません。」 「たとえば?」 「サラリーマン官能小説に年上処女未亡人女子校生は出てきませんね。」 「んなめちゃめちゃなヒロイン、どんな話にも出てこないよ!」 久子が爆笑する。 「そうでもありません、ジャンルを変えると幾分可能性が出てきます。」 「またぁ」 久子は半信半疑だ。
- 169 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/14(日) 04:45:23.62 ID:O1mKtJtP]
- 予定通り連載を続けます(笑)
奴が俺の近くに座ると、微かにコロンの匂いがした。 女物を付けているのか、奴からは何故か甘ったるくて良い香りがする。 俺がこの匂いに気が付いたのは、バイトでミスった俺を励ます奴に 体が接近した時だった。 ミスった仕事に迅速に対応して、店長に頭を下げ、庇いもしてくれた。 店長に謝った後は、俺に色々な言葉を掛けてくれた。慰めもしてくれた。 どうして俺の為にそこまでするのだろうか。 その時から何故か奴の存在が気になった。 奴の香りが漂う度に、当時の奴の様子を頭に思い浮かべてしまう。 あの時の真剣な横顔は目に焼き付いて離れることが無い。そして奴の声も。 そんな時、俺は自分のペニスを勃起させてしまう。 どうしてかは分からない。 奴がここ行こうぜ、と地図の右上を指差した。 どうやら新しく出来た巨大型お化け屋敷らしい。 某ゾンビゲームとのコラボレーション施設で、 襲い掛かって来るゾンビを倒しながら施設を進む、 この遊園地の目玉アトラクションである。 俺は快諾して施設に向かった。 シューティングなら腕に覚えもある。 奴の後を付いて行く様にしてお化け屋敷の前にたどり着いた。 お化け屋敷というよりも、廃墟と言った方が正しい風貌だ。 それに建物がやたらとでかい。壁面が蔦で覆われていて不気味な雰囲気を醸している。 入口前には行列があった。 二時間待ちの立て看板があったが、奴は話の上手い男だったから、 待ち時間が退屈するという事は無かった。 むしろ楽しめたぐらいだ。 こんな時、奴と二人で良かったと思う自分が居たりする。
- 170 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/14(日) 04:45:59.13 ID:O1mKtJtP]
- やっと俺たちが係員に案内される番になった。
説明を受けてから、ゲーム用のミリタリージャケットを着用して、 いざ施設の中へ―俺は始めからゾンビ共を打ちまくる算段だったが、 始めは武器を与えずに不安を煽る演出らしい。 四角く区切られた施設入口から中へ、自衛隊員風の誘導員に案内され進む。 誘導員は俺たちを怖がらせようと演技たっぷりの説明を加えてくる。 奴の顔をちらりと横目で伺ったが、涼しそうな顔をしている。 俺は胸を張って、ぼんやりとした証明に照らされた廊下を歩む。 防具服に身を包んだ誘導員の後をそろそろと付いていくと、 後ろからドアを蹴破る音と、呻き声が聞こえて来た。 いつの間にか真後ろにゾンビが迫っている。 俺は思わず声を上げてしまう。想いの外緊張しているのだろうか。 目の前には蔦があって、誘導員からこちらが死角になっている。 俺たちはとりあえず、その場から逃げ出す。 突き当たりにドアがあったが、何故か鍵が掛かっている。 誘導員が向こうから何かを叫んでいる。 絶対絶命だ。 暗闇になれた目にも、奴の表情まではっきりとは見て取れない。 しかし張り詰めた緊張に、耳が奴の息遣いを拾っている。 俺はまた勃起しそうだ。
- 171 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/14(日) 04:47:55.42 ID:O1mKtJtP]
- 隣りで奴が動いたかと思うと、暗闇の中で抱き付いて来る。
俺は一瞬訳が分からない。 震えては居ないが、しがみ付いて離さないといった感じだ。 顔を埋めている所為で、こちらからは表情が見えない。 俺は訳が分からないまま奴に抱き締められている。 またあの香りが漂う。 奴を好きな女が居るとしたら、彼女もこの香りに気が付いているのだろうか。 そんな事が一瞬脳裏を過ぎる。 暗闇の中、俺は奴に抱き締められている。 奴の息遣いと、布ずれの音と、体温と、ゾンビとゾンビの呻き声、 そして暗闇と開かない扉とお化け屋敷。 何もかもが奇妙な取り合わせだ。 その時、後ろの扉が開いた。 俺は思わず落ち崩れそうになった。 pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1198588773/213-248 扉を開けた誘導員は目の前に迫っているゾンビを ゲーセンによく置いてあるような銃で撃つ。 赤のポインターがゾンビの胸に照射されると、 ゾンビの胸が光って倒れる。 どうやらこうやってゾンビを倒すらしい。 俺の体は落ち崩れる事は無かった。 奴が俺の腕を引っ掴んでいたからだった。 俺はしがみ付かれていたのか支えられていたのか、 また訳が分からなくなる。 防護服を身に付けた誘導員が俺たち二人に声を掛ける。 横を見やると奴はまた平然と立っている。
- 172 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/14(日) 04:48:38.48 ID:O1mKtJtP]
- 俺たち二人は薄暗闇の中、扉の向こうへ案内された。
扉の向こうは不思議の国ではなく、ある程度広いスペースになっている。 巨大なお化け屋敷の内装は、白いコンクリの壁面が剥き出しになっている。 例えるなら無人の廃墟の様な作りだ。 そんな中を武器も持たずに進むのだから、余計に怖い。 俺がまた奴の様子を伺おうとする前に、隊員に扮した誘導員が緊迫した雰囲気で 武器と施設内の説明を始める。 彼の説明を要約するとこんな感じだ。 ここは元、某傘の組織の研究所で、バイオテクノロジーの研究を行っていた。 しかし研究員の裏切りなどにあい、今は施設全体をゾンビが支配している。 その中を俺たちは進まなければいけないらしい。 説明が終わるとようやく銃を二人分手渡された。 要領はさっきの銃撃を見て覚えた。 俺は自分の銃を握り締める。 小部屋には何故か日が差していて、若干明るい。 それが少し安心感を与えてくれる。 暗闇に慣れた目に少し眩しかったが、辺りの様子が分かる。 奴の方にも日が差している。 髪の毛の一筋一筋が光の束になって自然光を反射している。 奴は手渡された銃器をじっと見下ろしている。 伏せられた瞼から伸びた睫も光を反射していた。 奴はさっきの瞬間、一体何を考えていた。 俺には分からない。 俺は奴に、大丈夫か、と聞いてみた。 大丈夫だぜ、と奴は答えた。 奴は俺の方を見なかった。
- 173 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/14(日) 04:49:34.00 ID:O1mKtJtP]
- 怖いのか、と俺は聞いてみた。
何が、と奴は答えた。 それ以上聞いても欲しい答えは得られない気がして質問するのを止めた。 来たくないなら来なければ良いのに。 俺はそう思って銃を構えた。偽者の隊員が次のドアを開く。 コンクリートが剥き出しの通路を隊員を先頭に歩いて行くと 後ろから低い呻き声が聞こえて、後ろを向く。腐敗者が来る。 先程の部屋から出て来たのか、どこからか溢れるようだ。 全身が緑色な様で、ボロボロの服、それから血糊。 顔面や体の一部が酷く損傷している者もいて、それなりにリアルでグロテスクだ。 カクカクした不自然な動きも気味が悪い。 俺は狙いを定め易いように両手で銃を構えてから、引き金を引く。 最初の一発でゾンビの胸が光り、よろめく。 しかし一発では死なないようだ。 地獄の底から聞こえて来るような呻き声を上げ、覚束無い足取りで迫り来るのだが、 だからこそ胸の急所に命中させるのが難しい。 二発目の弾丸、ことポインターを打ち込むため、 銃の切っ先をゾンビの胸に狙い定める。俺は構えた。
- 174 名前:よーし、今日もちゃんと書き込みをまとめるぞー(爆) mailto:sage [2012/10/14(日) 17:57:35.39 ID:kcd6XS3N]
- 紫羽更新されたけど緋道の神器で女教師だったぁ〜…もう今年の更新もないだろうし母子モノこなかったぁ。。。
それでも、あらゆるジャンルで、書けるってのはすごいと思う。 熟・ロリ・ホモまですごい展開。 / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 175 名前:もう必死の爆笑様子見乙(爆) mailto:sage [2012/10/14(日) 17:59:21.98 ID:kcd6XS3N]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 176 名前:もう必死の爆笑様子見乙(爆) mailto:sage [2012/10/14(日) 17:59:58.40 ID:kcd6XS3N]
- :.:.:.:.::::::::::::::::::::::: /', / ヽ
:.:.:.:.::iヽ:::!:::::::/:: !: ヽ _ __,!'´ イ':.:! :.:.:ヾミミミミ:::ノ/_,.イ:. | r'´:.:、,>'´ :.:',-―― 、 ミミミミミY\〃〃:.: | |:.:.:イ:.:.: :.:! ヽ 三三三ミヽ \_::Y'ヽ| i:.:.:.:.:.:.:.: :.:!:... :.:.:.:.:.:.ノ! 三三三ニf=-、 \ヽ \ ,. -イ:.:.:.:.:.:.:.:. :.:i:::::::.:.:.:./:/ 三三三三ヽ-'イ`_ ヽヽ- ' ´. .....', ::}:::::::;:ノ-' 三三三三三彡Z´ ..........:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.::. :.!`´ / 三三三三三三.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.::... / 三三三三三三ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.. _/ 三三三三三三ミ:::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:_,',:.:.:.:.:.::.: / 三三三_,,,,,,_三ミミ::::::::::::..._,.. -‐'''''´ ト:.:.:.:.:.: / 三三r'´-、 `ト、ト-' ´ ! /:.:.:.:.:.: !
- 177 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/14(日) 18:00:41.16 ID:kcd6XS3N]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 178 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/14(日) 22:53:51.66 ID:w1Qxz5Cz]
- 荒らしきゅーん こっち、こっち、こっちも荒らしてぇ〜ん
- 179 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/15(月) 04:24:33.44 ID:LglPU8Zy]
- 予定通り連載を続けます(笑)
「嘘じゃないです。『処女未亡人』という作品があります。『人妻女子高生』もあります。」 「幼な妻だね」 「違います。ヒロインは20代後半です。分け合って女子高に通っているんです」 「セーラー服で?」 「そう。で、教師に迫られて『やめてください。夫が居るんです』って」 「ひゃひゃひゃ」 久子がひっくり返って笑う。慌てて一郎がコップを取り上げた。 「こぼさないでくださいよ」 「ごめんごめん」 「いやぁ、改めて文学ってすごいって思ったよ。文学少女でよかった。人間の発想は自由だね。」 「限度がないですね。」 「ほかにどんなのが考えられるかな」
- 180 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/15(月) 04:25:12.07 ID:LglPU8Zy]
- 「『金髪上司』なんてのはありでしょうね」
「外資かな?」 「外資ですね。取引先の秘書でもいいんですが、いきなり金髪美人と仲良くなるのは難しい」 「そうか。上司ならゆっくり落とせると」 「そうです」 「じゃぁさ、女子高チャイナ服ってのはどう?」 「うーん、難しそうですね」 「なんで?金髪もチャイナ服も似たようなもんじゃん」 「確かに、絵にすると同じなんですが、文章にするとだめなんですよ。」 「ちょっとまった。あ、そうか。金髪は外国人だっていうことだが、チャイナ服じゃコスプレか」 「そうです。まぁ、そういうシチュエーションでかけないこともないと思いますが、文字で書くからチャイナ服 萌えってのは難しいですね」 「特に神の視点では難しいね」 「そうです。」
- 181 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/15(月) 04:25:46.83 ID:LglPU8Zy]
- 「だんだんわかってきたぞ。で、ヒロインの種類というか、属性には定型性があるの?」
「ありますよ。ヒロインは、堅いこと。これは鉄板です。」 「お堅い女性を落とすのが楽しいんだ」 「そうです。これは無理だろうという女性。あるいは、これは穢れない誰もが思う少女。そういう女性が男の腕に 落ちていくカタルシスがいいんです」 「それは田中君の性的嗜好じゃないのかい」 「そうですよ」 「自分の好みで作品を書くのかい」 「ジャーナリストじゃないですから。トルストイが無理してラノベ書かなかったからって、誰も批判してないでしょ」 「君はトルストイじゃないけどね。まぁいいや」 「嗜好の話はおいておくとして、実際に描かれる女性は堅くないこともあります。」 「そうなの?鉄板はどこいった?」 「鉄板は王道の話です。特にサラリーマン官能小説の場合、複数ヒロインが普通です。」 「一穴主義じゃないんだね」 「どこでそんな言葉を覚えたんですか!」 「てへへ」
- 182 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/15(月) 04:26:21.76 ID:LglPU8Zy]
- 「ヒロインが一人というサラリーマン官能小説もありますが、それは短編です。長編は必ず複数ヒロインが次々
主人公の手の中に落ちます」 「ふんふん」 「で、くどいてる時間がないから女性は割と簡単に体を開くのですが、それでも、堅い女性だというイメージは 重要なんです。」 「カタルシスのため?」 「そうです。」 「ふーん」 「どうしました?」 「反例を考えているの」 「ありますよ?」 「どんな?」 「70年代のように性がそれほどオープンじゃなかった頃には、オープンな女性がヒロインの話もたくさんあったようです。」 「なるほど。現実が堅すぎるから、ヒロインの存在自体がカタルシスになりうるんだ」
- 183 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/15(月) 04:29:56.44 ID:LglPU8Zy]
- 様子見乙w
しかしあっちの削除依頼もすげぇよなw もう必死じゃんw pele.bbspink.com/test/read.cgi/housekeeping/1159309289/450-451 うわべでは「荒らしきゅーん こっち、こっち、こっちも荒らしてぇ〜ん」とか余裕かましてるフリしながら 陰では必死の削除依頼かよw 抜けないエロなんかより、やっぱサクラフブキのキャラの方が全然おもろいわw
- 184 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/15(月) 04:31:54.20 ID:HXRMva3G]
- 予定通り連載を続けます(笑)
ポインターはゾンビの胸を射抜く。 急所が光り、ガーとかゴーとかいう効果音が流れる。 しかしゾンビは中々しぶとかった。 それで俺はちょっと焦りを覚える。 打たれて倒れてもゾンビは蘇り、迫って来る。 だが俺は割りと冷静に、三発目の銃弾の照準をゾンビの胸に合わせる。 両手でしっかりと構えれば、数を打たなくても当たるのだ。 三発目で漸くゾンビが死んだ。床に倒れて動かなくなる所はゲームと同じだ。 奴はもう一匹のゾンビに苦戦しているところだった。 俺はもう一匹の方の急所に狙いを定める。程なくゾンビは倒れた。 奴は片手で構えていた。 それでは当たらないから、俺はこうやるんだぜ、と構えを見せた。 ああそう、じゃあお前が撃ってくれ、と少し素っ気無い印象の返事が返って来た。 俺は口元に笑みを浮かべてしまう。 そういえばこいつと二人で、ゲーセンなんて行った事無かったな。 隊員の誘導に従って通路を進む。 その後ゾンビ共は場所変え手段変え俺たちに襲い掛かって来た。 ロッカーから出てくる者も居れば柵の向こうから腕を伸ばす者、 進路を塞ぐ者に上から何かが振って来るドッキリもあった。 俺は楽しかった。というか存分に楽しめた。 何故なら銃撃が得意だからだ。 面白いように弾丸はゾンビの胸を貫いた。 当然お化け屋敷だから、気味の悪い仕掛けや装飾に心臓が跳ね上がった。 突然生首が飛んで来た事もあったが、気持ちの良い緊張感で満たされる。 最後は鍵の掛かった扉の鍵を打ち抜いて俺たちは大部屋に案内される。 奴はというと、ひたすら銃撃が下手糞だった。 中々ゾンビが倒れないので、俺が焦って撃った。 ゾンビが迫って来る焦りがあってそれはそれで楽しかった。
- 185 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/15(月) 04:32:31.09 ID:HXRMva3G]
- 誘導員にここが最後の部屋だという主旨の説明を受ける。
メインルームだから、ここを抜ければ出口らしかった。 そしてゾンビが沢山居るから、隊員の合図と共に撃ちまくれという事だった。 銃の射程距離はそれ程長くないから、引き寄せてから撃つ為である。 俺たちは中に入る。中は薄暗い。 けたたましい警報音が鳴り、俺たちは銃を構える。照明がほぼ同時に赤に変わった。 仕切りだった筈のガラスが割れている。その向こうにスペースがあって、 始めは何も無いように見えたが、倒れていたゾンビ共が唸り声と共に身体を起こす。 俺は隊員の合図があると、こちらに向かってくるゾンビを只管撃った。 このゾンビ共は数が沸いてくる割に、容易に倒せる。 奴も撃つ。今度は両手でしっかりと構えている。 楽しめている様子が雰囲気で伝わる。 横移動しながら、俺達に撃たれたゾンビは次々倒れていく。 蘇る残党を掃除したら後は出口へ向かうだけだ。 俺はこの暗闇と緊張感から逃れられる安心で、胸を撫で下ろす。 ここを出たら次は奴と、何処へ行こうかと考える。 ゾンビが完全に倒れてから、ここからは通路があるだけで、 走るのに邪魔になるから、と説明する隊員に自分の銃を預ける。 俺達は次の通路へ通じているはずの扉を開く。 しかしそこに光は無かった。暗闇があるだけだ。 俺はガックリしながらも通路を進もうとした。 しかし俺はある事に気が付いた。 誘導員が居ない。 そして良く見ると、奴も居ない。 どういう事だ。 俺は暗闇の中に一人、取り残されてしまったのか。 妙な不安が俺の中を襲う。 生々しい、誰もが一度は経験した事のある厭な焦りだ。
- 186 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/15(月) 04:33:08.05 ID:HXRMva3G]
- 俺は右を見る。
左を見る。 右も左も暗闇と壁があるばかりだ。 一番初めの通路よりは横幅が広い。 前にも後ろにも何も無い。暗闇が続いている。 俺は立ち往生するしか無かった。 下手に動いて道に迷ったりしたら戻れなくなるからだ。 それにこの施設は、外観からしてかなり大規模なものだ。 暗闇の中歩き回って出て来られなくなったりしたら― 俺はぞっとする考えを捨てて、その場で待つ事にした。 周りが全部暗闇なものだから、上下感覚が奪われていく感じがする。 宇宙空間に一人で取り残されたらこんな感じなんだろうか。 足場が揺れているような気もするし、揺れていない気もする。 俺は小学生の時に科学館で、似た様な体験をしたのを思い出す。 渡り廊下のような短い橋があって、そこを渡る。 四角い部屋に囲まれていて、周囲は全部白っぽい。 橋を渡ると、しっかりと固定されているはずなのに、揺れている様な感覚に襲われる。 とても奇妙な感覚だ。 揺れていないのに揺れているのである。 俺は気持ち悪くなって早々にその橋を渡った。 その橋は、目の錯覚で揺れている様に感じてしまう橋らしかった。 その時の経験に似ているような気もする。
- 187 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/15(月) 04:33:47.86 ID:HXRMva3G]
- じっとりと気持ちの悪い汗が俺の額から滲み出る。気分が悪い。
もう何十時間もここでこうしている気がする。 さっきこの通路に入ったばかりの筈なのに、だ。 俺は壁に手を付いた。 ふと、壁伝いに手を付いて進んで行けば外に出られるんじゃないだろうか。 と俺の脳内に解決方法が思い浮かんだ。 ゆっくりと尺取虫の様に、壁伝いに手を付きながら歩を前に進めて行く。 俺は小学生の頃よりもっと前の、幼少時の時分を思い出していた。 どこか見知らぬ遠い町で、時刻は夜だ。 車が通る大通りの横の歩道を俺は歩いている。 泣きながら歩いている。 何故そんな幼子がそんな所を一人で歩いているのか自分でも分からなかったが、 俺の記憶として残っている映像の断片が目の前に思い浮かぶ。 俺はゆっくりと、だが確実に前に進んだ。 誰かが急に出て来たとしたら悪い冗談だが、むしろそっちの方がありがたい。 何故なら、お化け屋敷というのは何も無いのが一番怖いからだ。 ふいに後ろからあーとうーの中間の様な呻きが聞こえて来た。 さっきの部屋で倒したはずのゾンビが蘇ったのだろうか。 俺は銃を持っていないから銃撃は無理だ。 というか武器を何も持っていないという状況に益々不安を煽られる。 俺は不安を打ち消そうとしたが無理だった。 あーとうーは数を増して聞こえて来る。 不気味な気配と何かが背後で蠢く音。 思い切って後ろを振り向く。 ゾンビが大勢居た。 大勢のゾンビが俺に襲い掛かろうとする。 俺は逃げようとして思わずけっつまずいてしまう。 通路のひやりとした床に両手を付いた。 どうする事も出来ない。 何かが俺の中から溢れ出て来そうだった。
- 188 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/15(月) 04:34:43.09 ID:HXRMva3G]
- 俺の手に生暖かい何かが触れた。
自分の手を見る。 人の手だ。 見覚えのある細くて白い手。 その手は俺の手を包む。 俺は立ち上がって、その手の導くままに駆け出した。 目の前には見覚えのある背中。 手はぐいぐいと俺を引っ張って行く。 背後の呻き声が遠ざかる。 俺は咄嗟に叫んだ、奴の名前を。 目の前が真っ白になった。 俺は目を細める。 目の前に手を翳す。 何が起こったんだ。 俺の右手を誰かがしっかりと握り締めているのは分かる。 とりあえずその手を握り返しながら、翳した手を外してみた。 そこにはあの隊員と、案内の係員が笑顔で立っている。 お疲れ様でした、などと労いの言葉も掛けて来る。 俺は奴に促されながらも身に付けた防護服を外して係員に手渡す。 どうやらここがゴールらしい。 出口を案内する看板が立っている。 目の辺りがチカチカする。 横を見ると奴が居る。
- 189 名前:よーし、今日もよくね〜なぁ〜そういうのよくねーよ(爆) mailto:sage [2012/10/15(月) 04:41:15.28 ID:QcDoMrFK]
- 荒らしきゅーん こっち、こっち、こっちも荒らしてぇ〜ん
といいつつ、年内の母子モノに期待っぺよ〜 最近、集めたけど、黒田出版の告白近親相姦のシリーズがなかなかいい 母子モノは10編中、2〜3編だけど、母の告白がエロくていい。 なにそれkwsk! そういうネタの前に、↓みたいに向こうで荒らしを煽るのやめとけって… 178 名前:ホモERO豚[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 22:53:51.66 ID:w1Qxz5Cz 荒らしきゅーん こっち、こっち、こっちも荒らしてぇ〜ん ここと同じ荒らしなんだし、煽ってもIDが同じですぐわかるんだから よくね〜なぁ〜そういうのよくねーよ。なんでスレ荒らすかねぇ。 / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 190 名前:もう必死の住人のフリ乙(爆) mailto:sage [2012/10/15(月) 04:42:23.13 ID:QcDoMrFK]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 191 名前:もう必死の住人のフリ乙(爆) mailto:sage [2012/10/15(月) 04:43:03.94 ID:QcDoMrFK]
- / _,,. ---:┴―----;;;;-.、,,__ ,.ィ l l/ / ノ__l__
,.、:-‐''":::::::::;;、 -‐ ''"´ `ヽ、::゙ヽ、 l l | / /´ l, ,. :'";、- '"゙´ \::::\ l |.;'/ / _, ';ア /,r '´ `ヽ;:::\ | l ! ./ X゙/ / .//`ヽ // ヾ;、::ヽ l ,ヽ/;'r゙;ヽ,ハ, / // ./ /::/ ';ヽ;:::l, l,. /ハ:| |ヾ;:;入ィヘ / .,イ、, /::/ .:. ';:::ヽヽ、-イ / ' .!| | ゙ '^.!| / / , ハ, `ヽ, /::/ .:;;;:. l::::::::j l, lハ| l1;イ/j/ ゙'、 l /::::,' : l::::/‐''"´`ヽ、 r:/ ゚ /;゙Y ノ'ノ./,., 、.| j /;':::::l :::::;;:::; |::/ 二`ヽ、,..>'゙;;彡'ノ/j /j i, ト、, ./::l::::::l ...::::::l;|::::;. j/゙'-、..._ ヽr:‐、_ヾ> .,__,,.rジ'゙シ'ノ/〜-,イ /:::::l::::::| .:::::i; .:l;l;::::', ,' `'i / (「 l::::::::::l;::::l .:::';::.ヾ;...\ .l ヽ/ \::::::::ヽ;:l :ヾ''"゙´!:`' .l ヽ;:::::::::゙、 ヽ;:::| l
- 192 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/15(月) 04:43:45.03 ID:QcDoMrFK]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 193 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/15(月) 12:37:05.94 ID:mcg+b1UI]
- クソ荒らしの方がよっぽど必死だよなw
- 194 名前:よーし、今日もよっぽど必死だぞー(爆) mailto:sage [2012/10/15(月) 15:05:15.30 ID:QcDoMrFK]
- クソは本スレに集中してるみたいだからこっちを使うか
クソ荒らしの方がよっぽど必死だよなw / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 195 名前:もう顔真赤の爆笑ブチキレ乙(爆) mailto:sage [2012/10/15(月) 15:06:37.97 ID:QcDoMrFK]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 196 名前:もう顔真赤の爆笑ブチキレ乙(爆) mailto:sage [2012/10/15(月) 15:07:21.11 ID:QcDoMrFK]
- ヘ-+------+--+-----+ヽ_
/:::|:::::::|:::::::::::::/::::::/::::::::::::::/:::::::/`\_ / ̄\::::::|:::::/:::......-―――--..........__/:::::::::::::::\ ┌ー ̄::::::::::::ヽ::|:::..-^ ̄ ^ ヽ、:::::::::\ ヽ::::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::ヽ ヽ:::::::::::::::::::::::/ :::: \:::::ヽ ヽ::::::::::::::::::/ :::::::: \::::|_ ):::::::::::::::| ::::*::::: ヽ:|::::ヽ /::::::::::::::::| ::;;;;: l::::::::ヽ /::::::::::::::::::| ノ::ii:ヽ:: l::::::::::| |::::::::::::::::::::| /::::;リ:::l:::: |::::::::::::| |:::::::::::::::::::::l ...l::::;リ:::/:: /:::::::::::::| .|::::::::::::::::::::::l . /:ア/::: /:::::::::::::::i l:::::::::::::::::::::::::l ./::`^::::: /:::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::l /:::::::::: /:::::::::::::::::::/ /:::::::::::::::::::::::l /::::::::::::: /::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::::::::i __-ー--=;;;:::::::::::::: ....::::/:::::::::::::::::::::::/ ./:::::::::::::::::::::::::::i"::::::::::::::: ヾ─ 、/"ヽ:/::::::::::::::::::::::::::::l ヽ::::::::::::::::::::::丶:::::::::: / il .ヽ:::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::::::::::::::ヽ::::::: / l ! ヽ:::::::::::::::::::/
- 197 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/15(月) 15:08:05.46 ID:QcDoMrFK]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 198 名前:もう顔真赤の爆笑ブチキレ乙(爆) mailto:age [2012/10/15(月) 15:13:14.33 ID:QcDoMrFK]
- >>193
>クソ荒らしの方がよっぽど必死だよなw ワロス ★もう必死の住人のフリ乙(爆)★言われてブチキレてやんのこのバカ>ホモERO豚(爆) 嵐にブルってねーでさっさと書き溜め分投下しれって(爆) だから真性低脳単純バカ言われんだよおまいは>ホモERO豚サクラフブキ(爆)
- 199 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/15(月) 17:50:33.95 ID:D0ZZ6vAF]
- もっともっと かもーん!!!
- 200 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/15(月) 20:08:08.02 ID:LglPU8Zy]
- 予定通り連載を続けます(笑)
「じゃぁ、いかにもすぐに抱かれる女はヒロインの資格なしってわけだね。」 「何事にも例外がありますので断言はできませんが、正ヒロインとしては無しです。サブヒロインとしては十分 ありです」 「たとえば主人公を導いたり」 「あるいは助けたり」 「なるほど。ストーリーの面から言えば、確かに聖女オールキャストじゃ話にならないな」 「なりません。起承転結を複数ヒロインでやるならば、トリックスターが必要になります」 「起承転結なしのときには」 「聖女オールスターのほうが喜ばれるでしょう」 「なるほど。ヒロインの種類についてはわかったよ。ところで田中君、ふたつばかし苦情があるんだけど」 「なんですか」 「まずワインがない。次にシチュエーションの話はどうなった」 「先々週の芋焼酎があります」 先々週、「日本の戦記について語ろう」と久子がやってきたときの手土産が芋焼酎だった。久子の名誉のために 書いておくと、話の内容は至極まじめかつ重いものだった。 「君は焼酎でいいのかい?」 幾分とがめるような視線で久子が問う。いくら久子がさばさばしているとは言え、女性と二人で官能小説につい て話をするときに焼酎でもなかろう。 「いえ、艶っぽい話の話をするときには、幾分でもロマンチックなアルコールがほしいところです。コンビニに 買いに行きますが、ごいっしょしませんか?」 「ここに残って君のPCを漁るのも楽しそうなんだけど、そう言うことをするには少し回りすぎてる気がするよ。 エスコートしてくださる?」 いきなり上品な口調に変わる。 「よろこんで」 「ところで、二つ目の苦情ですが、いつになったらシチュエーションの話が出てくるのでしょう?」 「それは道すがらお話しましょう」
- 201 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/15(月) 20:08:44.32 ID:LglPU8Zy]
- 「シチュエーションに関してですが、これは大まかにいって精神的シチュエーションと行為的シチュエーション
に分けられます」 「図書館的な分類番号はあるかい?」 「もちろんありません。それから言うまでもないことですが、私が勝手に分類しています」 「だろうね」 「ところで精神と好意ってかぶってない?」 「好意じゃなく行為です。行う、為す」 「行うナスだって、ふふふ、田中君のエッチ」 「精神的シチュエーションというのは、主人公とヒロインの精神的な立場です。これがとても重要です」 「スルーしたね」 「ですが、文学である以上重要であることは自明です。たとえば主人公、あるいはヒロインの告白シーンは いやがうえにも場を盛り上げます。一方で、行為的シチュエーションは純文学では大した重要性を持ちませんが エロ本ではきわめて重要です」 「ねえ、行為って体位?」 さすがに声を潜めて久子が聞く。 「それも含めての行為です。たとえば、体位という言葉が出ましたので例にあげると、同じバックでもベッドの 上か、シャワールームか、鏡の前か、窓際かでまったく異なります」 「確かに。これはドキドキするね」 「ヒロインは堅い女、あるいは堅いイメージの女という話をしたときに、カタルシスだといいました。行為も同じ です。『あ、こんな』とヒロインが思う行為で初めてヒロインが生きます。」 「確かに」 「チェックシート的に体位を変えていくだけではエロ本としては持ちません」 「AVじゃないからね。挿絵でも有ると違うかな」 「挿絵がつくのは月刊誌に掲載されているときくらいでしょうね。なんにせよ、それは僕が目指すものじゃないです」 「プロ目指してるの?」 「いえ、表現を追求したいんです」 「えらいね。あと、芸の肥やしとか言ってお姉さんを押し倒さなかったところもえらいわ。」 「やった人は居るそうですが」 「そうなの?と、驚くもんかい。趣味と実益ってやつだろ」 「川上宗薫先生は、取り付かれたように女性を口説いたといわれています」
- 202 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/15(月) 20:09:22.20 ID:LglPU8Zy]
- コンビニで籠にワインボトルを3,4本放り込みながらも話は続く。
「実際には、精神的シチュエーションと行為的シチュエーションは切り離して考えにくいです」 「…相乗効果か」 「そうです。単体ではなんでもなくても、組み合わせると興奮が高まる。たとえば、コンビニの休憩室なんか 格好の場所です」 「見つかるかもしれない、という緊張感だね」 「そうです」 「『田中君、だめ、見つかっちゃうわ』ってやつだ」 「そうです。精神的なだけなら純文学です。好意的なだけなら教科書です。両方のシチュエーションがかみ合って はじめてエロ本のシチュエーション足りうるのです」 レジで一郎が勘定を払っている間、横で久子は今にも笑い出しそうなのを必死でこらえていた。レジ裏の休憩室で 行われる密やかな愛戯でも創造しているのだろう。 「先に出てればいいじゃないですか。変な目で見られてましたよ。」 自動ドアを出て、一郎がなじる。 「いや、『田中君、だめ、笑っちゃうわ』って、妙に興奮して」 「まぁ、それです。ヒロインが羞恥に染まるというのがエロ本では重要な要素になります。精神的シチュエーションと 行為的シチュエーションの組み合わせは膨大ですら、結果としてエロ本のシチュエーションは膨大になります」 「羞恥に染まらないと、田中君の好みに合わないのはわかったよ。でも、さっきのサブヒロインみたいに王道 じゃないシチュってもあるんでしょ」 ありますよ。たとえば凌辱のジャンルがそれです。
- 203 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/15(月) 20:10:50.49 ID:LglPU8Zy]
- >>199
>もっともっと かもーん!!! 応援ありがとうございます。まったりいきます。
- 204 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/15(月) 20:11:30.81 ID:LglPU8Zy]
- 「凌辱って、エロ本の王道かと思ってたよ」
「そう言う見方もあるでしょうね。凌辱がわき道だってのは僕の趣味でしかありません。フランス書院では堂々たる 主流派です。ちなみにフランス書院のWEBサイトは www.france.co.jp なんですが、フランス政府は何も言わないん ですかね」 「エロも文化だと思ってるのかも」 「眼中にないのが真実だと思いますが、フランスのアパルトメントでは窓を開けたままやってるそうですから、 当たらずとも遠からずかもしれません」 「田中君は羞恥心がないエロは嫌いなんだよね」 久子がニヤニヤしながら聞いてくる。 「不可欠じゃないですよ。陶酔感のあるセックスは羞恥心をまとう女性と同じくらいすばらしいものです。が、 その場合も羞恥心があるといっそうよいものになります」 「ふふん、その辺は知識なのかい、経験なのかい?」 図星だったのか、言いよどむ。 「僕の女性経験を聞き出したいのなら、もう少し親密になってからにしてほしいですね」 「ほほう、腕の中で聞けよって言うの?ちょっと考えさせてもらいたいね」 「そうしてください。話を変えますか?」 どうも話の腰を折られて熱が冷めたらしい。 「ええ?頼むよ続き聞かせて」 「はい。何の話でしたっけ」 「凌辱は王道かって話」 「そうでした。凌辱は出版数では堂々たる主流派ですよ。それには理由があります」 「男性側の願望でしょ?」 「そうです。ほとんどの男は、望む女性すべてを抱けるわけでは有りません。というか、ほとんどの男は、 望む女性のほとんどを抱けません。まったく抱けない人も居ます」 「その衝動の代替としてエロ本を読む」 「そうです。手の届かない女性、手を出してはいけない女性、拒む女性を力ずくで自分のものにする。そういう 願望を形にしたのが凌辱ジャンルです。」 エントランスに入ってからさすがに一郎は口をつぐんだ。夜に自分が住むワンルームマンションの前で強姦の 話をするなど、無神経にも程がある。
- 205 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/15(月) 20:14:38.54 ID:8nw6GwMN]
- 予定通り連載を続けます(笑)
周囲は明るい。 今は正午ぐらいだろうか、遊園地はまだ客で賑わっている。 俺は徐々に正常な感覚を取り戻していった。 何時の間にか俺の手を守るようにしていた手は離れていた。 俺と奴はでかでかと『出口はこちらです』と書いてある看板に従って 巨大な施設から離れていく。 もう一度奴の方を見た。 俺の視線に気が付いた奴は、事のあらましを説明し始めた。 最後の所で、ゾンビが蘇って群れを成し襲って来る演出らしいが、 どうやら俺と奴と誘導員が何かの調子で逸れてしまったらしい。 奴は誘導員が導くままに一緒にゾンビから走って逃げた。 しかし俺は取り残されてしまった。 それに気が付いた奴は俺を迎えに行った。 やはり、さっき俺の手を握り締めていたのは奴の手らしかった。 奴は俺の方を見て、大丈夫か、と聞いて来た。 妙に晴れやかな笑顔だ。 俺は状況を把握して、体中の血液が顔面に立ち昇ってくるのが分かった。 奴は俺の頬をぺしぺしと叩く。 少し冷たい指先が俺の頬に当たる。 本当に大丈夫か、と今度は少し真面目な表情で俺の瞳を覗き込んで来る。 俺は奴の目を直視する事が出来ずに、目を反らして頷いた。 穴があったら入りたいような気持ちになった。 奴と歩きながら俺は頭を抱える。 気分でも悪いのか、と奴が聞いてくる。 別に、と俺は簡潔に答えた。 そうか、と奴は答えて前を向く。 遊園地客のざわめきが耳に伝わってくる。 俺は嬉しいような、嬉しくないような気持ちになった。 さっきの手の感触が、まだ掌に残っている。 それを思うと、俺はむず痒い気持ちになる。
- 206 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/15(月) 20:15:24.50 ID:8nw6GwMN]
- 眠い…ので続きは俺の脳内で書いておきます…orz
皆さんおやすみなさい… 俺はふらつきながら、奴が飯でも食うか、 と聞いて来たので適当に頷いておいた。 ジャケットのポケットから携帯を取り出して確認すると、 時間は丁度昼飯時だ。 奴は地図で確認しながら歩いて行く。 遊園地の客は午前中よりも増えたようだ。 人ごみを避けつつ奴の後を付いて行く。 奴の左手が空いているのが目に付いた。 俺は複雑な気持ちになった。 つい先程まで、俺の右手を握り締めていた手だ。 歩くのが速い奴の隣りに駆け寄るようにして並び、右手でキャップを被り直した。 目的地に付くまで特に会話は無かった。 ゲーセンとかあんま行かないのな、と俺は話し掛けた。 まあな、と奴は地図を見ながら答えた。 でも俺はそれ以上会話を続ける事をしなかった。 気温は真昼時で、陽が差しているから若干暖かい。 遊園地内を迷い無く歩いていった奴の先には、 お土産屋とレストランが一体になったような施設がある。
- 207 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/15(月) 20:16:05.79 ID:8nw6GwMN]
- 中に入ると広々とした空間がそこにあった。
お土産屋が右にあり、レストランが左。 仕切りの壁に窓があって、隣りの施設の様子が視界に映る。 広めのログハウスで作りは木造、見ると二階席に繋がる階段がある。 上は吹き抜けになっていてお洒落な内装だ。暖色の照明が店内を明るくしている。 中は込み合っていたが並んでは居なかった。 俺と奴が出入口付近のボードでメニューを確認していると、 アメリカのレストランに居そうなコスプレの店員が声を掛けて来た。 窓際の二名の席に案内されて、俺はジャケットを脱いだ。 テーブルは四角く、こちらも木で出来ている。椅子も悪くない。 奴は脱いだ上着を自分の椅子に掛けているところだ。 こういうところが几帳面だと思う。俺も椅子の背凭れに掛けてから椅子に腰掛ける。 中は暖かく、四角い窓から外を行き来する人々の姿が見えた。 俺はそこで、本来の目的を思い出していた。 奴と遊ぶのが楽しくて、すっかり忘却の彼方へ追いやってしまっていた。 女友達同士で来ているのを捕まえて遊びに誘う事だ。 世間一般ではこれをナンパと呼ぶ。 どうしてナンパと呼ぶのかは知らないが、水とお絞りを出してきた店員に、 カルボナーラ、と言った。俺は奴の方を見て、お前は、と聞く。 俺はミートソースで、と奴は店員に直接答えた。 俺達を接客した店員は女でショートヘアの、中々可愛い部類だ。 頭にヘッドドレッサーを付けている。この店の制服なのだろう。 取り出した注文表に何か―俺達の注文の他に無いのだが―を書き付けて、 メニューを確認する。 俺はそれに頷くと、彼女は人込みの中へと消えて行った。
- 208 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/15(月) 20:16:41.90 ID:8nw6GwMN]
- どういうのが好みなんだ、と奴に聞いてみた。
奴はお絞りで手を拭きながらのんびりと、そうだな、と答えた。 黒のVネックから白い首が伸びている。 首元には鎖骨が見える。 俺は奴の手元を眺めると、さっきの出来事を脳内に思い浮かべた。 触れた感触が拭われてしまうのが何だか勿体無いような気がする。 俺は少し黙って、冷たい水を一口呷った。 さっきの店員、結構可愛くなかったか、と俺は言ってみた。 奴は店の奥の方に目をやって、彼女、と聞いてきた。 それから店内を見渡して、俺はああいうのが好きだな、と答える。 奴の視線の先を辿ると、少し遠くの席に、黒髪ロングの女性が居た。 顔立ちがきりっとしていて芯が強く、和服が似合いそうな美人だ。 丁度もう一人の女の友達と、食事を愉しんでいる最中である。 俺は、ふうん。と答えた。 自分で聞いておきながら何だか複雑な気分だ。 何がどう複雑なんだろう。 心の中で問い掛けてみたが、俺の引き出しの中に答えは見付からなかった。 俺は布巾を広げつつも手は拭かなかった。 そうこうしているうちに、料理が運ばれて来た。 さっきと同じ彼女が、失礼します、と俺と奴の目の前に、 それぞれのスパゲッティーをお盆から静かに置いていく。 彼女は中々のスタイルの良さで、胸が大きい。 もう一度確認を終えると店員は次のお客の案内に掛かる。 ああいうのはどう、と俺は自分の胸の前で、 自分には無い架空の女の胸を持ち上げるような動作をして見せた。 奴は他の客の対応に当たっている彼女の背中に目をやってから、 大きいに越した事は無いな、と答える。 俺は形の良さ重視だな、と返すと奴は、 そう、とだけ言った。
- 209 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/15(月) 20:18:01.74 ID:8nw6GwMN]
- 俺はカルボナーラをフォークで小さめに巻いてから、
口に一口運んだ。 遊園地レストランのカルボナーラは、子供向けの濃い味付けだ。 不味い。 俺はそう思った。 クリームのソースが少ししょっぱい様な気がする。 向かいの席に座っている奴の方を見た。 奴はフォークで巻いたスパゲッティーを落さないようにスプーンで すくいながら巻いて、一口大よりも少なめにすると、口に運ぶ。 ミートソースは軽く絡める程度だ。 奴が俺の視線に気付くと、美味いか、と聞いて来た。 不味いよ、と俺は答える。 俺のは不味く無いぞ、と奴はミートソース・スパゲッティーの皿を こちらへ差し出した。 奴のをフォークに巻いてから口に運ぶと、美味い。 服汚れるぞ、と奴が注意したので、俺は黙って左手にスプーンを装備する。 俺が差し出したカルボナーラを試食している最中の奴に、 美味いか、と聞いてみると、 微妙だな、と奴は答えた。
- 210 名前:よーし、今日もわしがききたいくらいじゃ(爆) mailto:sage [2012/10/16(火) 04:34:32.72 ID:iTnOP9nd]
- あ
>>588 詳しくと言っても、なかなかムズイ 思春期息子を勉学に集中させるために、抜いてやるうちにフェラ、 そして合体といった話が多い。 一発目に引き続き、何発かちゃんとやってるとこまで書かれている。 その前に他のスレを荒らしと一緒に荒らすのやめろって こいつはおじさんの隠れ家を「おじさま」ってスレでずっと呼んでる奴だよな。 毎日荒らしを煽って荒らしの片棒担いだり、「母乳モノさいこー」ってよそのスレを荒らして、 一方では>>546とか>>587みたいにここで平然とレス。 レビューするのもいい、しおじさまって呼ぶのもいいけど 他のスレをあらしと一緒に荒らすのはやめたほうがいい 根性入れて粘着しろよ 母乳モノさいこー 市販の小説でなんかいいの知ってる人おらんか わしがききたいくらいじゃ / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 211 名前:もう必死の住人のフリ乙(爆) mailto:sage [2012/10/16(火) 04:35:23.36 ID:iTnOP9nd]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 212 名前:もう必死の住人のフリ乙(爆) mailto:sage [2012/10/16(火) 04:36:13.62 ID:iTnOP9nd]
-
/ _,,. ---:┴―----;;;;-.、,,__ ,.ィ l l/ / ノ__l__ ,.、:-‐''":::::::::;;、 -‐ ''"´ `ヽ、::゙ヽ、 l l | / /´ l, ,. :'";、- '"゙´ \::::\ l |.;'/ / _, ';ア /,r '´ `ヽ;:::\ | l ! ./ X゙/ / .//`ヽ // ヾ;、::ヽ l ,ヽ/;'r゙;ヽ,ハ, / // ./ /::/ ';ヽ;:::l, l,. /ハ:| |ヾ;:;入ィヘ / .,イ、, /::/ .:. ';:::ヽヽ、-イ / ' .!| | ゙ '^.!| / / , ハ, `ヽ, /::/ .:;;;:. l::::::::j l, lハ| l1;イ/j/ ゙'、 l /::::,' : l::::/‐''"´`ヽ、 r:/ ゚ /;゙Y ノ'ノ./,., 、.| j /;':::::l :::::;;:::; |::/ 二`ヽ、,..>'゙;;彡'ノ/j /j i, ト、, ./::l::::::l ...::::::l;|::::;. j/゙'-、..._ ヽr:‐、_ヾ> .,__,,.rジ'゙シ'ノ/〜-,イ /:::::l::::::| .:::::i; .:l;l;::::', ,' `'i / (「 l::::::::::l;::::l .:::';::.ヾ;...\ .l ヽ/ \::::::::ヽ;:l :ヾ''"゙´!:`' .l ヽ;:::::::::゙、 ヽ;:::| l
- 213 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/16(火) 04:37:06.88 ID:iTnOP9nd]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 214 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/16(火) 08:30:08.78 ID:3sNH9p/5]
- もっともっと〜
- 215 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/16(火) 10:40:18.07 ID:otzOlKGJ]
- 予定通り連載を続けます(笑)
「チーズ切るから台所かしてね」 「いいですよ。ワインは赤白どちらから行きますか?」 「赤にしよう。酔いが回りきってから飲むのは白がいいよ。」 「わかりました。」 「あ、コップとって。洗うから」 コンビニにしてはなかなか気が利いていて、二次会のつまみには再びカマンベールチーズが登場することとなった。 「で、願望を満たすために凌辱を読むんだ」 「そうです。が、凌辱というジャンルは書くほうからすると精神的なシチュエーションが著しく狭まります。」 「女の意志は無視だもんね」 「尊重していたら凌辱ではないですからね。その結果、ヒロインの設定のうち主人公との精神的な関係はほぼ 意味がなくなってしまいます。」 「たとえば」 「幼馴染とか、ほのかな恋心とか、一目ぼれとか、母性愛とか、ツンデレとか」 「ツンデレもエロ本になるかい?いや、エロゲーになりうるのは知っているけどさ」 「知ってるんですね。エロ本にもなりますよ。むしろヒロインの機微を描けるという意味では恥ずかしいほど エロが引き立ちます」 「なるほどね。ともかく、セックス前のヒロインが主人公をどう思っているかは無意味になるんだ」 「忌避している、見下しているという感情はスパイスになりえますが、それが効くのは行為に入ってからです。 文学的に考えれば、凌辱される前の女性がいろいろと考えること、募る不安は十分以上に描く対象足りえるので すが、エロ本としてはほとんど無価値です『感じてはいけない』といった決意が表されれば十分です。もっとも 例外はいつも有ります。身代わりに抱かれるといった場合には、ヒロインの迷いを存分に楽しむこともできます」 「私が抱かれるからその子に手を出さないでっ」 久子がすっかりなりきってセリフを言う。 「抱かれる?抱いてくださいの間違いだろ」 「ネズミをいたぶるネコってわけね」 「言葉なぶりは凌辱劇の重要な要素です。ここが実は難しいところなんですよ」 「そうなの?」 「凌辱劇にはいくつか重要な要素があります。まず、本来手を出せない女性を自由にできるということ、つぎに 抵抗する女性がいつか感じてしまうということ、そしてそう言う女性をなぶることです」
- 216 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/16(火) 10:41:08.62 ID:otzOlKGJ]
- 「凌辱自体がなぶり物なんだけどね」
「なんですが、言葉でなぶることで、ヒロインに今の立場のみじめさを嫌というほど思い知らせる効果があります」 「でもさー、女の立場で言うと泣き叫ぶよ。多分。」 「実際そうだと思いますよ。凌辱劇といっても、エロ本になりうるのはほぼ完全な虚構です。凌辱される女性が泣き 叫ばない、暴れない、じっと男のやることを耐えている」 「いやー、これもご都合主義だね」 「そのご都合主義を成立させるための下ごしらえが、凌辱劇の重要なポイントです。」 「さっきの身代わりとか」 「はい。身代わりを女性が自分から言い出さざるを得ないような状況を作ることで、抵抗できなくしてしまうのです」 「なるほど」 「そのほかにも、事前に親切にしてやって信頼を勝ち取り、抱いてから凌辱であることをあかす手もあります。」 「手がこんでいるね。」 「綺羅光の『凌辱女学園』がそれです。ヒロインの母親をだまして抱いた後、彼女に媚薬を打ってへろへろにし、 目隠しのまま彼女が忌み嫌う教師に抱かせるんです」 「いや、ディープだ」 「目隠しの間はクスリの効果もあって、男が交代しても愉悦の言葉を吐きながら恥らうんです。それが目隠しを とられた途端に地獄絵図です。それまでの自分の言動すべてが一気に自分自身をなぶりつくします。それから、 あえてばれやすい場所で凌辱することもあります。」 「かえって声をあげられない」 「そうです。社会的立場のある人ほど、恥ずかしい場面を見られることを拒みます。トイレってのは定番ですね。 デパートの更衣室ってのもあります。」 「痴漢もそうだね」 「シチュエーション的にはそうです。ところが痴漢は凌辱物の下ごしらえとして成立しにくいんです。」 「なんで?」 「痴漢に会った女性は駅を降りて逃げればいい」 「あ」 「凌辱劇で痴漢が効果をあげるのは、導入の静かにさせる場面ではなく、いったん落として逃げられなくなって からのなぶりのフェーズです」 「奥が深い」
- 217 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/16(火) 10:41:50.26 ID:otzOlKGJ]
- 「なぶりの話をする前に、凌辱劇のもうひとつのパターンを挙げましょう。バイオレンスです。」
「定番な気がするけど」 「ところが、エロ本に関してはいまいちなんですよ。男が大きな声を張り上げる、女が泣き叫ぶ。男が挿入する、 女が泣き叫ぶ。男がピストン運動を行う、女が泣き叫ぶ、男が射精する。女が泣き崩れる」 「いやだなぁ。シチュエーションがというか、読書家の末席を汚す者としても、そんなのは読みたくないよ。」 「バイオレンスな凌辱が成立するのは、バイオレンス小説の中だけです。エロ小説の場合純粋なバイオレンスじゃ だめだ」 心なしか、一郎の背筋が伸び、ぐっと力の入った調子でしゃべっている。やくざ映画を見た後の男のようだ。 「どんな風に不純にすればいいの?」 「まず泣き叫ばないようにすること。仕込みですね。バイオレンスの場合人質が有効です。」 「まぁ、バイオレンスだからね」 「で、エロの主軸はやはり最初は耐えていたヒロインが声をあげ始めるというスジです」 「ほかとおんなじじゃない」 「バイオレンス・エロの場合、男の柄が悪いですね。『おらぁ、お高くとまってんじゃねーよ』『ひゃはは、 こいつ濡れてるぜ。さっきまでの威勢はどうした』ってところでしょうか」 「口だけバイオレンス!」 久子が笑う。 「本当にがんがん暴力をふるうと、読者が引きますんで。そう言うわけで、バイオレンスの凌辱劇は、あまり バイオレンスなものにしてはいけません。ただし、ストーリーは楽です。」 「暴力は不条理だからね」 「そうです。銀行強盗に失敗した凶悪犯が、銃を持ったまま女子高に逃げ込む。鉄板です。」 「酒池肉林だ」 「肉林です。あとは時間をたっぷりとる方法と場所を押える方法だけ考えればいい。」 「場所?」 「たとえば教室で生徒を前に女教師を犯すというのは、そそりそうに感じます。でもそうでもない。」 「そうでもないかな?」 「そうでもないですね。じっくりといたぶるにしちゃ、集中できないんです。生徒が泣いたり、『先生』と 声をあげるとリズムが悪いでしょ。だから、どこかに移動して一人一人なぶるほうがいい。」 「生徒をなかせなきゃいいじゃん」
- 218 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/16(火) 10:43:59.98 ID:otzOlKGJ]
- 「生徒を泣かせない。そういう選択肢もあります。でも、その場合、いっそ生徒を共犯にしてしまったほうがいいです。」
「え゛、生徒が強盗の共犯になるかね」 「なりえます。犯人が誘導すればいい。ただし、犯人が知的になってきますから、バイオレンスっぽくない。」 「うーむ。そんなものかね」 「そんなものです。とにかく徹頭徹尾暴力的ってのはエロ本としては似合わないのです。エロ本に出てくるやくざは たいてい女扱いになれていて、脅す、なだめるの使い分けがうまく、ヒロインをちぢみあがらせた後にゆっくり身体 から性感を引き出していきますね。」 「落花狼藉にあいながら、身体が悦びの声をあげてしまう悲しさ」 「『身体は正直だね』という言葉が一番合うのもこのパターンです。この一言に対する女性の反応は、凌辱小説の もっとも重要な部分のひとつです。」 「女としては悔しいよ」 「悔しさに身体を震わせても、悲しみに涙を流しても読者は喜びますよ。だけど、其処に至るまで抵抗してほしい。」 「その抵抗が長いほど、落ちたときのカタルシスが大きいね」 「おおきいです。で、長くするために段階的に落としていくのです」 「段階的に」 「段階的にです。たとえば、泣き叫んでいた女の子が挿入され、ピストン運動をされると、イヤーっやめてー アーッ感じるーと激変するような作品もある」 「うそだ」 久子が笑う。 「さすがに商業作品でこんなのは少ないですが、ありますよ。しかも処女喪失で。」 「わかったよ、ご都合主義だったね」 今度は一郎が苦笑する。 「そんなところです。残念ながらそんな本でも売れちゃうんですけどね。ともかく、凌辱劇の花形がゆっくりと落ちていく ヒロインであることに変わりはありません。ですから、この場合男はヒロインをゆっくり脱がしながら、言葉と身体でなぶり 尽くさないといけないのです。見せ場です」
- 219 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/16(火) 10:45:07.83 ID:otzOlKGJ]
- 「なぶるってのは、いっひっひって感じで?」
「それもありですね。ただ、あまりヒヒ爺っぽいと、今度は狡猾な責めとのギャップが大きくなります。そういうのが好きだ という人も居るとは思いますが。」 「田中君が好きじゃないのはわかったよ」 「ヒロインは段階的に落としていくわけですが、これは、彼女の反応を読者と楽しみながら一つ一つ手順を踏んで 行くことになります」 「うん」 「たとえば、まずうなじに触れる、ヒロインがピクリと身体を震わせるのをみて、にやっと笑う。絶望と恐怖で息が 荒くなるヒロインの服のボタンを一つ一つ取っていく。ブラウスを脱がすと現れる透き通るような肌。ここで肌の様子 をどれだけねっちりと表現できるかがひとつのポイントです。そっと触れるともう一度身体を震わせます。『感じや すいんだね』と揶揄する男。お嬢さん育ちの素直な女性なら『違います』くらい言うでしょうし、気の強い女性なら 唇をかむでしょう。で、いよいよブラをとるわけです。」 「いよいよだね」 居心地が悪いのか、久子は小さな声になっている。 「現れた胸の大きさですが、これはヒロインによってやはり変えた方がいいです。」 「男はみんな巨乳好きでしょ」 ちょっと拗ねたような声で久子がいう。彼女はどちらかというと貧乳だ。 「そうなんですが、ここはいたぶるのが目的です。さっきのお嬢さん育ちなら見事な形と大きさがいいですね。で、 ねっちりと誉めたててヒロインをいたぶる。ところが気の強いヒロインなら小さいほうがいい。」 「コンプレックスをいたぶるんだ」 久子がかなり卑屈な声色で言う。 「そうです『へぇ、気は強いのにここは控えめじゃないか』とかいって。で、ヒロインが屈辱に顔をそむけると、 また笑う」 「…」 「胸が出てきたところでいよいよ落としが始まります。ゆっくりと胸の肌触りや柔らかさを楽しみながら、肌に舌を 這わせて味わいます。」 久子が、胸をガードするように肩をすぼめる。 「このときねっとりとしつこく愛撫するのですが、乳首は避けます」 「じらすんでしょ」
- 220 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/16(火) 10:47:40.71 ID:v9/7rYKJ]
- 予定通り連載を続けます(笑)
取り替えても良いぞ、と奴は言ったが、俺はその申し出を断った。 その後俺達は黙々を飯を食った。 特に話し合うようなことも無い。 俺は次の予定だけ相談してみた。 奴も特にこれといった計画は無いようだ。 遊園地のパンフレットを見ながら、例のお化け屋敷と一二を争う 人気のジェットコースターがあるのを見つけて、俺はそれを指差した。 待ち時間もあるだろうから時間も潰せる。 奴はそれ乗ったら観覧車乗って帰るか、と答えた。 何でお前と、と言うと、奴は俺と視線を合わせてから、 夕日が綺麗に見えるから、と答えた。 俺は、いいよ、じゃあそうしよう、と返す。 飯を食い終えると俺たちは店を出た。 何故だか奴が全額奢ってくれた。 俺は断ったが、奴は、俺が遊園地に誘ったから、と言った。 そうだっけ、と思った。 確か奴と遊園地のチケットが余って困っているというような話をしていて、それで…。 考えているうちに奴はレジで会計を済ませ、気が付くと出口に向かうところだった。 俺は後を追いながら、サンキュー。とだけ言っておいた。 忘れもんとか無いよな、と奴が聞いて、 俺は自分の装備を確認してから、無いよ、と答えた。 外は寒い。暖かい店内から外に出た途端、冷たい風が頬を刺す。 俺は肩を竦めて、ジャンパーの前を上まで閉めた。
- 221 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/16(火) 10:48:17.68 ID:v9/7rYKJ]
- 奴と俺は、ジェットコースターを目指して歩いた。
取り留めの無い話をした。 行列待ちの時間も。 奴との話題は尽きる事が無く、楽しい。 順番が来ると、奴は奥のシートに座った。 俺は手前のシートに座る。 恐怖系は大丈夫なのか、と俺はからかい半分に聞いた。 シートベルト締めろよ、と奴は言った。 奴に指摘されて俺はシートベルトを締め、止め具をしっかりと降ろした。 ジェットコースターは信号音と共に、徐々に上昇を始めた。 かなり上まで引っ張り上げるから、下りに入るまでかなり時間がある。 今か今かという緊張感が、不安と恐怖と期待を煽ってくる。 ようやく頂点に上り詰めてからも妙に時間が掛かる。 そこからは一気に下りだ。 きゃーとかわーとか他の客が叫んでいる。 俺はぐっと力を入れて耐える。奴の様子を見やる暇も無く、 右に曲がれば左に曲がり、上がったり下がったり、とにかく怖い。 俺はひたすら耐える。 ようやくゴール地点が見えて、最後はスッと止まった。 俺と奴は降りて、出口に向かった。 俺は笑っていた。 奴も笑っていた。 お互い笑いながら、お互いを笑い合って、俺達はジェットコースターを後にした。 もう、このままで良いと思った。 俺は奴と二人で居るのが楽しい。 奴も楽しそうだ。 他には何も要らないと思った。 そう思いながら、いつのまにか時間は過ぎて行った。
- 222 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/16(火) 10:48:56.42 ID:v9/7rYKJ]
- 俺達は観覧車に向かった。
冬だから陽が短いのだろう、暮れが迫って来ている。 人は少し並んでいるくらいで、他に比べれば少ない方だ。 すぐに俺達の番になって、係員に誘われるようにして乗り込んだ。 ガチャンと外から鍵が掛けられた。 俺は右に、奴は左に腰掛けた。 楽しかったな、と俺は興奮気味に言った。 奴も、そうだな、と頷いた。 俺達を乗せたゴンドラが、ゆっくりと高度を上げて行く。 僅かに時間が流れた。 俺と奴は、外の景色を眺めていた。 奴が、今日は付き合ってくれてありがとう、と口にした。 俺の方こそ、と答えた。 楽しかった。と奴は言った。 俺も、と返した。 奴が俺の方を見ていたので、俺も奴を見た。 微笑を浮かべているような、そんな目元だ。 目を合わせると、黒い瞳の中に吸い込まれそうな気がする。 少し黙ってから、ゾンビ屋敷で俺に抱き付いて来ただろ、と聞いた。 奴は案外すんなり、ああ、まあな、と言った。 怖かったのか、と俺は聞いた。 少し、と奴は答えた。 お前は、迷子になっただろ、と奴は言った。 俺は沈黙した。 しかも涙目だった、と更に付け加えられた。 だから、おあいこだろ。 俺は顔が紅潮するのを感じてから、泣いてない、と言った。 いや、泣いてた、と奴は言った。 俺は外の景色に視線を移した。
- 223 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/16(火) 10:49:36.03 ID:v9/7rYKJ]
- 俺は奴が握った右手の感触を思い出していた。
遠くの方に、例のお化け屋敷が見えている。 人が蟻のように小さくなっていく。 奴が、女見付けられなくて、残念だったな。と言った。 俺は黙っていた。 何だか、口にしなくても、今なら分かるような気がする。 何が分かるんだろう、と俺は考えてみる。 今日の出来事を色々と思い出してみた。 俺は奴と一緒に居てみて、嬉しいような悲しいような、 このままで居たいような居たくないような、両極端の気持ちを感じる。 まるでシーソーだ。 不安定で、どちらかに定まる事が無いのだ。 俺はある事に気が付いて、あ、と口にする。 観覧車は四分の一くらいの高さに来ている。 奴の向こうに、オレンジ色の夕日が見える。 雲の間から、太陽が顔を覗かせている。 奴の黒の髪の毛が、夕日と同じ、黄金色に染まる。 俺の視線に気が付いて、奴は背後を見やった。 どれ、と奴は俺の隣りに席を移す。 少し俺の方に、ゴンドラが傾く。 俺は奴を見る。 奴も俺を見る。 奴の顔の半分が、黄昏色の影を落として輝いている。
- 224 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/16(火) 10:50:16.97 ID:v9/7rYKJ]
- 奴の左手が俺の右手に重なって、
流れるようにして奴は俺にキスをする。 キャップが床に落ちる。 俺はとりあえず目を閉じる。 触れるような、唇を食むようなキス。 その流れが自然なものかどうか、俺にはよく分からない。 そのままで居たいような居たくないような。 またシーソーだ。 強い日差しを、瞼を通して感じる。 奴の手は冷たくて暖かだ。 唇からも体温が伝わる。 呼吸音が間近で聞こえる。 奴もそんな風に感じているのだろうか。 暗闇と黄昏色との間で、俺は考える。 観覧車というのは案外他の客の様子が見えたりするものだが、 今は上からも下からも、完全に死角になっている。 長い時間そうしていた気がする。 たったの数秒のような気もする。 奴は唇を静かに離してから、前を向く。 夕日の当たる横顔が綺麗だ。 俺も夕日を見る。 観覧車が頂上付近に来て、下りに入り始める頃には、 奴は自分の席に戻っていた。
- 225 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/16(火) 20:28:17.34 ID:otzOlKGJ]
- pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349854811/18
pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349790118/22 pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349697250/36 pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349934458/13 >>>1 >重複 > >母親が他人に犯される 漫画・小説 #13 >pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349575117/ 誘導の通り連載を続けます(笑) 「そんなところです。ヒロインは必死で耐えますが、吐く息に少し甘い音が混じり始めるで、ここで一言『感じて きたようだな』」
- 226 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/16(火) 20:29:31.85 ID:otzOlKGJ]
- 「ありきたりじゃない?」
「いいんです。そんなありきたりな責めには負けないつもりのヒロインが、落ちていくのがいいんです。で、 ヒロインが『そんな』と否定の言葉をつぶやくと同時に乳首を吸ってやる。たまらず声を出すヒロイン」 「思う壺ね」 「そうです。声をもらす屈辱を強くするために、あえてあらかじめ性感を否定させるんです。あとは同じパターンの 繰り返しですが、一度声を漏らしてしまうと、ヒロインも我慢が難しい。乳首からわき腹まで縦横に身体を探られて 性感帯を見つけられてはいちいち男に性感帯を見つけたと宣言される。ヒロインが否定できないほど声を漏らし始めたら、 今度はいよいよ最後の布切れです。」 「パンティって言わないの?」 「婉曲な表現のほうが好まれますね。『もう、たっぷり濡れてんじゃないのか』と声をかけます。当然濡れているのは わかっていますが、これもヒロインに否定させるためです。『じゃぁ、確かめてやるよ』と余裕で耳元にささやいて 彼女の女の部分に手を伸ばす。じっとりと下着が濡れているのを指摘して笑う男。悔しさに声をあげるヒロイン」 「…」 「下着を脱がすときにも現れた茂みをねっとりと描写してやります。お嬢様育ちのヒロインなら褒め称え、気の強い ヒロインならからかうのも同じです。で、いよいよヒロインの大事な部分に触れるわけです。」 「一直線ねもうすぐゴール」 「ここで触れ方はいくつか有ります。下半身を広げてじっくりとその部分を見ることもできれば、添い寝して女性の 部分に手を伸ばし、耳元で甘い言葉をささやきながらもてあそぶ。あるいはいきなり吸い付いてもいいでしょう。 なんにしてもヒロインはやはり声を漏らさないように耐えて身をくねらせるだけです」 「ちょっとくどすぎない?」
- 227 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/16(火) 20:30:07.00 ID:otzOlKGJ]
- 「ちょっとくどすぎない?」
「そんなことないです。ここがあっさりしていたんじゃエロ本じゃなくて単なるセクシー小説ですよ。とにかく、 必死で我慢しているのに男の舌に追い立てられて、ヒロインはエクスタシーに向かって昇り詰めていきます。 でも、男は許さない。寸止めでじらす。ヒロインが危うく気をやってしまいそうな自分だったことを認識したところで 再びなぶる。これの繰り返しです。その間、ヒロインをからかってやるのを忘れてはいけません」 久子は黙ってワインを舐めている。 「で、ヒロインが性感の高原を苦しみさまよい始めたところで、ようやく挿入ですが、大事なことがあります」 「今度は何?」 「ヒロインは、性的な経験を積んだおとなの女性のほうがいいんです」 「あら、制服の生徒会長なんかでもいいんじゃない?」 「確かにこれまで純潔を守ってきた清楚な生徒会長が、男にいたぶられて性感を味あわせられる、というシチュエー ションもありです。が、その場合長編が前提になります」 「ん。イケないから?」 「そうです。処女の場合愛撫で行くことができても、セックスそのものではいけませんから。いったと書いても かまいませんが、少々突拍子もないストーリーになります。ですから。ヒロインの経験が浅いなら、そのヒロインを 凌辱によってゆっくり女として花開かせる長編のほうがいい。」 「そりゃかわいそうだわ」 「短編なら、成熟したヒロインに限ります。で、いよいよ挿入ですが、ここまでで十分高まっていますから、 挿入されただけでヒロインは身をよじらせて苦しむ。男のほうはヒロインの耳元で、彼女のモノの具合がどうか ささやいてやるわけです。ヒロインが恥辱に顔を赤らめたところでピストン運動がはじまる」 「…」 「どうでもいい話ですが、この場合よく使われる『抽送』は間違いで『抽迭』が正しいそうです。が、誤用で あっても広まってしまっていますので、大御所のポルノ小説家も抽送を使っています。フランス書院の編集者は 全員辞書登録しているそうです」 「へーへーへー」
- 228 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/16(火) 20:30:44.28 ID:otzOlKGJ]
- 「とうとう、夫や恋人にしか許したことのない秘所を蹂躙されて、ヒロインは悔し涙を流すのですが、一方で男が
送り込んでくる快感は、悔し涙どころでは有りません。やがて泣き声とよがり声が入り混じった声をあげなら、ヒロ インはとうとう絶頂を迎えてしまいます」 「ふー、長かったね。わがヒロインには同情するよ」 久子の口調はわざとらしいよそよそしさを感じさせた。二人っきりで聞かされる色話に当てられているのだろう。 「まだ、終わりませんよ」 「え」 「射精していません」 「…」 「膣内で射精するか否かという問題は、エロ小説ではきわどい問題なんですが、凌辱小説では問答無用に射精します。 とうぜん、これから射精するぞと言われてヒロインは声を上げてあがきますが、男に押さえつけられて絶頂を迎えながら にくい男の精液で子宮を汚されてしまいます。凌辱小説は短編でもここまでやらないと竜頭蛇尾です」 「ちょっとお手洗い借りるね」 話が切れたところで、雰囲気を断ち切るように久子が立ち上がった。水を流す音を聞きながら、さすがにやりすぎたかと 反省する一郎。
- 229 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/16(火) 20:31:51.73 ID:otzOlKGJ]
- 「おまたせ」
「って、久子先輩!」 「何テレてんのよう」 一郎の隣に腰をおろした久子は一郎の腕に腕を絡めて身体をあずけてきた。どうやら、一方的に押されていたのが よほど腹に据えかねたらしい。 「ちょっと、何してんですか」 「えー?だってぇ、エッチな話聞かされて変な気持ちになってきたんだもん。久子だって甘えたくなることあるも〜ん」 明らかに作っている。 「そんなことして、僕だって若い男ですよ。」 「久子も若い女よぉ?」 「何をしても文句はなしですよ」 「だーめ、えっちなことしないで」 「しないでって…」 「久子はエッチなお話を聞きたいだけなの」 くすくす笑いながら一郎の二の腕に人差し指を這わせている。 「ね、続けて」 「いや、ちょっと…」 間を置いて急に一郎が真顔になると、久子に体重をあずけてくる。とっさに久子の左手のひらが一郎の顔の前に差し出された。 まったのサイン。 「いけませんわ。田中様。大きな声をだします!」 妙に作った姫様調の声に、一郎が憮然とした顔で力を抜く。 「わかりました。何でしたっけ」 久子が耳元でささやく。 「ヒロインは悪漢田中に貞操を奪われた上、あろうことか悦楽の極みの声をあげさせられた後、膣奥を田中の 精液で汚されるの」 にらみつけると、悪戯っぽい上目遣いで笑っている。
- 230 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/16(火) 20:35:15.99 ID:QIPIbKXd]
- pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349854811/18
pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349790118/22 pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349697250/36 pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349934458/13 >>>1 >重複 > >母親が他人に犯される 漫画・小説 #13 >pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349575117/ 誘導の通り連載を続けます(笑) 「そんなところです。ヒロインは必死で耐えますが、吐く息に少し甘い音が混じり始めるで、ここで一言『感じて きたようだな』」 そこから遊園地を出るまで、俺達は黙っていた。 しかし、息苦しい沈黙では無かった。 何かが俺達の間にはあった。 それでいい。 遊園地を出て、俺は奴の家に遊びに行く約束をして別れた。 奴との何か、は、また今夜の出来事となる。
- 231 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/16(火) 20:35:55.96 ID:QIPIbKXd]
- 大晦日の夜、俺は奴の家で過ごしていた。
例のクリスマスの時の出来事以来、俺は奴の家に居る事が増えていた。 年越し蕎麦を食べながら、俺も奴も酒を飲んでテレビを見ていた。 奴手作りの蕎麦のダシは美味い。 美味い料理を食べていると酒が進む。 某歌合戦の最後の合唱が歌い終わると、画面が大晦日を過ごす 人々の映像に切り替る。 ゴーン、という鐘の音に合わせるように、画面左端の隅に、 午前零時を示す時刻表示が現れた。 明けたな。と奴が言った。 俺は、うん、とだけ答えた。 行くか。 どこに?と、俺は聞いた。 初詣、と奴が言った。 徒歩で行ける距離に神社なんかねーだろ、と俺は言った。 奴はにやりと微笑んだだけで、何も教えてくれなかった。 その夜、俺たちはセックスをしなかった。 腹が一杯だったのと、酒が回り過ぎていたのが原因だった。 そもそも、奴とヤるのが目的でも無かったし。 新年を奴と一緒に迎えたかった。ただ、それだけだ。 俺はこたつの中に入りながら横になり、眠りについた。 隣りに奴が居るというだけで、幸福な睡眠だった。
- 232 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/16(火) 20:37:06.65 ID:QIPIbKXd]
- 目が覚めた。
というか、奴が俺を揺り起こしていた。 俺はいつのまにか、奴の手を握り締めていた。 いや、奴が握っているのか。 良く分からなかったが、俺はうっすら目を開けた。 奴の顔が、後ろを電灯に、俺の顔を覗き込んでいる。 微かに微笑んでいるようだ。 行くぞ。 …どこに、と俺は少々不機嫌そうに問い返す。 聞いてなかったのか、と奴が俺の頬を数回、軽く叩いた。 初詣、と少し間を空けてから俺は答える。 こんな夜中に初詣。奴は一体何がしたいんだ。 ともかくそうして、俺は心地の良い眠りから強制送還され、 外に出る事になった。
- 233 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/16(火) 20:37:55.78 ID:QIPIbKXd]
- どこに行くんだよ、と俺は奴の背中に問いを投げた。
奴は俺の質問に答える事無く、淡々と歩みを前に進めている。 俺と奴は、空が白み始めた朝の河川敷を歩いていた。 奴の住処は河の近くで、徒歩でここまで来る事が出来るのである。 しかし、徒歩でお参り出来る神社など、俺には皆目見当も付かない。 土手の上の小道を歩きながら、奴はどこかを目指して歩き続けている。 奴の秘密の場所でもあるのだろうか。 俺は上下黒のジャージ。白いライン入りだ。 奴は白いシャツに、黒のロングコートを着ている。 それから、黒いマフラーだ。 もう少しちゃんとした格好の方が良かったかもしれない。 朝の空気は凍っている。 そう表現して良いくらいに凍て付いている。 白い息を吐きながら、俺は身震いして自分の両腕を摩った。 奴の背中を見る。 こんなクソ寒い中、奴と抱き合ったりしたらどんなに暖かいんだろう。 そんな妄想が俺の脳裏に浮かび上がる程、朝は寒い。
- 234 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/16(火) 20:38:56.61 ID:QIPIbKXd]
- 俺は奴の隣りに駆け寄る。
どうして奴はいつも俺の目の前を歩いているのだろう。 不思議な男だ。 人間が出来ていて生活力があり、かつ容姿端麗で、 女の好みを語りつつ、男の俺を抱く。 そして恋人が居ない。 今は俺が奴の恋人という事になるのだろうか。 良く分からなかった。 俺は確かにこの謎が謎を呼ぶ、俺より僅か身長が上の男に抱かれはしたが、 それと付き合うという事とは別な気もする。 今から考えれば、酒にも酔っていた訳だし。 奴の様子を伺うように、奴の方を見てみた。 奴は俺の視線に気が付いて、俺を見る。 髪の毛は黒くて、襟足は短い。 黒が奴の白い肌を引き立てるようだが、朝の冷たい空気が、 奴の像をよりくっきりと鮮明にしているみたいだ。 顎に指を添え逡巡し、寒いのか、と聞いて来た。 それから奴自身のマフラーを首から逆に巻いて外し、 俺の首に巻く。 俺はどうするでも無く、されるがままになる。 黒いマフラーは奴自身の体温で暖められて暖かい。 そしてまた歩き出す。 目を点にして奴の背中を見た。 俺はその場に呆然と立ち、己の首に巻かれたマフラーを見る。 暖かい。 確かに暖かいんだが、そうじゃ無いんだ。
- 235 名前:もう必死のモロバレ爆笑自演乙(爆) mailto:age [2012/10/16(火) 20:48:06.78 ID:iTnOP9nd]
- pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349854811/18
pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349790118/22 pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349697250/36 pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349934458/13 >>>1 >重複 > >母親が他人に犯される 漫画・小説 #13 >pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1349575117/ ワロス 自分でスレ立てしといて重複やて(爆) これでもバレてないつもりのバカキャラがたまらん(爆) だから真性低脳単純バカ言われんだよおまいは>ホモERO豚サクラフブキ(爆)
- 236 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/16(火) 20:49:43.66 ID:zKN821kg]
- ここしか荒らせないことが良く分かったw
- 237 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/16(火) 22:12:18.97 ID:3sNH9p/5]
- 母乳モノ さいこー
- 238 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/17(水) 04:36:04.10 ID:m2Igwr+/]
- 予定通り連載を続けます(笑)
「毎度ー、田中君、ワイン買ってきたわよ」 そう声をかけながら、吉田久子はワンルームマンションの扉を開けて入ってきた。 「こんちわー、お待ちしてました」 「お待ちしてた割に顔ひとつあげないのね」 「すんませーん」 口先だけ謝ってタイプを止めると田中一郎はカチカチとマウスをクリックしている。 「なにー、エロサイトサーフィン?えっちだなぁおい。お姉さんにも見せて」 「ちがいます。年頃の男ですから。どうぞ」 どっかりと横に腰を下ろした久子と入れ替わりに一郎が立ち上がる。 「つまみ持ってきます。ワインですか?」 「うん、赤」 「あうかな、チーズ有りますよ。」 「いいねぇ。でもブルーチーズはパスね?これ何書いてんの?…エロ本!?」 「いいでしょう。カマンベールです。エロ本です。驚くことはないでしょう」 「イヤー、一人暮らしの部屋に嫁入り前の女性がやってくるというのに、言うにことかいてエロ本書いてるとは。 それも隠しもしないで。社会に出てずうずうしくなったね。お姉さん悲しいよ」 そういうと、久子は肩を震わせて泣き始めた。 「チーズどうぞ。今ワインをあけますね。あと、嘘泣きやめてください。」 「君は味気ないね」 「付き合いが長いですから」 吉田久子は田中一郎の大学の先輩である。二人の出会いは、田中一郎が文芸部の扉を叩いたところまでさかのぼる。 当時久子は2年生。4年生の先輩が卒業すると、文芸部は二人っきりになった。 「付き合いが長いなら、私のフリに付き合ってくれてもいいんじゃない?」 「いやです」 「女にそんな風に冷たくするものじゃないね」 「先輩は女だと思ってませんので」 へらりと笑いながら一郎がワインをコップに注ぐ。
- 239 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/17(水) 04:37:22.10 ID:m2Igwr+/]
- 4年の先輩が卒業したあと、まだ理性より圧倒的に強かった男性ホルモンに押され、一郎はひとつ上の女性である
久子に猛チャージをかけた。しかしながら、久子が卒業するまでの2年間、彼女は一度としてとりあわなかった。 ストレート極まりない初めての告白に頬ひとつ赤らめず、久子はハタキを渡すとこういった。 「本棚お願いね」 告白を蹴られ、2人きりの部室で一度として異性として扱われなかった一郎は、そういう毅然とした態度への敬意 として、最後は久子を女としてみないことにしたのだ。結果、彼女が卒業して4年、一郎が卒業して3年になるが、 未だに酒を飲みながら文学から映画、漫画まで文芸論を肴にアーダコーダとおしゃべりをする間柄が続いている。 「こりゃ参ったね。お姉さん降参だよ。」 ぜんぜん参ってない表情で笑いながらコップを持ち上げる。 「乾杯」 「乾杯」 「お、このカマンベールおいしい」 「パンにハムといっしょにはさむと結構いけます」 「ちょ、もったいなくない?あと、家のかぎ閉めたほうがいいですよ。」 「先輩が来るから開けといたんですよ」 「ひゃう」 二人の会話はたいていこんな感じだ。久子の地でもあるのだろうが、さばさばしすぎていて色っぽい話にはなり にくい。今となってはどうしてあれほど久子に恋焦がれたのか思い出すのも難しい。 「そんで、どういうエロ本書いてるの?」 久子が水を向けてきた。 「そう、それなんですがね。ぜんぜん決めてません」 「決めてませんって、書いているじゃない」 スクリーンに出ているシーンは、まさにそのものだ。ぱっと見たところ、将ニ少女ノ貞操ヲ奪ワントス、といった 場面だ。 「ええ、ためしにいろいろ書いているんです」 「いろいろ?そんなにエロ本書いてるの?」 カマンベールから持参のつまみに移った久子が、ゲソを咥えたまま呆れ顔をする。 「いえ、いろいろ書いているのはシチュエーションです」 「シチュエーション」
- 240 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/17(水) 04:38:17.17 ID:m2Igwr+/]
- 「で、シチュエーションて、どんな?メイドさんとか?」
久子が先を促す。 「先輩、すっとぼけすぎです。文芸部の元部長が言うに事欠いてメイド萌えですか」 まじめな顔で一郎が突っ込むと、久子がテレ笑いを浮かべる。 「いやまぁ、そうなんだけどさ。一応嫁入り前の娘だよ?ここでエロ本にあるべきシチュエーションについて 君と対等に論を戦わせよってのはひどくない?」 そう切りかえされた一郎が苦笑する番だった。 「すみません、この話はやめましょう」 「やめないでよ」 「やめないんですか?!」 「語りたくはないけど、聞きたいのよ。顔を覆って指の間からしっかり見てしまう乙女心を察してよ」 いい感じにワインが回ってきた久子に言いくるめられて、苦笑しながら一郎が続ける。 「わかりました。じゃ、続けましょう。えー、シチュエーションにはいろいろあるのですが、その前にエロ本では 視点が大事だということが最近わかってきました」 「視点、語り手の視点だね」 「そうです。主人公である男の視点か、あるいは神の視点か、こえれを決めるが大事です。」 「ヒロインの視点は?」 「僕には無理です」 「戦う前に負けを認めるのかよ!」 「いや、正直興味があるのですが、エロ本ってのは感覚の表現が大事じゃないですか。しかし、僕は胸をまさぐ られても股間に手を入れられても、女性がどう受け止めるのかわからないんです。」 「なるほど。ちょっと照れる話だね。」 「そもそも、女性が『感じる』ということがよくわからりません」 「そうなの?」 「たぶん射精感とは違うでしょう」 「うーん。射精感か。私も知らんからな」 珍しく久子が赤くなっている。 「想像で書く手もあるんです。ようは『こんな風に感じてほしい』っていう願望です。しかし、女性読者からみ たら噴飯物でしょうね」
- 241 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/17(水) 04:39:27.65 ID:m2Igwr+/]
- 「神の視点か、男視点かって話ですが、これはそれほど難しくないと思っています。私なら神の視点です」
「なぜ?」 「男視点は、読者と視点を共有できる強みがあります。つまり、素晴らしい女性を前にして高ぶる心などを理解 してもらいやすい。しかし、設定した主人公の性格が描写に枠をはめるのです」 「ああ、そうか」 「処女と童貞のラブストーリーで、主人公がヒロインの身体を事細かに描写するのは変でしょう」 「変だね」 「そう言うわけで、読者が入り込みにくいことを承知で神の視点で書きます」 「ちなみに、そういうデメリットを承知の上で男視点で書くとしたら、どんな場合だろう」 「そうですね。たとえばフェティッシュな嗜好を持った男が主人公だと、男視点がいいかもしれません。ですが、 やはり、モノローグだと内面描写に限界があります。極端に観察的な男のセックスって変じゃないですか?」 「楽しく無さそうだね」 「ええ、だから神視点のほうがいいと思うんです。」 「なるほど。で、視点が決まるとシチュエーションを決めるんだね」 「はい。ところが、このシチュエーションってのがバカみたいに多いんです」 「そうなの?」 「そうです。というのは、エロ本の中のジャンルが意外に多い。」 「ほう、エロ本というジャンルじゃ不足かい?」 「不足です。たとえば、さっと思いつくもので、学園物、伝奇物、パロディ、痴漢物、強姦物、サラリーマン 官能小説といったジャンルがあります」 「なるほど。言われてみると多いね。パロディってのは、エロパロだとして、サラリーマン官能小説ってのは なんだい」 「この分野の作品が意外に多いんです。主人公は普通のサラリーマンなんですが、オフィスの美女と次々に身体を 重ねる。」 「こりゃまた痛快なご都合主義ですね」 「エロ本はご都合主義ですよ」 「そりゃそうだ」
- 242 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/17(水) 04:40:54.19 ID:m2Igwr+/]
- 「もうひとつ、サラリーマン官能小説は、ヒロインの種類を多くできるのも特徴です。」
「種類?」 「今風に言えば属性ですね。たとえば、年上、年下、同年代。上司、部下、得意先。セールスウーマン、 アシスタント、受付嬢、秘書、出張先で知り合った女性、通勤電車で密着した女子校生。独身、人妻、 未亡人」 「ほほう、こりゃバラエティに富んでるね。」 「そうです。他のジャンルでも幾分幅を持たすことはできますが、サラリーマン官能小説の場合、圧倒的に 女性の種類が多くなります。王妃様なんてのを除くと、ほぼ制限は有りません。これが社長官能小説だったり すると、通勤電車で女子校生と密着ってのはつらいです」 「確かにね。社長なら車で通勤しろと。」 「そのとおり!貧乏な社長なんか引っ込め」 一郎にもかなりワインがまわってきた。 「でもさ、無理なヒロインもあるんじゃない?スチュワーデスとか」 「無理目なだけです。神田の古本屋で見つけたエロ本は、行きずりのスチュワーデスとのアバンチュールでしたよ」 「行きずりって便利だな」 「便利です。しかし、行きずりは行きずりで仕込みが大変なんです。」 「どんなふうに?」 「それは後で説明しますが、まずはヒロインの種類…属性について続けましょう」 「うん、うん」 久子もすっかり話しに引き込まれてニコニコしている。 「先ほど、ヒロインの年、職務、職種、婚姻状態などを挙げましたが、これらすべてが組み合わせ可能ではあり ません。」 「たとえば?」 「サラリーマン官能小説に年上処女未亡人女子校生は出てきませんね。」 「んなめちゃめちゃなヒロイン、どんな話にも出てこないよ!」 久子が爆笑する。 「そうでもありません、ジャンルを変えると幾分可能性が出てきます。」 「またぁ」
- 243 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/17(水) 04:43:43.00 ID:vSiUqaQu]
- 予定通り連載を続けます(笑)
俺が聞きたいのは、口にしたかったのは、 俺が奴の恋人なのか否かという事だ。 なのにどうしてこうも奴は、 何も言わせなくする何か、に満ち溢れているのだろう。 それのせいで俺は、何も言う事が出来なくなる。 陳腐に表現すれば、胸の奥が苦しくなるのだ。 だから、ただ黙って奴の後ろを付いて行く事に決めた。 例え奴がこれからどこに行こうとも、俺は付いて行くのだ。 奴が前で、俺が後だ。 数歩分の何かなのだ。 首に巻かれたマフラーに、首を竦めるようにして顔を埋める。 アロマみたいな奴の香りが染み付いている。 どうする事も出来ない香りが、俺を満たしている。 着いたぞ、と奴が言った。 そこはこっちとあっちを繋いでいる橋だ。 河川の幅はそんなに広い訳では無く、 向こう岸とこっちでは大声を出せば会話出来る程度なのだが、 奴が目指していたのはここらしい。 初詣と橋は何の関係も無い。 俺は益々分からなくなった。 この橋に何か特別な意味でもあるのだろうか。 それとも奴にとってはそうなのだろうか。 橋の真ん中辺りに向かって行く奴の後ろを歩いて行きながら考える。 そろそろだな、と奴が言った。
- 244 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/17(水) 04:44:22.17 ID:vSiUqaQu]
- 何が、と聞く前に、橋の中腹に辿り付いた俺の横から照らし出すように、
眩しい光が輝いた。 見ると、空が地平線の辺りから赤、紫、黄色、青の順にグラデーションになっている。 そしてオレンジ色の、真っ赤に焼けた太陽が、 地平線の向こうからもったいぶる様に、 ゆらゆらと這い上がってくる。 夜明けのまさにその瞬間。 明けましておめでとう。 右隣に立って夕日を眺めるように、橋の手摺に凭れ掛かっていた奴が、 微笑を浮かべて俺にキスをする。 咄嗟の事で、俺は目を閉じる事が出来なかった。 だが、奴を目の前に感じながら俺はゆっくりと目を閉じる。 唇と唇が重なり合って数秒、静かに離れる。 俺も手摺に凭れながら、 初詣じゃねーじゃん、と唇を尖らせて見せた。 初日の出も初詣も大して変わらないだろ。 奴の言葉には何故か説得力がある。 隣りで太陽に向かって、頭を下げたり手を叩いたり。 俺はみかんを押し潰したみたいな朝日に向かって、 適当にパンパン、と両手を二度合わせた。 そうじゃないだろ、と奴が俺の後ろに回り、 二度頭を下げるんだよ、ほら。と指示を出した。 仕方なく俺は太陽に向かって二度頭を下げる。 それから奴は、後ろから囲うように俺の手を取り、 二回手を叩かせた。 ニ礼二拍一礼って言うだろ。お前、恥掻くぞ。 真後ろで奴が笑ったのが分かった。 耳に生暖かい息が掛かったので。
- 245 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/17(水) 04:44:58.03 ID:vSiUqaQu]
- それからこう、と、奴は俺の腹を抱えるようにしながら
身体を前に倒す。 俺は手摺に両手を付いて、体が前に倒れそうになるのを支えつつ、 奴の上半身に押されて自然と頭を下げる格好になる。 わざとやってんのか、この馬鹿。 奴の生暖かな息が俺の耳朶に掛かり、上半身が後ろから抱き寄せられて、 下半身はと言えば、ぴったりと押し付けられている。 俺は自分の中から熱いものが湧き出るような感覚に襲われて、 動けなくなった。 いや、動けない、の間違いだ。 じっとりと、こめかみに脂汗が浮かぶのが分かる。 やめろ、と俺はようやく口を開いた。 何が、と奴はしれっとして答える。 言葉を発した際の息が俺の耳に掛かる。 離れろ、と漸く言いたい言葉が喉の奥から絞り出される。 二礼二拍一礼、ちゃんと理解したか。 奴の一言一言が、近くにあるせいで、やたら大きく聞こえる。 低い声が耳元で、大音量で響くのはどうにも落ち着かない。 俺は寒さから来る生理現象以外で、体が震えそうになるのを押えながら、 ごく冷静に、分かったから、と伝える。 それで漸く奴は俺から離れた。
- 246 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/17(水) 04:45:39.97 ID:vSiUqaQu]
- 奴が俺から離れると、身体を翻し、奴を睨む。
軽く驚いているような奴に対して、 自分の首に巻かれているマフラーを素早く外し、 奴の首に引っ掛けるようにすると自分の方へ引き寄せる。 ほぼ強制的に唇を重ねる。 してやったりだ。 奴が思わず手摺に両手を付くのが分かる。 いや、やられたのは俺の方か。 囲まれてしまっている。奴の両腕に。 俺は唇を離した。 それから、お互いどちらからとも無く身体を抱き締め合って、キスする。 こんな朝早い時間だから、誰にも見られてないはずだ。 いやむしろ、外だからこんなに体が熱いのかもしれない。 刺す様な空気の中で、寒空の下、俺は奴の体温だけを感じている。 唇から、吐息から、身体から、腕から、足から、全身で。 さっきの軽い口付けとは違う、濃厚なキス。 熱い。 寒い。 熱くて寒い。 寒さのせいで研ぎ澄まされた感覚が、全神経が奴との行為に集中する。
- 247 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/17(水) 04:46:20.91 ID:vSiUqaQu]
- 奴の右腕が俺を抱き寄せる。
左手は手摺に付いて身体を支えてるらしかった。 中で舌を絡ませる。 時々、卑猥な音が聞こえる。 俺は奴の脇の下から両腕を入れ、抱き締めてキスに夢中になっている。 奴を強く求めている。 奴も俺を求めている。 互いの体温が体の狭間に篭って暖かい。 ずっとこのままでいたい。 このままでいたくない。 気持ちが容赦無く、左右に揺れている。 俺は自分の求めるままに、盛り上がった股間を奴に押し付ける。 身体を強く抱き締める。 奴も俺の尻を撫でさするようにして股間を押し付けてくる。 俺の腰が壁に当たったせいで、強く押し付けられている。 ヤバイ。 こんなところで逝きたくない。 直ぐにでも逝ってしまいたい。 重なりあった上半身から、どくどくと心臓の鼓動が伝わって来る。 奴にも伝わっているのだろうか。 いや、隠しようが無い。 俺の吐息も、瞳も、唇も、心臓の鼓動も体温も股間も何もかも、 奴から逃れられない。 全部奴に捕らえられてしまっている。
- 248 名前:よーし、今日も爆笑モロバレ自演だぞー(爆) mailto:sage [2012/10/17(水) 04:53:58.36 ID:tPcyJiS2]
- pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1337991067/602-610
/ (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 249 名前:バカの一つ覚えの爆笑モロバレ自演乙(爆) mailto:sage [2012/10/17(水) 04:54:56.95 ID:tPcyJiS2]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 250 名前:バカの一つ覚えの爆笑モロバレ自演乙(爆) mailto:sage [2012/10/17(水) 04:55:49.91 ID:tPcyJiS2]
- ヘ-+------+--+-----+ヽ_
/:::|:::::::|:::::::::::::/::::::/::::::::::::::/:::::::/`\_ / ̄\::::::|:::::/:::......-―――--..........__/:::::::::::::::\ ┌ー ̄::::::::::::ヽ::|:::..-^ ̄ ^ ヽ、:::::::::\ ヽ::::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::ヽ ヽ:::::::::::::::::::::::/ :::: \:::::ヽ ヽ::::::::::::::::::/ :::::::: \::::|_ ):::::::::::::::| ::::*::::: ヽ:|::::ヽ /::::::::::::::::| ::;;;;: l::::::::ヽ /::::::::::::::::::| ノ::ii:ヽ:: l::::::::::| |::::::::::::::::::::| /::::;リ:::l:::: |::::::::::::| |:::::::::::::::::::::l ...l::::;リ:::/:: /:::::::::::::| .|::::::::::::::::::::::l . /:ア/::: /:::::::::::::::i l:::::::::::::::::::::::::l ./::`^::::: /:::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::l /:::::::::: /:::::::::::::::::::/ /:::::::::::::::::::::::l /::::::::::::: /::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::::::::i __-ー--=;;;:::::::::::::: ....::::/:::::::::::::::::::::::/ ./:::::::::::::::::::::::::::i"::::::::::::::: ヾ─ 、/"ヽ:/::::::::::::::::::::::::::::l ヽ::::::::::::::::::::::丶:::::::::: / il .ヽ:::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::::::::::::::ヽ::::::: / l ! ヽ:::::::::::::::::::/
- 251 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/17(水) 04:56:35.38 ID:tPcyJiS2]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 252 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/17(水) 07:18:46.22 ID:2IvdNTbu]
- おらっ
カキコのまとめが抜けてるぞ、パシリ! 書け!w
- 253 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/17(水) 08:24:43.46 ID:IeRR6j6d]
- \ / ____ , -‐……‐--. . . 、 \ | | /
\ / /. : : : : : : : :ヽ-‐.: :_;. --- .._: : : : : : : :\ \ / _ 争 も _ /, -‐==ミ: : : : _,ィニ-‐……ー-: 、`ヽ、: : : : ヽ、 _ 争 _ _ え っ _ . .:´: : : : : : : ≠:7: : : : : : : : : : : : :ヽ、 ヽ| : i : : :, _ え _ _ : . と _ /.: : : : -‐: :7´: : /:,ハ : : : :ヽ : : : ゝ-- :\ | : :! : : : , _ : _ _ : _ /, -‐/.: : : : :i : : /ィ:爪: : :\ :\ : : :\: : :`ト : !: : : :′ _ : _ 〃 /. : : : : : : |.:イ :ハ:| \: .、\: : xィ¬ト、: :| : : ! : : : : :, / \ /.: :/.: : : : /l : |/Гト、 / |_,ノ0:::ヽ : : :i : : : : :′ / \ / | | \ | .:/.:/. : : :i: i : | |ノ0:::ト ::::::::::::: |: :∩::::::ト: : : !: : : : : : :, / | | \ ∨i: |: : : : |: :ヽ| |::∩::| :::::::::::::::: !.::∪::::::| |: : :i : : : : : : ′ ,ィ /〉 |: |: : i : :', : | |::∪::| :::::::::::::::: !: : : : : :||: : i : : : : : : : :, / レ厶イ ヽハ: : :、: :ヽ| l : : : |::::: , ::::└――┘ ! : : i : : : : : : : ′ / ⊂ニ、 い、: :\/  ̄ ̄ ', : : i : : : : : : : : , _, -‐' ⊂ニ,´ r 、 _ ヽ: :〈 <  ̄ フ |: : : ! : : : : : : : :′,.-‐T _,. -‐'´ ̄ くヾ; U| | : \ /| : : :i : : : : :_, -‐' | /
- 254 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/17(水) 16:34:20.17 ID:m2Igwr+/]
- 予定通り連載を続けます(笑)
久子は半信半疑だ。 「嘘じゃないです。『処女未亡人』という作品があります。『人妻女子高生』もあります。」 「幼な妻だね」 「違います。ヒロインは20代後半です。分け合って女子高に通っているんです」 「セーラー服で?」 「そう。で、教師に迫られて『やめてください。夫が居るんです』って」 「ひゃひゃひゃ」 久子がひっくり返って笑う。慌てて一郎がコップを取り上げた。 「こぼさないでくださいよ」 「ごめんごめん」 「いやぁ、改めて文学ってすごいって思ったよ。文学少女でよかった。人間の発想は自由だね。」 「限度がないですね。」 「ほかにどんなのが考えられるかな」 「『金髪上司』なんてのはありでしょうね」 「外資かな?」 「外資ですね。取引先の秘書でもいいんですが、いきなり金髪美人と仲良くなるのは難しい」 「そうか。上司ならゆっくり落とせると」 「そうです」 「じゃぁさ、女子高チャイナ服ってのはどう?」 「うーん、難しそうですね」 「なんで?金髪もチャイナ服も似たようなもんじゃん」 「確かに、絵にすると同じなんですが、文章にするとだめなんですよ。」 「ちょっとまった。あ、そうか。金髪は外国人だっていうことだが、チャイナ服じゃコスプレか」 「そうです。まぁ、そういうシチュエーションでかけないこともないと思いますが、文字で書くからチャイナ服 萌えってのは難しいですね」 「特に神の視点では難しいね」 「そうです。」
- 255 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/17(水) 16:35:43.44 ID:m2Igwr+/]
- 「だんだんわかってきたぞ。で、ヒロインの種類というか、属性には定型性があるの?」
「ありますよ。ヒロインは、堅いこと。これは鉄板です。」 「お堅い女性を落とすのが楽しいんだ」 「そうです。これは無理だろうという女性。あるいは、これは穢れない誰もが思う少女。そういう女性が男の腕に 落ちていくカタルシスがいいんです」 「それは田中君の性的嗜好じゃないのかい」 「そうですよ」 「自分の好みで作品を書くのかい」 「ジャーナリストじゃないですから。トルストイが無理してラノベ書かなかったからって、誰も批判してないでしょ」 「君はトルストイじゃないけどね。まぁいいや」 「嗜好の話はおいておくとして、実際に描かれる女性は堅くないこともあります。」 「そうなの?鉄板はどこいった?」 「鉄板は王道の話です。特にサラリーマン官能小説の場合、複数ヒロインが普通です。」 「一穴主義じゃないんだね」 「どこでそんな言葉を覚えたんですか!」 「てへへ」 「ヒロインが一人というサラリーマン官能小説もありますが、それは短編です。長編は必ず複数ヒロインが次々 主人公の手の中に落ちます」 「ふんふん」 「で、くどいてる時間がないから女性は割と簡単に体を開くのですが、それでも、堅い女性だというイメージは 重要なんです。」 「カタルシスのため?」 「そうです。」 「ふーん」 「どうしました?」 「反例を考えているの」 「ありますよ?」 「どんな?」 「70年代のように性がそれほどオープンじゃなかった頃には、オープンな女性がヒロインの話もたくさんあったようです。」 「なるほど。現実が堅すぎるから、ヒロインの存在自体がカタルシスになりうるんだ」
- 256 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 [2012/10/17(水) 16:37:59.63 ID:m2Igwr+/]
- 様子見乙w
しかしあっちの削除依頼もすげぇよなw もう必死じゃんw pele.bbspink.com/test/read.cgi/housekeeping/1159309289/452-453 うわべでは「おらっ カキコのまとめが抜けてるぞ、パシリ! 書け!w 」とか余裕かましてるフリしながら 陰では必死の削除依頼かよw 抜けないエロなんかより、やっぱサクラフブキのキャラの方が全然おもろいわw
- 257 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/17(水) 16:39:36.75 ID:m2Igwr+/]
- 「じゃぁ、いかにもすぐに抱かれる女はヒロインの資格なしってわけだね。」
「何事にも例外がありますので断言はできませんが、正ヒロインとしては無しです。サブヒロインとしては十分 ありです」 「たとえば主人公を導いたり」 「あるいは助けたり」 「なるほど。ストーリーの面から言えば、確かに聖女オールキャストじゃ話にならないな」 「なりません。起承転結を複数ヒロインでやるならば、トリックスターが必要になります」 「起承転結なしのときには」 「聖女オールスターのほうが喜ばれるでしょう」 「なるほど。ヒロインの種類についてはわかったよ。ところで田中君、ふたつばかし苦情があるんだけど」 「なんですか」 「まずワインがない。次にシチュエーションの話はどうなった」 「先々週の芋焼酎があります」 先々週、「日本の戦記について語ろう」と久子がやってきたときの手土産が芋焼酎だった。久子の名誉のために 書いておくと、話の内容は至極まじめかつ重いものだった。 「君は焼酎でいいのかい?」 幾分とがめるような視線で久子が問う。いくら久子がさばさばしているとは言え、女性と二人で官能小説につい て話をするときに焼酎でもなかろう。 「いえ、艶っぽい話の話をするときには、幾分でもロマンチックなアルコールがほしいところです。コンビニに 買いに行きますが、ごいっしょしませんか?」 「ここに残って君のPCを漁るのも楽しそうなんだけど、そう言うことをするには少し回りすぎてる気がするよ。 エスコートしてくださる?」 いきなり上品な口調に変わる。 「よろこんで」 「ところで、二つ目の苦情ですが、いつになったらシチュエーションの話が出てくるのでしょう?」 「それは道すがらお話しましょう」
- 258 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/17(水) 16:40:56.93 ID:m2Igwr+/]
- 「シチュエーションに関してですが、これは大まかにいって精神的シチュエーションと行為的シチュエーション
に分けられます」 「図書館的な分類番号はあるかい?」 「もちろんありません。それから言うまでもないことですが、私が勝手に分類しています」 「だろうね」 「ところで精神と好意ってかぶってない?」 「好意じゃなく行為です。行う、為す」 「行うナスだって、ふふふ、田中君のエッチ」 「精神的シチュエーションというのは、主人公とヒロインの精神的な立場です。これがとても重要です」 「スルーしたね」 「ですが、文学である以上重要であることは自明です。たとえば主人公、あるいはヒロインの告白シーンは いやがうえにも場を盛り上げます。一方で、行為的シチュエーションは純文学では大した重要性を持ちませんが エロ本ではきわめて重要です」 「ねえ、行為って体位?」 さすがに声を潜めて久子が聞く。 「それも含めての行為です。たとえば、体位という言葉が出ましたので例にあげると、同じバックでもベッドの 上か、シャワールームか、鏡の前か、窓際かでまったく異なります」 「確かに。これはドキドキするね」 「ヒロインは堅い女、あるいは堅いイメージの女という話をしたときに、カタルシスだといいました。行為も同じ です。『あ、こんな』とヒロインが思う行為で初めてヒロインが生きます。」 「確かに」 「チェックシート的に体位を変えていくだけではエロ本としては持ちません」 「AVじゃないからね。挿絵でも有ると違うかな」 「挿絵がつくのは月刊誌に掲載されているときくらいでしょうね。なんにせよ、それは僕が目指すものじゃないです」 「プロ目指してるの?」 「いえ、表現を追求したいんです」 「えらいね。あと、芸の肥やしとか言ってお姉さんを押し倒さなかったところもえらいわ。」 「やった人は居るそうですが」 「そうなの?と、驚くもんかい。趣味と実益ってやつだろ」 「川上宗薫先生は、取り付かれたように女性を口説いたといわれています」
- 259 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/17(水) 16:43:50.07 ID:FgqTwWeY]
- 予定通り連載を続けます(笑)
そのうち、ぽつ、と俺の髪の毛に何かが空から落ちて来たのを感じた。 でも俺は気にしない。 気にする余裕も無いのだ。 それからまたぽつ、と俺の手にひやっとしたものが触れる。 今度は頬に。 流石に奴も気が付いたか、俺の頬を生暖かな舌でねっとりと舐め上げる。 エロい。 どうして奴はこんなにもエロなのか。 普段落ち着いていてセックスは激しいなんて、 益々反則じみた男だ。 まもなくして空から水を並々張った金手洗を引っ繰り返したみたいに、 そろそろと雨が降って来た。 始め細やかだった雨粒は、やがて強さを増し量を増し、 抱き締め合ってキスに夢中になっている俺たちの頭上に降り掛かる。 激しい雨では無く、静かな雨。 寒い日の午後に長く降るような雨だ。 髪の毛に降り掛かった水滴を始めは弾き返していたのだが、 やがて湿り顔を伝ってくる程になる。 奴の首に掛かったままのマフラーも、霧吹きを掛けられたみたいになっていたのが 沁みた水のせいで、徐々に重さを増していくようだ。 コートが、頬が、服が、ズボンが、凍える寒さの中で 冷たさを増していく。
- 260 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/17(水) 16:44:30.71 ID:FgqTwWeY]
- 俺たちの重ねられた唇の間にも水滴が滴り落ちてくる。
そのせいで俺は気を取られ、唇を離す。 吐いた息が今朝以上に白い。 どうやら神様は俺たちの関係が憎いらしい。 いや、それとも禁断を犯して快楽を貪ることにお怒りなのか。 顔に付いた邪魔な水滴を上から手の平で拭うと、 ぼやけていた目の前がハッキリして、奴の首元が視界に入る。 あの綺麗な首筋に水滴が滴り、下に着ていたカッターシャツの 襟が今はもう、濃い色に変色してしまっている。 それから胸、腹と雨は沁み、べったり奴の身体に張り付いている。 俺は奴の胸元に手を添えながら、自分の二の腕を摩り、 生理的に身体を震わせた。 奴は俺の様子を見ながら、傘、持ってくれば良かったな、と呟いた。 しかしそれでも俺の震えは治まらない。 見兼ねたのか、奴はコートを脱いで俺の肩に包む様にして掛け、 抱き締めながら、俺のせいだな、ごめん、と謝った。 謝る事なんか、何も無いのに。 奴と一緒に日の出を見られたこと。日の出を見せてくれたこと。 それは何ものにも変え難い、幸福な出来事なのに。 俺はジャージの上着を脱いでそれを奴の頭に掛ける様にする。 多少は水滴を弾いてくれるはずだ。 それから奴を抱き寄せるようにして、 体と体をしっかりと重ね合わせる。 こうしてれば暖かいから、と俺は囁き返す。 暖かい息が言葉と共に外に漏れ出す。 奴も俺の身体を、両腕で包み込むようにして抱き締め返す。 俺は自ら唇を重ね合わせる。 人肌の温もりがそこにある。 いつも以上に奴の体が熱い。
- 261 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/17(水) 16:45:08.05 ID:FgqTwWeY]
- 奴のシャツも、俺の白いTシャツもじっとり濡れているのが分かる。
体の外側、末端の方から熱が奪われていく。 凍えるような寒さの中、俺たちの身体が冷えていく。 しかしだからこそ、今目の前にある熱が欲しい。 奴の熱と身体を求めるようにして、きつく身体を抱き締める。 それは奴も同様だ。 やがて奴は腰を動かし出した。 半分ほど勃起した性器が、濡れた布越しに擦り合わされる。 熱い。 外はこんなに寒いのに、身体はこんなに冷たいのに、 どうして熱いのだろう。 俺は思わず、奴の名前を囁きながらも喘いでしまう。 しっかりと上半身を合わせながら、蠢く身体と下半身だけが、 寒さの中に取り残されてしまった、たった二つの熱と熱。 そしてそれらは、今、一つになろうとしているのだ。 俺も自ら腰を動かしながら、暖かな奴自身に、 自分を擦り付ける。 暖めあう身体が熱い。 脳内が熱に浮かされているみたいだ。 身体に張り付いた布越しに、奴の身体が分かる。 ハァ、と白い息を吐き出す。 すると奴の生暖かな息も、俺の耳に掛かる。 どうしてこんな事になってしまったのだろう。
- 262 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/17(水) 16:45:45.69 ID:FgqTwWeY]
- 雨の中抱き締め合ってキスをして、
誰かに見られるかもしれない状況の中、 雨に濡れそぼりながら興奮しているのだ。 俺は変態だろうか。 寒さが奴の熱を求めさせる。 快楽と欲望が奴の身体を求める。 どっちがどっちだか分からないが、 どうしようもないのだ。 俺は凍えそうな寒さの中では、奴の熱を求めざるをえない。 こんな風にご丁寧に据え膳まで用意されて、 腰を振られたのでは快楽を求めずにはいられない。 俺は奴を求める運命の中にあるのだ。 そして、それは神でさえも、 俺たちの間に入り込んで邪魔をする隙など無いのである。 やがて、奴は俺から離れる。 髪の毛も顔面も、全部が雨を被り、 シャツも全部濡れて、身体に皺を作りながら張り付いている。 俺を見つめながら、薄ら笑いを浮かべている。 何の笑いだろうか。 雨を予測出来なかった自分、そしてそれを無視して行為に耽る自分への嘲笑か。 それとも、こんな状況でペニスを立たせている俺を笑っているのだろうか。 そんな事を考えつつも、奴の透けたシャツの上に手を置いて、 湿ったシャツの上から乳首を擦る。 すると、奴も俺のを擦る。 ゆっくりと奴は、口を開く。 唇と顎先にも、水滴は滴っている。 帰ろう。俺たちの家に。
- 263 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/17(水) 16:46:47.25 ID:FgqTwWeY]
- 俺と奴は、手を繋いで来た道を戻った。
服は俺も奴も、元の通り着直したが、奴のマフラーは俺がしたままだ。 奴がそうさせた。 ゆっくりと止まない雨の中、 俺たちは家路に付いている。 生暖かい息が吐き出される。 塗れた地面が水溜りを作り、ぬかるんでいる。 空は灰色で、さっきの朝日と美しいグラデーションの事など 忘れてしまったみたいだ。 景色を見渡してみた。 河はまだ増水するほどでは無く、 今朝と変わり無く水を湛えている。 雨が地面を叩く、静かで優しい音。 家々の屋根を、水が滑るように流れていく。 さっきまで俺たちが佇んでいた端が、 雨の視界の向こうに、霞んで遠く消えていく。 世界は優しい。 冷たくも優しさに包まれているのだ。 雨は冷たくて、暖かいのだ。 そして俺の左手を、熱を持った、たった一つの奴の手が、握り締めている。 俺の手を、奴の右手がそっと包み込んでいる。
- 264 名前:よーし、今日もカキコのまとめが抜けてるぞー(爆) mailto:sage [2012/10/17(水) 16:54:41.78 ID:tPcyJiS2]
- pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1337991067/612-613
/ (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 265 名前:もう顔真赤の爆笑”削除”依頼乙(爆) mailto:sage [2012/10/17(水) 16:55:52.92 ID:tPcyJiS2]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 266 名前:もう顔真赤の爆笑”削除”依頼乙(爆) mailto:sage [2012/10/17(水) 16:56:40.08 ID:tPcyJiS2]
- / _,,. ---:┴―----;;;;-.、,,__ ,.ィ l l/ / ノ__l__
,.、:-‐''":::::::::;;、 -‐ ''"´ `ヽ、::゙ヽ、 l l | / /´ l, ,. :'";、- '"゙´ \::::\ l |.;'/ / _, ';ア /,r '´ `ヽ;:::\ | l ! ./ X゙/ / .//`ヽ // ヾ;、::ヽ l ,ヽ/;'r゙;ヽ,ハ, / // ./ /::/ ';ヽ;:::l, l,. /ハ:| |ヾ;:;入ィヘ / .,イ、, /::/ .:. ';:::ヽヽ、-イ / ' .!| | ゙ '^.!| / / , ハ, `ヽ, /::/ .:;;;:. l::::::::j l, lハ| l1;イ/j/ ゙'、 l /::::,' : l::::/‐''"´`ヽ、 r:/ ゚ /;゙Y ノ'ノ./,., 、.| j /;':::::l :::::;;:::; |::/ 二`ヽ、,..>'゙;;彡'ノ/j /j i, ト、, ./::l::::::l ...::::::l;|::::;. j/゙'-、..._ ヽr:‐、_ヾ> .,__,,.rジ'゙シ'ノ/〜-,イ /:::::l::::::| .:::::i; .:l;l;::::', ,' `'i / (「 l::::::::::l;::::l .:::';::.ヾ;...\ .l ヽ/ \::::::::ヽ;:l :ヾ''"゙´!:`' .l ヽ;:::::::::゙、 ヽ;:::| l
- 267 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/17(水) 16:57:37.68 ID:tPcyJiS2]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 268 名前:サクラフブキ [2012/10/17(水) 17:31:57.36 ID:wcnppkuL]
- TEL: 080-3017-2964
Mail: kikumyo-jpho@t.vodafone.ne.jp
- 269 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/17(水) 18:03:51.16 ID:7yCS31QU]
- >>256
額に青筋wwwww 哀れwwwwwwwwwww ほれっ、書き込みをまとめろ!!wwww
- 270 名前:もう顔真赤の爆笑””削除””依頼乙(爆) mailto:age [2012/10/17(水) 19:50:40.96 ID:tPcyJiS2]
- いいからだまれ(爆)
- 271 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/17(水) 22:33:55.19 ID:2IvdNTbu]
- ちょwwwwwwwwwwwww
歯ぎしりしとるwwwwwwwwwwwwww
- 272 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/18(木) 00:16:30.40 ID:lVIg7FsM]
- 母乳もの さいこ〜
- 273 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/18(木) 04:48:41.70 ID:mTH0C2Ug]
- 予定通り連載を続けます(笑)
コンビニで籠にワインボトルを3,4本放り込みながらも話は続く。 「実際には、精神的シチュエーションと行為的シチュエーションは切り離して考えにくいです」 「…相乗効果か」 「そうです。単体ではなんでもなくても、組み合わせると興奮が高まる。たとえば、コンビニの休憩室なんか 格好の場所です」 「見つかるかもしれない、という緊張感だね」 「そうです」 「『田中君、だめ、見つかっちゃうわ』ってやつだ」 「そうです。精神的なだけなら純文学です。好意的なだけなら教科書です。両方のシチュエーションがかみ合って はじめてエロ本のシチュエーション足りうるのです」 レジで一郎が勘定を払っている間、横で久子は今にも笑い出しそうなのを必死でこらえていた。レジ裏の休憩室で 行われる密やかな愛戯でも創造しているのだろう。 「先に出てればいいじゃないですか。変な目で見られてましたよ。」 自動ドアを出て、一郎がなじる。 「いや、『田中君、だめ、笑っちゃうわ』って、妙に興奮して」 「まぁ、それです。ヒロインが羞恥に染まるというのがエロ本では重要な要素になります。精神的シチュエーションと 行為的シチュエーションの組み合わせは膨大ですら、結果としてエロ本のシチュエーションは膨大になります」 「羞恥に染まらないと、田中君の好みに合わないのはわかったよ。でも、さっきのサブヒロインみたいに王道 じゃないシチュってもあるんでしょ」 ありますよ。たとえば凌辱のジャンルがそれです。
- 274 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 [2012/10/18(木) 04:49:56.88 ID:mTH0C2Ug]
- おお、あっちの削除依頼はノーチェックだった
自分で立てたスレ爆笑削除依頼がさらに追加www pele.bbspink.com/test/read.cgi/housekeeping/1164365174/447-449 今回の爆笑モロバレ住人成りすましネタは >荒らしがスレを荒らすだけじゃなく、スレを乱立しはじめている >またやられたよ かよwww 最初からサクラフブキ名指し煽りネタなんだから反応すんの本人しかおらんのに この爆笑キャラの流れだと今後もずっと爆笑ヲチのままかもね ・・・と、さらに燃料投下してみたりしてw
- 275 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/18(木) 04:51:15.44 ID:mTH0C2Ug]
- 「凌辱って、エロ本の王道かと思ってたよ」
「そう言う見方もあるでしょうね。凌辱がわき道だってのは僕の趣味でしかありません。フランス書院では堂々たる 主流派です。ちなみにフランス書院のWEBサイトは www.france.co.jp なんですが、フランス政府は何も言わないん ですかね」 「エロも文化だと思ってるのかも」 「眼中にないのが真実だと思いますが、フランスのアパルトメントでは窓を開けたままやってるそうですから、 当たらずとも遠からずかもしれません」 「田中君は羞恥心がないエロは嫌いなんだよね」 久子がニヤニヤしながら聞いてくる。 「不可欠じゃないですよ。陶酔感のあるセックスは羞恥心をまとう女性と同じくらいすばらしいものです。が、 その場合も羞恥心があるといっそうよいものになります」 「ふふん、その辺は知識なのかい、経験なのかい?」 図星だったのか、言いよどむ。 「僕の女性経験を聞き出したいのなら、もう少し親密になってからにしてほしいですね」 「ほほう、腕の中で聞けよって言うの?ちょっと考えさせてもらいたいね」 「そうしてください。話を変えますか?」 どうも話の腰を折られて熱が冷めたらしい。 「ええ?頼むよ続き聞かせて」 「はい。何の話でしたっけ」 「凌辱は王道かって話」 「そうでした。凌辱は出版数では堂々たる主流派ですよ。それには理由があります」 「男性側の願望でしょ?」 「そうです。ほとんどの男は、望む女性すべてを抱けるわけでは有りません。というか、ほとんどの男は、 望む女性のほとんどを抱けません。まったく抱けない人も居ます」 「その衝動の代替としてエロ本を読む」 「そうです。手の届かない女性、手を出してはいけない女性、拒む女性を力ずくで自分のものにする。そういう 願望を形にしたのが凌辱ジャンルです。」 エントランスに入ってからさすがに一郎は口をつぐんだ。夜に自分が住むワンルームマンションの前で強姦の 話をするなど、無神経にも程がある。
- 276 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/18(木) 04:54:33.80 ID:mTH0C2Ug]
- 「チーズ切るから台所かしてね」
「いいですよ。ワインは赤白どちらから行きますか?」 「赤にしよう。酔いが回りきってから飲むのは白がいいよ。」 「わかりました。」 「あ、コップとって。洗うから」 コンビニにしてはなかなか気が利いていて、二次会のつまみには再びカマンベールチーズが登場することとなった。 「で、願望を満たすために凌辱を読むんだ」 「そうです。が、凌辱というジャンルは書くほうからすると精神的なシチュエーションが著しく狭まります。」 「女の意志は無視だもんね」 「尊重していたら凌辱ではないですからね。その結果、ヒロインの設定のうち主人公との精神的な関係はほぼ 意味がなくなってしまいます。」 「たとえば」 「幼馴染とか、ほのかな恋心とか、一目ぼれとか、母性愛とか、ツンデレとか」 「ツンデレもエロ本になるかい?いや、エロゲーになりうるのは知っているけどさ」 「知ってるんですね。エロ本にもなりますよ。むしろヒロインの機微を描けるという意味では恥ずかしいほど エロが引き立ちます」 「なるほどね。ともかく、セックス前のヒロインが主人公をどう思っているかは無意味になるんだ」 「忌避している、見下しているという感情はスパイスになりえますが、それが効くのは行為に入ってからです。 文学的に考えれば、凌辱される前の女性がいろいろと考えること、募る不安は十分以上に描く対象足りえるので すが、エロ本としてはほとんど無価値です『感じてはいけない』といった決意が表されれば十分です。もっとも 例外はいつも有ります。身代わりに抱かれるといった場合には、ヒロインの迷いを存分に楽しむこともできます」 「私が抱かれるからその子に手を出さないでっ」 久子がすっかりなりきってセリフを言う。 「抱かれる?抱いてくださいの間違いだろ」 「ネズミをいたぶるネコってわけね」 「言葉なぶりは凌辱劇の重要な要素です。ここが実は難しいところなんですよ」 「そうなの?」 「凌辱劇にはいくつか重要な要素があります。まず、本来手を出せない女性を自由にできるということ、つぎに 抵抗する女性がいつか感じてしまうということ、そしてそう言う女性をなぶることです」
- 277 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/18(木) 04:56:34.80 ID:mTH0C2Ug]
- 「凌辱自体がなぶり物なんだけどね」
「なんですが、言葉でなぶることで、ヒロインに今の立場のみじめさを嫌というほど思い知らせる効果があります」 「でもさー、女の立場で言うと泣き叫ぶよ。多分。」 「実際そうだと思いますよ。凌辱劇といっても、エロ本になりうるのはほぼ完全な虚構です。凌辱される女性が泣き 叫ばない、暴れない、じっと男のやることを耐えている」 「いやー、これもご都合主義だね」 「そのご都合主義を成立させるための下ごしらえが、凌辱劇の重要なポイントです。」 「さっきの身代わりとか」 「はい。身代わりを女性が自分から言い出さざるを得ないような状況を作ることで、抵抗できなくしてしまうのです」 「なるほど」 「そのほかにも、事前に親切にしてやって信頼を勝ち取り、抱いてから凌辱であることをあかす手もあります。」 「手がこんでいるね。」 「綺羅光の『凌辱女学園』がそれです。ヒロインの母親をだまして抱いた後、彼女に媚薬を打ってへろへろにし、 目隠しのまま彼女が忌み嫌う教師に抱かせるんです」 「いや、ディープだ」 「目隠しの間はクスリの効果もあって、男が交代しても愉悦の言葉を吐きながら恥らうんです。それが目隠しを とられた途端に地獄絵図です。それまでの自分の言動すべてが一気に自分自身をなぶりつくします。それから、 あえてばれやすい場所で凌辱することもあります。」 「かえって声をあげられない」 「そうです。社会的立場のある人ほど、恥ずかしい場面を見られることを拒みます。トイレってのは定番ですね。 デパートの更衣室ってのもあります。」 「痴漢もそうだね」 「シチュエーション的にはそうです。ところが痴漢は凌辱物の下ごしらえとして成立しにくいんです。」 「なんで?」 「痴漢に会った女性は駅を降りて逃げればいい」 「あ」 「凌辱劇で痴漢が効果をあげるのは、導入の静かにさせる場面ではなく、いったん落として逃げられなくなって からのなぶりのフェーズです」 「奥が深い」
- 278 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/18(木) 04:58:46.49 ID:bEzAnW1I]
- 予定通り連載を続けます(笑)
俺はただ黙って奴の後ろを歩いた。 手を繋いでいるのだから真横を歩けば良いのだが、 奴が前で、俺は後ろだ。 これは絶対に変えられない距離なのだ。 俺は黙って歩いている奴の背中を、切なげな目で見つめた。 すると、奴は後ろを振り向いた。 まるで俺の気持ちを察したかのように。 俺は奴の手に引き寄せられて、横に並ぶ。 奴は、俺のマフラーの端を、奴の肩に掛けるようにして軽く巻く。 いわゆる、恋人同士がするあれだ。 微笑を浮かべてくる。 俺も微笑んで応える。 会話は無かったが、それでいい。 それでいいんだ。 俺は今、奴の隣りに並び、手を繋ぎながら、 雨の中、川原沿いの土手道を歩いている。 冷たい雨が染みる中、奴と繋いだ手だけが、 たった一つの熱源を持っている。 俺と奴の存在を、証明してくれている。
- 279 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/18(木) 05:00:38.55 ID:bEzAnW1I]
- それから家に帰った俺たちは、
当然のようにして冷えた身体を温めあった。 雨の中の方が興奮した、なんて、 奴には言えない、俺だけの秘密なのである。 言っとくが俺はホモでは無い。 クリスマス。 彼女の居ない俺は一人暮らしのダチの家に遊びに行った。 ダチにも彼女は居ない。 奴は不思議な雰囲気の男だった。 ダチは優しくて頼れる奴だった。 面倒見が良く、その上押し付けがましくなくて人当たりが良い。 俺よりはがたいが良かった。 長いまつげが印象的だ。 ダチからは何故か良い匂いがする。 男のくせに男臭いのとは違う、そう、不思議な香りだ。 奴の部屋に遊びに行って、奴が扉の隙間から顔を覗かせた時も同じ、 鼻腔に漂ういつもの香り。
- 280 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/18(木) 05:01:24.46 ID:bEzAnW1I]
- 奴は歯−白くて良い歯並びの−を見せながらにかっと笑う。
俺を部屋の中に誘う。 俺はこの屈託の無い笑顔が好きだ。 部屋に上がると暗闇の中、奴の背中が見える。 奴の背中は広くて大きい。 俺が手に下げたコンビニのビニール袋のさらさらという音を立てると それに気付いて、俺の手から貰うダチ。 中には缶ビールやらチューハイやら、酒の類が入っている。 冷たい缶の回りには水滴が滴っている、それが廊下に落ちる。 手渡しした瞬間に手が触れてしまったが、奴は気が付かなかった様だ。 俺は靴を脱いで中に、入る。 こんな事があった。 バイト先で俺がミスってしまった時に、 ダチは真っ先に店長に頭を下げてくれた。 お陰で俺はまだそのバイト先に居続ける事が出来る。 あの時の必死な横顔と声は、今でも脳裏に焼き付いて離れる事が無い。 部屋の中の様子は整然としていた。 シルバーの家具で統一されていて、ベッドとパソコン、 それからキッチンと風呂場とトイレ。 奴は俺をコタツに案内すると、先に飲んでるよう指示する。 CDラックにはJ-ROCKのCDがきちんと収まっていた。 こういうのが好きなのか…。
- 281 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/18(木) 05:01:59.62 ID:bEzAnW1I]
- キッチンを見やると奴は何やらリンゴを剥いていた。
器用に、手際よくリンゴがカットされていく。 鮮やかな手つきだ。 普段からこんな風にキッチンに立っているのだろうか。 白くて細長い手が真っ赤なリンゴと包丁の柄を包んでいる。 伏せられた目から長いまつげが伸びている。 奴はシャツのボタンを数個開けていて、腕まくりをしていた。 白い首筋が覗く。 普段から何かと面倒を見てくれるダチだった。 世話を焼くのが好きなのだろう。 だらしの無い俺は奴が居なければきっと 一人では何も出来ない。 バイト先でのミスの時もそうだった。 ミスの後も何かとフォローしてくれた。 励ましや慰めや叱咤激励、色々な感情が入り混じった言葉を聞かせてくれた。 その時だった。 俺が奴の香りに気が付いたのは。 奴は俺より少し背が高く、髪の毛は黒だ。 丹精な顔立ちで、目は切れ長のいわゆる男前である。 鼻筋が通っていて、俺は特に奴の首筋が綺麗だと思っている。 顎から喉仏のラインがざっくりしているようで流麗だ。 それが俺を励ます時に肩を抱かれた際、目の前にあった。
- 282 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/18(木) 05:03:17.63 ID:bEzAnW1I]
- 床に散らばっているようなものは何も無かった。
普通男の一人暮らしなら、下着の一枚ぐらい放ってあっても おかしくは無いのに、まるで生活感がしないほど、床には何一つ落ちていなかった。 きちんと管理された綺麗な部屋だった。 当然だがおかずにしていそうなものも何も無い。 奴は掃除も洗濯も料理も、全て一人でこなしているらしかった。 部屋の内装もシルバーの家具で統一されていて落ち着きがあり、洒落ている。 俺は偶然この部屋に遊びに来る事になった訳で、急いで片付けた雰囲気も無かった。 奴はこの部屋で独り、一体何を考えて生活しているのか。 俺の興味と妄想は膨らむばかりだ。 出来たぞ。 突如声を掛けられた俺は思わず肩を跳ね上がらせてしまった。 いつの間にか開けてしまった俺の缶チューハイを見ながら奴は、 ペース早いな、と笑った。 綺麗にカットされたリンゴが出された。 俺はそれを頬張った。 こんなもんしかねえけど、と奴は鰯の煮つけを小皿に盛って目の前に差し出した。 中には梅の果肉が入っているのだろうか、覗き込むと微かに梅の香りがする。 奴は一仕事終えたようにコタツの中に入って来た。 冷蔵庫から持って来た缶類をテーブルの上に並べていく。 水滴がこたつのテーブルを濡らした。 手際良く食事の用意がなされた。
- 283 名前:よーし、今日もちょwwwww歯ぎしりしちゃうぞーwwwww(爆) mailto:sage [2012/10/18(木) 05:08:31.04 ID:XB6gxBe7]
- pele.bbspink.com/test/read.cgi/housekeeping/1164365174/447-449
/ (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 284 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:sage [2012/10/18(木) 05:09:15.83 ID:XB6gxBe7]
- >>274
/ /| ::::::::::::::| / / / :/ /:::::| |\::: ::::::::::::| :::/ :/::/ :// :/:::: :| |::::::\::::: ::::::::| // /ヽ/ /:::| /:: :| :| :::::::\::::: ::::::| ../ ./ \|/ \| /: U \ |/ /\|\:::: :::::| //| /'\ |\ /\|/ ::::::::\::::: ___::::::::| . | ____ ||: ||| _____::::::::::| :/:::::| :::| ・・・う・・うんこでる・・ . |  ̄ ̄ ̄o ̄  ̄o ̄ ̄ ̄ ̄ :::::::::|::::|::__:::|:::::| . | \ ,/ ::::|\ / u ::::::::| ::|/::|:::|::::| |  ̄ ̄:::/ U::::::|::: ̄ ̄ ̄ u ::::::::::|:::|::__| :|::::| | U ::/ :::::::::|:::U ::::::::::::|:::|/::|:::|::::| | /::: (_ _:ノ::: ::\:::::::::::|:::|:::::| :|::::| .. | ::____二二_____ :::::::| :|:__|::/::::|\ .. | /___________ \ :::::::|::|_/ :::::|:: .. | ( ┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴ ) ):::u|/\ ::::|:: . \ .────────────:::::::/: ::::\::::|:: . \ ___ ::::::::::/::: ::::\|::: . . . \ ::::〓〓 :::::::/::: :::::::\: . \________/::::
- 285 名前:オマヌー偽装モロバレ爆笑”削除”依頼乙(爆) mailto:sage [2012/10/18(木) 05:10:31.54 ID:XB6gxBe7]
- :.:.:.:.::::::::::::::::::::::: /', / ヽ
:.:.:.:.::iヽ:::!:::::::/:: !: ヽ _ __,!'´ イ':.:! :.:.:ヾミミミミ:::ノ/_,.イ:. | r'´:.:、,>'´ :.:',-―― 、 ミミミミミY\〃〃:.: | |:.:.:イ:.:.: :.:! ヽ 三三三ミヽ \_::Y'ヽ| i:.:.:.:.:.:.:.: :.:!:... :.:.:.:.:.:.ノ! 三三三ニf=-、 \ヽ \ ,. -イ:.:.:.:.:.:.:.:. :.:i:::::::.:.:.:./:/ 三三三三ヽ-'イ`_ ヽヽ- ' ´. .....', ::}:::::::;:ノ-' 三三三三三彡Z´ ..........:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.::. :.!`´ / 三三三三三三.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.::... / 三三三三三三ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.. _/ 三三三三三三ミ:::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:_,',:.:.:.:.:.::.: / 三三三_,,,,,,_三ミミ::::::::::::..._,.. -‐'''''´ ト:.:.:.:.:.: / 三三r'´-、 `ト、ト-' ´ ! /:.:.:.:.:.: !
- 286 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/18(木) 05:11:17.79 ID:XB6gxBe7]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 287 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/18(木) 05:27:32.59 ID:mTH0C2Ug]
- >>270
>いいからだまれ(爆) コピペだろw あっちの削除依頼スレにあったぞw つpele.bbspink.com/test/read.cgi/housekeeping/1159309289/417-420 417 :ただの住人:2012/09/08(土) 11:46:55.75 ID:L6NVa8mG0 >>416 >お前もしかして荒らしてる本人か? 名指しネタに被害妄想が加わわれば本人の証だろw ここでも成りすまししてんだなw>415=416 418 :サクラフブキ ◆emOEDOnvgc:2012/09/08(土) 13:52:21.14 ID:BgaqAm+t0 お前らいいかげんにしろ ここは削除依頼スレ 罵り合うだけなら元のスレでやれ 419 :ただの住人:2012/09/08(土) 15:49:30.69 ID:L6NVa8mG0 >>418 何やってもバレるなw>415=416=418 420 :サクラフブキ ◆emOEDOnvgc:2012/09/08(土) 22:45:27.07 ID:BgaqAm+t0 いいからだまれ
- 288 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/18(木) 21:28:23.15 ID:mLB/D21/]
- 「ならば、聞け」
その声は明らかに、湯壷の真ん中から聞こえた。 湯壷の真ん中。腰を滑稽に揺すっている母いさの、目の前だ。 「ああ。お武家さま、あああ」 「お前は一族の女だ。知っているな」 「はい。はい。いさは、分かっております。ですから、あああ」 「我が一族は、再び世に討って出ねばならぬ」 「ああ、ですから。知っております、分かっております。ですから、ああ」 「しかし我らには姿がない」 また恐ろしいことが起きた。藤次の目の前で、湯壷の景色が変わったのだ。 確かに声は、姿がないと言った。しかし、姿が現れたのだ。 村の子供が言っていたのは間違いではなかった。 薄ぼんやりとしてはいるが、その姿は確かに落ち武者だった。 「もう一度聞く。気をやりたいか」 「ああ、それは」 「気をやりたいか。女」 落ち武者は、母にも見えているはずだ。定まらなかった瞳がしっかりと中心を見据えている。 恐ろしい物の怪を目の前にして、まだ淫らに尻を振っている。 「ああ、もう。気を、やりたい。後生ですから、ねえ。ねえ」 母はぐいと首を伸ばして、まるでその物の怪に覆いかぶさらんばかりに迫る。
- 289 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/18(木) 21:30:31.23 ID:mLB/D21/]
- 「ならば、入れてやる。あとは知らぬぞ」
落ち武者の手が、ずいと母いさの肩口を押した。 その力でうねっていた体はよろりと倒れ、あの振られていた腰は湯壷の縁に座らされる。 「あ、あ、ああ。お武家さま、ああ。いいいいい」 それは、藤次が初めて聞く母の声だった。 先刻までの声も、ひどく甘ったるい切羽詰った響きだった。 しかし、そんな声が更に強く高く変わった。 湯壷に響くその母の声は、まるで獣のような音に聞こえた。 「おお、女。入っていくぞ。お前のほとの奥に、俺のまらが」 「はあ、あああ。いい、ひいい。お武家、さま。ほとに、ああああ」 「もっと食い締めよ。なにを一人で弛ませている」 「ああ、はいいい。奥を締めます、締めます。うう、あああ」 「まだだ、まだだ。気をやらしてやるのだ、応えよ」 「はいい、お武家さま、はあ、ああ。あ、もっと奥、ひあああ」 縁に座った母の上半身が、ぼんやりとした落ち武者に押され揺さぶられている。 先程まで湯に浸かっていた背中は、ひどく反ったまま湯気立たせている。 豊かな乳は、先から雫を滴らせてゆさゆさと珍妙な方向に揺れる。 余った肉が多い太股は、半分ほど湯に浸かりぴんと力が込められている。 そして。 そして。 腰は密着している。密着したまま動いている。 落ち武者の腰と密着している。透けたその物の怪の向こうに、母いさの動く腰がある。 僅かに見える黒い茂りの中に、何かを飲み込んでいる母のどこかが見える。
- 290 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/18(木) 21:32:32.76 ID:mLB/D21/]
- いさは村では若い方の女だ。
いや、いさより歳若い娘は幾人もいた。しかし地の者だ。 若衆や色狂いの狒々爺が迂闊に手を出せば、村八分にされかねない。 だからそんな男たちは、連れ合いを亡くしたいさに遠慮なく声をかけた。 したい。はめたい。と藤次がいても、挨拶代わりにいさに大声をかける。 子である藤次は嫌だったが、いさはそのたびにあけらかんと拒んでいた。 やがて男たちもいさを抱くことを諦めていった。 藤次は、そんな母が好きだった。 だから藤次は、母いさの媾いを初めて見ている。 相手はよりにもよって物の怪。見たくなぞなかったが。 「ああ、奥。お武家さま、ああ。いい、いいいひいい」 「嫌ではないのか。嫌という言葉を忘れたか。ええ、女」 「はい。はい。忘れました、嫌は忘れました。あああ、いい。奥がいい、いい」 「奥がいいのかいさとやら。ええ、どこの奥じゃ。言えいさ」 「ああ、堪忍。堪忍。ひい、奥、奥、奥で、ございます。あああ、ひいい」 「まだ言わんか。どこの奥か。さっきおかしくなると言ってたところだ」 「ああ、ひい。言えません、奥です、あひ、あひい。奥、奥、ううう」 「言わぬと止めるぞ。女」 「あ、ううううう。止めるの、ひい、あああ。嫌。嫌。ああ、ひいい」 「女。どっちの嫌か。くくく」
- 291 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/18(木) 21:53:53.84 ID:mLB/D21/]
- 透けた落ち武者は笑った。惨めないさを見て笑っている。
藤次にも、それは分かった。 しばらく、落ち武者は動きを止めていく。 母いさは、逆に動きを大きくする。尻をそちらに向かって振りたくる。 嫌だと言っていた動きをすすんでして、今は止めるのは嫌とむせび泣く。 物の怪にしたら、滑稽で仕方ないに違いない。 「ほら止むぞ。どうか。言うか、言わぬか」 「ああお武家さま、止めるの、ひいい。いさの、いさの。あう、ううん」 「ほら、もう止む。もう二度と気をやれんぞ、女。くくく」 落ち武者は、また笑う。母は笑われても気にしない。藤次は。 「ああ、言いますお武家さま。ほ、ほ、ほとです。いさのほとがおかしくなります。あひい」 「そうか、ほとか。ほとがおかしくなるかいさとやら」 「はい、はいい。ほとがおかしくなります。ですから、ですからお武家さま」 「どうしたいさ。何でどうして欲しいのか、言えほら言え。女、ほら」 「あ、ううう。いさのほとを、あ、うん。いさのほと、を。お武家さまの、あ、ああん」 「言え、いさ」 物の怪は一度大きく腰を突き出して、口の端を上げた。 藤次は気づいた。また奴は母を笑う気なのだ。 そして、母は笑われるようなことを言うのだ。するのだ。
- 292 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/18(木) 22:27:48.36 ID:lVIg7FsM]
- \ / ____ , -‐……‐--. . . 、 \ | | /
\ / /. : : : : : : : :ヽ-‐.: :_;. --- .._: : : : : : : :\ \ / _ 争 も _ /, -‐==ミ: : : : _,ィニ-‐……ー-: 、`ヽ、: : : : ヽ、 _ 争 _ _ え っ _ . .:´: : : : : : : ≠:7: : : : : : : : : : : : :ヽ、 ヽ| : i : : :, _ え _ _ : . と _ /.: : : : -‐: :7´: : /:,ハ : : : :ヽ : : : ゝ-- :\ | : :! : : : , _ : _ _ : _ /, -‐/.: : : : :i : : /ィ:爪: : :\ :\ : : :\: : :`ト : !: : : :′ _ : _ 〃 /. : : : : : : |.:イ :ハ:| \: .、\: : xィ¬ト、: :| : : ! : : : : :, / \ /.: :/.: : : : /l : |/Гト、 / |_,ノ0:::ヽ : : :i : : : : :′ / \ / | | \ | .:/.:/. : : :i: i : | |ノ0:::ト ::::::::::::: |: :∩::::::ト: : : !: : : : : : :, / | | \ ∨i: |: : : : |: :ヽ| |::∩::| :::::::::::::::: !.::∪::::::| |: : :i : : : : : : ′ ,ィ /〉 |: |: : i : :', : | |::∪::| :::::::::::::::: !: : : : : :||: : i : : : : : : : :, / レ厶イ ヽハ: : :、: :ヽ| l : : : |::::: , ::::└――┘ ! : : i : : : : : : : ′ / ⊂ニ、 い、: :\/  ̄ ̄ ', : : i : : : : : : : : , _, -‐' ⊂ニ,´ r 、 _ ヽ: :〈 <  ̄ フ |: : : ! : : : : : : : :′,.-‐T _,. -‐'´ ̄ くヾ; U| | : \ /| : : :i : : : : :_, -‐' | /
- 293 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/18(木) 23:09:24.51 ID:NoSICVJr]
- >>291
GJ!! キチガイ荒らしは決してスレ住人からもらえないこの言葉を 惜しみなく送ろう!
- 294 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/19(金) 04:47:49.71 ID:59xHdcjo]
- 予定通り連載を続けます(笑)
「なぶりの話をする前に、凌辱劇のもうひとつのパターンを挙げましょう。バイオレンスです。」 「定番な気がするけど」 「ところが、エロ本に関してはいまいちなんですよ。男が大きな声を張り上げる、女が泣き叫ぶ。男が挿入する、 女が泣き叫ぶ。男がピストン運動を行う、女が泣き叫ぶ、男が射精する。女が泣き崩れる」 「いやだなぁ。シチュエーションがというか、読書家の末席を汚す者としても、そんなのは読みたくないよ。」 「バイオレンスな凌辱が成立するのは、バイオレンス小説の中だけです。エロ小説の場合純粋なバイオレンスじゃ だめだ」 心なしか、一郎の背筋が伸び、ぐっと力の入った調子でしゃべっている。やくざ映画を見た後の男のようだ。 「どんな風に不純にすればいいの?」 「まず泣き叫ばないようにすること。仕込みですね。バイオレンスの場合人質が有効です。」 「まぁ、バイオレンスだからね」 「で、エロの主軸はやはり最初は耐えていたヒロインが声をあげ始めるというスジです」 「ほかとおんなじじゃない」 「バイオレンス・エロの場合、男の柄が悪いですね。『おらぁ、お高くとまってんじゃねーよ』『ひゃはは、 こいつ濡れてるぜ。さっきまでの威勢はどうした』ってところでしょうか」 「口だけバイオレンス!」 久子が笑う。 「本当にがんがん暴力をふるうと、読者が引きますんで。そう言うわけで、バイオレンスの凌辱劇は、あまり バイオレンスなものにしてはいけません。ただし、ストーリーは楽です。」 「暴力は不条理だからね」 「そうです。銀行強盗に失敗した凶悪犯が、銃を持ったまま女子高に逃げ込む。鉄板です。」 「酒池肉林だ」 「肉林です。あとは時間をたっぷりとる方法と場所を押える方法だけ考えればいい。」 「場所?」 「たとえば教室で生徒を前に女教師を犯すというのは、そそりそうに感じます。でもそうでもない。」 「そうでもないかな?」 「そうでもないですね。じっくりといたぶるにしちゃ、集中できないんです。生徒が泣いたり、『先生』と 声をあげるとリズムが悪いでしょ。だから、どこかに移動して一人一人なぶるほうがいい。」 「生徒をなかせなきゃいいじゃん」
- 295 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/19(金) 04:48:28.90 ID:59xHdcjo]
- マジレスつーか感想
会話だけの進行だとなにかの脚本を読まされてるみたいだ。 状況説明も少し入れてほしいな。 ジャンルはロリで異論無しだが俺はエロより描写面を重視して欲しいかな。 薄っぺらい日記みたいな奴じゃなくて、きっちり書き込んであるもの。 会話文と、「〜した。」みたいな短文が延々続くのは嫌なんだ。 まあ最後まで読んでからでいいじゃないの。 気が長くない俺は、 早くHシーンに突入することを期待
- 296 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/19(金) 04:49:25.08 ID:59xHdcjo]
- 「生徒を泣かせない。そういう選択肢もあります。でも、その場合、いっそ生徒を共犯にしてしまったほうがいいです。」
「え゛、生徒が強盗の共犯になるかね」 「なりえます。犯人が誘導すればいい。ただし、犯人が知的になってきますから、バイオレンスっぽくない。」 「うーむ。そんなものかね」 「そんなものです。とにかく徹頭徹尾暴力的ってのはエロ本としては似合わないのです。エロ本に出てくるやくざは たいてい女扱いになれていて、脅す、なだめるの使い分けがうまく、ヒロインをちぢみあがらせた後にゆっくり身体 から性感を引き出していきますね。」 「落花狼藉にあいながら、身体が悦びの声をあげてしまう悲しさ」 「『身体は正直だね』という言葉が一番合うのもこのパターンです。この一言に対する女性の反応は、凌辱小説の もっとも重要な部分のひとつです。」 「女としては悔しいよ」 「悔しさに身体を震わせても、悲しみに涙を流しても読者は喜びますよ。だけど、其処に至るまで抵抗してほしい。」 「その抵抗が長いほど、落ちたときのカタルシスが大きいね」 「おおきいです。で、長くするために段階的に落としていくのです」 「段階的に」 「段階的にです。たとえば、泣き叫んでいた女の子が挿入され、ピストン運動をされると、イヤーっやめてー アーッ感じるーと激変するような作品もある」 「うそだ」 久子が笑う。 「さすがに商業作品でこんなのは少ないですが、ありますよ。しかも処女喪失で。」 「わかったよ、ご都合主義だったね」 今度は一郎が苦笑する。 「そんなところです。残念ながらそんな本でも売れちゃうんですけどね。ともかく、凌辱劇の花形がゆっくりと落ちていく ヒロインであることに変わりはありません。ですから、この場合男はヒロインをゆっくり脱がしながら、言葉と身体でなぶり 尽くさないといけないのです。見せ場です」
- 297 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/19(金) 04:50:31.08 ID:59xHdcjo]
- 「なぶるってのは、いっひっひって感じで?」
「それもありですね。ただ、あまりヒヒ爺っぽいと、今度は狡猾な責めとのギャップが大きくなります。そういうのが好きだ という人も居るとは思いますが。」 「田中君が好きじゃないのはわかったよ」 「ヒロインは段階的に落としていくわけですが、これは、彼女の反応を読者と楽しみながら一つ一つ手順を踏んで 行くことになります」 「うん」 「たとえば、まずうなじに触れる、ヒロインがピクリと身体を震わせるのをみて、にやっと笑う。絶望と恐怖で息が 荒くなるヒロインの服のボタンを一つ一つ取っていく。ブラウスを脱がすと現れる透き通るような肌。ここで肌の様子 をどれだけねっちりと表現できるかがひとつのポイントです。そっと触れるともう一度身体を震わせます。『感じや すいんだね』と揶揄する男。お嬢さん育ちの素直な女性なら『違います』くらい言うでしょうし、気の強い女性なら 唇をかむでしょう。で、いよいよブラをとるわけです。」 「いよいよだね」 居心地が悪いのか、久子は小さな声になっている。 「現れた胸の大きさですが、これはヒロインによってやはり変えた方がいいです。」 「男はみんな巨乳好きでしょ」 ちょっと拗ねたような声で久子がいう。彼女はどちらかというと貧乳だ。 「そうなんですが、ここはいたぶるのが目的です。さっきのお嬢さん育ちなら見事な形と大きさがいいですね。で、 ねっちりと誉めたててヒロインをいたぶる。ところが気の強いヒロインなら小さいほうがいい。」 「コンプレックスをいたぶるんだ」 久子がかなり卑屈な声色で言う。 「そうです『へぇ、気は強いのにここは控えめじゃないか』とかいって。で、ヒロインが屈辱に顔をそむけると、 また笑う」 「…」 「胸が出てきたところでいよいよ落としが始まります。ゆっくりと胸の肌触りや柔らかさを楽しみながら、肌に舌を 這わせて味わいます。」 久子が、胸をガードするように肩をすぼめる。 「このときねっとりとしつこく愛撫するのですが、乳首は避けます」 「じらすんでしょ」
- 298 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/19(金) 04:51:15.20 ID:59xHdcjo]
- 「そんなところです。ヒロインは必死で耐えますが、吐く息に少し甘い音が混じり始めるで、ここで一言『感じて
きたようだな』」 「ありきたりじゃない?」 「いいんです。そんなありきたりな責めには負けないつもりのヒロインが、落ちていくのがいいんです。で、 ヒロインが『そんな』と否定の言葉をつぶやくと同時に乳首を吸ってやる。たまらず声を出すヒロイン」 「思う壺ね」 「そうです。声をもらす屈辱を強くするために、あえてあらかじめ性感を否定させるんです。あとは同じパターンの 繰り返しですが、一度声を漏らしてしまうと、ヒロインも我慢が難しい。乳首からわき腹まで縦横に身体を探られて 性感帯を見つけられてはいちいち男に性感帯を見つけたと宣言される。ヒロインが否定できないほど声を漏らし始めたら、 今度はいよいよ最後の布切れです。」 「パンティって言わないの?」 「婉曲な表現のほうが好まれますね。『もう、たっぷり濡れてんじゃないのか』と声をかけます。当然濡れているのは わかっていますが、これもヒロインに否定させるためです。『じゃぁ、確かめてやるよ』と余裕で耳元にささやいて 彼女の女の部分に手を伸ばす。じっとりと下着が濡れているのを指摘して笑う男。悔しさに声をあげるヒロイン」 「…」 「下着を脱がすときにも現れた茂みをねっとりと描写してやります。お嬢様育ちのヒロインなら褒め称え、気の強い ヒロインならからかうのも同じです。で、いよいよヒロインの大事な部分に触れるわけです。」 「一直線ねもうすぐゴール」 「ここで触れ方はいくつか有ります。下半身を広げてじっくりとその部分を見ることもできれば、添い寝して女性の 部分に手を伸ばし、耳元で甘い言葉をささやきながらもてあそぶ。あるいはいきなり吸い付いてもいいでしょう。 なんにしてもヒロインはやはり声を漏らさないように耐えて身をくねらせるだけです」 「ちょっとくどすぎない?」
- 299 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/19(金) 04:52:56.42 ID:SxpIcD2Q]
- 予定通り連載を続けます(笑)
出された箸−奴も使っているのだろうか−で鰯を突付く。 小皿に少量盛って口に運ぶと、濃い味付けだった。 梅が鰯の臭みを取り除いているのだろう、俺は一口二口と口に運ぶ。 甘しょっぱいとでも言うのだろうか。味付けは濃かったが、 美味い。 酒の進む味だ。 美味いか?と聞かれれば、素直に美味い、と答えてしまう。 奴はまた綺麗な歯並びの白い歯を見せて屈託無く笑った。 奴はビールを手に取って、小気味いい音を立てた後、 ぐいっと豪快に飲み干した。 俺の目の前で喉仏が上下に揺れている。 酒を飲む姿が綺麗だ。箸を咥えたまま、俺はそう思った。 いつもどんなオナネタで抜いてるんだ? と俺は小鰯を突付きながら聞いてみた。 そりゃ色々さ、と奴は答えた。 奴は煮付けを多めに奴自身の皿へ運んでいく。 色々って?と俺は更に聞いてみた。 俺はいつも(某有名アイドルの名前)で抜いてるぜ。 すると奴は少し静かになってから、 腹減ってるか?と聞いてきた。
- 300 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/19(金) 04:53:35.91 ID:SxpIcD2Q]
- 減ってるけど、と俺は散漫に答えた。
肉じゃがあるんだが、食うか? と奴は言った。 俺が無言で頷くと、奴はコタツから出て、肉じゃが二人分と ご飯二人前をお盆に乗せて戻ってきた。 目の前に並べられている間、俺は美味そうだと思った。 俺は素直に出された飯を食った。 奴の肉じゃがは天才的に美味かった。 ダシが聞いているのだがしょっぱ過ぎずくど過ぎず、 且つ材料の自然な甘味が引き出されている。 料理上手で家事上手、おまけに別嬪と来た。 嫁に一人欲しい逸材だ。 しかしだからこそ、俺は本来の疑念が益々深まった。 年末にいつもやっているお笑い番組を見ながら 食事と酒を愉しんでいる奴に、 この部屋でセックスするのか? と聞いてみた。奴は案外すんなりと 偶にな。 と答えた。 女としかしないのか? と俺は三本目の缶チューハイに指を掛けながら問う。 まあな。 一瞬の間があったような気がして、奴は答えた。 俺は何故か納得が行かなかった。
- 301 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/19(金) 04:54:10.97 ID:SxpIcD2Q]
- 奴もいつの間にかビールを三本も開けていた。
調子が良いようだ。 俺は上下黒のジャージだったが、上を脱ぎ捨てた。 暑いのか?と奴がこちらを見やりながら聞いてきた。 少し。 俺は答えた。 そうか。 と奴は言った。 コタツの中で、僅かだが足が当たっていた。 奴は気にする風は無かったので、俺もそのままにしておいた。 暫く楽しい時間が流れた。 お笑い番組を見て二人で笑い合ったりネタを物真似したりしながら、 美味い酒と美味い飯を愉しんだ。 足りないものは何も無いような気がした。 酒の缶がテーブルの上にいくつも高層ビル群みたいに乱立して、 皿の中身があらかた空になり、テレビも静かになった頃、 奴は満腹と酔いで倒れて寝ていた。 俺も相当酔っていた。 開き気味のシャツから白い綺麗な首元が顕わになっている。 奴は俺の左側に座っていたから、ここから奴の様子が良く見えた。
- 302 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/19(金) 04:54:47.04 ID:SxpIcD2Q]
- 俺は奴の顔を覗き込んでみた。
良く眠っている。無防備な寝顔だ。 切れ長の目が閉じられて、長い睫が瞼の下を覆っている。 真面目に働いていた白くて細長い手が、床に放り投げられていた。 俺は暫く奴の寝顔を鑑賞していた。 俺はふと奴を支配したい様な、虐げたいような衝動に駆られた。 完全に己の物にしてしまいたい欲望。 俺は思いのままに奴のシャツのボタンに手を掛けた。 上から一つずつ外していく。 白い胸元が顕わになって行く。 奴の体は良く締まっていた。締まっていると言うより 痩せていると言った方が適切かもしれない。 臍の下の、腰骨の辺りが特に細くなっていて腰骨が浮き出ているのが 何とも言えずフェティッシュだ。 しかし俺はこの先をどうしたら良いのかが全く検討が付かなかった。 服を脱がせただけでは奴を己の所有物にすることは出来ない。 次に俺は、奴を知ってしまいたい欲に駆られる。 奴が俺に嘘を吐いている所為だとか、無防備に寝ているからだとか脳内で色々 言い訳をしつつも、俺は奴の寝顔を間近で覗き込んだ。 気持ち良さそうに眠っている。肌が奇妙に生白い。 俺は己の唇を、奴の唇に押し付けてみた。
- 303 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/19(金) 04:55:37.72 ID:SxpIcD2Q]
- 奴を知らなければ、奴を所有する事は出来ないからだと
後から漠然と脳裏に思い浮かべた。 奴の唇は生暖かくて、女のそれとは少し違う。 しかし柔らかい。 この唇で一体何人の女とキスをして、身体を愛撫したんだろう。 奴の正体は知れば知るほど霞掛かって遠く消えていくような気がした。 俺は奴の下半身に触ってみたい気がした。 俺が脱がせた所為で、白い体が外気に晒されている。 見るとベルトは止め具が外されていた。 その方が楽な所為だろう。 ズボンの端から少しだけ毛が見えていた。 俺は奴の身体の上を滑らせるように、ズボンの暗がりの中に手を滑り込ませてみた。 アンダーの下を弄ってみる。 奴のペニスを指で辿ると、勃起はしていなかった。 呼吸する度に、下腹部が膨張したり、沈んだりしていた。 俺はその腹に口付けてみる。 やはり唇同様に生暖かい。 奴が身動ぎした気がしたが、俺は行為を止めなかった。 いやむしろ、俺の中の変態が俺を突き動かしていた。 もう深海から引き上げられた奴の気配は感じていた。 俺は腹を舌を突き出して舐めた。 俺を庇う為に空気を溜めた筈の腹が、 俺と同じ物を入れこなしている筈の腹を俺は舐めている。 茂みの中で奴を少し、触ってみたりする。
- 304 名前:よーし、今日もごっっつぁんデスwww(爆) mailto:sage [2012/10/19(金) 05:02:21.32 ID:fPiLke6M]
- pele.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1337991067/623
/ /| ::::::::::::::| / / / :/ /:::::| |\::: ::::::::::::| :::/ :/::/ :// :/:::: :| |::::::\::::: ::::::::| // /ヽ/ /:::| /:: :| :| :::::::\::::: ::::::| ../ ./ \|/ \| /: U \ |/ /\|\:::: :::::| //| /'\ |\ /\|/ ::::::::\::::: ___::::::::| . | ____ ||: ||| _____::::::::::| :/:::::| :::| ・・・う・・うんこでる・・ . |  ̄ ̄ ̄o ̄  ̄o ̄ ̄ ̄ ̄ :::::::::|::::|::__:::|:::::| . | \ ,/ ::::|\ / u ::::::::| ::|/::|:::|::::| |  ̄ ̄:::/ U::::::|::: ̄ ̄ ̄ u ::::::::::|:::|::__| :|::::| | U ::/ :::::::::|:::U ::::::::::::|:::|/::|:::|::::| | /::: (_ _:ノ::: ::\:::::::::::|:::|:::::| :|::::| .. | ::____二二_____ :::::::| :|:__|::/::::|\ .. | /___________ \ :::::::|::|_/ :::::|:: .. | ( ┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴ ) ):::u|/\ ::::|:: . \ .────────────:::::::/: ::::\::::|:: . \ ___ ::::::::::/::: ::::\|::: . . . \ ::::〓〓 :::::::/::: :::::::\: . \________/::::
- 305 名前:291@大林圭支=ホモERO豚サクラフブキ mailto:sage [2012/10/19(金) 05:03:12.71 ID:fPiLke6M]
- >>291
GJ!! キチガイ荒らしは決してスレ住人からもらえないこの言葉を 惜しみなく送ろう! / (サクラフブキ__) ヽ ./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
- 306 名前:もう必死の爆笑投下乙(爆) mailto:sage [2012/10/19(金) 05:04:15.11 ID:fPiLke6M]
- _.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、 〈 _ ) /´\ _,. - ― - 、.〃/ , '/ `ー-’‐'´ ` ' 、 / ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \ {ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ {ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l } ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿 \ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は〜い! /.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね〜! {. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________ \ f ,. '´/ o\ \ `! {/⌒ヽ \_ ヽ | .| / | ', '、 ヾ ,〉、 | .| l ヽ ヾ__,人 | |ミヽ j/_ } }、 ヽ ! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ } .| | /\ / / j ' / |l. / ./ t ノノ ヽ. ' o|l,' , ' ` ‐´' } / |l /
- 307 名前:もう必死の爆笑投下乙(爆) mailto:sage [2012/10/19(金) 05:05:00.09 ID:fPiLke6M]
- / _,,. ---:┴―----;;;;-.、,,__ ,.ィ l l/ / ノ__l__
,.、:-‐''":::::::::;;、 -‐ ''"´ `ヽ、::゙ヽ、 l l | / /´ l, ,. :'";、- '"゙´ \::::\ l |.;'/ / _, ';ア /,r '´ `ヽ;:::\ | l ! ./ X゙/ / .//`ヽ // ヾ;、::ヽ l ,ヽ/;'r゙;ヽ,ハ, / // ./ /::/ ';ヽ;:::l, l,. /ハ:| |ヾ;:;入ィヘ / .,イ、, /::/ .:. ';:::ヽヽ、-イ / ' .!| | ゙ '^.!| / / , ハ, `ヽ, /::/ .:;;;:. l::::::::j l, lハ| l1;イ/j/ ゙'、 l /::::,' : l::::/‐''"´`ヽ、 r:/ ゚ /;゙Y ノ'ノ./,., 、.| j /;':::::l :::::;;:::; |::/ 二`ヽ、,..>'゙;;彡'ノ/j /j i, ト、, ./::l::::::l ...::::::l;|::::;. j/゙'-、..._ ヽr:‐、_ヾ> .,__,,.rジ'゙シ'ノ/〜-,イ /:::::l::::::| .:::::i; .:l;l;::::', ,' `'i / (「 l::::::::::l;::::l .:::';::.ヾ;...\ .l ヽ/ \::::::::ヽ;:l :ヾ''"゙´!:`' .l ヽ;:::::::::゙、 ヽ;:::| l
- 308 名前:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ mailto:age [2012/10/19(金) 05:05:53.85 ID:fPiLke6M]
- //////////_---―――――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// /// ///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // / // //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // //// / // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// //// /// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// /// ////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// ///// ////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // ///// // / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// // // // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__;;;;;;;/////// /////////// シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
- 309 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/19(金) 13:54:46.42 ID:8kLNHU+y]
- >288-291
ここは荒らし専用スレです、問題なければ↓に移動をお願いします。 母親が他人に侵される 漫画・小説 #避難所 jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/11875/1347999107/
- 310 名前:黷トしまった。
それに気が付いた奴は俺を迎えに行った。 やはり、さっき俺の手を握り締めていたのは奴の手らしかった。 奴は俺の方を見て、大丈夫か、と聞いて来た。 妙に晴れやかな笑顔だ。 俺は状況を把握して、体中の血液が顔面に立ち昇ってくるのが分かった。 [] - [ここ壊れてます]
- 311 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/24(水) 04:57:01.91 ID:R7HPMOPU]
- 奴は俺の頬をぺしぺしと叩く。
少し冷たい指先が俺の頬に当たる。 本当に大丈夫か、と今度は少し真面目な表情で俺の瞳を覗き込んで来る。 俺は奴の目を直視する事が出来ずに、目を反らして頷いた。 穴があったら入りたいような気持ちになった。 奴と歩きながら俺は頭を抱える。 気分でも悪いのか、と奴が聞いてくる。 別に、と俺は簡潔に答えた。 そうか、と奴は答えて前を向く。 遊園地客のざわめきが耳に伝わってくる。 俺は嬉しいような、嬉しくないような気持ちになった。 さっきの手の感触が、まだ掌に残っている。 それを思うと、俺はむず痒い気持ちになる。
- 312 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/24(水) 04:57:45.01 ID:R7HPMOPU]
- 眠い…ので続きは俺の脳内で書いておきます…orz
皆さんおやすみなさい…
- 313 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/25(木) 04:37:27.36 ID:PxB1tiD2]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 314 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/25(木) 04:38:09.37 ID:PxB1tiD2]
- 「神の視点か、男視点かって話ですが、これはそれほど難しくないと思っています。私なら神の視点です」
「なぜ?」 「男視点は、読者と視点を共有できる強みがあります。つまり、素晴らしい女性を前にして高ぶる心などを理解 してもらいやすい。しかし、設定した主人公の性格が描写に枠をはめるのです」 「ああ、そうか」 「処女と童貞のラブストーリーで、主人公がヒロインの身体を事細かに描写するのは変でしょう」 「変だね」 「そう言うわけで、読者が入り込みにくいことを承知で神の視点で書きます」 「ちなみに、そういうデメリットを承知の上で男視点で書くとしたら、どんな場合だろう」 「そうですね。たとえばフェティッシュな嗜好を持った男が主人公だと、男視点がいいかもしれません。ですが、 やはり、モノローグだと内面描写に限界があります。極端に観察的な男のセックスって変じゃないですか?」 「楽しく無さそうだね」 「ええ、だから神視点のほうがいいと思うんです。」 「なるほど。で、視点が決まるとシチュエーションを決めるんだね」 「はい。ところが、このシチュエーションってのがバカみたいに多いんです」 「そうなの?」 「そうです。というのは、エロ本の中のジャンルが意外に多い。」 「ほう、エロ本というジャンルじゃ不足かい?」 「不足です。たとえば、さっと思いつくもので、学園物、伝奇物、パロディ、痴漢物、強姦物、サラリーマン 官能小説といったジャンルがあります」 「なるほど。言われてみると多いね。パロディってのは、エロパロだとして、サラリーマン官能小説ってのは なんだい」 「この分野の作品が意外に多いんです。主人公は普通のサラリーマンなんですが、オフィスの美女と次々に身体を 重ねる。」 「こりゃまた痛快なご都合主義ですね」 「エロ本はご都合主義ですよ」 「そりゃそうだ」 「サラリーマン官能小説は、読者が多いのが特徴ですが、女性をイメージしやすいのも特徴でしょうね。着ている ものや普段の立ち居振舞いが、多くの読者に想像しやすい」 「なるほど」
- 315 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/25(木) 04:38:51.73 ID:PxB1tiD2]
- 「もうひとつ、サラリーマン官能小説は、ヒロインの種類を多くできるのも特徴です。」
「種類?」 「今風に言えば属性ですね。たとえば、年上、年下、同年代。上司、部下、得意先。セールスウーマン、 アシスタント、受付嬢、秘書、出張先で知り合った女性、通勤電車で密着した女子校生。独身、人妻、 未亡人」 「ほほう、こりゃバラエティに富んでるね。」 「そうです。他のジャンルでも幾分幅を持たすことはできますが、サラリーマン官能小説の場合、圧倒的に 女性の種類が多くなります。王妃様なんてのを除くと、ほぼ制限は有りません。これが社長官能小説だったり すると、通勤電車で女子校生と密着ってのはつらいです」 「確かにね。社長なら車で通勤しろと。」 「そのとおり!貧乏な社長なんか引っ込め」 一郎にもかなりワインがまわってきた。 「でもさ、無理なヒロインもあるんじゃない?スチュワーデスとか」 「無理目なだけです。神田の古本屋で見つけたエロ本は、行きずりのスチュワーデスとのアバンチュールでしたよ」 「行きずりって便利だな」 「便利です。しかし、行きずりは行きずりで仕込みが大変なんです。」 「どんなふうに?」 「それは後で説明しますが、まずはヒロインの種類…属性について続けましょう」 「うん、うん」 久子もすっかり話しに引き込まれてニコニコしている。 「先ほど、ヒロインの年、職務、職種、婚姻状態などを挙げましたが、これらすべてが組み合わせ可能ではあり ません。」 「たとえば?」 「サラリーマン官能小説に年上処女未亡人女子校生は出てきませんね。」 「んなめちゃめちゃなヒロイン、どんな話にも出てこないよ!」 久子が爆笑する。 「そうでもありません、ジャンルを変えると幾分可能性が出てきます。」 「またぁ」 久子は半信半疑だ。
- 316 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/25(木) 04:39:35.48 ID:PxB1tiD2]
- 「嘘じゃないです。『処女未亡人』という作品があります。『人妻女子高生』もあります。」
「幼な妻だね」 「違います。ヒロインは20代後半です。分け合って女子高に通っているんです」 「セーラー服で?」 「そう。で、教師に迫られて『やめてください。夫が居るんです』って」 「ひゃひゃひゃ」 久子がひっくり返って笑う。慌てて一郎がコップを取り上げた。 「こぼさないでくださいよ」 「ごめんごめん」 「いやぁ、改めて文学ってすごいって思ったよ。文学少女でよかった。人間の発想は自由だね。」 「限度がないですね。」 「ほかにどんなのが考えられるかな」 「『金髪上司』なんてのはありでしょうね」 「外資かな?」 「外資ですね。取引先の秘書でもいいんですが、いきなり金髪美人と仲良くなるのは難しい」 「そうか。上司ならゆっくり落とせると」 「そうです」 「じゃぁさ、女子高チャイナ服ってのはどう?」 「うーん、難しそうですね」 「なんで?金髪もチャイナ服も似たようなもんじゃん」 「確かに、絵にすると同じなんですが、文章にするとだめなんですよ。」 「ちょっとまった。あ、そうか。金髪は外国人だっていうことだが、チャイナ服じゃコスプレか」 「そうです。まぁ、そういうシチュエーションでかけないこともないと思いますが、文字で書くからチャイナ服 萌えってのは難しいですね」 「特に神の視点では難しいね」 「そうです。」
- 317 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/25(木) 04:40:17.03 ID:PxB1tiD2]
- 「だんだんわかってきたぞ。で、ヒロインの種類というか、属性には定型性があるの?」
「ありますよ。ヒロインは、堅いこと。これは鉄板です。」 「お堅い女性を落とすのが楽しいんだ」 「そうです。これは無理だろうという女性。あるいは、これは穢れない誰もが思う少女。そういう女性が男の腕に 落ちていくカタルシスがいいんです」 「それは田中君の性的嗜好じゃないのかい」 「そうですよ」 「自分の好みで作品を書くのかい」 「ジャーナリストじゃないですから。トルストイが無理してラノベ書かなかったからって、誰も批判してないでしょ」 「君はトルストイじゃないけどね。まぁいいや」 「嗜好の話はおいておくとして、実際に描かれる女性は堅くないこともあります。」 「そうなの?鉄板はどこいった?」 「鉄板は王道の話です。特にサラリーマン官能小説の場合、複数ヒロインが普通です。」 「一穴主義じゃないんだね」 「どこでそんな言葉を覚えたんですか!」 「てへへ」 「ヒロインが一人というサラリーマン官能小説もありますが、それは短編です。長編は必ず複数ヒロインが次々 主人公の手の中に落ちます」 「ふんふん」 「で、くどいてる時間がないから女性は割と簡単に体を開くのですが、それでも、堅い女性だというイメージは 重要なんです。」 「カタルシスのため?」 「そうです。」 「ふーん」 「どうしました?」 「反例を考えているの」 「ありますよ?」 「どんな?」 「70年代のように性がそれほどオープンじゃなかった頃には、オープンな女性がヒロインの話もたくさんあったようです。」 「なるほど。現実が堅すぎるから、ヒロインの存在自体がカタルシスになりうるんだ」
- 318 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/25(木) 04:42:10.74 ID:YHXY7av/]
- 予定通り連載を続けます(笑)
俺はふらつきながら、奴が飯でも食うか、 と聞いて来たので適当に頷いておいた。 ジャケットのポケットから携帯を取り出して確認すると、 時間は丁度昼飯時だ。 奴は地図で確認しながら歩いて行く。 遊園地の客は午前中よりも増えたようだ。 人ごみを避けつつ奴の後を付いて行く。 奴の左手が空いているのが目に付いた。 俺は複雑な気持ちになった。 つい先程まで、俺の右手を握り締めていた手だ。 歩くのが速い奴の隣りに駆け寄るようにして並び、右手でキャップを被り直した。 目的地に付くまで特に会話は無かった。 ゲーセンとかあんま行かないのな、と俺は話し掛けた。 まあな、と奴は地図を見ながら答えた。 でも俺はそれ以上会話を続ける事をしなかった。 気温は真昼時で、陽が差しているから若干暖かい。 遊園地内を迷い無く歩いていった奴の先には、 お土産屋とレストランが一体になったような施設がある。
- 319 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/25(木) 04:43:01.66 ID:YHXY7av/]
- 中に入ると広々とした空間がそこにあった。
お土産屋が右にあり、レストランが左。 仕切りの壁に窓があって、隣りの施設の様子が視界に映る。 広めのログハウスで作りは木造、見ると二階席に繋がる階段がある。 上は吹き抜けになっていてお洒落な内装だ。暖色の照明が店内を明るくしている。 中は込み合っていたが並んでは居なかった。 俺と奴が出入口付近のボードでメニューを確認していると、 アメリカのレストランに居そうなコスプレの店員が声を掛けて来た。 窓際の二名の席に案内されて、俺はジャケットを脱いだ。 テーブルは四角く、こちらも木で出来ている。椅子も悪くない。 奴は脱いだ上着を自分の椅子に掛けているところだ。 こういうところが几帳面だと思う。俺も椅子の背凭れに掛けてから椅子に腰掛ける。 中は暖かく、四角い窓から外を行き来する人々の姿が見えた。
- 320 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/25(木) 04:43:47.71 ID:YHXY7av/]
- 俺はそこで、本来の目的を思い出していた。
奴と遊ぶのが楽しくて、すっかり忘却の彼方へ追いやってしまっていた。 女友達同士で来ているのを捕まえて遊びに誘う事だ。 世間一般ではこれをナンパと呼ぶ。 どうしてナンパと呼ぶのかは知らないが、水とお絞りを出してきた店員に、 カルボナーラ、と言った。俺は奴の方を見て、お前は、と聞く。 俺はミートソースで、と奴は店員に直接答えた。 俺達を接客した店員は女でショートヘアの、中々可愛い部類だ。 頭にヘッドドレッサーを付けている。この店の制服なのだろう。 取り出した注文表に何か―俺達の注文の他に無いのだが―を書き付けて、 メニューを確認する。 俺はそれに頷くと、彼女は人込みの中へと消えて行った。
- 321 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/25(木) 04:44:30.34 ID:YHXY7av/]
- どういうのが好みなんだ、と奴に聞いてみた。
奴はお絞りで手を拭きながらのんびりと、そうだな、と答えた。 黒のVネックから白い首が伸びている。 首元には鎖骨が見える。 俺は奴の手元を眺めると、さっきの出来事を脳内に思い浮かべた。 触れた感触が拭われてしまうのが何だか勿体無いような気がする。 俺は少し黙って、冷たい水を一口呷った。 さっきの店員、結構可愛くなかったか、と俺は言ってみた。 奴は店の奥の方に目をやって、彼女、と聞いてきた。 それから店内を見渡して、俺はああいうのが好きだな、と答える。 奴の視線の先を辿ると、少し遠くの席に、黒髪ロングの女性が居た。 顔立ちがきりっとしていて芯が強く、和服が似合いそうな美人だ。 丁度もう一人の女の友達と、食事を愉しんでいる最中である。 俺は、ふうん。と答えた。
- 322 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/25(木) 04:45:29.39 ID:YHXY7av/]
- 自分で聞いておきながら何だか複雑な気分だ。
何がどう複雑なんだろう。 心の中で問い掛けてみたが、俺の引き出しの中に答えは見付からなかった。 俺は布巾を広げつつも手は拭かなかった。 そうこうしているうちに、料理が運ばれて来た。 さっきと同じ彼女が、失礼します、と俺と奴の目の前に、 それぞれのスパゲッティーをお盆から静かに置いていく。 彼女は中々のスタイルの良さで、胸が大きい。 もう一度確認を終えると店員は次のお客の案内に掛かる。 ああいうのはどう、と俺は自分の胸の前で、 自分には無い架空の女の胸を持ち上げるような動作をして見せた。 奴は他の客の対応に当たっている彼女の背中に目をやってから、 大きいに越した事は無いな、と答える。 俺は形の良さ重視だな、と返すと奴は、 そう、とだけ言った。
- 323 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/26(金) 04:45:28.65 ID:F1kGU8Hg]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 324 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/26(金) 04:46:15.18 ID:F1kGU8Hg]
- 「じゃぁ、いかにもすぐに抱かれる女はヒロインの資格なしってわけだね。」
「何事にも例外がありますので断言はできませんが、正ヒロインとしては無しです。サブヒロインとしては十分 ありです」 「たとえば主人公を導いたり」 「あるいは助けたり」 「なるほど。ストーリーの面から言えば、確かに聖女オールキャストじゃ話にならないな」 「なりません。起承転結を複数ヒロインでやるならば、トリックスターが必要になります」 「起承転結なしのときには」 「聖女オールスターのほうが喜ばれるでしょう」 「なるほど。ヒロインの種類についてはわかったよ。ところで田中君、ふたつばかし苦情があるんだけど」 「なんですか」 「まずワインがない。次にシチュエーションの話はどうなった」 「先々週の芋焼酎があります」 先々週、「日本の戦記について語ろう」と久子がやってきたときの手土産が芋焼酎だった。久子の名誉のために 書いておくと、話の内容は至極まじめかつ重いものだった。 「君は焼酎でいいのかい?」 幾分とがめるような視線で久子が問う。いくら久子がさばさばしているとは言え、女性と二人で官能小説につい て話をするときに焼酎でもなかろう。 「いえ、艶っぽい話の話をするときには、幾分でもロマンチックなアルコールがほしいところです。コンビニに 買いに行きますが、ごいっしょしませんか?」 「ここに残って君のPCを漁るのも楽しそうなんだけど、そう言うことをするには少し回りすぎてる気がするよ。 エスコートしてくださる?」 いきなり上品な口調に変わる。 「よろこんで」 「ところで、二つ目の苦情ですが、いつになったらシチュエーションの話が出てくるのでしょう?」 「それは道すがらお話しましょう」
- 325 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/26(金) 04:47:04.72 ID:F1kGU8Hg]
- 「シチュエーションに関してですが、これは大まかにいって精神的シチュエーションと行為的シチュエーション
に分けられます」 「図書館的な分類番号はあるかい?」 「もちろんありません。それから言うまでもないことですが、私が勝手に分類しています」 「だろうね」 「ところで精神と好意ってかぶってない?」 「好意じゃなく行為です。行う、為す」 「行うナスだって、ふふふ、田中君のエッチ」 「精神的シチュエーションというのは、主人公とヒロインの精神的な立場です。これがとても重要です」 「スルーしたね」 「ですが、文学である以上重要であることは自明です。たとえば主人公、あるいはヒロインの告白シーンは いやがうえにも場を盛り上げます。一方で、行為的シチュエーションは純文学では大した重要性を持ちませんが エロ本ではきわめて重要です」 「ねえ、行為って体位?」 さすがに声を潜めて久子が聞く。 「それも含めての行為です。たとえば、体位という言葉が出ましたので例にあげると、同じバックでもベッドの 上か、シャワールームか、鏡の前か、窓際かでまったく異なります」 「確かに。これはドキドキするね」 「ヒロインは堅い女、あるいは堅いイメージの女という話をしたときに、カタルシスだといいました。行為も同じ です。『あ、こんな』とヒロインが思う行為で初めてヒロインが生きます。」 「確かに」 「チェックシート的に体位を変えていくだけではエロ本としては持ちません」 「AVじゃないからね。挿絵でも有ると違うかな」 「挿絵がつくのは月刊誌に掲載されているときくらいでしょうね。なんにせよ、それは僕が目指すものじゃないです」 「プロ目指してるの?」 「いえ、表現を追求したいんです」 「えらいね。あと、芸の肥やしとか言ってお姉さんを押し倒さなかったところもえらいわ。」 「やった人は居るそうですが」 「そうなの?と、驚くもんかい。趣味と実益ってやつだろ」 「川上宗薫先生は、取り付かれたように女性を口説いたといわれています」
- 326 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/26(金) 04:47:56.57 ID:F1kGU8Hg]
- コンビニで籠にワインボトルを3,4本放り込みながらも話は続く。
「実際には、精神的シチュエーションと行為的シチュエーションは切り離して考えにくいです」 「…相乗効果か」 「そうです。単体ではなんでもなくても、組み合わせると興奮が高まる。たとえば、コンビニの休憩室なんか 格好の場所です」 「見つかるかもしれない、という緊張感だね」 「そうです」 「『田中君、だめ、見つかっちゃうわ』ってやつだ」 「そうです。精神的なだけなら純文学です。好意的なだけなら教科書です。両方のシチュエーションがかみ合って はじめてエロ本のシチュエーション足りうるのです」 レジで一郎が勘定を払っている間、横で久子は今にも笑い出しそうなのを必死でこらえていた。レジ裏の休憩室で 行われる密やかな愛戯でも創造しているのだろう。 「先に出てればいいじゃないですか。変な目で見られてましたよ。」 自動ドアを出て、一郎がなじる。 「いや、『田中君、だめ、笑っちゃうわ』って、妙に興奮して」 「まぁ、それです。ヒロインが羞恥に染まるというのがエロ本では重要な要素になります。精神的シチュエーションと 行為的シチュエーションの組み合わせは膨大ですら、結果としてエロ本のシチュエーションは膨大になります」 「羞恥に染まらないと、田中君の好みに合わないのはわかったよ。でも、さっきのサブヒロインみたいに王道 じゃないシチュってもあるんでしょ」 ありますよ。たとえば凌辱のジャンルがそれです。
- 327 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/26(金) 04:48:59.51 ID:F1kGU8Hg]
- 「凌辱って、エロ本の王道かと思ってたよ」
「そう言う見方もあるでしょうね。凌辱がわき道だってのは僕の趣味でしかありません。フランス書院では堂々たる 主流派です。ちなみにフランス書院のWEBサイトは www.france.co.jp なんですが、フランス政府は何も言わないん ですかね」 「エロも文化だと思ってるのかも」 「眼中にないのが真実だと思いますが、フランスのアパルトメントでは窓を開けたままやってるそうですから、 当たらずとも遠からずかもしれません」 「田中君は羞恥心がないエロは嫌いなんだよね」 久子がニヤニヤしながら聞いてくる。 「不可欠じゃないですよ。陶酔感のあるセックスは羞恥心をまとう女性と同じくらいすばらしいものです。が、 その場合も羞恥心があるといっそうよいものになります」 「ふふん、その辺は知識なのかい、経験なのかい?」 図星だったのか、言いよどむ。 「僕の女性経験を聞き出したいのなら、もう少し親密になってからにしてほしいですね」 「ほほう、腕の中で聞けよって言うの?ちょっと考えさせてもらいたいね」 「そうしてください。話を変えますか?」 どうも話の腰を折られて熱が冷めたらしい。 「ええ?頼むよ続き聞かせて」 「はい。何の話でしたっけ」 「凌辱は王道かって話」 「そうでした。凌辱は出版数では堂々たる主流派ですよ。それには理由があります」 「男性側の願望でしょ?」 「そうです。ほとんどの男は、望む女性すべてを抱けるわけでは有りません。というか、ほとんどの男は、 望む女性のほとんどを抱けません。まったく抱けない人も居ます」 「その衝動の代替としてエロ本を読む」 「そうです。手の届かない女性、手を出してはいけない女性、拒む女性を力ずくで自分のものにする。そういう 願望を形にしたのが凌辱ジャンルです。」 エントランスに入ってからさすがに一郎は口をつぐんだ。夜に自分が住むワンルームマンションの前で強姦の 話をするなど、無神経にも程がある。
- 328 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/26(金) 04:50:05.19 ID:xIE+aVdw]
- 予定通り連載を続けます(笑)
俺はカルボナーラをフォークで小さめに巻いてから、 口に一口運んだ。 遊園地レストランのカルボナーラは、子供向けの濃い味付けだ。 不味い。 俺はそう思った。 クリームのソースが少ししょっぱい様な気がする。 向かいの席に座っている奴の方を見た。 奴はフォークで巻いたスパゲッティーを落さないようにスプーンで すくいながら巻いて、一口大よりも少なめにすると、口に運ぶ。 ミートソースは軽く絡める程度だ。 奴が俺の視線に気付くと、美味いか、と聞いて来た。 不味いよ、と俺は答える。 俺のは不味く無いぞ、と奴はミートソース・スパゲッティーの皿を こちらへ差し出した。 奴のをフォークに巻いてから口に運ぶと、美味い。 服汚れるぞ、と奴が注意したので、俺は黙って左手にスプーンを装備する。 俺が差し出したカルボナーラを試食している最中の奴に、 美味いか、と聞いてみると、 微妙だな、と奴は答えた。
- 329 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/26(金) 04:50:53.38 ID:xIE+aVdw]
- 取り替えても良いぞ、と奴は言ったが、俺はその申し出を断った。
その後俺達は黙々を飯を食った。 特に話し合うようなことも無い。 俺は次の予定だけ相談してみた。 奴も特にこれといった計画は無いようだ。 遊園地のパンフレットを見ながら、例のお化け屋敷と一二を争う 人気のジェットコースターがあるのを見つけて、俺はそれを指差した。 待ち時間もあるだろうから時間も潰せる。 奴はそれ乗ったら観覧車乗って帰るか、と答えた。 何でお前と、と言うと、奴は俺と視線を合わせてから、 夕日が綺麗に見えるから、と答えた。 俺は、いいよ、じゃあそうしよう、と返す。
- 330 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/26(金) 04:51:39.32 ID:xIE+aVdw]
- 飯を食い終えると俺たちは店を出た。
何故だか奴が全額奢ってくれた。 俺は断ったが、奴は、俺が遊園地に誘ったから、と言った。 そうだっけ、と思った。 確か奴と遊園地のチケットが余って困っているというような話をしていて、それで…。 考えているうちに奴はレジで会計を済ませ、気が付くと出口に向かうところだった。 俺は後を追いながら、サンキュー。とだけ言っておいた。 忘れもんとか無いよな、と奴が聞いて、 俺は自分の装備を確認してから、無いよ、と答えた。 外は寒い。暖かい店内から外に出た途端、冷たい風が頬を刺す。 俺は肩を竦めて、ジャンパーの前を上まで閉めた。
- 331 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/26(金) 04:52:27.27 ID:xIE+aVdw]
- 奴と俺は、ジェットコースターを目指して歩いた。
取り留めの無い話をした。 行列待ちの時間も。 奴との話題は尽きる事が無く、楽しい。 順番が来ると、奴は奥のシートに座った。 俺は手前のシートに座る。 恐怖系は大丈夫なのか、と俺はからかい半分に聞いた。 シートベルト締めろよ、と奴は言った。 奴に指摘されて俺はシートベルトを締め、止め具をしっかりと降ろした。 ジェットコースターは信号音と共に、徐々に上昇を始めた。 かなり上まで引っ張り上げるから、下りに入るまでかなり時間がある。 今か今かという緊張感が、不安と恐怖と期待を煽ってくる。 ようやく頂点に上り詰めてからも妙に時間が掛かる。 そこからは一気に下りだ。 きゃーとかわーとか他の客が叫んでいる。 俺はぐっと力を入れて耐える。奴の様子を見やる暇も無く、 右に曲がれば左に曲がり、上がったり下がったり、とにかく怖い。 俺はひたすら耐える。
- 332 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/26(金) 04:53:15.63 ID:xIE+aVdw]
- ようやくゴール地点が見えて、最後はスッと止まった。
俺と奴は降りて、出口に向かった。 俺は笑っていた。 奴も笑っていた。 お互い笑いながら、お互いを笑い合って、俺達はジェットコースターを後にした。 もう、このままで良いと思った。 俺は奴と二人で居るのが楽しい。 奴も楽しそうだ。 他には何も要らないと思った。 そう思いながら、いつのまにか時間は過ぎて行った。
- 333 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/27(土) 04:36:55.84 ID:1+LSFgY6]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 334 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/27(土) 04:37:45.05 ID:1+LSFgY6]
- 「チーズ切るから台所かしてね」
「いいですよ。ワインは赤白どちらから行きますか?」 「赤にしよう。酔いが回りきってから飲むのは白がいいよ。」 「わかりました。」 「あ、コップとって。洗うから」 コンビニにしてはなかなか気が利いていて、二次会のつまみには再びカマンベールチーズが登場することとなった。 「で、願望を満たすために凌辱を読むんだ」 「そうです。が、凌辱というジャンルは書くほうからすると精神的なシチュエーションが著しく狭まります。」 「女の意志は無視だもんね」 「尊重していたら凌辱ではないですからね。その結果、ヒロインの設定のうち主人公との精神的な関係はほぼ 意味がなくなってしまいます。」 「たとえば」 「幼馴染とか、ほのかな恋心とか、一目ぼれとか、母性愛とか、ツンデレとか」 「ツンデレもエロ本になるかい?いや、エロゲーになりうるのは知っているけどさ」 「知ってるんですね。エロ本にもなりますよ。むしろヒロインの機微を描けるという意味では恥ずかしいほど エロが引き立ちます」 「なるほどね。ともかく、セックス前のヒロインが主人公をどう思っているかは無意味になるんだ」 「忌避している、見下しているという感情はスパイスになりえますが、それが効くのは行為に入ってからです。 文学的に考えれば、凌辱される前の女性がいろいろと考えること、募る不安は十分以上に描く対象足りえるので すが、エロ本としてはほとんど無価値です『感じてはいけない』といった決意が表されれば十分です。もっとも 例外はいつも有ります。身代わりに抱かれるといった場合には、ヒロインの迷いを存分に楽しむこともできます」 「私が抱かれるからその子に手を出さないでっ」 久子がすっかりなりきってセリフを言う。 「抱かれる?抱いてくださいの間違いだろ」 「ネズミをいたぶるネコってわけね」 「言葉なぶりは凌辱劇の重要な要素です。ここが実は難しいところなんですよ」 「そうなの?」 「凌辱劇にはいくつか重要な要素があります。まず、本来手を出せない女性を自由にできるということ、つぎに 抵抗する女性がいつか感じてしまうということ、そしてそう言う女性をなぶることです」
- 335 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/27(土) 04:38:35.62 ID:1+LSFgY6]
- 「凌辱自体がなぶり物なんだけどね」
「なんですが、言葉でなぶることで、ヒロインに今の立場のみじめさを嫌というほど思い知らせる効果があります」 「でもさー、女の立場で言うと泣き叫ぶよ。多分。」 「実際そうだと思いますよ。凌辱劇といっても、エロ本になりうるのはほぼ完全な虚構です。凌辱される女性が泣き 叫ばない、暴れない、じっと男のやることを耐えている」 「いやー、これもご都合主義だね」 「そのご都合主義を成立させるための下ごしらえが、凌辱劇の重要なポイントです。」 「さっきの身代わりとか」 「はい。身代わりを女性が自分から言い出さざるを得ないような状況を作ることで、抵抗できなくしてしまうのです」 「なるほど」 「そのほかにも、事前に親切にしてやって信頼を勝ち取り、抱いてから凌辱であることをあかす手もあります。」 「手がこんでいるね。」 「綺羅光の『凌辱女学園』がそれです。ヒロインの母親をだまして抱いた後、彼女に媚薬を打ってへろへろにし、 目隠しのまま彼女が忌み嫌う教師に抱かせるんです」 「いや、ディープだ」 「目隠しの間はクスリの効果もあって、男が交代しても愉悦の言葉を吐きながら恥らうんです。それが目隠しを とられた途端に地獄絵図です。それまでの自分の言動すべてが一気に自分自身をなぶりつくします。それから、 あえてばれやすい場所で凌辱することもあります。」 「かえって声をあげられない」 「そうです。社会的立場のある人ほど、恥ずかしい場面を見られることを拒みます。トイレってのは定番ですね。 デパートの更衣室ってのもあります。」 「痴漢もそうだね」 「シチュエーション的にはそうです。ところが痴漢は凌辱物の下ごしらえとして成立しにくいんです。」 「なんで?」 「痴漢に会った女性は駅を降りて逃げればいい」 「あ」 「凌辱劇で痴漢が効果をあげるのは、導入の静かにさせる場面ではなく、いったん落として逃げられなくなって からのなぶりのフェーズです」 「奥が深い」
- 336 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/27(土) 04:39:25.95 ID:1+LSFgY6]
- 「なぶりの話をする前に、凌辱劇のもうひとつのパターンを挙げましょう。バイオレンスです。」
「定番な気がするけど」 「ところが、エロ本に関してはいまいちなんですよ。男が大きな声を張り上げる、女が泣き叫ぶ。男が挿入する、 女が泣き叫ぶ。男がピストン運動を行う、女が泣き叫ぶ、男が射精する。女が泣き崩れる」 「いやだなぁ。シチュエーションがというか、読書家の末席を汚す者としても、そんなのは読みたくないよ。」 「バイオレンスな凌辱が成立するのは、バイオレンス小説の中だけです。エロ小説の場合純粋なバイオレンスじゃ だめだ」 心なしか、一郎の背筋が伸び、ぐっと力の入った調子でしゃべっている。やくざ映画を見た後の男のようだ。 「どんな風に不純にすればいいの?」 「まず泣き叫ばないようにすること。仕込みですね。バイオレンスの場合人質が有効です。」 「まぁ、バイオレンスだからね」 「で、エロの主軸はやはり最初は耐えていたヒロインが声をあげ始めるというスジです」 「ほかとおんなじじゃない」 「バイオレンス・エロの場合、男の柄が悪いですね。『おらぁ、お高くとまってんじゃねーよ』『ひゃはは、 こいつ濡れてるぜ。さっきまでの威勢はどうした』ってところでしょうか」 「口だけバイオレンス!」 久子が笑う。 「本当にがんがん暴力をふるうと、読者が引きますんで。そう言うわけで、バイオレンスの凌辱劇は、あまり バイオレンスなものにしてはいけません。ただし、ストーリーは楽です。」 「暴力は不条理だからね」 「そうです。銀行強盗に失敗した凶悪犯が、銃を持ったまま女子高に逃げ込む。鉄板です。」 「酒池肉林だ」 「肉林です。あとは時間をたっぷりとる方法と場所を押える方法だけ考えればいい。」 「場所?」 「たとえば教室で生徒を前に女教師を犯すというのは、そそりそうに感じます。でもそうでもない。」 「そうでもないかな?」 「そうでもないですね。じっくりといたぶるにしちゃ、集中できないんです。生徒が泣いたり、『先生』と 声をあげるとリズムが悪いでしょ。だから、どこかに移動して一人一人なぶるほうがいい。」 「生徒をなかせなきゃいいじゃん」
- 337 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/27(土) 04:41:25.57 ID:1+LSFgY6]
- マジレスつーか感想
会話だけの進行だとなにかの脚本を読まされてるみたいだ。 状況説明も少し入れてほしいな。 ジャンルはロリで異論無しだが俺はエロより描写面を重視して欲しいかな。 薄っぺらい日記みたいな奴じゃなくて、きっちり書き込んであるもの。 会話文と、「〜した。」みたいな短文が延々続くのは嫌なんだ。 まあ最後まで読んでからでいいじゃないの。 気が長くない俺は、 早くHシーンに突入することを期待
- 338 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/27(土) 04:42:51.48 ID:MDJGBvQ0]
- 予定通り連載を続けます(笑)
俺達は観覧車に向かった。 冬だから陽が短いのだろう、暮れが迫って来ている。 人は少し並んでいるくらいで、他に比べれば少ない方だ。 すぐに俺達の番になって、係員に誘われるようにして乗り込んだ。 ガチャンと外から鍵が掛けられた。 俺は右に、奴は左に腰掛けた。 楽しかったな、と俺は興奮気味に言った。 奴も、そうだな、と頷いた。 俺達を乗せたゴンドラが、ゆっくりと高度を上げて行く。
- 339 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/27(土) 04:43:41.13 ID:MDJGBvQ0]
- 僅かに時間が流れた。
俺と奴は、外の景色を眺めていた。 奴が、今日は付き合ってくれてありがとう、と口にした。 俺の方こそ、と答えた。 楽しかった。と奴は言った。 俺も、と返した。 奴が俺の方を見ていたので、俺も奴を見た。 微笑を浮かべているような、そんな目元だ。 目を合わせると、黒い瞳の中に吸い込まれそうな気がする。 少し黙ってから、ゾンビ屋敷で俺に抱き付いて来ただろ、と聞いた。 奴は案外すんなり、ああ、まあな、と言った。 怖かったのか、と俺は聞いた。 少し、と奴は答えた。 お前は、迷子になっただろ、と奴は言った。 俺は沈黙した。 しかも涙目だった、と更に付け加えられた。 だから、おあいこだろ。 俺は顔が紅潮するのを感じてから、泣いてない、と言った。 いや、泣いてた、と奴は言った。 俺は外の景色に視線を移した。
- 340 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/27(土) 04:44:31.23 ID:MDJGBvQ0]
- 俺は奴が握った右手の感触を思い出していた。
遠くの方に、例のお化け屋敷が見えている。 人が蟻のように小さくなっていく。 奴が、女見付けられなくて、残念だったな。と言った。 俺は黙っていた。 何だか、口にしなくても、今なら分かるような気がする。 何が分かるんだろう、と俺は考えてみる。 今日の出来事を色々と思い出してみた。 俺は奴と一緒に居てみて、嬉しいような悲しいような、 このままで居たいような居たくないような、両極端の気持ちを感じる。 まるでシーソーだ。 不安定で、どちらかに定まる事が無いのだ。 俺はある事に気が付いて、あ、と口にする。
- 341 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/27(土) 04:45:22.36 ID:MDJGBvQ0]
- 観覧車は四分の一くらいの高さに来ている。
奴の向こうに、オレンジ色の夕日が見える。 雲の間から、太陽が顔を覗かせている。 奴の黒の髪の毛が、夕日と同じ、黄金色に染まる。 俺の視線に気が付いて、奴は背後を見やった。 どれ、と奴は俺の隣りに席を移す。 少し俺の方に、ゴンドラが傾く。 俺は奴を見る。 奴も俺を見る。 奴の顔の半分が、黄昏色の影を落として輝いている。
- 342 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/27(土) 04:46:46.76 ID:MDJGBvQ0]
- 奴の左手が俺の右手に重なって、
流れるようにして奴は俺にキスをする。 キャップが床に落ちる。 俺はとりあえず目を閉じる。 触れるような、唇を食むようなキス。 その流れが自然なものかどうか、俺にはよく分からない。 そのままで居たいような居たくないような。 またシーソーだ。 強い日差しを、瞼を通して感じる。 奴の手は冷たくて暖かだ。 唇からも体温が伝わる。 呼吸音が間近で聞こえる。 奴もそんな風に感じているのだろうか。 暗闇と黄昏色との間で、俺は考える。
- 343 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/27(土) 08:03:59.84 ID:GNZmCBP7]
-
「あ、ああ。んんん、いさの、いさのほとを。ああ、んん。お武家さまの」 「俺の、なんだ」 「あう、あんん。お武家、さまの。あう、はう。ま、ま、ま、まら、を」 「くくく。まらをどうした」 「い、いさの、ほと。あああ、はああ。いさのほとを、お武家さまの、まらで、まらで」 「ほら言え、いさ。ほとをまらでどうした」 「まらで、ひいい。いさのほとの、奥に、奥に。奥に、まらを、下さいませ。ああひいい」 「ほとの奥にまらが欲しいと言うか。おいいさ、遂に言ったか。くくく」 嘲られながらも、母いさはずっと腰をくねらせている。 自分の中であるほとの奥に、物の怪のまらがもっと欲しいと尻を振っている。 女が腰を前に突き出す動きなど、やはり村芝居の時しか見ない。 それを母は悦んでしている。この世の者ではない相手に、している。 「淫らな女だ。俺のまらが欲しいと言ったな。ならばくれてやる」 「ああ、下さい。お武家さまのまらを、いさの淫らなほとの奥に。奥に下さいませ。はああ」 「知らぬぞいさ。お前はもう欲しいと言ったのだからな」 「はい。はい。まらを、ほとに。ひいいい、ひいいいいいん」 藤次は、母ののどが異様に反ったのを見た。ひどく高い声と一緒に反った。 その反りと声が、ずっとずっと続き始める。 物の怪が遂に、母の望み通りの動きを始めたのだ。責めを始めたのだ。
- 344 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/27(土) 08:06:03.05 ID:GNZmCBP7]
- 「はあ、あはあ。いい、いい。お武家さまの、まら。いさのほとに、奥に。はあああん」
「いいやまだだ。お前のほとは奥が深いぞ。ほれ、味わえ。もっと味わえ」 「はい、はいいい。ああ、まらが。まらが。ああ、いい。もっと、もっとです」 「よしもっとだないさ。ほれ、先ほどの指のようにもっと肉を食い締めよ」 「ああん、はいい。肉を、締めます。もっと締めます。ああ、いさのほと、締めます。あひい」 「おお。もっと締めよ。いいぞいさ、ほとの中が締めてくるぞ。おお、おおお」 「ああ、いさも。ほとがいい、いいい。ああお武家さま、もっとまらを。はああ、ひいい」 落ち武者が動き始めたので、二人分の揺れが湯壷を波立たせる。 ちゃぷちゃぷといった感じだった音が、ざぶざぶと激しく揺れる波となった。 落ち武者は母いさの腰を持ち、白い肌にその透けた手の先を食い込ませている。 母もまた、落ち武者に縋らずとも、まるで縄で捕らわれているかのようにその場で腰を突き出す。 藤次は、恐れ以上のものをひしひしと感じていた。 目の前の母は間違いなく本物であるのに、全てが幻のように見えるのだ。 夜の山中の誰もいない隠れ湯。 もはや隠すことのない濡れた白い肌。 異様なほど反らされた首。 抑える気さえ感じられぬ獣じみた声。 滑稽なまでに大きく打ち振るわれる柔らかな尻肉。 この世の者ではない体さえ透けている化け物。 母は今、この場所で化け物と番っている。 化け物と番って善がっている。 化け物を番うために子の藤次に嘘をつき、夜中に山道を駆けて来たのだ。 このしだちの湯に。 「ああ、ううう。お武家さま、ほとがいい。まらがいい。ひい、嫌、ああ、いいいい」 「嫌ではなかろう。いいのであろうほとが。ええ、おれのまらがいいのであろういさ」 「ああ、嫌。いい、いいです。お武家さまのまらのおかげで、あううう。いさのほとが、いいいい」 「そうだそれでいい。それもっと食い締めよ、ほとの肉をもっと食い締めぬか」 「はい、はいいいい。あは、あはあ。ああ、まらがいい。お武家さま、あああ。まらが、まらがあ」
- 345 名前:大林圭支 ◆M9BaxOHZFs mailto:sage [2012/10/27(土) 08:08:04.47 ID:GNZmCBP7]
- 「うむ。よい食い締めだ。それでこそ我が一族だ。よし、もう少し可愛がってやる。それいさ」
「は、ひいいい。お武家さま、なぜ、なぜ抜くのです。ああ。なぜ」 母の声がかすれて夜の闇に響いた。 「淫らな女を、もっと善がらせたいのでな。どうだ、まだ欲しいかいさ。おい」 「ああ、欲しい。お武家さまのまら、欲しい。いさのほとに、また、早く。あああ」 娘が駄々をこねるように、湯壷の縁で体をくねらせる母いさの姿。 畑を耕し、快活に笑む母の顔とはまるで違う、熱に浮かされたような顔だ。 「ならば這え」 「あああ、んん」 「這って馬のようにしてみよ。尻を振りねだり、武家の者として俺に奉仕してみよ」 「ああ、そんな」 「まらが欲しいのだろう。ならばねだれ。這え。さあいさ、もうしてやらんぞ。くくく」 「ああ、嫌。ああああ」 嫌。嫌。この夜何度か聞いた言葉だ。 しかし口でそう言い放っても、母の白い体は湯壷の中でゆっくりと動いた。 まさしく物の怪に尻を向けるように、豊かな肉を回らせた。 落ち武者が言う通り、まるで盛った雌馬がそうするように。 尻を向け、あろうことかその尻を振った。肌に這った水しぶきが飛び散り夜に光るほどに。 「欲しい、欲しい。お武家さまのまらで、まだいさの奥を。ほとの奥を愛してくださいませ。ああ」 「おお、やはり馬のようだ。雌馬だ。武家の一門としてふさわしいぞいさ。くくく」 藤次は見る。透けていてもその落ち武者の口の端がひどく上がったのを。 母いさを責め始める前に見せた顔とまるで同じだった。 「ああ。後生です。まらを、まらをほとの奥に。ああ。ああ、ひいいいいいいん」 また、入れたようだ。藤次からは真横。母は馬のように四つに這っている。 両の足を湯に沈ませながら、その尻肉を物の怪に向けて揺らめかせている。 物の怪はそんな母に乗馬よろしく、手綱を捌くかのように尻肉を掴む。 先ほどよりずっとずっとざぶざぶと湯壷に波が立つ。 武家にふさわしいのが馬であると落ち武者は言う。 。だが藤次にはそうは思えなかった。 母は畜生のように振舞ってなお、物の怪のまらを欲しがっている。 喘ぎも動きも振る舞いさえも、母は盛りのついた雌馬のように思えたのだ。
- 346 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/27(土) 11:06:24.78 ID:aArIdb0Z]
- >>419
GJ!! 敬い、愛する母・いさが、牝馬のように浅ましく尻を振る姿、そそりますねえw ゆっくり連載して下さい。
- 347 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/28(日) 04:44:55.64 ID:dZAd1/oI]
- >>420
GJ!! 真性、単細胞・ハゲERO豚が、バカの一つ覚えのように浅ましく自画自賛する姿、笑えますねえw ゆっくり自演して下さい(笑)
- 348 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/28(日) 04:46:22.95 ID:dZAd1/oI]
- 「生徒を泣かせない。そういう選択肢もあります。でも、その場合、いっそ生徒を共犯にしてしまったほうがいいです。」
「え゛、生徒が強盗の共犯になるかね」 「なりえます。犯人が誘導すればいい。ただし、犯人が知的になってきますから、バイオレンスっぽくない。」 「うーむ。そんなものかね」 「そんなものです。とにかく徹頭徹尾暴力的ってのはエロ本としては似合わないのです。エロ本に出てくるやくざは たいてい女扱いになれていて、脅す、なだめるの使い分けがうまく、ヒロインをちぢみあがらせた後にゆっくり身体 から性感を引き出していきますね。」 「落花狼藉にあいながら、身体が悦びの声をあげてしまう悲しさ」 「『身体は正直だね』という言葉が一番合うのもこのパターンです。この一言に対する女性の反応は、凌辱小説の もっとも重要な部分のひとつです。」 「女としては悔しいよ」 「悔しさに身体を震わせても、悲しみに涙を流しても読者は喜びますよ。だけど、其処に至るまで抵抗してほしい。」 「その抵抗が長いほど、落ちたときのカタルシスが大きいね」 「おおきいです。で、長くするために段階的に落としていくのです」 「段階的に」 「段階的にです。たとえば、泣き叫んでいた女の子が挿入され、ピストン運動をされると、イヤーっやめてー アーッ感じるーと激変するような作品もある」 「うそだ」 久子が笑う。 「さすがに商業作品でこんなのは少ないですが、ありますよ。しかも処女喪失で。」 「わかったよ、ご都合主義だったね」 今度は一郎が苦笑する。 「そんなところです。残念ながらそんな本でも売れちゃうんですけどね。ともかく、凌辱劇の花形がゆっくりと落ちていく ヒロインであることに変わりはありません。ですから、この場合男はヒロインをゆっくり脱がしながら、言葉と身体でなぶり 尽くさないといけないのです。見せ場です」
- 349 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/28(日) 04:47:05.55 ID:dZAd1/oI]
- 「なぶるってのは、いっひっひって感じで?」
「それもありですね。ただ、あまりヒヒ爺っぽいと、今度は狡猾な責めとのギャップが大きくなります。そういうのが好きだ という人も居るとは思いますが。」 「田中君が好きじゃないのはわかったよ」 「ヒロインは段階的に落としていくわけですが、これは、彼女の反応を読者と楽しみながら一つ一つ手順を踏んで 行くことになります」 「うん」 「たとえば、まずうなじに触れる、ヒロインがピクリと身体を震わせるのをみて、にやっと笑う。絶望と恐怖で息が 荒くなるヒロインの服のボタンを一つ一つ取っていく。ブラウスを脱がすと現れる透き通るような肌。ここで肌の様子 をどれだけねっちりと表現できるかがひとつのポイントです。そっと触れるともう一度身体を震わせます。『感じや すいんだね』と揶揄する男。お嬢さん育ちの素直な女性なら『違います』くらい言うでしょうし、気の強い女性なら 唇をかむでしょう。で、いよいよブラをとるわけです。」 「いよいよだね」 居心地が悪いのか、久子は小さな声になっている。 「現れた胸の大きさですが、これはヒロインによってやはり変えた方がいいです。」 「男はみんな巨乳好きでしょ」 ちょっと拗ねたような声で久子がいう。彼女はどちらかというと貧乳だ。 「そうなんですが、ここはいたぶるのが目的です。さっきのお嬢さん育ちなら見事な形と大きさがいいですね。で、 ねっちりと誉めたててヒロインをいたぶる。ところが気の強いヒロインなら小さいほうがいい。」 「コンプレックスをいたぶるんだ」 久子がかなり卑屈な声色で言う。 「そうです『へぇ、気は強いのにここは控えめじゃないか』とかいって。で、ヒロインが屈辱に顔をそむけると、 また笑う」 「…」 「胸が出てきたところでいよいよ落としが始まります。ゆっくりと胸の肌触りや柔らかさを楽しみながら、肌に舌を 這わせて味わいます。」 久子が、胸をガードするように肩をすぼめる。 「このときねっとりとしつこく愛撫するのですが、乳首は避けます」 「じらすんでしょ」
- 350 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/28(日) 04:47:47.23 ID:dZAd1/oI]
- 「そんなところです。ヒロインは必死で耐えますが、吐く息に少し甘い音が混じり始めるで、ここで一言『感じて
きたようだな』」 「ありきたりじゃない?」 「いいんです。そんなありきたりな責めには負けないつもりのヒロインが、落ちていくのがいいんです。で、 ヒロインが『そんな』と否定の言葉をつぶやくと同時に乳首を吸ってやる。たまらず声を出すヒロイン」 「思う壺ね」 「そうです。声をもらす屈辱を強くするために、あえてあらかじめ性感を否定させるんです。あとは同じパターンの 繰り返しですが、一度声を漏らしてしまうと、ヒロインも我慢が難しい。乳首からわき腹まで縦横に身体を探られて 性感帯を見つけられてはいちいち男に性感帯を見つけたと宣言される。ヒロインが否定できないほど声を漏らし始めたら、 今度はいよいよ最後の布切れです。」 「パンティって言わないの?」 「婉曲な表現のほうが好まれますね。『もう、たっぷり濡れてんじゃないのか』と声をかけます。当然濡れているのは わかっていますが、これもヒロインに否定させるためです。『じゃぁ、確かめてやるよ』と余裕で耳元にささやいて 彼女の女の部分に手を伸ばす。じっとりと下着が濡れているのを指摘して笑う男。悔しさに声をあげるヒロイン」 「…」 「下着を脱がすときにも現れた茂みをねっとりと描写してやります。お嬢様育ちのヒロインなら褒め称え、気の強い ヒロインならからかうのも同じです。で、いよいよヒロインの大事な部分に触れるわけです。」 「一直線ねもうすぐゴール」 「ここで触れ方はいくつか有ります。下半身を広げてじっくりとその部分を見ることもできれば、添い寝して女性の 部分に手を伸ばし、耳元で甘い言葉をささやきながらもてあそぶ。あるいはいきなり吸い付いてもいいでしょう。 なんにしてもヒロインはやはり声を漏らさないように耐えて身をくねらせるだけです」 「ちょっとくどすぎない?」
- 351 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/28(日) 04:48:29.07 ID:dZAd1/oI]
- 「ちょっとくどすぎない?」
「そんなことないです。ここがあっさりしていたんじゃエロ本じゃなくて単なるセクシー小説ですよ。とにかく、 必死で我慢しているのに男の舌に追い立てられて、ヒロインはエクスタシーに向かって昇り詰めていきます。 でも、男は許さない。寸止めでじらす。ヒロインが危うく気をやってしまいそうな自分だったことを認識したところで 再びなぶる。これの繰り返しです。その間、ヒロインをからかってやるのを忘れてはいけません」 久子は黙ってワインを舐めている。 「で、ヒロインが性感の高原を苦しみさまよい始めたところで、ようやく挿入ですが、大事なことがあります」 「今度は何?」 「ヒロインは、性的な経験を積んだおとなの女性のほうがいいんです」 「あら、制服の生徒会長なんかでもいいんじゃない?」 「確かにこれまで純潔を守ってきた清楚な生徒会長が、男にいたぶられて性感を味あわせられる、というシチュエー ションもありです。が、その場合長編が前提になります」 「ん。イケないから?」 「そうです。処女の場合愛撫で行くことができても、セックスそのものではいけませんから。いったと書いても かまいませんが、少々突拍子もないストーリーになります。ですから。ヒロインの経験が浅いなら、そのヒロインを 凌辱によってゆっくり女として花開かせる長編のほうがいい。」 「そりゃかわいそうだわ」 「短編なら、成熟したヒロインに限ります。で、いよいよ挿入ですが、ここまでで十分高まっていますから、 挿入されただけでヒロインは身をよじらせて苦しむ。男のほうはヒロインの耳元で、彼女のモノの具合がどうか ささやいてやるわけです。ヒロインが恥辱に顔を赤らめたところでピストン運動がはじまる」 「…」 「どうでもいい話ですが、この場合よく使われる『抽送』は間違いで『抽迭』が正しいそうです。が、誤用で あっても広まってしまっていますので、大御所のポルノ小説家も抽送を使っています。フランス書院の編集者は 全員辞書登録しているそうです」 「へーへーへー」
- 352 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/28(日) 04:53:43.29 ID:9WhYOxiY]
- >>420
GJ!! 真性、単細胞・ハゲERO豚が、バカの一つ覚えのように浅ましく自画自賛する姿、笑えますねえw ゆっくり自演して下さい(笑)
- 353 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/28(日) 04:54:32.51 ID:9WhYOxiY]
- 観覧車というのは案外他の客の様子が見えたりするものだが、
今は上からも下からも、完全に死角になっている。 長い時間そうしていた気がする。 たったの数秒のような気もする。 奴は唇を静かに離してから、前を向く。 夕日の当たる横顔が綺麗だ。 俺も夕日を見る。 観覧車が頂上付近に来て、下りに入り始める頃には、 奴は自分の席に戻っていた。
- 354 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/28(日) 04:55:17.48 ID:9WhYOxiY]
- そこから遊園地を出るまで、俺達は黙っていた。
しかし、息苦しい沈黙では無かった。 何かが俺達の間にはあった。 それでいい。 遊園地を出て、俺は奴の家に遊びに行く約束をして別れた。 奴との何か、は、また今夜の出来事となる。
- 355 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/28(日) 04:56:01.71 ID:9WhYOxiY]
- 大晦日の夜、俺は奴の家で過ごしていた。
例のクリスマスの時の出来事以来、俺は奴の家に居る事が増えていた。 年越し蕎麦を食べながら、俺も奴も酒を飲んでテレビを見ていた。 奴手作りの蕎麦のダシは美味い。 美味い料理を食べていると酒が進む。 某歌合戦の最後の合唱が歌い終わると、画面が大晦日を過ごす 人々の映像に切り替る。 ゴーン、という鐘の音に合わせるように、画面左端の隅に、 午前零時を示す時刻表示が現れた。 明けたな。と奴が言った。 俺は、うん、とだけ答えた。 行くか。 どこに?と、俺は聞いた。
- 356 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/28(日) 04:56:41.94 ID:9WhYOxiY]
- 初詣、と奴が言った。
徒歩で行ける距離に神社なんかねーだろ、と俺は言った。 奴はにやりと微笑んだだけで、何も教えてくれなかった。 その夜、俺たちはセックスをしなかった。 腹が一杯だったのと、酒が回り過ぎていたのが原因だった。 そもそも、奴とヤるのが目的でも無かったし。 新年を奴と一緒に迎えたかった。ただ、それだけだ。 俺はこたつの中に入りながら横になり、眠りについた。 隣りに奴が居るというだけで、幸福な睡眠だった。
- 357 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/29(月) 04:44:38.38 ID:LGtEj3IV]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 358 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/29(月) 04:45:27.07 ID:LGtEj3IV]
- 「とうとう、夫や恋人にしか許したことのない秘所を蹂躙されて、ヒロインは悔し涙を流すのですが、一方で男が
送り込んでくる快感は、悔し涙どころでは有りません。やがて泣き声とよがり声が入り混じった声をあげなら、ヒロ インはとうとう絶頂を迎えてしまいます」 「ふー、長かったね。わがヒロインには同情するよ」 久子の口調はわざとらしいよそよそしさを感じさせた。二人っきりで聞かされる色話に当てられているのだろう。 「まだ、終わりませんよ」 「え」 「射精していません」 「…」 「膣内で射精するか否かという問題は、エロ小説ではきわどい問題なんですが、凌辱小説では問答無用に射精します。 とうぜん、これから射精するぞと言われてヒロインは声を上げてあがきますが、男に押さえつけられて絶頂を迎えながら にくい男の精液で子宮を汚されてしまいます。凌辱小説は短編でもここまでやらないと竜頭蛇尾です」 「ちょっとお手洗い借りるね」 話が切れたところで、雰囲気を断ち切るように久子が立ち上がった。水を流す音を聞きながら、さすがにやりすぎたかと 反省する一郎。
- 359 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/29(月) 04:46:13.99 ID:LGtEj3IV]
- 「とうとう、夫や恋人にしか許したことのない秘所を蹂躙されて、ヒロインは悔し涙を流すのですが、一方で男が
送り込んでくる快感は、悔し涙どころでは有りません。やがて泣き声とよがり声が入り混じった声をあげなら、ヒロ インはとうとう絶頂を迎えてしまいます」 「ふー、長かったね。わがヒロインには同情するよ」 久子の口調はわざとらしいよそよそしさを感じさせた。二人っきりで聞かされる色話に当てられているのだろう。 「まだ、終わりませんよ」 「え」 「射精していません」 「…」 「膣内で射精するか否かという問題は、エロ小説ではきわどい問題なんですが、凌辱小説では問答無用に射精します。 とうぜん、これから射精するぞと言われてヒロインは声を上げてあがきますが、男に押さえつけられて絶頂を迎えながら にくい男の精液で子宮を汚されてしまいます。凌辱小説は短編でもここまでやらないと竜頭蛇尾です」 「ちょっとお手洗い借りるね」 話が切れたところで、雰囲気を断ち切るように久子が立ち上がった。水を流す音を聞きながら、さすがにやりすぎたかと 反省する一郎。
- 360 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/29(月) 04:47:33.00 ID:LGtEj3IV]
- 「おまたせ」
「って、久子先輩!」 「何テレてんのよう」 一郎の隣に腰をおろした久子は一郎の腕に腕を絡めて身体をあずけてきた。どうやら、一方的に押されていたのが よほど腹に据えかねたらしい。 「ちょっと、何してんですか」 「えー?だってぇ、エッチな話聞かされて変な気持ちになってきたんだもん。久子だって甘えたくなることあるも〜ん」 明らかに作っている。 「そんなことして、僕だって若い男ですよ。」 「久子も若い女よぉ?」 「何をしても文句はなしですよ」 「だーめ、えっちなことしないで」 「しないでって…」 「久子はエッチなお話を聞きたいだけなの」 くすくす笑いながら一郎の二の腕に人差し指を這わせている。 「ね、続けて」 「いや、ちょっと…」 間を置いて急に一郎が真顔になると、久子に体重をあずけてくる。とっさに久子の左手のひらが一郎の顔の前に差し出された。 まったのサイン。 「いけませんわ。田中様。大きな声をだします!」 妙に作った姫様調の声に、一郎が憮然とした顔で力を抜く。 「わかりました。何でしたっけ」 久子が耳元でささやく。 「ヒロインは悪漢田中に貞操を奪われた上、あろうことか悦楽の極みの声をあげさせられた後、膣奥を田中の 精液で汚されるの」 にらみつけると、悪戯っぽい上目遣いで笑っている。
- 361 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/29(月) 04:48:14.42 ID:LGtEj3IV]
- 「えーと、そうでした。短編だとこんな感じですね」
「長編だと、これが続くのね」 「続きますが、やはりヒロインがゆっくりと落ちていきます。恋人や夫どころか自分すら知らなかった性感帯をさがし あてられ、さらには女としてあらためて開発されてしまいます。」 「バージンの子だと、一から教え込まれるのね」 「そうです。それこそ穢れない真っ白なシーツのような少女が、強姦者の手で女として磨かれてしまいます。」 「で、悦びの声を上げる女になる」 「其処がまたポイントです。あくまで心は男に開かないんです。が、肉体としてのヒロインは悦びの声をあげてしまいます。 それが読者に黒々とした喜びを与える」 「読者っていうか、田中君よね。ううん悪い人。」 久子が腕を軽くつねる。 「悪漢田中としてはこのくらいですね」 「この先を書く人も居るの?」 「人体改造を書く人も居ますよ」 「…何?」 「千草忠夫は何不自由なく育った令嬢が人身売買にかけられ、処女を散らされた挙句セックスをたたきこまれ、 最後には卵巣を焼かれる話を書いています」 「あ、えと…」 「要するに性奴隷として落ちるところまで落ちたということです。酒がまずくなりますのでやめましょう」 「うん」
- 362 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/29(月) 04:49:40.80 ID:AbRqoqbd]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 363 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/29(月) 04:50:22.85 ID:AbRqoqbd]
- 目が覚めた。
というか、奴が俺を揺り起こしていた。 俺はいつのまにか、奴の手を握り締めていた。 いや、奴が握っているのか。 良く分からなかったが、俺はうっすら目を開けた。 奴の顔が、後ろを電灯に、俺の顔を覗き込んでいる。 微かに微笑んでいるようだ。 行くぞ。 …どこに、と俺は少々不機嫌そうに問い返す。 聞いてなかったのか、と奴が俺の頬を数回、軽く叩いた。 初詣、と少し間を空けてから俺は答える。 こんな夜中に初詣。奴は一体何がしたいんだ。 ともかくそうして、俺は心地の良い眠りから強制送還され、 外に出る事になった。
- 364 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/29(月) 04:54:38.74 ID:AbRqoqbd]
- どこに行くんだよ、と俺は奴の背中に問いを投げた。
奴は俺の質問に答える事無く、淡々と歩みを前に進めている。 俺と奴は、空が白み始めた朝の河川敷を歩いていた。 奴の住処は河の近くで、徒歩でここまで来る事が出来るのである。 しかし、徒歩でお参り出来る神社など、俺には皆目見当も付かない。 土手の上の小道を歩きながら、奴はどこかを目指して歩き続けている。 奴の秘密の場所でもあるのだろうか。 俺は上下黒のジャージ。白いライン入りだ。 奴は白いシャツに、黒のロングコートを着ている。 それから、黒いマフラーだ。 もう少しちゃんとした格好の方が良かったかもしれない。 朝の空気は凍っている。 そう表現して良いくらいに凍て付いている。 白い息を吐きながら、俺は身震いして自分の両腕を摩った。 奴の背中を見る。 こんなクソ寒い中、奴と抱き合ったりしたらどんなに暖かいんだろう。 そんな妄想が俺の脳裏に浮かび上がる程、朝は寒い。
- 365 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/29(月) 04:55:22.69 ID:AbRqoqbd]
- 俺は奴の隣りに駆け寄る。
どうして奴はいつも俺の目の前を歩いているのだろう。 不思議な男だ。 人間が出来ていて生活力があり、かつ容姿端麗で、 女の好みを語りつつ、男の俺を抱く。 そして恋人が居ない。 今は俺が奴の恋人という事になるのだろうか。 良く分からなかった。 俺は確かにこの謎が謎を呼ぶ、俺より僅か身長が上の男に抱かれはしたが、 それと付き合うという事とは別な気もする。 今から考えれば、酒にも酔っていた訳だし。 奴の様子を伺うように、奴の方を見てみた。
- 366 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/29(月) 04:56:08.00 ID:AbRqoqbd]
- 奴は俺の視線に気が付いて、俺を見る。
髪の毛は黒くて、襟足は短い。 黒が奴の白い肌を引き立てるようだが、朝の冷たい空気が、 奴の像をよりくっきりと鮮明にしているみたいだ。 顎に指を添え逡巡し、寒いのか、と聞いて来た。 それから奴自身のマフラーを首から逆に巻いて外し、 俺の首に巻く。 俺はどうするでも無く、されるがままになる。 黒いマフラーは奴自身の体温で暖められて暖かい。 そしてまた歩き出す。 目を点にして奴の背中を見た。 俺はその場に呆然と立ち、己の首に巻かれたマフラーを見る。 暖かい。 確かに暖かいんだが、そうじゃ無いんだ。
- 367 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/29(月) 20:58:39.61 ID:Mg02y3w4]
- どうかコイツと同じプロバイダじゃありませんように。
- 368 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/29(月) 21:04:47.98 ID:cCQ1Ne8p]
- なに?規制されんの?
- 369 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/30(火) 04:38:02.97 ID:kwlW50aA]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 370 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/30(火) 04:38:46.34 ID:kwlW50aA]
- 「毎度ー、田中君、ワイン買ってきたわよ」
そう声をかけながら、吉田久子はワンルームマンションの扉を開けて入ってきた。 「こんちわー、お待ちしてました」 「お待ちしてた割に顔ひとつあげないのね」 「すんませーん」 口先だけ謝ってタイプを止めると田中一郎はカチカチとマウスをクリックしている。 「なにー、エロサイトサーフィン?えっちだなぁおい。お姉さんにも見せて」 「ちがいます。年頃の男ですから。どうぞ」 どっかりと横に腰を下ろした久子と入れ替わりに一郎が立ち上がる。 「つまみ持ってきます。ワインですか?」 「うん、赤」 「あうかな、チーズ有りますよ。」 「いいねぇ。でもブルーチーズはパスね?これ何書いてんの?…エロ本!?」 「いいでしょう。カマンベールです。エロ本です。驚くことはないでしょう」 「イヤー、一人暮らしの部屋に嫁入り前の女性がやってくるというのに、言うにことかいてエロ本書いてるとは。 それも隠しもしないで。社会に出てずうずうしくなったね。お姉さん悲しいよ」 そういうと、久子は肩を震わせて泣き始めた。 「チーズどうぞ。今ワインをあけますね。あと、嘘泣きやめてください。」 「君は味気ないね」 「付き合いが長いですから」 吉田久子は田中一郎の大学の先輩である。二人の出会いは、田中一郎が文芸部の扉を叩いたところまでさかのぼる。 当時久子は2年生。4年生の先輩が卒業すると、文芸部は二人っきりになった。 「付き合いが長いなら、私のフリに付き合ってくれてもいいんじゃない?」 「いやです」 「女にそんな風に冷たくするものじゃないね」 「先輩は女だと思ってませんので」 へらりと笑いながら一郎がワインをコップに注ぐ。 4年の先輩が卒業したあと、まだ理性より圧倒的に強かった男性ホルモンに押され、一郎はひとつ上の女性である 久子に猛チャージをかけた。しかしながら、久子が卒業するまでの2年間、彼女は一度としてとりあわなかった。 ストレート極まりない初めての告白に頬ひとつ赤らめず、久子はハタキを渡すとこういった。 「本棚お願いね」
- 371 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/30(火) 04:39:27.48 ID:kwlW50aA]
- 告白を蹴られ、2人きりの部室で一度として異性として扱われなかった一郎は、そういう毅然とした態度への敬意
として、最後は久子を女としてみないことにしたのだ。結果、彼女が卒業して4年、一郎が卒業して3年になるが、 未だに酒を飲みながら文学から映画、漫画まで文芸論を肴にアーダコーダとおしゃべりをする間柄が続いている。 「こりゃ参ったね。お姉さん降参だよ。」 ぜんぜん参ってない表情で笑いながらコップを持ち上げる。 「乾杯」 「乾杯」 「お、このカマンベールおいしい」 「パンにハムといっしょにはさむと結構いけます」 「ちょ、もったいなくない?あと、家のかぎ閉めたほうがいいですよ。」 「先輩が来るから開けといたんですよ」 「ひゃう」 二人の会話はたいていこんな感じだ。久子の地でもあるのだろうが、さばさばしすぎていて色っぽい話にはなり にくい。今となってはどうしてあれほど久子に恋焦がれたのか思い出すのも難しい。 「そんで、どういうエロ本書いてるの?」 久子が水を向けてきた。 「そう、それなんですがね。ぜんぜん決めてません」 「決めてませんって、書いているじゃない」 スクリーンに出ているシーンは、まさにそのものだ。ぱっと見たところ、将ニ少女ノ貞操ヲ奪ワントス、といった 場面だ。 「ええ、ためしにいろいろ書いているんです」 「いろいろ?そんなにエロ本書いてるの?」 カマンベールから持参のつまみに移った久子が、ゲソを咥えたまま呆れ顔をする。 「いえ、いろいろ書いているのはシチュエーションです」 「シチュエーション」 「そうです。各種のシチュエーションを網羅的に書いてみて、どのようなシチュエーションが最も良いか、考察 しているんです」 「ああ、そうだった。田中君は粘着質だったね」 「緻密だと言ってください」 二人で爆笑する。
- 372 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/30(火) 04:40:10.09 ID:kwlW50aA]
- 「で、シチュエーションて、どんな?メイドさんとか?」
久子が先を促す。 「先輩、すっとぼけすぎです。文芸部の元部長が言うに事欠いてメイド萌えですか」 まじめな顔で一郎が突っ込むと、久子がテレ笑いを浮かべる。 「いやまぁ、そうなんだけどさ。一応嫁入り前の娘だよ?ここでエロ本にあるべきシチュエーションについて 君と対等に論を戦わせよってのはひどくない?」 そう切りかえされた一郎が苦笑する番だった。 「すみません、この話はやめましょう」 「やめないでよ」 「やめないんですか?!」 「語りたくはないけど、聞きたいのよ。顔を覆って指の間からしっかり見てしまう乙女心を察してよ」 いい感じにワインが回ってきた久子に言いくるめられて、苦笑しながら一郎が続ける。 「わかりました。じゃ、続けましょう。えー、シチュエーションにはいろいろあるのですが、その前にエロ本では 視点が大事だということが最近わかってきました」 「視点、語り手の視点だね」 「そうです。主人公である男の視点か、あるいは神の視点か、こえれを決めるが大事です。」 「ヒロインの視点は?」 「僕には無理です」 「戦う前に負けを認めるのかよ!」 「いや、正直興味があるのですが、エロ本ってのは感覚の表現が大事じゃないですか。しかし、僕は胸をまさぐ られても股間に手を入れられても、女性がどう受け止めるのかわからないんです。」 「なるほど。ちょっと照れる話だね。」 「そもそも、女性が『感じる』ということがよくわからりません」 「そうなの?」 「たぶん射精感とは違うでしょう」 「うーん。射精感か。私も知らんからな」 珍しく久子が赤くなっている。 「想像で書く手もあるんです。ようは『こんな風に感じてほしい』っていう願望です。しかし、女性読者からみ たら噴飯物でしょうね」 「なるほど、それだったら想像で十分書ける内容に徹すると」
- 373 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/30(火) 04:40:51.27 ID:kwlW50aA]
- 「神の視点か、男視点かって話ですが、これはそれほど難しくないと思っています。私なら神の視点です」
「なぜ?」 「男視点は、読者と視点を共有できる強みがあります。つまり、素晴らしい女性を前にして高ぶる心などを理解 してもらいやすい。しかし、設定した主人公の性格が描写に枠をはめるのです」 「ああ、そうか」 「処女と童貞のラブストーリーで、主人公がヒロインの身体を事細かに描写するのは変でしょう」 「変だね」 「そう言うわけで、読者が入り込みにくいことを承知で神の視点で書きます」 「ちなみに、そういうデメリットを承知の上で男視点で書くとしたら、どんな場合だろう」 「そうですね。たとえばフェティッシュな嗜好を持った男が主人公だと、男視点がいいかもしれません。ですが、 やはり、モノローグだと内面描写に限界があります。極端に観察的な男のセックスって変じゃないですか?」 「楽しく無さそうだね」 「ええ、だから神視点のほうがいいと思うんです。」 「なるほど。で、視点が決まるとシチュエーションを決めるんだね」 「はい。ところが、このシチュエーションってのがバカみたいに多いんです」 「そうなの?」 「そうです。というのは、エロ本の中のジャンルが意外に多い。」 「ほう、エロ本というジャンルじゃ不足かい?」 「不足です。たとえば、さっと思いつくもので、学園物、伝奇物、パロディ、痴漢物、強姦物、サラリーマン 官能小説といったジャンルがあります」 「なるほど。言われてみると多いね。パロディってのは、エロパロだとして、サラリーマン官能小説ってのは なんだい」 「この分野の作品が意外に多いんです。主人公は普通のサラリーマンなんですが、オフィスの美女と次々に身体を 重ねる。」 「こりゃまた痛快なご都合主義ですね」 「エロ本はご都合主義ですよ」 「そりゃそうだ」 「サラリーマン官能小説は、読者が多いのが特徴ですが、女性をイメージしやすいのも特徴でしょうね。着ている ものや普段の立ち居振舞いが、多くの読者に想像しやすい」 「なるほど」
- 374 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/30(火) 04:49:21.94 ID:wJ0nGD7Q]
- 予定通り連載を続けます(笑)
俺が聞きたいのは、口にしたかったのは、 俺が奴の恋人なのか否かという事だ。 なのにどうしてこうも奴は、 何も言わせなくする何か、に満ち溢れているのだろう。 それのせいで俺は、何も言う事が出来なくなる。 陳腐に表現すれば、胸の奥が苦しくなるのだ。 だから、ただ黙って奴の後ろを付いて行く事に決めた。 例え奴がこれからどこに行こうとも、俺は付いて行くのだ。 奴が前で、俺が後だ。 数歩分の何かなのだ。 首に巻かれたマフラーに、首を竦めるようにして顔を埋める。 アロマみたいな奴の香りが染み付いている。 どうする事も出来ない香りが、俺を満たしている。
- 375 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/30(火) 04:50:34.13 ID:wJ0nGD7Q]
- 着いたぞ、と奴が言った。
そこはこっちとあっちを繋いでいる橋だ。 河川の幅はそんなに広い訳では無く、 向こう岸とこっちでは大声を出せば会話出来る程度なのだが、 奴が目指していたのはここらしい。 初詣と橋は何の関係も無い。 俺は益々分からなくなった。 この橋に何か特別な意味でもあるのだろうか。 それとも奴にとってはそうなのだろうか。 橋の真ん中辺りに向かって行く奴の後ろを歩いて行きながら考える。 そろそろだな、と奴が言った。
- 376 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/30(火) 04:52:11.51 ID:wJ0nGD7Q]
- 何が、と聞く前に、橋の中腹に辿り付いた俺の横から照らし出すように、
眩しい光が輝いた。 見ると、空が地平線の辺りから赤、紫、黄色、青の順にグラデーションになっている。 そしてオレンジ色の、真っ赤に焼けた太陽が、 地平線の向こうからもったいぶる様に、 ゆらゆらと這い上がってくる。 夜明けのまさにその瞬間。 明けましておめでとう。 右隣に立って夕日を眺めるように、橋の手摺に凭れ掛かっていた奴が、 微笑を浮かべて俺にキスをする。
- 377 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/30(火) 04:53:26.44 ID:wJ0nGD7Q]
- 咄嗟の事で、俺は目を閉じる事が出来なかった。
だが、奴を目の前に感じながら俺はゆっくりと目を閉じる。 唇と唇が重なり合って数秒、静かに離れる。 俺も手摺に凭れながら、 初詣じゃねーじゃん、と唇を尖らせて見せた。 初日の出も初詣も大して変わらないだろ。 奴の言葉には何故か説得力がある。 隣りで太陽に向かって、頭を下げたり手を叩いたり。 俺はみかんを押し潰したみたいな朝日に向かって、 適当にパンパン、と両手を二度合わせた。 そうじゃないだろ、と奴が俺の後ろに回り、 二度頭を下げるんだよ、ほら。と指示を出した。 仕方なく俺は太陽に向かって二度頭を下げる。 それから奴は、後ろから囲うように俺の手を取り、 二回手を叩かせた。 ニ礼二拍一礼って言うだろ。お前、恥掻くぞ。 真後ろで奴が笑ったのが分かった。 耳に生暖かい息が掛かったので。
- 378 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/30(火) 04:54:33.31 ID:wJ0nGD7Q]
- それからこう、と、奴は俺の腹を抱えるようにしながら
身体を前に倒す。 俺は手摺に両手を付いて、体が前に倒れそうになるのを支えつつ、 奴の上半身に押されて自然と頭を下げる格好になる。 わざとやってんのか、この馬鹿。 奴の生暖かな息が俺の耳朶に掛かり、上半身が後ろから抱き寄せられて、 下半身はと言えば、ぴったりと押し付けられている。 俺は自分の中から熱いものが湧き出るような感覚に襲われて、 動けなくなった。 いや、動けない、の間違いだ。 じっとりと、こめかみに脂汗が浮かぶのが分かる。
- 379 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/30(火) 08:47:51.70 ID:tSx6pVsI]
- 【国際】SM官能小説が欧米の母親世代で爆発的大ヒット
1 : ◆SCHearTCPU @胸のときめきφ ★:2012/10/29(月) 22:07:10.30 ID:???0 ?PLT(12557) 欧米でSM(サディズムとマゾヒズム)を題材にした過激な官能小説が母親世代の女性たちを 中心に爆発的なヒットを記録し、社会現象になっている。購入時に気恥ずかしさを 感じずに済む電子書籍の普及が人気の一因になっている。 小説は英女性作家、E・L・ジェームズさんの「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」と 続編2作の3部作。米シアトルを主な舞台に、大学を卒業したての21歳の女性が、 27歳の起業家によってSMの世界に引き込まれていく様子を描く。 *+*+ 産経ニュース +*+* sankei.jp.msn.com/life/news/121029/bks12102921240003-n1.htm
- 380 名前:名無しさん@ピンキー [2012/10/30(火) 16:04:45.44 ID:k5NEAQXh]
- >>419
大林圭支さん! あなたの時代がかったエロ作品を楽しませてもらってますw 『詳しくは知らないが、母の言う通り都などでいくさがあってから百年以上も経つ。 殿さまの武者行列などたまに見たりはするが、それもまるで祭りのようだ。』 こういったディテールに、ある種のリアルを感じて、作品世界に引き込まれるよw ところで、もし間違っていたら悪いんだけど、以前にうpされていた「鈴貴」&「密林」 の作者さんと同一人物じゃないですか?
- 381 名前: ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ [2012/10/31(水) 04:33:52.98 ID:k1RU9acb]
- ドガガガガガガガガガ!!!
三○三○ .______ 三○ ∧_,,∧ 三○ |│\ \ . <# `Д´> ..|| | | ┌三○三○三○||/ ̄ ̄ ̄/ | ヽ三○二二二」二二二二二| 童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ
- 382 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/31(水) 04:36:47.67 ID:k1RU9acb]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 383 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/31(水) 04:37:29.38 ID:k1RU9acb]
- 「もうひとつ、サラリーマン官能小説は、ヒロインの種類を多くできるのも特徴です。」
「種類?」 「今風に言えば属性ですね。たとえば、年上、年下、同年代。上司、部下、得意先。セールスウーマン、 アシスタント、受付嬢、秘書、出張先で知り合った女性、通勤電車で密着した女子校生。独身、人妻、 未亡人」 「ほほう、こりゃバラエティに富んでるね。」 「そうです。他のジャンルでも幾分幅を持たすことはできますが、サラリーマン官能小説の場合、圧倒的に 女性の種類が多くなります。王妃様なんてのを除くと、ほぼ制限は有りません。これが社長官能小説だったり すると、通勤電車で女子校生と密着ってのはつらいです」 「確かにね。社長なら車で通勤しろと。」 「そのとおり!貧乏な社長なんか引っ込め」 一郎にもかなりワインがまわってきた。 「でもさ、無理なヒロインもあるんじゃない?スチュワーデスとか」 「無理目なだけです。神田の古本屋で見つけたエロ本は、行きずりのスチュワーデスとのアバンチュールでしたよ」 「行きずりって便利だな」 「便利です。しかし、行きずりは行きずりで仕込みが大変なんです。」 「どんなふうに?」 「それは後で説明しますが、まずはヒロインの種類…属性について続けましょう」 「うん、うん」 久子もすっかり話しに引き込まれてニコニコしている。 「先ほど、ヒロインの年、職務、職種、婚姻状態などを挙げましたが、これらすべてが組み合わせ可能ではあり ません。」 「たとえば?」 「サラリーマン官能小説に年上処女未亡人女子校生は出てきませんね。」 「んなめちゃめちゃなヒロイン、どんな話にも出てこないよ!」 久子が爆笑する。 「そうでもありません、ジャンルを変えると幾分可能性が出てきます。」 「またぁ」 久子は半信半疑だ。
- 384 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/31(水) 04:38:11.77 ID:k1RU9acb]
- 「嘘じゃないです。『処女未亡人』という作品があります。『人妻女子高生』もあります。」
「幼な妻だね」 「違います。ヒロインは20代後半です。分け合って女子高に通っているんです」 「セーラー服で?」 「そう。で、教師に迫られて『やめてください。夫が居るんです』って」 「ひゃひゃひゃ」 久子がひっくり返って笑う。慌てて一郎がコップを取り上げた。 「こぼさないでくださいよ」 「ごめんごめん」 「いやぁ、改めて文学ってすごいって思ったよ。文学少女でよかった。人間の発想は自由だね。」 「限度がないですね。」 「ほかにどんなのが考えられるかな」 「『金髪上司』なんてのはありでしょうね」 「外資かな?」 「外資ですね。取引先の秘書でもいいんですが、いきなり金髪美人と仲良くなるのは難しい」 「そうか。上司ならゆっくり落とせると」 「そうです」 「じゃぁさ、女子高チャイナ服ってのはどう?」 「うーん、難しそうですね」 「なんで?金髪もチャイナ服も似たようなもんじゃん」 「確かに、絵にすると同じなんですが、文章にするとだめなんですよ。」 「ちょっとまった。あ、そうか。金髪は外国人だっていうことだが、チャイナ服じゃコスプレか」 「そうです。まぁ、そういうシチュエーションでかけないこともないと思いますが、文字で書くからチャイナ服 萌えってのは難しいですね」 「特に神の視点では難しいね」 「そうです。」
- 385 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/10/31(水) 04:39:07.84 ID:k1RU9acb]
- 「だんだんわかってきたぞ。で、ヒロインの種類というか、属性には定型性があるの?」
「ありますよ。ヒロインは、堅いこと。これは鉄板です。」 「お堅い女性を落とすのが楽しいんだ」 「そうです。これは無理だろうという女性。あるいは、これは穢れない誰もが思う少女。そういう女性が男の腕に 落ちていくカタルシスがいいんです」 「それは田中君の性的嗜好じゃないのかい」 「そうですよ」 「自分の好みで作品を書くのかい」 「ジャーナリストじゃないですから。トルストイが無理してラノベ書かなかったからって、誰も批判してないでしょ」 「君はトルストイじゃないけどね。まぁいいや」 「嗜好の話はおいておくとして、実際に描かれる女性は堅くないこともあります。」 「そうなの?鉄板はどこいった?」 「鉄板は王道の話です。特にサラリーマン官能小説の場合、複数ヒロインが普通です。」 「一穴主義じゃないんだね」 「どこでそんな言葉を覚えたんですか!」 「てへへ」 「ヒロインが一人というサラリーマン官能小説もありますが、それは短編です。長編は必ず複数ヒロインが次々 主人公の手の中に落ちます」 「ふんふん」 「で、くどいてる時間がないから女性は割と簡単に体を開くのですが、それでも、堅い女性だというイメージは 重要なんです。」 「カタルシスのため?」 「そうです。」 「ふーん」 「どうしました?」 「反例を考えているの」 「ありますよ?」 「どんな?」 「70年代のように性がそれほどオープンじゃなかった頃には、オープンな女性がヒロインの話もたくさんあったようです。」 「なるほど。現実が堅すぎるから、ヒロインの存在自体がカタルシスになりうるんだ」
- 386 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/31(水) 04:43:10.74 ID:N/1y2fZ9]
- 予定通り連載を続けます(笑)
やめろ、と俺はようやく口を開いた。 何が、と奴はしれっとして答える。 言葉を発した際の息が俺の耳に掛かる。 離れろ、と漸く言いたい言葉が喉の奥から絞り出される。 二礼二拍一礼、ちゃんと理解したか。 奴の一言一言が、近くにあるせいで、やたら大きく聞こえる。 低い声が耳元で、大音量で響くのはどうにも落ち着かない。 俺は寒さから来る生理現象以外で、体が震えそうになるのを押えながら、 ごく冷静に、分かったから、と伝える。 それで漸く奴は俺から離れた。
- 387 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/31(水) 04:44:07.73 ID:N/1y2fZ9]
- 奴が俺から離れると、身体を翻し、奴を睨む。
軽く驚いているような奴に対して、 自分の首に巻かれているマフラーを素早く外し、 奴の首に引っ掛けるようにすると自分の方へ引き寄せる。 ほぼ強制的に唇を重ねる。 してやったりだ。 奴が思わず手摺に両手を付くのが分かる。 いや、やられたのは俺の方か。 囲まれてしまっている。奴の両腕に。
- 388 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/31(水) 04:44:50.71 ID:N/1y2fZ9]
- 俺は唇を離した。
それから、お互いどちらからとも無く身体を抱き締め合って、キスする。 こんな朝早い時間だから、誰にも見られてないはずだ。 いやむしろ、外だからこんなに体が熱いのかもしれない。 刺す様な空気の中で、寒空の下、俺は奴の体温だけを感じている。 唇から、吐息から、身体から、腕から、足から、全身で。 さっきの軽い口付けとは違う、濃厚なキス。 熱い。 寒い。 熱くて寒い。 寒さのせいで研ぎ澄まされた感覚が、全神経が奴との行為に集中する。
- 389 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/31(水) 04:46:14.64 ID:N/1y2fZ9]
- 奴の右腕が俺を抱き寄せる。
左手は手摺に付いて身体を支えてるらしかった。 中で舌を絡ませる。 時々、卑猥な音が聞こえる。 俺は奴の脇の下から両腕を入れ、抱き締めてキスに夢中になっている。 奴を強く求めている。 奴も俺を求めている。 互いの体温が体の狭間に篭って暖かい。 ずっとこのままでいたい。 このままでいたくない。 気持ちが容赦無く、左右に揺れている。
- 390 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/10/31(水) 04:47:17.34 ID:N/1y2fZ9]
- 俺は自分の求めるままに、盛り上がった股間を奴に押し付ける。
身体を強く抱き締める。 奴も俺の尻を撫でさするようにして股間を押し付けてくる。 俺の腰が壁に当たったせいで、強く押し付けられている。 ヤバイ。 こんなところで逝きたくない。 直ぐにでも逝ってしまいたい。 重なりあった上半身から、どくどくと心臓の鼓動が伝わって来る。 奴にも伝わっているのだろうか。 いや、隠しようが無い。 俺の吐息も、瞳も、唇も、心臓の鼓動も体温も股間も何もかも、 奴から逃れられない。 全部奴に捕らえられてしまっている。
- 391 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/10/31(水) 04:59:00.50 ID:2jdeTzES]
- あ
- 392 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/01(木) 04:38:56.84 ID:b10XNp9a]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 393 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/01(木) 04:42:11.79 ID:b10XNp9a]
- 様子見乙w
しかしあっちの削除依頼もすげぇよなw もう必死じゃんw pele.bbspink.com/test/read.cgi/housekeeping/1159309289/474- うわべでは「放置プレイもここまでくれば大したもんです」とか余裕かましてるフリしながら 陰では必死の削除依頼かよw 抜けないエロなんかより、やっぱサクラフブキのキャラの方が全然おもろいわw
- 394 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/01(木) 04:42:54.06 ID:b10XNp9a]
- 「じゃぁ、いかにもすぐに抱かれる女はヒロインの資格なしってわけだね。」
「何事にも例外がありますので断言はできませんが、正ヒロインとしては無しです。サブヒロインとしては十分 ありです」 「たとえば主人公を導いたり」 「あるいは助けたり」 「なるほど。ストーリーの面から言えば、確かに聖女オールキャストじゃ話にならないな」 「なりません。起承転結を複数ヒロインでやるならば、トリックスターが必要になります」 「起承転結なしのときには」 「聖女オールスターのほうが喜ばれるでしょう」 「なるほど。ヒロインの種類についてはわかったよ。ところで田中君、ふたつばかし苦情があるんだけど」 「なんですか」 「まずワインがない。次にシチュエーションの話はどうなった」 「先々週の芋焼酎があります」 先々週、「日本の戦記について語ろう」と久子がやってきたときの手土産が芋焼酎だった。久子の名誉のために 書いておくと、話の内容は至極まじめかつ重いものだった。 「君は焼酎でいいのかい?」 幾分とがめるような視線で久子が問う。いくら久子がさばさばしているとは言え、女性と二人で官能小説につい て話をするときに焼酎でもなかろう。 「いえ、艶っぽい話の話をするときには、幾分でもロマンチックなアルコールがほしいところです。コンビニに 買いに行きますが、ごいっしょしませんか?」 「ここに残って君のPCを漁るのも楽しそうなんだけど、そう言うことをするには少し回りすぎてる気がするよ。 エスコートしてくださる?」 いきなり上品な口調に変わる。 「よろこんで」 「ところで、二つ目の苦情ですが、いつになったらシチュエーションの話が出てくるのでしょう?」 「それは道すがらお話しましょう」
- 395 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/01(木) 04:43:35.59 ID:b10XNp9a]
- 「シチュエーションに関してですが、これは大まかにいって精神的シチュエーションと行為的シチュエーション
に分けられます」 「図書館的な分類番号はあるかい?」 「もちろんありません。それから言うまでもないことですが、私が勝手に分類しています」 「だろうね」 「ところで精神と好意ってかぶってない?」 「好意じゃなく行為です。行う、為す」 「行うナスだって、ふふふ、田中君のエッチ」 「精神的シチュエーションというのは、主人公とヒロインの精神的な立場です。これがとても重要です」 「スルーしたね」 「ですが、文学である以上重要であることは自明です。たとえば主人公、あるいはヒロインの告白シーンは いやがうえにも場を盛り上げます。一方で、行為的シチュエーションは純文学では大した重要性を持ちませんが エロ本ではきわめて重要です」 「ねえ、行為って体位?」 さすがに声を潜めて久子が聞く。 「それも含めての行為です。たとえば、体位という言葉が出ましたので例にあげると、同じバックでもベッドの 上か、シャワールームか、鏡の前か、窓際かでまったく異なります」 「確かに。これはドキドキするね」 「ヒロインは堅い女、あるいは堅いイメージの女という話をしたときに、カタルシスだといいました。行為も同じ です。『あ、こんな』とヒロインが思う行為で初めてヒロインが生きます。」 「確かに」 「チェックシート的に体位を変えていくだけではエロ本としては持ちません」 「AVじゃないからね。挿絵でも有ると違うかな」 「挿絵がつくのは月刊誌に掲載されているときくらいでしょうね。なんにせよ、それは僕が目指すものじゃないです」 「プロ目指してるの?」 「いえ、表現を追求したいんです」 「えらいね。あと、芸の肥やしとか言ってお姉さんを押し倒さなかったところもえらいわ。」 「やった人は居るそうですが」 「そうなの?と、驚くもんかい。趣味と実益ってやつだろ」 「川上宗薫先生は、取り付かれたように女性を口説いたといわれています」
- 396 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/01(木) 04:44:19.50 ID:b10XNp9a]
- コンビニで籠にワインボトルを3,4本放り込みながらも話は続く。
「実際には、精神的シチュエーションと行為的シチュエーションは切り離して考えにくいです」 「…相乗効果か」 「そうです。単体ではなんでもなくても、組み合わせると興奮が高まる。たとえば、コンビニの休憩室なんか 格好の場所です」 「見つかるかもしれない、という緊張感だね」 「そうです」 「『田中君、だめ、見つかっちゃうわ』ってやつだ」 「そうです。精神的なだけなら純文学です。好意的なだけなら教科書です。両方のシチュエーションがかみ合って はじめてエロ本のシチュエーション足りうるのです」 レジで一郎が勘定を払っている間、横で久子は今にも笑い出しそうなのを必死でこらえていた。レジ裏の休憩室で 行われる密やかな愛戯でも創造しているのだろう。 「先に出てればいいじゃないですか。変な目で見られてましたよ。」 自動ドアを出て、一郎がなじる。 「いや、『田中君、だめ、笑っちゃうわ』って、妙に興奮して」 「まぁ、それです。ヒロインが羞恥に染まるというのがエロ本では重要な要素になります。精神的シチュエーションと 行為的シチュエーションの組み合わせは膨大ですら、結果としてエロ本のシチュエーションは膨大になります」 「羞恥に染まらないと、田中君の好みに合わないのはわかったよ。でも、さっきのサブヒロインみたいに王道 じゃないシチュってもあるんでしょ」 ありますよ。たとえば凌辱のジャンルがそれです。
- 397 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/01(木) 04:46:35.66 ID:B/oyFCtW]
- 予定通り連載を続けます(笑)
そのうち、ぽつ、と俺の髪の毛に何かが空から落ちて来たのを感じた。 でも俺は気にしない。 気にする余裕も無いのだ。 それからまたぽつ、と俺の手にひやっとしたものが触れる。 今度は頬に。 流石に奴も気が付いたか、俺の頬を生暖かな舌でねっとりと舐め上げる。 エロい。 どうして奴はこんなにもエロなのか。 普段落ち着いていてセックスは激しいなんて、 益々反則じみた男だ。 まもなくして空から水を並々張った金手洗を引っ繰り返したみたいに、 そろそろと雨が降って来た。
- 398 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/01(木) 04:47:24.89 ID:B/oyFCtW]
- 始め細やかだった雨粒は、やがて強さを増し量を増し、
抱き締め合ってキスに夢中になっている俺たちの頭上に降り掛かる。 激しい雨では無く、静かな雨。 寒い日の午後に長く降るような雨だ。 髪の毛に降り掛かった水滴を始めは弾き返していたのだが、 やがて湿り顔を伝ってくる程になる。 奴の首に掛かったままのマフラーも、霧吹きを掛けられたみたいになっていたのが 沁みた水のせいで、徐々に重さを増していくようだ。 コートが、頬が、服が、ズボンが、凍える寒さの中で 冷たさを増していく。
- 399 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/01(木) 04:48:09.13 ID:B/oyFCtW]
- 俺たちの重ねられた唇の間にも水滴が滴り落ちてくる。
そのせいで俺は気を取られ、唇を離す。 吐いた息が今朝以上に白い。 どうやら神様は俺たちの関係が憎いらしい。 いや、それとも禁断を犯して快楽を貪ることにお怒りなのか。 顔に付いた邪魔な水滴を上から手の平で拭うと、 ぼやけていた目の前がハッキリして、奴の首元が視界に入る。 あの綺麗な首筋に水滴が滴り、下に着ていたカッターシャツの 襟が今はもう、濃い色に変色してしまっている。 それから胸、腹と雨は沁み、べったり奴の身体に張り付いている。 俺は奴の胸元に手を添えながら、自分の二の腕を摩り、 生理的に身体を震わせた。
- 400 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/01(木) 04:48:53.69 ID:B/oyFCtW]
- 奴は俺の様子を見ながら、傘、持ってくれば良かったな、と呟いた。
しかしそれでも俺の震えは治まらない。 見兼ねたのか、奴はコートを脱いで俺の肩に包む様にして掛け、 抱き締めながら、俺のせいだな、ごめん、と謝った。 謝る事なんか、何も無いのに。 奴と一緒に日の出を見られたこと。日の出を見せてくれたこと。 それは何ものにも変え難い、幸福な出来事なのに。 俺はジャージの上着を脱いでそれを奴の頭に掛ける様にする。 多少は水滴を弾いてくれるはずだ。 それから奴を抱き寄せるようにして、 体と体をしっかりと重ね合わせる。 こうしてれば暖かいから、と俺は囁き返す。 暖かい息が言葉と共に外に漏れ出す。 奴も俺の身体を、両腕で包み込むようにして抱き締め返す。 俺は自ら唇を重ね合わせる。 人肌の温もりがそこにある。 いつも以上に奴の体が熱い。
- 401 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/01(木) 04:49:51.64 ID:B/oyFCtW]
- 奴のシャツも、俺の白いTシャツもじっとり濡れているのが分かる。
体の外側、末端の方から熱が奪われていく。 凍えるような寒さの中、俺たちの身体が冷えていく。 しかしだからこそ、今目の前にある熱が欲しい。 奴の熱と身体を求めるようにして、きつく身体を抱き締める。 それは奴も同様だ。 やがて奴は腰を動かし出した。 半分ほど勃起した性器が、濡れた布越しに擦り合わされる。 熱い。 外はこんなに寒いのに、身体はこんなに冷たいのに、 どうして熱いのだろう。 俺は思わず、奴の名前を囁きながらも喘いでしまう。 しっかりと上半身を合わせながら、蠢く身体と下半身だけが、 寒さの中に取り残されてしまった、たった二つの熱と熱。 そしてそれらは、今、一つになろうとしているのだ。
- 402 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/01(木) 04:55:28.31 ID:hNMlGI3x]
- jbbs.livedoor.jp/otaku/11875/
こっちの方でも投稿受け付けてますんでよかったらどうぞ。
- 403 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/01(木) 19:16:29.21 ID:azA5Sup/]
- >>419
大林圭支 ◆M9BaxOHZFs様、 面白いですね! 怨霊(?)に母親を寝取られるパターンは初めてです。 続きが気になりますので、感想まで是非お願いします。 応援してますよ。
- 404 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/01(木) 19:27:32.02 ID:azA5Sup/]
- 訂正
×感想 ○完走
- 405 名前:名無しさん@ピンキー [2012/11/01(木) 20:18:32.83 ID:03yEa0+c]
- 暁技研、なかなかいいだろ
- 406 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/01(木) 21:46:32.50 ID:hNMlGI3x]
- 展開はいいんだけど、絵がなw
- 407 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/02(金) 02:19:30.76 ID:zeZJ1qWV]
- terauploader.pitad.com/img/anime/mania/lib201211014436.jpg
- 408 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/02(金) 04:47:21.04 ID:Z3pjxT18]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 409 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/02(金) 04:48:04.15 ID:Z3pjxT18]
- 「凌辱って、エロ本の王道かと思ってたよ」
「そう言う見方もあるでしょうね。凌辱がわき道だってのは僕の趣味でしかありません。フランス書院では堂々たる 主流派です。ちなみにフランス書院のWEBサイトは www.france.co.jp なんですが、フランス政府は何も言わないん ですかね」 「エロも文化だと思ってるのかも」 「眼中にないのが真実だと思いますが、フランスのアパルトメントでは窓を開けたままやってるそうですから、 当たらずとも遠からずかもしれません」 「田中君は羞恥心がないエロは嫌いなんだよね」 久子がニヤニヤしながら聞いてくる。 「不可欠じゃないですよ。陶酔感のあるセックスは羞恥心をまとう女性と同じくらいすばらしいものです。が、 その場合も羞恥心があるといっそうよいものになります」 「ふふん、その辺は知識なのかい、経験なのかい?」 図星だったのか、言いよどむ。 「僕の女性経験を聞き出したいのなら、もう少し親密になってからにしてほしいですね」 「ほほう、腕の中で聞けよって言うの?ちょっと考えさせてもらいたいね」 「そうしてください。話を変えますか?」 どうも話の腰を折られて熱が冷めたらしい。 「ええ?頼むよ続き聞かせて」 「はい。何の話でしたっけ」 「凌辱は王道かって話」 「そうでした。凌辱は出版数では堂々たる主流派ですよ。それには理由があります」 「男性側の願望でしょ?」 「そうです。ほとんどの男は、望む女性すべてを抱けるわけでは有りません。というか、ほとんどの男は、 望む女性のほとんどを抱けません。まったく抱けない人も居ます」 「その衝動の代替としてエロ本を読む」 「そうです。手の届かない女性、手を出してはいけない女性、拒む女性を力ずくで自分のものにする。そういう 願望を形にしたのが凌辱ジャンルです。」 エントランスに入ってからさすがに一郎は口をつぐんだ。夜に自分が住むワンルームマンションの前で強姦の 話をするなど、無神経にも程がある。
- 410 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/02(金) 04:48:50.16 ID:Z3pjxT18]
- 「チーズ切るから台所かしてね」
「いいですよ。ワインは赤白どちらから行きますか?」 「赤にしよう。酔いが回りきってから飲むのは白がいいよ。」 「わかりました。」 「あ、コップとって。洗うから」 コンビニにしてはなかなか気が利いていて、二次会のつまみには再びカマンベールチーズが登場することとなった。 「で、願望を満たすために凌辱を読むんだ」 「そうです。が、凌辱というジャンルは書くほうからすると精神的なシチュエーションが著しく狭まります。」 「女の意志は無視だもんね」 「尊重していたら凌辱ではないですからね。その結果、ヒロインの設定のうち主人公との精神的な関係はほぼ 意味がなくなってしまいます。」 「たとえば」 「幼馴染とか、ほのかな恋心とか、一目ぼれとか、母性愛とか、ツンデレとか」 「ツンデレもエロ本になるかい?いや、エロゲーになりうるのは知っているけどさ」 「知ってるんですね。エロ本にもなりますよ。むしろヒロインの機微を描けるという意味では恥ずかしいほど エロが引き立ちます」 「なるほどね。ともかく、セックス前のヒロインが主人公をどう思っているかは無意味になるんだ」 「忌避している、見下しているという感情はスパイスになりえますが、それが効くのは行為に入ってからです。 文学的に考えれば、凌辱される前の女性がいろいろと考えること、募る不安は十分以上に描く対象足りえるので すが、エロ本としてはほとんど無価値です『感じてはいけない』といった決意が表されれば十分です。もっとも 例外はいつも有ります。身代わりに抱かれるといった場合には、ヒロインの迷いを存分に楽しむこともできます」 「私が抱かれるからその子に手を出さないでっ」 久子がすっかりなりきってセリフを言う。 「抱かれる?抱いてくださいの間違いだろ」 「ネズミをいたぶるネコってわけね」 「言葉なぶりは凌辱劇の重要な要素です。ここが実は難しいところなんですよ」 「そうなの?」 「凌辱劇にはいくつか重要な要素があります。まず、本来手を出せない女性を自由にできるということ、つぎに 抵抗する女性がいつか感じてしまうということ、そしてそう言う女性をなぶることです」
- 411 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/02(金) 04:49:34.71 ID:Z3pjxT18]
- 「凌辱自体がなぶり物なんだけどね」
「なんですが、言葉でなぶることで、ヒロインに今の立場のみじめさを嫌というほど思い知らせる効果があります」 「でもさー、女の立場で言うと泣き叫ぶよ。多分。」 「実際そうだと思いますよ。凌辱劇といっても、エロ本になりうるのはほぼ完全な虚構です。凌辱される女性が泣き 叫ばない、暴れない、じっと男のやることを耐えている」 「いやー、これもご都合主義だね」 「そのご都合主義を成立させるための下ごしらえが、凌辱劇の重要なポイントです。」 「さっきの身代わりとか」 「はい。身代わりを女性が自分から言い出さざるを得ないような状況を作ることで、抵抗できなくしてしまうのです」 「なるほど」 「そのほかにも、事前に親切にしてやって信頼を勝ち取り、抱いてから凌辱であることをあかす手もあります。」 「手がこんでいるね。」 「綺羅光の『凌辱女学園』がそれです。ヒロインの母親をだまして抱いた後、彼女に媚薬を打ってへろへろにし、 目隠しのまま彼女が忌み嫌う教師に抱かせるんです」 「いや、ディープだ」 「目隠しの間はクスリの効果もあって、男が交代しても愉悦の言葉を吐きながら恥らうんです。それが目隠しを とられた途端に地獄絵図です。それまでの自分の言動すべてが一気に自分自身をなぶりつくします。それから、 あえてばれやすい場所で凌辱することもあります。」 「かえって声をあげられない」 「そうです。社会的立場のある人ほど、恥ずかしい場面を見られることを拒みます。トイレってのは定番ですね。 デパートの更衣室ってのもあります。」 「痴漢もそうだね」 「シチュエーション的にはそうです。ところが痴漢は凌辱物の下ごしらえとして成立しにくいんです。」 「なんで?」 「痴漢に会った女性は駅を降りて逃げればいい」 「あ」 「凌辱劇で痴漢が効果をあげるのは、導入の静かにさせる場面ではなく、いったん落として逃げられなくなって からのなぶりのフェーズです」 「奥が深い」
- 412 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/02(金) 04:50:25.88 ID:Z3pjxT18]
- 「なぶりの話をする前に、凌辱劇のもうひとつのパターンを挙げましょう。バイオレンスです。」
「定番な気がするけど」 「ところが、エロ本に関してはいまいちなんですよ。男が大きな声を張り上げる、女が泣き叫ぶ。男が挿入する、 女が泣き叫ぶ。男がピストン運動を行う、女が泣き叫ぶ、男が射精する。女が泣き崩れる」 「いやだなぁ。シチュエーションがというか、読書家の末席を汚す者としても、そんなのは読みたくないよ。」 「バイオレンスな凌辱が成立するのは、バイオレンス小説の中だけです。エロ小説の場合純粋なバイオレンスじゃ だめだ」 心なしか、一郎の背筋が伸び、ぐっと力の入った調子でしゃべっている。やくざ映画を見た後の男のようだ。 「どんな風に不純にすればいいの?」 「まず泣き叫ばないようにすること。仕込みですね。バイオレンスの場合人質が有効です。」 「まぁ、バイオレンスだからね」 「で、エロの主軸はやはり最初は耐えていたヒロインが声をあげ始めるというスジです」 「ほかとおんなじじゃない」 「バイオレンス・エロの場合、男の柄が悪いですね。『おらぁ、お高くとまってんじゃねーよ』『ひゃはは、 こいつ濡れてるぜ。さっきまでの威勢はどうした』ってところでしょうか」 「口だけバイオレンス!」 久子が笑う。 「本当にがんがん暴力をふるうと、読者が引きますんで。そう言うわけで、バイオレンスの凌辱劇は、あまり バイオレンスなものにしてはいけません。ただし、ストーリーは楽です。」 「暴力は不条理だからね」 「そうです。銀行強盗に失敗した凶悪犯が、銃を持ったまま女子高に逃げ込む。鉄板です。」 「酒池肉林だ」 「肉林です。あとは時間をたっぷりとる方法と場所を押える方法だけ考えればいい。」 「場所?」 「たとえば教室で生徒を前に女教師を犯すというのは、そそりそうに感じます。でもそうでもない。」 「そうでもないかな?」 「そうでもないですね。じっくりといたぶるにしちゃ、集中できないんです。生徒が泣いたり、『先生』と 声をあげるとリズムが悪いでしょ。だから、どこかに移動して一人一人なぶるほうがいい。」 「生徒をなかせなきゃいいじゃん」
- 413 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/02(金) 04:56:47.76 ID:T/wuBHyw]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 414 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/02(金) 05:00:33.90 ID:T/wuBHyw]
- 俺も自ら腰を動かしながら、暖かな奴自身に、
自分を擦り付ける。 暖めあう身体が熱い。 脳内が熱に浮かされているみたいだ。 身体に張り付いた布越しに、奴の身体が分かる。 ハァ、と白い息を吐き出す。 すると奴の生暖かな息も、俺の耳に掛かる。 どうしてこんな事になってしまったのだろう。
- 415 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/02(金) 05:02:31.65 ID:T/wuBHyw]
- 雨の中抱き締め合ってキスをして、
誰かに見られるかもしれない状況の中、 雨に濡れそぼりながら興奮しているのだ。 俺は変態だろうか。 寒さが奴の熱を求めさせる。 快楽と欲望が奴の身体を求める。 どっちがどっちだか分からないが、 どうしようもないのだ。 俺は凍えそうな寒さの中では、奴の熱を求めざるをえない。 こんな風にご丁寧に据え膳まで用意されて、 腰を振られたのでは快楽を求めずにはいられない。 俺は奴を求める運命の中にあるのだ。 そして、それは神でさえも、 俺たちの間に入り込んで邪魔をする隙など無いのである。
- 416 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/02(金) 05:04:40.80 ID:T/wuBHyw]
- 雨の中抱き締め合ってキスをして、
誰かに見られるかもしれない状況の中、 雨に濡れそぼりながら興奮しているのだ。 俺は変態だろうか。 寒さが奴の熱を求めさせる。 快楽と欲望が奴の身体を求める。 どっちがどっちだか分からないが、 どうしようもないのだ。 俺は凍えそうな寒さの中では、奴の熱を求めざるをえない。 こんな風にご丁寧に据え膳まで用意されて、 腰を振られたのでは快楽を求めずにはいられない。 俺は奴を求める運命の中にあるのだ。 そして、それは神でさえも、 俺たちの間に入り込んで邪魔をする隙など無いのである。
- 417 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/02(金) 05:06:35.27 ID:T/wuBHyw]
- やがて、奴は俺から離れる。
髪の毛も顔面も、全部が雨を被り、 シャツも全部濡れて、身体に皺を作りながら張り付いている。 俺を見つめながら、薄ら笑いを浮かべている。 何の笑いだろうか。 雨を予測出来なかった自分、そしてそれを無視して行為に耽る自分への嘲笑か。 それとも、こんな状況でペニスを立たせている俺を笑っているのだろうか。 そんな事を考えつつも、奴の透けたシャツの上に手を置いて、 湿ったシャツの上から乳首を擦る。 すると、奴も俺のを擦る。 ゆっくりと奴は、口を開く。 唇と顎先にも、水滴は滴っている。 帰ろう。俺たちの家に。 俺と奴は、手を繋いで来た道を戻った。 服は俺も奴も、元の通り着直したが、奴のマフラーは俺がしたままだ。 奴がそうさせた。 ゆっくりと止まない雨の中、 俺たちは家路に付いている。 生暖かい息が吐き出される。 塗れた地面が水溜りを作り、ぬかるんでいる。 空は灰色で、さっきの朝日と美しいグラデーションの事など 忘れてしまったみたいだ。
- 418 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/02(金) 11:44:13.47 ID:BsTywAiS]
- >>330の続ききてくれー!
- 419 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/03(土) 05:00:37.68 ID:HAYWfohR]
- 予定通り連載を続けます(笑)
- 420 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/03(土) 05:03:41.01 ID:HAYWfohR]
- 「生徒を泣かせない。そういう選択肢もあります。でも、その場合、いっそ生徒を共犯にしてしまったほうがいいです。」
「え゛、生徒が強盗の共犯になるかね」 「なりえます。犯人が誘導すればいい。ただし、犯人が知的になってきますから、バイオレンスっぽくない。」 「うーむ。そんなものかね」
- 421 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/03(土) 05:10:45.60 ID:SwlJV/0G]
- 「そんなものです。とにかく徹頭徹尾暴力的ってのはエロ本としては似合わないのです。エロ本に出てくるやくざは
たいてい女扱いになれていて、脅す、なだめるの使い分けがうまく、ヒロインをちぢみあがらせた後にゆっくり身体 から性感を引き出していきますね。」 「落花狼藉にあいながら、身体が悦びの声をあげてしまう悲しさ」
- 422 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/03(土) 05:11:28.43 ID:SwlJV/0G]
- 「『身体は正直だね』という言葉が一番合うのもこのパターンです。この一言に対する女性の反応は、凌辱小説の
もっとも重要な部分のひとつです。」 「女としては悔しいよ」 「悔しさに身体を震わせても、悲しみに涙を流しても読者は喜びますよ。だけど、其処に至るまで抵抗してほしい。」
- 423 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/03(土) 05:12:10.24 ID:SwlJV/0G]
- 「その抵抗が長いほど、落ちたときのカタルシスが大きいね」
「おおきいです。で、長くするために段階的に落としていくのです」 「段階的に」 「段階的にです。たとえば、泣き叫んでいた女の子が挿入され、ピストン運動をされると、イヤーっやめてー アーッ感じるーと激変するような作品もある」
- 424 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/03(土) 05:13:34.44 ID:SwlJV/0G]
- 「うそだ」
久子が笑う。 「さすがに商業作品でこんなのは少ないですが、ありますよ。しかも処女喪失で。」 「わかったよ、ご都合主義だったね」 今度は一郎が苦笑する。 「そんなところです。残念ながらそんな本でも売れちゃうんですけどね。ともかく、凌辱劇の花形がゆっくりと落ちていく ヒロインであることに変わりはありません。ですから、この場合男はヒロインをゆっくり脱がしながら、言葉と身体でなぶり 尽くさないといけないのです。見せ場です」
- 425 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/03(土) 05:14:05.66 ID:SwlJV/0G]
- 「なぶるってのは、いっひっひって感じで?」
「それもありですね。ただ、あまりヒヒ爺っぽいと、今度は狡猾な責めとのギャップが大きくなります。そういうのが好きだ という人も居るとは思いますが。」 「田中君が好きじゃないのはわかったよ」 「ヒロインは段階的に落としていくわけですが、これは、彼女の反応を読者と楽しみながら一つ一つ手順を踏んで 行くことになります」 「うん」 「たとえば、まずうなじに触れる、ヒロインがピクリと身体を震わせるのをみて、にやっと笑う。絶望と恐怖で息が 荒くなるヒロインの服のボタンを一つ一つ取っていく。ブラウスを脱がすと現れる透き通るような肌。ここで肌の様子 をどれだけねっちりと表現できるかがひとつのポイントです。そっと触れるともう一度身体を震わせます。『感じや すいんだね』と揶揄する男。お嬢さん育ちの素直な女性なら『違います』くらい言うでしょうし、気の強い女性なら 唇をかむでしょう。で、いよいよブラをとるわけです。」 「いよいよだね」
- 426 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/03(土) 05:25:55.17 ID:l3z1wdZr]
- 予定通り連載を続けます(笑)
景色を見渡してみた。 河はまだ増水するほどでは無く、 今朝と変わり無く水を湛えている。 雨が地面を叩く、静かで優しい音。 家々の屋根を、水が滑るように流れていく。 さっきまで俺たちが佇んでいた端が、 雨の視界の向こうに、霞んで遠く消えていく。 世界は優しい。 冷たくも優しさに包まれているのだ。 雨は冷たくて、暖かいのだ。 そして俺の左手を、熱を持った、たった一つの奴の手が、握り締めている。 俺の手を、奴の右手がそっと包み込んでいる。
- 427 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/03(土) 05:26:53.57 ID:l3z1wdZr]
- 俺はただ黙って奴の後ろを歩いた。
手を繋いでいるのだから真横を歩けば良いのだが、 奴が前で、俺は後ろだ。 これは絶対に変えられない距離なのだ。 俺は黙って歩いている奴の背中を、切なげな目で見つめた。
- 428 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/03(土) 05:27:44.94 ID:l3z1wdZr]
- すると、奴は後ろを振り向いた。
まるで俺の気持ちを察したかのように。 俺は奴の手に引き寄せられて、横に並ぶ。 奴は、俺のマフラーの端を、奴の肩に掛けるようにして軽く巻く。 いわゆる、恋人同士がするあれだ。 微笑を浮かべてくる。 俺も微笑んで応える。 会話は無かったが、それでいい。 それでいいんだ。
- 429 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/03(土) 05:31:33.88 ID:l3z1wdZr]
- 俺は今、奴の隣りに並び、手を繋ぎながら、
雨の中、川原沿いの土手道を歩いている。 冷たい雨が染みる中、奴と繋いだ手だけが、 たった一つの熱源を持っている。 俺と奴の存在を、証明してくれている。
- 430 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/03(土) 05:32:31.64 ID:l3z1wdZr]
- それから家に帰った俺たちは、
当然のようにして冷えた身体を温めあった。 雨の中の方が興奮した、なんて、 奴には言えない、俺だけの秘密なのである。
- 431 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/04(日) 18:48:24.09 ID:bHw7whSF]
- ネットで読める小説で、母親のセックスの描写が丁寧な作品ないですか?
調教ものとかじゃなくて、和姦ものでお願いします。
- 432 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/04(日) 18:52:37.65 ID:onYoOeNs]
- >>505
それをここ聞くのかww
- 433 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/04(日) 19:03:49.22 ID:onYoOeNs]
- >>505
あ、ごめん。母親のか、母親と息子のとよみ間違えてしまった。 >>1とか>>2で貼られてるようなやつはだいたい良作っぽいけど。 過去にどんなのを読んだかわからないし、色々読んできてるならだいたい新しい情報はあんまないと思う。
- 434 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/05(月) 04:12:09.84 ID:JZNxb0tm]
- 予定通り連載を続けます(笑)
居心地が悪いのか、久子は小さな声になっている。 「現れた胸の大きさですが、これはヒロインによってやはり変えた方がいいです。」 「男はみんな巨乳好きでしょ」 ちょっと拗ねたような声で久子がいう。彼女はどちらかというと貧乳だ。 「そうなんですが、ここはいたぶるのが目的です。さっきのお嬢さん育ちなら見事な形と大きさがいいですね。で、 ねっちりと誉めたててヒロインをいたぶる。ところが気の強いヒロインなら小さいほうがいい。」 「コンプレックスをいたぶるんだ」 久子がかなり卑屈な声色で言う。 「そうです『へぇ、気は強いのにここは控えめじゃないか』とかいって。で、ヒロインが屈辱に顔をそむけると、 また笑う」 「…」 「胸が出てきたところでいよいよ落としが始まります。ゆっくりと胸の肌触りや柔らかさを楽しみながら、肌に舌を 這わせて味わいます。」 久子が、胸をガードするように肩をすぼめる。 「このときねっとりとしつこく愛撫するのですが、乳首は避けます」 「じらすんでしょ」
- 435 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/05(月) 04:13:42.29 ID:JZNxb0tm]
- 「そんなところです。ヒロインは必死で耐えますが、吐く息に少し甘い音が混じり始めるで、ここで一言『感じて
きたようだな』」 「ありきたりじゃない?」 「いいんです。そんなありきたりな責めには負けないつもりのヒロインが、落ちていくのがいいんです。で、 ヒロインが『そんな』と否定の言葉をつぶやくと同時に乳首を吸ってやる。たまらず声を出すヒロイン」 「思う壺ね」 「そうです。声をもらす屈辱を強くするために、あえてあらかじめ性感を否定させるんです。あとは同じパターンの 繰り返しですが、一度声を漏らしてしまうと、ヒロインも我慢が難しい。乳首からわき腹まで縦横に身体を探られて 性感帯を見つけられてはいちいち男に性感帯を見つけたと宣言される。ヒロインが否定できないほど声を漏らし始めたら、 今度はいよいよ最後の布切れです。」 「パンティって言わないの?」
- 436 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/05(月) 04:15:14.28 ID:JZNxb0tm]
- 「婉曲な表現のほうが好まれますね。『もう、たっぷり濡れてんじゃないのか』と声をかけます。当然濡れているのは
わかっていますが、これもヒロインに否定させるためです。『じゃぁ、確かめてやるよ』と余裕で耳元にささやいて 彼女の女の部分に手を伸ばす。じっとりと下着が濡れているのを指摘して笑う男。悔しさに声をあげるヒロイン」 「…」 「下着を脱がすときにも現れた茂みをねっとりと描写してやります。お嬢様育ちのヒロインなら褒め称え、気の強い ヒロインならからかうのも同じです。で、いよいよヒロインの大事な部分に触れるわけです。」 「一直線ねもうすぐゴール」 「ここで触れ方はいくつか有ります。下半身を広げてじっくりとその部分を見ることもできれば、添い寝して女性の 部分に手を伸ばし、耳元で甘い言葉をささやきながらもてあそぶ。あるいはいきなり吸い付いてもいいでしょう。 なんにしてもヒロインはやはり声を漏らさないように耐えて身をくねらせるだけです」 「ちょっとくどすぎない?」
- 437 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/05(月) 04:34:24.84 ID:Cphs+fAZ]
- 「ちょっとくどすぎない?」
「そんなことないです。ここがあっさりしていたんじゃエロ本じゃなくて単なるセクシー小説ですよ。とにかく、 必死で我慢しているのに男の舌に追い立てられて、ヒロインはエクスタシーに向かって昇り詰めていきます。 でも、男は許さない。寸止めでじらす。ヒロインが危うく気をやってしまいそうな自分だったことを認識したところで 再びなぶる。これの繰り返しです。その間、ヒロインをからかってやるのを忘れてはいけません」 久子は黙ってワインを舐めている。 「で、ヒロインが性感の高原を苦しみさまよい始めたところで、ようやく挿入ですが、大事なことがあります」 「今度は何?」 「ヒロインは、性的な経験を積んだおとなの女性のほうがいいんです」 「あら、制服の生徒会長なんかでもいいんじゃない?」 「確かにこれまで純潔を守ってきた清楚な生徒会長が、男にいたぶられて性感を味あわせられる、というシチュエー ションもありです。が、その場合長編が前提になります」 「ん。イケないから?」
- 438 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/05(月) 04:35:57.61 ID:Cphs+fAZ]
- 「そうです。処女の場合愛撫で行くことができても、セックスそのものではいけませんから。いったと書いても
かまいませんが、少々突拍子もないストーリーになります。ですから。ヒロインの経験が浅いなら、そのヒロインを 凌辱によってゆっくり女として花開かせる長編のほうがいい。」 「そりゃかわいそうだわ」 「短編なら、成熟したヒロインに限ります。で、いよいよ挿入ですが、ここまでで十分高まっていますから、 挿入されただけでヒロインは身をよじらせて苦しむ。男のほうはヒロインの耳元で、彼女のモノの具合がどうか ささやいてやるわけです。ヒロインが恥辱に顔を赤らめたところでピストン運動がはじまる」 「…」 「どうでもいい話ですが、この場合よく使われる『抽送』は間違いで『抽迭』が正しいそうです。が、誤用で あっても広まってしまっていますので、大御所のポルノ小説家も抽送を使っています。フランス書院の編集者は 全員辞書登録しているそうです」 「へーへーへー」
- 439 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/05(月) 04:37:34.00 ID:Cphs+fAZ]
- 「とうとう、夫や恋人にしか許したことのない秘所を蹂躙されて、ヒロインは悔し涙を流すのですが、一方で男が
送り込んでくる快感は、悔し涙どころでは有りません。やがて泣き声とよがり声が入り混じった声をあげなら、ヒロ インはとうとう絶頂を迎えてしまいます」 「ふー、長かったね。わがヒロインには同情するよ」 久子の口調はわざとらしいよそよそしさを感じさせた。二人っきりで聞かされる色話に当てられているのだろう。 「まだ、終わりませんよ」 「え」 「射精していません」 「…」 「膣内で射精するか否かという問題は、エロ小説ではきわどい問題なんですが、凌辱小説では問答無用に射精します。 とうぜん、これから射精するぞと言われてヒロインは声を上げてあがきますが、男に押さえつけられて絶頂を迎えながら にくい男の精液で子宮を汚されてしまいます。凌辱小説は短編でもここまでやらないと竜頭蛇尾です」 「ちょっとお手洗い借りるね」 話が切れたところで、雰囲気を断ち切るように久子が立ち上がった。水を流す音を聞きながら、さすがにやりすぎたかと 反省する一郎。
- 440 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/05(月) 04:40:55.98 ID:Cphs+fAZ]
- 「おまたせ」
「って、久子先輩!」 「何テレてんのよう」 一郎の隣に腰をおろした久子は一郎の腕に腕を絡めて身体をあずけてきた。どうやら、一方的に押されていたのが よほど腹に据えかねたらしい。 「ちょっと、何してんですか」 「えー?だってぇ、エッチな話聞かされて変な気持ちになってきたんだもん。久子だって甘えたくなることあるも〜ん」 明らかに作っている。 「そんなことして、僕だって若い男ですよ。」 「久子も若い女よぉ?」 「何をしても文句はなしですよ」 「だーめ、えっちなことしないで」 「しないでって…」 「久子はエッチなお話を聞きたいだけなの」 くすくす笑いながら一郎の二の腕に人差し指を這わせている。 「ね、続けて」 「いや、ちょっと…」 間を置いて急に一郎が真顔になると、久子に体重をあずけてくる。とっさに久子の左手のひらが一郎の顔の前に差し出された。 まったのサイン。 「いけませんわ。田中様。大きな声をだします!」 妙に作った姫様調の声に、一郎が憮然とした顔で力を抜く。 「わかりました。何でしたっけ」 久子が耳元でささやく。 「ヒロインは悪漢田中に貞操を奪われた上、あろうことか悦楽の極みの声をあげさせられた後、膣奥を田中の 精液で汚されるの」 にらみつけると、悪戯っぽい上目遣いで笑っている。
- 441 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/05(月) 04:44:03.82 ID:1RPhbMg+]
- せっせこせっせこ毎日荒らしてw
- 442 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/05(月) 04:44:56.29 ID:Cphs+fAZ]
- 「えーと、そうでした。短編だとこんな感じですね」
「長編だと、これが続くのね」 「続きますが、やはりヒロインがゆっくりと落ちていきます。恋人や夫どころか自分すら知らなかった性感帯をさがし あてられ、さらには女としてあらためて開発されてしまいます。」 「バージンの子だと、一から教え込まれるのね」 「そうです。それこそ穢れない真っ白なシーツのような少女が、強姦者の手で女として磨かれてしまいます。」 「で、悦びの声を上げる女になる」 「其処がまたポイントです。あくまで心は男に開かないんです。が、肉体としてのヒロインは悦びの声をあげてしまいます。 それが読者に黒々とした喜びを与える」 「読者っていうか、田中君よね。ううん悪い人。」 久子が腕を軽くつねる。 「悪漢田中としてはこのくらいですね」 「この先を書く人も居るの?」 「人体改造を書く人も居ますよ」 「…何?」 「千草忠夫は何不自由なく育った令嬢が人身売買にかけられ、処女を散らされた挙句セックスをたたきこまれ、 最後には卵巣を焼かれる話を書いています」 「あ、えと…」 「要するに性奴隷として落ちるところまで落ちたということです。酒がまずくなりますのでやめましょう」 「うん」
- 443 名前:ここで一言『感じて きたようだな』 mailto:sage [2012/11/05(月) 04:47:26.78 ID:JZNxb0tm]
- 「毎度ー、田中君、ワイン買ってきたわよ」
そう声をかけながら、吉田久子はワンルームマンションの扉を開けて入ってきた。 「こんちわー、お待ちしてました」 「お待ちしてた割に顔ひとつあげないのね」
- 444 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/05(月) 04:56:14.88 ID:Bx4YsSGc]
- 予定通り連載を続けます(笑)
言っとくが俺はホモでは無い。 クリスマス。 彼女の居ない俺は一人暮らしのダチの家に遊びに行った。 ダチにも彼女は居ない。 奴は不思議な雰囲気の男だった。
- 445 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/05(月) 04:57:10.63 ID:Bx4YsSGc]
- ダチは優しくて頼れる奴だった。
面倒見が良く、その上押し付けがましくなくて人当たりが良い。 俺よりはがたいが良かった。 長いまつげが印象的だ。 ダチからは何故か良い匂いがする。 男のくせに男臭いのとは違う、そう、不思議な香りだ。 奴の部屋に遊びに行って、奴が扉の隙間から顔を覗かせた時も同じ、 鼻腔に漂ういつもの香り。 奴は歯−白くて良い歯並びの−を見せながらにかっと笑う。 俺を部屋の中に誘う。 俺はこの屈託の無い笑顔が好きだ。
- 446 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/05(月) 04:58:07.40 ID:Bx4YsSGc]
- 部屋に上がると暗闇の中、奴の背中が見える。
奴の背中は広くて大きい。 俺が手に下げたコンビニのビニール袋のさらさらという音を立てると それに気付いて、俺の手から貰うダチ。 中には缶ビールやらチューハイやら、酒の類が入っている。 冷たい缶の回りには水滴が滴っている、それが廊下に落ちる。 手渡しした瞬間に手が触れてしまったが、奴は気が付かなかった様だ。 俺は靴を脱いで中に、入る。 こんな事があった。 バイト先で俺がミスってしまった時に、 ダチは真っ先に店長に頭を下げてくれた。 お陰で俺はまだそのバイト先に居続ける事が出来る。 あの時の必死な横顔と声は、今でも脳裏に焼き付いて離れる事が無い。 部屋の中の様子は整然としていた。 シルバーの家具で統一されていて、ベッドとパソコン、 それからキッチンと風呂場とトイレ。 奴は俺をコタツに案内すると、先に飲んでるよう指示する。 CDラックにはJ-ROCKのCDがきちんと収まっていた。 こういうのが好きなのか…。
- 447 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/05(月) 04:58:34.41 ID:1RPhbMg+]
- 自分に関係ない普通のレスあると多めにコピペして荒らすよなこいつ
- 448 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/05(月) 04:58:56.89 ID:Bx4YsSGc]
- キッチンを見やると奴は何やらリンゴを剥いていた。
器用に、手際よくリンゴがカットされていく。 鮮やかな手つきだ。 普段からこんな風にキッチンに立っているのだろうか。 白くて細長い手が真っ赤なリンゴと包丁の柄を包んでいる。 伏せられた目から長いまつげが伸びている。 奴はシャツのボタンを数個開けていて、腕まくりをしていた。 白い首筋が覗く。 普段から何かと面倒を見てくれるダチだった。 世話を焼くのが好きなのだろう。 だらしの無い俺は奴が居なければきっと 一人では何も出来ない。 バイト先でのミスの時もそうだった。 ミスの後も何かとフォローしてくれた。 励ましや慰めや叱咤激励、色々な感情が入り混じった言葉を聞かせてくれた。 その時だった。 俺が奴の香りに気が付いたのは。 奴は俺より少し背が高く、髪の毛は黒だ。 丹精な顔立ちで、目は切れ長のいわゆる男前である。 鼻筋が通っていて、俺は特に奴の首筋が綺麗だと思っている。 顎から喉仏のラインがざっくりしているようで流麗だ。 それが俺を励ます時に肩を抱かれた際、目の前にあった。
- 449 名前:こんばんは、サクラフブキです mailto:sage [2012/11/05(月) 04:59:36.53 ID:Bx4YsSGc]
- 鼻を擽るような、くすぐったいような、甘いような酸っぱいような、
そんな匂いが俺の方へ香っていた。 同じか似た様な香りを嗅いだ時に、俺はいつもその時の事を脳裏に 思い浮かべてしまうようになってしまった。 何時でもその時の映像が鮮烈に目の前に浮かんでしまう。 そして俺は何故か−本当に何故か−勃起してしまうのだ。 俺は勃起しないように留意しながらも奴のことを考えた。 俺には恋人が居ないが、奴にも居なかった。 考えてみれば、奴と己のセクシャリティについて深く語り合った事など無かった。 奴がそういう話題を避けるのが上手いのだろうか。 そんな気がする。 俺はノーマルだ。 普通に女が好きだし、女の裸を見れば当然立った。 奴は男前なのにどうして女の気配がしないのだろう。 どんな妄想をし、どんなオナニーをして、そしてどんなセックスをするのだろう。 俺は辺りに目を配った。
- 450 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/05(月) 05:00:11.58 ID:1RPhbMg+]
- あとどんくらいやんの?
- 451 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/11/05(月) 05:03:46.16 ID:1RPhbMg+]
- 連投規制にひっかかったか
|
|